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ノロウイルス食中毒注意報 全県に発令
県衛生部は3日、ノロウイルス食中毒注意報を全県に発令した。
食中毒を防ぐため、手洗いなどを心がけるよう呼びかけている。
県では、食中毒を防ぐ対策として▽石けんで手をよく洗う▽料理は十分に火を通す▽ノロウイルス食中毒になった患者の嘔吐物などを処理する時は、汚染が広がらないよう使い捨ての手袋を使い塩素消毒する竏窒ネどの方法を挙げている。 -
伊那中央病院での出産費用引き上げの見通し
伊那中央病院での出産時にかかる費用が、来年1月1日から引き上げられる見通しとなった。
伊那中央病院では、一回の分娩にかかる費用は、分娩料、入院費など含め平均で約34万円だったが、改定後は約41万5千円となる。
改定の主な理由は▽来年1月1日から産科医療補償制度が実施され1回の分娩につき3万円の掛け金が加算されること▽これまで一回の分娩につき約4万円出ていた赤字を解消すること▽県内の他の病院との均衡を図ること竏窒ニしている。
料金改定の内訳は▽分娩料12万円が14万円に、双子の場合は18万円が21万円に▽新生児管理保育料が日額4千円から8千円に▽妊婦検診料金3500円が6千円竏窒ニなっている。
分娩料を引き上げる条例改正案は12月24日の伊那中央行政組合議会に提案され、可決されれば、来年1月1日から実施されることになっている。 -
「障害者週間」
障害者福祉施設の手作り品販売3日から9日までの障害者週間に合わせ、伊那合同庁舎のロビーでは、障害者福祉施設の手作り品が販売されている。
庁舎2階のロビーには昼休みに合わせ共同作業所などのブースが設けられた。
この販売会は、共同作業所や授産施設の製品を多くの人に知ってもらい、障害者の社会参加を支援しようと、今年初めて上伊那地方事務所が開いた。
各ブースには、手作りのカレンダーや箸入れ、クッキーなどが並べられた。
また、今年初めて上伊那にある障害者施設が共同で年賀状の制作を行っていて、その注文も受け付けていた。年賀状は施設利用者がデザインしたもので、印刷代が一部50。12月24日まで各施設で販売する。
施設利用者の一カ月の工賃は、県の平均で1万500円。各施設では工賃アップのために新商品の開発などを行っているが、販路の拡大が大きな課題となっているという。
上伊那地方事務所では、「どのような物を作っているのか知ってもらい、多くの人に買ってもらうことで、障害者の自立につなげていきたい」と話していた。
この販売会は土日を除き9日まで開かれている。 -
「人権週間」で街頭啓発
4日から10日までの「人権週間」を前に1日、南箕輪村で街頭啓発が行われた。
この日は、南箕輪村のスーパーで、人権擁護委員など3人が人権差別のない社会づくりを呼びかけるチラシを買い物客に配った。
12月10日は国際連合が定めた「世界人権デー」。
4日から始まる人権週間では、高齢者や子供、障害者、HIV感染者などへの偏見や差別をなくし人権意識を高めようと、啓発活動が毎年行われている。
また、市町村ごとに相談窓口が設けられることになっていて、関係者は「多くの人に人権について考えてもらい、もし問題をかかえているなら、一人で悩まず相談に来て欲しい」と話していた。
街頭啓発は10日まで、上伊那の市町村ごとに実施されることになっている。 -
野沢菜収穫
南箕輪村大泉の畑で29日、野沢菜の収穫体験が行われた。
この収穫体験は、大泉営農組合が毎年開いている。
野沢菜は無農薬で栽培していて、今年は天候に恵まれ大きく育ち、出来はいいという。
体験に訪れた人たちは、次々と野沢菜を引き抜いて、株を切り落としていた。
1束およそ5キロずつの販売で、2束から3束収穫していく人が目立った。
訪れたある女性は、「とてもいいお菜でうれしい」と話していた。 -
イワナ発眼卵埋設放流
天竜川漁業協同組合は2日、伊那市の小沢川など天竜川の支流にイワナの発眼卵を埋設放流した。
イワナの卵は直径およそ4ミリ。天竜川漁協では、毎年11月の下旬にアマゴ、12月の初めにイワナの卵を川底に埋める埋設放流をしている。
これは渓流魚の増殖を目的に行われていて、今年は辰野町から中川までの天竜川の支流にイワナの卵15万粒が放された。
このうち、伊那市と南箕輪村の第3区支部では5人のメンバーが藤沢川や小沢川などの13ヶ所に2万4千粒を放した。
埋設放流は、川の流れがゆるやかな所に穴を掘って周りを石で囲み、その中に石を散らばせ、その影に卵を入れて砂利をかぶせる。
メンバー達は、湧水の場所を選び穴を掘って作業にあたっていた。
天竜川水系のイワナは河川工事や釣り人の増加などにより年々数も減ってきているという。
天竜川漁協共同組合によると、この日放流した卵は30日から40日くらいで孵化し、成魚になるには3、4年はかかるという。 -
新ごみ施設に対し美篶地区が要望書提出
伊那市富県に建設候補地が決まった新しいごみ中間処理施設について、富県と隣り合っている美篶地区の区長会が2日、市に要望書を提出した。
美篶地区の区長や地元市議会議員など13人が市役所を訪れ、美篶地区区長会の春日純雄会長が、小坂樫男市長に要望書を手渡した。
要望では、美篶地区住民の不安の声に配慮して欲しい竏窒ニしていて▽美篶を環境影響調査の対象区域とし、住民に分かりやすく早期に説明すること▽住民が先進的なごみ処理施設の視察ができるような措置をとること竏窒フ2点を求めている。
小坂市長は、「環境影響調査は地域を限定していない。先進的施設についても、実際に見てもらえる機会を作りたい」と話した。
伊那市によると、環境影響調査は、実際に調査を行う専門家が方法などを決定後に、調査距離を決めるため、現時点ではどの範囲までが調査対象になるのか分からないという。
先進地の視察については、上伊那広域連合の事業として予算計上されており、希望する団体があれば視察の補助を受けることができるという。 -
かんてんぱぱ小学生の絵画コンクール審査
9日に審査結果発表ふるさとの自然をテーマにした、小学生の絵画コンクールの審査が2日、伊那市のかんてんぱぱホールで行われた。
この絵画コンクールは、伊那市の伊那食品工業株式会社が毎年行っているもので、今年は去年より263点多い958点が市内の小学校から集まった。
テーマは「美しいふるさとの自然」で、伊那食品工業の塚越寛会長や伊那市の北原明教育長など4人が審査した。
審査は、自然をよく見て素直な感動を描いているか竏窒|イントに行われた。
審査員は、「のびのび描けていておもしろい。作品を見るのがとても楽しい」と話していた。
審査結果は9日に発表され、来年1月に表彰式と応募の全作品の展示が行われる。 -
技能検定合格者に賞状伝達
南箕輪村の伊那技術専門校で2日、国家資格の技能検定の合格者に賞状が伝達された。
伊那技術専門校では、今年度技能検定に17人が合格した。
この日は、遠藤昌之校長から合格者に賞状が伝達された。
検定では普通旋盤作業・電気系保全作業3級など5種目で長野県の上位を伊那技専の学生が占めた。
伊那技専は企業のニーズに応えるため国家試験の技能検定をカリキュラムに取り入れている。
2年生のメカトロニクス科では普通旋盤作業、数値制業旋盤作業、電気系保全作業の3種目の受験を必修としている。
また、それ以外の検定の希望者にも放課後や土・日曜日に特別授業を行っている。
遠藤校長は、「若年の技術者が必要となる時代。資格を取る事が地域の企業の評価につながる」と話していた。
また伊那技術専門学校では、12月21日に求職者を対象とした見学会を開く予定。 -
恩徳寺で銀杏踏み
南箕輪村の恩徳寺で30日、落ちたイチョウの実から銀杏を取り出す作業が行われた。地元住民などが集まり、作業をした。
恩徳寺では毎年、境内にある樹齢およそ380年の大イチョウから実が落ちるこの時期に作業を行っていて、足で踏むこのやり方は、昔から行われている方法だという。
銀杏の実は独特の臭いがするため、参加した人たちは「臭いがなかったらいいのにね」「でも、この中にうんと美味しい銀杏が入っているんだよね」と話しながら、作業に励んでいた。
取り出した銀杏は来年2月の節分の豆めきで大豆と一緒にまく予定という。 -
世界エイズデー街頭啓発
エイズに対する関心と理解を高めてもらおうと30日、伊那市で街頭啓発活動が行われた。
伊那保健所職員3人が伊那市の大型店前で、啓発用のポケットティッシュを配った。
12月1日は「世界エイズデー」で、エイズ予防の啓発やエイズに対する偏見、差別のない社会づくりを進めるため、世界的に取り組みが行われている。
県によると、昭和59年からの累計で、県内のHIV感染者の届出数は248人となっている。そのうち日本人は98人。
また、エイズ患者の累計は155人で、うち日本人の数は100人となっている。 -
ごみ処理施設学習会
「ごみ焼却施設学習会」が30日、伊那市の富県ふるさと館で開かれ、環境アセスメントについて学んだ。
学習会は、新しいごみ処理施設の建設を前に、上伊那広域連合と伊那市が開いているもので、今回で3回目になる。
この日は、施設の建設が周辺の環境にどのような影響があるかを調べる「環境アセスメント」について学ぶため、東京農工大学の教授で全国の環境アセスメントに携わっている亀山章さんを講師に迎えた。
亀山さんは、環境アセスメントのほとんどが事業を行う事業者が実施していることに触れ「事業主体者が行っているからこそ、周りの信頼を得て行われなければならない」と話した。
また、アセスの結果、周辺に影響があるとされた場合「それを軽減する対策を考えることが重要」とし、「今は軽減対策がきちんと行われるようになってきた。どうしても影響がある場合、事業を変更することもありうる」と説明した。
学習会に参加した住民からは「環境アセスに住民が参加することができるのか」などの質問が出されていた。 -
冬の風物詩「ザザムシ漁」解禁
伊那谷の冬の風物詩ザザムシ漁が、1日から解禁となった。
駒ヶ根市の天竜川では、近くに住む菅沼重真さんがザザムシ漁をしていた。
菅沼さんは、ザザムシ取りを始めて25年。シーズンが終わる来年2月28日まで、週に2回漁に出る。
菅沼さんは「これから寒さが増すにつれ、ザザムシの身もしまり、味も良くなる」と話していた。
菅沼さんの家では、ぬるま湯を使い、砂やゴミをしっかり取り、酒や醤油、砂糖で味付けし、近所や親戚に配るという。
伊那市内の天竜川では、平成18年の豪雨災害やそれに伴う護岸工事が行われているため、ザザムシ漁が出来ない。
天竜川漁業協同組合によると、漁の許可を取る人も平成6年の78人をピークに、今年は19人と約4分の1まで落ち込んでいるという。
漁協では、「漁をする人が少なくなっていることや高齢化が進んでいることなどから、後継者不足が心配」と話していた。 -
木下ふれあいそば祭り
打ちたてのそばを味わうことができる、ふれあいそば祭りが29日、箕輪町の木下公民館で開かれた。会場は打ちたてのそばを味わおうと多くの人たちでにぎわった。
そば祭りは、地区住民の有志でつくる木下ふれあいそばの会が毎年開いているもので、今年で9回目になる。
会では、そば作りを通して交流を深めようと休耕田を使ってそば作りをしていて、今回は収穫したそば、およそ100キロを使った。
訪れた人たちは、「打ちたてなのでとてもおいしい」とそばの味を楽しんでいた。
ふれあいそばの会の加藤正秀会長は、「日本の伝統食を通じて、にぎやかに交流することができて良かった」と話していた。 -
伊那少年少女天文クラブが太陽の観察
伊那少年少女天文クラブが29日、太陽の観察を楽しんだ。
天文クラブは小学4年生から中学3年生までの22人が参加している。
この日は今年度最後の観察・学習会が伊那市のますみヶ丘公民館で開かれた。
指導しているのは、伊那天文ボランティアサークルすばる星の会。代表の野口輝雄さんが、「太陽は絶対に直接目で見てはいけない」と注意点を話したあと、望遠鏡を使って紙に太陽を映した。
続いて、望遠鏡にレンズとカメラを取り付け、太陽を撮影する方法を紹介した。
子どもたちは、デジタルカメラのモニターに映った太陽を興味深く見ていた。 -
元伊那消防組合消防本部の消防長山岸昭さん叙勲受章祝賀会
伊那消防組合消防本部の消防長を務めた伊那市の山岸昭さんが、危険業務従事者叙勲で瑞宝双光章を受章した。
29日、山岸さんの受章を祝おうと伊那市のプリエキャスレードで祝賀会が開かれた。
危険業務従事者叙勲は、警察官や消防士など危険性の高い業務に従事した人に贈られる。
山岸さんは現在78歳。昭和35(1960)年に当時の伊那市消防本部に入り、その後、伊那消防署長や伊那消防組合の消防長を務めた。
平成元年に退職するまでの28年間、地域防災のために働き、自主防災会の組織づくりにも尽力した。
祝賀会は、伊那消防署OB会などが中心となって計画した。
発起人代表の林平一郎さんは、「地域防災のために力を尽くし、伊那消防組合の礎を築かれた」と、山岸さんを紹介した。
山岸さんは、「我が人生の最良の日となりました。この章に恥じないような生き方をしてまいります」とあいさつした。 -
園児が年末恒例のもちつき
年末恒例のもちつきが、一足早く南箕輪村の中部保育園で27日、行われた。
日頃から交流をしている地域のお年寄りに教わりながら、園児およそ100人がもちつきをした。
もち米8キロほどを使い、およそ200人分のもちをついた。
子ども達はお年寄りと一緒に杵を持つと、かけ声に合わせて力いっぱい杵を振り下ろしていた。
つきあがったもちは、ゴマやきなこ、あんこをまぶして味わっていた。
あるお年寄りは、「もちつきも機械でする時代なので、昔ながらのつき方を子ども達と一緒に体験できて良かった」と話していた。 -
鳥インフルエンザ対応演習
鳥インフルエンザが発生した場合の対応方法を学ぶ研修会が28日、伊那市で開かれた。
研修には、県や市町村関係者、農業関係団体などから70人ほどが参加した。
これは、鳥インフルエンザが発生しやすい時期を前に、発生時の対応方法を知ってもらおうと、伊那家畜保健衛生所などが毎年開いている講座の一環で、実技を行うのは今年が初めて。
この日は、伊那家畜保健衛生所の職員から指導を受けながら、実際に防護服を着用して、消毒方法などを学んだ。
ウイルスを封じるため、消毒は始めに建物の外側から行い、液体の消毒と、消石灰の2つを使用する。
職員は、「地面だけでなく、壁も消毒すること。消石灰を撒いたあとは、竹ぼうきなどでまんべんなく広げること」と指導していた。
関係者は、「1羽でも感染すると、その建物内の鳥は全て処分することになる。大人数で行うことになる作業がスムーズにできるよう実習を進めていきたい」と話していた。
家畜保健所では、「飼われている鶏が感染している疑いがある場合は、すぐに連絡してほしい」と呼びかけている。 -
木工家たちの作品展「ウッド クラフト ジョイント イン 伊那」
県内外の木工家たちの作品展「ウッド クラフト ジョイント イン 伊那」が28日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。
作品展はもともと、伊那技術専門校で木工を学んだ卒業生が始めたもので、今回で5回目。
回を重ねる中で、伊那技術専門校の卒業生以外も参加するようになり、今年は県内外の17人がおよそ200点の作品を出展している。
テーブルセットや時計、食器など作品はさまざまだが、どの作品も作家が一つ一つ手作りしたもの。
また、天然の木から切り出した一枚板を使用した作品が多いのも特徴。
主催者は「職人が作った細かい手仕事を見て、木目の違いなどを楽しんでほしい」と話していた。
作品展は30日(日)まで。 -
伊那市カレンダー発売
伊那市は、市内の風景写真を載せた来年用のカレンダーを発売した。
カレンダーは市のPRに役立てようと、初めて作った。
ハガキサイズで、各月ごとの四季折々の写真と、その月の主な行事が掲載されている。
写真は、伊那市が撮りためたもので、鳩吹公園やしんわの丘ローズガーデン、小沢の芝桜などがある。
初版は50部で、みはらしの湯やさくらホテルなど市内6カ所の施設で、1部500円で販売している。
伊那市では、「市民はもちろん、伊那市を訪れた人にも活用してもらいたい。好評であれば増刷していきたい」と話している。 -
五平餅とそばを楽しむ会
伊那市富県南福地で23日、五平餅とそばを楽しむ会が開かれた。
南福地公民館には地区住民が集まり、五平餅などを味わった。
五平餅は地元の米、みそを使って皆で作った。
地元で作った炭を使い、香ばしそうに焼けていた。
子供達は、仲良く並んで五平餅をほおばっていた。
この会は、地元の社会福祉協議会が主催して6年前から毎年開いている。
今年は、地区の高齢者クラブたかずや会がそば打ちを指導し、打ち立てのそばも楽しんだという。
子供達は、「自分達でつくった五平餅もそばもおいしかった」と話していた。 -
伊那部宿文化祭売上の一部を寄付
伊那市西町の伊那部常会は26日、文化祭で行ったバザーの売上金の一部を伊那市に寄付した。
伊那部の総代を務める原壮内さんと、伊那部宿を考える会会長で文化祭実行委員会副会長の田中三郎さんが伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長にバザーの売上の一部2万円を手渡した。
文化祭は今月9日、伊那部集会所を会場に行われ、地域の住民が日用品や野菜を持ち寄りバザーをした。
伊那部では、売上の一部を伊那市に使ってもらおうと毎年寄付を行っていて、今年で18年目になる。
原さんは、「伊那市の福祉のために有効に使って頂きたい」と話していた。 -
クリスマスケーキづくり楽しむ
クリスマスのデコレーションケーキを作るスイーツ講座が27日、伊那市の女性プラザで開かれた。
スイーツ講座は毎年恒例で、この日は20人がケーキ作りを楽しんだ。
指導したのは、伊那市山寺のフランセ板屋の福澤豊さんら3人。
一人一つずつ用意されたココアの丸いスポンジにチョコレートクリームで飾り付けをした。
泡立てて、チョコレートを混ぜたクリームをスポンジに塗り、イチゴを並べ、さらにクリームを塗る。
福澤さんが、鮮やかな手付きでクリームを塗る手本を見せると、参加者は感心していた。
仕上げはクリームを絞り出したり、イチゴやサンタクロースなどで飾る。
参加者は、それぞれ工夫してケーキを仕上げていた。
ある参加者は、「クリームのきれいな塗り方がわかってよかった」と喜んでいた。 -
さくらの里が高遠小に感謝状
伊那市高遠町の特別養護老人ホームさくらの里は27日、7月に寄贈された車イスのお礼にと、高遠小学校に感謝状を贈った。
高遠小学校の保健委員会のメンバーが、さくらの里を訪れ、伊藤順一所長から感謝状を受け取った。
高遠小学校は、児童会の呼びかけで保健委員会が中心となってアルミ缶などを集め、7月に車イス2台を贈った。
車イスは大変役に立っているということで、今回、感謝状が贈られることになった。
伊藤所長は、「よい贈り物をありがとう。大切に使っています。お年よりも喜ぶので、また遊びにきてください」と話していた。
子どもたちは歌を披露して、お年寄りと交流していた。
歌を披露したあとは、子ども達が車イスを押して、部屋までお年寄りを送っていた。 -
アマランサス調理講習会
保育園の給食に活用してもらおうとアマランサス調理講習会が27日、伊那市のいなっせで開かれた。
伊那地域アマランサス研究会が開いたもので、市内の保育園の栄養士や調理師が参加し、アマランサス入りの野菜コロッケとカップケーキを作った。
研究会は今年、食育に役立ててもらおうと市内の保育園にアマランサスの苗をプレゼントした。
今回は、調理方法を覚えて保育園で味わう機会を作ってほしいと、講習会を計画した。
講師を務めたのは、大阪府の常磐会短期大学准教授の川西正子さん。
川西さんは、「子どもたちが自分で育てたものを食べられることがとてもいい」と話し、子どもたちが好きで食べやすいメニューを紹介した。
コロッケは、加熱したアマランサスをジャガイモなどの具と一緒に混ぜ、衣にもパン粉にポップしたものを加えている。
カップケーキは、ポップと葉を生地の中に入れた。
調理師たちはレシピを見ながら手際よく調理し、できたてを試食すると、「アマランサスのつぶつぶが残って触感がおもしろい」「しっかり主張があっておいしい」と好評だった。 -
伊那緑ヶ丘幼稚園で文化祭
伊那市山寺区の伊那緑ヶ丘幼稚園の文化祭が23日、開かれた。
文化祭は52回を数える伝統行事で、園内はPTAの出店などでにぎわっていた。
文化祭では、毎年テーマを決めて展示を行っていて、今年は「世界ふしぎ発見」をテーマに作品展が開かれた。
年長児は、海の中をイメージして作品を作った。
引っ張ると動くクラゲや、中を通り抜けられる秘密の通路などがあり、展示物で遊べる仕組みになっていた。
年中児は、恐竜をテーマに作品を作った。
大きな恐竜のはりぼてもあり、子ども達が背中に乗って楽しんでいた。
運動会が終わった10月から制作を始めたということで、園児らの力作が並んでいた。 -
木曽屋の「絵島八割蕎麦」が農林水産省総合食料局長賞
信州そば品評会信州そばの品評会で、伊那市高遠町の木曽屋の「絵島八割蕎麦」が農林水産省総合食料局長賞を受賞した。 26日、品評会の表彰式が長野市で行われた。
この品評会は、信州そばの品質向上を目的に毎年行われている。
木曽屋の「絵島八割蕎麦」は、そば粉配合率70%以上の乾そばの部で、出品40点の中から選ばれた。
今回の農林水産省総合食料局長賞は2年連続の受賞。
熊谷和寛社長は、「生産者、製粉業者、加工業者の3者の連携がうまくできた。さらにいいものを作っていきたい」と話していた。 -
ミツロウで来年の干支「牛」の置物
伊那市で養蜂園を営む小松実治さんは、ミツロウを使って来年の干支、牛の置物を作っている。
小松さんの作業所にはいろいろな形をした来年の干支「牛」の置物が並んでいる。
干支の置物作りは今年で14年目。今年は5種類の牛の置物を制作している。
ミツロウの置物はミツバチの巣を溶かして作る。溶かしたものにクレヨンを入れ、色を付けたあとシリコンで出来た型に流し込む。そして2時間半から3時間で完成する。
小松さんは養蜂園で使う蜂の巣箱の組み立てを伊那市の障害者社会就労支援センター「ゆめわーく」などに依頼している。
この置物はそのお礼にと、この時期に施設の利用者にプレゼントしていて、今年は350個ほどを作る予定。
ミツロウの置物作りは、来月10日頃まで行なわれるという。 -
新山ミズバショウ群生地とトンボの楽園整備
伊那市新山の山野草等保護育成会は23日、地区のザゼンソウ群生地とトンボの楽園の整備をした。
新山には、ミズバショウやザゼンソウの群生地がある。
今回、伊那市の地域づくり活動支援金から17万円の補助を受け、群生地までの道120メートルと、橋を整備した。
23日は、山野草等保護育成会のメンバーが、木を削り、橋を渡す作業をした。
これにより、小川の向こう岸のザゼンソウも観察できるようになる。
また、ハッチョウトンボなど貴重なトンボが数多く生息しているトンボの楽園の整備もした。
ハッチョウトンボは、30センチほどの背丈の短い植物を好むということだが、楽園ではアシなど長い植物が繁殖し始めていて、会では年2回、草刈作業を行っている。
また、去年に引き続き今年もモミジを植樹した。
今回は、30本のモミジを植え、春に植えたオオヤマザクラ、秋には紅葉と、シーズンを通して楽しめるようにする計画。
保護育成会会長の中山智さんは、「ハッチョウトンボが生息する環境、ザゼンソウの自生する環境を、次の世代につなげることが原点。その上で、市民が憩える場所にしていきたい」と話していた。 -
田畑区民祭 チェーンソーアートも
南箕輪村田畑の区民祭が23日、公民館で行われ、宮下秀志さんがチェーンソーアートのデモンストレーションをした。
区民祭では、豚の丸焼きがふるまわれたほか、さまざまなブースが設けられ多くの人で賑わった。
今年は初めて、区民の宮下秀志さんが、チェーンソーアートを披露した。
宮下さんは、器用にチェーンソーを操り、丸太からふくろうを削りだしていた。
宮下さんは、耳が聞こえない。3年前にチェーンソーアートの競技を目の当たりにし、その迫力に圧倒され、2年前、自身もその競技の道に入っていった。
各地で開催される大会に参加していて、全国的にも活躍している。
「チェーンソーアートに出会って、人生が変わった」という宮下さん。「このアートは、スポーツの芸術だ」と話す。
宮下さんが作品を彫り上げると会場から拍手が起きていた。
デモンストレーションは2回行われ、作品は田畑公民館に寄贈された。