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東春近南部保育園の園児 味噌造りを学ぶ
伊那市東春近南部保育園の園児は5日、味噌造りについて学んだ。
園児らが訪れたのは、東春近の味噌工場・伊那華のみそ娘加工施設。ここでは、地元で採れた大豆・米を使って無添加で安心安全なみそを製造している。
東春近南部保育園の給食でも、ここで製造されたみそを使っていることから今回、工場を見学することになり、加工組合のメンバーから大豆を蒸す機械やすりつぶす方法などの説明を受けた。
加工組合では年間14トン造っていて、工場に1年間寝かせてある。
園児は、豆粒代のみそを手のひらに乗せてもらい少しだけ味見した。
篠田千栄子園長は「昔はどこの家庭でもみそを手作りしていたが、今の子供達は、どのように造られるか知らない。給食で食べるみそがどのように造られているかを知る、よい機会になった」と話していた。 -
熊谷木工所(伊那市)の熊谷次勇さん 「信州の名工」に
卓越した技能を持ち、県内産業の発展に功績があった人を表彰する「信州の名工」に、伊那市荒井区の熊谷次勇さんが選ばれた。
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井月の句心を書で描いた作品展
漂泊の俳人、井上井月の句を書で描いた作品の展示が、伊那市の伊那図書館で行われている。
井月の句心を書で描く研究会が開いたもので、会場には会員の作品26点が並んでいる。
会では、ただ文字を書くだけではなく、句に込められた井月の思いを表現できるようにとさまざまな技法を使って書を描いている。
会場には井月の直筆の句も飾られていて、中には井月の全句集にも載っていない句もあるという。
展示会は6日まで。 -
もみじ湖周辺 紅葉見ごろ
箕輪町の箕輪ダム、通称もみじ湖周辺では、モミジが赤く色づき、紅葉の見頃を迎えている。
もみじの名所として知られる箕輪ダム周辺には、モミジおよそ1万本が植樹されていて、毎年11月の初め頃に見頃となる。
箕輪町役場によると、例年よりも1週間ほど早く見頃を迎えているという。
箕輪ダム周辺には、県内外から多くの観光客が訪れ、写真を撮るなど、もみじ狩りを楽しんでいた。
箕輪町役場では、「気温の変化にもよるが、見頃は15日頃までになりそうだ」という。
また、もみじ湖近くには地元農産物の直売所が設置されていて、見頃に合わせて15日頃まで出店している。 -
みすず寮へ車いすとひざ掛けを遺贈
伊那市の美篶小学校の児童は、交流を続けている養護老人ホームみすず寮に、車いす1台とひざ掛けを寄贈した。
車イスを寄贈したのは、美篶小学校の5年1組の児童。4日、みすず寮で寄贈式が行われ、プレゼントを渡した。
5年1組では4年生のときから、みすず寮と交流をしていて今回で7回目。
交流する中で、おじいさん、おばあさん達に何かプレゼントを贈りたいと子供達から声があがり、バザーなどでお金を集めた。
皆で相談して、車イスとひざ掛けを送ることにした。
児童を代表して白鳥菜美さんは、「これから寒くなるのでひざ掛けで体をあたためて風邪を引かないで下さい」と挨拶した。
ひざ掛けは、みすず寮を利用している高齢者52人全員分が用意された。
子供達は、自分のプレゼントする相手を探し出して、ひざ掛けを渡していた。
それぞれのひざ掛けには、子ども達が糸で名前を縫い付けた。
プレゼントを受け取って、西山せつ子さんは、「贈り物ありがとう。大切に使います」と感謝していた。
プレゼントを受け取っておじいさん、おばあさん達もうれしそうな表情を見せていた。 -
内モンゴルフフホト市民族歌舞団が市長を訪問
中国・内モンゴル自治区・フフホト市の民族歌舞団のメンバー15人が4日、小坂樫男伊那市長を表敬訪問した。
民族歌舞団は、内モンゴル最大の都市、フフホト市を拠点に活動しているグループで、元メンバーが東京都に住んでいることから、日本での公演も行っている。
小坂市長から伊那市の印象について聞かれた団員らは、「普段見られない紅葉を見ることができて感動した」と話していた。
歌舞団を代表してユー・ポシン副団長は、「昨日の公演で、モンゴルの歌や踊りが日本の人たちに好きになってもらえたと思う。芸術・文化を通じて、伊那市と交流をしていきたい」とあいさつした。 -
第三分教所を偲ぶ集い
昭和25年まで伊那市横山にあった伊那尋常小学校の第三分教所を偲ぶ集いが2日、伊那市長谷の仙流荘で開かれた。
会場には第三分教所の卒業生およそ60人が集まり当時の思い出を振り返った。
分教所は伊那小学校の前身、伊那尋常小学校の出張所として存在し、第三地区は伊那市の横山、内の萱、台坊の天狗地区の人たちが通っていた。
この日、母親が第三分教所で教諭を務めていたという縁で、小坂樫男市長も招かれ、参加者たちが久々の再会を喜んだ。
偲ぶ集い実行委員会の小林比寅実行委員長は、「みんな歳をとってしまったが、多くの人が集まってくれて感激した」と話していた。 -
細ケ谷グランドに桜植樹
伊那市西春近の細ケ谷総合グランドで2日、地区住民らが参加し桜の植樹作業が行われた。
保育園児からお年寄りまで約200人が参加し、コヒガン桜やシダレ桜の苗40本を植樹した。
桜は、グランド西側の傾斜地に間伐材を利用した柵が作られ、その中に植えられた。
園児らは桜の苗が来ると、スッコップを使い、土をかぶせ、一生懸命かけた土を叩いていた。
桜の植樹は、西春近の地区役員や各種団体で組織する西春近自治協議会が、かつて保育園や小学校の運動会をしていたこの場所を中心に、情報発信や交流の場にしようと行なわれた。
今回の植樹は、伊那市が進める「日本一さくらの里づくり事業」の一環として行われ、活動の資金には、伊那市地域作り支援金から50万円の助成を受け、苗木の購入費用などに充てられた。 -
伊那市功労者表彰式
平成20年度の伊那市の功労者表彰式が3日、伊那市役所で行われ、12人・4団体が表彰された。
文化の日の3日は、各市町村では功労者表彰式が行われ、功績のあった人たちが表彰された。
伊那市では、自治、教育文化、産業振興など7分野で、12人と4団体に表彰状が贈られた。
小坂樫男市長は、「みなさんがこれまで尽力されてきたことは、市民の手本になるもの。これからも良い街づくりのためにご指導ください」と労をねぎらった。
受賞者を代表して、池上幸雄さんは、「自分ひとりの力では受賞できるものではない。これまで協力してくださった多くの方々に感謝したい」とあいさつした。 -
シルバー人材センター要望
伊那広域シルバー人材センターは4日、南箕輪村の唐木一直村長に要望書を提出した。
三澤満男理事長ら3人が南箕輪村役場を訪れた。
要望活動は毎年、伊那市から辰野町までの4市町村の予算編成前に行っている。
今回は、市町村からの補助金の継続、新しい企画提案型シルバー事業などへの協力を要望した。
企画提案型シルバー事業は、市町村とシルバー人材センターが新たに連携できる事業を提案し合意した場合に、厚生労働省から補助金が出る事業。
要望に対し唐木村長は、村の平成21年から23年までの実施計画の策定が始まるため、「連携できる事業を示して話し合いたい」と答えた。 -
地域交流広場でフリマ
旧箕輪消防署の跡地に整備された地域交流広場で2日、農産物や衣類などを販売するフリーマーケットが開かれた。
この催しは、町の図書館や郷土博物館、公民館などが中心となり行なっている生涯学習フェスティバル「まなびピア」の一環として開かれた。
フリーマーケットは昨年まで、役場の駐車場一部を利用して開いていたが、今年は先月完成した地域交流広場に会場を移した。
広場には、住民グループや箕輪中部小学校の児童などでつくる8団体が店を出していた。
このうち、農業女性ネットワーク「野良っ娘の会」のテントでは、地元で取れたリンゴや梨、大根などを販売していた。
また箕輪中部小からは、3クラスが参加し、クラスごとに店を出していた。
児童の店には、給食室から出る廃油を利用して作った石鹸や、栽培したトウモロコシ、落花生が並んでいた。
町では、今後コンサートなどを開き、世代を超えた交流や憩いの場となるよう、この広場を有効活用していきたい竏窒ニしている。 -
伊那愛石会が水石展
石の愛好家でつくる伊那愛石会による水石展が2日から、伊那市の坂下公会堂で始まる。
今年で48年目という歴史ある展示会で、会員が天竜川水系の川で集めた水石56点が並んでいる。
会員は箕輪町から駒ヶ根市までの20人。
今年のテーマは山を思わせる「山形石」と紋様が石の表面に表れている「紋様石」で、趣のある石が集まった。
会では、「何千年、何万年かけて川が削った、自然によって造られた石が魅力。創造力を膨らませて見てほしい」と話している。
審査会で伊那ケーブルテレビジョン賞には、伊那市東春近の鈴木明子さんの山形石が選ばれた。
水石展は3日まで。 -
書道家らが第13回書晋展開催
伊那市の書道家らによる第13回書晋展が10月31日から、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれている。
書晋展は、伊那市に住む上伊那書道協会の委員らが毎年行っている。
今年は書道家13人がおよそ80点の作品を展示した。
会場には、かなや漢字、近代詩文などがあり、作風が違う、さまざまな作品が楽しめる。
訪れた人たちは「なんて書いてあるのかね」などと話しながら、有名な詩人の俳句をテーマとした作品や、ユニークな形をした書をじっくりと鑑賞していた。
作品展は11月3日まで。 -
犬の人形プレゼント
地域のお年寄りから園児へ伊那市の竜南保育園と交流しているお年寄りが31日、園児たちに手づくりの犬の人形をプレゼントした。
手づくりの人形をプレゼントしたのは、保育園の近くに住む浦野孝子さんと小林博子さん。
犬の人形は、ジュースの空き容器に毛糸やフェルトを飾ったもので、未満児から年長までの全園児88人分を作った。
2人は、今年から園児と一緒にジャガイモやサツマイモなどの野菜作りをした。その交流がとても楽しく、子どもたちにお礼をしようと人形をプレゼントした。
子どもたちは嬉しそうに、1人ずつ人形を受け取っていた。
2人は、「子どもたちの顔をみるだけで満足なのに、こんなに喜んでくれて嬉しい。畑作業にも、出来る限り参加したい」と話していた。 -
高遠城址公園 秋まつり
伊那市高遠町の高遠城址公園では1日、秋まつりが始まり、園内は多くの人でにぎわった。
1はオープンングセレモニーが行われ、テープカットで秋まつりの開幕を祝った。
高遠城址公園の秋まつりは、桜だけでなく紅葉の美しさも楽しんでもらおうと、秋まつり実行委員会が毎年開いているもので、今年で7回目になる。
まだ紅葉の見頃には少し早い高遠城址公園だが、イベントを楽しもうと多くの人が訪れていた。
地元を中心に県内外からクラフト作家が出店するクラフトハーツでは、およそ40店が出店し、手作り作品を持寄り店頭に並べていた。
また、公園北側の入口近くにある高遠閣では、新そばまつりとして1杯600円でそばがふるまわれ、訪れた人たちが打ちたてのそばの味を楽しんでいた。
秋まつり実行委員会の伊東義人会長は、「訪れた人たちが、商店街に足を運び、伊那市全体が活性化するようなイベントになっていってほしい」と話していた。
高遠城址公園の秋まつりは、16日まで開かれていて、15、16日には県内外のそばの味を楽しむことができるイベントも開かれる。
なお、伊那市観光協会によると、紅葉の見ごろは来週の9日頃になりそうだという。 -
小学生防犯写生大会審査
10月4日の小学生防犯写生大会で描かれた作品の審査会が31日、市役所であった。
作品点数は36点で、警察や消防、小学校の図画工作担当教諭ら4人が審査した。
審査の結果、伊那東小学校1年の山田都子さんの作品が低学年の部で最優秀に選ばれた。
高学年の部では、伊那東小学校5年の井口槙君の作品が最優秀賞に選ばれた。
これら入賞作品は、11月から12月にかけて市内の大型店や市役所で展示される。 -
地域がん診療連携拠点病院
県が伊那中央病院を国に推薦県は、がん診療連携の中核となる「地域がん診療連携拠点病院」として伊那中央病院を国に推薦した。
県内では現在、佐久総合病院や諏訪赤十字病院など6つの病院が国の指定を受けている。
指定されると地域住民は質の高いがん医療が受けられるほか病院は、国からの補助が受けられる。
県は、9月に医療関係者で組織する検討委員会を開き、今月現地調査をして推薦する病院を決定した。
今後は、厚生労働省が検討会で審査をし、2月に指定するかどうかを決定する。
今年4月1日現在、地域がん診療連携拠点病院に指定されているのは、全国で304ある。
伊那中央病院を運営する組合の組合長を務める小坂樫男伊那市長は、「現在でも設備、人員も整っていて経験も豊富だが、指定されれば病院のさらなる充実につながり、一方で責任も重くなる」と話している。 -
箕輪写友会が写真展開催
箕輪写友会による写真展が31日、町文化センターで始まった。
会場には会員15人の作品30点が並んでいる。
箕輪写友会は、町内にある写真店に集まる人たちで結成されていて、今年で6年になる。
会員は40代から70代後半で、定期的に作品を持ち寄って構図などを勉強しあっているという。
作品展も勉強の一環で、お互いに刺激しあい、年々レベルも上がってきている。
作品は風景を写したものがほとんどで、今回展示されたものは、県内を中心に遠くは高知県や秋田県で撮影したものもある。
会員の1人は、「いい写真が撮れたときの嬉しさは病みつきになる。失敗することもありますが、いいものを求めて写真を撮り続けています」と話していた。
写真展は11月9日まで。 -
グアテマラ訪問団報告会
国際協力機構「JICAグァテマラ訪問団」の報告会が30日夜、伊那市のいなっせで行われた。
グァテマラは発展途上国の一つで、JICAが生活改善のための支援活動を行なっている。
昨年11月、JICAの事業の一環として、グァテマラから12人の研修生が伊那市を訪れ、生活改善の手段として直売所経営や女性の地位向上に向けた取り組みなどを学んだ。
その後の様子を確認するため、今年8月に受け入れに関わった伊那市内の訪問団が現地を訪れ、この日はその4人が現地の様子などを報告した。
報告者の一人で直売所を経営する小林史麿さんは「現地では広大な農地を原始的な道具で耕していた。まるで日本の江戸時代のようで驚いた」と話し、作業の改善の必要性を訴えた。
また、去年の研修でアマランサスの栽培方法を研修生に教えた信州大学農学部の根本和洋助教は、「研修生の中には、早速地元に帰り、アマランサスの栽培を始めた人もいる。アマランサスは栄養価が高い作物。アマランサスを通して現地住民の栄養改善を進めたい」と話した。
根本助教によると、もともとアマランサスは重要な作物としてグァテマラで栽培されていたが、スペインの植民地化政策によってほとんど栽培されなくなったという。
そのほかにも、伊那市の美篶小学校の児童とグァテマラの子どもとの間で、アマランサスを通じて交流が始まっていることなども報告された。 -
保科正之公像など建立
江戸時代の高遠藩主・保科正之の像と生母・お静の地蔵を建立しようと30日、伊那市観光協会が実行委員会を立ち上げた。
高遠町総合福祉センター「やますそ」で開かれた実行委員会で、建立が決まった。
事務局の説明によると、地元に像を造り保科正之を顕彰するため、立像の建立などを計画したという。
計画では、保科正之の像は高遠で過ごしたころの青年像。また、お静の地蔵は、正之の大願成就を祈願した東京都目黒区にある成就院の「お静地蔵」と呼ばれている地蔵3体のレプリカ。
費用が300万円必要になるため、実行委員会では伊那市を中心に寄付を募っていくことも決めた。
建立する場所は高遠町歴史博物館の庭園内で、来年3月までに完成する予定という。 -
台湾の高校生がそば打ち体験
修学旅行で長野県を訪れている台湾の高校生が30日、伊那市みはらしファームの名人亭でそば打ち体験をした。
そば打ちをしたのは、台湾南部の嘉義市にある私立の職業高校、東呉高職高級中学の2、3年生33人。
28日から5泊6日の日程で奈良、長野、東京などを訪れる計画で、30日、伊那市に到着した。
名人亭では、伊那市そば打ち名人の会の小林史麿会長たちが指導した。
生徒たちは、麺棒で生地を四角い形に薄く伸ばし、慎重に麺を切っていた。
生徒の一人は、「台湾の麺は太いのでそばと違う。切るところが難しかった」と話していた。
海外からの修学旅行は、長野県と長野県観光協会が誘致している。長野県観光協会によると、今回のそば打ち体験は、長野県らしい体験をしたいという学校側の要望にこたえて実現したという。 -
園児と高校生がサツマイモ掘り
伊那市の西春近北保育園の年長児は30日、近くの伊那西高校の1年生と園の畑でサツマイモの収穫をした。
保育園と高校の交流は、学校が近いことから世代を超えた交流をしてもらおうと行っている。
サツマイモは6月に園児たちが植えたもので、掘り出した中には園児の顔の大きさほどのものもあった。
子どもと一緒に作業をした高校生は、「イモが取れた時に、素直に喜んでいる表情を見て自分も嬉しくなった」と話していた。
今回収穫したイモは、来月行われる焼きイモ大会や給食などで味わうことにしている。 -
年賀はがき発売
年賀はがきが30日から発売になった。伊那郵便局では、さっそく年賀はがきを買い求める人の姿が見られた。
郵便局によると、今日1日で千枚ほど販売したという。
中には、予約などですでに売り切れの種類も出ていた。
今年、伊那郵便局は48万2千通の年賀状を配った。年賀状の数は年々減少傾向にあるということだが、来年用は50万通の配達を目標にしている。
また、パソコンの普及で販売される7割ほどがインクジェットプリンター用だという。
郵便局では、年賀はがきの予約を受け付けていて、必要があれば無料で配達するサービスも行っている。
なお、年賀状の受け付けは12月15日から始まる。 -
きたっせで菊の展示会
伊那市山寺のきたっせで、地元住民が育てた菊の展示会が開かれている。
菊を展示しているのは、山寺の「高尾町菊づくりの会」のメンバー。会場には、今年会員が丹精込めて育てた40点が並んでいる。
菊づくりの会は3年前に3人で発足し、今年は20人まで増えた。
花の出来は、日のあたり具合、水や肥料の加減によって左右するというが、今年はボリュームのある見事な菊に成長した。
会代表の白鳥松子さんは「高尾町を菊の花でいっぱいにし、協力して育てていくことで地域のつながりも広げて行きたい」と話していた。
高尾町菊づくりの会による菊の展示会は、伊那市山寺のきたっせで11月1日まで開かれている。 -
上伊那教育会が少年の塔慰霊祭
戦争中、満蒙開拓義勇軍として満州で命を落とした若者の霊を慰める「少年の塔慰霊祭」が27日、伊那市の伊那公園で行われた。
慰霊祭は、上伊那教育会が毎年行っているもので、今年は役員など26人が集まった。
北原和俊会長は「多くの若者が義勇軍として満州へ渡り、若き命を散らせた。私たちはこの負の遺産を風化させることなく、永久に語り継ぎたい」と話した。
また、実際に満蒙開拓青少年義勇軍として満州に渡った伊那市の北原和夫さんは「終戦後は強制労働を強いられた。生活は飢えと病気との闘いで、本当に今思い起こしても言葉に詰まる」と当時を振り返った。
上伊那教育会の保存資料によると、昭和12年から昭和19年までに送り出された上伊那出身の青少年義勇軍は507人。終戦後、強制労働に就き、伝染病などで命を落とした若者は89人に及んでいるという。
戦争が進むに連れ、14歳から19歳までの青少年団員も満州へと送り出されるようになった。
参列者は少年の塔に花を手向け、平和への願いを強くしていた。 -
大清水川ふれあい水辺会議
護岸工事や広場整備の基本計画を了承伊那市西箕輪を流れる大清水川の整備について考える会議が29日、伊那市西箕輪支所で開かれ、護岸工事に加え広場などをつくる基本計画が了承された。
会議には地元区長や伊那養護学校の代表などが集まり、県が示した整備計画について協議した。
大清水川は、普段水は流れていないが平成16年の台風で土砂が崩れたことから、河川整備が課題となっていた。
計画ではおよそ970立方メートルの土砂に対応できるよう川幅を広げるほか、流木を止める壁を造る。
またおよそ200メートルにわたり石のブロックを積み上げる護岸工事もする。
県では工事を進めるにあたり、近くに伊那養護学校や身体障害者療護施設大萱の里があることから、利用者に川に親しんでもらおうと広場や遊歩道も造ることにしている。
広場は今ある樹木をそのまま生かしたつくりにするほか、遊歩道は車イスでも安心して通れるように整備するという。
会議出席者からは「向こう岸に渡れるように橋を作ってほしい」という要望や「コンクリートが見えるものではなく景観に配慮してもらいたい」という声が上がっていた。
この整備基本計画は会議で了承され県では今後、広場全体の詳細な設計に入るほか用地交渉を進めていく。 -
公共物の落書き消し作業
地元の塗装業者が29日、箕輪町の地下道や高架橋下で、ボランティアの落書き消し作業をした。
作業したは地元の塗装業者でつくる上伊那塗装広告事業協同組合の11人。
組合では毎年11月16日の「いい色塗装の日」にちなんで上伊那各地の公共物に書かれた落書き消し作業を行っている。
今年は箕輪町で落書きがあった2カ所で作業した。
参加者はまず、壁の色を確かめながら塗料の色を調整し、それを丁寧に塗り重ね、元通りの美しい壁に仕上げていた。
落書き消し作業は今年で6年目になるが、これまでに作業した場所では、新しく落書きが書かれたことはないという。
櫻井高文理事長は「地域のために、毎年取り組んでいる。塗装に少しでも関心を持ってもらいたい」と話していた。 -
長野県戦没者遺族大会
長野県戦没者遺族大会が29日、伊那市の県伊那文化会館で行われた。今年で56回目となる大会には、県内各地からおよそ千人の遺族が集まった。
意見発表では、サイパン島で父親が戦死した上伊那郡遺族会の牛山敞司会長が「戦争は人の殺し合いで、共存、共生の手段ではない。遺族の方々には、家族の戦跡を訪ね、遺骨の収集に積極的に参加してほしい」と訴えた。
また今年の大会では▽総理大臣などが靖国神社に参拝することを定着させること▽靖国神社に変わる新しい戦没者追悼施設の建設を阻止すること▽遺骨収集を拡充していくこと竏窒ネどを決議した。
遺族会の運営などに尽力してきた人の表彰も行われ、表彰された一人、駒ヶ根市の北村四郎さんは「戦争を知らない世代が増えてきているが、私達遺族があの戦争の悲惨さを伝えていかなければならない」と話した。
30日は追悼式が行われる。 -
大芝高原味工房の建設進む
南箕輪村が大芝高原に建設している新しい大芝高原味工房の工事が、計画のおよそ半分まで進んでいる。
28日、南箕輪村議会議員が既存の味工房に隣接する建設現場を視察した。
新しい施設にはパン、おやき、アイスクリームなどの工房や売店、軽食喫茶、足湯などを設ける計画になっている。
施設は木造平屋建て、建築面積はおよそ500平方メートル。総事業費はおよそ1億7千万円。
議員は説明を受けながら、工房やトイレなどの場所を確認していた。
施設は南箕輪村開発公社が管理運営し、軽食喫茶コーナーは民間委託する計画。
工事は来年2月末に完了し、3月中旬にオープンを予定している。 -
もみじ湖夢まつりにぎわう
箕輪町で26日、もみじ湖夢まつりが行われた。
もみじ湖夢まつりは、農業を通じて地域の活性化を図ろうと活動している「もみじ湖夢くらぶ」が毎年行っている。
祭りのメーンは、酪農用のワラをたばねた300キロのロールを転がし順位を競う「ロール転がし大会」。今年は町内を中心に12チームが参加した。
コースは25メートルの往復となっていて、途中、折り返してきたチームとぶつかり、立ち往生してしまう場面もあった。
大会の結果、箕輪東小学校のPTAでつくる「長岡abcクラブ」が優勝した。