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駒ケ根JCが中学生を対象とした青年海外協力隊入隊体験を開催
駒ケ根青年会議所(田中靖隆理事長)が地元の中学生などを対象として開催している「第19回青年海外協力隊体験入隊」が10、11日、駒ケ根市の青年海外協力隊訓練所などであった。駒ケ根市近隣の中学に通う生徒たちのほか、駒ケ根市の友好都市である静岡県磐田市の磐田第一中学校の生徒約50人が参加。異国の文化を体験しながら、同世代の仲間との交流を深めた。
取り組みは日本と異なる異国の文化の中で仲間とともに過ごしてもらうことを通して、中学生たちに世界の魅力を感じてもらったり、主体的に行動する力や協調性を身に付けてもらうことなどを目的として毎年開催している。
今年は“共生”をキーワードに、一般参加者も加わってカリキュラムを計画。中学生たちは11班に分かれ、一人ひとりが実際に任地に赴くことを想定し、それぞれ異なる国の言語を学び、料理づくりを体験した。一泊二日という短い時間ではあったが、異国への関心を深め、ともに学んだ友人らと友情を深めていた。 -
本町会と仲町有志らが市長と語る会
駒ケ根市の商店街・本町店舗でつくる本町会(水田秀明会長)の呼びかけを受け12日夜、「市長と語る会」が上穂の「いわたや」であった。同会のメンバーと、仲町商業協同組合の有志ら約20人が集まる中、杉本幸治市長ほか市の関係者が出席。中心市街地の活性化について、具体的な対策を模索した=写真。
今回の会合では、中心市街地最大の課題となっている空き店舗、空家対策について話題が集中。
商店や郵便局、銀行など、各種機能が集まっている利便性を生かし、お年寄りの住めるまちづくりをしてはどうかなどといった意見も出たが「当面の課題を現実的に考えると、やはり空家を埋めるということが最低限必要」とし、行政側からも何らかのアプローチができないか求める声があった。
これに対し杉本市長は「若い人は何かやりたいと考えている人が多いが、なかなか(店舗を)貸してくれないという話を聞いた。市の方で店舗を借り上げてそれを安く貸し出す『チャレンジショップ』をやってくれないかという話もある。もし、そういう取り組みができるなら、企画してみるのも良いと考えている」とし、若者などをターゲットとした店舗貸し出しへの取り組みに意欲を見せた。
そのほかにも、伊南バイパス沿いの大型店の出店計画や中心商店街を会場に開かれる夏祭り「KOMA夏!」の時の道路規制について意見を交わした。 -
駒ケ根JCが中学生を対象とした青年海外協力隊入隊体験を開催
駒ケ根青年会議所(田中靖隆理事長)が地元の中学生などを対象として開催している「第19回青年海外協力隊体験入隊」が10、11日、駒ケ根市の青年海外協力隊訓練所などであった。駒ケ根市近隣の中学に通う生徒たちのほか、駒ケ根市の友好都市である静岡県磐田市の磐田第一中学校の生徒約50人が参加。異国の文化を体験しながら、同世代の仲間との交流を深めた。
取り組みは日本と異なる異国の文化の中で仲間とともに過ごしてもらうことを通して、中学生たちに世界の魅力を感じてもらったり、主体的に行動する力や協調性を身に付けてもらうことなどを目的として毎年開催している。
今年は“共生”をキーワードに、一般参加者も加わってカリキュラムを計画。中学生たちは11班に分かれ、一人ひとりが実際に任地に赴くことを想定し、それぞれ異なる国の言語を学び、料理づくりを体験した。一泊二日という短い時間ではあったが、異国への関心を深め、ともに学んだ友人らと友情を深めていた。 -
津島神社祇園祭に向け、関係者が本格的な準備を開始
7月に開く宮田村津島神社の祇園祭に向け11日、氏子総代(榎本義男総代会長)と祭典委員会の役員らが神社境内の宝物庫に保管してある祭りに使う道具などの点検をした。作業には約20人が参加。今後関係者たちは、祭りまでの約2カ月半は、関係者らは慌しく準備に追われる。
江戸時代中期から続く津島神社の祇園祭は、名物である「あばれみこし」を中心として、活気にあふれ、訪れる人たちを楽しませている。
この日は、祭りで使うかつぎ棒や市松などの道具を一つひとつ点検=写真。
「市松はあまり破れていないから楽そうだ」などと話しながら、着々と確認作業に取り組んだ。
1年祭典委員長の小池光俊さんは「三百何十年の歴史を守ってやっていきたい」と話していた。 -
日本福祉大副学長あいさつ
昨年11月、健康科学部(愛知県半田市)新設を祝って伊那市がタカトオコヒガンザクラの幼木(5年生)1本を贈った日本福祉大の加藤幸雄副学長、篠田道夫常任理事ら3人が12日、伊那市役所を訪れ、サクラ寄贈の礼を述べた=写真。加藤副学長は「今年早速咲いてくれてうれしい。これから毎年見られると思うと楽しみ」と話した。伊東義人高遠町地域自治区長は「花は最初は白いが、だんだんと色が濃くなっていくはずだ」と笑顔で話した。
サクラは伊那市上牧出身の篠田理事が、学部新設の記念にいただけないか竏窒ニ市に申し入れ、好意により贈られた。植樹されたサクラは4月、同学部の開設を祝うようにかれんな薄ピンクの花を開いてキャンパスを飾ったという。 -
初のバラ祭り開催へ
伊那市高遠町の「高遠しんわの丘ローズガーデン」で6月14日縲・月21日、バラ祭りが初めて開かれる。桜の名所に次ぐ「高遠第3の花の園」を市内外にPRし、花のまちづくりを推進する。市、市振興公社、しんわの丘ローズガーデン友の会などでつくる実行委員会主催。
ローズガーデンは昨年6月にグランドオープン。中央アルプスを望む花の丘公園西側の敷地面積8千平方メートルに、一輪の大輪咲き、中輪咲き、つるバラなど126種、約2600本がある。多品種のため、5月下旬から10月下旬まで長期間楽しむことができる。
祭り期間中は、バラなんでも相談(6月14、22日)バラの苗木販売(土・日曜日)、フォトコンテストなどを企画。五平もちやバラにちなんだ製品などをそろえた売店も出る。
入園無料。
高遠さくらホテルでは期間中、バラ風呂(露天ぶろのみ)とする。
市高遠町総合支所産業振興課は「県内で屈指のローズガーデン。市内外に広く周知し、通年観光、産業振興に結びつけたい」と話している。
市は、バラ祭りのイベント内容やバラの品種を紹介したチラシ1万枚を用意。市内公共施設のほか、東京都や名古屋市にある県観光情報センターなどに配った。 -
「県消防広域化推進計画」
県は16日、国の消防の広域化を推進し、消防体制の整備、確立を図るため「県消防広域化推進計画」を策定。同計画の柱として、上伊那などを含む中南信エリアと東北信エリアの県内2つの消防本部体制を推進する。また、自主的な市町村消防の広域化を推進するため「県消防広域化推進本部」(本部長・板倉副知事)を設置した。
県危機管理局によると、国は06年6月に消防組織法の一部を改正し、同年7月に市町村消防の広域化に関する基本指針を定めた。これらに基づき県は、市町村、消防関係者、県民からの意見を集めるとともに、「県消防広域化推進検討委員会」での検討を踏まえ、消防広域化が必要と判断し、同計画を策定した。
今後は、関係市町村の協議により、広域消防運営計画を作成し、12年度までに、この計画に基づく市町村消防の広域化が実現できるよう、県として、必要な援助を行っていくこととしている。 -
ナンジャモンジャ、残雪と競って白く
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中川村の大草城址公園で、ナンジャモンジャが残雪の中央アルプスと競うように白い花を咲かせている。現在5分咲き、週末には満開になり、こんもりと真っ白な雪をかぶった姿になりそう。
同公園が造成された94年に村民が寄贈した。樹高6メートル余、幹の直径約30センチ。
【ナンジャモンジャ】ニレ科、ヒトツバタゴ。近種のトネリコ属が復葉であるの対し、単葉のため「ヒトツバ」トネリコの方言が「タゴ」。ナンジャモンジャとは正体がわからないものの意味。アメリカでは「雪の花」と呼ばれている。 -
ポーセラーツ体験会
食器などの磁器に上絵付けをする「ポーセラーツ」の体験会が10日、伊那市生涯学習センターであった。市内でトールペイント・ポーセラーツサロン「プリムローズ」を主宰する大洞かずよさんが開いた体験会で、上伊那在住の女性6人が世界に一つしかないマグカップ作りを楽しんだ。
ポーセラーツはポーセリン(磁器)とアート(芸術)を合わせた造語で、食器などの白磁にシール感覚で使える転写紙や上絵の具、金彩などを使い、自由に絵付けを楽しめるアート。焼成後はオリジナルの食器として使用できる。
今回は犬やクマなど3種類の絵柄の転写紙を参加者が思い思いに白磁のマグカップにはって絵付けをした。焼成は時間がかかるため大洞さんがアトリエで仕上げる。
転写紙は水にぬらしてから使うが、きれいな仕上がりのためしっかり水抜きをしてはるなどのアドバイスを受け、カップの周囲だけでなく底や内側にもはるなど工夫。参加者のほとんどが初体験で、「一つだけしかない自分だけのものができる。そこがいいと思う」「同じ図案でもはり方で個性が出る」と楽しんでいた。 -
この4月からエコーシティー・駒ヶ岳放送課の一員に
駒ケ根市経塚
大矢真央(まなか)さん(18)地元がすごく好きで、この地域の良さをもっとここに住んでいる人たちに伝えたかったんです竏秩B
この4月、念願だった報道の世界へ飛び込んだ。現在伊南4市町村のコミュニティー情報を伝える「エコーシティー・駒ヶ岳」の一員として、毎日地域を飛び歩いている。
入社までにはちょっとしたエピソードがある。
高校3年生の時、職場体験でエコーシティーを訪れ「ここで働きたい」と確信を持った。その後、採用について会社側に問い合わせたところ、その回答は「今年は採用がないんです」だった。しかし、彼女は諦めなかった。
採る採らないはいいので、とりあえず試験だけは受けさせてください竏秩B
その熱意を伝え、見ごと採用となった。
「その時は本当に緊張しました。でも、高校時代に入っていたソフトボール部のコーチが『元気な気持ちと勇気をもって頑張れ』って言ってたことを思い出して。思い切ることができました」と振り返る。
◇ ◇
報道の世界に興味を抱いたのは小学1年生の時。
「ニュースを伝える人だって、悲しいことや辛いことがあると思う。でも、テレビで見るアナウンサーは、毎朝変わらない笑顔で『おはようごさいます』って伝えていた。その姿が印象的だった」
その姿が、いつしか自分の将来の夢となった。
また、18年間を過ごしてきたこの地域も好きだった。
「高校生の時、ソフトボール部の遠征で別の地域に行って帰ってきた時、山を見るとほっとしました。道を歩いていても普通に話し掛けてくれたり、困っていたら助けてくれる。人が温かいんです」と語る。
◇ ◇ -
伊那まつり踊り認定会
伊那市の夏を彩る大イベント「第36回伊那まつり」(8月2、3日)に向け、伊那まつり踊り振興会(藤沢秀敬会長)は10、11日、伊那市オリジナルの「ドラゴン踊り」と「伊那粋(いなせ)踊り」を市民に指導するインストラクターとデモンストレーターの初の技能認定会を伊那市役所で開いた。それぞれの踊りごとに5縲・0人が参加し、腕の振り上げ方や足のステップなどの動きの正確さを確認した。参加者のほとんどはすでに資格を認定されている経験者とあって、細かい振り付けに気をつけながら、激しい動きを軽々とこなしていた=写真。
振興会が認定しているインストラクターは「ドラゴン踊り」11人、「伊那粋踊り」22人。デモンストレーターは「ドラゴン踊り」3人。6月から祭り本番の8月まで、インストラクターらは一般向けの公開指導会のほか、学校や企業、公民館などに出掛け、踊りの指導をしていく。講習会の延べ回数は100回にも上る予定。 -
飯島区が御嶽山神社の例祭を開催
山岳信仰の神をまつる飯島町の「御嶽山神社」の例祭が11日、飯島成人大学センターあった。同神社を管理する飯島区(竹俣栄二郎区長)の役員ほか、来賓や一般参拝者など約40人が参加。地域住民の健康を願うとともに、今年の4月に同山から傘山(からかさやま)までの登山道が無事開通したことを受けて登山者の安全を願った=写真。
町を一望できる御嶽山の山頂にある御嶽山神社。毎年例祭は神社のある山頂で行っているが、この日はあいにくの悪天候となったため、急きょ会場を移した。
神事は御嶽山神社から迎えたご神体の前で執り行われ、参加者は住民の健康などを願い、玉串をささげげた=写真。竹俣区長は「今はヤマツツジも満開。南アルプスを見ていただきながら例祭をしたかったが残念」と話していた。
傘山までの登山道の開削は昨年8月ころから「山を楽しむ会」(田島好美会長)の有志と区民らが進めてきたもので、今年4月、約3キロの登山道が完成した。今後、5月から6月にかけて案内板などを設置し、登山道としての利用を呼びかけていく。
また、飯島区では例祭に先立ち、御嶽山山頂にそこから見える山々を示したパノラマ版を新設している。 -
西町区さわやかウォーキング
区民の親ぼくを深めようと伊那市の西町区(河野義直区長)は11日、第5回さわやかウォーキングを開いた。区民約160人が参加。時折小雨の降る肌寒い天候の中、県伊那文化会館東のカルチャーパークから、ますみが丘のマレットゴルフ場までの往復約7・5キロの道のりを、周辺の風景を楽しみながらのんびりと歩いた。
午前8時半、かっぱを着たり傘をさしたりして集まった参加者は「寒いなあ」と口々に言いながら、区の旗を先頭に列をつくって出発。口数も少なく、震えながら歩き出したが、しばらくすると体も温まり、明るい笑顔も見られた。途中からは雨も上がり、元気に歩きながら区民同士のコミュニケーションを楽しんだ。 -
中川村でキャンパーズヴィレッジ自然学校地域子ども教室「夢の力プロジェクト2008」の説明会
中川村を拠点に子どもの自然体験事業などを展開しているNPO法人「自然体験活動推進協議会」(鈴木道郎代表)は11日、キャンパーズヴィレッジ学校「地域子ども教室竏猪イの力プロジェクト2008」の説明会を中川村文化センターで開いた。中川村を中心に近隣市町村の児童ら約30人が参加。自転車の長距離ツーリングや秘密基地作りなど、これまでに展開してきた取り組みの説明を受けながら、自然の中で遊ぶ楽しさを感じた=写真。
子どもたちに夢を実現する達成感を感じてもらったり、自然や土を愛する気持ちを持ってもらう中で、子どもたちの生きる力などを育んでいこう竏窒ニ始まった活動は今年で5年目。村内にあるキャンプ場「キャンパーズヴィレッジ」周辺での活動を中心に活動を展開している。
説明会では、中川村から自転車で駒ケ根市まで長距離ツーリングした時の様子や、木で秘密基地を作った時の様子をスライドで紹介。子どもたちは、普段の遊びの中で体験したことのない取り組みに関心を示し、スライドに見入っていた。
鈴木代表は「初代の子たちが昨年卒業したため、今年はがらりと雰囲気が変わると思う。どんなガキ大将が出てくるか楽しみ」と話していた。
募集対象は原則中川村および近隣市町村の小学1年生から中学3年生。隊員を募集しているのはキャンプ場周辺でさまざまな野外遊びを展開する「きちきちバンバン山族隊」、サイクリングでさまざまな場所へ出かける「ちゃりんこゴーゴー隊」(今年の申し込みは終了しているため、来春分の申し込み)、学校の放課後にさまざなな遊びを楽しむ「放課後遊び隊」竏秩B
入会金(新規入会時のみ)500円。参加費は1隊のみの場合7千円、2隊の場合1万円、3隊すべての場合1万2千円(すべて年間1括払い)。また、保険料として年間500円が必要のほか、その他実費のかかる活動の費用は別途となる。
申し込みは6月30日まで。申し込み用紙は文化センターや学校などに配置する予定。
また、活動を支援してくれるボランティアサポーターは随時募集している。
申し込み・問い合わせはキャンパーズヴィレッジ自然学校「夢の力プロジェクト」(TEL88・2695)へ。 -
箕輪町国際交流協会総会と第15会記念交流会
箕輪町国際交流協会は9日、定期総会と記念交流会を箕輪町の地域交流センターで開いた。総会では08年度の事業計画案や予算案を承認し、新役員を選出した。
箕輪町国際交流協会は94年に設立。スリランカへの中古自転車や救急車の寄贈、海外研修視察、外国人向け防災講習会、在住外国人向けの日本語教室や外国人の子どもを対象にした母国語教室、日本人向けの外国語講座などさまざまな事業に取り組んできた。
08年度の主な事業は▽外国籍住民等との交流事業(国際交流広場、新年会、国際交流教室)▽国際親善、国際貢献、国際感覚養成事業(9月に海外研修事業を予定)▽語学、海外文化学習事業(日本語教室、語学講座、母国語教室)など竏秩B
また今年度は新規に外国籍住民等支援事業を計画。災害時の対応方法や非難所の地図などを盛り込んだ外国語入り防災チェックブックの作成、地震体験車による防災訓練、外国人防災シンポジウムの開催、外国人防災対策協議会など。
総会後の記念交流会では在住外国人たちが日本語でスピーチを披露。
中国出身の有田波江さんは「日本に来てたくさんの人に助けてもらいました。感謝の気持ちでいっぱいです。」とスピーチ。有田さんは日本語教室立ち上げから生徒として協会の活動に参加し、05年からは同協会の「こども中国語講座」の講師として活躍している。
ニュージーランド出身で、町内の小学校で英語を教えているニコラス・キンレッドさんは「箕輪町はすごく英語が進んでいる。若いうちから英語を耳で覚えて、本当にうまくなると思う。しかし、教室だけじゃなくて、いろんな外国人の方と遊んで、仲良くなればいいと思う」とスピーチ。
ほかにも、たくさんの外国人が飛び入りで自己紹介を交えたスピーチを披露した。 -
伊那市内の小学1年生に防犯鉛筆贈呈
伊那防犯協会連合会(小坂樫男会長)と伊那警察署は12日、伊那市内の小学1年生約700人に防犯鉛筆を贈った。伊那市教育委員会を訪れた伊那警察署員は、一人当たり5本計3500本の鉛筆を北原明教育長に渡した。
鉛筆には防犯標語である「いかのおすし」の「知らない人について・スいか・スない」「知らない人の車に・スの・スらない」「ブザーをならす。・スお・スおごえを出す」「その場から・スす・スぐ逃げる」「何かあったら周りの大人の人に・スし・スらせる」が印刷されており、子どもに対する声かけ事案などの犯罪被害防止の意識向上を図る。
同防犯鉛筆は南箕輪村と箕輪町の小学生にも後日贈る予定。 -
西駒山野草展示会 11日まで
伊那市の愛好者でつくる「西駒山草会」(網野幸治代表、会員10人)の山野草展示会は10日、南箕輪村の南原公民館で始まった。葉に斑が入った山野草を目玉に会員が約400鉢を出展。地元を中心に県内外から多くの人が訪れ、じっくりと鑑賞している=写真。11日まで。
同会の展示会は7回目で、突然変異で葉の色素が抜け、斑点模様が出た珍品がそろうことで知られる。斑の入り方がそれぞれ異なるのが魅力で、会員によると理由は「花と違い葉はずっと見られるから」。展示品の中には大変珍しいというツクバネソウもある。
展示した山野草はヤマシャクヤク、ヤブレガサなど葉もののほか、かれんな花を咲かせたシラネアオイ、エンレイソウなど約100種類。網野代表は「年々訪れる人が増えており会員も育てがいがある」と話している。午前7時縲恁゚後4時。 -
美空ひばり歌の里のツツジが開花
箕輪町三日町の「美空ひばり歌の里」内の「前向き観音の森」のツツジが見ごろを迎えている。
「前向き観音の森」には散歩道に美空ひばりさんの生涯の年表がポイントごとに設置。各年代の名曲を思い出しながら歩くことができる。
公園内には美空ひばりさんのファンから寄贈された約2500本のツツジが植えられており、赤、白、桃色など彩り豊かな花を咲かせている。
20日ごろまでは花を楽しめそうとのこと。 また、同公園に隣接する資料館には、美空ひばりさんの写真パネル、レコードをはじめ、各地のファンより贈られた公演パンフレット、機関紙などが展示されている。
問い合わせは、美空ひばり歌の里(TEL79・1601)へ。 -
遠照寺でぼたん祭り始まる
「ぼたん寺」として知られる伊那市高遠町山室の遠照寺(松井教一住職)で10日、ぼたん祭りの開園式があった。6月1日までで、見ごろは17、18日を見込む。初日は、ボタンの古木を供養する「牡丹焚き火(ぼたんたきび)」を初めて行った。
焚き火はボタンの枝をたいた煙にあたると、万病を除き諸難を払うとされる。長年、花を支えた古木に感謝の気持ちを込め、読経が響く中、地元の保育園児らが長さ10センチほどに切りそろえた枯れたボタンの枝を1本ずつ香炉で燃やした。
境内一円にあるボタンはピンクや黄色など160種、2千株。まだつぼみの状態だが、3月が暖かかったため、昨年より開花が3日ほど早まるのではないかという。訪れた人に楽しんでもらえるように品種名を記した札を立てる。
開花中の入園料は400円(高校生以下無料)。
19日に押し花教室、24日に文化講演会があるほか、ボタン苗の販売や庫裏で手打ちそばを味わうことができる。
ボタンは82年、松井住職の母が夫の死をとむらい、苗3本を植え、年々、株数を増やしてきた。祭りは26回目を数え、今では県内外からボタンを見に訪れる人でにぎわう。
問い合わせは、遠照寺(TEL94・3799)へ。 -
伊那で将棋名人戦第3局大盤解説会
伊那市の中央区公民館で10日、第66期将棋名人戦7番勝負第3局の大盤解説会があった。地元や近隣市町村、塩尻市、松本市など小学生から一般まで約60人が集まり、飯島栄治棋士(5段)の解説に耳を傾けた。
日本将棋連盟は将棋の普及活動の一環として、全国各地にプロ棋士を派遣し、大盤解説会を開いている。第3局は県内1カ所のみで、日本将棋連盟公認の将棋普及指導員がいることから、伊那での開催が初めて実現した。
名人戦は、森内俊之名人対羽生善治二冠。第3局(福岡県、8縲・日)は、森内名人が優勢に進めていたが、羽生二冠が164手で制し、2勝1敗とした。
盤上で一手ごとに駒を動かし、飯島棋士が1時間ほど解説。序盤の駆け引きの重要性や将棋を指すときの心構えなども話した。
終了後、希望者との指導対局や、有段者・級位者・小学生の3クラスによるトーナメント戦もあった。 -
訪韓団帰国報告
韓国の南原(ナムウォン)市を舞台に展開する古典的純愛物語『春香(しゅんこう)伝』にちなんだ「春香祭」(5月1縲・日)の視察と、現地の市民団体などとの交流を目的に韓国を訪れていた伊那市の女性団体や文化団体の会員などでつくる使節団(竹中則子団長、16人)が2日帰国した。9日、竹中団長と事務局長の北沢理光さんが伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に土産話を披露した=写真。
竹中団長は「無事帰ってきた。天気も良く、交流もできて素晴らしい旅だった」と報告。現地で撮影した写真などを示しながら、温かいもてなしを受けたことに触れ、今回の訪韓をきっかけにさらに交流が進めば竏窒ニ今後の展開に期待を寄せた。小坂市長は「もっと長く居られればよかったのに短くて残念だったね」などとねぎらった上で「私も折をみて、行ければ行きたい」と述べた。
訪問は2泊3日。4月30日早朝に伊那市を出発し、同日韓国着。5月1日に南原市長を表敬訪問し、祭りの様子を視察した。2日はソウル市内の観光などをして深夜に帰着。祭りは『春香』の劇やオペラの上演、伝統的な衣装を身にまとっての市内パレードや歌の大会などが5日間にわたって催され、内外から約50万人が訪れたという。 -
駒ケ根JC講演会
まちづくりに本気で取り組もうと駒ケ根青年会議所(田中靖隆理事長)のJAYCEE拡大実践会議(本多実会議長)は9日夜、『お金でなく人のご縁ででっかく生きろ!』などの著書がある飲食店チェーン・クロフネカンパニー代表の中村文昭さんの講演会「夢の具現化に向けやり抜く念いを胸に」をアイ・パルいなんで開いた。約200人が集まり、中村さんの話に聴き入った。
三重県出身の中村さんは18歳の時、家出同然で単身上京。焼き鳥屋で偶然隣に座った、人生の師と仰ぐ人との出会いから得られたことについて熱く語り掛けた=写真。「人間の値打ちは金を稼ぐことではなく、稼いだ金をどう使うかで決まる。夢を持ち、真剣に考えて本気で生きよう」と話し、人との出会いや、高い理想を持つことの大切さを訴えた。
中村さんは野菜の行商から商売を始め、バーやレストランのチェーン店を経営するまでになった。経験をもとにした講演活動を全国で展開する傍ら、引きこもりやニートの若者を集めたボランティア活動などを行っている。 -
上伊那消防協会がポンプ操法指導員講習会を開催
上伊那8市町村の消防団でつくる上伊那消防協会(下平昌男協会長)は11日、ポンプ操法指導員講習会を駒ケ根市内で開いた。上伊那各地の消防団員ら約200人が参加。県消防学校から2人の講師を迎え、消防団の技術を競う大会の審査で重視される基準などを学んだ。
講習会は今年で3回目。例年夏になると、県内の消防団が日ごろの訓練の成果を競う県大会(県消防協会主催)が開催される。それに先立ち、上伊那でも大会に出場する選手を決めるため、市町村大会を開催するため、各地区の消防団に統一の審査基準にを知ってもらい、それに基づきながら練習に励んでもらうとともに、上伊那全体でレベルアップを図っていこう竏窒ニ開催している。
この日は小型ポンプと自動車の操法について研修=写真。講師の指導に基づき、減点対象となる動きなど確認し、本番に備えていた。 -
駒ケ根市立博物館で南信さくらそう会のサクラソウ展
上下伊那のサクラソウ愛好者でつくる「南信さくらそう会」(会員23人、小林章吾会長)による第15回サクラソウ展が11日まで、駒ケ根市立博物館で開かれている。ピンク、白、紫色のサクラソウ180種約200鉢が可憐に咲き、訪れた人の心を和ませている=写真。
飯島町、駒ケ根市を中心に飯田市から伊那市までの会員がともに活動している同会は例年、飯島町と駒ケ根市の2会場でサクラソウ展を開催してきた。しかし、サクラソウは育てるの非常に難しい花。同時期に2会場分のサクラソウをそろえるのは大変な苦労もあったため、今年から1会場に絞り、1年ごと駒ケ根会場、飯島会場で交互に開催することにした。
会場には花びらの表裏で色が異なるもの、花びらの形が特徴的なものなど、さまざまサクラソウが並び、その名称も「十二単」「秋の装」「君の宴」など多種多彩。
小林会長(80)=飯島町=は「強い色はないが、優しい色彩が持つ奥ゆかしさは魅力。さまざまなサクラソウを楽しんでいただければ」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時まで)。 -
防犯ボランティア 街頭犯罪抑止呼びかける
伊那署は9日夕、「街頭犯罪等抑止総合対策強化月間」の県下一斉街頭活動日に合わせ、伊那少年警察ボランティア協会と伊那エンジェルス隊の協力を得て、JR飯田線伊那市、伊那北両駅前で啓発活動を行った。
両防犯ボランティアメンバーや伊那署員の計約10人が参加し、各駅前で高校生を中心とした利用者に対し、「自転車盗に気をつけて」などと呼び掛け啓発チラシを配布。各駐輪場では、無施錠で駐輪している自転車に盗難防止を呼び掛けるステッカーを張った。
伊那署生活安全課は「依然として多い自転車盗を抑止できれば街頭犯罪も抑止できる。被害者の多くは学生で、自転車盗の約7割が無施錠。通常設置されているかぎのほか、ワイヤーのかぎをかけるなど注意してほしい。記名や防犯登録も忘れず」と話している。
22日は、伊那市西春近のJR飯田線沢渡駅前で伊那西高校生と一緒に街頭啓発活動を行う予定だ。 -
08年度さわやかヨガ教室開講
箕輪町公民館の「さわやかヨガ教室・前期」が7日、町文化センターで始まった。受講生たちは国際ヨガ協会の指導員池上みな子さんの指導のもと、ヨガを体験した。
ヨガ教室はヨガを通して健康な心と体をつくることを目的として毎年開いており、前期は町内の36人が受講する。昨年度までは毎週開いていたが、今年度からは隔週に変更。
第1回目の講座では腹式呼吸法から始まり、胸の前で手を合わせそのまま伸びをしたり、足を伸ばして座った状態で上体を曲げていくポーズなどを体験。
またゴルフボールを使った足の裏のツボの刺激も体験した。
さわやかヨガ教室・前期は、5月21日、6月4、18日、7月2、16、30日に予定している。 -
富県保育園で太鼓教室
田楽座が「わらしこ太鼓」を指導伊那市の富県保育園で8日、地元の歌舞劇団「田楽座」による年長児対象の太鼓教室が始まった。太鼓演奏は市内の保育園では初の取り組み。田楽座創作曲「わらしこ太鼓」を練習し運動会などでの発表を計画している。
太鼓教室は、同保育園に通う年長児の保護者である田楽座座員の提案で実現。9月まで月2回、計10回開く。
「わらしこ太鼓」は5年以上前、ある保育園の依頼で創作。子どもが2人ペアになり「わっしょい!」という元気な掛け声とともに太鼓をたたくにぎやかな曲で、今では全国に広まっている。
初めてバチを握った年長児26人は、「太鼓の真ん中をたたいて」「ばちはまっすぐ上に伸ばす」と教わり、「ドン、そーれ、ドン、そーれ」と声を出して一人ずつたたいたり、2人組になって「わっしょい」と言いながらたたく練習をした。大きな和太鼓を力いっぱいたたいた園児は「疲れた」という声も聞こえたが、「楽しかった」と太鼓の周りに集まっていた。
教室では年中、年少児も太鼓に触れる機会を設ける予定で、この日も全員が1回ずつ太鼓をたたいて遊んだ。
同園の酒井和子園長は、「地域に根ざした田楽座なので、子どもたちも太鼓を聞くだけでなく触ったり、たたいて体で実感し、太鼓に親しみを持てればと思う。仲間と気持ちをあわせてたたくこと、音が響き合って一つの曲を作ることも体験してほしい」という。
保護者であり、ボランティアで指導する田楽座の和田桜さんは、「太鼓を子どもたちに広め、保護者や地域の皆さんに子どもたちが頑張っている姿を見てほしい。できれば保護者にも参加してもらい、地域の中で一緒に活動しながら地域を盛り上げたい」といい、太鼓教室の継続にも期待している。 -
ルネッサンス西町の会サクラ植樹
伊那市西町の商店や企業でつくる「ルネッサンス西町の会」(向山等会長)は8日、地元の春日公園に植えるサクラの苗木10本(ベニザクラ、ヤエザクラ各5本)を市に寄贈した。同会の役員や市の職員など約10人が公園に集まり、近くの竜西、竜南保育園の年長園児約60人とともに植樹した=写真。園児らは「早く大きくなあれ」などとサクラに声を掛けながら、代わる代わるシャベルを使って根元に丁寧に土をかぶせた。
向山会長は園児らへのあいさつで「緑豊かな春日公園に一緒にサクラを植えましょう。みんなが大きくなったら見に来てください」、小坂樫男市長は「公園には今150本のサクラがあり、花見の集客力は高遠に次ぐ。サクラを増やして高遠に負けない名所にしよう」と呼び掛けた。
同会は3年前から苗木を寄贈している。昨年はキリシマツツジ、一昨年はサクラを公園に植樹した。 -
防犯指導員会、地域ぐるみの取り組み再確認
宮田村防犯指導員会はこのほど役場で開き、安全で安心なむらづくりを推進しようと今年度の事業計画を決めた。駒ケ根署員を講師に迎えた研修会もあわせて開き、子どもたちを取り巻く犯罪や振り込め詐欺などに理解を深め、地域ぐるみで防犯に取り組もうと再確認した。
今年度も防犯パトロール、街頭補導活動、全戸防犯診断などを実施し、住民への意識啓もうも図る。
会長には北割区の浦野正喜さん、副会長には中越区の小田切武人さんを互選した。
研修会では駒ケ根署員が最近の犯罪状況を解説。村内の金融機関で職員の機転により、振り込め詐欺が寸前で防がれる事案があったことも紹介した。
そのうえで地域にも犯罪の影が忍び寄っていることを指摘し「小さなことでも見逃さないことが大切。安全を守るために家のまわりを歩いて弱者の視点で考えてみて」と、協力も呼びかけた -
南箕輪村防犯協会全体会議
南箕輪村防犯協会(会長・唐木一直村長)の全体会議は9日夜、村役場で行った。地区防犯部長や村議会、区長会、消防団代表者ら委員約30人が出席し、2008年度の事業計画などを承認した。また、「青色回転灯車による防犯パトロール」についての講習会で防犯意識を高めた。
本年度の重点活動は、防犯パトロールの充実と防犯灯整備などを盛り込んだ。06年度から始まったパトロールは月3回ほど、地区防犯部が順番で青色回転灯車を使って学校通学路を巡視しているが、今後は各地区や学校などの自主活動にも期待したいとした。
講習会では伊那署生活安全課の森山穣防犯指導係長が講話した=写真。森山係長は「青色回転灯車で、周りの人にパトロールしていることをPRすることが防犯につながる。全国で起きている事件がここでも起きるのでは、と警戒しながらパトロールしてほしい」と呼び掛けた。