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秋の全国交通安全運動始まる
「高齢者の交通事故防止」を運動の重点とした、秋の全国交通安全運動が21日、全国一斉に始まった。30日までの10日間、飲酒運転の根絶、夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止などを重点に、住民の交通安全意識の高揚を図っていく。
初日は、伊那警察署、上伊那地方事務所、伊那交通安全協会など約70人が伊那市下新田の市役所前の道路、環状南線で啓発チラシなどを信号待ちのドライバーに配布した=写真。参加者たちは「秋の交通安全週間です。お気をつけて」などと事故防止を呼び掛けた。
本年の伊那署管内の交通事故数(20日現在)は、377件で前年と比べて13件の増加、けが人は476人で同比20人の増となっている。死者は1人で4人減っている。 -
秋の交通安全運動人波作戦
秋の全国交通安全運動(21日縲・0日)の実施に合わせ伊南交通安全協会駒ケ根支会(赤羽根徳彦支会長)は21日朝、駒ケ根市の広域農道北原交差点付近の道路で人波作戦を展開した。安協や高齢者クラブの会員、駒ケ根警察署員など約90人が参加し、出勤途中のドライバーらに事故防止を訴えた=写真。
早朝の歩道に一列に並んだ参加者らはそれぞれ「飲酒運転による交通事故防止」「シートベルト、チャイルドシート着用」などののぼり旗を掲げ、交通事故防止を懸命にアピールしていた。
運動重点は「高齢者の交通事故防止」。全国重点は▽飲酒運転の根絶▽夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止▽後部座席を含むシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底、県重点は、生活道路における交通事故の防止竏窒ニなっている。 -
古布を再生しパッチワーク楽しむ
南箕輪村
堀初恵さん「切れたら捨てて買うのでなく、物を大事にしたい。せっかく昔の人が知恵を出して作ってくれたんだから」
10年ほど前、南箕輪村公民館のパッチワーク教室に通ったのがきっかけで、古い布を再生し自己流で作品づくりに取り組んでいる。
最初に作ったのはクッションカバー。その後、「本を見てやるのは難しい。自分の頭で考えるのが楽しい」と、こたつ掛けやテーブルクロス、座布団カバー、バッグなど実用品を作っている。
「手持ちの物をただ捨てないで生かす。パッチワークにしたら生きるもんで楽しい」。ブラウスのレース部分を生かしてバッグにしたり、ネクタイで保険証入れを作ったり、古い蚊帳をのれんにしたり。旅先で気に入ったバッグなどを見つけるとデザインをメモし、自分の記念に購入したハンカチやコースターなどを使って、メモを参考に自分だけのバッグに仕上げる。
玄関には壁掛けを飾り、テーブルクロスは季節に合わせて替える。習い始めのころに作ったこたつ掛けもまだまだ現役。手作り作品は家の中で大事に使っている。
布は、家族や知人が浴衣の見本生地、布団の布、着物、帯などを持ってきくれることも多い。「古い布に出合うと、もう感動。暗がりの中で布の手触りが気に入ってもらってきた布を家で広げたら家紋がついていた。これを生かしてやらないといけないと思ってね」と、色が薄くなっていた家紋は刺しゅうをして新たな命を吹き込んだこともある。
布のお礼に筆入れなどを作って贈ったり、欲しいという人には作品をプレゼントしてしまうが、「お父さんに出会ったころのネクタイで作った保険証入れは、あげられない」と大切に手元に置いている作品もある。
京都の南禅寺に書いてあった『夢は行動しなければ実現しない』という言葉が好きで、専業農家で年中休む間もなく働きながら、夜のひとときを利用してパッチワークをする。「お嫁さんがご飯を作って片付けをしてくれる。だから半分はお嫁さんが作ってるようなもの。仕事では肩がこるけど、パッチワークしているときは肩がこらない。ぜいたくだね」。
一針一針心を込めて縫い上げた作品は現在、南箕輪村の大芝荘、大芝の湯で展示している。(村上裕子) -
第60回記念県書道展伊那地区展
第60回記念の県書道展伊那地区展が21日、伊那市の県伊那文化会館で始まった。県下のトップを切っての展示で、入選・入賞作品と伊那地区の全作品の計1100点を展示している。
伊那地区の出品は961点で昨年より30点増え、4年ぶりに増加した。一般の部は入選率78%と好成績で、辰野町の赤羽碧堂さんが漢字作品で、最高賞の第60回記念賞を受賞した。
審査結果では、高校の部は、古典で多字数の作品が主流でよく勉強しており、小・中学生も出品数が増加し、練習してよく書かれた作品で名前の書き方も上手になってきているという。
会期は23日まで。午前9時半から午後5時半まで。最終日は午後4時まで。表彰式は23日午後2時から同館小ホールステージである。入場料は一般300円。 -
かんてんぱぱホールで大場敏弘さんの大理石彫刻展
松川町在住の彫刻家・大場敏弘さん(53)の作品展「縲恤翌フ使い縲恆蝸攝ホ彫刻展」が25日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。白い大理石で作られたオブジェ約60点が、訪れた人を楽しませている=写真。
イタリアルネサンス期の彫刻家・ミケランジェロの作品に魅了され、大場さんが大理石彫刻を始めたのは20代の時。以降、“ホワイトオブジェ”と称した大理石彫刻を続けてきた。
今回展示しているのは間接照明や、ユニークなオブジェなどで、大理石の持つシンプルな白色を活かした作品の数々は、見る人の想像力をかき立てる。
また、会場の一角には「室内メモリー」と題した納骨壷とオブジェを組み合わせた作品もあるほか、ホール入口には二科展に出展した大作も展示している。
大場さんは「一つの作品の中に遊びのイメージを膨らませていただき、彫刻を身近に感じていただければ」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は正午まで)。また、23日の午後1時半からはエレナ冨岡さんによるアルパの生演奏もある。 -
1万本のマンジャシャゲ2分咲きに、中川村沖町は満開
彼岸が来て、松川町生田の嶺岳寺(広沢勝則住職)のマンジュシャゲ(彼岸花)が2分咲きになった。敷地内の梅林1ヘクタールに植えられた約1万本のマンジャシャゲは中旬ころから咲き始め、見ごろは「秋分の日」過ぎの24、25日ころとか。
同寺は中川村渡場から車で4、5分と近く、花の季節には中川村や飯島町から多くの人々が訪れている。
一方、中川村大草沖町の土手のマンジュシャゲはもう満開。繁殖力おう盛で、数千本が重なり合って咲いている。
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ジャンボカボチャ重量当てクイズ
飯島町七久保の道の駅花の里いいじまで、
ジャンボカボチャ重量当てクイズが10月27日まで行なわれている。 畜産飼料用のカボチャで品種名はアトランティックジャイアント。3個のうち、2個の合計83キロ、残りの1個を加え、合計重量を当てるもの。
ピタリ賞は全員に飯島産リンゴ5キロを、前後賞10人には3キロが贈られる。
発表は10月28日。 -
「K氏のお宝放出市」 ベル伊那25日まで
「K氏のお宝放出市竏窒ィ宝・放出いたします!竏秩vは25日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。上伊那在住のK氏が長年にわたって収集してきた絵画や陶器など計100点ほどを展示販売している=写真。
作品は、清水由朗の「夕べの満ち潮」、青山浩之の「月夜」などの日本画や、板橋順二の「街角」などの洋画を出品。そのほか、世界的有名なスイスのオルゴール・メーカー「リュージュ」のオルゴールなどが並んでいる。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
古田の里 赤そば里開き
今週末から見ごろ箕輪町上古田金原地区の「赤そばの里」で20日、里開きがあった。澄み渡った青空に、色づき始めた赤ソバの薄紅色が映え、管理する古田の里赤そばの会(唐沢清光会長)や町関係者がオープンを祝った。花の色づきはこれからで、今週末から見ごろを迎え10月10日ころまで楽しめるという。
赤そばの里は、昨年から上古田区民の有志約80人でつくる会が管理をしている。広さは4・2ヘクタールで、今年は8月11日に赤ソバ「高嶺ルビー」の種をまき、草刈り、遊歩道整備のほか、木製ベンチを7個増設し、駐車場も広げ既存駐車場と合わせ70台分整備した。
里開きセレモニーで唐沢会長は「苦労もあったがやっとここまで来た。花はちょっと早いがお客様に喜んでもらえると自信を持って言えると思う」とあいさつ。打ちたてのそばもふるまった。
里の入り口では出店もオープンし、新鮮な地元産の果物や野菜などを販売。営業は10月8日まで毎日午前9時から午後4時半まで。
29、30日には、「赤そば花まつり」(上古田区主催)も上古田公民館と赤そばの里で開く。手打ちそば販売、そば打ち体験、農産物や手工芸品の直売がある。 -
第一生命保険松本支社伊北支部
南箕輪の特老にタオル寄贈第一生命保険松本支社伊北支部は20日、南箕輪村にある南箕輪特別養護老人ホームにタオル130枚を寄贈した。
福祉施設へのタオル寄贈は5年目。松本支社には13支部あり、社員が家庭にある未使用タオルを1人3枚ずつ持ち寄り、支社に集まった1200枚を13支部に均等に分け、各支部のエリア内の福祉施設に届けている。
伊北支部のエリアは辰野町、箕輪町、南箕輪村、伊那市大萱。今年は南箕輪村内の施設を選び、松田美代子支部長、社員代表の今井さん、三沢さんの3人がホームを訪れ、施設長にタオルを手渡した。松田支部長は、「いくらかでも福祉のお役に立てれば、これからもやっていきたい」と話した。
タオルは利用頻度が高いため、施設長は「喜んで利用者に配り使わせてもらう」と感謝した。 -
秋の味覚を味わう会でハチ料理を満喫
地蜂(ジバチ)愛好家などによる「秋の味覚を味わう会」が19日夜、伊那市の内の萱公民館であった。地元愛好家や地域住民、市関係者など約50人が集まり、ハチの子やハチを使ったさまざまな料理と、この時期ならではの食材を使った郷土料理を味わった=写真。
同会は内の萱公民館近くにある小黒川渓谷キャンプ場の管理所に地蜂が巣を作ったことを発端として始まったもの。毎年、参加者はテーブルに並んだ蜂料理や季節ならではの郷土料理をつまみにしながら酒をくみ交わし、交流を深めている。
この日は、クロスズメバチ、大スズメバチのつくだ煮やから揚げ、イノシシの肉を使ったシシ汁などがずらり。ハチの姿揚げやドジョウのから揚げなどは好評だったほか、今回は酢飯にハチの子を混ぜた新作おにぎりも登場。参加者も「初めて食べたがおいしい」と話し、さまざまなハチづくし料理に感心していた。 -
かんてんぱぱホールで向井敏一さんのMUSOJI記念油絵展
箕輪町在住の画家・向井敏一さん(60)による「MUSOJI記念 油絵展」が27日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。信州の山河を中心に四季折々の風景を描いた油彩約60点が、訪れた人の目を楽しませている=写真。
向井さんは53歳で退職した後、本格的に画家活動を開始。今年で8年目となる。各地での個展を重ねながら、制作活動を続けており、今回は還暦を迎えたことを記念に同会場での個展を開くこととなった。
仙丈ケ岳や天竜川など、上伊那で見られる自然の風景の四季の移ろいを写した作品のほか、向井さんの出身地である木曽の御嶽などを描いた作品もある。また、最近では川をテーマとした作品も多く、水の透明感と四季の彩りが鮮やかに描かれている。
向井さんは「描いた人と見る人が共鳴できるような絵を目指して描いている。ぜひご覧いただければ」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後3時まで)。27日まで。 -
ネパールの医師来駒
01年に自治体国際化協会の医療研修で駒ケ根市に5カ月間滞在したネパール・ポカラ市の心臓内科医ナラヤン・バハドゥール・ゴウタムさん(44)が19日、妻のウサさんとともに駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長と再会を果たした=写真。ゴウタムさんは、駒ケ根市民有志らでつくる「ネパール交流市民の会」(塩原順四郎会長)がネパールの母子の死亡率改善のために本年度から進めている母子保健プロジェクトにもかかわっていることから、事業の打ち合わせも兼ねて訪れた。中原市長は「両市民のためにこのプロジェクトをぜひ実現したい。率直に話し合おう」と述べた。ゴウタムさんは「導入してもらう救急車に駒ケ根市のマークを入れれば、ポカラ市民にも援助が目に見えてさらに友好が深まるのではないか」などと提案した。
ゴウタムさんは広島市のライオンズクラブの創立25周年式典にネパール代表として招かれ、17日に来日した。帰国は26日の予定。 -
風力発電事業の計画地 イヌワシなどの繁殖を確認
伊那市高遠町・長谷の入笠山縲恷ュ嶺高原への風力発電事業計画に対する「希少猛きん類等への影響評価検討会」の第3回会議が20日、高遠町であった。事業実施に伴う渡り鳥、希少猛きん類に関する影響評価を審議。希少猛きん類は、調査を始めた05年5月からの総合的なデータがそろわず、事業の可能性を含めた方向づけはできなかった。次回(10月下旬)にまとめる。
検討会は民間事業者の三峰川電力と丸紅が設置。委員は信州大学教育学部、猛きん類生態研究所、長野イヌワシ研究会など専門家5人で構成する。
会議では、第2回(06年11月)以降の渡り鳥、希少猛きん類の調査の確認状況などを報告。
春(3縲・月)の渡り鳥はノスリ、サシバの6個体が確認された。
地元住民の目撃や上水内郡信州新町との渡り鳥の比較から「ハチクマは検討の余地を残すが、計画地が渡り鳥の主要コースとなっている可能性は低い」と評価。渡り鳥が風車に衝突する事故(バードストライク)の危険は少ないとした。
希少猛きん類は、計画地近くでイヌワシ、クマタカの繁殖を確認。イヌワシが2ペア、クマタカが5ペアと推測される。
影響評価で、委員から「2年分のデータをそろえ、議論しなければ、判断できない」と累積出現頻度、イヌワシの行動範囲・営巣調査などの資料提供を求める声が上がった。
民間事業者は「検討会の結果によって、計画エリア変更もある。10月から改正される県環境影響評価条例に沿って進めたい」と話した。 -
小学生の税についての書道作品を審査
伊那地区納税貯蓄組合連合会(坂井武司会長)は18日、伊那市の伊那公民館で、上伊那の各小学校から募集した、税についての書道作品を審査した=写真。租税教育の一環で、88年から続く同連合会独自の事業。4年生以上を対象に募り、37校から5270点(前年比72点増)が集まった。
連合会や税務署などの関係者18人が審査し、各校ごと金賞1点、銀賞1縲・点(出品数100点ごと1点)を選出した。連合会女性部長の大石節子さんは「字のはねや止め、バランスや力強さの部分を審査する。昨年よりも応募数が増えてうれしい」と話した。
課題は学年ごと異なり、4年が「ぜいきん」、5年が「税金」、6年が「納税」。夏休み中の宿題として児童たちは取り組んだという。入選作品は、11月中旬の「税を考える週間」に合わせ、各市町村ごと伝達表彰、展示する予定。
各小学校ごとの結果は次の通り。
◆辰野南▽金賞=尾坂裕司(6年)▽銀賞=穂苅祐奈(6年)◆辰野西▽金賞=野沢志帆(6年)▽銀賞=丹羽まどか(6年)畑瑠衣菜(5年)◆辰野東▽金賞=石倉佳奈(5年)▽銀賞=有賀麻依(6年)小松勇樹(5年)◆川島▽金賞=小沢瑞樹(6年)▽銀賞=根橋真那(6年)◆両小野▽金賞=丸山恵夢(6年)▽銀賞=飯嶋雪乃(4年)小沢夏子(6年)◆箕輪中部▽金賞=今井南貴(6年)▽銀賞=濱中愛美(4年)中林美夏(5年)大沼尚平(5年)北條隆祐(5年)◆箕輪北▽金賞=唐沢桜(6年)▽銀賞=山崎久樹(4年)児玉貴之(5年)◆箕輪西▽金賞=釜屋良美(5年)▽銀賞=小嶋穂乃花(4年)◆箕輪南▽金賞=中谷昭太郎(6年)▽銀賞=渡部優太(4年)◆箕輪東▽金賞=柴知世(5年)▽銀賞=原すずか(4年)◆南箕輪▽金賞=春日美緒(6年)▽銀賞=有賀睦(5年)原風音(6年)原志門(5年)戸田あやな(4年)◆南箕輪南部▽金賞=林真言(6年)▽銀賞=斉藤優香(4年)福田一貴(6年)◆伊那▽金賞=北沢隆三(6年)▽銀賞=小林佳奈(6年)中村詩穂(5年)飯島史歩(5年)小松晃(4年)◆西箕輪▽金賞=吉江ひかり(5年)▽銀賞=岩谷咲奈(4年)有賀有理(6年)◆伊那西▽金賞=網野ゆたか(5年)小池真里奈(5年)◆伊那東▽金賞=小木曽巧朗(6年)▽銀賞=赤羽真弥(4年)井上愛実香(5年)近江鮎香(6年)高橋美朱樹(6年)◆伊那北小▽金賞=里見はるか(5年)▽銀賞=渡辺彩葉(4年)猪川美知恵(6年)松沢梨沙(6年)◆富県▽金賞=伊沢桃(6年)小牧薫(4年)◆新山▽金賞=寺沢徳子(6年)▽銀賞=六波羅聡美(6年)◆美篶▽金賞=白鳥満帆(5年)▽銀賞=若林千秋(4年)渋谷友里乃(6年)◆手良▽金賞=荒井実季(6年)▽銀賞=西沢彩(6年)◆東春近▽金賞=下平晴彦(5年)▽銀賞=笹谷恵莉(4年)大脇愛菜(6年)◆西春近南▽金賞=小田切柚(5年)▽銀賞=北林末希(4年)◆西春近北▽金賞=中谷梨沙(6年)▽銀賞=竹内杏希望(4年)小田部空(5年)◆高遠▽金賞=小松みか(6年)▽銀賞=竹松祐子(4年)◆高遠北▽金賞=伊藤佳央(6年)▽銀賞=北原綾佳(6年)◆長谷▽金賞=伊藤千夏(6年)中島大希(6年)◆宮田▽金賞=下平まどか(6年)▽銀賞=倉田光輝(5年)市瀬里緒(6年)吉水梨紗(4年)斉藤輝(6年)◆赤穂▽金賞=坂佳純(6年)▽銀賞=竹沢萩野(6年)山林安優美(5年)芦部瑞穂(6年)唐沢里菜(4年)◆赤穂東▽金賞=今井美月(6年)▽銀賞=松崎瑠音(4年)長島花奈(5年)勝又文香(6年)◆赤穂南▽金賞=芦部夢乃(6年)▽銀賞=青木崚(6年)森岡里奈(5年)◆中沢▽金賞=下平真美(5年)▽銀賞=林華夏子(6年)◆東伊那▽金賞=福沢弘樹(5年)▽銀賞=赤羽佳子(6年)◆飯島▽金賞=初崎采佳(6年)▽銀賞=熊谷真希(6年)山谷聖也(5年)袖山慎二郎(4年)◆七久保▽金賞=上原杏奈(6年)▽銀賞=上山千夏(4年)◆中川西▽金賞=荒井麻有(6年)▽銀賞=丹羽優花里(6年)◆中川東▽金賞=高木香代(6年)▽銀賞=三石有貴(6年) -
梅戸神社例祭にぎやかに
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五穀豊じょうを祈る飯島町の梅戸神社の秋祭りが15日宵祭り、16日、本祭りでにぎやかに行われた。
飯島町飯島の9耕地から子ども、大人合わせて約400人がJR飯島駅前に集合。
高張提灯を先頭に、丸提灯を付けたササを持った子どもたちが続き、広小路を「ピッピ」「ワッショイ、ワッショイ」と練り歩き、提灯が点る参道に。耕地ごと拝殿に向かって、鈴を鳴らし参拝し、万歳三唱をした。
この後、神殿では厳かに巫女による「浦安の舞」の奉納。
また、飯島運動場では花火大会、次々と打ち上げられる大小の花火が夜空を彩った。 -
わが町を花で美しく
秋花壇の主役は鮮烈な黄色のマリーゴールドと真紅のサルビアである。縁取りや模様付けに使われる青紫色のアゲラタムは名脇役、その3種類の花だけで構成した飯島文化館のプランター花壇、今年も金賞に輝いた。マリーゴールドやサルビア、アゲラタム、センニチコウ、インパーチェンスなど色とりどりの花を咲かせる「岩間花の会」は長年の苦労が報われ、初の町長賞に輝いた。飯島町の「わが町は花で美しく」推進機構(花機構)の「花のある風景づくりコンクール」には個人の部5点、地域の部13点、事業所の部3点の合わせて21点がエントリーした。この中から、町長賞、金賞、銀賞、努力賞など受賞花壇を紹介する(大口国江)
##(中見出し)
「わが町は花で美しく」推進機構(花機構)
「花咲く美しいわが家・わが町」運動を展開し、住みよい町、美しい環境の町づくりを進めるとともに、花情報の発信などを通して町の活性化を図ることも目的に94年3月に発足した。事業は「花のある風景づくりコンクール」のほか、8月12日の上伊那で最大規模を誇る「いいじまはないち」、オープンガーデン、花のある絵募集などを行なっている。
##(写真)
【町長賞の岩間花の会】「花の種類が多く、それぞれの性質を考えながら植栽した。雨が降らなかったが、マリーゴールドはきれいに咲いて良かった(羽生冨喜江さん)」
【事業所の部金賞・飯島文化館】「駐車場から正面玄関まで長いので、花のプロムナードという雰囲気で、プランター300個を並べた。各列ごと管理者を決め、責任を持って管理している(唐沢隆さん)」
【地域の部金賞・田切公民館】「植え付け作業には子どもから大人まで百人余が参加した。作業を通じて、世代間を超えた交流の場にもなっている(井口明夫さん)」
【地域の部金賞・北河原耕地福地・街道端耕地】「初期の成長管理や追肥に配慮した。バックのネギ畑とのコントラストにも工夫した」
【個人の部金賞・土村幸子さん】「メーンのゼラニュームは暑さに負け、花数が少なく残念。色々の種類の花を1度に咲かせるのは難しい」
【個人の部銀賞・岩田典さん】
地域の部銀賞・本六老人会育成会】
【事業所の部銀賞・飯島町社会福祉協議会石楠花苑】 -
第35回伊那まつり写真コンテストで蜷川さんの作品が推薦
伊那まつり実行委員会は18日、「第35回伊那まつり写真コンテスト」の審査会を伊那市役所で開き、応募総数88点の中から伊那市の蜷川靖子さんの作品「赤いハチマキ 赤い扇」を最高賞の推薦に選んだ=写真。
昨年は伊那まつりが中止となったため、写真コンテストも2年ぶり。今年の伊那まつりを撮影した作品を一人5点までで募集したところ、上伊那在住の22人の応募があった。
審査には、同委員会総務・広報委員会のメンバーのほか、実行委員長やカメラ関係者など7人が参加。▽伊那まつりであることが分かること▽楽しげな雰囲気が伝わってくること竏窒ネどを見ながら、入賞作品5点、入選作品20点を選出した。
審査に加わったマスダカメラの増田稔さん(46)は「推薦の作品は、あちら側の列の踊りの様子を手前側の列で踊る小学生らが休みながら見学している。構図的にも面白いしバランスもいい」と話していた。
今回の応募作品は25日から10月5日まで市役所1階の市民ホールに展示するほか、入賞作品は来年度のまつり用パンフレットなどに用いられる。
入賞者は次のみなさん。
◇推薦=蜷川靖子(伊那市日影)
◇特選=酒井幸一(伊那市西春近)
◇準特選=加藤平治(南箕輪村田畑)久保田昌弘(伊那市西箕輪)牛山理(伊那市西町) -
東伊那区敬老会
敬老の日の17日、駒ケ根市の東伊那区は07年度の敬老会を東伊那公民館で開いた。招待された75歳以上のお年寄り250人のうち66人が出席し、健康と長寿を祝った。喜寿を迎える人たちには中原正純市長から祝いの記念品が手渡された=写真。地区内の小学生6人が「いつまでも元気で長生きしてください」などと作文を読み上げたほか、演芸会では獅子舞、落語、詩吟、踊りなどが舞台上で次々に披露され、出席したお年寄りを楽しませた。
市村善弘区長はあいさつで「大正、昭和、平成と人生を重ね、懸命に働いてきた皆さんに敬意を表する。その努力のおかげで東伊那も発展し、住み良い地域になった。今後もますます元気で地域のために力添えを」と祝いを述べた。
喜寿を迎えるのは次の皆さん。
春日スエ子、春日藤男、春日マチ子、滝沢ヨシ子、竹村正、山岸清志、伊藤武夫、片桐一嬉、北沢たか恵、木下守寿、坂井愛子、鈴木健司、中村昭梧、福沢昭子、安江弥生、赤羽笑子、久保田康正、下平ひで子、下平テル、鈴木ゆき子、宮下あき子、井口好美、小原正治、福沢文雄、福沢かね子、福沢嘉雄、森田秋子 -
観成園30周年記念式典
伊南福祉会(理事長・中原正純駒ケ根市長)が運営する駒ケ根市の特別養護老人ホーム観成園(米沢長実園長)が今年開園30周年を迎えることから18日、記念式典が同施設内で行われた。中原理事長は「30年の歴史は、先人の大きな努力で重ねてくることができた。利用者が元気で楽しい生活を送れるよう、これからも職員一丸となって努めていきたい」とあいさつした。
利用者の敬老会も併せて行われ、100歳を迎える人などに総理大臣や県知事からの祝い状や花束などが手渡された=写真。
同園は1977年、上穂町で開園。施設の老朽化などにより、昨年12月に北割一区の現在地に新築、移転した。 -
箕輪町・辰野町への風力発電施設建設計画
箕輪町上古田区が反対箕輪町と辰野町の境付近にゼネコンの安藤建設(東京)が建設を検討している風力発電施設で、建設予定地の箕輪町内の関係区のうち、上古田区が臨時区会で建設反対を全会一致で議決していたことが18日、分かった。
風力発電施設は、桑沢山の尾根筋に風車を15基建設する計画。
風の状況を調査するため両町に1カ所ずつ高さ40メートルの測定器を立てる予定だが、箕輪町内の設置予定場所は、上古田区有林と町有林にまたがっている。
上古田区は8月25日に臨時区会を開き、風力発電施設の建設反対を決めた。理由は▽建設予定地が水源の地獄沢の上になる▽区は昨年の7月豪雨災害で土石流や地滑りが発生し被害を受けた▽生態系が崩れる▽景観がよくない-など。取材に対し唐沢光範区長は、「風力発電自体はいい事業なので賛成だが、大きなものが建つと、将来的に災害をもたらす原因になるのではと考え、反対を決めた」と話した。町には口頭で報告したという。 -
猛暑でバナナがなった?!
中川村葛島のそば処「吉笑楽(榑沢吉男店主)」に植えられたバショウに初めて花が咲き、バナナ状の実が実った。
バショウはチャイニーズバナナと呼ばれ、栽培バナナの仲間。6年前、株分けし、店の前に植えた。毎年は春に芽吹き、たちまち3メートル余に成長し、大きな葉を茂らせている。
9号台風の後、葉が割け、割けた葉を取り除いたところ、先端に薄黄色の雄花をつけ、基部近くには雌花と、7、8センチになったバナナ状の実を発見したという。
以前、防寒して冬越しさせ、花を咲かせたことがあるという榑沢さんは「今回は防寒しなかったが、猛暑のせいで咲いたのでは」と話していた。 -
そばの花見ごろ
日を追うごとに秋めく中、上伊那でも各地にあるソバ畑で白い花が見ごろを迎えている。伊那市西春近にあるソバ畑も満開となり、白いじゅうたんを一面に敷きつめたかのような光景が、見る人の心を和ませている=写真。
上伊那でソバの花が見られるのは8月末から9月下旬。
播種から収穫までの期間が短く、山間部などのやせた土地でも栽培しやすいことから、栽培面積が増えつつある。
新そばが出始める10月には、各地で新そば祭りも催される。 -
ビオトープ体験会
宮田村の「自然を呼び戻す会」(加藤一彦会長)は16日、管理している南割区のビオトープを一般に開放した。小雨交じりのあいにくの天候にもかかわらず、朝から多くの親子連れなどが訪れ、魚や虫などの採集を楽しんだ。網を持ってそっと水に足を踏み入れた子どもたちは水中に魚の影を見つけると、何とか捕まえようと歓声を上げながら懸命に追い掛け回した=写真。土手の草むらを歩いていた子どもは「イモリがいたよ」とうれしそうに保護者に報告していた。
ビオトープは会員が9年前から整備している。メダカやフナなどの魚や水生昆虫などが観察できるという。 -
田切、本郷で敬老会
飯島町の田切区と本郷区で16日、敬老会が開かれた。招待を受けた多くのお年寄りが出席し、互いに長寿を喜び合った。
田切公民館で開かれた田切区の敬老会には、区内の75歳以上のお年寄り216人のうち60人が出席した。小学生2人がお年寄りに寄せた作文を発表。「おじいちゃんやおばあちゃんはすごい。いろいろなことを知っていて何でも教えてくれる。これからも元気で長生きして、分からないことや困ったことがあったら助けてください」などと読み上げ、手品やあや取りなどを披露して大きな拍手を受けた=写真。
舞台では踊りやマジックなどの演芸が多彩に催され、出席者らを楽しませた。 -
十二天の森の橋架け替え
駒ケ根市福岡の市街地に広がる自然平地林として市民などに親しまれている十二天の森を流れる小川に架かる丸木橋のうちの2本が風雨にさらされて傷みがひどくなってきたため、市民有志らでつくる「十二天の森を守る会」(城田嘉一会長)は16日、橋の架け替え作業を行った。会員など約20人が参加。持ち込んだ長さ約3メートルの丸太を渡し、小川の流れに足を踏み入れて歩く部分を削って平らにしたり、塗料を塗ったりするなどの作業をした=写真。
参加者らは薄暗い森の中であちこちをカに刺されながらも、のこぎりや金づちを手にして懸命に作業に汗を流していた。 -
駒ケ根市町一区敬老会
駒ケ根市の町一区(下島賢治区長)は16日、敬老会を赤穂公民館で開いた。招待された75歳以上のお年寄り200人のうち74人が出席し、長寿と健康を共に喜び合った。喜寿を迎えた人たちには市から記念品が手渡された=写真。代表者の村松恵美子さんは「地域の発展のためにこれからも頑張りたい」と謝辞を述べて大きな拍手を受けた。
演芸会では有志のグループらが代わる代わるステージに登場して歌や踊り、健康体操などを次々に披露。お年寄りたちは和やかに笑いながら楽しいひとときを過ごした。
喜寿を迎えたのは次の皆さん。
▽1町内=田中幸子、宮沢多恵子▽2町内=松下信子、小林和子▽3町内=堺沢千代▽4町内=平沢博人、渡辺幸代、村松恵美子▽5町内=後藤輝幸▽6町内=北原貞夫、長谷川よみ子、筒井栄、北川幸子、小林きよ子、川上サチエ、松沢進▽7町内=寺平幸雄、寺平アヤ子、北原ちゑ -
大御食神社秋の例祭
駒ケ根市の美女ケ森大御食(おおみけ)神社の秋の例祭が16日、盛大に開催された。約400人が参加したお練り行列が朝から夕方まで市内を練り歩き、夜には神社に獅子頭を奉納して五穀豊穣を祈った。神楽殿では祭典青年らによる演芸が多彩に繰り広げられ、訪れた人たちを楽しませた。
呼び物のお練り行列は午前9時に年番の市場割区を出発。笛、太鼓の調べが響く中、祭典委員長の渋谷宣吉さん(68)を先頭に塩吹き、おかめ、金時、傘打ち、榊持らが続き、浦安の舞、獅子曳き、獅子招き、獅子切らに続いて獅子が最後尾を飾った。沿道は行列を一目見ようと詰め掛けた多くの市民らであふれ返り、あでやかな衣装に身を包んだ子供たちが目の前を通ると「きれいだね」、「かわいいね」などと話し合ったり、晴れ姿を収めようとカメラやビデオなどを向けていた。 -
箕輪町郷土博物館「伝説の舞台を訪ねて」
箕輪町郷土博物館は17日、催し「伝説の舞台を訪ねて」で町内の西部地区を巡った。町民19人が参加し、各所で今に残る伝説を興味深く学んでいた。
町内まるごと博物館事業「みのわ訪ねて物語」の一環。伝説の舞台を訪ね、まだ知らない箕輪を再発見する企画で、第1回の昨年は東部地区を巡った。
今回は伝説「こぶとり医者」の舞台である大出道標近く、「源次郎さあ」の八乙女お堂跡、「金原長者の婚礼」の上古田金原、「帯無川の由来」の木下帯無川の4カ所を中心に、車中から御社宮司橋、富田伝米塚付近なども見学した。
金原長者が暮らしていたという伝説がある赤ソバの花が咲く上古田金原では、金原長者の娘が富田の米塚長者の家に嫁いだときの婚礼の話をし、パネルを使って紙芝居風に伝説を紹介した。
松島の上田博生さんは、「2年前に引っ越してきた。町のことを知らないので参加した」と、地域に残る伝説に関心を示していた。 -
コカリナサークル「明音(あかね)」発足
コカリナの音色に魅せられた仲間が集い、箕輪町にコカリナサークル「明音(あかね)」が発足した。初めて手にしたコカリナで曲が吹けるようになりたいと、楽しく練習に励んでいる。
きっかけは、ながた自然公園で10月14日に開く「みのわ森のコンサート縲怎Rカリナといっしょに縲怐vの実行委員らが、中心商店街のイベントや福祉の集い「ふれあい広場」で披露したコカリナ演奏。「音に魅力を感じた」「吹いてみたいと思った」という仲間によって8月末に発足した。
例会の会場は松島の明音寺。15人ほどが集まり、日本コカリナ協会公認講師の竹下雅道さんが指導する。「相手の音をよく聞くことが大事。気持ちをよく合わせて下さい」と指示を受け、「ド」「レ」など1音ずつ竹下さんの音に合うように吹くなど基礎から練習している。
「楽器が小さくて、ポケットから出してどこでも吹けるのがいい」と、すっかりコカリナに魅せられた会員は、竹下さんの提案で「みのわ森のコンサート」にも参加する予定で、初舞台に向け和気あいあいと学び合っている。
例会は第1、第3金曜日午後7時から。「一緒にやりたい人は例会に来てください」と仲間も募っている。