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宮田村の梅公園見ごろ、14日に花見イベント
宮田村新田区の梅公園で、遅咲きの梅が満開を迎えている。14日午前10時からは園内で花見イベントも行われ、中央アルプスの残雪との見事なコントラストが楽しめそうだ。
園内の梅はピンク、赤、白と色彩も豊か。シダレ梅などもある。
花見イベントは公園を手づくりした村おこし実行委員会が主催し、昨年に続き2回目。
焼きそばやフランクフルトなどの軽食や飲み物の販売もあるほか、お茶やコーヒー、豚汁、抹茶の野点無料サービスなども。
午前10時からは宮田太鼓、11時半からは信州みやだ梅舞会によるソーラン踊りの出演もある。
問い合わせは実行委員会事務局の村商工会85・2213 -
さくら功労者 伊那市役所訪問
桜の保護、植栽などの活動に対し全国表彰する、日本さくらの会の「さくら功労者」に選ばれた伊那市内3団体の代表者が11日、市役所を訪れ、小坂樫男市長に受賞を報告した。昨年より1団体多い3団体の受賞に、小坂市長も「伊那市からこれほど選ばれるのはすごい」と喜び、それぞれの活動を称えた。
受賞したのは、自分たちの学校や美和湖周辺などの木の治療に2年半の間従事した「伊那小学校6年勇組」と高遠の花の丘公園で約15年間、桜の保護育成活動に取り組む「高遠地区区会」「JA上伊那東部支所」の計3団体。4日、東京都であった第42回さくら祭り中央大会に参加し、表彰状や桜の絵柄の入った湯のみのを受け取ってきた。
勇組の34人は、本年度中学校へ進学したが自分たちで育て、三峰川沿いに植樹した桜の苗を管理するためサークルを結成した。この日は、サークル正副長や元担任教師4人が訪問。サークル長の宮島優哉君(12)は「これまでの活動が評価されたのでこれからも活動を続けたい」と感想を述べた。
高遠地区区長会の飯島明会長は「先輩たちのやってきた功績が認められてうれしい」。JA上伊那東部支所の伊藤昭人支所長は「今まで以上に活動に取り組みたい」と話した。
「さくら功労者」を受賞した3団体の皆さん -
おひさまクラブ・春の油彩画展
伊那市を中心とした上伊那の油絵愛好者でつくる「おひさまクラブ」(有賀恵治会長、16人)の油絵展は6日、同市中央区の中部電力伊那営業所ギャラリーで始まった=写真。メンバー12人が一人1縲・点の計24点の新作を出品している。27日まで。入場無料。
会社員、主婦、定年退職者など20縲・0歳代の幅広い年代の会員が集まり、身近な山や田園風景、ユリの花などの静物を描いた力作を出品。各メンバーが題材に対して感じた思いをキャンバスに向かって表現している。
「おひさまクラブ」は、市駅前ビルいなっせであった油絵教室の卒業生らで04年に発足。月2回の教室で、造形画家碓井伍一さん(71)=同市山寺=の指導を受けながらメンバーらの交流も深めている。同ギャラリーでの展示は、今回で5回目となる。
碓井さんは「初めて筆を握った人もいたが、次第にそれぞれが自分の絵を描けるよう成長している」と評価。有賀会長(67)=同市西春近=は「展示会の回を追うごとに作品が充実してきた。見てもらうことで励みになる」と来場を呼び掛けている。
土・日曜日は休館。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
トンボの池整備作業
駒ケ根市のハッチョウトンボを育む会(小川周次会長)は8日、ハッチョウトンボが生息する同市南割のトンボの池周辺の整備作業を行った。会員ら約10人が参加し、池の中に繁茂している水草や藻を取り除いたり、周囲の土手の草取りなどに汗を流した=写真。会員らは「ハッチョウトンボにはこの良い環境の中でもっともっと増えてほしい」とこれからの繁殖シーズンを楽しみにしている。
作業後、総会と昨年秋に完成した木道の完成祝賀会がアイ・パルいなんで開かれた。 -
英語で観光ガイドクラブが高遠城址公園でお花見研修会
上伊那在住の有志でつくる英語で観光ガイドクラブ(会員20人、倉田嘉明代表)は10日夜、高遠城址公園で現場研修を開いた。高遠町のボランティアガイドに取り組む「高遠ふきのとうの会」の北村勝彦会長を迎え、タカトオコヒガンザクラのゆえんや高遠城址の歴史について学んだ。
同会は外国人旅行者などに地元の名所や歴史を英語で案内できる人材を育てる目的で今年1月に発足。自分たちが知らない地元の歴史を学んだり観光案内用の英文翻訳などに取り組みながら英語で観光案内するノウハウを学んでいる。
現場研修は今回が初めて。高遠城址は日本有数のサクラの名所として知られる地元観光名所の一つだが、歴史などについては会員たち自身が知らないことも多いため、改めて歴史的背景などを学ぶ研修を企画した。
北村さんは、公園内に約1500本近いサクラが植樹されていることや、エドヒガンザクラの交配種で、この地の固有の種類であることから「タカトオコヒガンザクラ」と名付けられたことを説明。
参加者から「伝説でタカトオコヒガンザクラの色が赤いのは血を吸った色だと言われるが」といった質問がでると、「ここは織田勢と仁科五郎盛信の激戦となった場所で、たくさんの人が自沈している。そういう血がサクラの色になっていると小さい時から聞かされた」と応えていた。
同クラブは現在会員を募集している。
申し込み・問い合わせは伊那国際交流協会(TEL72・7706)へ。 -
かんてんぱぱガーデンのカタクリ見ごろ
伊那市西春近のかんてんぱぱガーデンでは、カタクリをはじめとする春の山野草が見ごろを迎えている=写真。
春から夏にかけて80種類以上の山野草が代わる代わる咲き、観光客の目を楽しませている同ガーデン。現在、ショウジョウバカマ、ミズバショウ、イワウチワなどが続々と見ごろを迎えており、約200株が群生するカタクリとともに訪れた観光客の目を楽しませている。
カタクリについてはその花の形から「かたかご」(傾いたかご)という呼び名が「かたこゆり」となりそれが転じて「カタクリ」と呼ばれるようになったとする説がある。昔は鱗(りん)茎からでん粉が採れ、それを「カタクリ粉」といって食べていたが、現在の一般的なカタクリ粉にはジャガイモのでん粉が用いられている。 -
箕輪町「わらべうた」講座開講
箕輪町公民館、町子どもセンター主催の子育て元気アップ講座「わらべうた」が11日、町文化センターで始まった。乳幼児とお母さんを対象にした講座で、お母さんが我が子に優しくわらべうたを歌った。
初開催の昨年度は平均15組の親子が参加した。本年度も、子どもが母親の声を近くで聞き、肌で感じ、愛情を感じることができる、子どもと真正面から向き合えるわらべうたを通した親子のふれあいを願い開く。
音楽教室を主宰する講師の千葉芳子さんは、わらべうたを「空よりも広く海よりも深いファンタジー」と紹介。「自分の子どもにだけ聞こえる声でやさしく、言葉を大切に」とアドバイスした。
0・1歳児の講座は18組が参加。お母さん達が「ココハトウチャン」「メンメンスースー」などのわらべうたを歌いながら、子どもの額や鼻を指でやさしくなでると、子ども達はお母さんの顔を見てニコニコと笑っていた。
月2回。0・1歳児は午前10時、2歳児以上は11時から。それぞれ約30分間。絵本の読み聞かせもある。申込み不要。妊婦の参加も歓迎。 -
箕輪町図書館新事業
「宅老所ミニ図書館」始まる箕輪町図書館は07年度新事業で、町内の宅老所に図書を届けお年寄りに利用してもらう「宅老所ミニ図書館」を始めた。10日、専用箱に入れた本や紙芝居など30冊を宅老所に届けた。
“届ける図書館”としてこれまでみのわ園などでやっていたが、よりきめ細かなサービスを目指し、大きな施設だけでなく町内の宅老所3カ所を利用する人にも楽しんでもらいたいと始めた。
専用箱に30冊を用意し、箱ごと施設に届け1カ月ごとに交換する。本は主に大活字本、昔の風景などが楽しめる写真集、絵本、雑誌など。読みたい本の要望を寄せてもらい、希望に沿うような本を届けていく。
宅老所菜の花(小笠原今朝美代表)では、段ボール箱にきれいな紙をはり「ミニ本箱」を用意して図書が届くのを待っていた。図書館職員が本を紹介すると、「小説が友達だ」と話す利用者もいて、さっそく本を手にした。菜の花では、「本はあるけど特に出すことは今までなかったので興味を示してくれると思う。地元の民話の紙芝居は喜ばれるので、今後要望したい」と話していた。 -
美篶小卒業の同級生展 美篶郵便局で
伊那市の美篶小学校を1957(昭和32)年に卒業した主婦、太田光子さん(62)=南箕輪神子柴=が同級生の伊東悦子さん(同)=埼玉県越谷市=へ送った絵手紙の展示「光ちゃんから悦ちゃんへ絵手紙365日展」は27日まで、2人の地元である美篶郵便局で開いている。
卒業以来変ることのない交流を続ける2人は、伊東さんが地元を離れてからも手紙や電子メールなどで気持ちを伝え合う間柄。絵手紙を送り始めたのは、10年ほど前からで、2年前からはほぼ毎日続いている。
絵手紙展は、心安らぐ絵手紙が毎回届くのを楽しみにしている伊東さんから「皆さんに見てもらえば」との呼び掛けがあり企画した。太田さんは「これから絵手紙を始めたいと思っている人に興味を持ってほしい」と、これまで送った絵手紙を送り返してもらい展示することになった。
作品は、風景や植物、動物などを題材に描き、文章はその時の思いを日記として添えた100枚以上を出品。庭先に集まるスズメの愛らしさや、冬眠を終えたカエルを見て春の到来を感じたことなど、日常にある一つひとつの出来事を報告している。
太田さんは「絵手紙は、自分の思いを手紙にして相手に伝え続けることに意味がある。悦ちゃんというよいキャッチャーがいてくれたから続けてこれた」と話している。
土・日曜日、祝祭日は休み。午前9時縲恁゚後5時。
心温まる絵に日々の出来事を文章でつづった「光ちゃんから悦ちゃんへ絵手紙365日展」(美篶郵便局) -
地域交通安全活動推進委員の委嘱状伝達式
交通安全啓発ボランティア「地域交通安全活動推進委員」の委嘱状伝達式が9日、伊那署であった。小嶋惣逸署長が県公安委員会から委嘱のあった同署管内の委員14人に対し、委嘱状を受け渡した=写真。
同委員は、地域のおける交通安全の意識向上を目的に、啓発活動に取り組む地域のリーダーに法律上の資格を有して委嘱するボランティア。具体的な活動として、街頭啓発運動や児童を対象とした交通安全教室への参加などで事故防止を呼び掛ける。
委員の任期は2年間。本年は同管内の伊那市から9人、箕輪町から3人、南箕輪村から2人の計14人(再任10人、新任4人)を委嘱した。
会長に再任(3期目)した、三沢清さん(70)=同市福島=は「地域の交通安全のみならず児童の登下校の安全も守っていきたい」と意気込みを述べた。
小嶋署長は、昨年、交通事故や死亡事故の件数が県内で減少したのに対し、管内では死亡事故が増加した状況を報告。「地域の交通安全にとってもこの2年間は重要な時期。皆さんの活躍に期待したい」と呼び掛けた。 -
宮田小交通安全教室
宮田村宮田小学校は10、11日、交通安全教室を開いている。1、2年生は歩行、3年生以上は自転車で路上も走行し、安全確認を繰り返し徹底した。
10日は、2、4、6年が行い、学校周辺の路上などで講習。安協や駐在所の協力で、交通ルールを守る正しい運転や歩行技術を学んだ。
安全確認が不十分だったり、ブレーキのかけ方が不慣れな姿もあり、安全に通行できるようアドバイスも受けていた。 -
「ぐるっと駒ケ根花めぐりバス」スタート
駒ケ根市内のさまざまな花の見所をバスで巡る「ぐるっと駒ケ根花めぐりバス」が8日、今年の運行を開始した。菅の台の市観光案内所前を午前10時に出発したバスは観光客ら約20人を乗せ、大沼湖のザゼンソウやミズバショウ、光前寺や吉瀬、栖林寺のシダレザクラなど6カ所の花々を約5時間かけて見て回った=写真。昨年、早太郎温泉開湯10周年を記念する温泉郷感謝祭の企画として初めて実施したが、好評だったことから今年以降も継続運行する。
バスは春と秋のそれぞれ約1カ月間に毎日運行する予定。サクラ、モモ、コブシ、赤ソバ、コスモス、キクなど季節ごとの花の名所を選んで運行する。予約が集中する日もあるため、市観光案内所は早めの予約を呼び掛けている。完全予約制。料金は昼食代込みで一人3500円。
問い合わせは市観光案内所(TEL81・7700)へ。 -
山野草園ボランティア作業
駒ケ根市菅の台の「森と水のアウトドア体験広場」敷地内にある山野草園の整備作業が7日、始まった。登録した市民ボランティア18人のうち約10人が集まり、市の担当者から概要の説明を受けた後、園内の山野草の生育状況などを見て回った=写真。次回からは花の時期に応じて植え付けや株分け、移植などを順次行っていく。作業は花のシーズンが終わる10月ごろまで、原則として毎月2回午前9時から3時間程度行われる。
花の庭は広さ約1700平方メートル。現在約220種の山野草やハーブなどが生育し、訪れる観光客や市民らの目を楽しませている。広場のオープンとともに02年に開設されて以降、管理は市が行ってきたが、05年からは市民らによるボランティアらが整備を手がけている。 -
白鳥に魅せられたアマチュア写真家
伊那市西春近
赤羽信一さん(61)今でも、シャッターを切る時は最初のころと変わらず良い緊張感が走るし、写真には写らないけど撮影している時に聞こえるハクチョウの羽音はたまらない竏秩B
一昨年から冬の間に安曇野へ降り立つハクチョウの姿を撮り続けている。2シーズンで五宝殿、狐島、犀川ダム湖などの周辺を20回以上訪れ、3千枚以上を撮影した。
「時間帯によってもハクチョウの見え方は違う。8時ころだと朝日に染まって少し赤みがかっているけど、10時位になると真っ青な空とは対象にハクチョウの羽は真っ白になる。青い空とのコトラストが、ハクチョウを一層美しくひきたててね」と笑顔を見せる。
◇ ◇
退職後の趣味に竏窒ニ写真を始めたのは3年前。最初の1年は独学でやっていたが、2年目の秋からは写真講座を受講。基礎技術の習得に努めながら風景写真などを撮影してきた。
ある時、撮影先で知り合った安曇野の写真家が地元を案内してくれるというので、初めて安曇野を訪れた。その日は快晴。冷たい空気の中、青く澄みわたった空を背景に常念岳が悠々とそびえていた。ちょうどその時、数羽のハクチョウが常念岳の上を舞った。
「すかさずカメラを構えたんだけど、その時はうまくシャッターを切ることができなかった。『これは絶対ものにしなければならない』って思った」
ハクチョウに魅せられた瞬間だった。 ◇ ◇
現地へ足を運ぶ回数が増えるにつれて顔見知りの仲間も増え、さまざまな撮影技法を教えてもらった。
目下の課題は、ハクチョウが飛び立つ瞬間の躍動感やスピード感を表現するため、できるだけ遅いシャッタースピードで撮影すること。
「今シーズンは1500枚ほど撮影したが、『そこそこ』と思えたのは3枚ほど。今年は13分の1秒まで挑戦したが、うまくいかなくてね」
一方、ふとした瞬間に偶然の面白い一枚の撮影に成功することもある。飛び立とうとするハクチョウに別のハクチョウがおじきをしている作品「頭が高い控えおろー」は、今年初めての応募した公募展で見事入選した。
「自分の理想とする部分と比べたらまだまだ。最初は知らないことばかりだったけど、いろんな人に親切に教えてもらって助かったし、つながりもできて良かった。とにかく8分の1まで到達したい。ユーモアのあるハクチョウの姿も撮影していけたら」
◇ ◇
現在伊那市の「ペアーレ伊那」で赤羽さんが2シーズンで撮り貯めた作品の展示をしている。21日まで。 -
高遠城址公園 有料入園者650万人を達成
「天下第一の桜」を宣言する伊那市の高遠城址公園の有料入園者数が10日正午すぎ、650万人を達成した。市などは650万人目と前後2人ずつに記念品を贈った。
650万人目は、松本市の主婦青木簾子さん(70)。「ずっと来たいと思っていた」と長女と一緒に、初めて訪れた。「話には聞いていたけど、花の色が濃くてすばらしい。機会があれば、また来たい」と喜んだ。
前後の各2人は、愛知県や東京都から来た家族連れなどだった。
記念品としてタカトオコヒガンザクラの苗木をはじめ、高遠まんじゅう、気の里の水、みはらしいちご園の入園券などをそれぞれ贈った。
公園内のタカトオコヒガンザクラ約1500本(10日現在)は5分咲き。11日には8分咲きになるとみられる。
有料化になったのは1983(昭和58)年で、年間30万人弱が入園。今シーズンは35万人以上を見込む。 -
菜の花一面鮮やかに
宮田観音がおなじみの宮田村北割区の真慶寺近くで、一面の菜の花が見ごろを迎えている。満開が近づいた同寺のサクラと咲き競うかのように見事で、住民や訪れた人たちの目を楽しませている。
農地が隣り合う春日甲子雄さんと春日好章さんの2軒が5年ほど前から鑑賞用にと栽培。今年は暖冬の影響で例年に比べて1週間ほど早い開花となった。
「みんなに見てもらって楽しんでもらえれば」と春日甲子雄さん。春日さんの自宅庭などにはモクレンやスモモの花も開花しており、一帯は春爛漫の装いだ。
菜の花は今月いっぱい楽しめるという。 -
越百の水汲式とライトアップ点灯式
ソメイヨシノが2分咲きとなった与田切公園で6日夜、いいじま桜まつり開幕を前に、「越百の水」の水汲式とライトアップ点灯式があった。花冷えの中、桜まつり実行委員ら50人が参加。「おおるり」のフルート演奏に耳を傾け、それぞれペットボトルに「越百の水」を汲み、口に含んで、軟水を実感した。
引き続き、プール前に移動し、桜のトンネルに設置した水銀灯8基合わせて3800Wを、高坂町長が点灯。2分咲きの桜の花が白く浮き上がり、幻想的な風景を醸した。
参加者は花のトンネルの下をゆっくり歩いて、夜桜の風情を楽しんだ。
与田切公園の桜まつりは7日から14日まで。期間中、桜並木をライトアップする。午前10時縲恁゚後8時まで飲食テントを営業する。 「越百の水」は7日から給水開始。 -
山の音&手って市にぎやかに
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中川村の望岳荘芝生広場で7日、第3回桜まつり・山の音&手って市(アルプスコンサート)があった。村民有志でつくる実行委員会主催。
第2回桜まつりコンテスト入賞作品の発表や蟹沢かつひろさんのフォーク弾き語り、オカリナ演奏に耳を澄まし、ほぼ満開のソメイヨシノを見上げ、陽春の一時をのどかに過ごした。
また、会場では手作りパンや菓子、中川焼き、手織りの袋物、紙細工、鉢花の販売、フリーマーケット、喫茶などが催され、来場者でにぎわった。 -
都市農村交流セミナー
ワークショップ中間発表箕輪町の新しい体験型産業の創出を検討する「赤そばのまち・箕輪」発・都市農村交流セミナーの第3回会議は6日、町文化センターで開いた。住民ら26人が参加し、ワークショップの中間報告と今後の方向付けの提案を受け意見交換した。
アドバイザーの都市農山漁村交流活性化機構が、第2回で「地域住民、旅行者が楽しめる自然・農村資源の生かし方と課題」をテーマに検討した結果を報告し、交流活動取り組みの方向付けを提案した。
提案は▽地域の魅力資源を掘り起こし、評価し、記す▽交流の活動内容を設定する▽交流に必要な場・施設・ものづくりをする▽もてなし・人づくりをする▽わが町の魅力をPRする-の5項目。
地域住民主体で魅力資源のウォッチングをし記録する、交流のメニュー・プログラムをつくる、観光案内・農業指導・伝統芸能指導の人材を育成するなど具体的な提案説明があった。 -
ペアーレ伊那で立石さん、赤羽さんの写真展
伊那市の社会保険健康センター「ペアーレ伊那」で21日まで、城南町の建石繁明さん(72)と西春近の赤羽信一さん(61)による写真展が開かれている。
同施設で講座を開く建石さんは今回「春よ来い早く来い」と題して今年の2月から3月にかけて撮影した花々の写真20点を展示。
地元で撮影した作品が中心だが、早咲きとして知られる伊豆地域のカワズザクラとメジロの姿をとらえた作品なども並んでいる。
3月初旬に咲く「セツブンソウ」は、辰野町で撮影した作品。花びらのようなガクを持り、白い花が咲いているように見えるセツブンソウだが、本来のガクの枚数は5枚。しかし今回の撮影では、7枚のものや14枚のものもあり、建石さんは「25年近く撮影してきたが新たな発見」と話す。
そのほかにもフクジュソウやザゼンソウ、オオイヌノフグリなどといった早春の花々のさまざまな表情をとらえた作品が並んでいる。 -
伊那谷新酒祭り 桜さかなに飲み比べ
桜と地酒を楽しむ恒例のイベント「伊那谷新酒祭り」は7日、伊那市西町の春日城址(し)公園であった。5回目の今回は、飯田市の蔵元・喜久水が新規参加で地元9醸造会社の酒を飲み比べ。県内外から集まった参加者は、咲き始めたばかりの公園の桜を見ながら新酒の喉ごしを味わった。
西町商店街の有志で結成した「ルネッサンス西町の会」(向山等会長、56人)が主催する地域おこしイベント。会場には地元酒造会社9社(日本酒8社、地ビール1社)の20銘柄以上の新酒が集まり、それぞれの酒を関係者らが紹介した。
初回以来の参加となった20代の女性2人(上伊那在住)は「どこのお店の酒もおいしいものばかり。久しぶりに来れたので気合を入れてすべての銘柄に挑戦したい」とほろ酔い気分で楽しんだ。
商品券の当たる恒例の利き酒コンテストや、来場した先着120人に地酒(300ミリ)をプレゼントなどもあり会場は大盛り上がり。向山会長は「天気は悪いものの期待通りに桜が花を咲かせてくれた。来場者が多く来てくれたのでやっている方もうれしい」と話した。
同会は5月中旬、「西町の公園」である春日城址公園の美化活動を目的としたツツジの木の植樹を予定している。 -
登喜和冷凍食品 打ち上げ花火で追悼
登喜和冷凍食品(本社・伊那市、登内英雄社長)は6日夜、同市高遠町の「高遠さくらホテル」で、3月中旬に死去した登内武男会長の追悼の意を込めた打ち上げ花火を上げた。約80人の社員が出席し、高遠ダムの湖畔沿いから大輪の花を咲かせた花火を見ながら偲んだ。
恒例となっている花見会の打ち上げ花火に合わせ、故人を追悼した。例年に比べ約2倍となる、3号玉20発、4号玉の水中花火2発など計27発を用意した。
登内社長は「高遠の桜を見ながら交流し、社員それぞれの気持ちを確認し合えた。親ぼくを深めている様子を会長も空から見て喜んでくれていると思う。会社一筋の人でしたから」と話した。 -
こいのぼり、武者のぼり、卯月の空に
空は春色に霞み、こいのぼりと武者のぼりが卯月の風をはらんで、悠然と泳いでいる。
真新しいのぼりが立てられているのは、飯島町七久保の斉藤隼人さん宅。昨年9月に生まれた長男の世成くんのもの。
武者のぼりやシルクのピカピカ光るこいのぼり、ひれに膨らみのある最新型のこいのぼりは、世成君のお母さん、陽子さんの実家から贈られたもの。
世成君はこいのぼりを目で追い、ごきげんとか。 -
伊那三女ゆかりの西岸寺のシダレ桜満開
飯島町本郷の西岸寺のシダレ桜が昨年より10日も早く満開になった。
樹齢3-400年のこの桜は、約200年前、花を愛で、和歌を詠み、伊那谷の庶民文芸の先駆けとなった伊那三女のゆかりの桜。
松の緑と白壁のコントラスト、こんもりとした樹形も美しく、絶好の被写体とあって、アマチュアカメラマンや花見客でにぎわう。 -
文化勲章・人気作家版画展 ベル伊那10日まで
文化勲章作家らの版画を集めた展示即売会「文化勲章・人気作家版画展」は10日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている=写真。
文化勲章作家の東山魁夷の「朝静」「山嶺湧雲」、棟方志功の「桃太郎図」、小倉遊亀の「山百合」など約50点を一同にそろえた企画。
今や人気作家として有名な千住博や、海外で注目を集めている浜口陽三、長谷川潔の作品も並ぶ。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
みのわ健康アカデミー入学式
熟年者の健康レベル向上を目指す箕輪町の「みのわ健康アカデミー」第3期の入学式が5日、町民体育館であった。41歳から74歳までの52人が1年間、健康学習やトレーニングに励む。
保健福祉課の白鳥一利課長が、「来年3月の卒業式を目指し、楽しく仲良くやってほしい」とあいさつ。担当職員が自己紹介した。
式後は、肺活量、握力、上体起こし、開眼片足立ち、10メートル障害物歩行などの身体測定、体力測定をした。
アカデミーは1年間に集団健康講座、健康学習、マシントレーニング、在宅トレーニング、検査・測定などに取り組む。
本年度は集団健康講座に新たに切り絵やしめ縄など文化的講座を加える。町教育委員会主催の健康教室にも1回ずつ参加し、希望者は継続受講するなど選択肢を広げる。検査では、筋肉割合や水分量などを調べる新しい検査も取り入れる。 -
こんなに大きくなりました、大きなカブ
「こんなに大きなカブ見たことがない」-。中川村大草北組の松下弘毅さんはこのほど、JA中川支所(川手三平支所長)にすり鉢に植えた野沢菜(カブ菜)を持ち込んだ=写真。
野沢菜は昨年夏に種まき、収穫しないまま、冬を越した。カブはどんどん成長し、直径17センチ、長さ30センチ余、黄色の花も咲いた。カブが重いため、特大のすり鉢に植えて、支所のロビーに飾った。
川手支所長は「ダイコンの太いのは見たことがあるが、野沢菜のカブがこんなに大きくなるとは」と驚いていた。 -
矢野弥生さん「ワイプラザ」で書道展
上伊那の書道家でつくる伊水会の会員、矢野弥生さん(69)=伊那市日影=の書道展は30日まで、同市西町の伊那バス観光「ワイプラザ」で開いている。古希の祝いを迎える矢野さんは、今までの集大成の意味を込め、これまでの秀作などを並べた。
作品は、書道芸術院展、県展などで入賞した作品など計11点を出品。書体は、漢字とかなを混ぜた「調和体」や造型、線、墨色、余白などの美しさを評価する「前衛」などさまざま。前衛作品の「飛による」は、今にも字が飛び立とうとしているかのように表現したという。
「中学校のころから習字が好きだった」という矢野さんは、高校2年生の時、県展で初入選。就職してからも仕事の合間を見ては書道を続け、24年ほど前に伊水会へ入会し、指導者の千葉耕風代表に師事する。
矢野さんは「千葉先生や周りの仲間たちに励まされてここまでやってくることができた。筆が持てるうちは精進していきたい」と、これからの意気込みを語る。
「素直に感じてもらえれば」と来場を呼び掛ける矢野さん -
交通安全活動推進委員委嘱式
交通事故の防止のため県公安委員会が委嘱する地域交通安全活動推進委員の委嘱式が3日、駒ケ根署で行われた。委嘱を受けた7人のうち6人が出席し、山本修作署長から一人一人委嘱状の伝達を受けた=写真。委員の一人赤羽根徳彦さん(71)=駒ケ根市福岡=は「光栄に思う。安協の仕事と兼ねながら委員皆で力を合わせ、交通事故が1件でも減るよう活動していきたい」と述べた。山本署長は「地域の交通事故防止のため、教育や指導をぜひよろしくお願いしたい」と激励した。
委員のうち6人は再任。新任は1人。任期2年。
委員は次の皆さん。
赤羽根徳彦(駒ケ根市)唐沢利明(同)中島明美(同)橋爪利夫(宮田村)冨永松雄(中川村)筒井功(南箕輪村)小林博明(飯島町) -
花いっぱい運動
南箕輪村特産品カーネーションのアレンジメント有料化始まる南箕輪村花いっぱい推進協議会の事業で、役場庁舎などに飾っていた村の特産品カーネーションのアレンジメント有料化が4月から始まった。アレンジメントを担当する村障害者生きがいセンター「ひまわりの家」の職員と通所者が、申込みのあった公共施設と村内事業所の全10カ所に花を届けた。
カーネーションのアレンジメントは、「清花園」(田畑)の堀友和さんが、地域の人に村の特産品カーネーションをもっと知ってほしい-と、昨年3月から役場庁舎などに飾ったのがきっかけ。4月から協議会が共に取り組み、「ひまわりの家」の通所者がアレンジメントをしている。
屋外だけでなく屋内も花いっぱいの村にしたい-と、アレンジメントを飾る村内事業所を募り、不景気でひまわりの家の通所者の収入が減少していることから、アレンジメントを有料化して料金の一部を収入にあてることにした。
申込みは役場庁舎内2カ所、村民センター、図書館、村公民館、村商工会、JA上伊那南箕輪支所、プリンセスジュエリー、ギャランショップ伊北、伊那総建の10カ所。
アレンジメントは4月から10月までは毎週、冬期の11月から3月までは2週間ごとに交換。今回から、「ひまわりの家」の職員と通所者が各施設に花を届ける。