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神社準備
伊那市坂下の「坂下神社」で28日、新年を迎えるための準備が行われた。作業に参加した約15人の神社員は、大鳥居やご神木、本殿など4カ所にしめ縄を取り付け、おたき上げや境内の清掃に取り組んだ。
同神社には例年、31日の午後9時ころから二年参りに訪れる人たちが集まり始め、1月1日の午前0時ころからは、近くにある「常円寺」で鐘をついた人が流れてくるため、一時的に大鳥居の外側まで参拝客が並ぶほどにぎわうという。
今年は甘酒、年越しそばを250縲・00食ほど準備する。甘酒は無料配布し、そばは200円程度で販売する予定。当日は、熊手やお守りを販売するテントも並ぶ。 -
元旦配達へ年賀状仕分け
伊那市坂下区の伊那郵便局(藤原良明局長)は元旦の配達に備えて、職員やアルバイトらが年賀状の仕分け作業に追われている。
28日現在、同局が元旦に配布する、年賀はがきの引き受け枚数は32万4千枚。前年の元旦配達枚数は60万4千枚の実績だったが、年々、差し出し人の遅出し傾向に伴い、本年のピークはずれ込み、31日まで作業に追われそうだ。
伊那郵便局では、101人のアルバイトを導入。年賀状を仕分けする内務作業には、女子高校生を中心に60人が、配達を担当する外務作業には、地元高校の野球部などを中心に41人が参加している。
石川紗妃さん(伊那北高校1年)は初めての仕分け作業。「仕分け作業が大変なことが分かったし、配達されるまでの方法が知れてよかった。元旦に年賀状が届いた人の喜ぶ顔が楽しみ」と作業に集中していた。 -
伊那保健所 05年の主な出来事
◇犬のおまわりさん(4月縲・▽「犬のおまわりさん」は、本年6月に動物愛護会上伊那支部員約30人で発足。犬の飼養者が子どもの登下校に合わせて犬と散歩することで、子どもたちのコミュニケーションを図ったり、一人歩きする子どもの死角を減らし、不審者を見かけたときは警察に通報するなど、犯罪の抑制・防止効果を期待。現在は、犬のしつけ方教室の卒業者を加えて約60人が上伊那管内で参加している
◇不正大麻・けし撲滅運動(6月)▽不正大麻・けし撲滅運動期間中に植えてはいけない・スけし・スの発見が相次ぐ(駒ヶ根市、飯島町、箕輪町における合計は5497本)。けしに対する正しい知識の欠如から自宅等の敷地内で鑑賞目的で栽培(自生)していたものについては、「あへん法」で栽培や所持が禁止されているため、抜去するとともに栽培しないよう周知を図った。本年度、県内の不正けし抜去本数は13894本(前年度6920本)
◇タウン保健所の開催(6縲・1月)▽保健所が住民の身近な場所に出向き、専門的な知識を生かした健康相談などを行い、自らが健康づくりを考えるきっかけとするため03年度から開催し、本年度は7回実施(大学、高校2校、市町村、大型店3店舗)。本年度の実施については「健康グレードアップながの21上伊那版」に基づくとともに、「上伊那地域食育プログラム」の推進を図るべく、健康づくりに関心の薄い年代層に重点を置いた
◇アスベスト対策による健康相談窓口の設置と検査の実施(7月縲・▽アスベストによる健康被害が発生したことに伴い、アスベストに係る健康被害や健康不安の相談に応じ、相談・診察してもらえる医療機関を紹介した。アスベストが使用されている県有施設の浮遊調査も実施した(相談件数48件、調査数4ケ所)
◇食品・添加物等の一斉取締りの実施(7縲・月、12月)▽食品の衛生的な取り扱い、添加物の適性な使用、食品及び添加物の適性な表示の実施等について、食品関係営業者等に対する監視指導を行った。夏季は73施設で延べ163業種、年末は45施設を調査した
◇伊那木曽連絡道路(権兵衛トンネル)開通に伴う救急医療体制の調整会議の開催▽来年2月に開通が予定され、伊那と木曽の両医療圏の地理的条件が大幅に変化することに伴う救急搬送等の課題について、両医療圏の病院、消防関係者等による調整会議を開催。第1回は8月5日。第2回は来年1月24日を予定している -
年越し用のそば打ちに大忙し
大みそかを控え、そば店などは年越し用のそば打ちに追われている。
伊那市入舟の郷土食調達飲食店「亀」(湯川信男店主)には例年並みの500人前(1人前150グラム)の予約が入り、30日がピーク。
湯川店主が1人で打つ限界の量で、次から次へとこなす。
そば粉や、すり具合などを徹底的にこだわり、のど越しのよさを追求した自慢のそば。
そば粉に高遠町・長谷村産を使った「二八そば」で、1回につき4キロの生地を伸ばし、手際よく切り分ける。そばには、カツオとサバの削り節をミックスさせた自家製つゆを添える。
長崎県などへの発送は済み、注文のあった地元の住民には30、31日、引き渡す。
おいしいそばのゆで方は「沸騰した湯の中にそばを入れ、上がってきたら指し水をする。再度、上がったら湯から出し、水にさらす。そばをこまめにゆでること」がポイントという。 -
しめ飾り
伊那市ますみヶ丘のグリーンファームは、しめ飾りやおせち料理など、正月の準備に向けた材料を買い求める人たちでにぎわっている。
しめ飾りコーナーには、上伊那各地の生産者が製作したものが多数並ぶ。綯(な)い方から飾りまで、各家の個性が生きたしめ縄が、忙しい年の瀬の空気を和ませている。 -
駒ケ根青年会議所次期理事長
加藤道生さん(38)「前進あるのみ! 我々が未知の可能性を切り拓く」をスローガンに掲げ、設立40周年の節目を迎える駒ケ根青年会議所(JC)の06年度理事長として1月から新たなスタートを切る。「メンバーとともに全力で取り組み、駒ケ根JCの存在感を示したい」と意気盛んだ。
◇ ◇
大学卒業後、北海道拓殖銀行に入行。東京、帯広、札幌に勤務し、営業の最前線で経験を積んだ。「すごく勉強になった。営業というのは成績の数字が物をいうが、がむしゃらに数字だけを追い求めても駄目なんだということが経験を通じて分かってきた。外回りで1日に20件くらい会社を訪問し、経営者と会う中で何百社とつながりができたが、結局は相手は数字でなく、人間なんだということですね。本当に大事なのは心が通じ合うかどうか」人の心の動きをつかむべき立場に立った今、7年余りの経験は貴重な財産として生きてきている。
30歳になったのを機に銀行を退職し、駒ケ根に戻って家業(駒ケ根自動車産業)に入る。「帰ってきた時は雰囲気のあまりの違いに戸惑った。それまでの生活で都会の人間関係の冷たさにすっかり慣れ切っていましたからね。でも故郷ののんびりした空気と温かみに触れてすごくリラックスできた」
2年後、周囲の勧めもあってJC入会。以来、夢少年委員会副委員長、情報発信委員会委員長、副理事長を歴任、05年に専務理事に就任した。最も思い出に残るのが情報発信委員会委員長時代。「ちょうど市町村合併の議論が起こり始めた時でね。難しいテーマだと思ったが、みんなで考えるべき問題だと思ってあえて挑戦することにしたんです」議論は最初から荒れ模様で、反対、賛成意見のほか、新市名や市役所の場所など議論百出でまったくまとまらず、思った以上に難航。結論を出すことは到底無理とも思えたが、勉強会や企業へのアンケート調査、講演会などを企画・実行し、討論を重ねてようやくJCとしての意見集約ができた。結論は「伊南地域で合併すべき」。提言書にまとめ上げて関係各市町村に提出した。「結論はともかく、議論したことが大きな成果だった。ぶつかり合いがあって初めて得られるものもあるんですよね」
◇ ◇
幼稚園からピアノを始め、中学、高校、大学と吹奏楽部でトランペットを吹いた。現在も伊那フィルハーモニー交響楽団に籍を置いて活躍している。
「JCは自分を鍛える塾であり、道場。本音で話し合うことができる貴重な場です。得難い友人もたくさんできた。06年は設立40周年に当たる大事な年です。記念事業は今計画を練っているところだが、若者の視点で元気に盛り上げ、地域の人への感謝の心を示すものにしたいですね」 -
歳末夜警を巡視
飯島町消防団の歳末消防防犯夜警が始まり、26日夜、高坂町長や駒ケ根署の向山署長、早稲田団長ら団幹部ら約20人が町内の各分団の夜警拠点を巡視し警戒を続ける団員を激励した。
役場前で開いた出発式で、高坂町長は「年の瀬も迫り、飯島町では凶悪犯罪や大きな事故も発生せず、平穏に推移しているが、犯罪のない明るい正月が迎えられるように、警戒を強めて」とあいさつ。
この後、参加者は第3分団(堀内和幸分団長)の団員30人余と田切自警団7人が地域の警戒に当たっているJA田切倉庫前に移動。 「異常なし」の報告を受け、向山署長は「町内は凶悪な事件もなく、良い治安状況にある。これも一重に消防団の組織活動のたまもの」とたたえ「住民が安心して、新年が迎えられるように、任務を遂行して」と激励した。
歳末夜警は火災や犯罪が起きやすいこの時期に、町民の生活と安全を守るために、30日夜まで実施される。団員は交代で各地区の詰め所に深夜まで詰め、担当地区を巡回する。
##(見出し(1))
29日、年末夜警を町長、向山署長らが巡視
飯島町消防団の歳末消防防犯夜警が始まり、26日夜、高坂町長や駒ケ根署の向山署長、早稲田団長ら団幹部ら約20人が町内の各分団の夜警拠点を巡視し警戒を続ける団員を激励した。
役場前で開いた出発式で、高坂町長は「年の瀬も迫り、飯島町では凶悪犯罪や大きな事故も発生せず、平穏に推移しているが、犯罪のない明るい正月が迎えられるように、警戒を強めて」とあいさつ。
この後、参加者は第3分団(堀内和幸分団長)の団員30人余と田切自警団7人が地域の警戒に当たっているJA田切倉庫前に移動。 「異常なし」の報告を受け、向山署長は「町内は凶悪な事件もなく、良い治安状況にある。これも一重に消防団の組織活動のたまもの」とたたえ「住民が安心して、新年が迎えられるように、任務を遂行して」と激励した。
歳末夜警は火災や犯罪が起きやすいこの時期に、町民の生活と安全を守るために、30日夜まで実施される。団員は交代で各地区の詰め所に深夜まで詰め、担当地区を巡回する。 -
統計調査員に感謝状
経済産業省が所管する統計調査に多年にわたり従事したとして駒ケ根市の藤井フミ子さん=経塚、中嶋美保さん=飯坂、西川千壽子さん=北町=の3人に対し、このほど同省から感謝状が贈られた。26日、3人が駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長から感謝状を受け取った=写真。3人は「忙しい中、調査に協力してくれた人たちに感謝したい」などとそれぞれ喜びを語った。中原市長は「社会経済の進展に欠かすことのできない大切な調査。最近はプライバシーの問題などで苦労も多いと思うが、今後も引き続いてよろしくお願いしたい」と労をねぎらった。
藤井さんは29回、中嶋さんは19回、西川さんは20回にわたり工業統計、商業統計などの調査に従事した。 -
大原区お供えもちつくり
宮田村の大原区分館(三澤祐治分館長)は25日、お供えもちとしめ縄をつくる会を大原公民館で開いた。子どもを含む区民ら45人が参加し、あと1週間に迫った正月の準備に精を出した。参加者らはそれぞれおやす、輪じめ、鯛飾りなどのしめ飾りをつくったほか、男性らが交代で威勢良くもちをつき、女性らが形よく丸めて鏡餅に仕上げた=写真。
しめ縄づくりの指導に当たったのは元公民館長の仁科智弘さん。「今年はしめ縄の飾りにプラスチック製の物を使うのをやめ、南天や松など自然の物にしたら予算が浮いた」ため、例年行っているしめ縄づくりに加えてお供えもちをつくることにした。区民の評判も上々で、小出義光区長は「喜んでもらえてよかった」と笑顔で話していた。 -
みはらしファームで〆の子の飾り付け
今年も残すところ数日となった28日、伊那市西箕輪の農業公園「みはらしファーム」は、正月飾り・〆の子を園内各所に飾りつけた。
〆の子は、今月初めからの「〆の子づくり無料体験」の参加者や施設従業員、伊那東保育所の園児らが手作りした。来年の西暦に合わせ2006本の〆の子を縄につるし、園内各所に張り巡らした。全長は約1・3キロ。
〆の子に宿るといわれる「歳神様(せいのかみさま)」に、願い事を天へ届けてもらおう竏窒ニ、みはらしファームの〆の子には、作った人の願い事が添えられている。「友達と仲良くできますように」「家族が健康で過ごせますように」などが多かった。
〆の子は、年明け1月22日のどんど焼きでしめ飾りなどと一緒にたき、歳神様を天へと送る。 -
宮田小学校終業式
宮田小学校で28日、2学期の終業式があり、1、3、4学年の児童が、今学期取り組んだことを発表の中で振り返った。
総合学習「にじ色の時間」で、りんごを育ててきた3年生の児童は、花摘み作業の様子などを振り返り、楽しかったことや学んだことを発表。野溝和人校長は、お手伝いをして正月を楽しみ、安全に気をつけるよう児童たちに呼びかけた。
児童らはたくさんの荷物を抱えて下校。袋に穴があき、詰め込んだもを落としてしまった児童もいたが、「冬休み、一緒に遊ぼうね」などと冬休みへの期待をはせて帰宅した。 -
冬山は危険です。気をつけて
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会と伊那警察署は28日、仙丈ケ岳や甲斐駒ケ岳などへの登山口となる長谷村の戸台河原に今季の登山補導所を開設した。
入山者の多い31日まで毎日、午前6時から正午に開設し、行動予定や緊急連絡先などを記す登山者カードの提出を求めたり、非常食や登山道具の装備を確認するなど、遭対協の救助隊員や伊那署員が交代で対応する。
この日は関東、東海地方から6パーティ13人が入山。救助隊員から「積雪は例年並みで、北沢峠では50センチぐらい」と積雪状況や危険個所など冬山の登山情報を聞き、「気をつけて行ってらっしゃい」と送り出されて、気を引き締めていた。 -
高齢者の集団生活注意を
インフルエンザなどの感染症と食中毒の発生防止やまん延防止策を指導する研修会が26日、県伊那合同庁舎であった=写真。管内の社会福祉施設などの介護職員や調理員など約80人が集まった。上伊那地方事務所と伊那保健所の主催。
インフルエンザなどが発生しいやすい季節を迎え、感染症などに対する抵抗力が弱い高齢者の集団生活へ、予防対策を呼びかける目的。
インフルエンザについては、早めに医療機関で受診、室温を20縲・2度に保ち体を冷やさない、乾燥に注意し湿度は60縲・0%に、睡眠を十分にとり安静にする竏窒ネどと紹介した。
上伊那地方事務所の柳澤勝男厚生課長は「正しい衛生知識を身につけて、感染症を予防する体制を整えてほしい」と話していた。 -
本部幹部らが屯所を訪ね、激励
南箕輪村消防団(宮島忠夫団長)は27日夜、冬期の消防活動の安全確保と重要性の高揚を図ろう竏窒ニ、団長ら本部幹部が村内の夜警に向かう団員らの屯所を訪ね、激励した。
5分団の屯所11カ所を宮島団長らの1班、松澤武夫副団長らの2班の構成で回った。
南原の第4分団第2部屯所前には団員7人が集合した。松澤副団長は「寒いので体に気をつけて、火の元には十分注意して夜警をしてほしい」と訓辞。消防ポンプ、機械器具、機関日誌、夜警日誌などの整備状況も確認した。
夜警はこの日から始まり、3月末まで各部ごとの計画に沿って進める。 -
ふるさとの家でお供えもちづくり
駒ケ根市東伊那の農林業体験宿泊施設「駒ケ根ふるさとの家」は25日、正月のお供えもちづくりを行った。親子など約10人が参加し、もちつきとお供えもちづくりを楽しんだ。
用意したもち米は1斗2升。参加者らは湯気の立ち上るもち米に向かって力を込めてきねを振るった=写真。「楽しそう」と張り切ってつき始めた参加者だが、慣れない作業に十数回で息が上がってへとへとに…。代わる代わるきねを持ち替えてようやくもちをつき上げた。
できたもちは「手早くしないと硬くなるから」と早速丸く形を整えて鏡餅に。参加者らはそれぞれ「これで正月を迎える準備ができた」と喜んでいた。 -
気管挿管実習修了
3カ月で規定の30症例の気管挿管実習を終えた伊南行政組合消防本部北消防署の救急救命士森谷秀光さん(29)=飯島町田切=は26日、実習修了の認定証を駒ケ根市の昭和伊南総合病院で授与された=写真。森谷さんは「手術を受ける不安を抑えて実習に協力してくれた患者さんたちの気持ちに応えられるよう、現場で地域の人を救うために頑張りたい」と決意を述べた。認定を受けたのは同組合本部で3人目。
修了証を手渡した同病院の千葉茂俊院長は「高齢化が進む中、地域医療は医師や看護師だけでなく、地域の皆でやらなければならない時代になったが、気管挿管は大変難しい技術。身に付けたことを今後ぜひ役立てて」と期待を述べた。
気管挿管は心肺停止などに陥った患者に対し、口からチューブを挿し込んで呼吸を確保する処置。従来医師が行うこととされていたが、04年7月の法改正により、救急救命士による処置が可能となった。 -
北割区しめ縄づくり
宮田村の北割区青少年健全育成会(北原修会長)は25日、正月のしめ飾りをつくる講座を北割集落センターで開いた。親子ら約40人が集まり、わらを手にしてしめ縄やおやすづくりに取り組んだ。
指導に当たったのは20年前から毎年しめ飾りづくりを教えてきた小林弘さん。つくるのは始めてという子どもも多く、いきなりしめ縄づくりは難しいから竏窒ニ、まずはおやすを作ることから始めた=写真。小林さんは「子どものころに親父に教わったやり方を伝えたいと思うが、今の時代はなわをなうこともないので難しいことまでは教え切れない。だが、こうして子どもたちが楽しそうに作っているのを見るのはうれしいものだ」と話していた。 -
【記者室】大芝高原音頭をアレンジ
南箕輪村で、大芝高原音頭のアレンジ曲を作るプロジェクトチームが動き始めた。著作権問題などいろいろあるようだが、曲のアレンジは専門家に依頼する方針で、今後アレンジの曲調などを検討。来年のまつりまでに決定し、披露したいという▼伊那市や箕輪町の祭りは、子どもから大人まで多くの連が参加する踊りがある。大芝高原まつりは、大芝高原音頭のほか各地の民謡などもあるが、若い人があまり踊らないなどの課題もあり今回、老若男女が踊れる曲にしよう-とアレンジに着手した▼これまで祭り会場でBGMとして流すほか、民謡踊りに使用してきた大芝高原音頭。村民皆が踊って楽しむ新たな祭りの顔が誕生するか。アレンジ曲の仕上がりに期待したい。(村上記者)
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山岳写真家・津野祐次さんの写真集
駒ヶ根市在住の山岳写真家・津野祐次さん(60)の写真集「光と山気(さんき)の交響曲(シンフォニー)」が完成した。
中央・南の両アルプスをはじめ、八ケ岳、志賀高原、乗鞍高原など信州の山岳地帯で撮影した57点を紹介。山の風景や川のせせらぎ、木々に花々など「場所にこだわらず、自然のなかのひとこまをとらえた」(津野さん)。
このうち、中央アルプス宝剣岳から撮影した雲海に見える御獄山と沈みゆく夕陽は「交響曲が聞こえてくるような世界」と話す。ほかの作品も四季を通じて自然が織りなすさまざまな表情を伝え、撮影時の様子やその時の心境も短文でつづっている。
写真集は、新葉社(飯田市)の信州四季光景シリーズの第1弾で、変形B判、全47ページオールカラー。税別1600円。駒ヶ根市の駒ヶ根高原美術館、長谷村の仙流荘や入野谷ほか、一般書店で販売している。
津野さんは「撮影の時も常に水や新緑によって気持ちが安らぐ。写真を通じて、みなさんの心が和めば」と話している。 -
上伊那冬景色詩情豊かに
伊那市中央区の画家・須澤重雄さん(69)の個展「冬景色素描展」は06年1月20日まで、同市の中部電力伊那営業所ギャラリーで開いている。
6号から10号サイズを中心に、墨や白色の顔料で描いた冬景色のデッサン24点を出品。作品は、ここ6年間ほどで写し取った上伊那を中心とした風景120点から選んだ。
仙丈ケ岳、経ヶ岳、天竜川など、身近な自然が題材。白化粧した勇壮なアルプスや、今にも凍てつきそうな川の流れを、墨の濃淡で表現し詩情豊かな世界をつくっている。
個展は年末年始の恒例となっていて、本年で12回目。須澤さんは「上伊那近辺の親しみやすい題材が主になっているので、おたのしみください」と来場を呼びかけている。
29日竏・月3日、土・日曜日、祝祭日は休館。午前8時30分縲恁゚後5時10分。 -
消防団巡察
駒ケ根市消防団(小平佳司団長)の年末特別警戒が始まった。初日の25日夜、小平団長のほか、中原正純市長や駒ケ根警察署の向山静雄署長ら約30人が分散して市内の各詰所を巡察し、警戒に当たっている団員らの志気を鼓舞した。
第3分団の上穂コミュニティ消防センターを訪れた中原市長は「良き伝統である夜警が始まった。寒い中、年末にかけての努力に心から敬意を表する。市民の安全・安心のため、団員一丸となってぜひ頑張ってほしい」と激励した=写真。
小平団長は市役所前で行われた出発式で「31日まで団員600人が全員参加体制で夜間の警戒に当たる。昼間はそれぞれ仕事を持っているので大変だが、良い年が迎えられるよう、しっかり警戒に当たりたい」とあいさつした。 -
こたつで法話
中川村の宅幼老所「かつら」は25日、施設の理事長で、隣接する延寿院の法話を聞く会を開いた。15人が集まり、こたつにあたりながら「一年の締めくくり」についての話に耳を傾けた。
伊佐住職は「子どもや若い人たちに日本の伝統を伝えていってほしい」と、しめ飾りやおとそなど、正月の風習のいわれについて笑いを交えて楽しく解説=写真。「大切なことは節分や彼岸など古くから伝わる行事を大切にし、それぞれにどんな意味があるのかよく考えてみることだ」とした上で「正月はこたつでみかんでも食べながら家族みんなで楽しく過ごしてください」と笑顔で話した。 -
つつじが丘区クリスマス会
クリスマスの25日、宮田村のつつじが丘区PTAは子どもクリスマス会を村勤労者研修センターで開いた。小学生約30人が集まり、ゲームとケーキづくりを楽しんだ。
子どもたちは伝言ゲームなどをにぎやかに楽しんだ後、5班に分かれてクリスマスケーキづくりに挑戦。生クリームの泡立てに取り組んだ子どもたちはハンドミキサーを手に持って牛乳を泡立てながら、時折指先についたクリームをなめて「おいしい」と笑い合っていた=写真。協力してつくった生クリームを、あらかじめ用意したスポンジケーキに塗ってからイチゴなどのフルーツを乗せて苦心作のでき上がり。皆で「おいしい」と言いながら夢中でほお張っていた。 -
ライオンズクラブがマレーシアからのショートステイ学生の歓迎会を開催
伊那ライオンズクラブ(伊那LC)は24日夜、マレーシアから伊那市へショートステイに訪れたリム・スー・ウィーさん(17)を迎える歓迎会を伊那市のイマージュで開いた。
世界的組織であるLCには、海外と相互に学生を派遣し合う交換制度があり、伊那LCでも例年、さまざまな国と学生の相互派遣をしている。
20日に来日したリムさんは、22日に来伊して、南箕輪村のホテル多香野へ6日まで滞在する予定。日本の普段の生活を知ってもらうことを目的として、ホストファミリーとの生活の中で、家事なども体験するという。
中学最後の授業で日本について学び、興味を持ったことをきっかけに、今回来日したリムさんは「雪景色はんの日本はどこもきれい」と話していた。
伊那LCがプレゼントした浴衣をはおり、記念撮影もした。 -
園児が〆の子づくり
伊那市中央区の伊那東保育所で26日、しめ飾り「〆(しめ)の子」づくりがあった。年中児・年長児の約50人が1本ずつ作った。
みはらしファームで、西暦の数(2006本)の〆の子を作って公園内に飾りつけるイベントをしていることから、伝統行事を通してわらに触れてもらおうと昨年に続いて取り組んだ。
保育士が事前にすいたわらを用意。園児が1人で縄をなうことができないため、保育士が手伝った。束にしたわらを3等分し、それぞれをねじってから、1本に合わせた。
ゆるくなってやり直す園児もいたが「ぐるぐるとねじって」と保育士のアドバイスを受け、黙々と仕上げていた。
〆の子は、園児の保護者が書いた願いごとと一緒に、みはらしファームへ持ち込む。小正月行事どんど焼きで燃やし、願いごとを天に届ける。 -
家庭訪問で事故防止呼びかけ
伊那市の今年度の高齢者交通安全モデル地区に指定されている「東部地区」でこのほど、高齢者の家庭訪問があった。市、地区交通安全協会、県交通安全教育センター、伊那署などから13人が参加し、東部地区の日影、上の原の10世帯の高齢者に対し、事故防止を呼びかけた。
各家庭では「横断歩道を渡る前に必ず立ち止まって左右の安全を確認しているか」「赤信号や青の点滅で横断しているか」「道路を横断する時、停止車両の間から横断しているか」など6項目を問診。その後、交通安全を呼びかけるチラシや反射材などを配った。
家庭訪問を受けた日影新子の池上チエ子さん(77)は「普段から交通安全には気をつけているが、いっそう気をつけようと思った」と感想を述べ、配布された反射材も夜間に活用していきたいと話した。 -
励んだ成果カレンダーに
長谷村健康増進センターへリハビリテーションに通う人たちでつくる「あすなろ会」の切り絵グループ7人が、06年用のカレンダー(A3判)を製作した。
あすなろ会は、リハビリを兼ね、趣味と交流を目的に集う。切り絵グループは毎週1回、各自の体力や障害に合わせて作業に励んでいる。年間を通して製作してきた作品のなかから、桃の節句のひな人形や桜の花びらなど季節に合った作品を選出してカレンダーにまとめた。
メンバーの女性(84)は「切り絵は難しいけど、年々上達してきていると思うし、いい感じにできたよ」と出来栄えに満足していた。
カレンダーは村内の公共施設に贈り、喜ばれている。 -
中学校の特別教室棟と地域学校連携施設が完成
高遠中学校で、老朽化などに伴い校舎南側に建設を進めていた特別教室棟と地域学校連携施設が完成し26日、使い初め式があった。
1961(昭和36)年に建設された軽量鉄骨のプレハブ構造の特別教室棟は、老朽化と町が東海地震の防災対策強化地域に指定されたことを受けての改築。木造平屋建て(延床面積約531・23平方メートル)で、理科室、技術室とそれぞれの準備室を備える。
地域学校連携施設は、木造平屋建て(延床面積350平方メートル)で、多目的ホールやミーティングルーム、小会議室を設けた。音楽の授業や部活動などに使用するほか、PTAや東部教育会などの活動拠点、地域住民の生涯学習の場として幅広く活用し、地域との連携を促進する。
生徒らを前に伊藤俊規助役は「安心して授業を受けてもらい、校舎とともに良い思い出を残していってほしい」とあいさつ。
各学年の代表者が「待ち遠しかった理科の実験をすることができると思うと楽しみ」「歴史ある中学の新たな一歩。後輩たちにたくさん使われていくことを願う」などとそれぞれ新校舎への思いを語り、教室をじっくりと見て回り完成を喜んでいた。 -
みのわ振興公社が歳末募金
みのわ振興公社は26日、歳末助け合い募金7万410円を町社会福祉協議会長の平沢豊満町長に届けた。
公社は毎年、歳末募金をしている。今年はながた荘、ながたの湯、ながた自然公園、萱野高原で働く公社の従業員約50人が、会社内に設置した募金箱に入れた善意の4万4060円と、ながたの湯食堂に設置している有料電子レンジの収益金2年分2万6350円を届けた。有料電子レンジは、設置当初から使用料を社会福祉への募金寄付に使う目的で利用者に張り紙で案内している。 -
南箕輪郵便局
年賀早期差出キャンペーン抽選会南箕輪郵便局で26日、年賀早期差出キャンペーン抽選会があり、25人に年越しそばの「生そば」が当たった。
恒例のキャンペーン。年賀状引き受けの15日から24日までに年賀状まとめて50枚以上に応募券をつけて出した人の中から抽選した。
応募は275枚。そのうち南箕輪村内から242枚、伊那市西箕輪地区から33枚。応募割合から当選数は村内分22、西箕輪分3とし、南箕輪かんぽゆったり旅行会の有賀助雄会長、南箕輪郵便局の大沼局長、西箕輪郵便局の矢沢局長が厳正な抽選をした。当選者には早々に賞品を配達する。
南箕輪郵便局の年賀の扱いは例年約48万通。引き受けは25日までに10万通を超え、例年並の動き。配達分は7万8千通で例年より1割ほど少ないが、元旦には約30万通を配達予定という。
当選者は次の皆さん。
◆村内=伊藤由美、牧内亮、山口一男、三沢一二三、松下義治、原一雄、本郷恵子、高林稔、清水久子、松沢純一、向井弘、下島工治、福沢一成、恩徳寺、小原文雄、北原勝、征矢文夫、植田光夫、征矢幸子、加藤達人、山崎雅子、丸山敏夫
◆西箕輪=西村幸男、唐沢親男、西村邦人