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みはらしの湯でお茶会
ひなまつりに合わせて4日、伊那市西箕輪の日帰り温泉施設「みはらしの湯」で、小学生約10人が入浴客を抹茶でもてなした=写真。
お手前を披露したのは西箕輪公民館の茶道教室(重盛栄子代表)で学ぶ1縲・年生約10人。同公民館は一昨年から、小学生を対象とした茶道教室を開講して日本の伝統文化に子どもたちが触れる機会を提供している。
今回は、お茶を楽しんでもらいながら普段の成果を見てもらおう竏窒ニ、お茶会を開催。児童らが教室以外で人をもてなすのは昨年の文化祭に続き2回目。振舞う菓子はみはらしファームのいちご羊かんを使い、桜の花を形どった。
上級生が立てた抹茶を低学年の児童が客の前に運び、深深と頭を下げるなどして丁寧に接客した。お茶を振舞われた大人は、子どもの懸命な姿を笑顔で見守り「おいしかったです」と語りかけていた。 -
南箕輪村消防委員会
南箕輪村消防委員会(委員7人、倉田和之委員長)は1日、村役場で開き、05年度消防施設整備事業の報告と06年度事業を協議した。
05年度の主な消防施設整備事業は、国庫補助事業で第3分団第1部の消防ポンプ車更新(1312万5千円)、第4分団第1部の小型動力ポンプ付積載車更新(609万円)、全5分団の分団旗購入(42万円)、国の国民保護法による有事の際の防災無線サイレン音の設定(27万6150円)、消火栓3基新設(122万5500円)など。
06年度の事業は、06縲・8年度の3カ年実施計画による予定で、第3分団第2部の小型動力ポンプ更新。消火栓の新設、防火水槽の改修なども予定する。 -
箕輪町交通少年団入退団式
箕輪町交通少年団の入退団式は4日、松島コミュニティセンターであった。退団する6年生27人を送り、「交通少年団の誓い」を唱和して交通安全への思いを新たにした。
交通少年団は町内5小学校の5、6年生有志で組織。06年度は新入団員46人を迎え、前年度より19人増えて84人で活動する。交通ルールを学び、交通指導所などに参加して交通安全を呼び掛ける。
団長の小林交石町交通安全協会長は、「6年生は4月から中学校に行く。団の活動を思い出し交通ルールを守って。5年生は去年覚えたことを新入団員に教えてほしい。楽しみながら活動し、ルールを守って事故にあわないように」とあいさつした。
退団する6年生の代表児童は、「活動を通じて多くの人が交通安全を心がけてくれるのがうれしかった」「学んだことを忘れずにルールを守りたい」「社会が明るくなり事故がなくなることを願っている」などと感想を発表した。 -
明星大学の学生が、大久保区の子どもたちと33年目の交流
春合宿で宮田村を訪れていた明星大学(東京都日野市)児童文化研究会「人形劇団まめ」の学生8人が5日、大久保区の子どもたちとふれあった。交流は1975年から続いており、この日も人形劇やゲームなどを楽しみ心を通わせた。
同大の学生が大久保区を集落調査したのが縁で、同研究会は毎年同区を訪れて子どもたちと交流を深めている。
33年目を迎えた今回も、練習を重ねてきた人形劇を上演。地元の子どもたち19人が会場の集落センターを訪れ、工作やゲームなどでも一緒に遊んだ。
同研究会は大久保区以外にも年間5回ほど、子どもたちとの交流を行っているという。 部長の北川和敬さんは「都会の子は比較的おとなしいが、宮田の子どもたちはとても元気」と、やんちゃな宮田っ子の姿に目を細めていた。
公民館大久保分館の担当者は「来年も来てくれるという話しがあり、地元としても大歓迎。今後も交流がつながればと思う」と話していた。 -
せせらぎの小径の木々に鳥の巣箱を
伊那東小学校3年杏組(伊藤幸枝教諭、30人)は4日、保護者と一緒に鳥の巣箱などを作った。伊那市役所庁舎南側の親水公園「せせらぎの小径(こみち)」の木々に取りつける目的。児童ら約75人は、巣箱に止まり木を取りつけるアイデアなど、一人ひとりの個性が光る作品を仕上げた。
同市ではコモンズ支援金事業で今年度「せせらぎの小径再生事業」を実施。市民に親しまれる憩いの場にするため、車いすでも利用できる歩道の舗装などを整備し、18日に竣工式を迎える。同再生事業の一環で、近くの同校に巣箱製作を依頼した。
参加者は6班に分かれて巣箱8つ、えさ台4つを作った。児童たちがデザインを考えた巣箱は縦15センチ、横15センチ、高さ25センチほどの大きさが中心。のこぎりで切ったり、くぎで打ちつけるなど親子で協力しながら完成を目指した。
池上祐紀ちゃん(9)は「住み心地が良い巣箱が作れた。鳥がいっぱい集まってくれたら嬉しい」と力作のでき上がりに満足していた。
杏組では巣箱づくりの後、学級の送別会も開いた。来年度からはクラスが分かれてしまうため、総合活動で取り組んできた自家製みそで、五平もちなどを保護者と共に調理した。
巣箱などは10日に設置する予定。同組はゴジュウカラなどが好むヒマワリの種も一緒に持っていくつもりだ。 -
ふれ愛の郷の集い講演会
日本古来の食生活から現代の健康を考えよう竏窒ニ4日、「ふれ愛の郷の集い講演会」が東春近ふれ愛館であった=写真。作物学を専門とする信州大学農学部の井上直人教授を講師に迎え、雑穀を取り入れた健康づくりを学んだ。東春近社会福祉協議会主催。
白米の普及や食の欧米化に伴い、雑穀は日本人の食卓から遠ざかってしまった。
井上さんは、雑穀を主食としていた長寿村の事例から、雑穀には老化を促進する活性酸素を除去する成分が豊富に含まれ、美容や健康にも効果がある食物繊維が野菜を摂取するより多く取れることを示した。
現代の食生活は、高脂肪・タンパク質が中心でバランスが悪く、肥満や糖尿病を引き起こすカロリーは多いが、栄養成分は不十分で、栄養失調の現代人も多いという。
雑穀は、現代人の食事バランスを整えるのに効果的で、成人病や現代病の改善にも大きな効果が期待される竏窒ニし、雑穀を取り入れた主食の再構築を提唱した。 -
新市になっても住みよいまちづくりを
高遠町消防団(北原和門団長)は5日、春の火災予防運動(1日縲・日)に合わせて防火パレードをした。
伊東義人町長は「新市の消防団になっても地域を守ることに変わりはない。安心安全で、町民が安らげる地域づくりのため、防火・防災活動に尽力いただきたい」とあいさつ。北原団長は「町消防団としては最後となるが、火災予防の啓もうを徹底し、穏やかな住みよいまちづくりを続けていく」と訓示した。
全5分団の部長以上21人が参加し、消防車両6台を連ねて町内全域を巡回。空気が乾燥し、火災が発生しやすくなる季節のため、火の取り扱いに注意を呼びかけた。 -
動物慰霊祭
この1年で保健所などに引き取られ、新たな飼い主が見つからず処分された犬や猫を供養する動物慰霊祭が2日、箕輪町の南信犬等管理所であった=写真。
県動物愛護会上伊那支部の武村富雄支部長が「喜びを共にし、天寿をまっとうするはずだった命。心をいやし、福祉に貢献してくれたことはいつまでも私たちの心に残る。一層の動物愛護に心を尽くしていきたい」と語り、手を合わせた。
伊那保健所管内では昨年3月から本年2月までに、犬39匹、猫158匹が処分された。譲渡可能な犬猫の抑留期間を一般的な日数の倍近く設置するなどして、できる限り飼い主を見つける努力をしてきた結果もあり、犬猫共に前年の処分数を下回った。
しかし、南信全体では、犬228匹、猫890匹が処分され、猫は昨年よりも増加した。猫の場合、中山間地の飼い主などに去勢手術の必要性が広まりにくいという実情もあるという。 -
接客講習会
駒ケ根商工会議所は3日、市内の企業を対象にした接客講習会を駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。旅館、ホテルやレストランなどのサービス業のほか製造業の総務担当者など約80人が参加して、群馬県伊香保温泉で旅館を経営する傍ら「群馬おかみの会」の会長を務める塚越裕子さんによる「群馬のおかみとかかあ天下」と題した講演を聞いた。
塚越さんは旅館のおかみとしての経験の中から得た接客の心構えについて「難しく考えては駄目。接客は『こんにちは』とか『良い天気ですね』といった日常の会話の延長であり、一番大切なのは笑顔」とした上で「二度と来るな竏窒ニ言いたいほどの嫌な客でも笑顔で送り出す我慢も大事なこと」と話した。
塚越さんは政府設立の観光カリスマ百選選定委員会による「旅館・ホテルに活気を取り戻すカリスマおかみ」に認定されている。 -
チャレンジチャンピオン大会
駒ケ根市体育指導委員会は4日、チャレンジチャンピオン大会を駒ケ根市民体育館で開いた。記録を塗り替えようと多くの市民が会場を訪れ、靴飛ばし、バドミントンのシャトル投げ、1分間の縄跳びの回数を競う早回し跳び、20メートルの距離で競う「片足ケンケン」と「ごしごしぞうきんがけ」、ストラックアウトの6種目に挑戦した。出場者は「我こそは竏秩vと張り切って各種目に挑戦したものの思ったほどの成績が出ず、がっかりした表情を見せながらも気を取り直して次の種目へと挑んでいた。
優勝者は次の皆さん。
◇子どもの部▽シャトル投げ=大野恭輔7メートル40▽くつとばし=木下拓哉17メートル25▽早回しとび=大野恭輔173回▽かたあしケンケン=松原大地5秒22▽ごしごしぞうきんがけ=気賀澤仁哉5秒73▽ストラックアウト=本島けんと60点
◇大人の部▽シャトル投げ=鳴澤幸代6メートル60▽くつとばし=村上晃22メートル20▽早回しとび=村上晃162回▽かたあしケンケン=下平智彦6秒23▽ごしごしぞうきんがけ=村上晃大会新4秒53▽ストラックアウト=鳴澤幸代、池田和守、村上晃60点 -
グリーンファーム蘭展
伊那市ますみヶ丘の産直市場・グリーンファーム(小林史麿代表)は12日まで、原種・園芸種合わせて500種類のランが並ぶ展示即売会を開いている=写真。会場にはさまざまな色合いと優美な姿の世界各国のランが並び、多くの人たちでにぎわっている。
今年は園芸種400種に加え、原種にも力を入れて100種ほどそろえた。鉢数は約500縲・00鉢。
寒さには弱いが、取り扱いはそれほど難しくないため、要領をつかめば誰でも育てることができるという。
カトレア、シンビジウム、デンドロビュームなど、低温に比較的強い種類が人気。今年は、直立しているものより垂れ下がるタイプのものが売れている。
これだけの規模の展示会は県内では珍しく、掘り出し物も多いため、例年訪れる買い物客も多いという。 -
親子わんぱくランド2006
南箕輪村の「親子わんぱくランド2006」は4日、村民センターであった。催しが盛りだくさんで、子どもたちは工作やゲームなどに夢中だった。村教育委員会、村青少年健全育成協議会、村図書館、村公民館の主催。
1分間にねているペットボトルをひもで何本立てられるかなどを競う「わんぱく選手権」、オリジナルのメモスタンドを作る「ワイヤー工作」、ALTのヒュー先生との英語遊び「ヒュー先生とあそぼっ!」など新企画も満載。スライムやキーホルダー作り、わたあめ作りなど長い列ができていた。
子どもがコーナーを担当して訪れる人を楽しませる企画として、初めて小学生のマジシャンが登場する「小学生ショウ・タイム」もあり、鮮やかな手付きで手品を披露した。
親子ふれあい劇場では、影絵劇団かかし座の「お星さまの色えんぴつ『みなみのうみのおとぎばなし』」の公演もあった。 -
雪割草280点を展示
伊那雪割草愛好会(久保田光紀会長、8人)の第6回雪割草展示会が4、5日、伊那市民会館で開かれている。伊那市を中心に南信地区の会員が丹精込めて育てた雪割草約280点が並び、初日からにぎわった。
雪割草は、葉が3つに割れているミスミソウ、丸い葉のスハマソウの総称。昨年夏の猛暑や冬場の気温の変化などの影響で、花茎が伸びすぎたり、花が小さめになったというが、会場には紫、ピンク、赤、白など色とりどりの花がそろう。形も千重咲きや二段咲きなどさまざま。会員が種を取って育てたオリジナルの鉢が増え、80点ほどある。
また、雪割草を販売。愛好者を増やすため、価格は300円からと安く設定している。
久保田会長は「色の濃淡や形、オリジナル種を作れるところが魅力。木曽から来たいという問い合わせがあり、権兵衛トンネル開通によって趣味の交流も深まるのではないか」と話していた。
5日は午前9時縲恁゚後4時。
愛好会では会員を募集中。申し込みは、事務局の中武さん(TEL73・0515)へ。 -
新たな旅立ち ふきはら大学・大学院の卒業生17人
箕輪町公民館の生涯学習事業「ふきはら大学院」「ふきはら大学」などの05年度合同閉講式が2日、町文化センターであった。本年度は同大学院から9人、同大学から8人の合計17人が卒業。修了生らは思い出を胸に、それぞれの旅立ちを祝った。
閉講式で柴登巳夫同公民館長は「学んだことを今後の生活のなかに役立てほしい。いつまでも前向きに学習する努力を持ち続けてください」と式辞を述べた。
ふきはら大学を卒業し来年度、同大学院へ進学する唐澤文江さん(64)=上古田=は「これからも先輩たちに負けずに学んでいきたい。更なる向上心を胸に活躍することを願います」と送辞。大学院を卒業する橋本美治さん(69)=福与=は「これからの人生の心の糧になる貴重な体験となった」とこれまでを振り返った。
ふきはら大学、大学院の受講生らは本年度、文学、健康、音楽、歴史などの講座で生涯学習を目的に、趣味の世界や友情の輪を広げた。
合同閉講式では公民館の生涯学習事業「あざみ学級」「ふれあい学級」の受講者の修了も祝った。 -
大芝高原音頭アレンジ曲のサンプル完成
村民の意見募る南箕輪村の大芝高原音頭アレンジ曲のサンプルが出来上がった。アレンジ曲制作プロジェクトチーム(7人、原志津男リーダー)は、村民の意見を募り、チームの意見とともに業者に伝えて制作に反映する。
大芝高原音頭は89年6月制作。作詞は大芝高原まつり実行委員会、作曲は遠藤実、唄い手は金沢明子。老若男女が踊れる曲にするため05年12月にプロジェクトチームを組織。曲や振り付けなどの原案を決め、大芝高原まつり実行委員会の承認を受けるため協議を重ねている。
曲のアレンジは、イベント総合企画運営・音響・照明を手掛けるサクセス(岡谷市)に依頼した。曲調は、飽きがこない、踊りやすい-などチームで考え、「アップテンポのよさこいソーラン風」。歌詞は従来のまま残す予定。
サンプル曲を村民に聞いてもらうため、伊那ケーブルテレビジョンで4、5日に放送する村広報番組「素顔がいいね みなみみのわ」と、9日に伊那市有線放送で流す。村のホームページでも試聴できる。
プロジェクトチームは、アレンジ曲の録音時に「ハッ」「ヤッ」などのかけ声を担当する村民10人程度を募集する。曲に対する意見や応募は13日までに実行委員会事務局・役場産業課内(TEL72・2104内線153、有線75・2915、FAX73・9799、Eメールvilm-m@vill.minamiminowa.nagano.jp)へ。 -
【記者室】ボランティアの花壇整備
南箕輪村と花いっぱい推進協議会が、コモンズ支援金を受け大芝高原の花壇整備をしている。大型農道沿いの花壇は今回、距離を延ばし約440メートルを整備。重機を使った大掛かりな作業で間伐材で土止めをした▼サルビアやパンジーが咲き、ドライバーや大芝高原を訪れる人々の目を楽しませる花壇。10年ほど前、ある女性団体の発案で始まった。活動は徐々に広がり参加団体も増えた。団体ごとの取り組みは協議会設置でまとまり、今に至っている▼「支援金を受けて整備するまでになった。始めた甲斐がある」と女性団体長。最初に植えた千株のスイセンは数え切れないほどに増えた。住民のちょっとした行動、ボランティアの継続活動がむらづくりを支えている。(村上記者)
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日韓陶芸交流展 ベル伊那7日まで
日本陶磁器の原点といわれる高麗・李朝陶磁器と、桃山時代から独自の進化を遂げた日本陶芸に精通する陶芸家の作品が集まる「日韓陶芸交流展」は7日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。
日韓陶芸の巨匠、柳海剛、安東五、伊勢崎淳、浜田庄司、島岡達三など約50人が作り出した、湯のみ、花入れ、とっくり、皿など250点を展示販売。今回は特別企画として特価コーナーで処分品を破格値でも売り出している。
関係者は「日本の焼き物の原点である韓国の焼き物と独自で発展した日本の焼き物を同時にみてほしい」と来場を呼びかける。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
2年連続「日本一」市長に報告 19日に記念コンサート
「こども音楽コンクール」中学校合唱部門の最優秀賞となる文部科学大臣奨励賞を、2年連続受賞した伊那東部中合唱部(登内志保部長、83人)が2日、伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に受賞の喜びを報告し、歌声も披露した。
賞状やトロフィーを持った登内部長ら7人の生徒が、三輪憲昭同中学校長、顧問の唐澤流美子教諭の引率で来庁。代表者3人による歌の披露には、市職員ら約20人も仕事を中断して集まり、日本一の歌声に耳を澄ませた。
登内部長は「合唱を通して学んできたことや感謝の気持ちを忘れず今後も生活していきたい」と3年間を振り返り、受賞を報告。小坂市長は連続受賞という快挙に驚き「来年も期待したい」とエールを送った。
コンクールの受賞は全国各地の予選を勝ち抜いた7校のブロック大会の模様を録音したテープで選考。同合唱部はブロック大会で2・3年生53人が組曲・御柱祭の情景より「深(み)山にて」「里曳き」の2曲を混声4部合唱で披露した。
伊那東部中合唱部は受賞報告を兼ねた記念コンサートを19日、市駅前ビルいなっせで開く。プログラムは2部構成で、受賞曲を含めた14曲を歌う予定。開場は午前10時30分、開演は11時縲恊ウ午。入場無料。 -
高校卒業式
上伊那の公立高校で卒業式のシーズンを迎えている。伊那市の伊那弥生ヶ丘高校では3日にあり、在校生や保護者などに祝福される中、卒業生244人が新たな一歩を踏み出した。
一ノ澤澄夫校長は「弥生で過ごした3年間はかつてない激動の日々だったと思う。一生の間では幾たびとなく課題と直面することもあるが、日々を学び、柔軟に対応してほしい。未来へ羽ばたいてほしい」と祝福した。
卒業生代表は「3年間を振り返るとさまざまな思い出がよみがえるが、何を思い出すにしても仲間の存在がある。真の友として心を通わせた仲間だからこそ、心の底からありがとうといえる。社会には不正、虚偽などもあふれているが、ここで学んだことを胸に、虚偽や不正のない新生活を送っていきたい」と答辞した。
式が終了すると、卒業生に花束や色紙を渡そうとする在校生が玄関前に集まり、それぞれ別れを惜しんだ。 -
長年尽力4人・1団体を表彰
05年度伊那市子ども会育成会連絡協議会(畑房男会長)が1日夜、市役所であり、長年に渡り青少年健全育成に尽力してきた4人の個人と1団体に同協議会表彰を授与した。
表彰された4人1団体は伊那市荒井区をはじめ、地域の青少年の育成に取り組んできた市嘱託職員・伊藤元郎さん(72)=荒井区上荒井=。「美篶小ランナーズクラブ」を発足し、10年間に渡り子どもたちにランニングを指導する会社員・白鳥博文さん(45)=美篶上川手=。陸上やミニバス(西駒チーム)の監督コーチとして、地元西箕輪の子どもたちの指導育成に貢献する自営業・有賀答志文さん(56)=西箕輪吹上=。同じく西駒チームのコーチとして地域の青少年スポーツ活動を指導し、上戸育成会推進員兼理事の農業・鈴木光市さん(51)=西箕輪上戸=。児童たちの防災意識を高めるために1981年に発足し、防火啓発を中心に活動を展開する「荒井区少年少女消防クラブ」。
席上で畑会長は「今後も私たちの活動を支えてもらいたい。たくましく心豊かな子どもに成長するようお願いします」と表彰者へ感謝。代表して有賀さんが「家族の協力があったからこそ頂けた表彰。家に持ち返り家族に感謝し、今後も自分の身が許す限り活動を続けたい」とあいさつした。 -
個性豊か、メッセージ温かく
伊那公民館の絵手紙教室は1日から、同館1階ロビーで、一年間の学習成果を並べる「修了展」を開いている。味わいのある線と心温まるメッセージに人々の関心が集まっている。31日まで。
伊那市内の60代主婦を中心とした生徒11人が、一人5縲・0点の合計約100を出品。くり、ざくろ、りんごなど季節の到来を喜ぶものから、ダンスシューズを描き「幾つになっても身も心も踊っていたい」と心情を表現したものまでのさまざまな個性が並ぶ。
同教室は昨年5月縲恂{年2月の計10回の講座を実施。筆の使い方などの基礎から、花や果物を題材とした実践練習を日本絵手紙協会公認講師の倉科照子さん(同市西町)から学んできた。年末の講座では年賀状に挑戦し、一人40枚ほどの絵手紙を描いて送ったという。
初日は生徒らで作品を飾り付け。それぞれの力作を批評し合い、一年間の思い出にも浸った。生徒の山岸弘子さん(64)=伊那市小澤=は「漠然と見ていた花にしても目を止めるようになり、心も豊かになった気分」と振り返っていた。 -
高速バス停を移転
宮田村のAコープ宮田店の増床などに伴い、隣接する高速バスの宮田バス停が5月中にも村役場北西の国道沿いに移設する。同店の駐車場に無断で車を停めて高速バスを利用していた人も多いとみられるが、増床により駐車スペースが減少することから、対応が迫られていた。
Aコープ宮田店は買い物客用に74台分の駐車場を用意。しかし、自宅から乗ってきた車を同駐車場に止めて、高速バスを利用するケースが多々あった。
「本当は無断でよくないが、農協の厚意で止めさせてもらう状態が現実としてあった」と村産業課。しかし、今年11月完成めどの同店の増床では駐車可能台数が65台分に減少する見込みで、農協側は高速バス目的の利用を遠慮してほしいと申し出ていた。
村は名古屋方面の下り線バス停が路上駐車でたびたび交通渋滞を引き起こしていたことも考慮に入れて、移転を計画。
同店と運行主体の伊那バス、県などと協議し、役場前交差点北側の旧路線バス停に移すと決めた。村費などを使って、東京方面の上り線にあった風雨をしのぐ屋根を移設し、下り線にも新たに屋根を設置する。
新しいバス停は現在の場所から数百メートル北側。村は高速バス利用者に役場駐車場を使ってもらう予定でいる。 -
南ア北部遭対協臨時総会
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会は1日、臨時総会を長谷村の仙流荘で開き、伊那市・高遠町・長谷村の合併に伴う会則の改正と、05年度後期表彰をした。
会則の改正で、役員は会長を長谷村長から伊那市長に、副会長を高遠町長と伊那市長から伊那市長谷総合支所長に変更する。事務局はこれまでの長谷村役場と同じ伊那市長谷総合支所に置く。
本年度勇退した救助隊前副隊長の宮下三千彦さん(60)=溝口=に感謝状を贈った。宮下さんは1964(昭和39)年に入隊し、42年間にわたって山岳遭難救助活動に従事。遭難防止対策、若手の育成などにも尽力した。
宮下さんは「団結して活躍してもらうことを願っている」と述べた。 -
白梅ようやくほころぶ
「梅1輪いちりんほどのあたたかさ(嵐雪)」-。如月も下旬、小梅の産地、中川村葛北の梅林では、ようやく白梅が2、3つとほころび始めた。
百花に先んじて、高い香気を放って咲く花は、凛として気高い。 -
赤穂東小隣接地開発問題決着へ
駒ケ根市の赤穂東小学校正門前の土地への3階建てマンション建設計画に端を発した土地開発と市道認定問題は、28日夜、東小で開かれた地元住民らに対する説明会で市教育委員会の中原稲雄教育長が「正門前道路の市道認定を取り消すべきとの考えに至った」として道路を学校用地に戻す方針を明らかにしたことにより、一応決着する見通しとなった。
中原教育長は市道認定取り消しに至った経緯について「1年以上もの開発の凍結は学校、PTA、地域住民、そして地権者のいずれにとってもプラスにならない。2月8日には業者から開発計画を取り下げたいと文書で申し出があったこともあり、この際できるだけ早い時期に学校用地に戻したいと考えて3月市議会に市道認定廃止を提案することにした」と説明した。参加者は一連の市の説明に疑問があるとしてあくまで追求する姿勢を見せたが「これ以上の議論は時間の無駄」とする意見もあり「今後はまず地元住民への説明を」と市に強く要望した上で認定廃止の措置を受け入れる形となった。
赤穂東小学校の正門前の土地は約4500平方メートル。04年1月、地主の意向により売却されることになり、開発を請け負った伊那市の建設業者が3階建てのマンション2棟を建てる計画で同年3月に着工するばかりとなっていた。マンションには誰が入居するのか分からず、高さ10メートルもの壁面が道路際ぎりぎりに迫ることなど、児童の安全や景観の面で問題があると考えた市は通常の住宅用地としての開発も視野に入れ、急きょ学校用地だった正門前の道路を市道にする案を地主の承諾を得た上で3月市議会に提出し、承認された。これを受けて駒ケ根市内の建設業者が新たに2階建て住宅を建てる代替開発案を計画して学校とPTAに提示したが、一部住民は地元に対する説明がない竏窒ネどと反発。さらに、学校用地を市道にしたのは裏に建設業者に便宜を図るなどの癒着があったのでは竏窒ネど市に対する疑念の声が上がっていた。市は住民の理解が得られるまで開発は凍結すると説明していた。 -
リサイクル着物の店「からころ」代表 橋倉一江さん
たんすに眠ったままの着物をもう一度、よみがえらせたい竏秩Bそんな思いで、昨年7月、伊那市西春近にリサイクル着物の店「からころ」を構えた。店内には、留袖、訪問着、つけさげ、小紋、紬に加え、着物をほどいて作った洋服やベスト、バック、アクセサリー、かんざしなどがそろう。染みやほつれがあるものの、手芸などに活用できる布も豊富。
「亡くなった母の着物でバックを作って、きょうだいで分けたい」「嫁入り道具で持ってきた羽織をお父さんのベストに仕立てたい」などリフォームの要望にも応じる。
蚕を飼い、絹糸をつむいで織った当時の着物が手ごろな価格で買えるとあって、茶道、華道、手芸をする女性が多く訪れる。「『リサイクル』というと、隠しておきたいものだが、時代の流れからか、こんないいものを安く買えた」と口コミで広がり、南信地区を中心に、東京などからも利用者が足を運ぶ。一人で数枚を買い求めるケースもあり、着物を着る楽しさが増しているようだ。中には「羽織・はかまを着たい」とやって来る若い男の子、琴を習っているとブラジルから来た女性も。
「着物は日本の文化。気楽に着てほしい」と願う。着物は高いイメージだが、ここでは普段着800円から用意。「洋服の上に、はおることから始めてみては」と提案する。
また、定期的に着付教室や着物のリフォーム教室を開いている。リフォーム教室には20縲・0代の女性が通い、眠ったままの着物を生かし、新たな形に作り上げる。
全国には、着物姿を参加条件にした飲み会もあるそうで「そういう企画ができればおもしろい」と話す。
市内で30年間ほど食堂を営んでいたが、02年に夫を亡くし、年齢的にも体力が続かないと閉店を決めた。10年ほど前から、着物をなんとか再利用できないかと考え、集めていたこともあって、自然な流れで店を始めた。
「着物はあっても着ないから」「引っ越すから」と持ち込まれる着物。「何千枚もあるのに、同じ柄が一つもない。着物には洋服にない、柄や刺しゅう、色合いがある」と良さを語る。
隣接する蔵の店「唐古呂堂」には、骨とう品などがある。
もともと美容師で、店が軌道に乗ったら、老人ホームに出向いてボランティアできたらと考えている。
(湯沢康江) -
ながたの湯入場者170万人達成
箕輪町長田の日帰り温泉施設「みのわ温泉ながたの湯」は1日、入場者170万人を達成した。98年12月14日のオープン以来2351日目(7年3カ月)で、170万人目とその前後者に記念品を贈った。
みのわ振興公社の平沢豊満社長(箕輪町長)は、「本当にたくさんの方、広範囲の方に利用いただいている。温泉に入り健康で明るい生活を送って頂いていることをうれしく思う。皆様を温かく迎え、快適なお湯にしていきたい」とあいさつした。
170万人目は週2、3回利用している辰野町の飯島哲郎さん(65)。「まさか自分がなると思わなかった。ながたの湯は、お湯も設備もいい。近いし、入った後はすべすべする」と話していた。
169万9999人目は常連で塩尻市の小池三男さん。170万1人目は2、3カ月に1回訪れるという岡谷市の金井ゆり子さん。
170万人目には、ながた荘ペア食事券、ながたの湯回数券1冊、170万人目証明書、前後者には、ながた荘ペア食事券、ながたの湯利用券6枚をプレゼントした。
みのわ温泉はナトリウム炭酸水素塩温泉。“美人美肌の湯”として親しまれ、1日平均723人が利用している。 -
防火ポスターで火災予防呼びかけ
南箕輪村消防団は1日から7日までの「春の火災予防週間」に合わせ、防火コンクールに応募のあったポスターを村役場ロビーに展示し火の用心を呼びかけている。
伊那防火管理協会主催の防火コンクールで、南箕輪小学校4年生がポスターの部に14点、作文の部に5点応募した。
ポスターは、統一標語「あなたです 火のあるくらしの 見はり役」を目立つように入れ、たき火、火のついたたばこなどを描いている。予防週間の7日まで飾る予定。
村消防団は週間中、村民の防火意識を高めてもらうため午前7時と午後8時の1日2回サイレンを鳴らすほか、ポンプ車など消防車両による広報、危険カ所の査察をする。
防火水槽や消火栓など消防水利の確保、道路点検、消防車両やポンプの点検・整理など消防用設備の管理もする。 -
箕輪町交通安全協会総会
箕輪町交通安全協会(小林交石会長)の第49回総会が28日、松島コミュニティセンターであった。06年度事業計画、予算案を承認した。
05年の町の交通事故状況や事業を報告。交通事故発生件数、傷者数ともに減少し、死亡事故は0件だった。
06年度事業計画は、保育園交通安全クラブの指導育成、小・中学校や高齢者の交通安全教室、交通少年団活動、交通指導所開設や人波作戦など街頭活動、交通安全施設の点検・整備、広報活動など。
感謝状、表彰状の贈呈は、感謝状68人、伊那警察署長・伊那交通安全協会長連名表彰の功労者5人、箕輪町長・箕輪町交通安全協会長連名表彰は無事故・無違反歴20年39人、30年26人、40年60人、50年4人の計129人。
受賞者代表の農業・牧田俊郎さん(82)は、「初心に戻り交通安全のルール、マナーを守り、身を守るため防衛運転に徹し、ますます意識を持ち、今後も無事故で安全な運転をしていきたい」と謝辞を述べた。
伊那交通安全協会長連名表彰の功労者は桑沢かほるさん(沢分会代議員)柴山正子さん(同)原祐二さん(ヤング・安協会員)藤沢達也さん(同)杉崎正巳さん(松島副会長)。
新役員は次の皆さん。
▽副会長=唐沢利夫(沢)▽女性部長=川上典子(松島)▽女性副部長=市川美知代(松島)▽監事=北原宣明(木下)浦野忠男(松島) -
東伊那で落語会
駒ケ根市の東伊那公民館と同区社会福祉協議会は28日、第3回新春東伊那寄席「昔昔亭健太郎独演会」を東伊那公民館で開いた。会場は連れ立って訪れたお年寄りや東伊那小学校の児童ら約200人で埋まった。舞台に現れた昔昔亭健太郎さんは「たぬきの札」「家具見舞い」の古典落語2席を披露=写真。幕間には落語のネタの解説や子どもたちとのゲームなども交え、客席の爆笑を誘っていた。
昔昔亭健太郎さんは駒ケ根市北割一区出身。04年から毎年この時期に独演会を開いている。