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信越花便り 千曲市あんずの里 満開
信越各地の花の便りをお伝えするコーナー。
19日はケーブルネット千曲からの情報です。
去年に比べて3日、平年より1週間遅れの14日に開花した千曲市のあんずの里は今週に入って花が咲き進み、18日現在平地と中間地で満開、山間地で3分咲きとなっています。
あんずまつりを22日日曜日まで延期している実行委員会では、天気が安定していれば今週末まで
見ごろが続くと予想しています。
上平展望台周辺では春爛漫を待ち望んでいた観光客らが続々と繰り出していて景色を眺めたり散策したり、ジャムなど特産の土産を買い求めたりしながら、あんずの里を満喫しています。
地元の人の話によると午前中はマイカーの花見客が目立ち、午後になると観光バスで訪れる団体客で賑わっているとのことで展望台の売店も朝から大忙しでした。
千曲市内では一部で桜も咲き進み花見会を開く所もあり今週末の21日、22日は、あんずと桜の競演でお花見のピークになりそうです。 -
春爛漫 信州伊那梅苑見ごろに
19日も5月上旬並みの暖かな陽気となり、桜も一斉に開き始めています。
箕輪町の梅の名所、信州伊那梅苑も見ごろを迎えています。
園内にある竜峡小梅や信濃小梅、紅梅、枝垂れ紅梅などが咲き、レンギョウも見ごろで華やかな雰囲気に包まれています。
箕輪町一の宮にある伊那梅苑は、2万3,000坪の広大な敷地に6,000本の梅や桃があります。
今年は、平年に比べ5日から6日遅れているということで、これからが最盛期です。
毎年関東や中京方面を中心に全国から観光客が訪れていて、19日も園内を散策する人の姿が多くありました。
これから1週間から10日が最盛期で、これから桃が花を咲かせゴールデンウィーク頃まで楽しめるということです。 -
同級生は芸術家 3年B組三人展
4月21、22日の2日間、二人の芸術家と舞踊家の三人展が、伊那市の伊那文化会館で開かれます。
「大満・星」。東京で数多くの個展を開いている日本画家・竹内啓さんの作品です。
「フロム六本木ヒルズ」。明星一平ちゃんやチャルメラのパッケージデザインの経験もある荻原隆さんの作品です。
画風が全く違う作品ですが、この2人にはある共通点があります。 -
桜シリーズ(1) 伊那市西町 伯先桜
地域の桜をお届けする桜シリーズ。18日は、伊那市西町の伯先桜です。
伯先桜は、樹齢およそ200年と言われ、幹の太さは6メートル、高さ10メートルあるシダレザクラです。
江戸時代の医師、中村伯先が幼少の頃、自宅に植えたもので、市の天然記念物に指定されています。
洪水の多かった天竜川では、狐島の見通し桜と対になり、測量起点になっていました。 -
春日公園で伊那谷新酒祭り
伊那市の春日公園で15日、伊那谷の新酒を味わうことができる新酒祭りが行われました。
15日は、辰野町から飯田市まで8つの蔵元が出店しました。
伊那谷新酒祭りは、桜の下でこの地域の日本酒やビールを味わってもらおうと、住民有志でつくるルネッサンス西町の会が開いているもので、今年で9回目です。
去年は東日本大震災の影響で中止となったため、2年ぶりの開催となりました。
新酒まつりでは、グラス付きのチケットを買い、自分の好きな蔵元の新酒を味わうことができます。
訪れた人は「桜はまだ咲いていなくて残念だったが、お酒の味は大満足だった」と話していました。
園内では他に、伊那市西町の大道芸人ゴンベエワールドさんが風船を使った大道芸を披露しました。
ゴンベエワールドさんは、大道芸で出会った人を元気にしようと取り組んでいます。
公園に来ていた子ども達は、風船で作った列車で園内をまわっていました。 -
川をキーワードに情報交換
福島県いわき市の河川愛護団体が13日に伊那市を訪れ、三峰川みらい会議と川をキーワードに情報交換しました。
伊那市を訪れたのは、福島県いわき市で市内を流れる夏井川の環境美化活動や水質調査、まちづくりを進めている団体の代表者など5人です。
三峰川みらい会議からは、織井秀夫代表らが出席し、川をキーワードにお互いの取り組みや課題などを情報交換しました。
いわき市の参加者からは、共通の課題が見つかり、大変参考になったなどと交流の成果に喜んでいました。
夏井川流域住民による川づくり連絡会の橋本孝一さんは、福島第一原発の事故の後に、川の放射能測定の実施結果も報告。
子どもたちが活動に参加できなくなったことや漁業にも深刻な影響があることなどを話していました。
11月には、いわき市で川や水に関係する団体が集う全国的な交流会が開かれる予定で、この日参加を求められた三峰川みらい会議も前向きな意向を伝えていました。 -
みのわ健康アカデミーOB会結成
箕輪町の健康づくり事業「みのわ健康アカデミー」の卒業生は17日、町文化センターでOB会を結成しました。
みのわ健康アカデミーは、平成17年度から始まり、これまでに316人が卒業しています。
卒業後も、仲間と共に継続した健康づくりを行っていきたいとの要望があり、今回OB会を結成する事となりました。
アカデミーは、毎年50人ほどが参加していて、曜日毎の班に別れ筋力トレーニングや有酸素運動等をおこなっています。
17日に開かれた結成会には、およそ100人が出席し、今年度の事業などが承認されました。
初代会長で一期生の平澤澄子さんは「卒業年度の枠を越え、気軽に楽しく、運動とコミュニケーションを図れる会にしていきたい」と挨拶しました。
OB会では、今月28日に、町内で開かれる、ウォーキングイベントに参加する計画です。 -
高遠城址公園 花見ムード満開
16日に開花宣言が出た、伊那市高遠町の高遠城址公園。桜の開花状況は咲き始めですが、公園内ではイベントが催され、花見ムードを盛り上げています。
かっぽれを披露したのは、東京の大道芸人で、光江流社中、桜川光江家元率いる25人です。
桜川さんによりますと、かっぽれは元気の出るおめでたい大道芸として江戸の末期に始まり、次第に寄席や歌舞伎などでも踊られるようになったということです。
桜川さんらのメンバーの中に高遠出身者がいたことなどが縁で訪れることになりました。
去年は、震災により中止となり、今年は2年ぶりの高遠での披露となりました。
桜川さんは「見ている人達に元気と笑顔になってもえれば」と話していました。 -
伊那市内の企業に入社した新人を激励
今年度、伊那市内の企業に入社した新人社員の激励会が16日伊那商工会館で開かれました。
激励会は、伊那商工会議所が開いたもので、市内の企業26社からおよそ100人が集まりました。
伊那商工会議所の向山公人会頭は「それぞれの会社では新入社員の皆さんに大きな期待を寄せていますので会社にとってなくてはならない人になってください。」と激励しました。
また白鳥孝伊那市長は「一日も早く職場に慣れ職場に愛着を持ち多くの先輩と共に前向きに進んでください。」と呼びかけました。
これらを受け新入社員を代表して株式会社ニシザワの小林大祐さんが誓いの言葉を述べました。
激励を受けた新入社員は、社会人としての自覚を新たにしていました。 -
伊那市長桂寺の桜見頃
伊那市西町伊那部の長桂寺の桜が見頃を迎えています。
境内にあるのは、シダレザクラとヒガンザクラ。どちらも、8分ほど開いて見頃となっています。
17日は、愛知県から来たという観光客が、写真におさめるなどして桜を楽しんでいました。
長桂寺の桜は天気がよければ、今週いっぱい楽しめそうだということです。 -
カラオケ喫茶利用者がステージで歌声披露
伊那市坂下のカラオケ喫茶「つむぎ」主催の歌謡祭が14日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
これは、「つむぎ」の利用者に大きい舞台の上で歌ってもらおうと毎年開かれているもので、会場にはおよそ200人が集まりました。
県内外から50人が参加し、華やかな衣装に身を包んで自慢の歌声を披露していました。
つむぎは、20年前に呉服屋を営む傍ら、カラオケを始めたのが最初で、現在カラオケ喫茶として多くの人が利用しています。
つむぎ代表の丹羽貴士さんは「いつも店で歌っている持ち歌を広い会場で思い切り歌ってもらうことができたので良かった」と話していました。 -
白く清らかに ワサビの花咲く
南箕輪村田畑のわさび畑では、白く清らかなワサビの花が咲いています。
田畑の湧き水を利用して作られた穂高町の有賀均さんが運営する有賀ワサビ園です。
1月から2月ごろ植えたものが主となっています。
ワサビはアブラナ科の植物で、大量のきれいな水のある場所に生育が限定されます。
このワサビ畑の下流は、半沢のホタルで知られるホタルの生息地です。
ワサビは、有賀さん宅で加工して販売しているということです。 -
高遠町藤沢に食堂「こかげ」29日オープン
地元産の食材を使った食事やお茶などが楽しめる食堂「こかげ」が今月29日に伊那市高遠町藤沢にオープンします。
食堂こかげは、地元伊那市高遠町藤沢の主婦らでつくる「やさい村信州高遠藤沢郷・こかげ」が地元農産物を活用して地域の活性化につなげようとオープンするものです。
建物は、藤沢御堂垣外に昭和43年まで稼働していた寒天工場の建物を改装しました。
室内は信州産材が使われていて、囲炉裏の和室などが設けられています。
17日はオープンを前に建物のお披露目がされ、白鳥孝伊那市長をはじめ、地区の関係者などおよそ20人が出席しました。
17日は、地元産の食材をつかった黒豆ずしやおやきなど18品が用意され出席者達はさっそく味わっていました。
メニューは、季節の物を使った定食や手づくりの和菓子など様々です。
オープンは今月29日からで営業時間は午前11時から午後4時まで。
定休日は水曜日となっています。 -
コワーキングスペースの活用考える
コワーキングスペースを活用したビジネスモデルについて考える意見交換会が14日、伊那市東春近で開かれました。
意見交換会は伊那市東春近でコワーキングスペースを開設した佐藤駿さんが開いたものです。
意見交換会には、様々な職種の男女およそ25人が集まりました。
意見交換会ではコワーキングスペースについて「個人の力は小さいもの。自分に足りないものを補える人を探せる場所」「ビジネスだけでなく地域活性化の拠点として活用できる」などの意見が出されていました。
参加者は「ビジネスや地域活動をしていくうえで、人とのつながりを広げていく場所としてコワーキングスペースを活用していきたい。」と話していました。 -
高遠城址公園 開花宣言
伊那市は16日午後4時、高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラが開花したと発表しました。
伊那市では公園の南口ゲート付近や本丸で桜が開花したことから開花宣言を出しました。
今年は去年と比べて3日遅い開花宣言となりました。
今シーズンから開花宣言の翌日からが有料となっています。
料金は大人500円、小中学生は250円で伊那市民は無料で入園することができます。
伊那市では桜の満開は今週末と予想しています。 -
小黒川渓谷キャンプ場で安全祈願
伊那市の小黒川渓谷キャンプ場の今シーズンの営業が7日から始まっています。11日は、本格的なシーズン到来を前に今シーズンの無事を祈る安全祈願祭が行なわれました。
伊那市荒井内の萱にある小黒川渓谷キャンプ場は、8人が宿泊できるキャビンやオートキャンプ場、釣り堀などがあり年間1万人前後が利用しています。
この日は、市やキャンプ場の関係者8人がシーズンの無事を祈願しました。
小黒川渓谷キャンプ場は、昨年度から伊那スキーリゾートを経営している(株)クロスプロジェクトが指定管理者となり運営をおこなっています。
今シーズンは、関東や関西方面への営業に力を入れる計画で、昨シーズンの利用者数の1割増を目指します。
キャンプ場の営業は11月25日までとなっています。 -
高遠城址公園で恋の花“開花”
16日開花宣言が出された高遠城址公園。
ここが思い出の場所という若いカップルの恋の花も開花しました。
高遠城址公園を紋付袴と振袖姿で歩く男女。
3月に入籍したばかりの新婚さんです。
夫は和歌山県出身で26歳の小川忠繁さん。
妻は愛知県出身で27歳のまやさん。
南箕輪村の信州大学農学部に通っていた2人は、4年前まやさんのアプローチでおつきあいが始まりました。
卒業後は地元に戻った2人ですが遠距離交際を続け今年3月にゴールイン。
結婚の記念写真は、2人が学生時代、共に清掃のアルバイトをしていた思い出の高遠城址公園で撮ることにし、16日撮影が行われました。
2人は公園内を歩きながら桜雲橋や高遠閣の前などでカメラに収まっていました。
花見に訪れた人たちは2人におめでとうと祝福の言葉を送っていました。
2人は忠繁さんの実家がある和歌山県で暮らしていて、「桜が満開になったらまた高遠城址公園を訪れてみたい」と話していました。 -
三峰川堤防桜並木で灯籠祭り
三峰川堤防の桜並木について取り組んでいる伊那市の美篶小学校6年2組は、灯籠祭りを15日夜、現地で行いました。
美篶小の6年生は、1年生の頃から三峰川堤防の桜並木について取り組んでいます。
灯籠祭りは、桜並木の良さをもっと多くの人に知ってもらおうと6年2組が企画したものです。
日の暮れ始めた午後6時、用意した手づくりの灯籠およそ130個に明りが灯されました。
この灯籠は、子ども達がバザーで資金を集め作ったもので、それぞれに思い思いの絵が書かれています。
午後7時。
辺りが暗くなると幻想的な世界が広がりました。
桜はまだ蕾ですが、灯籠の明りに照らされ綺麗にライトアップされていました。
児童らは、今後も桜並木を地域の人との交流の場にしていきたいと話していました。 -
伊那市西春近の諏訪形区 活動の支援を伊那市に要望
災害に強い山にしようと取り組んでいる伊那市西春近の諏訪形区は、砂防えん堤を見回る為の巡視路の整備など、活動の支援を伊那市に要望しました。
16日は、諏訪形区の酒井文武区長と諏訪形区を災害から守る委員会のメンバーなど5人が市役所を訪れ、白鳥孝市長に要望書を手渡しました。
要望は▽砂防えん堤を見回る為の巡視路の整備▽倒れにくい広葉樹の栽培による森林づくり▽自然災害による被害を科学的調査で予測したマップの作成です。
諏訪形区は、平成18年豪雨災害で貝附沢が氾濫し、土砂が民家に流れ込むなどの被害を受けました。
これを受け区では委員会を立ち上げ、専門家らの協力を得ながら災害に強い山にする為に広葉樹の植樹などを行ってきました。
白鳥市長は「安全な山に少しでも近づけていけるよう、市としても一緒になって取り組んでいきたい」と話していました。
諏訪形区では、地域住民と行政、大学の連携のモデルケースとして、全国に発信していきたいと話していました。
なお諏訪形区の活動は、今年度の伊那市地域づくり活動支援金事業に採択されていています。 -
お花見日和 多くの人で賑わう
晴れ間の広がった15日、各地の公園は花見客で賑わいました。
伊那市の伊那公園では、会社の同僚や家族連れなどが桜の下でお弁当をひろげたりバーベキューをしていました。
公園内の桜は咲き始めといったところで、伊那公園桜愛護会の横森孝心さんによると満開は20日頃ということです。 -
伊那市山寺の奇祭 やきもち踊り
伊那市山寺に伝わる奇祭、やきもち踊りが15日、白山社八幡社合殿で行われました。
やきもち踊りは、白山社八幡社の春の例祭で毎年奉納されているもので、県の無形民俗文化財に指定されています。
祭りでは、保存会の会員35人が羽織、袴、白足袋姿で足を上げ飛び跳ねるユーモラスな踊りを披露しました。
踊りは前踊り、中踊り、後踊りの三つに分かれていて踊りと踊りの合間には酒盛りが行われます。
アユの串焼きを肴に、どぶろくを飲んだり、キセルで刻みタバコをふかします。
後踊りが終わると踊り手は一斉に鳥居の外に駆け出します。
外にはその姿を撮ろうと多くのカメラマン達が待ち構えていました。
逃げ遅れると厄病にかかるといわれていて下駄も履かずに一目散に駆け出していました。 -
伊那ローメンズクラブ ローメン祭に伊那市富県の児童養護施設たかずやの里の子ども達を招待
伊那ローメンズクラブは、30日に開かれるローメン祭に、伊那市富県の児童養護施設たかずやの里の子ども達を招待しました。
13日は、伊那ローメンズクラブの正木金内衛会長らがたかずやの里を訪れ、ローメン祭りで使える引換券を白鳥始施設長に手渡しました。
伊那ローメンズクラブでは、施設に通う子ども達にもイベントに参加してもらおうと、希望のあった14人分の引換券を用意し、贈りました。
白鳥施設長は「子ども達が地域のイベントに参加できる機会を与えてくれてとてもありがたいです」と感謝していました。
また、13日は信州プロレスリング代表のグレート☆無茶さんも同行し、5月20日に長野市のビックハットで開かれる信州プロレス旗揚げ5周年記念イベントに子ども達を招待しました。 -
伊那市出身梶野監督 福島の現状を語る
伊那市西春近出身の映画監督、梶野純子さんの講演会が14日、伊那市の伊那文化会館で開かれ、現在制作中の映画について話しました。
講演会は伊那北高校が開いたもので、会場には生徒や一般などおよそ850人が訪れました。
講師を務めた梶野さんは、伊那市西春近出身の37歳。伊那北高校を卒業後、単身渡米し映画制作を始めました。映画監督で夫のエドワード・コジアスキーさんと共に制作をしています。
2人は現在、福島県の原発を題材にしたドキュメンタリー映画を制作していて、講演の中でその一部が上映されました。
梶野さんは、3.11の被害を目の当たりにして、今の被災地の現状を世界に伝えようと映画制作を始めました。
映画は福島県の原発事故の被害を受けた農家の取り組みや心境、取材を通して知り合った農家の人たちの人柄がドキュメントタッチで描かれています。
梶野さんは「長期滞在で被ばくするリスクは高いが、取材を通じて学ぶことや得るものはそれより何倍も大きい」と話していまいした。
講演会では質疑の時間が設けられ、高校生から質問が出されていました。
ある女子生徒の「もし福島県の農家だったら被災後どうしましたか」との問いに、梶野さんは「自分の親も農業をやっていたので、取材していると農家のみなさんと父親を照らしあわせてしまう。自分の持つ伝統的な土地を守っていくということの大切さを考えると、私も残っていると思う」と答えていました。
質疑は1時間近く行われ、二人は丁寧に質問に答えていました。
講演終了後の取材に梶野さんは「伊那北高校の生徒のみなさんは若いのによく考えている。これから先まだまだ将来があるな、と思わせられるような充実したディスカッションだった」と話していました。
ある生徒は「福島の農家の人たちの声を聞いたり様子を観ていろんなことがわかったし、自分たちでもまだ何かしてあげられることがあるんじゃないかと思った」と話していました。
梶野さんとコジアスキーさんが制作中の映画「超自然の大地」は5月の完成を目指していて、作品は劇場のほかインターネットでも公開される予定です。 -
井月の句碑 善光寺に建立
幕末から明治にかけておよそ30年にわたり伊那谷を放浪した漂泊の俳人井上井月の句碑が長野市の善光寺に建立されました。
句碑は井月の愛好家でつくる井上井月顕彰会が建立したもので13日は、会員などおよそ30人が集まり除幕式が行われました。
碑には「思ひよらぬ梅の花見て
善光寺」と「蝶に気のほぐれて杖の軽さかな」の二つの句が刻まれています。
句碑は顕彰会の会員が北信でも井月を知ってもらいたいと善光寺に建立を依頼したところ地名度はないものの伊那谷に多くのファンがいることなどから承諾されました。
この場所には、俳人、小林一茶の「春風や牛に引かれて善光寺」のほか、種田山頭火や夏目漱石などの句碑もあり、善光寺参拝のモデルコースになっています。
顕彰会では、県内外から多くの人が訪れる善光寺に、一茶や、山頭火と並んで井月の句碑が建立されたことは意義があると話します。
句碑の建立にあわせ、14日から27日まで長野市の長野相生座で井月の映画「ほかいびと」が上映されることになっていて、顕彰会では、井月の知名度アップに期待しています。 -
伊那谷D級七色弁当 試食会
熊肉やザザムシなど伊那谷特有の食を盛り込んだ季節限定の弁当が、15日日曜日に伊那公園で販売されます。
13日は、その試食会が伊那市役所で開かれました。
テレビ局のカメラに囲まれた白鳥孝伊那市長。
伊那公園桜愛護会が花見シーズンにあわせて作った伊那谷D級七色弁当は、多くの注目を集めました。
D級のDはデラックスのD、七色は、食材を表しています。
猪肉のスキ焼き、鹿肉の唐揚、熊肉の焼肉、ローメン、イナゴ、ザザムシ、蜂の子ご飯に缶ビールかお茶、鹿肉の燻製がついて1,500円です。
弁当は、15日の午前11時30分から100食限定で伊那公園で販売されます。
桜愛護会の特製弁当づくりは、今年で2年目で、去年より2品、ローメンと蜂の子ご飯をプラスしてグレードアップしました。
愛護会会員で上伊那猟友会伊那支部副支部長の小坂洋治さんが食材の調達から調理までを担当。試行錯誤しながら完成させました。
脂が乗っておいしいという冬眠前の去年11月に熊などを捕獲。
冷凍してこの日に備えました。
試食をした白鳥市長は、「おいしい」「めずらしい」と大絶賛。郷土の味として子どもたちに食べさせてあげたいと喜んでいました。
食材はすべて地元産、弁当の包み紙の図柄も愛護会会員によるもので、100%メイドイン伊那にこだわりました。
伊那公園は、タイミング良く13日が開花。
弁当が販売される15日には5分咲きとなる見込みです。 -
高遠城址公園の桜 開花宣言お預け
一方、桜の開花が待たれる伊那市高遠町の高遠城址公園は13日も、開花宣言とはならず開花はおあずけとなりました。
高遠城址公園は、朝から遠方からの観光客などで賑わっていました。
日本気象協会では、高遠城址公園の桜の開花を13日と予想していましたが、13日の開花宣言とはなりませんでした。
園内の桜はまだ蕾で、訪れた人は残念がっていました。
それでも、グラウンド付近の桜が自動販売機の持つ熱の暖かさで1、2輪咲いていて、訪れた人は写真に収めていました。
桜の管理をする桜守の稲辺謙次郎さんによると、開花は15日日曜日か16日月曜日とみています。
また、満開は20日ごろということです。 -
箕輪町のセーフコミュニティ認証 正式に決まる
安全安心の街づくりを目指す箕輪町のセーフコミュニティ認証が12日、正式に決まりました。
町村の認証は、全国で初となります。
12日は、日本セーフコミュニティ推進機構の白石陽子代表理事から、箕輪町の平澤豊満町長に認証決定通知が伝達されました。
セーフコミュニティは、WHO世界保健機関が認証しているもので、事故や自殺は予防できるという考えのもと安全安心な街づくりを進めるものです。
町は、平成21年12月から取得に向けた取り組みを始め、3月認証決定の内示を受けていました。
5月12日にセーフコミュニティの認証式で、平澤町長が合意書に署名し、正式に認証となります。
12日はこの他、箕輪町と伊那警察署がセーフコミュニティ推進に関する協定を結びました。
協定は、町のメール配信システムと、伊那ケーブルテレビの町専用チャンネルを利用して、伊那警察署が直接、犯罪被害や交通事故防止などに関する情報を流すものです。
田中泰史署長は「犯罪や事故を未然に防ぎ、安全安心な街となるよう取り組んでいきたい」と話していました。 -
5月下旬並みの気温 伊那市で桜開花
日中の最高気温が22.6度まで上がり、5月下旬並みの陽気となった12日、伊那市山寺の南信森林管理署のコヒガンザクラがようやく開花しました。
伊那市内で、早咲きの桜として知られていますが、去年より4日遅れです。
敷地東側で咲きはじめ、南側の市道のものは、一輪のみですが、赤みが増していて、暖かさが続けば一斉に咲きだしそうです。
南信森林管理署によりますと、ここ30年で最も早い開花は、平成元年の3月27日、最も遅かったのは、平成8年の4月18日だということです。
今日の伊那の最高気温は、今年最高の22.6度で平年を6度上回る5月下旬並みの暖かさとなりました。 -
明音寺でコカリナ演奏会
箕輪町のコカリナサークル「明音(あかね)」の演奏会が、8日、箕輪町松島の明音寺で開かれました。
演奏会を開いたのは、箕輪町や伊那市のメンバーでつくるコカリナサークル、明音です。
4年前に発足し、これまで保育園や福祉施設などで90回ほどの演奏会を開いてきました。
この日は、明音寺のお花まつりの法要に合わせて演奏会を開き、集まった人たちは、コナリナの演奏に合わせて唄うなどして楽しんでいました。
明音は、地域で剪定された思い出の木をコカリナにする活動をしていて、この日は、会場となった明音寺のホオノキから作られたコナリナも演奏に使われていました。 -
「500人のうたごえ喫茶in箕輪」実行委員会が義援金届ける
3月に箕輪町で開かれた、「500人のうたごえ喫茶in箕輪」で集まった東日本大震災の義援金が、11日、箕輪町に届けられました。
この日、実行委員長の山口栄一さんらが役場を訪れ、平澤豊満町長に義援金18万212円を手渡しました。
「500人のうたごえ喫茶in箕輪」は、
町内の喫茶店を会場に歌仲間が月に1回集まるうたごえ喫茶の10周年記念として開かれました。
1枚2千円のチケットの売り上げの一部を義援金にするチャリティコンサートも兼ねていて、約120万円の収益から経費を引いた18万212円が届けられました。
山口さんは、「歌の力で元気になって何かの役に立てればと思った。その気持ちが来てくれた人達にも伝わったと思う」と話していました。
義援金は日本赤十字社を通して被災地に送られます。