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上伊那誌自然編の改訂増補版を刊行へ
上伊那教育会は、地域の歴史や自然についてまとめた上伊那誌自然編の改訂増補版を、新たに刊行します。
上伊那誌自然編は、各市町村と上伊那教育会が調査・研究を行い、昭和37年に刊行しました。
50年がたち、時間の経過により新しい事実が判明したり、現状とそぐわない内容がでてきたため、10月に開かれた教育会の総会で改訂増補版の刊行を決めました。
改訂増補版は、これまでのものより一回り大きいA4サイズでおよそ1,000ページを予定しています。
上伊那教育会では、平成29年度の刊行を目指していて、現在は地質や気象、動植物に詳しいおよそ60人を編纂・刊行委員に委嘱し、具体的な調査・研究を進めています。
9日は、刊行のPRを兼ねた講演会が伊那市の創造館で開かれました。
地質学を専門とする飯田市在住の理学博士松島信幸さんは「およそ40年前の宅地造成の際に伊那市西町で小黒川断層が見つかった。現在目にすることはできないが、こうした調査を進める必要がある」などと話しました。 -
5人のパパが絵本んお読み聞かせ
伊那市の男性5人でつくるパパ,S絵本プロジェクト伊那によるイベントが9日、南箕輪村の村民センターで開かれました。
パパ,S絵本プロジェクト伊那は、医師、小学校教諭、幼稚園の先生、市の職員、本屋とそれぞれ別の仕事をしている5人組グループで、休みの日に読み聞かせを行っています。
2004年に結成し、現在は県内外で活動しています。
9日は、サンタクロースとトナカイに扮したメンバーが絵本10冊を読んだ他、歌を歌いました。
訪れた母親は「ユーモアがあってお腹の底から笑えた。子どもも集中して聞いていたので来てよかった」と話していました。
会場には、親子連れおよそ100人が訪れ、休日のひと時を楽しんでいました。 -
保育園児が平和教育
12月8日の開戦記念日にあわせ、旧陸軍伊那飛行場の跡地に建っている上の原保育園で7日、年長児を対象にした平和学習会が開かれました。
講師は、近くに住む伊那飛行場研究の第一人者久保田誼さんです。
上の原保育園では、伊那飛行場跡地に建設されていることもあり、子どもの時から戦争を考えるきっかけにしてもらおうと、昨年度から年長園児を対象にしたこの平和学習会を開いています。
久保田さんは、小さな子ども用に親しみやすい画面構成で話をしました。
「戦争の時には、ここに飛行機の練習場があったんだよ」と久保田さんが話すと、子どもたちからは「え縲怐vといった驚きの声があがっていました。
学習会は、1時間近くありましたが、子どもたちは、集中力を切らさず話に耳を傾けていました。
板山ひとし園長は、「難しい話だが、やるのとやらないとでは全く違う。こんな場所にも戦争の跡が残っていることを少しでも知ってもらいたい」と話していました。
上の原保育園では、保育士を対象に伊那飛行場の学習会も開いていて、板山園長は、これからもずっと続けて平和の大切さを子どもたちと一緒に学んでいきたいとしています。 -
手良歌会が歌集「山あぢさゐ」を出版
伊那市手良の短歌の愛好家で作る手良歌会の歌集「山あぢさゐ」が出版されました。
8日は手良憩いの家で歌会が開かれ、手良歌会の会員など16人が参加しました。
公民館教室、手良歌会は5年に一度歌集を出版していて、今回で4回目の発行です。
歌集には、講師の宮脇瑞穂さんによる短歌「初夏の通り雨に手良の里 山あぢさゐは色を増したり」のほか、会員の作品などおよそ400首が掲載されています。
手良歌会代表の向山文昭さんは、「歌を続けていくことで、それぞれの生活の変化を残していくことが大事」と話していました。
歌集は180部出版され、希望者に1,000円で販売されます。 -
荒井区住民がしめ縄作りを楽しむ会
伊那市の荒井区公民館によるしめ縄作りを楽しむ会が8日いなっせの荒井区事務所で開かれました。
8日は荒井区の住民などおよそ40人が参加しました。
しめ縄作りを楽しむ会は、手作りのしめ縄で新年を迎えてもらおうと荒井区公民館が毎年開いているものです。
参加者は、家族で協力するなどしてしめ縄をつくっていました。
形が出来上がると、押し切りという道具を使って藁の長さを切り揃えました。
押し切りは農家で家畜のえさとなる藁を細かく切るのに使われる道具です。
切り口がまっすぐになるため、はさみを使うよりもきれいに揃えられるということです。
ある参加者は、「しめ縄を買うのは簡単だが、伝統を受け継いでいくのは大切だと思った。上手に作れるようになるまで毎年通いたい」と話していました。 -
伊那小2年森組にアルパカがやってきた
児童が自発的に課題学習に取り組む総合的学習の時間。
伊那市の伊那小学校では、いくつかのクラスが動物を飼っています。
そんな伊那小学校に、珍しい動物が仲間入りしました。
茶色いモコモコの毛、ツンと立った耳、この動物は・・・アルパカです。
アルパカは、南アメリカ大陸原産でラクダ科の動物です。
4日は、栃木県内の牧場から2頭のアルパカが伊那小学校に来ました。
名前は「タビ」と「いふ」です。
アルパカを飼うことになったのは、2年森組。
森組では、総合的学習の時間にこれまでサワガニなど小さな生き物を飼っていましたが、もっと大きな動物を飼ってみたいという思いから、全員で話し合いアルパカを飼うことになりました。
4日は、タビといふの入学式が行われました。
森組では、飼育環境や与える餌などを事前に学んでいて「餌の量を同じにする」「ビニールを食べさせないように気を付ける」など、児童全員で12の約束を誓いました。
本多俊夫校長は「命を預かることは難しいこと。1人ひとりが真剣に取り組んで下さい」と話し、タビといふの入学を許可しました。
小学校でのアルパカの飼育は、全国で3例目ということです。 -
箕輪南小学校 しめ縄作りで地域と交流
箕輪町の箕輪南小学校の児童は、6日、地域のお年寄りとしめ縄を作って交流しました。
箕輪南小学校では、毎年この時期、地域の人と交流しながら伝統的な生活の知恵を学ぼうと交流会を開いています。
この日は、5、6年生の児童31人が、地域のお年寄りからしめ縄の作り方を教わりました。
お年寄りは、足でしっかり押さえるようになどとアドバイスをしながら子供たちに作り方を指導していました。
3本のタレと呼ばれる部分が完成すると、横縄に通し、最後に飾りをつけて完成です。
この日作ったしめ縄はそれぞれ持ち帰り、家に飾るということです。 -
子どもの体に触れて育てるワークショップ
伊那市のNPO法人山の遊び舎はらぺこによる第5回子育てを考える集いが1日西春近のくぬぎの杜ホールでひらかれました。
ワークショップには、50組ほどの親子が参加しました。
野外保育所を運営するNPO法人山の遊び舎はらぺこは、毎年子育てに関する講演会やワークショップを開いていて、今年で5回目です。
ワークショップでは、東京都在住の整体師山上亮さんが、子どもの体に触れて育てる子育て法について指導しました。
子どもが甲高い声で騒いでいるときは、目や神経の緊張が原因の時があるとして、「頭の上の部分に手を当てると緊張が緩む」など、触れ方を指導していました。
ある参加者は、「触れることで子どもとのコミュニケーションができよかった。家でも実践したい」と話していました。 -
第17回書晋展
伊那市在住の書家による作品展、第17回書晋展が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、書晋会の会員15人の作品、90点が展示されています。
伊那市に住む書家でつくる書晋会は、書道を通して地域の芸術文化の振興をはかろうと活動していて毎年この時期に作品展を開いています。
会場には、漢字、かな、てん刻など多彩な書が並んでいます。
こちらの作品は、漢字一文字を作品にする「一字書」と呼ばれるもので、「輝」の文字が、縦横、およそ3mの和紙に書かれています。
書晋会会長の泉石心さんは、「いろいろな流派の書を一度に見られる作品展。バラエティーに富んだ作品を楽しんでもらいたい」と話していました。
第17回書晋展は、9日(日)まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
古田人形芝居 定期公演
箕輪町の伝統芸能「古田人形芝居」の定期公演が1日、箕輪町文化センターで行われました。
定期公演は、上古田に伝わる人形芝居を多くの人に見てもらおうと毎年12月に開かれています。
住民有志でつくる古田人形芝居保存会が今回披露したのは「御所桜堀川夜討縲恤ル慶上使の段縲怐vです。
物語は、平安時代末期の僧兵武蔵坊弁慶が、主人のために自らの娘を手にかけなければならないという話です。
豪傑無比の弁慶が、大粒の涙をこぼしながら娘の首をもって帰るシーンでは、お捻りが飛んでいました。
公演では他に、箕輪西小学校の古田人形クラブと箕輪中学校の古田人形部による人形芝居も披露されました。 -
伊那フィル第25回定演
伊那フィルハーモニー交響楽団の第25回定期演奏会が、2日、伊那文化会館で開かれました。
演奏会には、伊那谷を中心とするメンバー50人と、エキストラ30人の、合わせて80人が出演しました。
チャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」と、 ショスタコーヴィチの交響曲第5番「革命」の2曲を演奏しました。
再来年春に、伊那フィルは、バレエ教室と共演する予定で、それに向けて、今回初めてバレエ組曲に挑戦しました。
団員は、今年6月から、月に3回程度の練習を重ねてきたということです。
演奏会には、およそ900人が訪れ、演奏に耳を傾けていました。
この演奏会の模様は、12月30日からご覧のチャンネルで放送します。 -
「伊那町めぐりの歌」体験ツアー
大正時代に作られた「伊那町めぐりの歌」の歌詞に出てくる場所を訪ねる体験ツアーが5日行われました。
ツアーはCDの発売にあわせ伊那まちの再生やるじゃん会が行ったものです。
総合学習で中心商店街の活性化に取り組んでいる伊那小学校5年正組の児童が参加しました。
伊那町めぐりの歌は、伊那小を出発し市内をめぐり歩く内容です。
ツアーでは通り町や伊那部宿、春日神社など歌詞に出てくる場所を歩きました。
やるじゃん会は、児童によるガイドなども考えていきたいとしています。 -
芸術団体一同に 伊那市民芸術文化祭
伊那市の芸術文化団体が日頃の成果を発表する、伊那市民芸術文化祭が1日・2日の2日間伊那市のいなっせで開かれました。
伊那市民芸術文化祭はNPO法人伊那芸術文化協会が開いているもので今年で9回目となります。
会場のいなっせには、生け花やちぎり絵、ネイルアートなど様々なジャンルの作品約200点が並べられました。
このうち、お茶席体験のコーナーでは、お茶が無料でふるまわれ、訪れた高校生らが、作法を教わっていました。
また、ステージ発表では子供たちによるダンスや、日本舞踊などなど2日間で18団体が出場し日頃の成果を披露していました。
伊那芸術文化協会では、「展示、ステージとも充実したものになった。
来年も、地域で活動する人たちの発表の場として、さらに充実させていきたい」と話していました -
上伊那のハーモニカ愛好者が演奏会
上伊那地域のハーモニカ愛好者が集う演奏会が1日伊那市の伊那文化会館で開かれました。
1日は教室や個人37組が演奏を披露しました。
演奏会は、愛好者同士の交流の場にしようと去年から実行委員会が開いているもので、「ハーモニカが上伊那の多くの皆さんに広まってほしい」と話していました。 -
書道香瓔会信州地区展
かな書道の全国的な組織、香瓔会の信州地区展が11月30日から伊那文化会館で始まりました。
兵庫県に本部を置く香瓔会の県内の会員は、300人で、今回は、そのうちのベテラン70人ほどが100点を飾っています。
会場には、かな作品を中心に調和体と言われる読むことができる書が並んでいて、主に短歌や和歌、俳句が題材になっています。
たて2メートル40センチ、横3メートル60センチの屏風に手すき和紙の色紙をはったこの作品は、60人の合作です。
会場には、香瓔会同人で伊那の支部長をつとめる池上信子さんの80歳の傘寿を祝う記念コーナーも設けられています。
漢字やかなに取り組み、大きな作品から小さな作品へと変化し、調和体により井月作品に取り組む現在までの池上さんのここ20年間の代表作が並びます。
映画「ほかいびと」で詠まれた句をすべて書きました。
池上さんは、「過去のものを後世に伝えるために読むことができる書に書き換えたものもある。
書道を通じて地域社会に還元し貢献していきたい。」と話しています。
県内では、4回目となる香瓔会信州地区の展示会は、12月2日までで、2日最終日には、香瓔会会長の榎倉香邨さんの講演会が午後1時半から予定されています -
新山小児童が五平餅作り
伊那市の新山小学校の児童は29日、地域の郷土食、五平餅づくりに挑戦しました。
29日は、新山山野草等保護育成会の女性部4人が新山小を訪れ、五平餅作りを指導しました。
五平餅づくりに挑戦したのは、4・5・6年生11人です。
29日は、新山に伝わるクルミ・山椒・ネギの3種類の味のみそを作りました。
女性部のメンバーは、「餅を丸めるときには、しっかりと握らないと形がくずれる。」「もちを串に刺すときは、向きを交互にすると串からおちにくい」などとアドバイスしていました。
みそを塗った五平餅は、屋上に用意しておいた炭火で焼きました。
子どもたちは、焼きたての五平餅を味わっていました。
新山小学校では、子どもたちに、地域の食文化に関心を持ち、地域の人達が郷土食を大切に伝承していることを知ってもらいたいとしています。 -
伊那フィル本番直前 練習に熱
伊那フィルハーモニー交響楽団は、12月2日の本番を目前に控え練習に熱が入っています。
25日は、富県ふるさと館で練習が行われ、午後1時半に弦楽器のメンバーが、午後5時には、管楽器・打楽器のメンバーも加わり、午後9時半までみっちりと練習が行われました。
東京の早稲田フィルハーモニー管弦楽団をメインにオーケストラの指揮者として、また、ヴァイオリン奏者として活躍する長野県出身の征矢健之介さんが今回の演奏でも指揮を務めます。
演奏するのは、チャイコフスキーのバレエ組曲「くるみ割り人形」とショスタコーヴィチの交響曲第5番「革命」です。
団員らは、何度も繰り返して練習していました。
伊那フィルハーモニー交響楽団の第25回定期演奏会は、12月2日(日)午後2時縲怐A伊那文化会館で開かれます。
入場料は全席自由の500円で、楽団は、多くの来場を呼びかけています。 -
高遠北小3年生が高遠辛味大根の収穫
高遠北小学校3年生の児童が高遠特産品の「高遠辛味大根」の収穫作業を行いました。
19日は高遠町藤沢の伊藤正樹さんの畑5アールに植えられた高遠辛味大根およそ400本を収穫しました。
収穫は地元の特産品や農業に興味を持ってもらおうと行われたもので、高遠北小3年生は9月に間引き作業にも取り組みました。
高遠辛味大根は、保科正之が高遠そばの薬味として食べていたといわれています。
児童は収穫した大根を抱え、大きさごとに仕分けていました。
収穫した辛味大根は12月に学校で行われる高遠そばの試食で使われる他、地域のそば店や、直売所に出荷されます。 -
手作り講座で荒神箒づくり
囲炉裏の灰を集めるときなどに使われた箒、荒神箒を作る手作り体験講座が21日伊那市高遠町の旧馬島家住宅で行われました。
手作り体験講座は、高遠町公民館と高遠町民族資料館が行っているもので、21日は8人が参加しました。
荒神箒は、囲炉裏の灰を集めるときなどに使う手箒で、かまどを守る火の神、荒神さまが由来だといわれています。
参加者は、稲わらを束ねて針金で縛り、きれいな形になるように調節していました。
ある参加者は、「作ってみて昔の人の器用さがわかった。難しくて思うように作れないけれど面白い」と話していました。 -
学校太鼓交流会 子ども太鼓inいな
上伊那の小学生や中学生による学校太鼓交流会が24日伊那市のいなっせで開かれました。
学校太鼓交流会には上伊那の小学校などから11組が出演しました。
この催しはお互いの演奏を聴き、演奏の質を高めあってもらおうと上伊那教育会が毎年開いているものです。
このうち、西春近北小学校4年くぬぎ組は、32人が出演しました。
西春近北小では、毎年4年生が地域のアマチュア太鼓グループ小出太鼓で活躍している住民を講師に招き、太鼓に取り組んでいます。
交流会では講師が制作した曲に新たに挑戦しました。
ある保護者は、「太鼓をたたいている子どもが普段より大きく、立派に見えた」と話していました。 -
東部中「さくらプロジェクト」活動報告
東日本大震災で被災した、宮城県仙台市の高砂中学校へ、タカトウコヒガンザクラの苗木を贈った、伊那市の東部中学校の生徒と職員6人が28日、活動報告の為、伊那市役所を訪れました。
東部中の生徒や職員、保護者の代表16人は、今月15日に高砂中を訪問し両行の生徒らが一緒にタカトウコヒガンザクラの植樹を行いまいた。
今日は、植樹に参加した、生徒会の役員や、百瀬秀明校長ら6人が市役所を訪れ、久保村清一教育長に報告をしました。
高砂中学校の校門には、学校のシンボルとなる桜が2本ありましたが、東日本大震災で津波に会い、枯れてしまったという事です
東部中生徒会では、復興のシンボルにしてもらおうと、「さくらプロジェクト」を企画し、9月に全校でこのプロジェクトに取り組むことを決めました。
報告の中で、生徒達は「多くの人の協力があり実現できた、今回植樹した桜が復興のシンボルとなり、見る人たちを勇気づける物になってほしい」や。
「さくらプロジェクトは、高砂中との交流をつづけていく事が成功の形。自分たちは一歩を踏み出した、後輩たちにも引き継いでいきたい」と話していまいた。
この日は、白鳥孝伊那市長への報告も急遽おこなわれました。
白鳥市長は「さくらプロジェクトは、日本中が被災地を応援する中で、中学生が考え、実行した支援のありかたを形にした成果」と評価し、生徒たちの話を興味深げにきいていました。
東部中生徒会では、5日の全校集会で高砂中での植樹などを報告する事にしています。 -
第3回日本画院高遠展
第3回日本画院高遠展竏注。に生きる日本の心竏窒ェ28日から伊那市高遠町の信州高遠美術館で始まりました。
会場には日本画院の会員や一般の作品66点が展示されています。
全国の日本画家らでつくる一般社団法人日本画院は、現在約190人の会員がいます。
日本画院は地方で活動を見てもらい、日本画の普及につなげようと信州高遠美術館で展示会を開催していて、今年で3回目です。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは4作品が出品されています。
日本画院は、「日本画は自然とのふれあいや日常の中で気づいた美しさを表現している。身近なものから受ける情感を味わってほしい」と話していました。
日本画院高遠展竏注。に生きる日本の心竏窒ヘ来月16日日曜日まで信州高遠美術館で開かれています。
入館料は一般が500円、小中学生が150円です。 -
ふれあい昔の遊び
子ども達と地域の人たちが昔ながらの遊びを通じてふれあう「ふれあい昔の遊び」が25日箕輪町の木下公民館で行われました。
25日は150人ほどが参加し、メンコや折り紙など、昔ながらの遊びで楽しみました。
ふれあい昔の遊びは、子ども達に昔ながらの遊びを伝え、地域の人とふれあいの場を持ってもらおうと木下区青少年健全育成会などが毎年行っているものです。
調理室では昔のおやつ「やしょうま」を作りました。
やしょうまは、米の粉と砂糖をこねたおやつです。
食紅で色を付けたものを細長く伸ばし、順番に並べて模様をつくります。
ある子どもは、「綺麗な模様ができてすごいと思った。和菓子みたいな味でおいしかった」と話していました。 -
12月に拉致被害者救済を願うコンサート
北朝鮮による拉致被害者の救済を願い、12月に東京都で開かれるふるさとの風コンサートに、上伊那地域の60歳以上の愛好者でつくる合唱グループ ザ・シワクチャーズ伊那が出演します。
26日はいなっせで練習が行われました。
ふるさとの風コンサートは拉致問題の解決に向けた想いを合唱を通して発信していこうと政府拉致問題対策本部と法務省が初めて開くものです。
全国を対象に参加団体の募集があり、18団体が出演します。
ザ・シワクチャーズ伊那は上伊那地域の60歳以上の愛好者でつくる女性合唱グループで、伊那市の名誉市民故・・ス木東六さんの遺志をつごうと2007年に結成されました。
今回披露する曲は「落葉松(からまつ)」と、・ス木さんが作詞作曲をした「ニコライの鐘」の2曲です。
ザ・シワクチャーズ伊那の北沢理光代表は、「被害にあわれた家族の皆さんと同年代の団員が歌う想いを聴いてほしい」と話していました。
指揮・指導にあたる藤塚禮子さんは、「何か協力したいと思っていた。ちょうどいい機会を得られたのでその気持ちを歌いたい」と話していました。
ふるさとの風コンサートは、来月22日に東京都千代田区にあるイイノホールで開かれることになっています。 -
天野惣平さん作品展
伊那市高遠町芝平の美術家 天野惣平さんの作品展が、旭町のアートギャラリーミヤマで開かれています。
展示されているのは、作品に題名はありません。
車のフロントガラスを割ったもの、版画刷りの雁皮紙という和紙を木片に張り合わせた700のピースで形作られています。
ピースの制作に3ヶ月、会場で形を完成させるのに3時間かかりました。
制作したのは、伊那市高遠町芝平在住で造形・版画を中心に制作する美術家、天野惣平さんです。
天野惣平さんの作品展は、27日(火)まで、アートギャラリーミヤマで開かれています。 -
写真集団アルプ 第2回写真展
写真集団アルプによる第2回山岳写真展が、22日から、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで始まりました。
会場には、伊那谷を中心とする会員16人が県内の山岳を撮影した写真、51点が並んでいます。
写真集団アルプは、山岳写真協会に加盟するメンバーを中心としていて、もう少し気軽に作品発表できる場を作ろうと去年、会を発足させました。
作品は、春夏秋冬の順番に並べられています。
この展示会は、25日(日)まで、いなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。 -
学校に食材を提供する農家などが給食を試食
箕輪町の箕輪中部小学校の給食に野菜を提供している農家などが19日、児童と一緒に給食を食べました。
19日は町内の農家や直売所から8人が訪れ、児童と一緒に給食を試食しました。
学校給食試食会は給食に野菜を納入している生産者などにどのように食材が使われているか見てもらい、給食について理解を深めてもらおうと、学校の栄養士や町などでつくる学校給食地域食材利用推進会議が開いたものです。
19日の給食に使われた野菜のうち、にんじんやだいこんなどは町内で生産されたものだということです。
児童は、「作物はどうやって出荷するのか」「作物にはどういう虫がつくのか」などと生産者に質問をしていました。
生産者は、「作ったものが使われている現場を実際に見ることができ、やりがいを感じた」と話していました。 -
特色ある学習・遊びに理解深める
伊那市の新山小学校PTAは、地域の自然を生かした特色ある遊びに理解を深めてもらおうと17日、親子を対象にした講座を開きました。
この日は、新山の森林で講座が開かれ、保護者や子どもおよそ30人が、森の中に設置された遊具で遊びました。
新山小学校では、少人数学級の特色を活かし、地域の自然を使った特色ある授業などを行っています。
森林内の遊具は、土地を所有する6軒の地区住民が協力して3年前に作ったもので、小学校でも総合学習や学年交流会で活用されています。
子ども達は、木に吊るされたブランコやターザンロープで自由に遊んでいました。
ある保護者は「自然が横にあっても触れ合う機会は少ない。自然との触れ合いは重要なので、授業でやってもらうの良いと思う」、参加した新山小の教諭は「自然の中にすぐに遊びにいけるのは新山小学校の特色。こういった場所を活用していきたい」と話していました。
この日はツリークライミングの体験も予定されていましたが、悪天候のため伊那市高遠町在住の全日本チャンピオン、宇治田直弘さんがデモンストレーションを披露していました。
この講座は、PTAの他に地元育成会や新山の保育園・小学校を考える会も協力していて、文化部の藤井誠部長は「新山地域の特色ある自然活動をPRする場として活用していきたい」と話していました。 -
春富中学校 創立65周年・統合50周年記念式典
伊那市の春富中学校の創立65周年と統合50周年の記念式典が17日行われました。
記念式典には、生徒や保護者、来賓など550人ほどが出席し、記念演奏などが行われました。
春富中学校は、今年で創立65周年、統合50周年になります。
65年前の昭和22年に春富中学校の学区内の富県・東春近・西春近でそれぞれ中学校が創立されました。
昭和38年に3校が統合し、春富中学校となりました。
村田正美校長は、「これからも社会に貢献できる人づくりができる場所であるよう取り組んでいきたい」と話していました。
生徒を代表して生徒会長の北原悠哉くんは「学校の歴史の深さを感じた。感謝の気持ちと春富の心を持ち続けていきたい」と話していました。
式典では、地域の住民と企業から募った寄付金835万円と、記念品として伊那食品工業から大型スクリーンが贈呈されました。 -
伊那ケーブルテレビ 地方の時代映像祭で選奨
伊那ケーブルテレビジョン制作の番組「木地師の伝承縲怩サの知られざる世界縲怐vが第32回地方の時代映像祭2012ケーブルテレビ部門で選奨を受賞しました。
17日、大阪府の関西大学で贈賞式が行われました。
地方の時代映像祭はNHKや日本民間放送連盟、日本ケーブルテレビ連盟などが共同主催しているものです。
放送局部門、ケーブルテレビ部門など4部門があり、応募総数は222点でした。
受賞作品、「木地師の伝承」は西暦800年代の後半から、およそ1千年にわたり木の椀や盆を作るための木材を求め日本中の山を渡り歩いた木地師の歴史と足跡を取材した番組です。
なお今回の地方の時代映像祭入賞で伊那ケーブルテレビ制作の番組入賞は、3年連続となっています。
グランプリにはNHK仙台放送局制作の「NHKスペシャル イナサがまた吹く日縲恤頼ケる集落に生きる縲怐vが選ばれました。