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令和11年度に市内小中学生が580人減少見込み
伊那市内の小中学校の児童と生徒の数が今年度は、合わせて5,136人なのに対し、令和11年度には4,557人と、およそ580人、率にして11.3パーセント減少することがわかりました。
これは、26日に市役所で開かれた、伊那市教育委員会の6月定例会で報告されました。
児童生徒数は、今年度5月の学校基本調査をもとにした数字です。
今年度の児童数は3,367人で令和11年度には2,851人となり15.3パーセントの減少を見込んでいます。
今年度の生徒数は1,769人で令和11年度には1,706人となり3.6パーセントの減少を見込んでいます。
児童数と生徒数の合計は5,136人から4,557人となり、全体で11.3パーセントの減少を見込んでいるということです。
また学級数も合計で265から、254に減少する見込みです。
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VC長野が村中部保育園で運動教室
バレーボールVリーグ男子1部のVC長野トライデンツの選手らが26日に地元南箕輪村の中部保育園で運動教室を開きました。
26日はVC長野の選手3人と健康管理を行っているトレーナー1人が保育園を訪れ、年長児と交流しました。
ウォーミングアップでは園児たちがアザラシやクマになってコースの障害物をよけながら進んでいきました。
ほかにチームに分かれて、コーンの上にボールを乗せて落とさないようにリレーしていくゲームを行いました。
風船を使ったバレーボールも楽しみ、園児たちは落とさないように協力して相手コートに返していました。
この運動教室は、村の地域おこし協力隊でもある吉野孝昭トレーナーと中野竜選手が中心となって村内の保育園を周り開いているものです。
26日はVC長野の選手とサポーターが無農薬で育てたにんじんを加工したジュースも贈られました。
ジュースは給食の時間に年少以上の園児で味わったということです。 -
東部中学校3年生 伊那まつりについて学ぶ
今年の伊那まつりで縁日を運営する伊那市の東部中学校3年2組の生徒は19日伊那まつりの歴史について学びました。
伊那市商工観光部の唐木玲さんが講師を務め、伊那まつりの歴史について話をしました。
唐木さんは、「伊那まつりは商売のための催しとして、1958年に「勘太郎まつり」として始まった。1973年に名称が伊那まつりに変わり、一般市民が主体的に参加して踊り楽しむものに変化した」と、当時の写真を使いながら説明していました。
3年2組の生徒は、総合的な学習の時間で伊那まつりをテーマに活動しています。
まつり当日に縁日を運営し、スーパーボールすくいやヨーヨー釣りのブースを出店します。
生徒らは今後チラシや看板づくりなどを行い準備を進めていくということです。
唐木さんは「自分たちがまつりを楽しみながら取り組むことが大切だ」と話していました。
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伊那西高校の「西高祭」始まる
伊那市の伊那西高校の文化祭「西高祭」の一般公開が24日から始まりました。
今年の西校祭のテーマはリメイク~新たな西瞬をつくりだそう~です。
今まで経験したことのない新しい挑戦を通して、全校生徒に新たな青春をつくり出してほしいという想いが込められています。
教室では各クラスやクラブ活動の展示が行われました。
このうち2年3組はお祭り気分を味わえる射的や輪投げなどのコーナーを作りました。
ほかに初の試みとなる14のクラスと14のクラブが作った灯篭の展示が行われました。
西高祭の一般公開はあすも行われます。
最終日の26日はスポーツフェスティバルと閉祭式が行われます。 -
上農の里山コース2年生 ホタルの繁殖に取り組む
南箕輪村の上伊那農業高校コミュニティデザイン科里山コースの2年生は、捕獲したホタルの繁殖に取り組んでいます。
こちらはゲンジボタルです。
20日の夜に箕輪町三日町の、かまくらざわ生きものの里でオス2匹、メス1匹を繁殖のために捕獲しました。
繁殖用に現在の3年生が作った採卵箱です。
繁殖は去年から取り組んでいますが、うまくいかなかったということです。
2年目の今年はホタルの生態や繁殖方法を学び、孵化を目指すということです。
上農高校では4年前から毎年、里山コースの2年生がホタルの再生プロジェクトに取り組んでいます。
22日はほかにホタルのエサとなるカワニナを養殖する水槽の水の入れ替えを行いました。
上農高校で卵から育てたカワニナは現在94匹まで増えたということです。
上農高校では生きものの里で多くのホタルが舞う姿が見られるように今後もホタルとカワニナの人工飼育に取り組むということです。 -
上伊那総合技術新校 3学科設置の原案示す
上伊那総合技術新校の再編実施計画懇話会が19日伊那市のいなっせで開かれ、設置学科を3つとすることなどを含む学校像のイメージの原案が示されました。
上伊那総合技術新校は、辰野高校商業科、箕輪進修高校工業科、上伊那農業高校、駒ヶ根工業高校の4校を再編統合するものです。
19日の懇話会では、学校像のイメージについて、前回の意見を反映した原案が示されました。
それによると、設置学科は農業を中心とした「地域デザイン科」、工業を中心とした「地域ものづくり科」、商業を中心とした「地域くらし科」の3学科としています。
目指す学校像は「専門性を磨くとともに、学科の枠を超えた農・工・商の連携により新たな価値観を創出し、地域・社会に貢献できる学校」としています。
出席者からは「農工商が連携したカリキュラムの実現は可能なのか」といった声や、「生徒が目標をもって学習に取り組めるような工夫が大切だ」などの意見が出されていました。
今回出された意見を踏まえた「学校像のイメージ」が次回の懇話会に示され、承認されれば、県教育委員会に提出されます。
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高遠3女のコラボ展Ⅱ 23日から
伊那市高遠町在住の女性3人による「高遠3女のコラボ展Ⅱ
」が23日から、信州高遠美術館で始まります。
展示するのは西澤由美子さん、小松由子さん、中島美恵子さんの3人です。
3人は高遠町在住で同じ介護施設グループで働いています。
会場にはそれぞれが製作した作品合わせておよそ30点が並んでいます。
3人は普段は個別で創作活動をしていて、合同での作品展は今回で2回目となります。
西澤さんの作品はアクリル絵の具を使い、カラフルに描かれています。
小松さんは着物を気軽に日常的に着てもらおうと、着物のリメイク作品を展示しています。
中島さんの作品は猫や犬など身近にいる動物と花をテーマに描いたものだということです。
高遠3女のコラボ展Ⅱは23日から7月23日まで信州高遠美術館で開かれています。
入館料は、一般500円、高校生以下は無料です。
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ものづくりを通して電気を学ぶ
ものづくりを通して電気について学ぶ講座が、伊那市民体育館付属施設で10日に開かれました。
講座には小中学生6人が参加し、ものづくりをしながら電気について学びました。
講師は、元小学校教諭の北澤夏樹さんを中心とした3人が務めました。
全4回の講座で作るのは、金属探知機です。
2回目のきょうは、金属を検出する部分となるコイルを作っていました。
2人1組になり、銅線をアルミ缶に巻いていきます。
参加者は集中して作業をしていました。
このコイルに電流を流し金属に近づけるとスピーカーから音が出る仕組みになっています。
この講座は伊那市総合型地域スポーツクラブが、ものづくりに興味のある子どもを対象に去年から開いています。
次回は17日に予定していて、あと2回の講座で金属探知機が完成します。
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写真集団アルプ 山からのメッセージ
伊那谷を中心とする山岳写真愛好家でつくる写真集団アルプの作品展「山からのメッセージ」が、14日から伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。
会場には50代から80代の会員12人の作品48点が並んでいます。
会員それぞれがテーマを決めて撮影した写真を一人3~5点ずつ展示しています。
それぞれが県内の山に何度も足を運び撮影したということです。
写真集団アルプは2011年に発足し、月に一度例会を開き、情報交換をしながら親睦を深めているということです。
1年に1回から2回作品展を開いていて、今回で20回目となります。
写真展は20日(火)まで伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
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ざんざ節保存会 新宿で披露
伊那市長谷のざんざ節保存会は、11日に東京都新宿区で開かれた民踊大会で、唄と踊りを披露しました。
民踊大会は、新宿文化センターで開かれました。
保存会は、ざんざ節とキンニョンニョの2つの演目を披露しました。
新宿区と友好提携していることから、この民踊大会には毎年、市内から伝統芸能団体が出演してきましたが、新型コロナの影響で伊那市からの出演は4年ぶりとなりました。
大会では、ざんざ節保存会を含む特別出演5演目を含む45演目が披露されました。
ざんざ節保存会の下平 功会長は、「本番は大変上手に、気持ちよく発表することができた。新宿の皆さんにも喜んでいただき、伊那市をPRすることができた」と話していました。
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第98回伊那美術展
伊那美術協会が主催する第98回伊那美術展が伊那市の伊那文化会館で開かれています。
美術展では出展作品の審査も行われ、最高賞には箕輪町の吉田冴子さんの染色作品「古城燃ゆ」が選ばれました。
最高賞の伊那美術協会賞に選ばれた吉田さんの作品「古城燃ゆ」です。
審査員は「色に重みがありデザインが優れている。配色の構成がよく画面を引き立てている」と評価しています。
会場には会員や一般、高校生の作品102点が並べられています。
美術展は日本画と洋画、彫刻、工芸の4部門の作品が展示されています。
伊那美術展は18日(日)まで伊那文化会館美術展示ホールで開かれています。
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箕輪町公民館大学・学級合同開講式
箕輪町公民館の公民館大学と公民館学級の合同開講式が町文化センターで5月18日に行われました。
今年度、公民館大学や学級は40代から80代の128人が受講しています。
内訳は、ふきはら大学には18人、ふきはら大学の卒業生を対象とした大学院には27人などとなっています。
箕輪町公民館の唐澤久樹館長は「受講生同士の交流を深め、新しい自分を発見してほしい」と激励しました。
受講生を代表してふきはら大学院3年の藤田文平さんは「好奇心を持って一緒に勉強していきましょう」と挨拶しました。
公民館大学や学級では、月に1回、ものづくりや健康など受講生が考えたメニューを行っていくということです。
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上伊那華道会 いけばな展
上伊那の華道11の流派でつくる上伊那華道会のいけばな展が、伊那市のかんてんぱぱホールで10日と11日の2日間開かれています。
会場には、会員1人1点ずつの作品128点が並んでいます。
上伊那華道会は、辰野町から中川村までの11流派の128人が所属していて、今回の展示会は新型コロナの影響で、4年ぶりの開催となりました。
生けてある花や器は流派ごとに異なり、それぞれの流派による違いを楽しむことができるということです。
会長の宮崎小里さんは「一つひとつの作品の個性を楽しんでもらいたい」と話していました。
上伊那華道会のいけばな展は11日までかんてんぱぱホールで開かれています。
入場料は無料です。
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手良小5年生が正しい歯の磨き方学ぶ
伊那市の手良小学校の5年生は、口と歯の健康週間にあわせて正しい歯のみがき方について9日に学びました。
5年生の児童18人は、DVDを見ながら歯の磨き方について学びました。
児童は鏡を手に持ち、歯茎の状態を確認していました。
歯ブラシの面をしっかりと歯に当てて1か所を20回ずつ磨くのが正しい磨き方だということです。
手良小の5年生は、公益社団法人日本学校歯科医会が主催する全国小学生歯みがき大会に参加していて、9日もその一環で行われました。
日本学校歯科医会によりますと、10歳から14歳の34.5パーセントは歯茎が赤くはれ出血する歯肉炎にかかっているということです。
歯肉炎は正しい歯みがきをすることで予防できるということです。
手良小学校では「健康は口からと言われている。一人ひとりが歯をしっかり磨いて健康を保ってほしい」と話していました。
伊那市内では全国小学生歯みがき大会に手良小を含め6校が参加しました。
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上伊那教育会研修会「仰望の日」
上伊那地域の教職員でつくる公益社団法人上伊那教育会の研修会「仰望の日」が伊那市の伊那文化会館で7日開かれました。
研修会は、教職員の資質向上を目的に毎年開かれていて、今年は4年ぶりに一堂に会して行われました。
会長で箕輪中部小学校の校長の原浩範さんは「教育会の研修や事業を通して本質や根源を見極め、共に学び共に育っていきましょう」と挨拶しました。
会員発表では、東春近小学校の平澤真美教諭が伊那市出身の元教師 溝上淳一さんを紹介しました。
溝上さんは、上伊那の小学校を中心に教鞭をとり箕輪北小学校の校長を最後に退職し、2002年に61歳で亡くなりました。
溝上さんは、学校での経験をもとに小説や童話など9冊を出版しています。
受け持ったクラスで蛇を飼った経験をもとに書かれた童話「スネーオのいのり」では「ヘビから見た人間の偏見、理想など様々な感情を表現し、生き物への愛情にあふれている」と話していました。
上伊那教育会には上伊那の小中学校52校が所属し、教職員およそ1,100人が会員となっています。
研修会は伊那市高遠町出身で東京芸術大学の初代校長を務めた伊澤修二の詩から言葉を取り「仰望の日」と名付けられています。
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ざんざ節保存会 新宿で披露へ
伊那市長谷で活動をしているざんざ節保存会は、11日に東京都で開かれる新宿区民踊大会に出演します。
7日は伊那市長谷の長谷公民館で、練習が行われました。
保存会が披露するのは、ざんざ節とキンニョンニョです。
ざんざ節は、江戸時代に全国的に流行した民謡です。
長谷では、馬に荷物を乗せて運ぶ時に歌う馬子唄として伝えられています。
キンニョンニョも江戸時代の流行歌で、長谷で歌い踊られてきたものだということです。
ざんざ節保存会は現在22人の会員がいます。
歌を担当している、余語宏紀さんとキンニョンニョの踊りを担当している築山栗子さん夫婦です。
去年11月に東京から長谷に移住し、ことし4月に保存会に入りました。
新型コロナの影響で、民踊大会に伊那市の団体が参加するのは4年振りだということです。
またこの日は、伊那ケーブルテレビが練習の様子を収録しました。
今年度取り組み始めた地域の伝統芸能や行事を映像で残すプロジェクトの一環です。
新宿区民踊大会は11日に東京都の新宿文化センターで開かれます。
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高遠中学校2・3年生が芝平なんばんの苗植え
伊那市高遠町の高遠中学校の生徒は信州伝統野菜に選定されている高遠在来とうがらし「芝平なんばん」の苗を5日に植えました。
芝平なんばんの苗植えは2・3年生の78人が行いました。
高遠中学校は総合的な学習の時間に地域とのつながりを持てる授業として、今回高遠在来とうがらし保存会から苗を譲り受けることにしました。
授業では水の管理や草刈り、収穫のほか販売を計画しています。
生徒らは芝平なんばんを使った商品開発を目指すとしています。
5日に植えた芝平なんばんは7月下旬に収穫ができるということです。
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南箕輪中学校に韓国の中学生が学校交流訪問
南箕輪村の南箕輪中学校に学校交流訪問で韓国の中学校の生徒が1日に訪れ、授業を一緒に受け交流しました。
訪れたのは、韓国ソウル市の女子校、上一中学校の2・3年生26人です。
生徒たちは10クラスに分かれて2・3年生の授業に参加しました。
このうち2年生の体育の授業では体力テストを行いました。
韓国の生徒はジェスチャーなどでやり方を教わっていました。
反復横跳びでは、南箕輪中の生徒と競いあっていました。
3年生の英語の授業では、南箕輪中の生徒が日本の文化を英語で説明し、それに該当するカードを韓国の生徒が当てるクイズで交流していました。
韓国の中学生は掃除の体験も行いました。
韓国の中学校では生徒が掃除をする学校は少なく、業者が行うことが多いということです。
雑巾がけや、ほうきのはき方を教えてもらいながら教室の掃除をしていました。
この交流は、宮田村が近隣自治体と協力して行うインバウンド事業の一環で今回、南箕輪中学校が受け入れを行いました。
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進徳館の日 高遠高生が学習発表
今に生きる進徳館教育を再発見する行事「進徳館の日」が伊那市高遠町で27日に開かれました。
最初に白鳥孝伊那市長ら関係者10人ほどが集まり進徳館にある五聖像に向かって拝礼しました。
進徳館は1860年に開かれ、存続した13年間で東京芸術大学の初代校長を務めた伊沢修二など500人以上を輩出しました。
高遠閣で行われた式典では基調講演のほか高校生が学習発表をしました。
高遠高校情報ビジネスコース3年生は高遠の店や観光地で話を聞いてリーフレットを作ったことや、高遠城址もみじ祭りでおこなった来客調査について発表しました。調査の結果、県内から訪れた人が8割だったということです。
白鳥市長は「高遠藩校の教育を見直し、高遠の学びを再認識することで、未来へ明るい展望を開きたい」とあいさつしました。 -
高校再編 上伊那総合技術新校 設置2学科の素案
上伊那総合技術新校の再編実施計画懇話会が30日伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、設置学科の素案として「地域ものづくり科」と「地域デザイン科」の2学科が示されました。
上伊那総合技術新校は、辰野高校商業科、箕輪進修高校工業科、上伊那農業高校、駒ヶ根工業高校の4校を再編統合するものです。
昨夜の懇話会では、学校像のイメージの素案が示され、総合技術新校では「農業や工業、商業の学びを融合させた課題研究を行う」としていて、「地域ものづくり科」と、「地域デザイン科」の2学科を設置する案が示されました。
地域ものづくり科は工業を中心に機械や電気、情報技術などのコースを設け、地域デザイン科は農業と商業を中心に、野菜や果樹、マーケーティング、流通などのコースを設けるとしています。
また、自由な履修科目として興味や関心のある他の学科やコースの授業を選択できるようにするとしています。
出席者からは「スマート農業など工業と農業を組み合わせた講義を入れてはどうか」「融合した授業も大切だが、工業、農業、商業の専門性を担保してほしい」などの意見が出されていました。
長野県教育委員会では、6月の懇話会で30日に出された意見を踏まえた設置学科の原案を示すとしています。 -
箕輪西小 ヒノキの植樹
箕輪町の箕輪西小学校4年生は、みどりの少年団の活動の一環で、ヒノキの苗木を24日に植えました。
24日は、児童13人が、学校近くにある上古田区の区有林にヒノキの苗木50本を植えました。
上古田の住民有志で作る西山会のメンバーや上伊那森林組合の指導を受けながら、植樹をしました。
児童達は、根がしっかりと張るように土を足で踏み固め、乾燥しないように周りの落ち葉をかけていました。
箕輪西小では1979年から森に親しみ環境への理解を深めてもらおうと、みどりの少年団の活動を毎年4年生
秋には間伐と枝打ちの作業や木を使った工作を予定しています。
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20年後の伊那市を考えるワークショップ
伊那市は今年度中の第2次伊那市総合計画の策定に向け、これからのまちづくりについて考える市民ワークショップを28日に市役所で開きました。
ワークショップには、小学生を含む幅広い年代の伊那市民、およそ30人が参加しました。
4つのグループごとに、20年後の伊那市に増えて欲しいもの、減って欲しいもの、変わらずにあって欲しいものを話し合っていました。
参加者からは「田舎の良さもありながら都会の雰囲気もある伊那市になって欲しい」「ひとりひとりが考えて豊かに暮らせるようになればいい」「明日への不安がない伊那市になって欲しい」という意見が出ていました。
市では第2次伊那市総合計画の後期基本計画を今年度中に策定し、来年度に公表する予定です。
今回のワークショップで出た意見は、後期基本計画の参考にするということです。 -
西春近北小学校で開校150周年記念運動会
伊那市の西春近北小学校は今年度、開校150周年を迎えました。
27日は運動会が開かれ、150周年を記念した演目などが行われました。
運動会には全校児童170人が参加しました。
開校150周年を記念した種目では普段は児童だけで行う大玉送りを27日は保護者や地域の人も一緒に参加して行いました。
声をかけあいながら協力して大玉を送っていました。
舞い上がれ!150年祝いの宴と題した踊りでは3・4年生が2週間前から練習してきた成果を披露しました。
今年は保護者の入場制限など新型コロナ対策は行わず、4年ぶりに制限のない運動会となりました。
西春近北小では「児童たちが一生懸命競技に取り組む姿を見ることができた。盛り上がった運動会になってよかった」と話していました。
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伊那中学校の生徒・教職員に関する個人情報が漏洩
伊那市の伊那中学校の生徒や教職員に関する個人情報の電子データ、144件が何者かによって不正にアクセスされ、漏洩していたことがわかりました。
26日は、伊那市教育委員会の笠原千俊教育長らが記者会見を開き謝罪しました。
5月16日に伊那小学校のインターネット上にデータを格納するクラウドストレージで、所有者に覚えのないアクセスの形跡が確認されました。
報告を受けた伊那市教育委員会が市内の小中学校を調べたところ、伊那中学校に在籍する職員のアカウントで何者かが不正にアクセスし、複数のファイルやフォルダがダウンロードされていたことが分かりました。
抜き取られた情報は、令和4、5年度の生徒の心身面について、令和5年度の食物アレルギーに関する情報、授業で使用する生徒のメールアドレス、教職員の緊急連絡先など144件のファイルです。
ファイル内には令和4年度と5年度の全校生徒、延べ400人余りの名前やメールアドレスの情報が掲載されていたということです。
他の小中学校に不正アクセスがあったかどうかは、現在警察が捜査中だということです。
市教委は去年7月22日付で、市内19の小中学校に、クラウドストレージでの個人情報の管理はしないようメールで通告をしていたということですが、伊那中学校はそれを守っていませんでした。
会見の中で伊那中学校の有賀稔校長は「認識が甘かった」と述べていました。
市教委は今後、小中学校でのアカウントのパスワード管理やクラウド上に個人情報を保存しないことを徹底するとしています。
白鳥孝伊那市長は書面で「このような事故が起きてしまい、非常に遺憾に思っている。教育委員会、全教職員一丸となって再発防止に取り組んでもらいたい」とのコメントを発表しました。
市教委は27日の夜に保護者会、29日は生徒への説明を行う予定です。
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セイコーエプソン再生紙ノート寄贈
諏訪市に本社を置くセイコーエプソン株式会社は、再生紙で作ったノート5千5百冊を伊那市内の小中学校に24日寄贈しました。
24日はセイコーエプソン株式会社 久保田孝一取締役らが市役所を訪れ、笠原千俊教育長に目録を手渡しました。
エプソンでは、使用済みの紙から再生紙をつくる製紙機を販売しています。
今回寄贈したノートは、その製紙機で作った紙を製本し、ノートにしたもので、大きさはA5サイズです。
セイコーエプソンでは、再生紙に触れる事で子ども達に環境保護について身近に感じてもらおうと、昨年度から県内の小中学校を対象にノートを寄贈しています。
再生紙で作ったノートは、6月下旬から市内の小中学校に順次配布されるという事です。
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西村清典さんの思い出語る
伊那市長谷の農村歌舞伎「中尾歌舞伎」の指導者で2014年に亡くなった西村清典さんの思い出について語るトークショーが伊那市創造館で20日に開かれました。
トークショーでは、中尾歌舞伎保存会の中村徳彦代表と、会員の平山直子さんが、稽古での思い出などを話しました。
中尾歌舞伎は太平洋戦争により一時途絶えましたが、1986年昭和61年に中村さんらを中心とする地域の若者により復活しました。
西村さんは、復活以来、2014年に亡くなるまでの27年間、演技指導にあたってきました。
西村さんは演技するうえで「いちこわ、にふり、さんまなこ(声、振り、目線)」が大切だと教えていたという事です。
トークショーは、創造館で現在開かれている企画展「中尾歌舞伎」に合わせて行われたもので、会場には約20人が訪れました。
中尾歌舞伎の企画展は来月26日まで開かれています。
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箕輪町公民館文化講演会 矢澤静二さん講演
箕輪町公民館文化講演会が町文化センターで18日に開かれ、日本教育史学会会員で郷土誌「伊那路」編集委員の矢澤静二さんが講演しました。
矢澤さんは「上伊那の満蒙開拓青少年義勇軍と満蒙開拓団はどのようにして送り出されたか」と題し、講演しました。
矢澤さんは、これまでの研究を元に、義勇軍創設までの流れや、上伊那の送出状況とその特徴などを解説しました。
矢澤さんによると、上伊那教育会は治安維持法違反で多くの教員が逮捕された教員赤化事件などの汚名をそそぐため、教員が中心となって多くの徴兵前の青少年を義勇軍として送り出したということです。
矢澤さんは「戦後の日本は平和の時代。このまま戦後が続いてほしい」と話しました。
この講演会は令和5年度の町公民館大学・学級合同開講式に合わせて行われ、およそ120人が参加しました。
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伊那新校の学習空間考えるワークショップ
伊那市の伊那北高校と伊那弥生ケ丘高校を再編統合する伊那新校の校舎の学習空間を考えるワークショップが15日伊那市創造館で開かれました。
ワークショップには高校生や教職員、地域住民など約50人が参加しました。
この日はテーマごと8つのグループに分かれ、意見を交わしました。
このワークショップは、長野県教育委員会と伊那新校の設計を担当する2つの事務所が開いたものです。
今年3月から4回にわたり開かれ、15日はこれまでのまとめを行いました。
参加者は、どんな新校にしたいか意見を発表していました。
今後、県はワークショップで出された意見を参考に基本計画を策定し、7月には一般に公開する予定です。
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わたしの想い出作品展
みのわ美術会の会員有志4人による展示「わたしの想い出作品展」が箕輪町文化センターで15日から始まりました。
会場には洋画の松田道子さん、宮下宏行さん、陶芸の小島佳世子さん彫刻の宮坂富雄さんの作品40点が並んでいます。
この作品展は過去に一度展示し、その後は物置や押し入れで眠っている想い出の作品をもう一度見てもらいたいと4人でつくる想い出作品会が企画したものです。
こちらは箕輪町の松田道子さんが描いた上の平城跡の桜です。
2019年3月から5月までの間、総理官邸に展示されたということです。
想い出作品会では「異なるジャンルの作品が一緒に展示してあるのでコラボレーションを楽しんでもらいたい」と話していました。
「わたしの想い出作品展」は箕輪町文化センターで20日(土)まで開かれています。
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高尾神社 4年振り浦安の舞奉納
伊那市山寺の高尾神社で13日例大祭が行われ、4年ぶりに浦安の舞が奉納されました。
区民が見守る中、地元の小学生10人が浦安の舞を披露しました。
新型コロナの影響により、高尾神社での浦安の舞の奉納は、4年振りとなりました。