-
箕輪南小学校、季節の伝統文化を地域のお年寄りから習う
お年寄りの知恵を子どもに伝えていこう竏窒ニ箕輪南小学校で8日、季節の伝統文化を地域のお年寄りから学ぶ交流会があった。約35人のお年寄りが学校を訪れ、しめ縄や凧(たこ)、昔ながらのすいとんを子どもたちに伝授した。
毎年の恒例。全校で一つを習うこともあったが、昨年から1・2年、3・4年、5・6年の連学年ごとに分かれ、それぞれの成長段階に合った作業に取り組んでいる。今年は1、2年がすいとん作り、3、4年がたこ作り、5、6年がしめ縄作りに挑戦した。
しめ縄づくりで、2年目となる6年生の女子児童は、手際よく縄をなうお年寄りから手ほどきをうけ、いち早くしめ縄を完成。「去年よりはうまくできたが、難しい」と話していた。お年寄りは「今は人からもらうのでしめ縄をつくっていないが、昔さんざん作ったからつくり方は忘れない」と昔を懐かしんでいた。 -
総合学習の成果発表「プラムデー」
宮田村の宮田中学校は8日、総合学習の成果を友人や地域に伝える「プラムデー」を村民会館で開いた。歴史や自然、福祉など、机上の勉強ではなく、実体験に基づいた学習内容を発表した。
1、2年は各学級、3年は4つの班に分かれてテーマを決め、週2時間ほど総合学習を実施。地域などに目を向けて調査してきた。
各分野で活躍する村内の・ス達人・スを調べた1年3組。会場に達人を招いて技を発表してもらうなど、地域の隠れた逸材を紹介した。
2年3組は宮田村の農家が丹精こめてつくる米について学習。きれいな水や豊かな自然があってこそ、農業が続けられると調査結果に基づき発表した。
村内の福祉施設や伊那擁護学校と交流する3年生の福祉班。高齢者宅へ訪問するなど、ふれあいの中から感じた素直な気持ちを表現した。
多くの体験を積んだ子どもたち。成果を見ようと、保護者や村民が数多く会場に足を運んでいた。 -
宮田小音楽室もアスベスト未検出で調査終了
宮田村は7日開会の村議会12月定例会で、アスベスト(石綿)が天井裏に密閉状態で吹き付けてある宮田小学校音楽室の大気中からアスベストは検出されなかったと公表した。
同小施設の調査は全て終了。ロックウールのアスベスト含有も含め、同小施設から飛散は確認されなかった。
また、天井裏のはりにロックウールが吹き付けてあった町2区の教員住宅についても、アスベストは未検出だった。 -
児童会の活動を紹介「冬祭り集会」
宮田村宮田小学校児童会は7日、全校に活動を紹介する「冬祭り集会」を開いた。12の各委員会がブースを設け、クイズやゲームなど趣向を凝らして発表。委員会に入っていない低学年も、楽しみながら児童会の役割を学んだ。
スタンプラリー形式で、子どもたちは校内の特別教室などに設けた各委員会のブースをまわった。
美化委員会は、ゴミの分別の正確性とスピードを競うゲームを企画。挑戦した児童は、空き缶や燃えるゴミなどを区別し、袋の中に入れていた。
新聞委員会は、各委員会のブースの感想を書いてもらい、それを貼りつけて壁新聞に。会場の児童は文章に絵を盛り込むなど工夫を凝らし、記者気分を味わっていた。 -
森の音楽会「アンサンブル・ファンファール」
小さな子どもと一緒に生の音楽を楽しみたい竏窒ニの願いから始まった森の音楽会の第6回「アンサンブル・ファンファールのクリスマス」が3日、駒ケ根高原美術館別館VITA AMOR(ビタ・アモール)で開かれた。駒ケ根市の子育て支援グループ「ファミリーサポートぐりとぐら」主催。会場には親子連れなど約200人が集まり、クリスマスらしい華やかな響きの金管楽器のアンサンブルに聴き入った。
ステージに立ったアンサンブル・ファンファールのメンバーはモーツァルトの『アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク』などの馴染みのあるクラシックのほか、アニメソングやクリスマス・メドレーなどを次々に披露した=写真。客席の子どもたちは特に騒ぐこともなく、母親らとともに静かに曲を楽しんでいた。
アンサンブル・ファンファールはトランペット、ホルン、トロンボーンなどで編成するアンサンブル。飯田市を中心に活動している。 -
宮田小4年1組があばれ神輿について学習
あばれ神輿(みこし)で有名な宮田村津島神社の祇園祭を調べている宮田小学校4年1組は5日、神輿づくりを手がける大工職人・加藤政義さん=町3区=から話しを聞いた。作る時の苦労話などを質問し、伝統ある祭りを絶やさないために力を尽くしていることを知った。
加藤さんは、神輿には設計図がなく、代々受け継がれてきた型枠だけで製作していると説明。「若い頃には、誰も丁寧になんか教えてくれない。目と耳で学んで覚えたもんだ」と語った。
神輿は氏子の町1区、町2区、町3区の大工が交代で手がけるのが慣例。
しかし、現在は加藤さんを含め各区に1人しか職人がいないことにふれ「作る人がいなくなったら、祭りも続かない。今一生懸命に、若い大工さんに教えています」と語った。
「女の子はなんで神輿をかつげないのですか?」「重さはどれくらいですか?」など質問が絶えない子どもたち。加藤さんは丁寧に答えていた。
今後も学習を続け、教育委員会の文化財担当者などからも話しを聞く予定だ。 -
箕輪西小作品展
箕輪町立箕輪西小学校は13日まで、児童の作品展を町文化センター展示コーナーで開いている。全校制作の粘土作品をはじめ各学年の学習の成果を発表している。
1年生は、カメの絵に「かめさんよ どうしておそい なぞすぎる」など一人ひとりが感じたことを書き添えている。2年生は「秋のおくりもの」で、まつぼっくりやどんぐりなど木の実を使って虫や公園、ケーキなどを制作。3年生は紙を切って作った顔、4年生はステンドコラム、5年生は絵手紙、6年生は「めざせ!縄文人」で勾(まが)玉を展示した。
粘土作品は「ラジオ体操」。伸びたり、曲げたりとそれぞれ体操の動きの特徴を上手に表現。「117名で作ったカレーライス」と題した壁面いっぱいの大きな絵にはカレー作りをする児童を描いている。
児童の学習の頑張りが伝わる力作ぞろいで、文化センターを訪れた人々が関心を寄せている。 -
上伊那高校生の声を届ける会
高校生の声を高校改革プランに反映させてほしい竏窒ニ上伊那高校生の声を届ける会が4日、伊那市民会館で集会を開き、約70人の参加者が、どのようにプランと向き合っていけばよいのかなどを話し合った。統廃合の対象となっているかなっていないかにかかわらず、関心の低い人にも関心を持ってもらうことの必要性を認識。まずは自分たちの周囲やこれから高校生になる中学生に、プランを知ってもらうための活動を進める。
会は10月にあった高校改革プランについて考える高校生集会に続くもので、上伊那で具体的な行動へと移ることを目的として県立高校の生徒会役員などが立ち上げた。
高校改革プランについては、知らない人も多いというのが実情で「高校生全員で考えていくことが大切」という考えから、プリント配布などを通して多くの高校生や中学生へと問題を伝えることを決めた。また、高校生が現在の高校をどう感じているか竏窒ネどをアンケート調査し、推進委員会や県教育委員会などに伝えていく。 -
とれたて大根いかがですか
伊那市の伊那東小学校2年蘭組(下田智美教諭、32人)は1日、自分たちで栽培した秋ダイコンを校内で販売した。参観日で訪れた保護者が大勢集まり、あっという間に売れていく様子を児童たちは喜んだ。
生活科の授業で野菜作りに取り組む蘭組は、「ダイコンをおでんにして食べたい」と、9月から栽培。夏にはジャガイモ、ニンジン、トマトなども育て、カレーライスやコロッケに調理して収穫を祝っている。
販売したダイコンは京野菜の「聖護院」40本と、通常の形をしたアキヅマリ100本で、早朝、収穫したばかりの取れ立て。聖護院は直径20センチほどで円形、苦味や辛味がなく、ほんのりと甘いのが特徴。軟らかいのに煮崩れしにくく、ふろふき大根やおでんなどの煮物や漬け物に適しているという。
小出可純ちゃんは「固かったり、柔らかかったり、途中で折れたり、いろいろだったけど、大きなダイコンが獲れてよかった」と喜んでいた。
売り上げ金は、おでんの調理実習費などに役立てる予定だ。 -
きょうまで 市民芸術文化祭
第2回伊那市民芸術文化祭(伊那芸術文化協会主催)が3日、伊那市生涯学習センターで始まった。伊那市に活動拠点を置く団体や個人が作品展示、舞台発表で日ごろの活動成果を披露した。4日まで。
文化祭はプロ・アマを問わず、総合的な芸術文化の祭典で、美術展と舞台発表の2部門を設けた。
美術展(200区画)には、来年のえとである犬を描いたトールペインティング、南福地の御柱や田で遊ぶカルガモのつがいなどを題材にした写真、パッチワーク、書道、絵画、押し花など力作が並んだ。来場者は作品に顔を近づけながら、見入っていた。
舞台発表は10団体が出演。朗読劇やダンス、邦楽、舞踊などを繰り広げ、会場から拍手を集めた。
主催者は「レベルの高い作品がそろった。作品のジャンル、出品者の年齢層が幅広く、楽しめる。参加者同士の刺激にもなる」と話した。
4日は美術展(2・5階)が午前9時縲恁゚後4時、舞台発表(6階)が午前10時縲恁゚後3時半。茶席や飲食コーナーもある。 -
なかよし祭り飯島小児童会
飯島小学校児童会は30日、体育館でにぎやかになかよし祭を行った。学年や学級の枠を外し、児童会役員が企画した仲間つくりゲームや、綱引で連帯感を高めた。
まずは仲間づくりゲーム。3人組になり、2人が「木」に、残る1人が「リス」になって、「きこりが来たぞ竏秩vで、3人組のうち「リス」がほかの組と入れ替わり、「嵐(あらし)が来たぞー」で新しい3人組を作るゲーム。子どもたちは近くにいた者同士、すばやく組になった。中には、相手が見つからず、うろうろする子どももいた。
続いて、干支(えと)のカードを使った「ビンゴゲーム」。最後は1年・6年合同のクラス対抗、2年・5年合同のクラス対抗などの綱引で盛り上がった。 -
宮田小5年生が収獲祭
宮田村宮田小学校の5年生は3日、自分たちの手で育てたコメで餅つきし、みんなで味わう「収獲祭」を開いた。水田の管理など手伝ってくれた地域住民らを招待。作業の苦労を振り返りながら、天の恵みに感謝した。
近くの学校田で春先から稲作を体験。地域や保護者の協力も得ながら180キロに及ぶもち米を収穫した。
この日は、保護者も参加して餅つき。不慣れな子どもたちだったが、昔ながらに臼と杵を使って汗を流した。
つきあがったアッツアツの餅に、きな粉、ゴマ、アンコをまぶして出来あがり。児童は手製の豚汁を加えて会食し、農作業の大変さや食べ物の尊さを改めて感じていた。 -
スクールガード・リーダー学校訪問
学校の安全を守る役割を担って県教育委員会の委嘱を受けたスクールガード・リーダー(地域学校安全指導員)の小出光恵さんが2日、駒ケ根署員とともに駒ケ根市の東伊那小学校(小川清美校長)を訪れ、不審者侵入時の対応や通学路の安全確保などの体制について指導・助言をした。小川校長らに質問しながら同小の安全体制について調べた小出さんは「教職員やPTAが防犯ベストを着てパトロールをしたり、『危機対応ハンドブック』を作成して不審者侵入に備えているほか、児童が携帯する防犯ブザーの点検を定期的に行うなど、非常によくできている。あとは通学安全マップを作るよう検討を」と助言した。
小出さんが受け持つのは駒ケ根署管内(駒ケ根市、飯島町、宮田村、中川村)のすべての小中学校。今後各学校を巡回し、安全体制の調査と指導を行っていく。
スクールガード・リーダーは、各地で相次ぐ学校への不審者侵入事件などを重くみた文部科学省が05年度から新たに取り組みを始めた「地域ぐるみの学校安全体制整備推進事業」の一環として創設した制度。地域のボランティアらに呼び掛けてスクールガードの組織を整備し、学校に対しては問題点について指導や助言などをする。 -
駒工環境エンジニアリング講演会
駒ケ根市の駒ケ根工業高校(本間秀明校長)は30日、公開授業として環境エンジニアリング講演会「テクノロジーとマインドの向上で地球環境を育む」を駒ケ根市文化会館大ホールで開いた。同校の全校生徒約330人のほか一般の聴講者も訪れ、信州大工学部環境機能工学科の池田敏彦教授による「エネルギー問題と自然エネルギーの有効利用(新しい風車、水車の開発)」、代替エネルギー環境エンジニアでアース・スチュワード・インスティテュート理事長のダグラス・ファーさんによる「自然と協調して生きるためのテクノロジーとともに」を聞いた。
池田教授はいずれ枯渇する化石燃料に代わるエネルギー資源として独自に研究を続ける風車や水車を使っての発電システムについて詳しく説明した=写真。生徒らは技術と環境の関連について考えながら、真剣な表情で講義に聞き入っていた。 -
かんてんぱぱでニットソーイングの作品展
自分だけの一着が作れる“ニットソーイング”を学ぶ「ホームクラブ御子柴教室」の生徒約30人が2日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで「お気に入りの一着展」を開いている。ニット地で作ったさまざまなおしゃれ着約50点が、訪れた人を楽しませている。
南箕輪村、伊那市、駒ケ根市の教室で学ぶ生徒たちの作品展。伸縮性のあるニット地を型抜きし、ロックミシンで縫い合せるニットソーイングは、初めての人でも約2時間ほどあれば1着完成させることができるほど手軽。一方、既製服にはできないフィット感があり「一度体験すると既製服が着れなくなる」などと話す生徒もいるという。
教室のインストラクター・御子柴直美さん(42)は「ニットソーイングは手作りの楽しみ、満足感が実感できる。それを味わってほしい」と話していた。 -
箕工未来を育てる会多部制・単位制を魅力ある高校づくりの一角として位置付け
箕輪工業高校の未来を育てる会が2日、箕輪町文化センターであり、地域に魅力ある高校を残すための手段の1つとして、箕工の多部制・単位制への転換を前向きに受け入れ、地域の受け入れ体制の構築、より魅力的な多部制・単位制設置に向けた研究を進めていくことを決めた。
上伊那地域の再編整備案として、上伊那地域の高校改革プラン推進委員らが、全日制・定時制の廃止・多部制・単位制への転換を提案した箕輪工業高校の未来を育てる会は2日、今後どのように箕工を位置付けていくかを考える会合を開いた。これまであくまでの全日制の存続を求めてきた同会だが、今後、同地域に魅力ある高校を残すこを一義的な目的とし、多部制・単位制高校への転換を魅力ある高校づくりを進める上での1つの手段と考え、県教育委員会の案をそのまま受け入れるのではなく、地域に即した多部制・単位制を実現するため、積極的に行動していくことを決めた。 -
東小2年生が焼きイモ大会
中川村の中川東小学校2年生(浜田志のぶ教諭、24人)は1日、学校南の畑で焼きイモ大会をした。
5月にベニアズマ30本を植え付け、最近掘り上げたところ、特大から焼きイモサイズまで、1輪車2杯分もあり、大豊作。
新聞紙とアルミホイルで包んだイモの上に、豆がらや木を積み上げ点火。
この日は穏やかな小春日和とあって、児童らは畑で遊びながら、焼けるのを待った。
約1時間でほっくりと焼き上がり、児童らは三々五々、土手に陣取り、熱々をほおばり「クリームのように甘い」「頑張って作ったかいがあった」と話していた。
熱々をほおばる児童ら -
保育園児が観劇
人権教育の一環として宮田村東保育園で30日、劇団「風の子」(東京都)が公演。心温まる舞台を園児全員熱心に鑑賞した。
宮田村は県の人権教育総合推進地域事業の指定を受け、小中学校では講演会を開くなど力を入れている。
保育園の観劇もそのひとつ。今年も東保育園のほか、中央、西の各保育園でも同劇団が公演した。
登場人物は老夫婦の2人だけ。しかし、表情豊かに、時にユーモラスな動きも加えた芝居に、子どもたちはクギ付け。目と耳、そして心で劇の楽しさにふれていた。 -
地元の移り変わり…児童も興味深々
開校107周年記念日の1日、伊那市の美篶小学校資料館などで特別企画展があった。資料館の管理・運営をする専門委員が1876年製作の旧美篶村の絵地図など、同資料館に保存されている10点以上の資料を展示し、地元の歴史的変遷を伝えた。
資料館には児童や住民が押し寄せて盛況。60年以上前の学校職員が製作した村図や1943竏・5年の戦時中に六道原が飛行場であったことが分かる航空写真のほか、手押しポンプ、桶の風呂、モロコシの粒をもぐ道具などの実演展示もあり、専門委員がそれぞれの展示物を説明した。
絵地図は廃藩置県に伴い各町村の地誌を集めて製作した「長野縣町村誌」に付随する絵地図の草稿と思われる重要な資料。青島地区の家の向きや、同小学校近くには人家がないことなどが見て取れ、児童たちは故郷の移り変わりに関心を持ちながら説明を受けた。
専門委員の諸田秀会長(75)=美篶笠原=は「子どもたちは村の移り変わりを感銘して見ている。これから入学してくる児童たちにも見てもらい、村の変遷を伝えていきたい。今後も資料は村の宝として残したい」と話している。 -
【記者室】飯島小児童の声掛け
下校途中の飯島小の女子児童に不審な男性が声を掛けたという事案で、1時緊張が走った町教委や学校。捜査の結果、町内の善良な高齢者が仲良く帰っていく子どもたちを見て「ほほえましい」と声を掛けたのが真相。関係者一同ほっとした▼しかし、広島の木下あいりちゃん殺害事件もあり「幽霊の正体見たり枯れ尾花」過剰反応ではと、笑ってしまうわけにはいかないのが現実だ。それにしても不審者扱いされた高齢者もさぞや、びっりしたことだろうと気の毒に思った▼地域の人々の子どもたちへの声掛けは大切、防犯にもつながるが、色付き眼鏡にマスク、黒のコートと聞けば、典型的な不審者スタイル。声掛けも慎重にしなくてはならないとは、いやな世の中だ(大口記者)
-
父と子の台所修業
飯島町教育委員会は27日、文化館で父親の子育てについて楽しく学ぶ「父と子の台所修業」があり、年中から小学2年までの7組の父子が協力しあって、ビタミンたっぷりの豚丼や、ニンジンと油揚げのキンピラなど4品を調理した。
かいがいしいエプロン姿で集合した父子は、まず、カスタードクリームづくり。子どもたちも慎重に卵を割り、卵白と卵黄に分け、牛乳や小麦粉を泡立て器で丁寧に混ぜた。
豚肉に下味を付けたり、ニンジンを細く切るなど下ごしらえも進めた。
調理に先だって、元県女性総合センター館長で管理栄養士の建石教子さんが「男の子でも女の子でも、できるだけ、小さい時から、ごく当たり前に台所に入って、料理に親しむことが大切。今日は父子で料理を楽しみ、思い出を作って」と呼びかけた。 -
中川西小で6年生の卒業記念写真撮影
##(見出し(1))
卒業記念写真の撮影(西小)
##(見出し(2))
中川村の中川西小学校で30日、早くも来春卒業する6年生の卒業記念写真の撮影を行った。
校舎やシンボルツリーのイチョウをバックに、6年生34人はひな壇に並んだ。
前列の男子は手を軽くにぎってひざに、女子は両手を重ねた。
カメラマンが「背筋を伸ばし、あごを引いて、大きな目を開けて」と呼び掛けると、児童らはちょっぴり緊張ぎみで、瞬きをこらえながら、レンズを見つめた。
同校は数年前から、風邪などが流行しない、年内に卒業記念写真を撮影している。
ちょっぴり緊張して卒業記念写真撮影 -
駒ケ根市民音楽祭
# 駒ケ根市文化会館で27日、第46回駒ケ根市民音楽祭が開かれた。ほぼ満席の聴衆は児童らの元気な合唱、洗練されたコーラス、息の合った吹奏楽など多彩な23プログラムを楽しんだ。
ファンファーレが響きわたり、全員で「駒ケ根市の歌」を歌って幕開け。女性コーラス虹の合唱「ゆけわがそよ風」、なかよしバンドの歯切れの良い「ヤッターキング」と続いた。
駒ケ根童唱会赤とんぼは「子鹿のバンビ」「七つの子」など懐かしい童謡唱歌のメドレーで郷愁を呼んだ。
中沢小学校合唱団はナレーション入れで「一本の樹」を披露。赤穂東小学校2年はポリ容器とガムテープで作った手作り太鼓で「まつりだわっしょいパート3」。赤穂小学校6年3組は「屋台囃子」などを演奏、気合の入ったステージで音楽祭を盛り上げた。
小学生から高校生まで25人の「すずらん少年少女合唱団」は「さんぽ」「かしこい少女」などで、歌う喜びを体いっぱい表現した。
このほか、赤穂高校声楽部、赤穂南小学校合唱団、混声合唱明日歌、混声合唱峡の会などがそれぞれ特色あるハーモニーで舞台を彩り、アフリカンドラムの「ジュボー・ド・コマガネ」がニジャエ・ローズ直伝の「ジャマドゥナ」で西アフリカの風を伝え、最後は全員による合唱「赤とんぼ」で余韻を残して、音楽祭の幕が下りた。 -
ハンナのカバンが宮田小へ
第2次世界大戦のナチスドイツによるユダヤ人虐殺(ホロコースト)の遺品で、世界各地で出版される児童書の題材にもなった「ハンナのカバン」が29日、県内で初めて宮田村宮田小学校の児童に公開された。子どもたちに見て感じてもらおうと、全国各地の学校をまわる東京のNPO法人が持参したもの。カバンの持ち主である少女ハンナの短い生涯にふれ、命の尊さ、人としての優しさを全校児童は心に刻んだ。
カバンはかつてユダヤ人の収容所だったアウシュビッツ博物館から2000年に来日。NPO法人ホロコースト教育資料センターが、・ス生きた教材・スとして活用している。
幼くして同収容所で命を落としたハンナの物語はその後、「ハンナのかばん」として出版。国内では小学校高学年の課題図書に指定されているほか、全世界35カ国の子どもたちに読まれている。
同法人代表の石岡史子さんは全校児童を前に、カバンに秘められた少女の人生を紹介。戦争のおろかさにふれながら、偏見や差別が最後には命をも奪うことを話した。
「皆さんは友人や周囲の人を見かけや噂で判断していませんか?隣の人にどうしたらやさしく接することができるか、考えてみて」と呼びかけた。
この日は、同小PTAが親子で一緒に命の大切さを学ぼうと企画したもので、多くの保護者も耳を傾けた。 -
箕輪東小と木島平中部小の6年生が交流
箕輪町の箕輪東小学校6年「ひかりっこ」組(33人、名越朝介教諭)と、下高井郡木島平村の中部小学校6年生(16人、塩崎充昭教諭)が25日、東小でリクリエーションや合唱などで交流した。
昨年度まで東小の校長だった、中部小の小林芳二校長の縁で、1学期に中部小から東小に写真と手紙が届き、東小が中部小に招待の手紙を送った。
互いに小規模校で6年生は単級という同じ環境。今年2月のスペシャルオリンピックス冬季世界大会長野大会で東小はペルー、中部小はカナダの選手団と交流。人間関係を深め、より心豊かになってほしい-との願いもあり、同じ経験をもつ児童の交流が実現した。
東小児童は、バスで到着した中部小児童を玄関で出迎えた。初対面に期待と不安が入り混じり皆緊張した表情だったが、飾り付けした視聴覚室で、趣味や将来の夢など自己紹介。東小児童が育てたサツマイモで作った大学いもを一緒に食べながら語り合い、合唱も発表。歌い終え照れくさそうに席に戻った中部小児童に東小児童が「かっこいい!」と声をかける姿もあった。
少しずつ緊張がほぐれ笑顔が見えてきた児童は、班ごとに輪になって手をつなぐゲームで失敗したり、成功したりで大笑い。急速に仲良くなり、手つなぎ鬼や伝言ジェスチャーゲームなどですっかり打ち解け、元気に体育館を走りまわった。
東小への感謝の気持ちを込めて、中部小の小林校長と、児童7人のバックダンサーによる「マツケンサンバ」の披露もあった。
「新しい友達ができてよかった。交流してよかった」という東小児童は、短歌や俳句と絵を書いた色紙をプレゼント。中部小児童は、「ゲームで皆と友達になれて本当によかった。とっても楽しかった」「雪の降るころになったら木島平に来て下さい」と話し、皆の顔に笑みが浮かんだ。 -
旧美篶村絵地図など公開 住民に地元の歴史伝える
伊那市の美篶小学校資料館で12月1日、104周年開校記念日に合わせた特別企画展がある。1876(明治9)年に製作された旧美篶村の絵地図や、60年以上前に学校職員が製作した村図など約10点を展示し、児童や地域住民に故郷の歴史的変遷を伝える。
絵地図はこのほど、住民でつくる資料整理委員が美篶支所で発見した。小学校の教育活動に役立てるため、小学校資料館に寄贈。6千分の1の縮尺で、大きさは縦63センチ、横113センチ。
廃藩置県に伴い各町村の地誌を集めて製作した「長野縣町村誌」に付随する絵地図の草稿と思われ、「当時の資料が紛失しないでいるだけでも価値がある」と関係者の間でも注目が集まっている。
絵地図からは、現在は存在しない三峰川に架かる橋、高遠線の有無などが見て取れる。
資料館を運営・管理する専門委員会の諸田秀委員長(75)=美篶笠原=は「自分たちが住んでいる場所の移り変わりを、児童たちに学びとってもらえれば」と話している。
開場は午前8時30分縲恁゚後4時ころ。 -
飯島小PTAがふれあい講座
飯島町の飯島小学校PTAは26日、親子ふれあい講座を行った。教諭や地域の人々を講師に、木工クラフトや昔の遊び、パソコン、バドミントンなど8講座を楽しんだ。
このうち、理科室では、大江照彦・宮沢良友両教諭を講師に「面白科学実験室」。ペットボトルや備長炭、磁石を使って実験用具を作り、さまざまな実験に挑戦した。
まずはペットボトルに人形や造花を入れ、底とキャップに穴を開けて、水に入れると、どうなるかという「ペットボトルでかくれんぼ実験」。キャップの穴を指でふさいで、水に入れると、人形が見えたり、隠れたりした。児童らはペットボトルを斜めにしたり、上から覗き込んだりして「見えた!」「消えた!」と不思議がっていた。
ほかに備長炭でモーターを回したり、磁石で不思議な物体を動かすなどして、科学の楽しさに触れた。 -
やまなみ美術会会員展
飯島町七久保の道の駅花の里いいじまで4日まで「やまなみ美術会会員展」が開かれている=写真。
松川町の美術愛好家6人が油彩や水彩画、日本画、水墨画など40点を展示した。
落ちついた色彩で人物、静物などを描く久保田里司さんの油彩。存在感のある北原僚子さんの「彼岸花」。写実的を大切にした松井利明さんの「静日」。
山里に暮らす人々を生き生きと描いた松下拡さんの「山の家族」などのほか、亀山勝保さんの水彩画、櫛原香代子さんの水墨画が並ぶ。 -
藍・手描交友展
藍・手描交友展
佐々木桂子さんの新作も飯島町のJR飯島駅前ヤナギヤ2階のアミカホールで来月19日まで、優しい表情の草花の水彩画と藍染作品を集めた「藍・手描室交友展」が開かれている。
飯田市在住の水彩画家、佐々木桂子さんの新作と、佐々木さんが主宰する手描室3教室(飯島町、飯田市、愛知県小牧市)の受講生48人の作品を、前期後期と分けて展示した。
佐々木さんの作品は飯島町の焼酎用のサツマイモを描いた「さつま芋 飯島産」、桜を描いた「春の月」、シュウカイドウやタデで表現した「秋の月」など5点。受講生の作品は「サルビア」「クリスマスローズ」「椿」「花みずき」「カラー」など多彩。
藍染は佐々木さんがデザインし、飯島町の横田克年さんが型を切り、宮田村の細田伊佐夫さんが染めた作務衣など、いろいろな職の手による作品も並んだ。
佐々木さんは「見る、描く、消す、見る、描く、消すの繰り返しを重ねて、上手、下手でなく、1輪の花、1本の草に向き合う真しな心を感じてほしい」と話していた。
飯島手描室は毎月第3木曜日午前10時縲恁゚後3時30分まで、アミカホールで開催、受講生を募集している。 -
不審な男性、児童に声掛け
飯島町飯島の国道153号権沢橋付近の歩道で28日、下校途中の児童らが不審な男性から声をかけられ、飯島小学校は29、30日、集団登下校を行っている。
調べによると28日午後3時30分ころ、飯島小学校3年生の女子4人が歩いていたところ、後ろから来た男性が「仲がいいね」「何か食べたいものがある?」と声を掛け、児童らは走って逃げ、実害は無かった。
男性は中肉中背で、色つき眼鏡をかけ、マスク、黒いコート、茶色の手袋をしていたという。
同校では声を掛けられた事案は初めて。29日は帰りの全校集会で、注意を呼び掛け、地区ごとに一斉下校した。