-
美篶小生まれのアサギマダラが飛び立つ
伊那市の美篶小学校で生まれ育った渡りのチョウ「アサギマダラ」が、5日に飛び立ちました。
アサギマダラは、日本本土のほか、南西諸島や台湾にも移動する渡りの蝶です。
美篶小学校の児童の手から、今日飛び立っていきました。
これは、先月20日に撮影した映像です。
アサギマダラのサナギは黄緑色につややかに光ります。手洗い場でもサナギになっていました。
このアサギマダラは、5月27日におこなわれた地区のイベント・場広山ハイキングで見つけた卵を、金山 賢教頭が中心となって育ててきました。
そして、3日に4匹、5日に1匹、全部で6匹羽化しました。
5日は5年生が、羽にマーカーで「みすず小」と書いていました。
アサギマダラの愛好者のネットワークがあり、羽に書かれた文字を通して交流しているということです。
子どもたちは、マーキングした蝶を、外に放ちました。
5日羽化したチョウは、羽が乾くのを待って外に放つということです。
-
開館30周年 伊那音楽祭
伊那文化会館の開館30周年を記念した伊那音楽祭が1日に大ホールを会場に行われました。
伊那音楽祭は6月30日ときのうの2日間にわたり行われました。
2日目の1日は、世界で活躍するプロの演奏家と共に伊那北高校弦楽部と伊那フィルハーモニー交響楽団が、ベートーヴェンの交響曲を披露しました。
伊那文化会館は1988年に開館し今年で30周年になります。
これまで、地域の住民や子ども達がプロの演奏家と共演する企画を続けていて、伊那音楽祭もその一環で行われました。
伊那音楽祭の模様は9月にご覧のチャンネルで放送予 -
寺平さん火山灰研究資料展示
伊那谷の火山灰の研究を行い今年2月に86歳で亡くなった元中学校教諭の寺平宏さんの研究成果をまとめた展示会が、伊那市創造館で開かれています。
寺平さんは昭和7年に中川村で生まれました。伊那市や箕輪町など県内の中学校で理科を教え、今年2月に86歳で亡くなりました。
会場には寺平さんがライフワークとしていた火山灰研究の関連資料が並んでいます。
化石の採集も行っていて、5億年前から70万年前のものまで、年表と照らし合わせながら見る事ができます。
寺平さんの研究成果をまとめた展示会「すばらしい伊那の大地と自然展」は8月31日まで創造館で開かれています。
-
長谷中1年生 くくり罠設置
伊那市の長谷中学校1年生は、地域の有害鳥獣被害を学ぶためニホンジカの捕獲に取り組んでいます。
3日は、学校の裏山の生徒たちが選定した場所に罠が設置されました。
この日の午後は、鹿の捕獲について学ぶ時間です。
1年生13人は、長谷猟友会の小淵 幸輝さんの協力を得て、鹿の捕獲について学んでいます。
校庭から階段を下りて神田橋を渡り、罠を仕掛ける学校の裏山に入ります。
先月下旬に小淵さんと下見をした1年生は、鹿の足あとなどを探して、罠を仕掛けたい場所を決めていました。
狩猟免許がないと罠は設置できないため、小淵さんが生徒の依頼にこたえて罠を仕掛けていました。
長谷中学校の1年生は、自分たちが住む地域の課題となっている獣害食害の問題を考えようと、ニホンジカの捕獲について5月から学習を進めています。
その中で捕獲した鹿を有効活用することの必要性についても考え、命についての学びとなっています。
今後、罠に鹿がかかったら、小淵さんが鹿を止め刺しするところに生徒たちも立ち会う予定です。
-
開館30周年 伊那音楽祭
伊那文化会館の開館30周年を記念した伊那音楽祭が、1日に大ホールを会場に行われました。
伊那音楽祭は6月30日と7月1日の2日間にわたり行われました。
2日目の1日は、世界で活躍するプロの演奏家と共に、伊那北高校弦楽部と伊那フィルハーモニー交響楽団が、ベートーヴェンの交響曲を披露しました。
伊那文化会館は1988年に開館し今年で30周年になります。
これまで、地域の住民や子ども達がプロの演奏家と共演する企画を続けていて、伊那音楽祭もその一環で行われました。
伊那音楽祭の模様は9月にご覧のチャンネルで放送予定です。
-
明治150年で進徳館の演劇
明治元年から数えて、今年で150年を迎えます。
劇団「咲花座」は、明治150年を記念して、当時建てられた伊那市高遠町の進徳館を題材にした劇を8月に披露します。
1日は、メンバー5人が劇の見せ場となる殺陣のシーンの稽古をしていました。
劇団咲花座は、8月に開催されるいなっせ演劇フェスに出演します。
明治から150年の節目にふさわしい内容として、明治時代に建てられた進徳館を題材にすることにしました。
当時、教育の必要性を訴えていた人たちと、不要だと考えていた人たちとの衝突や葛藤を、演技や殺陣で表現します。
橋基咲太郎さんは「今は普通に教育を受けられているが、それが普通にできなかった時代に、教育の場をつくるために奔走した人たちを表現している。演劇を通して地域の歴史を知ってもらいたい」と話していました。
咲花座が出演するいなっせ演劇フェスは、8月11日・12日に開催されます。チケットは前売り1,000円、当日券が1,500円となっています。 -
童謡唱歌教室 夏編歌う
童謡唱歌を楽しむ教室、ふるさとの四季、夏編が1日伊那市のいなっせで開かれました。
会場には、中・高齢者を中心に150人ほどが訪れ、みかんの花咲く丘や浜辺の歌など、なじみの歌を歌いました。
ステージには、元音楽教諭らが和服で登壇し、昭和の雰囲気を醸し出していました。
7月1日は、日本童謡協会が童謡の日に定めています。
はじめに、その歌にまつわる歴史などの解説があり、歌い方の指導もありました。
童謡唱歌教室は、年4回、いなっせを会場に開かれています。
1日の伊那地域は、午後2時5分に31.3度を記録しました。
-
伊那ビデオクラブコンクール表彰式
ビデオ愛好者でつくる伊那ビデオクラブの作品コンクール表彰式が1日伊那市のいなっせで行われました。
伊那市長賞には、池田町の河野恆さんの作品「しだれしだれて」が選ばれました。
しだれ桜に病気と闘う自分を重ね、自身を励ます思いを込めた作品に仕上げました。
河野さんは、ケーブルテレビで放送されるのでぜひ多くの人に見てほしいと話していました。
コンクールを共催している伊那ケーブルテレビジョン賞には、南箕輪村の北原正さんの作品「蝶のように」が選ばれました。
ドローンを使い蝶のような視点で花を見るという内容です。
後藤俊夫監督賞には、伊那市の飯島尚美さんの作品「野麦峠女工物語」が選ばれました。
伊那ビデオクラブは、平成5年に発足し、平成9年から会員の技術向上や交流を目的にビデオコンクールを毎年行っています。
今回は、14人から22作品の応募があり、13作品が入賞しました。
赤羽仁会長は、「伊那谷の貴重な記録、映像の文化としてこれからも継続していきたい」とあいさつしました。
また、伊那ケーブルテレビで放送している作品の中から選ぶ放送部門で、伊那市の吉澤豊さんの作品「富県井月句碑建立記録」が優秀賞に選ばれました。
伊那ケーブルテレビの向山公人会長は、「地域の歴史・文化を未来への財産として残していってほしい」と期待を寄せました。
今回の入賞作品は、ご覧のチャンネルで放送する予定です。 -
吉澤豊さん校歌DVD制作
伊那市富県の吉澤豊さんは、富県小学校の校歌とともに地元の風景などを映したDVDを制作し、27日に学校に贈りました。
吉澤さんが富県小学校を訪れ、青木裕美恵校長にDVDを手渡しました。
富県小学校の校歌ととに、地元の自然風景や学校周辺の様子などを映像にまとめたものです。
吉澤さんが所属する伊那ビデオクラブでは、去年4月からそれぞれが分担して各小学校の校歌のDVDを制作しています。
今回もその一環で、吉澤さんは1年間かけて撮影、編集をしてきました。
青木校長は「小学校への思いが凝縮された作品なので、保護者や地域の人にも見てもらえる機会を作りたい」と話していました。 -
西校祭 一般公開
伊那市の伊那西高校の文化祭「西高祭」の一般公開が30日と1月1日の2日間行われています。
今年の西高祭のテーマは「Star ~二度と戻れないこの瞬間です。
生徒一人一人が輝き、それぞれが主役になって文化祭を活躍の舞台にしてほしいという願いが込められています。
今年は初めて、3年生全員でちぎり絵を制作したほか、テーマの「スター」にちなんだ校内装飾が施されました。
教室では、各クラスやクラブ活動の展示が行われました。
茶華道クラブは、茶席を開き、訪れた人たちに抹茶をふるまいました。
野外ステージでは、書道クラブによる書道パフォーマンスが披露されました。
西高祭の一般公開は、あすも午前9時30分から午後3時まで行われます。
7月1日は琴・合唱・吹奏楽クラブのコンサートや演劇クラブの公演、バザーなども企画されています。
-
信大農学部で科学の祭典
子ども達が科学のおもしろさを体験する催し「青少年のための科学の祭典2018伊那大会」が、20日と7月1日の2日間、南箕輪村の信州大学農学部で開かれています。
会場には、信州大学の各学部の教員や中南信の小中学校教諭などが58のブースを設けました。
ビニール傘でプラネタリウムを作るコーナーでは、星図を見ながら星を書き写していました。
分子模型を作る体験コーナーでは、5種類の原子を使ってビタミンCや二酸化炭素の分子を作っていました。
科学の祭典は、信州大学などで作る実行委員会が、信大の県内5つのキャンパス持ち回りで毎年開いているもので、1998年に始まりました。
科学の祭典はあすも信大農学部で午前10時から午後4時まで行われます。
-
高遠小学校で木育授業
伊那市高遠町の高遠小学校で木育授業が23日に行われ、4年生が学習机の天板を上伊那産のカラマツで作ったものに付け替える作業を行いました。
4年生の児童43人が、保護者と一緒に作業を行いました。
児童らは、これまでついていた天板を取り外すと、上伊那産のカラマツでできた新しい天板に付け替えていました。
これは、幼いうちから木に親しんでもらい地域産材の利用促進につなげようと、伊那市と上伊那林業振興協議会が行っているものです。
毎年市内の小学4年生を対象に行っていて今年で5年目になります。
子ども達は、新しくなった天板に触れて感触を確かめていました。
天板のつけかえ作業は高遠北小学校でも29日に行われます。 -
迫力の演奏 伊那谷ブラス
上伊那の音楽団体に所属する金管奏者、打楽器奏者でつくる
伊那谷ブラスのコンサートが24日駒ヶ根市文化会館で開かれました。
今年で5回目となるコンサートには駒ヶ根市と伊那市の市民吹奏楽団や消防団音楽隊など5団体から40人ほどが出演しました。
コンサートは3部に分かれて進行しクラシックやポップスなど10曲が披露されました。
伊那谷ブラスの北条崇博団長は「回を重ねるごとに仲間とも慣れて良い演奏ができるという雰囲気ができてきました。たくさんの人と演奏できる良い機会なので今後も続けていきたい。」と話していました。
このコンサートの模様は7月21日午後2時からご覧のチャンネルで放送します。
-
伊那東小学校で音楽会
伊那市の伊那東小学校で全校児童が参加しての音楽会が27日に開かれました。
「音と心をそろえてきいている人のために気持ちのよい音楽会にしよう」をテーマに、今年5月から練習をしてきたという事です。
音楽会では、クラスごとや学年ごとに合奏や合唱を披露し、午前の部最後のプログラムでは全校で歌いました。 -
こども館まもなく開館1年
開館して間もなく1年を迎える南箕輪村のこども館の今年5月末までの総利用者数は、およそ2万7千人に上ることがわかりました。
子育て支援・相談をはじめ、子どもたちが遊び・学び・交流できる複合施設として去年7月18日に開館しました。
南箕輪村がまとめた、こども館の総利用者数はおよそ2万7千人となっていてます。
内訳は、放課後児童クラブの利用者が述べ1万8千人、イベントや子育て相談などの来館者が9千人で、月の平均利用者数は2千500人となっています。
こども館では、工作や運動、読み聞かせなど毎週土曜日に講座を開いている他、学習支援も行っています。
こども館では、「今後も幅広い世代に利用してもらえるよう取り組んでいきたい」と話していました。
来月28日には、1周年を記念したイベントを予定していて、こども館のオリジナル体操などが披露されることになっています。
-
伊那北高校でペン祭
伊那市の伊那北高校の文化祭、第64回ペン祭の一般公開が23日と24日の2日間行われています。
今年のペン祭のメインテーマは「肇(はじめ)」です。新しい企画に挑戦しようとの思いが込められています。
今年は初めて、同じ日に文化祭を行っている伊那弥生ケ丘高校との合同企画が行われています。
両校のスタンプを集めると出店の割引券が当たるもので、スタンプを集めた人が早速くじ引きをしていました。
クラス展示では、伊那市に関するクイズに正解すると射的が体験できるものや、別の教室では市民1,000人にアンケートを行い、年代別に伊那市に欲しい施設をまとめて展示したものなどがあります。
ペン祭の一般公開は、24日も午前9時30分から午後3時まで行われます。吹奏楽部やダンス部など文化系の部活動のステージ発表のほか、誰でも参加できるゲーム大会などが企画されています。 -
ブロック塀県内11校が不適合
18日の大阪府北部を震源とする地震を受け、長野県は県内の県立高校と特別支援学校の敷地内のコンクリートブロック塀の緊急調査を行いました。
その結果、県内11の学校で現行の建築基準法に適合していないことがわかりました。
長野県は、18日に発生した大阪府北部地震を受け、県立高校と特別支援学校敷地内のブロック塀が現行の建築基準法に適合しているか緊急調査しました。
適合しないブロック塀があるのは高校が10校で22か所、特別支援学校で1校1か所となっています。
上伊那では、辰野高校と駒ヶ根工業高校にブロック塀がありますが、適合しているかどうかは22日現在公表していません。
伊那北・弥生・高遠・赤穂・上伊那農業・箕輪進修高校にはブロック塀はないということです。
伊那養護学校にはブロック塀がありますが、適合しているということです。
長野県では、基準に適合しない塀は速やかに補修または撤去するとしています。 -
薫ヶ丘美術展 23・24日開催
伊那北高校の文化祭ペン祭にあわせた卒業生による薫ヶ丘美術展が23日と24日の2日間、伊那北高校薫ヶ丘会館で開かれます。
会場には、伊那北高校の卒業生で美術の世界で活躍するプロからアマチュアまでの芸術作品38点が飾られています。
油絵を中心に書や工芸作品、漫画もあります。
この作品展は、高校の文化祭にあわせOBたちが作品を持ち寄り多くの人に見てもらい、現役の文化部を応援しようと始まり、今回で20回目となります。
薫ヶ丘美術展は23日と24日の2日間、伊那北高校薫ヶ丘会館で開かれます。
-
くくり罠の設置場所を考える
総合学習で食害対策に取り組んでいる伊那市の長谷中学校の生徒は22日、学校近くの山林で鹿を捕まえる、くくり罠の設置場所について考えました。
長谷中学校1年生の13人が山林内を歩きながら罠の設置場所はどこがいいかを考えました。
講師を務めたのは地元猟友会の小淵幸輝さんです。
小淵さんは鹿の足跡を見つけると「ここが獣道となっていて鹿が通ることから罠を仕掛けるとよい」などと説明していました。
生徒たちは今後小淵さんがくくり罠を仕掛けるところを見学し罠の仕組みや設置の仕方を学ぶことにしています。 -
弥生祭23日と24日に一般公開
伊那弥生ケ丘高校の文化祭、第59回弥生祭の一般公開が23日と24日の2日間行われます。
22日は校内祭がありクラス発表が行われました。
また弥生祭の実行委員会が進行の段取りなどについて確認していました。
今年のスローガンは「ぼくらは弥生祭に恋をする」となっていて文化系クラブは演劇発表や絵画、写真の展示などを行います。
またダンス、軽音楽、吹奏楽などの演奏披露もあります。
運動系クラブは飲食物を販売し文化祭を盛り上げます。
23日と24日は伊那北高校の文化祭ペン祭も行われることから両校合同企画のスタンプラリーも行われます。
それぞれの高校に足を運んでもらおうと企画されたもので両校のスタンプを集めると飲食コーナーの割引券などが当たります。
-
児童たちが歓声 プール開き
梅雨の晴れ間となった22日、箕輪町の箕輪南小学校ではプール開きが行われました。
縦10メートル、水深0.7メートルの低学年用プールで2年生28人が水の感触を楽しみました。
2年生は水に親しみ浮いて泳げるようになることを目標に週3回のペースで水泳が行われます。
休憩時間には甲羅干しをしながら「もぐれるようになりたい」「長い時間泳げるようになりたい」などそれぞれ目標を発表していました。
箕輪南小学校では夏休み中もプールの開放日を設けることにしていて8月には水泳参観を予定しています。
-
ミクロネシア伝統の踊り披露
ミクロネシアの青少年が22日伊那市高遠町の高遠小学校を訪れ国に伝わる踊りを披露しました。
10歳から14歳の24人が高遠小学校の児童に踊りを披露しました。
ミクロネシアの子どもたちは祖国では収穫の感謝を表したりお祝いのときに踊るものだと説明していました。
高遠小学校の児童は民俗衣装を着て踊る伝統の踊りを興味深そうに鑑賞していました。
ミクロネシアと日本の交流は国際感覚を備えた青少年の育成を目的に独立行政法人国立青少年教育振興機構が行っているものです。
一行は25日まで高遠町に滞在し地域の人たちと交流したり日本の文化を学ぶということです。
-
木下五郎さん彫鍛金作品展
駒ヶ根市在住の彫鍛金作家・木下五郎さんの作品展「うちなる形象(かたち)」が、伊那市のかんてんぱぱ西ホールで開かれています。
会場には、2006年から今年までの作品48点が展示されています。
彫鍛金は金属を叩いて鍛え彫って作品を形作っていくもので、木下さんの作品は、立体ではなく、絵画的に平面で表現しているのが特徴です。
木下さんは、日展特別会員や現代工芸美術家協会の評議員などを務めています。
今回の展示会は、伊那食品工業の創立60周年を記念してかんてんぱぱ西ホールで開かれています。
複数の作品を組み合わせたものが3つ展示されています。
そのうちの一つ「幽玄(ゆうげん)」は、2012年から2014年の5作品を組み合わせています 。
水辺に樹木が映る姿をえがいたもので、日本古来の能の世界観を表現しています。
2017年から現在制作途中の作品「至象(ししょう)」は森の中で移り変わる光や風・大気を描いた作品で、来年春完成予定です。
2014年から2016年「地之祭(ちのまつり)」は地上の目に見える部分と、地下の目に見えないエネルギーを描いた作品です。
木下五郎彫鍛金展は、来月1日(日)まで、伊那市のかんてんぱぱ西ホールで開かれています。 -
西駒登山前に袋式トイレを説明
7月に西駒登山を予定している箕輪町の箕輪中学校2年生は、西駒山荘で使用する「袋式トイレ」の説明を20日に受けました。
西駒山荘管理人の宮下拓也さんが箕輪中学校を訪れ、袋式トイレの使い方を説明しました。
西駒山荘では、環境への負荷を減らすため2001年から袋式トイレを使っています。
袋の中に用をたすと中に入っているシートに水分が吸収されます。
使用した袋はヘリで里へ下ろして処理するため環境負荷が少ない方法とされています。
宮下さんは「トイレに行く事が不安で水分を控えると熱中症や高山病にかかりやすくなります。安心して使ってもらえるトイレなのでしっかり水分はとってください」と呼びかけていました。
2年生約250人は7月18日、19日に西駒登山を予定していて2日目の帰り道で西駒山荘に休憩で立ち寄る事になっています。 -
残業60時間 働き方改革へ
伊那市教育委員会が、市内の小中学校21校の教職員に対して行った時間外勤務の調査結果が19日、市総合教育会議で報告されました。
ひとりあたりの平均時間外勤務は1か月間でおよそ60時間となっています。
会議は市役所で開かれ、教職員の働き方改革の取組状況の報告の中で時間外勤務の調査結果が公表されました。
今年4月・5月に行った調査によると、最も多い学校では、平均81時間、最も少ない学校でも平均47時間で、全体の平均は60時間となっています。
ただ、前の年の同じ期間の調査に比べ、平均で2時間ほど少なくなっています。
市教育委員会では、今年5月から、中学校に部活動指導員が導入されたことや、タイムカードの導入による意識改革によるものではないかとしています。
4月には市内小中学校の校長ら6人ほどでつくる働き方改革委員会も立ち上がっていて、白鳥孝市長は「教職員の声を吸い上げ、改革に向けて検討を進めていってほしい」と呼びかけていました。 -
オールエイジミュージック
子どもからお年寄りまで楽しめる音楽会をテーマにミュージカルなどを上演する「オールエイジミュージック」が16日に伊那市のいなっせで開かれました。
伊那市高遠町山室でピアノ教室を開いている原葉子さんが企画したものです。
音楽会では、原さんのピアノ教室に通う子どもや公募で集まった子どもたちがミュージカルに出演しました。
食育をテーマにした物語で、甘いものが大好きな子ども達がお菓子の家の魔女に捕まってしまうというものです。
オールエイジミュージックは、子どもからお年寄りまで全ての世代の人が楽しめる音楽会として、去年11月に信州高遠美術館で1回目が行われ、今回で2回目になります。
音楽会には、出演者も含め上伊那を中心に150人ほどが参加しました。 -
伊那小児童 伊那まつり歴史学ぶ
今年の伊那まつりに踊り連で参加する伊那市の伊那小学校2年生の児童は16日、まつりの歴史について学びました。
元伊那市職員でちんどんやとして活動している柘植晃さんが伊那小学校を訪れ、講師をつとめました。
伊那まつりの歴史を学ぶ学習会で、踊り連として参加する2年生90人が話を聞きました。
柘植さんは、市民おどりで使われている伊那節、勘太郎月夜唄、ダンシング・オン・ザ・ロードの3曲を紹介しました。
子ども達は、手拍子をしてリズムをとり、曲のテンポの違いを確認していました。
柘植さんは、伊那節は320年前に伊那と木曽の人々の交流の中で生まれた事、勘太郎月夜唄は第二次世界大戦中に公開された映画の中で使われていた事などを説明していました。
学習会は、これからのまつりを担っていく子ども達に、より理解を深めてもらおうと希望のあった小学校を対象に毎年開かれています。
今年の伊那まつりは8月4日に市民おどりが、5日に花火大会が予定されています。 -
芸大生が中学生に演奏指導
高遠町出身の伊澤修二が初代校長を務めた縁で伊那市と交流がある東京芸術大学の学生が西箕輪中学校を16日に訪れ、生徒に楽器の演奏を指導しました。
東京芸大音楽学部の学生10人が西箕輪中学校を訪れ、吹奏楽部の生徒40人を指導しました。
東京芸大は旧高遠町出身の伊澤修二が初代校長をつとめた縁で交流があり、毎年秋に伊那市で記念演奏会が開かれています。
演奏指導もその一環で、吹奏楽部のある市内5つの中学校で毎年行われています。
生徒らは楽器ごと10のグループにわかれ指導を受けました。
学生は、楽器を正しく持つ事、最初から最後まで一定の勢いで息を吐く事などをアドバイスしていました。
芸大生による指導は12月にも行われる予定です。 -
幅広い年代が日本舞踊を披露
伊駒流竹扇舞踊会が10日伊那市のいなっせで開かれました。
舞踊会には中学生からベテランまで幅広い年代が出演し舞いを披露しました。
舞踊会には中学生から最高齢は75歳のベテランまでが出演し33曲が披露されました。
最年少で舞台に立った中学生2人は息の合った舞いを発表していました。
舞踊歴20年以上の池上恵さんは高校生で孫の雛姫さんとともに舞台に上がりました。
雛姫さんは祖母の恵さんに習い小学4年生から舞踊を始めたということです。
竹扇舞踊会代表の伊駒康宜さんは「日本の伝統文化の舞踊を若い人たちに伝えていきたい。」と話していました。
舞踊発表会は2年に1度開かれていて今回は会員23人が日頃の練習の成果を発揮していました。
-
迫力の演奏 第1回クラシック音楽の祭典
第1回クラシック音楽の祭典「バレエ音楽とドイツ・レクイエム」が10日伊那市の伊那文化会館で開かれました。
ブラームス作曲の「ドイツ・レクイエム」を、伊那フィルハーモニー交響楽団とオーディションで選ばれた合唱団、プロのソリスト2人が演奏しました。
ドイツ・レクイエムは7つの曲で構成されていて、歌詞は全てドイツ語です。
合唱団は伊那市を中心に県内外の123人で、練習は去年の2月から月2回行ってきたということです。
また、公募で集まったバレエダンサーや伊那市富県出身のプロダンサー下島功佐さんが出演しました。
「クラシック音楽の祭典」は、1990年から始まった「手づくりの演奏会」が一昨年幕を閉じ、その後も多くの人から存続の声が上がったことから、より質の高いものにしようと開かれました。
会場には、満員となる1,000人が訪れ、演奏に耳を傾けていました。