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野草を安全に食べる勉強会
自然の野草を安全に美味しく食べようという勉強会が9日、伊那市の伊那西小学校で開かれ、児童たちが野草を味わいました。 これは、伊那西小学校の理科クラブの活動の一環で行われました。 講師は、元小学校教師で県自然インストラクターの野口輝雄さんが務めました。 先月、伊那市内の小学校で、ノビルと間違えて有毒植物のスイセンを食べたことによる集団食中毒が発生しました。 野口さんは、野草本来の美味しさや自然の大切さを子ども達に知ってもらおうと講座を開きました。 はじめに、学校の林間で食べられる野草と食べられない野草の見分け方などを教わりました。 野口さんの説明を聞いた後、ツユクサやミツバなど、採ってきた野草をてんぷらにして味わいました。 野口さんは「自分で採った野草は1人で食べないで必ず大人に見てもらうことを約束してください。野草は見つけるのも食べるのも楽しいので、家の周りでも家族と一緒に見つけてみてください」と児童に呼びかけました。 伊那西小学校では「自然に恵まれた環境の中で、新しい発見や驚きを体験しながら知識を増やしてもらいたい」と話していました。
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染色アート 手描ぼかし染展
布に染料を使って絵を描く教室を開いている和幸手描染色研究会による手描ぼかし染展が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 この展示は和幸手描染色研究会発足30周年記念として開かれたものです。 研究会は箕輪町の大橋幸子さんが指導にあたっている染色教室で県内10か所に教室があります。 今回の展示は全ての受講者およそ80人が120点の作品を出展しています。 手描ぼかし染は表現方法が絵画に近く着物や布製品を、染料を使って染めていくものです。 会長の大橋さんの80号の大作「魅せられた一時・・・」はうばゆりを題材にしたもので太陽の光の当たり具合による色合いや見え方の違いを表現しています。 大橋さんは「白い生地に表現した色の世界、ぼかしの美を楽しんでもらいたい。」と話していました。 和幸手描染色研究会の手描ぼかし染展は13日まで伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
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鹿頭行列で使う鹿頭を補修
箕輪町福与に住む田中仁人さんは箕輪南宮神社の伝統行事、鹿頭行列で使う鹿頭の補修作業を8日行いました。 田中さんは、地域の伝統行事を守ろうと平成4年から鹿頭づくりをはじめました。 小さな子どもがかぶることから、材料に発泡スチロールを使うなどできるだけ軽く作るように心がけているといいます。 鹿頭は地区で保管していたもので汚れや破損など必要があれば補修することにしています。 鹿頭行列は箕輪南宮神社に伝わる雨乞いの行事で稚児が鹿頭をかぶり境内を3周し奉納します。 地区名に「福・大・富」が付く天竜川の東の福島と福与、西の大泉大泉新田、大萱が毎年交代で行っていて今年は東の地区が担当です。 誰もが作れるように設計図もありますが福与で作っているのは田中さんだけだということで伝統行事を守るためにも後継者が現れてほしいと話していました。 箕輪南宮神社の鹿頭行列は来月17日に行われる予定です。
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長谷中の和室を開放し地域交流
伊那市長谷地区では学校を中心とした地域交流の場所づくりを進めています。 6日にその第一弾イベントとして長谷中学校の和室を地域住民に開放し交流しました。 長谷地区では、今年度より保育園、小中学校、伊那市社会福祉協議会が連携して、地域全体で子育てを行う信州型コミュニティスクールの組織づくりを進めています。 今回その第一弾のイベントとして、長谷中学校の和室を社協が認定する「まちの縁側」として地域住民に開放しました。 社協では、地域交流の拠点となる場所を「まちの縁側」として認定しています。 今回の長谷中学校で25か所目の認定で、学校の敷地を利用するのは初めてだということです。 この日は地域住民およそ20人が学校を訪れ、和室でお茶を飲んだあと生徒と花の移植作業を行いました。 マリーゴールドやサルビアの苗をトレイからポットに移し替えました。 長谷中学校では、7月にも和室を開放する予定で、将来的には常時開放できるよう安全面などの課題に取り組んでいきたいとしています。
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箕輪東小学校運動会
箕輪町の箕輪東小学校で4日運動会が開かれました。 箕輪東小では、全校児童178人が赤組と白組に分かれ、23の種目で競いました。 箕輪東小学校では4年ほど前から暑さ対策でこの時期に運動会を開いています。 4日の伊那地域の最高気温は23.8度と、過ごしやすい気温となりました。 1年生から3年生の綱引きでは、児童が懸命に綱を引っ張っていました。 4年生から6年生の騎馬戦では、相手の帽子を狙って迫力ある戦いを繰り広げていました。 時間内に勝負がつかず、大将同士の一騎打ちとなりました。 今井良一校長は「精一杯目標に向かって頑張ることで、学年の枠をこえて児童の団結力が深まったと思う」と話していました。 4日は町内3つの小学校のほか、伊那市の5つの小学校でも運動会が開かれました。
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「伊那よさこい青龍」初舞台踏む
今年1月に伊那市で初めて結成されたよさこいチーム「伊那よさこい青龍」は、4日、練習の成果を初めてステージで披露しました。 伊那市西春近の伊那食品工業㈱が行ったかんてんぱぱ祭りで初舞台を踏み、オリジナル曲「生きる」に合わせて踊りを披露しました。 織田軍と武田軍が戦った高遠城の戦いを題材に、曲や詩、振り付けを自分たちで手掛けました。 伊那よさこい青龍には小学校3年生から50代までの38人が所属していて、週に2回練習を行っています。 9月18日に岡谷市で開催される諏訪湖よさこいに出場する事を目標に活動していて、大会に向け衣装や旗を製作しています。 伊那よさこい青龍では、随時メンバーを募集しているという事です。
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伊那愛樹会の春の盆栽展 さつきの盆栽30席並ぶ
上伊那の盆栽愛好者でつくる伊那愛樹会の春の盆栽展が、5日まで、伊那市のいなっせで開かれています。 会場には、会員8人が育てているさつき30席が並んでいます。 大きく成長しすぎないよう剪定と植え替えを繰り返しながら、30年から40年かけて形を整えてきたものです。 毎年春と秋の2回展示会を開いていて、今回で40回目となりました。 伊那愛樹会では、「様々な種類のさつきを楽しんでほしいです」と話していました。 伊那愛樹会の春の盆栽展は5日までいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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地域を知る入野谷学習
地域のことを知る総合学習、入野谷学習が3日、伊那市長谷の長谷中学校で行われました。 入野谷学習は「ふるさと長谷」をキーワードに学年の枠を越えて行われる総合学習です。 全校生徒36人が伝統文化や食文化、地域探索の3つの講座に分かれて地域の人たちを講師に招き学習します。 このうち伝統文化講座では、地元のざんざ節保存会会員が地域に伝わる民謡のざんざ節やキンニョンニョの振り付けを指導していました。 また食文化講座では雑穀アマランサスを使ったスパゲティが作られました。 生徒たちはこの学習体験を秋に開かれる文化祭で発表することにしています。
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箕輪進修高校で模擬投票
この夏の参議院選挙から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられることを受け、1日に箕輪町の箕輪進修高校で模擬投票が行われました。 この日は、3年生と4年生121人が参加して、知事選を想定した模擬投票を行いました。 生徒は3人の立候補者の選挙公報を見て、それぞれ選んでいました。 投票は、受付で入場券を渡し投票用紙と交換して、実際の選挙と同じ手順で行われました。 また、受付などの事務員も生徒が務め、選挙運営の流れについても学びました。 模擬選挙は、箕輪町選挙管理委員会が、若い世代に選挙に対する関心を高めてもらおうと開きました。 選挙権年齢引き下げ後初めてとなる参議院選挙は今年の夏に実施されます。
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上農 ドローン使い測量実習
ドローンや3Dスキャナーを使った最新の測量技術を学ぶ実習が1日、南箕輪村の上伊那農業高校で行われました。 実習では、駒ケ根市の測量会社の社員がドローンを操縦し上空からの写真を撮影しました。 この実習は、若手技術者の育成や測量設計に関心をもってもらおうと長野県や測量設計業協会南信支部が開いたもので、上伊那農業高校緑地創造科の2年生21人が参加しました。 生徒たちは、ローンで撮影した写真から3次元の図面が取れる事や3Dスキャナーを使うと離れた場所から測量できる事などを学んでいました。 この実習は、生徒の進路選択の際に測量設計業への就労拡大に結びつけていこうと毎年行われています。 主催者は、「この実習を通し関心を持ってもらえればうれしい」と話していました
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箕輪西小植樹祭
箕輪町の箕輪西小学校の4年生が25日にヒノキの苗木の植樹を行いました。 この日は、4年生児童18人が箕輪町上古田の区有林でヒノキの苗木80本を植えました。 作業は自然と触れ合い環境への理解を深める、みどりの少年団の活動の一環として行われました。 昭和54年のみどりの少年団結成時から毎年行われ、これまでおよそ1,900本のヒノキを植えてきました。 10月には間伐や枝打ちの他、動物の食害被害を防ぐための薬剤を塗る作業が行われます。 間伐した木材を利用した本棚作りも予定しています。
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上伊那の高校生が企業を見学
ハローワーク伊那などは、就職を希望する高校生に進路選択の参考にしてもらおうと30日、企業の見学会を開きました。 上伊那の高校生、約490人が13のグループに分かれ、2社ずつ見学しました。 このうち、伊那市東春近の㈱キッツ伊那工場では、会社の概要や製品の説明を受けました。 キッツ伊那工場では、水や蒸気、石油、天然ガスなどを通す配管の開け閉めを行う鉄製のバルブを製造しています。 見学会は、進路決定の参考にしてもらおうとハローワーク伊那などが開いたもので、毎年、上伊那の20社余りの企業を400人ほどの高校生が見学しています。 高校生の就職活動は、7月に求人が公開され、9月16日以降に面接が始まります。
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進徳館の日
高遠藩の藩校「進徳館」の教育精神を見つめ直し受け継いでいこうと、28日、恒例の進徳館の日の行事が行われました。 会場となった高遠城址公園内の高遠閣には、高遠藩にゆかりのある来賓や一般などおよそ150人が集まりました。 進徳館は、幕末の1860年、高遠藩主内藤頼直が藩士の育成を目的に創設しました。 伊那市では、進徳館の精神を現代にも生かしていこうと毎年5月に進徳館の日を設けています。 実践発表では、高遠北小学校の中島元博教諭が、昨年度から全校で取り組んでいる「高遠そば作り」について話しました。 中島さんは、「活動を通して、子ども達の中に食事をいただくという自覚、もったいないという気持ち、ふるさと高遠を思う心が育った」とまとめました。 他に高遠高校の音楽専攻の生徒が歌を披露しました。 伊那市では、「歴史に名を残す多くの人材を輩出した進徳館教育の精神を今後も継承していきたい」と話していました。
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伊那弥生ヶ丘高校吹奏楽クラブ定期演奏会
伊那市の伊那弥生ヶ丘高校吹奏楽クラブの定期演奏会が今日伊那文化会館で開かれました。 定期演奏会では、コンテストの課題曲やポップスなど10曲を演奏しました。 吹奏楽のための序曲「センチュリア」では部員全員が出演し、迫力ある演奏を披露しました。 会場ではほかに、熊本地震の復興支援のための募金箱が設置されました。 生徒から被災地のために何かしたいという声が上がり行ったもので、熊本県吹奏楽連盟を通して被災地の高校の吹奏楽部に送られるということです。 伊那弥生ヶ丘高校吹奏楽クラブは今年度1年生14人が入部し、54人で活動をしています。 定期演奏会はこれまで3月に開かれていましたが、3学年そろって出演したいと、初めて5月に開かれました。 会場にはおよそ400人が集まり、演奏に耳を傾けていました。
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児童生徒の指導方法について考える
小中学校の教員が児童、生徒の指導方法について考える公益社団法人上伊那教育会総研修会が28日、伊那文化会館で開かれました。 総研修会では会員発表が行われ、箕輪中学校のICT支援員阿部知之さんが情報通信技術、ICTを使った教育の実践をテーマに話をしました。 阿部さんは、ICT教育により生徒の学習への興味を引き出し、教員と生徒の双方向の授業に取り組んだことを紹介し、「発表する機会や、互いに教えあう機会が増えたと感じている生徒が増加している」と話していました。 会場にはおよそ千人が集まり話に耳を傾けていました。 上伊那教育会は小中学校や特別支援学校、南信教育事務所で構成されていて教える力の向上のための研修のほか自然や歴史文化についての調査研究などを行っています。
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「高遠学園構想推進連絡会」が発足
高遠高校が行っている地域での体験型学習活動を伊那市内全域に広げ、地域づくりや教育振興を図る「高遠学園構想推進連絡会」が25日に発足しました。 1回目の会議が25日に開かれ、高遠高校振興会会長の白鳥孝伊那市長から委員に委嘱書が手渡されました。 高遠町の小中学校や保育園、公民館、図書館のほか、伊那市観光協会や伊那市商工会などで組織されています。 高遠高校では、生徒が学校の外で学ぶ教育カリキュラムとして「地域体験型学習活動」を行っています。 これまで高遠町・長谷地区を中心に行っていましたが、今後はこの活動を市内全域に広げ、高遠高校を核とした教育振興や地域づくりを進めます。 これまで一対一の交流だったものを連絡会で情報共有し、スムーズに活動を行えるようにします。 高遠高校と、小中学校、保育園、公民館、福祉施設が連携し互いの教育振興を図る組織を「高遠学園」とし「高遠学園構想推進連絡会」は、その推進母体となります。 会長には松田泰俊伊那市教育委員長が選ばれました。 連絡会では、各機関から、高遠高校と行える交流事業を提案してもらい、6月中にまとめて年間計画を作成する予定です。
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南箕輪村の南部小学校3年生りんごの学習
南箕輪村の南部小学校3年生の児童は25日、地元の農家からりんごの栽培について学びました。 南部小学校では毎年3年生が農家の協力でりんごの栽培について学んでいます。 5月2日に余分な花を摘み取る摘花を体験し、この日は、実の大きさ測る観察学習を行いました。 指導したのは、南箕輪村田畑の農家、加藤良次さんです。 ノギスという長さを測る器具を使って測定すると、2センチほどに成長していました。 9月には、りんごに模様をつけるためのシール張りを行い、11月に収穫を体験する予定です。
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伊那文化会館でオペラ公演 高校生がプロと共演
イタリアのオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」の公演が21日、伊那文化会館で行われ、地元の高校生が合唱団としてプロの音楽家と共演しました。 伊那市合併10周年を記念した特別公演として伊那文化会館が行った公演です。 伊那北高校や伊那弥生ヶ丘高校、伊那西高校など伊那市をはじめとする南信地域の高校生が合唱団として参加しました。 地元の高校生にプロの演奏を間近に感じてもらおうと伊那文化会館が初めて企画しました。 カヴァレリア・ルスティカーナは2組の男女の愛憎劇を描いた作品です。 一般公募の男性や伊那西高校演劇クラブのメンバーも村人役として出演しました。 公演が終わると、会場からは大きな拍手が送られていました。
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モダン建築の魅力を語る
伊那市創造館の開館6周年を記念した、「建築フォーラム・信州のモダン建築を語ろう」が21日開かれました。 フォーラムでは、創造館の捧剛太館長と上田市の戦前文化愛好家の山崎良枝さん、横浜市の近代建築史研究者の古田智久さんが、県内のモダン建築の魅力について話をしました。 昭和2年竣工の、上田城跡公園内にある二の丸橋の柱です。 この模様について山崎さんは、「二つの丸が“にのまる”、その下の模様がカタカナの“ハシ”を表していて、当時の遊び心がうかがえます」と話していました。 また昭和3年竣工の諏訪市の片倉館には、シロクマに見えるオブジェがあると紹介していました。 古田さんは、「新国立競技場問題など、現在は建築が普通の人の感覚から離れてしまっている。モダン建築は、だれが見ても美しいと感じるものや親しみやすいものばかりで、共感できるのではないか」と話していました。 フォーラムは、創造館開館6周年記念として開かれました。 建物に関する歌も披露され、訪れた人たちは楽しみながら理解を深めていました。
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伊那市御園の陶芸家、伊藤真一さんが陶展
伊那市御園の陶芸家、伊藤真一さんの陶展が、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 会場には、皿や花入れなど日常使いができる作品500点が展示されています。 今回は、伊藤さんが3年前に与地に作った薪窯で焼き上げた作品を展示しています。 作品は窯に置く位置を変える事で様々な色や模様を表現しています。 釉(うわぐすり)を使わず、窯の中で降り注いだ灰が溶けたものを釉薬(ゆうやく)の変わりに使っています。 陶芸の他にも環境問題や森林の保全にも関心があるという伊藤さんは、与地に自分の土地を買い間伐をして、そこで出たスギやヒノキ、アカマツなどを作品を作る時の薪に利用しているという事です。 伊藤さんは、「焼き上げる時の作品の置き方で何万通りもの表現ができる。手に取って重さや質感を感じながら楽しんでもらいたい」と話していました。 伊藤真一さんの陶展は24日(火)までかんてんぱぱホールで開かれています。
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長谷地区で6月に地域住民と花づくりイベント
伊那市長谷地区では、地域全体で子育てを行う「信州型コミュニティスクール」の組織作りに向けた取り組みが進められています。 その第1段のイベントとして、6月に地域住民との花づくりイベントを行うことが決まりました。 19日は、組織作りに向けたプランニングチームの会議が伊那市長谷の長谷中学校で開かれました。 信州型コミュニティスクールは、地域と学校が連携して開かれた学校づくりを目指そうと県教育委員会が行っている事業です。 長谷地区では、保育園、小中学校、伊那市社会福祉協議会が協力して取り組んでいることが特徴です。 子どもを中心に、世代間交流をはかり、少子高齢化や過疎化にも対応していきたいとしています。 会議には地域住民や教育関係者17人が出席し、今年度の取り組みについて意見を交わしました。 出された意見の中から地区の花壇を使った地域住民との花づくりイベントを6月に実施することが決まりました。 またその際、中学校の一部を社協が実施している縁側カフェとして開放する計画です。 プランニングチームでは組織の体制を作り、正式な信州型コミュニティスクールの発足を目指すということです。
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箕輪西小で選書会
学校の図書館に置く本の一部を児童に選んでもらう「選書会」が16日に箕輪町の箕輪西小学校で開かれました。 この日は全校児童99人が高学年と低学年に分かれ、体育館に並んだ1,000冊の本からそれぞれ図書館に置く1冊を選びました。 箕輪町では、本や図書館に関心をもってもらい、選ぶことへの責任感を身につけてもらおうと平成26年から「選書会」を開いています。 児童は何冊も本を見比べ、先生や司書に相談しながらお気に入りの1冊を選んでいました。 この日の選書会は箕輪北小、箕輪東小も合同で開かれました。 選んだ本は6月中旬に図書館に並べられるということです。 選書会は、町内全ての小中学校で順次開かれます。
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第2回同塵会展
上伊那を中心に活動している絵画愛好家でつくる同塵会の作品展が、伊那市の伊那図書館で開かれています。 会場には、会員13人の作品24点が並んでいます。 同塵会は、上伊那や東京で個々に活動する絵画愛好家が集まり去年発足しました。 会員は40代から80代で、油絵や水彩画、えんぴつ画など、独自に作品を描いています。
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木曽青峰高校の相撲部が伊那養護学校で交流
木曽青峰高校の相撲部の生徒が16日、伊那市の伊那養護学校を訪れ相撲で交流しました。 木曽青峰高校相撲部の1年生から3年生9人が伊那養護学校を訪れました。 木曽出身の伊那養護学校の職員が相撲部の前の顧問と知り合いだった事がきっかけで始まった交流会で、今年で12年目です。 この日は、伊那養護学校の寄宿舎で生活している中学部と高等部の生徒40人が、相撲部の部員と組み合いました。 木曽青峰高校は県内で2つしかない相撲部のある高校の一つです。 前身の木曽山林高校時代も含めると創部100年以上の歴史があり、去年の春場所で大相撲の力士として初土俵を踏んだ御嶽海関も所属していました。 毎年この交流会を楽しみにしている生徒もいるという事で、伊那養護学校では「礼儀作法を学び、楽しみながら親睦を深めてもらいたい」と話していました。
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台湾の中学校教師視察団が伊那市を訪問
16日から長野県を訪れている台湾の中学校の教師視察団が17日、伊那市の西箕輪中学校で、授業の様子などを見学しました。 伊那市を訪れているのは、台湾彰化県の中学校教師視察団18人です。 視察団は16日から長野県に入り、県内各地の中学校や市役所を訪れています。 この日は伊那市を訪れ、西箕輪中学校で掃除や授業の様子を見学しました。 このうち、技術の授業で木工作品をつくるクラスでは、興味深そうに見学していました。 伊那市では昨年度、台湾から教育旅行で137人を受け入れたということです。 一行は、松本城や光前寺を訪れ、20日に帰国する予定です。
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崇嶺会高遠教室が刻字の作品展
伊那市高遠町の書道家、石川三峰さんが指導する「崇嶺会高遠教室」の刻字作品展が、高遠さくらホテルで開かれています。 会場には、石川さんの作品12点と生徒の作品合わせて30点が展示されています。 刻字は文字を書いた紙を板の上に乗せて刻み、金箔を張ったり色付けをして装飾する作品です。 石川さんは現在65歳です。20代の時に仕事中の事故で脊髄を痛め趣味だったスポーツが出来なくなった事をきっかけに刻字を始め、35年ほどになります。 8年前に、秀作賞を5回受賞する事が条件となっている毎日書道展会員となり、3年前には自分の教室を開き生徒を指導するようになりました。 さくらホテルでの展示会は2回目で、今回初めて生徒の作品を一緒に展示しました。 石川さんは、「刻字に興味をもってもらい多くの仲間と作品作りをしたいです」と話していました。 崇嶺会高遠教室の刻字展は5月31日(火)まで、高遠さくらホテルで開かれています。
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多層指導モデルMIM研修会
読み書きのつまづきなど発達障害の可能性がある児童の早期発見や支援に向けた、教員向けの研修会が10日に伊那市役所で開かれました。 伊那市教育委員会では平成26年度からこの取り組みを行っています。 小さい「つ」や「きゃ」「きゅ」「きょ」などの特殊音節につまづきがある児童向けの指導法「多層指導モデルMIM」を取り入れています。 MIMは特殊音節を含む言葉を絵や音、動作を使って児童が楽しみながら学ぶことができるよう考えられました。 講師を務めた東京都在住の特別支援教育士の栗原光世さんは「子どもによって学び方が違う。それを理解することが我々教員の仕事です。」と話しました。 研修には市内の小学校教員およそ30人が参加し指導の仕方を学びました。 なお、伊那市では今年度も市内の全ての小学1年生を対象にMIMの指導プログラムを取り入れるということです。
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北園高校の生徒と信大農学部の学生が森林について意見交換
11日から伊那市を訪れ、ますみヶ丘平地林の整備活動を体験している東京都立北園高校の生徒は12日、信大農学部の学生と森林の持つ機能について意見交換をしました。 去年から北園高校の活動をサポートしている信州大学農学部の植木達人教授の提案で、初めて高校生と大学生の意見交換が行われました。 北園高校の2年生320人は16のグループにわかれ、体験学習を通して疑問に思った事などを大学生に質問していました。 北園高校は13日に、ますみヶ丘平地林にコナラやクヌギなど広葉樹350本を植樹しました。
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劇団 風の庵から「禁断の果実」
上伊那地域の演劇愛好者で作る劇団風の庵からの15年ぶりの公演が、伊那市西春近のまつり工房で14日に行われました。 今回上演したのはオリジナルの「禁断の果実」です。 ひきこもりの息子を軸に、その家族が葛藤し、それぞれが自分と向き合っていきます。 劇団風の庵からは、1998年に第1回公演を行い、2002年以降休止していました。 発足当初のメンバーが声をかけあい、15年ぶりに活動を再開しました。 中には客席を使った演出もあり、クライマックスでは、ひきこもった部屋をこじ開けようとチェーンソーを持った人物も登場しました。 公演は15日も行われます。 午後6時からの公演は空席があるということです。 また、今後は8月と9月にも公演を行う予定です。
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プロ棋士を招いて伊那公民館で親子将棋教室
上伊那の親子を対象にした、プロ棋士による将棋教室が、14日、伊那市の伊那公民館で開かれました。 伊那市や箕輪町、辰野町などから親子、約30人が参加しました。 日本将棋連盟のプロ棋士で長野市出身の田中悠一五段が指導対局を行いました。 田中五段は6人を相手に将棋を指し、「どこを攻められたら困るのか相手の弱点を見極めて指すように」とアドバイスしていました。 教室は、日本将棋連盟上伊那支部が毎月第2・第4土曜日に伊那公民館で開いているものです。 文化庁が、伝統文化の継承と普及を目的に行っている支援事業の一環で、国からの補助金を受けて実施しています。 中村忠雄支部長は「将棋を通して、考える力、決断力、集中力を養ってもらいたい」と話していました。 次回の教室は6月11日(土)に開かれます。