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箕輪町安全の町PR「ピンバッチ」作成
箕輪町は、セーフコミュニティの認証に向けた活動をPRするピンバッチを作成しました。
今回つくられたのが、このピンバッチです。
7月に発表されたシンボルマークがデザインされ、「みんなの力で安全・安心なまちづくりを」と書かれています。
1,000個つくり、町のセーフコミュニティ推進協議会や、町議会議員、研修会の参加者などに配布します。
箕輪町は、平成24年5月の認証取得を目指していて、認証されれば、日本で4番目となります。
平澤豊満町長は、「次の取得は箕輪町という目標がはっきりしてきたのでしっかりと取り組みたい」と話していました。 -
伊那市過払い金訴訟を取り下げへ
滞納分の税金を回収するため伊那市が提訴していた長野市の消費者金融業者が滞納分の金額を25日支払ったため、伊那市は26日訴訟を取り下げることにしました。
訴訟は、住民税などを滞納していた市民が消費者金融のコムレイドに払い過ぎていた利息を、この市民に代わって伊那市が請求していたものです。
過払い金の総額は、およそ432万円で、コムレイドは、このうち滞納額分のおよそ37万円を伊那市に支払いました。
伊那市では、期日としていた25日、支払いが確認されたため、この訴訟を26日取り下げることにしたとしています。
伊那市では、「未収金の解消という目的が達成できた。滞納していた市民にとってもメリットがある結果だと思う」としています。 -
垣内基良さん 出馬表明
来年4月に予定されている長野県議会議員選挙に、自民党現職の垣内基良さんが、3選を目指し立候補する事を、23日に表明しました。
垣内さんは、23日、自らの後援会臨時総会の中で、3選を目指して上伊那郡区から立候補する事を表明しました。
垣内さんは、「土着の政治家として話をきき、まともな県会議員としてやっていきたい。町村と県を繋ぐことができるのは私だと思っている。中山間地域に構造物をつくり、平野部の安全を確保する事を強く県にうったえていきたい」と話していました。
垣内さんは、昭和24年8月に辰野町宮木に生まれ現在61歳。平成5年から辰野町長を1期つとめ、H11年、長野県議会議員選挙で初当選し、現在、通算2期目となっています。 -
撤退へ NECが市へ回答書
伊那市美篶のNECライティング伊那工場閉鎖後の新たな事業展開を検討していたNECは、事実上撤退するとの回答書を伊那市の白鳥孝市長に手渡していたことが、24日わかりました。
回答書は今月9日にNECの役員が伊那市役所を訪れ、白鳥市長に手渡したものです。
回答書には、伊那工場の施設と隣接する用地についてNECグループ会社で再活用していくための可能性を検討した結果、再活用はしないとしています。
NECは従業員の確保については、NECグループ内各社への配置転換など最大限支援していくとしています。
伊那市はNECライティングに対し固定資産税、約1億5,000万円を免除した経緯があります。
NECの撤退を受け白鳥市長は「市としてNEC以外の企業誘致に取り組んでいく」としています。 -
箕輪町補助金・交付金見直しへ
箕輪町は、来年度予算編成に向け町が各種団体等に交付している補助金や交付金について大幅な見直しを行います。
これは、今日開かれた、来年度予算編成方針説明会の中で職員に対し指示されました。
町が今年度、国や県からの補助を含め、各種団体などに交付している補助金や交付金の総額はおよそ6億円です。
平澤豊満町長は、これらの補助金などについて、長年の慣例にとらわれずゼロからの見直しを行うよう指示しました
補助金のあり方については、各種団体の代表でつくる箕輪町行政経営委員会で、この1年議論され12月に審議結果が報告される事になっています。
町では審議の結果や各課が交付している団体との折衝の結果を踏まえ、永岡文武副町長がヒアリングを行う計画です。
永岡副町長は、「それぞれの立場で話しあい、納得するものにしたい。削減ありきでは無く、必要な補助については、増額していきたい」と話していました。
また、この他に安定的な財源確保が容易ではない事から、一般財源ベースで5パーセントの縮減、公共下水道特別会計については全面的に事業の総点検や見直しをする事などを指示しました。
町では各課から提出される予算のヒアリング、査定を行い、来年2月に当初予算の内示を予定しています。 -
村の上下水道運営審議会 上下水道料金改正 審議の結果を答申
南箕輪村の上下水道運営審議会は、上水道料金は5%の値下げ、下水道料金は現在の内税から外税に変更し7%の値上げとする審議の結果を19日、唐木一直村長に答申しました。
19日は、審議会の木下功会長が役場を訪れ唐木村長に答申書を手渡しました。
答申では、上水道料金は5%値下げ、下水道料金は現在の内税から外税に変更し、7%の値上げとするとしています。
料金が改正された場合、一般家庭2か月の平均水道使用量を34立法メートルとすると、上水道料金は現在の5659円から275円安くなります。
下水道は、5400円から383円高くなります。
審議会では、下水道使用者のみの負担にならないよう、水洗化率の向上と3年ごとの料金の見直しをするなどの付帯意見をつけました。
唐木村長は「現在72%の下水道加入率を100%に近づけるよう、接続を推進していきたい」と話していました。
この上下水道料金の改正案は12月の定例議会に提出され、可決されれば来年4月から実施されます。 -
伊那市 森林整備促進へ破砕機導入
伊那市は、森林整備の際これまで放置されていた木の枝をチップにし有効活用しようと、破砕機を購入しました。
19日は、伊那市のますみヶ丘平地林で、市の職員や森林ボランティアグループのメンバー等が参加し、破砕機の操作講習会が開かれました。
講習会では、メーカーの技術者が、木を入れる際には、巻き込まれないようにする事が大切など、取り扱いの注意点を説明していました。
森林整備では、幹の太いものは薪等に使われますが、細いものは用途が無く森に放置されていました。
市では、放置された枝をチップにする事でクロスカントリーコースの整備などに活用していきたいとしています。
伊那市産業振興部の御子柴泰人部長は「破砕機の活用で、より一層、森林整備が進む事を期待したい」と話していました。
伊那市では、森林整備を行う市内の自治会やNPO等を対象に、破砕機の貸し出しを12月から行うということです。 -
通院医療費の支給対象を協議
伊那市医療政策審議会が16日、伊那市役所で開かれ、現在小学校入学前までを無料としている子どもの通院費についてその対象をどこまで引き上げるか協議しました。
審議会は、医療関係者やPTAなど17人で構成されていて、伊那市の医療政策について審議しています。
16日は、子どもの通院医療費の支給対象者について諮問があり、審議会が協議しました。
協議では、通院費を無料にしたからといってむやみに受診が増えるとは思えないとして、通院費の無料化は中学3年生までが望ましいという意見と、無料化は小学6年生までとし、財政面や、医療現場の実情を考慮しながら段階的に検討していけばよいという2つの意見が出されていました。
現在上伊那では箕輪町、辰野町、南箕輪村が中学3年生まで通院費が無料。
伊那市は小学校入学前までを無料としています。
審議会では早い時期に意見をまとめ、12月初めに答申することにしています。 -
まちづくり交付金評価委員会
国からの補助金を活用し、実施したまちづくり事業の事後評価の審議を行う、伊那市まちづくり交付金評価委員会が15日、伊那市役所で開かれました。
伊那市では、国からの補助を活用したまちづくりを市内4地区で実施しています。
委員会では、今年度、最終年度を迎える三峰川流域地区と春富地区の2地区について、市が行った事後評価の審議を行います。
補助金を活用した事業として、三峰川流域地区では、平成18年度から年間を通した観光客誘致を目的に、歴史博物館の収蔵庫増築等を行いました。
春富地区では、平成20年度から総合的な災害対策として地区の避難所となる、春富中学校体育館の耐震補強工事等が実施されました。
委員会では、来月これらの地区の事後評価について審議を行い、出された意見は国に提出する事になっています。 -
平澤豊満さん当選証書付与
箕輪町選挙管理委員会は15日、無投票で3選した平澤豊満さんに当選証書を付与しました。
15日は、箕輪町役場で当選証書付与式が行われ、佐々木孝則選挙管理委員長から平澤さんに当選証書が手渡されました。
平澤さんは「町民のみなさんのために、約束した内容を実現すべくがんばっていきたい」と話していました。
平澤さんの初登庁は29日で、任期は2014年11月28日となっています。 -
小林伸陽さん 出馬表明
来年4月に予定されている長野県議会議員選挙に、共産党現職の小林伸陽さんが4期目を目指し立候補する事を、15日、正式に表明しました。
小林さんは15日、箕輪町で記者会見を開き、4期目を目指して上伊那郡区から立候補する事を表明しました。
小林さんは、「経験を活かして県の更なる改革と無駄な事業の徹底した見直しを行っていきたい。とりわけ雇用の拡大は大きな課題。長野県の特性を活かし、自然エネルギーを大きな産業にして雇用の拡大につなげたい」と話していました。
小林さんは、昭和18年12月に伊那市横山に生まれ現在66歳。昭和58年から箕輪町議会議員を3期つとめ、平成12年、長野県議会議員選挙で初当選し現在3期目となっています。 -
伊那市行革審議会が3事業廃止を報告
伊那市行政改革審議会は、市が検証を求めた14の事業のうち、3つの事業を廃止とする外部評価報告書を12日白鳥孝市長に手渡しました。
審議会会長の飯島尚幸市議会副議長と副会長の中村宗一郎信大農学部長が市役所を訪れ、白鳥市長に報告書を提出しました。
伊那市は、14の事業の検証を求め、各種団体の代表で組織する審議会が8月から検討してきました。
廃止と位置づけられたのは、平成4年から実施されている三峰川サマーピクニックと、伊那市産の米の販売促進のためJA上伊那に補助している平成8年からの伊那米販売促進事業、長谷の美和診療所に併設されている鍼灸治療所で行なわれている平成18年からの鍼灸施療事業の3つの事業です。
サマーピクニックは、537万円の事業で、参加者の減などが主な理由です。
伊那米販売促進事業は、243万円の事業で、十分消費が進んでいるとの判断です。
鍼灸施療事業は、662万円の事業で、利用者が少ないことが主な理由で、民間委託、民間譲渡を前提に廃止としました。
逆に充実・拡大としたのが、信州伊那高遠の四季展、結婚推進事業で、その他の8つの事業は、事業内容の見直し、松くい虫対策事業は、現状維持と判断されました。
白鳥市長は、報告結果を重視し、来年度予算に反映させたいとしています。
伊那市の外部評価評価制度は、昨年度から始まっていて、廃止とする事業が報告されたのは、今回が初めてです。 -
大根田勝美さん伊那市ふるさと大使に委嘱
アメリカで最も成功した日本人ビジネスマンといわれている大根田勝美さんが、伊那市ふるさと大使に委嘱されました。
11日は、伊那市役所で伊那市ふるさと大使の委嘱式が行われました。
大根田さんは、現在、73歳。東京で生まれ、小学校低学年のとき、伊那市に疎開しました。
中学校を卒業後、組み立て工としてオリンパス伊那工場に入社し、その後、アメリカで内視鏡ビジネスをはじめ、成功を収めました。
白鳥孝伊那市長は、「伊那は、景観・人情の素晴らしいところ。それを全世界に発信して欲しい」と話しました。
大根田さんは「昨日、鹿嶺高原に行ってきましたが、とても美しかった。道の途中の三峰川の桜並木も素晴らしい美しいところだと思いました。機会あるごとに、伊那市の美しさを伝えたいと思います。また、伊那市にもっと良くなってもらいたいという点もあるので、市政の皆さんに話し合って、伊那市をバイタリティある素晴らしく美しい街にしていきたい」と話していました。
伊那市のふるさと大使は、市外で活躍している伊那市ゆかりの著名な人などを委嘱していて、大根田さんは20人目となります。
また、11日は、大根田さんの講演会も合わせて開かれました。
大根田さんは、「チャンスの神を逃すな」と題して講演しました。
大根田さんは、中学時代の学校の教頭が、チャンスの神様は一度通り過ぎたら捕まえるのは難しいと話していたことを思い出し、様々なチャンスを捕まえてきたとして経験を紹介しました。「成功は、自分の力で成し遂げたのではなく、巡りあった人たちが素晴らしい人たちだったから」と話していました。
大根田さんは、ベンチャービジネスで巨額の資産を築いていて、2006年に、事業から引退しています。
アメリカでは、最も成功した日本人ビジネスマンといわれているということです。 -
不法投棄抑止 監視カメラを設置
伊那市は10日、不法投棄を防止するための監視カメラを設置しました。
カメラは、悪質な不法投棄があった西箕輪の市道沿いに設置されました。
これは、環境省中部地方環境事務所の協力で設置したもので、設置期間は3か月、市内で常習的に不法投棄が行われている4か所に2週間ずつ移動して配置します。
カメラは、動くものを察知すると自動で小型メモリーカードに静止画を記録します。
伊那市では昨年度、家財道具やタイヤなどの不法投棄が244件あり、カメラを設置することで不法投棄の抑止につなげたい考えで、効果があれば市としてカメラの購入を検討したいとしています。 -
平澤豊満氏 一夜明けて
任期満了に伴う箕輪町長選挙が9日告示され現職の平澤豊満さんが無投票で3選を果たしました。
一夜明けた10日、平澤さんは3期目の町政運営に意欲をみせていました。
3選を果たし一夜明けた10日、平澤さんは朝6時に起床し愛犬の散歩に出かけるなど、普段通りの朝を迎えていました。
午前8時、平澤さんは箕輪町松島の選挙事務所で3期目に向けた抱負などについて話をしました。
平澤さんが公約として掲げた行財政改革の推進では、役場職員の少数精鋭体制を進めるとしています。
平澤さんが初当選した平成14年度は約270人いた役場職員は現在約230人となっていて平成26年度には200人体制にするとしています。
また「副町長2人制」の発展的解消により、必要があるごとに専門能力を持った人材を雇用していくとしています。
町の図書館建設については、財源確保のため基金の創設を検討していくことにしています。
平澤さんの初登庁は29日で、任期は2014年11月28日となっています。 -
南箕輪村 独自の療育施設建設へ
南箕輪村は、何らかの支援を必要とする小学校入学前の子どもを受け入れる「療育施設」を新たに建設します。
これは、9日の村議会全員協議会で村が議員に示しました。
現在、村には、発達障害などで支援を必要とする子どもを受け入れる施設がなく、伊那市や箕輪町などの療育施設に受け入れてもらっています。
支援の必要な子どもは年々増える傾向にあることから、村では、今後、一層こうした施設が必要と判断し、村独自の療育施設をつくることを決めました。
新たな療育施設には、支援の程度が低い子どもが一人で通う「単独通園施設」と、子どもと母親がともに通う「母子通園施設」の2つの機能を持たせます。
村長の許可を得て、ほかの市町村からも通うことができます。
概算費用は1億6千万円で、今年度中に用地を確保する方針です。
来年度予算に盛り込み9月から建設に入ります。
開所は再来年10月を予定しています。
南箕輪村によると、村の年間の出生者数は約150人で、その2割に当たる30人程が、乳幼児健診で何らかの支援が必要と判断されているということです。 -
平澤豊満氏無投票で3選果たす
任期満了に伴う箕輪町長選挙が9日告示され、現職の平澤豊満さんが無投票で3選を果たしました。
3選を果たした平澤さんは「町民の皆さんの期待が大変大きい。肩がずっしりとするような思いですが、がんばってやっていきたいと思います。」と話していました。
無投票による再選については「町民の皆さんから非常に信頼をいただいているなと感じました。
1日遊説をしたが、大勢の町民の皆さんから力強い支持をいただいたということで本当に身の引き締まる思いがします。初心に帰ってがんばっていきたいと思います。」と話していました。
3期目に力をいれていくこととして、行財政改革、子育て支援、高齢者対策などをあげ「箕輪町のひとつの売りとして子育てに優しい、また高齢者に優しい町ということでがんばりたい。」と話していました。
さらにはセーフコミュニティを完成して国連の世界保健機構から安心安全な町だという認定を受けたいとしています。
また自治基本条例制定や第4次振興計画を達成していきたいとしています。
他に「箕輪町にふさわしい図書館づくりも、がんばっていきたい。」と意欲をみせていました。
平澤氏は「あまり肩を張らずにしっかりと地に足をつけて着実、堅実、そしてまたスピーディーにがんばりたい。」と3期目の抱負を話していました。
9日、平澤陣営は午前8時30分に立候補の届け出を済ませると、ジャスコ箕輪店東側の選挙事務所前で出陣式を行い、集まった支持者およそ150人を前に3期目に向けた決意を訴えました。
平澤さんは午前中、地元沢をはじめ北小河内、長岡など竜東地区を中心に遊説し、地域住民に支持を訴えました。
昼には事務所に戻って一息。午後は上古田や長田などの竜西地区を中心に回りました。
平澤さんは昭和16年生まれの69歳。
慶応義塾大学卒業後、昭和40年にセイコーエプソン株式会社に入社し取締役などを務め、平成14年に退社。
平成14年11月の町長選挙で初当選し、平成18年は無投票で2期目の再選を果たしました。
平澤さんは民間で培った経験や知識を活かし、合併議論の末、自立を選択。
財政の健全化を図りつつ、保育園などに運動遊びや英語遊びを導入し、「ひと味ちがう箕輪の子ども育成事業」などに力を入れてきました。
平澤さんは、3期目を、これまで取り組んだ町政の集大成と位置付けています。
箕輪町の今年、4月1日現在の高齢化率は23.5%で県内の市町村では低い方から5番目です。
平澤さんは、子ども育成事業の他に、来年度から公民館活動を中核にした、高齢者の元気づくり事業にも取り組みたいとしています。
また、今年スタートしたセーフコミュニティを平成24年5月の認証取得を目指す他、ハード事業として、課題となっている新しい図書館づくりに取り組むとしています。
平澤さんの初登庁は29日で、任期は2014年11月28日となっています。 -
伊那市 お父さんの子育てガイドブック完成
伊那市は、父親の育児参加をサポートするためのガイドブックを初めて作り、1日から市役所等で配布を始めました。
「お父さんの子育てガイドブックー男の子育てー」は、父親にも子育てにかかわってもらおうと、県の補助を受け6千部作られました。
内容は、6歳までの間の子供との接し方や読み聞かせの方法、離乳食の作り方など、父親の役割や子育てのヒントが記されています。
担当する職員は、「子育ては不安な事が多いので、どちらかにまかせるのでは無く、両親が協力して行ってほしい」話していました。
冊子は、妊娠届出時に市役所で配布される他、当面の間は、乳幼児健診や出生届出時にも配布される事になっています。 -
中南信消防広域化協議会 「将来ビジョン」策定
中南信の消防広域化について検討している協議会は、広域化を前提とする将来ビジョンを、4日策定しました。このビジョンに基づいて、今後、広域化を進めるかどうかを判断していきます。
4日は、塩尻市の市民交流センターで6回目の協議会が開かれました。
協議会は、中南信の広域連合や消防組合など7団体の代表で組織されています。
4日は、各団体から出された、広域化についての方向性を元にまとめられた将来ビジョンについて話し合われました。
将来ビジョンは、広域化をすすめるかどうかを判断する材料として示されたものです。
ビジョンでは、面積が広い・中山間地が多いなどの特性を考慮し、消防本部などを一元化する方式とすること、固定電話や携帯電話から発信地を特定し、車両の動態を管理できる高機能の消防本部とすることなどが示されました。
メリットとしては、住民サービスの向上、人員配置の効率化と充実、課題としては、市町村や地域医療機関との関係性、職員の処遇などが挙げられています。
委員からは、消防団との連携について、もっと具体的に示してほしいなどの意見が出されていました。
協議会では、示されたビジョンを承認しました。
このビジョンを基に、消防組合や、構成する市町村などで、今後、広域化を進めるかどうかについて意思を確認します。
協議会は、次回、来年2月に予定されていて、7団体が、広域化についての判断を示す事になっています。 -
御園 循環タクシー路線示される
来年度の伊那市の公共交通について検討する協議会が、4日伊那市役所で開かれました。
伊那本線の廃止により公共交通がなくなった御園地区に循環タクシーを運行させる計画などが示されました。
4日は、協議会に来年度のバスとタクシー路線の運行計画が示されました。
運行計画では、伊那本線の廃止により、公共交通がなくなった御園地区と公共交通がない上牧地区を通る循環タクシーの路線が新たに示されました。
市街地循環バスでは、外回りを廃止し、全て内回りにすることで、待ち時間や、運行時間を短縮する案が示されました。
また、手良・新山・高遠・長谷などを循環しているそれぞれのバスについて、交通量の少ない場所で降りるときは、バス停でない場所でも降りられるフリー降車を取り入れたいとの案も示されました。
委員からは、「降りるときだけでなく、乗るときもフリーにできないか」などの意見が出されていました。
計画は、出された意見を反映して、次回26日の協議会で検討される予定です。 -
ごみの減量化 伊那市へ提言
伊那市のごみ減量化・資源化推進委員会は2日、これまで検討してきた、ごみの減量やリサイクルなどについて伊那市に提言しました。
この日は、今年度最後の委員会が伊那市役所で開かれ、北原文明委員長が白鳥孝市長に提言書を手渡しました。
提言には、レジ袋削減にむけ消費者と事業者、行政が協議する場を設ける事、資源ごみの収集ステーションに目立つ看板を設置すること、分別のエキスパートの養成、などがもり込まれています。
白鳥市長は「ごみの削減は重要課題。実施できるものはすぐに実施し、ごみにかかわる地域の活動に活用していきたい」と話していました。 -
南箕輪村 上下水道使用料金の検討諮問
南箕輪村上下水道運営審議委員会が2日、村役場で開かれ、唐木一直村長が上下水道の適正な使用料金の検討を諮問しました。
唐木村長は、「上水道は引下げ、下水道は引き上げで、適正な使用料金を検討いただきたい」とあいさつしました。
村の上水道使用料は平成10年から12年間、下水道使用料は平成9年から13年間、それぞれ据え置かれています。
村長は、上水道については、経営が健全化しているので引下げたいと話しました。
下水道については、経営の健全化を図るため使用料を引き上げたいとしています。
委員会では使用料について検討し、24日までに答申するということです。 -
届け出書類事前審査 1派のみ
任期満了に伴い今月9日、告示、14日投開票の日程で行われる箕輪町長選挙の立候補届出書類の事前審査が2日、箕輪町役場で行われ1派のみが審査を受けました。
審査には現職で3期目の再選を目指している平澤豊満さんの1派が訪れ届出書類の審査を受けました。
現在出馬を表明しているのは、無所属で現職2期目、沢の平澤豊満さん(69)のみでほかに表立った動きはありません。
箕輪町長選挙は、9日告示14日に投開票が行われます。 -
下水道使用料金などの改正
伊那市の上下水道事業運営審議会は、下水道使用料金などの改正はやむを得ないとする審議結果を白鳥孝市長に答申しました。
1日の夜、審議会が伊那市役所で開かれ、審議会の横森孝心会長が白鳥市長に答申書を手渡しました。
市では現行の使用料のまま運営を続けた場合、平成23年度から平成25年度までの3年間の赤字額がおよそ11億円になるとしています。
一般家庭の支払っている使用料は2か月で平均6200円だったものがおよそ7100円となります。
また、改正に伴い合併前の旧市町村ごとに異なっていた下水道使用料金は統一されます。
審議会は、水洗化率の向上目標は必要最低条件として取り組む事、市民へ経済状況などの情報公開を徹底するなどの附帯意見をつけました。
白鳥市長は「答申を重く受けとめ健全化に向け取り組んでいききたい」と話していました。
この下水道料金などの改正案は伊那市議会12月定例会に提出され可決されれば来年4月から実施されます。 -
伊那市 平成23年度予算編成会議
伊那市の部課長以上の職員を対象とした、新年度予算編成会議が1日開かれ、白鳥孝市長は「事業の選択と集中を行うよう」指示しました。
白鳥市長は「国の来年度の予算方針が不透明であり、経済も円高・デフレにより先行きが見えない状況となっている中、歳入の確保、歳出削減に取り組み、事業の選択と集中を徹底し、重点的かつ効率的な予算配分を進めてほしい」と指示しました。
平成23年度の経費は、投資的経費を除き、一般財源ベースで今年度と同額のおよそ209億円となる見込みです。
伊那市では、11月下旬までに各部局からの見積もりを受け、査定・折衝を行い来年1月下旬に予算案を内示する事にしています。 -
阿部知事 伊那合同庁舎で県幹部と懇談会
阿部守一長野県知事が1日、伊那合同庁舎を訪れ、上伊那地方事務所長ら県幹部と懇談しました。
午前11時過ぎ、阿部知事は県幹部と懇談するため、公務としては初めて上伊那を訪れました。
懇談は、冒頭のみ公開で行われました。
挨拶の中で阿部知事は「現場の声を聞く機会を持つことは、県民の声を反映させる近道だと思っている。
地域の実情や、県民の思いにあった取組みができるよう地方分権に力をいれ、行政と県民が同じ方向を向いて歩んでいけるようにしていきたい」と話しました。
懇談会では、上伊那地域の製造業がおかれている現状や、組織をいかに運営していくかなど意見交換が行われたということです。
上伊那地方事務所の市川武ニ所長は「上伊那の製造業は海外依存率が高く円高の影響をうけている現状を伝えた。直接話す機会を大切にしていきたい」と話していました。 -
地域づくり支援金 高遠ブックフェスが県知事賞
伊那市高遠町で本を通じて地域活性化に取り組む高遠ブックフェスティバル実行委員会は、県の元気づくり支援金の優良事業として、県知事賞を受賞しました。
27日夜は、地域づくりフォーラムが開かれ、昨年度支援金を受け優良事業を行った4団体が表彰されました。
伊那市高遠町で本を通した地域活性化イベントを行った高遠ブックフェスティバル実行委員会は、上伊那地区で唯一、県知事賞を受賞しました。
その他、伊那市の新山山野草等保護育成会など3団体が、上伊那地方事務所長表彰を受賞しました。
受賞者を代表して、高遠ブックフェスティバル実行委員会の斉木博さんは、「地域活性化にはたゆみない努力が必要。今回の表彰を受け、よりいっそう前に進んでいきたい」と挨拶しました。
高遠ブックフェスティバルは、本によるまちづくりという、日本でも始めての取り組みで、県内外から多くの人を集め、地域イメージが向上し、観光振興に繋がったと評価されています。
斉木さんは、「去年につづいて2回目となる今年は、期間を延長してイベントを行った。イベントという一過性のものではなく、高遠に来れば、いつでも本を通じたふれあいが楽しめるようなそんな地域づくりにつなげたい」と話していました。 -
渡場いきいき交流施設竣工
介護予防や地域住民の交流の場となる「渡場いきいき交流施設・すこやか館」が、伊那市東春近の渡場に完成し26日、竣工式が行われました。
この日は、地域住民や工事関係者などが出席し、施設の完成を祝いました。
渡場いきいき交流施設「すこやか館」は、高齢者の介護予防や地域住民が交流する場として整備されたものです。
老朽化していた公民館を解体し、その跡地に、今年6月から建設してきました。
総事業費はおよそ3千600万円で、うち、3千300万円は国からの補助金となっています。
木造平屋建で延床面積はおよそ210平方メートル。
全館バリアフリーとなっていて、施設内の段差をなくしたり、障害者用のトイレを設けるなどしています。
式の中で、白鳥孝市長は、「子どもたちの声が聞こえ、お年寄りのみなさんが交流できる施設となることを願っている」と話しました。
伊那市では、来年度末までの間に、渡場いきいき交流施設を含め、市内10カ所で、こうした施設を整備する計画です。 -
NEC跡地グループで活用検討
NECは、11月に閉鎖する伊那市美篶のNECライティング株式会社の伊那工場跡地について、グループ全体で利用の検討を進めていく考えを、伊那市に伝えていた事が25日、わかりました。
25日開かれた定例記者会見で、伊那市の白鳥孝市長が明かにしました。
今月12日に、NEC本社の執行役員、新野隆常務が、伊那市役所を訪れ、中間報告を行ったということです。
NECからは、社員が再就職できるよう取り組みを進めている事などが報告されたということです。
また、閉鎖する工場の跡地の活用について、「年内の回答は難しいが、時間的余裕があれば、グループ全体として、土地や建物について、新たな展開を検討していきたい」と伝えたという事です。
白鳥市長は、「来年の早い段階で、結論を出してもらいたい」と要望したということです。
今後については、「極力早く、良い方向で形がでてくれれば。東京へも行き話をつめていきたい」と話しました。 -
高遠町・長谷地域協 任期変更を要望へ
伊那市の高遠町、長谷の両地域協議会は、委員の任期変更と報酬の再検討を白鳥孝伊那市長に要望することを、22日の協議会で決めました。
両協議会では、1期4年を終了した委員から「4年の任期は長すぎる」との意見が多くあがったため、引き継ぎ事項として2期目の委員が任期について検討を行ってきました。
高遠町と長谷地区では、合併特例法で10年間地域協議会を設置することになっていて、4年、4年、2年の任期が設定されています。
今回の協議会では、委員から「前の委員の意思を尊重すべき」「4年は長すぎるが2年は短すぎる」などの意見が出され、最終的に、今期を含め残りの6年を3年ずつの任期に分けることを要望することになりました。
また報酬についても再検討を求めることで全会一致しました。
両協議会では、来年度の運営に反映されるよう、白鳥市長に要望書を提出する方針です。
なお、申請を検討していた「日本で最も美しい村連合」への加盟については、両地域とも今年は見送ることになりました。