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箕輪町議会9月定例会開会
箕輪町議会9月定例会が1日開会し、補正予算案など25議案が提出された。
補正予算案の総額は約1億5900万円で、県の緊急雇用創出事業補助などが含まれている。
そのうち人事案件などの4議案は即決され、残る21議案はそれぞれの委員会に付託された。
9月定例会の会期は14日までで、7、8日に一般質問の予定。 -
衆院選5区加藤学氏初当選
30日投票が行われた第45回衆院選は、県内の小選挙区すべてで民主党が勝利する結果となった。
5区は、新人の加藤学さんが、自民党前職の宮下一郎さんを破り初当選した。
1万5千票余りの差で敗れた宮下さんは、比例での復活もならず、父創平さんと親子で重ねた連勝は、10で止まった。
宮下さんは、伊那市と駒ヶ根市で加藤さんを3200票ほど上回ったが、飯田、上伊那、下伊那で下回った。
5区の投票率は、最も高く79.46パーセント、その中で上伊那は80.26パーセントだった。 -
全国交通安全母の会キャラバン隊が来伊
みんなですすめよう交通安全をスローガンに、全国を回っている交通安全母の会キャラバン隊が28日、伊那市を訪れた。
東京都文京区にある社団法人全国交通安全母の会連合会が、県交通安全婦人団体連合会とともに28日伊那市を訪れた。
県交通安全婦人団体連合会の久保田紀代会長が、内閣府特命担当大臣交通対策本部長から託されたメッセージを読みあげ、伊那市の酒井茂副市長に伝達した。
交通安全母の会キャラバン隊は、全国を7つのコースに分け、伊那市を訪れたキャラバン隊は、山梨、静岡、長野、新潟などを回り、9月11日に東京に戻る。
伊那市役所での伝達式が終わるとキャラバン隊は、上の原保育園に移動し、園児の保護者を対象にした交通安全教室が開かれた。
教室では、チャイルドシートの安全性について学び、保護者たちはチャイルドシートの選び方や取り付け方について理解を深めていた。 -
伊那市成人式出席率わずかに減少
今年度から公民館単位で開催となった伊那地区成人式の全体の出席率は63・9%で、昨年度よりわずかに減少した。
これは28日開かれた伊那市教育委員会定例会で報告されたもの。
伊那地区の成人式は14日、15日の2日間、市内8地区で開かれた。
対象者は787人、出席者は503人。出席率は63・9%で、昨年度の64・8%より0・9%減少した。
出席率が最も高かったのは手良地区で22人のうち20人が出席し90・9%、最も低かったのは西箕輪地区で91人中42人が出席し46・2%だった。
各地区の公民館長や職員から、「会場の規模が大きすぎず、一体感があって良い」という意見の一方、「地区単位の開催では中学、高校の友達に会えない」などの意見があったという。 -
衆議院総選挙街頭啓発
30日の衆議院議員総選挙を間近に控え、長野県選挙管理委員会は、28日県下一斉に投票を呼びかける街頭啓発を行った。
上伊那地域では、宮坂正巳上伊那地方事務所長らが管内の企業などに出向いて、啓発活動をした。
南箕輪村のルビコン株式会社西駒工場では、通勤する社員らに投票日が書かれたティッシュを手渡していた。
長野県選挙管理委員会では、30日は、棄権することなく投票するよう呼びかけている。
尚8月17日現在の上伊那地域の有権者数は、男性74,609人、女性78,493人の153,102人となっている。
前回平成17年9月のいわゆる郵政選挙の衆議院議員選挙の投票率は、上伊那地域は、76.15%だった。 -
県議会危機管理委へ要望
上伊那広域連合は26日、現地調査に訪れた長野県議会危機管理建設委員会(7人)に、道路整備などを要望した。
広域連合長の小坂樫男伊那市長は、南信は国道や県道の整備が遅れているとして▽権兵衛トンネルの開通により交通量が増加した西部広域農道の改良整備▽国道153号伊那バイパス、伊南バイパスの建設促進▽伊北インター付近の渋滞緩和対策竏窒≠゚た。
また、河川関係では戸草ダム建設の推進、砂防関係では地すべりや急傾斜地の崩壊対策の促進、住宅関係では老朽化した県営住宅の建て替えを要望した。
これらに対し清沢英男委員長は、「地元選出の議員と相談しながら、委員会審査の中で検討していきたい」と答えていた。 -
衆院選期日前投票出足好調
30日投票の衆議院議員選挙。期日前投票の出足は、前回の選挙に比べ好調となっている。
期日前投票は、公示日の翌日19日から29日まで、各市町村役場などに投票所が設けて行われている。
選挙戦前半の19日から23日までの5日間に、期日前投票を済ませた人は伊那市では2139人。これは、前回の平成17年の衆議院選と同じ期間での投票者数を比較すると、合併前の旧伊那市・高遠町・長谷村を合わせた数より934人多くなっている。
箕輪町は、今回が638人で前回比で167人増え、南箕輪村は350人で前回と比べ127人増えている。
県全体では、5万4800人で前回より2万4541人増えている。
県選挙管理委員会では、「投票の出足は好調で、今回の選挙に関心が高い事がうかがえる」と話していた。 -
上伊那地域安全安心システム導入
上伊那広域連合は本年度新たに、災害が発生した位置などをインターネット回線を通じて地図情報として共有できるシステムの導入を目指す。
24日開いた上伊那広域連合議会8月定例会で提案された。
システムは、上伊那情報センターの地図情報シスンテムを利用し、特別なプログラムを用い、「住所」や「地番」「建物」の位置情報を上伊那の8市町村で連携し活用できるようにする。
これにより、地震や水害などの災害が発生した場合、被災地の情報収集や情報提供、要救護者の支援に活用することができる。
システム導入の事業費は、約9500万円で、全額国からの補助金で行われ、本年度末までに導入される見込み。 -
箕輪町新事業「子育てメモリーブック」表紙決定
箕輪町が本年度新たに、赤ちゃん誕生の記念としてプレゼントする「子育てメモリーブック」の表紙イラストが決まった。
表紙は、町内外の小学1年生から大人まで28点の応募があり、4点が選ばれた。
選ばれたのは箕輪町の鳥山貴栄さん、同じく箕輪町の早川美佳さん、伊那市の宮脇千穂さん、茅野市の前田ちひろさんの作品。
メモリーブックは成長記録を書きこむページと子育て情報で構成され、表紙は4点から選ぶことができる。
町では、健康づくり支援係の窓口で10月1日から出生届けを出した人に渡すという。 -
伊那市保健センター安全祈願祭
荒井区から移転新築される伊那市保健センターの建設工事の無事を祈る安全祈願祭が21日、旧市営伊那中央総合病院跡地行われた。
新しい伊那市保健センターは、旧市営伊那中央総合病院の跡地に建設される。
旧病院の解体費用を含む総事業費は、6億2,800万円で、ほとんどが合併特例債でまかなわれる。
乳幼児健診や各種予防接種など現在のセンターの機能をそのまま移し、加えて高齢者の介護予防のためのトレーニング施設が追加される。
駐車場は、施設周辺に200台分が確保され、これまで懸案だった駐車場不足も解消される。
建物は、鉄筋コンクリート平屋建てで、延べ床面積は、1,700平方メートル、上伊那では初となる太陽熱を利用した床暖房システムも導入される。
小坂樫男市長は、「保健福祉の拠点として病院跡地一帯の整備を進めてきた。新しい保健センターは、介護予防施設としても大きな役割を果たすものと期待している」とあいさつした。
新しい伊那市保健センターは、来年3月末に完成する予定。 -
長谷地域協議会 今後の定住促進策を要望
伊那市の長谷地域自治区地域協議会は21日、これまで10回に渡って検討を進めてきた定住促進策についての意見を、小坂樫男市長に具申した。
21日は協議会の窪田清彦会長など4人が伊那市役所を訪れ、意見を説明した。
長谷地区では、今年度末に定住促進策が終了することから、継続に向けて検討を進めてきた。
小坂市長に提出された意見書には土地売買、物件売買に対する補助や、教育の充実、農家への就業支援などが盛り込まれている。
小坂市長は「貴重な意見がいくつもあった。伊那市としても具申された意見を取り入れていけるよう、来年度に向けて検討を進めていきたい。」と話していた。 -
南箕輪村保育料特別減免制度の相談受付始まる
南箕輪村で20日から、失業などにより所得が大幅に減少した世帯を対象とする保育料の特別減免制度の相談受け付けが始まった。
保育料の特別減免制度は、去年からの経済不況に対応するための特別対策事業。
20日は、午後4時までに1件の相談が寄せられた。
減免対象は、平成20年の世帯全員の所得合計が500万円以下で今年の所得や預貯金などの合計が去年の所得と比べ5割以上減る人、同じく所得合計が700万円以下で災害などにあった人など。
減免割合は2割から10割で、今年7月分からさかのぼり、来年3月分まで適用される。
村役場に相談し、要件に該当する場合は手続きをして審査が行われる。
住民福祉課福祉係では、「まず相談をしてください」と話している。 -
県議会農政林務委員会に要望
上伊那広域連合は19日、県議会農政林務委員会に地域が抱える農林業の課題について、改善に向けた支援を要望した。
伊那合同庁舎で開かれた会合で上伊那広域連合長の小坂樫男伊那市長は、地域の農林業について、後継者不足や耕作放棄地の増大、木材価格の低迷など課題が山積みしていると委員に訴えた。
そのうえで小坂市長は農業について、農業生産の維持を目的に交付金を出す中山間地等直接支払制度が本年度で終了することから、この事業を継続することなどを要望した。
上伊那地方事務所によると、上伊那地域は65歳を超える農家が70・6%と県平均の63・9%を上回り、ほかの地域と比べ高齢化が進んでいるという。
会合では林業について、林道整備や治山事業について計画的推進と予算の確保などを要望したほか、有害鳥獣による農作物の被害防止についても補助を求めた。
これらを受け農政林務委員会の高見沢敏光委員長は「要望については慎重に検討するとともに、検討結果については報告していきたい」と返答した。 -
衆院選 期日前投票始まる
18日に公示され、今月30日に投票が行われる衆議員選挙の期日前投票が19日から始まった。
伊那市役所1階市民ホールに設けられた投票所には朝から多くの人が訪れ、票を投じていた。
伊那市の選挙人名簿登録者数は17日現在で5万6938人、内訳は男性2万7597人、女性2万9341人。前回、平成17年の衆院選で期日前投票をした人は、旧伊那市の数字で6206人、全体の12・6%だった。
箕輪町の登録者数は2万133人で男性9990人、女性1万143人。前回の期日前投票者数は2443人で全体の12・3%。
南箕輪村の登録者数は1万1019人で男性5447人、女性5572人。同じく前回は1175人で全体の11・1%。
期日前投票は市役所のほか各役場で29日まで、また高遠町総合福祉センターと長谷総合支所では26日から投票が可能となり、時間は午前8時半から午後8時まで。 -
衆院選 18日公示
衆議院議員総選挙が18日公示され、30日の投開票に向けて12日間の選挙戦に突入した。
長野5区からは前職1人と、新人4人の合わせて5人が立候補した。
届け出順で、共産党で新人の三沢好夫さん(65)、幸福実現党で新人の原山幸三さん(47)、民主党で新人の加藤学さん(40)、社民党で新人の池田幸代さん(37)、自民党で前職の宮下一郎さん(51)。
衆議院議員選挙は今月30日に投票が行われ、即日開票される。 -
消防広域化について考える集い
県が平成24年度末までの実施を目指す消防組織の統合、消防広域化について、現場の消防士が話し合うイベントが17日、伊那市のいなっせで開かれた。
17日は、中南信地区の7消防組織から、約180人の消防士が集まり、中南信地区の消防広域化について意見を出し合った。
これは、中南信地区の消防体制について検討している中南信消防広域化協議会が開いたもの。
現場で働く消防士に消防広域化について感じている期待や不安を話し合ってもらい、広域化の運営計画に反映させることなどを目的としている。
年代別討論会では、20代、30代、40縲・0代の3グループに分かれ、話し合った。
40縲・0代では、「大きい組織の方が体制強化もできる。広域化は基本的に必要」とする意見が出た一方、「部下の育成指導もしなくてはならないが、地域特性がある中、別の土地できちんと指導ができるか心配」などといった意見が出た。
また、30代では、「広域になれば、異動も広範囲になる。新居を構えたばかりで、遠くまでの通勤は大変」、「異動への不安を解消できる方向性を出してほしい」といった声が挙がった。
20代では、「昔からその地域で呼ばれている地名もあり、今の場所の方が働きやすい」と言った声や、現在、それぞれの消防本部で違っている昇任試験について、「今後試験が統一されるのか」などといった質問が出された。
協議会では、これらの意見を踏まえながら、消防広域化の運営計画となる将来ビジョンを、今年度中に策定する予定。 -
選挙ポスター掲示板設置
8月18日公示、30日投票の衆議院議員総選挙のポスター掲示板の設置作業が11日、伊那市役所付近などで行われた。
設置掲示板は8区画用意されている。
市内では13日までに伊那地区234カ所・高遠43カ所・長谷20カ所の合わせて297カ所に設置される予定。
期日前投票は市内3会場で行われることになっていて、伊那市役所では8月19日から29日まで、高遠町総合福祉センターやますそと長谷総合支所では8月26日から29日まで。 -
わがまち探検ぐるりん号
伊那市内の公共施設を見学小学生とその保護者に伊那市内の公共施設を見学してもらうわがまち探検ぐるりん号が11日、行われた。
「知ろう、学ぼう、私たちのまち」わがまち探検ぐるりん号は、市政に関心を高めてもらおうと毎年、夏休み中に行われている。
今回は60人の親子が参加し今年初めてジオパークについて学ぶため長谷を訪れたほか、市役所や消防署などを見学した。
市役所では、市長室や議場を見学し、小坂樫男市長が「質問はありますか」と子どもたちに尋ねると、元気よく質問を投げかけていた。
このあと、小坂市長が子どもたちをひざに抱え記念写真を撮った。
伊那市では「親子でふれあいながら市の施設を知ってもらうことで市政をより身近に感じてもらい、夏休みの一つの思い出にしてもらいたい」と話していた。 -
長谷の定住促進策 意見書提出へ
伊那市の長谷自治区地域協議会で検討が進められてきた、定住促進策の意見がまとまり、7日報告された。
長谷総合支所で協議会が開かれ、定住促進策について検討を進めてきた小委員会から意見書が示された。
小委員会は7月中に4回開かれ、小坂市長に提出する意見書の具体的な内容を検討してきた。
内容は、居住支援、子育て支援、起業・就業支援の3つに絞られている。
具体的には、土地の売却希望者と購入希望者を結びつける「空き家・空き土地バンク」の創設や、延長保育・学童クラブの充実、農機具の売却・貸出希望者と利用希望者を結びつける「空き農機具バンク」の創設などがある。
窪田清彦会長は「過疎化に歯止めをかけるためにも、来年度予算への盛り込みを期待したい。」と話した。
協議会では、この意見書を21日に小坂市長に提出する予定。 -
北新区環境アセス学習会
上伊那広域連合が計画している新ごみ中間処理施設の環境アセスメントについての学習会が6日夜、伊那市新山の北新公民館で開かれた。
学習会は、施設の建設候補地となっている北新区の住民が、環境アセスについて理解を深めようと開いたもので、住民約30人が集まった。
講師を務めたのは、環境問題について、調査研究を行っている財団法人日本環境衛生センターの池本久利さん。
池本さんは、環境アセスについて、ごみ処理施設建設など大規模な開発事業を実施する際、事業者自ら、事業が環境に与える影響を予測、評価することで可能な限り影響を緩和することを促す制度だと説明した。
学習会では、住民から「これまでアセスにより、環境への影響が大きいため事業が中止になった例はあるのか。」という質問が出された。
これに対し、日本環境衛生センターは「アセスの結果は良かったが地元の反対で取りやめになった例はある」と答えていた。
環境アセスについては地元の同意を得てから実施することになっていて、北新区では、しっかりした判断をするため、さらにアセスについて学習していくとしている。 -
日系人対象就職準備セミナー
上伊那の有効求人倍率が過去最低の0.27倍と、厳しい雇用情勢が続く中、日系人をはじめとする外国人労働者はとりわけ厳しい状況にあるとして、7日、日系人を対象とした就職準備セミナーが開かれた。
これは、外国人労働者を取り巻く雇用環境が厳しい中、再就職に必要な知識を身につけてもらおうとハローワーク伊那が開いたもの。
外国人労働者の多い伊那管内独自の取り組みで、今回が初。
7日は、中南米出身の日系人で、日本語で概ね会話ができる、21人が参加した。
参加者は、再就職にあたっての心構えや、履歴書の書き方、面接について、指導を受けた。
参加者は、「とても勉強になった。今日から練習したい」などと話していた。
ハローワーク伊那によりますと、去年の冬頃から派遣など非正規労働者の雇い止めなどにより、新規求職者が急増した。
現在、雇い止めや解雇により職を失う外国人の数は減っていますが、再就職を出来た外国人はほとんどいない。
ハローワーク伊那では、今後もこの就職準備セミナーを月1回開き、外国人の就職支援を行っていく考え。 -
新しい伊那市保健センターについて概要示される
今年度末完成予定の新しい伊那市保健センターについて、概要が示された。
新しい保健センターは、伊那市山寺の旧伊那市営伊那中央総合病院の跡地に建設される。
建築工事費は3億2,130万円、旧病院の解体費用などを含めた総事業費は6億2,800万円で、財源は合併特例債や国の補助でほとんどがまかなわれる。
新しい保健センターは、鉄筋コンクリート平屋建て、延べ床面積は約1700平方メートル。乳幼児健診などを行う検診室や、予防接種室、トレーニング室のほか、口腔センターも設置される。
完成は、来年3月末の予定となっている。 -
衆院選5区合同個人演説会 8月21日開催
衆議院議員総選挙を前に21日、伊那市の県伊那文化会館で、立候補者がそれぞれの政策を訴える個人演説会が開かれる。
個人演説会は衆院選立候補者の訴えを直接聞ける機会を設けようと、上下伊那の会社経営者らでつくる実行委員会が企画した。
実行委員会は6日、演説会について説明。長野5区から立候補を予定している5人全員が出席の意思を示しているという。
候補者の考えや各政党のマニフェストの違いを知る良い機会だとして来場を呼びかけている。
演説会は21日午後7時から。 -
上農定時制跡地に地裁建築を要望
伊那市は5日、移転新築が求められている長野地方裁判所伊那支部について、平成23年3月で廃校となる上伊那農業高校定時制の跡地に建設できるよう働きかけていく考えを示した。
同日開いた伊那市議会全員協議会で市が報告した。
地裁伊那支部では、現地での建て替えを計画しているが、道路が狭く手狭なことから移転新築を求める声が挙がっている。
市では、長野県弁護士会や市議会からの要望を受け、移転のための用地を探してきた。
上農定時制は、県立高校の統廃合で廃校が決まっていて、敷地面積は1万8千平方メートル。
市は、4日付けで地裁伊那支部に要望書を提出した。現地改築計画を見直し移転改築に向けた検討を進めることを求め、移転場所は上農定時制を適地と考え、地裁の改築年次の変更が可能であれば定時制の用地取得に向け県に働きかけていくことを伝えた。
小坂市長は、村井県知事にこの考えを伝えてあるという。 -
森元総理が伊那でフォーラム
伊那市で4日、森善朗元総理大臣、伊那食品工業の塚越寛会長、長野県第5選挙区の宮下一郎支部長による自民党フォーラムが開かれた。
会場となった伊那市西春近の、くぬぎの杜には約600人が集まった。
フォーラムで森元総理は、都心を中心に地域社会が崩壊しているとして、人と人との結び付きの重要性を強調した。
なごやかな雰囲気の中おこなわれたフォーラムでは森元総理が町長だった父親と自らを比較して会場を沸かせていた。
フォーラムでは他に塚越会長が「政権が変わっても簡単に日本はよくならない。地域のことをよく理解し思いを継続させることが必要だ」と話した。
他に宮下支部長が「世襲のことを言われることがあるが、受け継ぐべきことは受け継ぎ、変えるべきは変えて、伊那谷の未来を切り開いていきたい」と訴えていた。 -
箕輪町議会臨時会
補正予算可決箕輪町議会臨時会が3日開かれ、町が提出した約11億5千万円の一般会計補正予算案が全会一致で可決された。
今回の一般会計補正予算案は、国の地域活性化・公共投資臨時交付金等の決定により提出された。
主な事業は▽ながたの湯西側に人工芝の屋内スポーツ施設を整備する事業に3億9千万円▽役場庁舎や中学校、町内5つの小学校に太陽光発電設備を導入する事業に4億1千万円▽中学校に柔道や剣道専用の武道場整備事業に1億円竏窒ネど。
会期延長によりこの日再開した本会議の委員長報告で、福祉文教常任委員会の寺平秀幸委員長は、屋内スポーツ施設整備事業について、交付金の使われ方のさらなる説明責任を果たすこと、幅広い種目に対応する施設にすることなどを町に求めた。 -
民主党鳩山由紀夫代表が伊那で演説
民主党の鳩山由紀夫代表が30日、伊那市を訪れ、党の施策を訴えた。
会場となった伊那市民会館には、およそ1500人が集まった。
演説で鳩山代表は、日米間で関税撤廃などの自由貿易協定を結びたいとする衆院選マニフェスト政権公約が農業の壊滅につながると批判を受けていることに対し
自由貿易協定を結んだ場合でも米など重要な作物については例外とする考えを示した。
また農業経営について販売価格が生産費用を下回った場合にその差額を補てんする戸別所得補償制度を定着させたいと主張した。 -
村民体育館耐震工事へ
南箕輪村議会臨時会が30日開かれ、村民体育館耐震工事の請負契約締結に関する議案が可決された。
教育委員会の説明によると、村民体育館の工事は、耐震工事と事務室改修などの内部改修工事。内部工事では、床や壁、天井などの一部も改修するという。
請負金額は8085万円。竣工は来年2月25日を予定。 -
環境の保全に関する条例策定へ
南箕輪村は、新たに「環境の保全に関する条例」を策定するため、住民の意見を募る。
30日開かれた南箕輪村議会全員協議会で説明があった。
新たに策定する条例は、既存の公害防止条例と自然環境保全条例に、新しく生活環境の保全に関する内容を加える。
今回、条例の骨子案が完成し、住民意見を聞くことにした。
骨子案には、ポイ捨ての禁止が盛り込まれ、違反者には罰金を求める内容になっている。
住民意見の募集については、8月の広報と一緒にチラシを配るという。
村では今後、村環境審議会や住民意見を基に条例案を策定する計画で、来年3月の村議会に条例案を提出し、4月から施行したい竏窒ニしている。 -
南原市職員みはらしファーム視察
韓国南原市の農業技術センター職員が30日、伊那市羽広のみはらしファームを視察した。
伊那市と南原市は、伊那市の名誉市民で故高木東六さんが作曲したオペラ「春香」の縁で交流が始まった。
この日は南原市の農業技術センター職員5人が、羽広の農家からイチゴの栽培方法などについて説明を受けていた。
南原市農業技術センターのジャン・ドゥ・マン所長は
「農業というのは一次産業として生産だけに限られたものだと思っていました。しかし、今日の視察で生産以外に販売、企画、観光など複合的な産業として位置づけられているのを感じたので参考になりました」と話していた。
南原市農業技術センター職員らは31日、市内の観光施設を視察したのち帰国するという。