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人事評価制度の説明会
伊那市は17、18日、人事評価制度(能力評価のみ)の試行に向けた説明会を市役所で開いた。部長・課長を集め、導入スケジュールや能力評価シートについて説明した。
人事評価は、人材育成の観点から職務の遂行の貢献度を数値で評価するもの。
29日縲・月20日、部長や課長の管理職66人を対象に試行。07年度から業績評価を加える。評価は部局長が理事者、課長は直属の部長が当たる。
7月から課長補佐・係長で試行。管理職の試行で浮き彫りになった問題点を改善し、08年度、一般職を含めて本格導入する。
あいさつに立った酒井助役は「住民の視点に立った行政運営が大切。長野県一のまちづくりには、行政組織のグレードアップが必要と考える」と述べ「評価される人が納得できる形で、公平性、信頼性がなければならない。甲乙をつけるものでなく、職員の長所を伸ばし、短所を直していくもの」と理解を求めた。
そのあと、総務課人事係の担当職員が、決断力、構想力、統率力など階層別の能力評価の要素などを説明。
期待される職員像として▽奉仕者として、市民の視点に立つ▽視野を広げ、職務に反映させる▽迅速に対応する竏窒ネどを位置づけている。
県内19市のうち、13市が導入・試行している。 -
伊那と南箕輪の議員が懇談
伊那市議会と南箕輪村の懇談会が17日、伊那市の羽広荘であった。市議26人、村議13人が出席し、自由に意見交換した。
議題には、議員定数の削減、西部1号線沿いの景観形成住民協定の締結、風力発電事業をめぐる議会と理事者とのねじれなどが挙がった。
自立の道を選んだ南箕輪村の村議は、合併後の総合支所や地域協議会の機能、住民の反応などを尋ねた。高遠町・長谷地域の市議は「職員の人事交流で、総合支所の顔ぶれが変わり、あいさつしてくれる人が少なくなった」「合併して良い、悪いの効果は、そう表れていない」と答え「住民が合併して良かったと思えるように、取り組むことが大切」とした。
「近い将来、上伊那一本の話が出てくるのではないか」との意見もあった。
懇談会は、上伊那北部6市町村で合併研究会を持つなどしたが、枠組みが崩れ、5年ほど中断。隣同士で関わりが深いことから、懇談の機会を設けた。 -
イーナちゃんバス 新車両で運行開始
伊那市内を運行する市街地循環バス「イーナちゃんバス」2台が新車両に変わり、17日、市役所前で出発式があった。
旧車両は、走行距離が46万キロを超えるなど維持するための手入れが必要になってきたことから更新した。小型の超低床ノンステップバス(14座席)で、スロープ板の装着によって車いすの乗車が可能。車体外側は、自転車に乗ったり、走ったりする市のイメージキャラクター「イーナちゃん」をデザイン。バックの色は市章に合わせた青・ピンク・緑と、緑の2パターンがある。1台1700万円。
式で、小坂市長は「97年11月から試行し、翌年4月から本運行となった。これまで約81万人が利用した」と述べ、安全な市民の交通手段の確保につながることに期待。また、合併に伴い、公共交通体系のあり方を検討していると紹介した。
バスは、外回りを市が伊那バスへ委託、内回りは伊那バスが独自に運行。05年度の1便当たりの乗客数は、いずれも12人だった。 -
緊急情報をケーブルでも発信
伊那市は17日、災害時の情報伝達として、ケーブルテレビを使い、画面への緊急割り込み告知放送の運用を開始した。
これまで災害発生時は防災行政無線や有線放送などの音声告知放送などを活用。さらに、住民への情報伝達の手段を増やすことで充実を図る。
割り込み告知は、関係機関から提供される災害や気象、火災、犯罪などの各情報。市が地域安心安全情報共有システムを利用し、緊急メールを伊那ケーブルテレビジョンへ送信する。割り込み告知は、通常の画面が自動的に縮小され、L字型に情報内容が字幕で入る。即時放送が可能で、24時間対応できる。
システム導入費(伊那ケーブル委託料)は520万円(うちコモンズ支援金140万円)。
伊那ケーブル(自主放送1チャンネル)、長谷ケーブル(5チャンネル)に加入する2万6700世帯に流れる。加入率は62%。
市役所での運用開始式で、小坂市長は、昨年7月の豪雨災害に触れながら、災害発生時、住民への情報提供の重要性を挙げた。
市は昨年6月、伊那ケーブルと災害情報等の放送に関する協定を交わしている。 -
職員提案制度低調
宮田村が本年度から行政改革の一環として導入した「職員提案制度」だが17日現在、4件の提案で採用は3件のみと低調だ。内容的にも抜本的な発想転換には至っておらず、村総務課は「テーマを決めるなど、提案が出しやすい環境もつくっていきたい」と話す。
提案制は事業の効率化から村民サービスまで、あらゆる面で職員にアイデアを募ろうと昨年4月から導入。
良い発想には報奨金を出そうと、本年度予算に5万5千円を計上。しかし、採用した3件はいずれも報奨金の対象にならなかった。
「当初の見込みよりも提案が少ない。本当は肩肘張らずに自由に意見を出してもらいたいのだが」と担当者。
次年度も継続していく予定だが、改めて職員のやる気を喚起しながら、村政の活性化に向けて柔軟な発想を募っていく。 -
箕輪町議会臨時会
介護予防拠点施設の下古田公民館建設事業費など可決箕輪町議会臨時会は16日開き、地域介護・福祉空間整備等事業費などを盛り込んだ06年度一般会計補正予算案、町道の廃止と認定、バイオディーゼル燃料化事業への支援を求める要望書の提出の4議案を原案通り可決して閉会した。
一般会計補正予算は、歳入歳出に各2億9405万8千円を追加し、総額を85億7424万1千円とする。
歳入は、介護予防拠点施設として、老朽化している下古田公民館を建て替えるための国庫支出金で地域介護・福祉空間整備等交付金7千万円、下古田公民館建設事業の区負担金832万円、ソフト事業にあてる地域介護・福祉空間推進交付金400万円、災害復旧費県補助金1億790万5千円、財政調整基金繰入金1億円など。
歳出の主なものは、地域介護・福祉空間整備等事業費8712万6千円。内訳は下古田公民館の整備工事、土地購入費、介護予防拠点施設の運動メニューシステムなど。南原工業団地拡張用地取得など9586万5千円。
町道の廃止と認定は、南原工業団地拡張予定に伴う路線変更。町道648号線の延長662・68メートルと649号線の延長586・47メートルを廃止。町道648号線の延長520メートルと649号線の延長220メートルを認定する。
バイオディーゼル燃料化事業への支援を求める要望書は、県知事に提出。町が06年度から本格実施している同事業に対し(1)BDF精製施設拡充のための助成(2)安定してBDF精製作業に従事するための経費の支援-を求める。 -
7市町村で児童手当てに過払い
地事所の行政指導に誤りも2003年4月に上伊那地方事務所が行政指導を誤ったことも重なり、箕輪町を除く管内7市町村で、児童手当てが一部の受給者に1カ月分過剰に支払われていたことが分かった。伊那毎日新聞の取材に対し、竹松政博同地事所長は「各職員の資質向上とともに、このような間違いを防ぐ仕組みを組織的に考えたい」と話した。
過払いの件数は85件。児童手当は申請により誕生日の翌月から支給されるが、各月の1日生まれの一部を誤って誕生の当月分から支給していた。
いつ頃から過払いが発生していたか不明だが、4年前の市町村担当者会議で当時の同地事所厚生課職員が、1日生まれは当月分から支給するとした間違った見解で指導していた。
竹松所長は「どのような経緯で指導したのか分からないが、結果的に是正できず、誤った認識を追認する形になってしまった」と説明。15、16日には各市町村を訪問し、首長らに事情を話して謝罪した。
過払い分の対応は各市町村に委ねられるが、今後の支給分から1カ月分を削るなどの調整方法が考えられる。 -
地域づくり支援事業、新年度も継続へ
宮田村は、住民の自主的なむらづくりに15万円を上限に補助する「地域づくり支援事業」を新年度も継続する。・ス協働・スの柱として導入した同事業も4年目を迎えるが、さらに地域に密着した活動を掘り起こし、支援していく考えだ。
同事業は本年度も12日現在で37件の申請があり、規定を満たした34件を認定している。
村内11区全てが活用し、道路修繕、公園整備など使い道も多彩。村から資材購入の支援を受け、作業は住民が協力してあたる姿が各所でみられるようになってきた。
また、子どもの安全が危ぐされるなか、南割区、大田切区、新田区などは通学路の安全確保に支援事業を活用し、見通しの悪かった場所の木々の伐採、車止めの設置などを行なっている。
村の文化遺産を後世に継承しようと取り組む「宮田城址保存会」は、同城址の保存事業に活用。
その他にも、住民交流促進や男女共同参画、次世代育成など、文化、福祉面にも及び、効果を出している。
村は2月から新年度の受け付けを開始するが、あわせて県の「地域発元気づくり支援金」の相談取り扱いにも乗っている。
「ぜひ、より多くの地域に密着した団体に活用してもらい、一緒にむらづくりを進めていきたい」と村総務課。問い合わせは同課企画情報係85・3181まで。 -
原油高騰で入浴料の値上げを検討
伊那市議会全員協議会が12日開かれ、市は使用料や補助金の見直し、羽広荘改修工事の概要など5項目を報告した。
新年度の予算編成に当たり、使用料・扶助費・補助金の見直し事項として▽文化体育施設の使用料は、市外の個人が1・2倍、団体が2倍に引き上げ、市民と差をつける▽高齢者介護慰労金支給事業の給付対象から要介護1・2を除外する▽補助金は06年度の10%以上を削減する竏窒ネどを挙げた。温泉施設の入浴料は原油高騰に伴い、値上げする方向で検討している。一方、少子化対策で不妊治療費助成事業など充実させる。
建築から30年以上が経つ羽広荘の改修工事は、トイレ付きの客室を設定するなど観光宿泊施設として集客を図る。
改修は、1階フロント周辺の整備、全客室(19室)への洗面台設置、洋室の設定、エレベーターの設置など。南アルプスの景観が眺められるように、段差の解消や東側のサッシを更新する。
1月末にプロボーサル選考によって設計業者を決定し、3月末に設計を完了。準備が整い次第、工事請負業者を選定する。工事費は1億5千万円以内の条件を付ける。
工事期間は5月連休明けからを予定。
工事費は、事業主体の伊那市総合開発が民間資金を借入れて調達。借入金の返済は市が元利償還金の半分を負担する。
宿泊料を4段階設定に見直すことで、05年度実績から試算し、年間2千万円の増収を見込む。
◇ ◇
伊那市選挙管理員会は12日の市議会全員協議会で、投票所の閉鎖時刻を17カ所で繰り上げるとした。
投票所71カ所のうち、長谷の浦が4時間、高遠の山室、松倉などが1時間と現行6カ所で繰り上げ措置をとっている。合併によって投票箱の開票所到着が開票時刻直前になってしまい、事務処理に支障が出ている。そのため、直線距離10キロの区域外に当たる11カ所を新たに加える。
浦は区制廃止で、杉島に統合することを検討する。
市選挙管理委員会で決定後、4月8日の県議会議員選挙から適用。
また、選挙ポスター掲示場の設置個所も県選管と協議が整い次第、461カ所から296カ所に減らす。 -
人権擁護委員に委嘱状
駒ケ根市の人権擁護委員4人のうち12月31日で任期が切れた下島大輔さん(68)=中沢=の退任に伴い、新たに委員となった上村秀一さん(61)=中沢=への委嘱状伝達式が12日、駒ケ根市役所で行われた。法務大臣名の委嘱状を中原正純市長から受け取った上村さんは「これから委員の仕事を勉強し、これまでの経験を生かして誠実に対応していきたい」と抱負を述べた。任期は09年12月31日までの3年間。
2000年11月からの2期6年間を務めて退任した下島大輔さんには感謝状と記念品が贈られた。 -
駒ケ根市第1回区長会
駒ケ根市は12日、07年第1回の区長会を市役所で開いた。市内各区の新区長16人が出席。中原正純市長はじめ市の幹部職員らと初の顔合わせをし、担当課長らから行政全般にわたっての説明を受けた。全地区の区長会長には小町屋の竹村幸茂さんが、副会長には中沢の木下眞さんと東伊那の市村善弘さんがそれぞれ選出された。竹村さんは「力不足だが1年間精いっぱい頑張りたい」とあいさつした。
中原市長は「1年間お世話になるが、協働の地域づくりを進めるためにリーダーシップを発揮してほしい」と述べた。
今年から中沢の12区が統合されたため、市内の区は16となった。
06年の各区長は次の皆さん。
◇赤穂地区▽南割=大森實雄▽中割=倉田隆之▽北割二=小町谷紀幸▽北割一=小林祥宏▽小町屋=竹村幸茂▽福岡=水田敦郎▽市場割=渋谷宣吉▽上赤須=入谷隆夫▽下平=中坪博和▽町一=下島賢治▽町二=柏原孝從▽町三=中坪兼吉▽町四=林富士男▽上穂町=井上利雄
◇中沢地区▽中沢=木下眞
◇東伊那地区▽東伊那=市村善弘 -
来年度から副市長2人体制へ
伊那市は来年度、収入役を廃止し、副市長2人を置く方針を示した。12日、市議会の会派代表者会議で説明した。
副市長に、酒井助役、白鳥収入役をあてる考え。収入役の廃止で、会計管理者に、特別職でない部長級の一般職員を任命する。
地方自治法の一部改正に伴い、マネジメント機能の強化を図る。副市長は、市長の補佐や市長権限に属する事務の一部の委任を受け、政策や企画をつかさどる。定数は条例で定める。
小坂市長は、合併後の調整や企業誘致などを挙げ「市長を補佐する仕事がハードになっている。できたら副市長2人を置きたい」と理解を求めた。
委員は、複数に対する考え方や2人の事務分担、県内の実態などを質問。
小坂市長は「事務分担は、おおまかに内務と外務の形を考えているが、きちんと整理したい」と答えた。報酬額は「同じ職務で差をつけるのはいかがなものか」と述べ、助役に合わせたいとした。
1月下旬縲・月に開く特別職報酬審議会で諮問し、答申を受けて、2月下旬の市議会で関係条例を提案する。
報酬額は、助役が76万8千円、収入役が68万1千円となっている。 -
南ア世界自然遺産登録へ
南アルプス世界自然遺産登録に向け、29日、長野県連絡協議会を立ち上げる。12日、伊那市役所で設立準備会=写真=があり、「自然遺産」で進めていくことを確認した。
運動は静岡県、山梨県、長野県の10市町村で展開。長野県は飯田市、伊那市、富士見町、下伊那郡大鹿村の4市町村で、伊那市が取りまとめ役を務める。
準備会には、県内4市町村の首長、議長、担当課長ら約20人が出席。
世界遺産やこれまでの経緯など説明を受け、連絡協の規約、事業案、経費負担などを協議した。
小坂市長は「登録までの道のりは長いと思うが、運動の過程が重要。諏訪、上・下伊那など巻き込みながら、運動を展開したい」と述べ、南アを見直すきっかけになることに期待した。
2月末には、3県の関係市町村で推進協議会を立ち上げる予定。
南アは、標高3、000メートル級の高山が連なり、日本を代表する山岳景観を有する。ニホンカモシカやライチョウなど30種類以上が確認されている。キタダケソウなど植物も多数存在するが、シカの食害が深刻になっている。 -
4公園の日常管理を地区に移管へ
宮田村教育委員会は、村立の13公園のうち町2区のひまわり公園など4カ所について、新年度から日常管理を区や地区に移管しようと計画している。協働の観点から地域の協力で経費削減などに努めたい方針。年間30万円の委託料を支払い中越区に管理を委託していたリバーランド天竜公園については、委託料を全廃し、ボランティアによる管理形態に変更する考えだ。
日常管理を区や地区に移そうと予定しているのは他に、どんぐり公園(中越区、町一区)、ほのぼのパーク(町三区)、せせらぎ公園(河原町)。
トイレや遊具などの施設管理は従来通り村が行なうが、草刈りなどの日常的な管理を任せていきたい考え。
委託料などは支払わないが、消耗品や資材などを管理団体に提供する。
リバーサイド天竜公園については、ゼロ予算事業を適用。
定期的な点検は村が行なうが、ボランティアにより月1回程度の草刈りを行なう。トイレの常設もやめ、春から秋のみの仮設にする。
村の本年度の公園管理費は590万円。管理の見直しにより、中越区への委託料も含め削減効果は50万円弱ほどを見込む。
村教委は10日の区長会で概要説明し協力を求めた。 -
箕輪町で人権擁護委員新任2人に委嘱伝達
箕輪町で10日、人権擁護委員の新任2人に法務大臣の委嘱の伝達があった。新委員の赤羽武彦さん(63)=沢、唐沢滋雄さん(60)=松島=に、平沢豊満町長が委嘱状を手渡した。併せて退任者への感謝状贈呈もあった。
赤羽さんは「間口の広い仕事。出来る限り頑張っていきたい」。唐沢さんは「分館役員を長く務めた経験を生かし少しでも相談に乗れればと思う」と、それぞれ抱負を語った。
退任者は有賀晶子さん(2期6年)、青沼久雄さん(1期3年)。長野地方法務局伊那支局の午房秀雄支局長が感謝状を手渡した。
平沢町長は、「世の中が複雑に多様化し、社会がものすごいスピードで変動している。予期せぬ問題が出てくる。皆さんのお力で住民との接点を取ってもらい、プライバシーを守りながら解決できることはしてもらい、スクラムを組んでやるところはやるなど、ぜひよろしくお願いしたい」とあいさつ。退任者には「今後も経験を生かし町民の後ろ盾になって」と話した。
午房支局長は「どこの範ちゅうにも入らないことが人権擁護委員に相談にくる。多方面の相談でご苦労があったと思う」と退任者の労をねぎらい、新任者には「いじめ、高齢者問題など一緒に勉強してご活躍いただきたい」と話した。
新任の任期は07年1月1日から3年間。町の人権擁護委員は5人。田中弘子、丸山全二、唐沢清光、赤羽武彦、唐沢滋雄の皆さん。随時相談を受け付けている。 -
箕輪町特別職報酬等審議会
平沢町長が白紙諮問箕輪町特別職報酬等審議会は10日、初会合を町役場で開き、平沢豊満町長が07年度の特別職の報酬などについて白紙諮問した。
審議会は委員10人で構成。平沢豊満町長が委嘱した。会長は中村昭吾さん、職務代理は原幸喜さん。
平沢町長は、「実態をよく確認し報酬の位置付けを決めていただきたい。町の将来と運営のために特別職に就く方が魅力ある内容で決めていただき、多くの方がそれに挑戦するような土俵を作ってほしい。4、5年前から財政が厳しいということで暫定的にカットしているが、忌たんのないご意見をいただき、答申いただきたい」とあいさつ。昨年の町議会12月定例会の一般質問で、一議員から議員報酬を上げたらどうかとの話があったことも付け加えた。
町が現在の給料、報酬額や近隣市町村の状況などを資料を示し説明した。2月1日に答申予定で、次回は19日に協議する。
本年度の特別職給料・報酬額は、月額に対し町長23%、助役・育長13%、議員3%相当分を減額している。いずれも05年度の減額率を一律2%緩和した。月額は町長63万9100円、助役58万2900円、教育長48万8940円、議長29万8760円、副議長23万8620円、委員長22万8920円、議員21万3400円。 -
区長新たな顔ぶれで
宮田村内全11地区の区長が新年改選となり10日、新たな顔ぶれで初の区長会を役場で開いた。区長会長に町三区の縣忍さん、副会長に新田区の加藤勝彦さん、会計に中越区の近藤健一さんを選任。むらづくりを地域から支え、協働しようと始動した。
村が合併せず自立を決めて4年目。近年は村の支援制度などを活用して、防災や道普請、子どもの安全対策など各地区で積極的な地域づくり事業が目立つ。
区長会で縣会長は「微力ではあるが、皆さんと協力して1年間つとめたい」とあいさつ。清水村長も「区行政の推進と村のパイプ役として元気のある宮田の姿を構築して」と呼びかけ、一層の協力を求めた。
役場各課から村の事業説明を受け、さっそく要望、質問も出た。
区長の任期は12月末まで。新区長は次の皆さん。
▽町一区=宮本明弘▽町二区=加藤一彦▽町三区=縣忍▽北割区=三好吉郎▽南割区=小田切信樹▽新田区=加藤勝彦▽大田切区=初崎常利▽大久保区=細田博人▽中越区=近藤健一▽つつじが丘区=唐澤三里▽大原区=都筑勝 -
南箕輪村議会臨時会
南箕輪村議会臨時会は9日開き、南箕輪小学校耐震補強工事設計委託料を盛り込んだ06年度一般会計補正予算案を原案通り可決し、閉会した。
同校北校舎の耐震補強工事で、設計委託料は77万円。予備費を77万円減額し、教育費の小学校費を77万円増額する。 -
県議選・向山公人氏が新春初顔合わせ会
伊那市区県議・向山公人氏の後援会「公友会」の新春初顔合わせ会が7日、伊那商工会議所であった。今春の県議選に出馬表明した向山氏は、決意を新たに、3選をねらう。
向山氏は、村井県知事の誕生で「新たな一歩を踏み出した。県政や地域の問題を話し合って解決する環境が整った」と述べた。「普段着のままの政治」を信条に掲げ「南北格差をなくし、均衡ある県土づくりをしたい。新しい方向づけのために力添えしていただきたい」と支援を求めた。
そのあと、来賓の宮下一郎衆院議員、吉田博美参院議員、小坂市長ら6人が激励の言葉を送り、国道153号伊那バイパス建設の促進などを期待した。 -
初の水槽付小型動力ポンプ積載車を引渡し
中川村は5日夜、役場車庫前で、村消防団第1分団第2部に水槽付小型動力ポンプ積載車を引き渡した=写真。水槽付の団配備は村はもとより近隣でも初。
第2部のボンプ車は約20年振りの更新。新車は5千CC、6人乗り、ジーゼルターボ。容量700リットルの水槽、自動で上下する投光器を搭載した。
曽我村長は下平団長に目録を手渡し「水槽を備え、水利の悪い場所や初期消火に威力を発揮でき、投光器は夜間の火災や作業に対応できる。一朝有事の際、機能を発揮できるように、十分に訓練を」と、有効活用を期待した。
村消防団は4月の団再編により、第1部と第2部が統合する計画で、大草地区中組、北組、飯沼、美里の4地区を守備する。
新車は7日、村消防団出初式で勇姿を披露する。 -
記者室
さしたる議論もなく防衛庁が省に昇格したかと思えば、本筋の議論をそっちのけでいじめ問題に目がいっている間に成立した教育基本法改正。列国の非難も物ともせず核を手離さない北朝鮮、早晩日本でも核武装論議が出て来るのでは。加えて改憲が参院選の争点とする首相の年頭会見。今年はいずれの方向に猪突猛進するのやら▼という話を戦争体験者にした所「自分たちが戦争に駆り出された時代と違い、今はなんでも言える時代。個人主義で国が命令しても動かないから大丈夫」と言う▼正月はどのチャンネルを回してもお笑いとバラエティー番組の氾濫。うるさいほどのおしゃべりはできても、いざという時、まともな意見が言える人がどれほどいるだろうか(大口国江)
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木下茂人県議後援会新年祝賀会
伊那市の県議、木下茂人氏の後援会「伊那新風会」の新年祝賀会が6日、市民会館であった。今春の県議選に出馬を表明している木下氏が4選に向けて決意を示したほか、来賓らが激励の言葉を寄せた。
昨年の県知事選で支持した村井知事の誕生について木下氏は「誠実と信頼関係が生まれ、話し合って問題を解決していく環境ができた」としたうえで「先送りとなっている県政課題も山積している」と指摘。「県政の発展のために微力を尽くしたい」と出馬にあらめて決意を述べた。
また、公約に掲げる8事項のうち、均衡行政や産業振興について語り、「市民にかかりつけの議員になり、県政に反映させたい」と訴え、支援を求めた。
来賓として、宮下一郎衆院議員や吉田博美参院議員、小坂樫男市長らがあいさつ。小坂市長は昨年の村井県政の誕生に触れ「6年間の空白期間は腹の煮え繰り返る思いだったが、ようやく正常に戻った」とし、木下県議に向け「空白を取り戻すために、県政で活躍してもらいたい」と激励した。 -
伊南行政組合消防本部特別点検
伊南行政組合消防本部(竹上俊隆消防長)は5日、中原正純組合長による新春特別点検を北消防署隣りの駒ケ根市立赤穂公民館で受けた。署員約50人がきびきびと整列して服装や手帳などの点検を受け、新年のスタートに当たって職務遂行の意気込みを新たにした=写真。
中原組合長は「昨年は長年の懸案であり、待望久しかった新庁舎建設に着工できた。今年度中に何としてもしゅん工させたい。今後の大きな課題として消防体制の広域化があるが、職員の意見を聞きながら議論を深め、積極的に取り組んでいきたい。住民の身体、生命、財産を守るために向上心を持って日々の訓練に当たり、研さん精進を重ねてほしい」と訓示した。 -
飯島町新年祝賀会
飯島町は4日、07年新年祝賀会を文化館で行った。村や議会、総代会、商工会、JA、行政委員など各界の代表約100人が出席し、新春を寿ぎ、町の発展を誓った。
「町歌」斉唱で開式、高坂町長は、町発足50周年事業やひょう害、豪雨災害、ランドセル引ったくり事件、有害自販機撤去などを挙げて、06年を振り返り「実質的な自立の2年目の年、伊南バイパス関連や循環バス、子育て支援、若者定住促進住宅への重点配分など、メリハリのある予算編成を行っている」と編成方針に触れ「住民と行政が痛みを分かち合い、協働の力で持続可能な自立のまちづくりを目指すことが、行政と住民の責務。全職員一丸になって努力したい」と新年の決意を述べた。
野村議長は「今年は協働のまちづくりの定着と前進させる年。議会は町とは対立でなく、緊張関係を保ちながら、一丸となって町民の付託に応えたい」とあいさつした。
この後、町民憲章朗読、祝宴に移った。 -
宮田村仕事始めの式
宮田村役場は4日、07年新年の仕事始めの式を開いた。清水靖夫村長は「目標に向って挑戦して」と約100人の職員を激励。地域に出て住民と一緒に知恵を出し合う「宮田らしさ」の構築も求めた。
「今年は亥年だがただ走るだけでなく、目標に向って前進することが我々の責務」と話し、切磋たく磨して挑戦する・ス未来志向・スで取り組んでと要望。
住民協働のむらづくりを推進するために「もう一度自覚を」と喚起した。 -
駒ケ根市仕事始め式
駒ケ根市は4日、新年の業務開始に当たっての仕事始め式を市役所で行った。職員ら約130人が出席。全員で駒ケ根市の歌を歌い、市民憲章を朗読して気持ちも新たに1年をスタートさせた。
中原正純市長は式辞で「市長に就任して既に5期目。今年はその最後の締めくくりの年に当たる。それだけに決意新たにしっかりやっていきたい」とした上で「今年は元気のある、税収の上がる、力量のある市にしていくため、将来の明るい展望を開くための第一歩となる年にしたい。一方で常に市民の立場に立って物事を考える心が行政運営には何よりも望まれる。そのために職員一丸となって今年も頑張ろう」と力強く呼び掛けた=写真。 -
昭和病院仕事始め式
駒ケ根市の伊南行政組合昭和伊南総合病院(千葉茂俊院長)は4日、新年に当たっての仕事始め式を行った。職員約50人が出席し、中原正純組合長らの式辞を聞いた=写真。中原組合長は「病院を取り巻く環境はかつてないほど厳しいものだ。今年は新たな経営計画にのっとり、何としても医師、看護師の確保に努めたい。モットーの和顔愛語のとおり、患者に親切で心の通ったサービスをする病院だと言ってもらえるよう、真心を込めて取り組んでほしい」と激励した。
千葉院長は「地域の人がいかに病院を信頼してくれるかが基本。その気持ちを忘れずに頑張っていこう」と呼び掛けた。 -
飯島町の仕事始め式
##(見出し(1))
本日入れ、
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飯島町は4日、防災集会室で、職員ら100人余を集め、仕事始め式を行い、07年度業務をスタートさせた=写真。
「飯島町歌」を歌って開式。高坂町長は町発足50周年記念事業やひょう害、豪雨災害、ランドセルひったり事件など、激動の06年を振り返り、来年度事業について「子育て支援センターは4月開所に向け、準備を進めている。乳幼児から中学生まで子ども行政の1本化を図るために、仮称子ども室の新設を教委の中に位置付け、具体的に進めている」と述べ「住民あっての行政、常に住民の目線に立ち、事に当ってはイノシシのように、わき目を振らず、猪突猛進の気概を持って」と訓示した。 -
改革も積極的に 宮下一郎代議士後援会新年会
宮下一郎衆議院議員の後援会の新年祝賀会は3日、伊那市上牧の同事務所であった。後援者約800人が集まるなか、宮下代議士が新年のあいさつをした=写真。
宮下代議士は「美しい日本を立て直すため、この改革にも積極的にかかわりたい。美しい日本を目指すためには、伊那谷の温かみのある人柄、歴史と文化があるだけで素晴らしくなると思う。皆さんには、ますます元気に活動してもらいたい」とあいさつ。
また、今年の参議院議員選挙で吉田博美氏を推していく考えで「美しい日本を目指すためにも重要な参議院選挙が控えている」とした。
激励のあいさつに立った宮下創平氏(元衆議院議員)は「政治家は問題提起していく力が必要とされる。一石を投じられるような代議士になれるよう親としてではなく、元政治家として期待したい」。後援会長の三澤岩視氏は「若い政治家として安倍内閣の下で一生懸命頑張っている。皆さんの熱い支援をお願いします」と述べた。 -
村井知事に聞く(下)
竏注mZの問題で教育委員会がだいぶもめているようだが、それについてはどうか。
村井知事 高校の問題は教育委員会の話だが、知事の立場としては、それぞれの地域の生徒さんの将来に関わることだから、安心できる体制を整えていただきたい。
しかし、少子化は避けがたい現実。長野県平均では、一人あたりの高校生の費用というのは91万6600円かかって、そのうち4万1300円が県の負担で、75万7千円が、国から来る地方交付税など。11万8千円が父兄の負担と、こんな割合になっている。ところが、これが2クラスという学校になると、一人あたりの単価が197万円かかる。これから91万円差し引くと、106万円ほど、県の負担が上乗せされる。これは全部まるまる県が出さなくてはだめ。そればかりではない。高等学校に行くと、理科一つとっても、物理、化学、生物、地学と分類が出てきて、教師に専門性がある。俺は生物はうんと好きだけど、物理はちょいと苦手だという先生もいるという世界になるから、小さい学校だったら、物理の不得意な教師に物理までやらせるようなことになりかねない。これはやっぱりワンセットそろえられるには、適正規模が必要。私はそういう意味では高校再編に関する基本的な県教育委員会の考え方というのは、基本的には正しいと思っている。進め方に問題があったのだと思う。
竏窒竄驍フなら一斉に進めるべきであって、一つの高校の同窓会など、学校周辺の声に甘んずることなく、やるときは平等にやるべきとの声もあるが、その点はどうか。
村井知事 一つのご意見だと思う。ただやはり、高等学校は地域でそれなりの存在感があるから、それをめぐって、いろんな議論がある。そこのところをあまり無視するわけにはいかない、ということではないか。私はもう一つ、県議会が(昨年)6月に条例改正して、県議会の同意を得るということにしてしまわれたので、そういう意味で民意、反対が多いと県議会の皆様方にしてみると、あれだけ地元で反対と言っている以上、賛成できないなという話になってしまう。それは避けがたい現実。そういう意味で、あの条例改正が本当に適切な条例改正だったかという問題は、議会の問題だから、私が言ってはいけないことなのかもしれないが、筋論から言うならば、教育委員会の、教育の政治的中立性という観点からするならば、若干問題のある点ではないかと。
竏酎コ井県政として初めての通年予算となる19年度予算案の特色と重点事業は(基金残高や県債発行額など財政見通しも含めて)。
村井知事 平成19年度当初予算については、極めて厳しい予算編成になるものと考えている。予算や重点事業については、2月定例会に向けて検討しているところであり、その具体的な内容については今は申し上げる段階にはないが、県の果たすべき役割を踏まえ、全ての事業の再検討・再構築を通じ徹底した支出削減と歳入確保に努めていかなければならないと考えている。一方で、県債残高を増やさぬよう元金償還の範囲内において起債を行い、重要な財源の一つである県債を有効に活用しながら、経済再生のための産業活性化、防災や福祉・医療など安全・安心のための施策、道路など必要な社会資本の整備、未来を担う人づくりなどに重点的に取り組み、明るく活力ある長野県づくりを進めてまいりたい。併せて、国庫補助金の有効活用にも最大限の努力を図って参りたい。
竏秩u市町村が主役の輝く県政」の具体化のため、19年度に力を入れる点は(権限移譲のスケジュールや作業手順も含めて)
村井知事 権限の移譲については、市町村や地域住民の意向を尊重し、市町村が自らの責任で主体的に施策を展開していくために必要と判断された権限を移譲していくことが大切と考えている。「ボイス81」などの機会を通じ、市町村長をはじめとする市町村の皆様のご意見を伺いながら権限移譲のあり方についても検討を進めてまいりたい。
竏駐・k格差をどう是正するか。
村井知事 住民に最も身近な基礎自治体である市町村への権限移譲とともに、併せて県の現地機関の自立性を高めていくこと等により、それぞれの市町村において地域のことは地域で解決し、地域住民の要望に沿った行政サービスを提供できる体制づくりが進めば、県庁が長野市にあるなどの理由により、とりわけ中南信の皆様にとって県政が身近に感じられないといったような問題は徐々に解消していくものと考えている。一方で、交通基盤の整備など個別の問題に関しては、地域における必要性、重要性、緊急性などを勘案してその優先度を判断しつつ事業を進めているところでありますが、今後予定している「中期総合計画」の策定に際しては、行政サービスにおける地域格差の解消という観点も踏まえつつ行ってまいりたい。