-
伊那市 市街地で新たな公共交通サービス検討
伊那市の白鳥孝市長はぐるっとタクシー運行エリア以外の市街地の高齢者などを対象にした、新たな公共交通サービスを行いたいとの考えを8日に示しました。
これは8日開かれた市議会12月定例会の中で議員の質問に答えたものです。
伊那市では昨年度から、人工知能AIが配車を行う「ぐるっとタクシー」の運行を始めました。
65歳以上の人や免許返納者、障害者が利用することができ、市街地を除いた全域を網羅しています。
荒井や山寺、中央などぐるっタクシーが利用できない地域への対応について白鳥市長は「市街地を対象にした、新たな地域公共交通サービスを検討している。来年度には実証実験を行いたい」と答えていました。
なお、今年4月から11月末までにぐるっとタクシーの登録者のうち実際に利用したのは710人で、のべ利用回数は1万4千回だという事です。
-
伊那市長選挙 白鳥氏出馬表明
任期満了に伴う来年4月17日告示24日投開票の伊那市長選に、無所属で現職3期目の白鳥孝さんが立候補することを7日、正式に表明しました。
市長選にはこれまでに新人1人が立候補を表明していて、選挙戦となる見通しです。
白鳥さんは、今日開かれた市議会一般質問の中で進退を問う議員の質問に対し「出馬をする」と答え、来年4月の市長選挙に立候補することを表明しました。
白鳥さんは、「いろんな要請を受ける中で、4期目出馬をするということで対応したい。日本で最も暮らしやすい持続可能な社会、これが長野県の伊那市だということをしっかり作り上げることが4期目の私の思い。何よりも福祉、そして福祉というキーワードで市政を担わせていただきたい」と話しました。
また、「3期目の公約はほぼ100%達成できた。新型コロナ対策と福祉を重点に取り組みたい」と話していました。
白鳥さんは、昭和30年5月25日生まれの66歳です。
伊那北高校を卒業後、立教大学に進学し、昭和54年に信英蓄電器箔株式会社に入社しました。
平成16年に民間登用され、伊那市の収入役に就任し、平成19年から副市長を務めました。
平成22年の市長選に立候補し、新人同士の一騎打ちで初当選しました。
平成30年には現職と新人合わせて3人が立候補した選挙戦を制し、現在3期目です。
伊那市長選は来年4月17日告示、24日投開票となっています。
市長選では他に、無所属で新人の八木択真さんが立候補を表明しています。
-
モバイル市役所 デザイン・愛称決定
伊那市が市民から公募していたモバイル市役所の車両デザインと愛称が決定し、6日表彰式が行われました。
愛称は「もーば」に決まりました。
こちらがモバイル市役所の車両のデザインです。
桜をイメージしたピンク色で市役所の庁舎や南アルプスがデザインされています。
高遠高校芸術コース美術専攻3年生の山下優季さんの作品です。
愛称は「もーば」で、「モバイル」と「バス」を組み合わせたということです。
考案したのは一昨年伊那市に移住した、webデザイナー平井マサヒロさんです。
白鳥孝市長は、「一目でモバイル市役所とわかってもらえるものを選んだ。親しみを持って利用してもらいたい」と話していました。
モバイル市役所は、運行する路線バスの車両に専用機器を搭載して運行時間外に申請受付や窓口相談を行います。
デザイン・愛称は10月7日から11月14日にかけ募集し、デザイン部門には38点・愛称部門には29点の応募がありました。
伊那市のモバイル市役所「もーば」は、来年4月からの運用を予定しています。
-
モバイルオフィス 来年度から試験運用
伊那市は、交流人口の拡大や企業誘致を目的に、一定期間市内の様々な場所で寝泊まりしながら仕事やアクティビティを体験できる「モバイルオフィス」事業を始めます。
6日は記者会見が開かれ、伊那市の白鳥孝市長の他、協力する4つの企業の代表者が出席し、事業の概要について説明しました。
「モバイルオフィス」は、企業や移住希望者を対象に一定期間寝泊まりしながら市内の好きな場所で働いてもらおうというものです。
車両は現在製作中で、マイクロバスをベースに大人4人が寝ることができるベッドの他、キッチンとトイレも備える計画です。
この車両を使い寝泊まりしながら仕事をする他、市内でアクティビティや農業体験をしたり、地域住民と交流をします。
伊那市が運営するもので、トヨタ車体株式会社は車両の開発を、伊那バス観光株式会社は車両の運転と旅行商品としての企画・開発を、株式会社JTBが予約の受付などを行い、富士通株式会社が本格展開に向けたモニタリング調査を行います。
今年度の事業費は4,200万円となっていて、国の補助金をあてると市の負担はおよそ1,000万円になるということです。
車両の完成は今年度中を予定していて、来年度から利用が始まり、2024年度からの本格運用に繋げたいとしています。
6日は、本格運用に向けたモニタリング調査を行う富士通株式会社と市とのワーケーションパートナーシップ協定の締結式も合わせて行われました。 -
南箕輪村開発公社経営再建プラン 策定
南箕輪村開発公社のあり方について検討する「再建検討委員会」は、「2023年度決算で黒字化を目指す」ことなどを示した経営再建プランを策定しました。
村議会全員協議会が6日に役場で開かれ、開発公社理事長の藤城栄文村長がプランの概要を説明しました。
経営再建プランでは、公社が実施している事業の存在意義や経営不振の原因などを分析し、その結果について示しています。
事業ごとの経営方針については、アウトドア部門を強化し収益の柱の1つにする方針です。
赤字経営となっていた大芝荘の宴会、宿泊については12月31日に利用権を村に返却するとしています。
全ての部門を合わせた3か年の営業収益は、来年度が1,000万円の赤字、2023年度が130万円の黒字、2024年度は200万円の黒字を目指すとしています。
また、大芝荘の利活用について藤城村長は、「民間委託した場合は5年間でおよそ1億円の指定管理費用がかかることが予想される。取り壊した場合の費用と比較しながら検討していきたい」と話していました。
村では、大芝荘を新型コロナワクチンの集団接種会場として来年8月まで利用する計画で、その間に具体的な方針を示したいとしています。 -
南箕輪村 新型コロナで売上げが減少した事業者を支援へ
南箕輪村は、新型コロナの影響で売上げが減少した事業者に対し10万円を支給する「事業者応援金事業」を実施します。
対象となるのは、今年4月から10月までのいずれかの月で売上げが減少した事業者で、誘客に繋がる新たなプランの設定や感染拡大防止のための機材の購入を検討していることなどが条件です。
対象業種は、県の信州の安心なお店認証を推進する飲食店や理美容業、宿泊業など村内137事業所です。
支給額は、1事業者あたり10万円で、1回に限ります。
申請期間は、12月15日から来年1月25日までです。
他に、原油価格が高騰していることを受け、花卉農家などの施設園芸農家に対し、ボイラーなどに使用する燃料代の一部を補助します。
補助額は、1リットルあたり10円、上限20万円です。
来年1月1日から3月31日までの購入分が対象となります。
村によりますと、該当する農家は20軒だということです。 -
長野県SNSコロナ情報(年末に県外から帰省等予定の皆様へ)
新型コロナウイルスに関する長野県からのツイッター・ライン情報です。
【年末に県外から帰省等予定の皆様へ】
ワクチンを2回接種していない方など一定の要件に該当する場合には、検査キットの配布による無料のPCR検査を受検することができます!
該当する方は、検査で「陰性」を確認した上での帰省にご協力願います。
県内在住の皆様には、帰省予定のご家族等へのお知らせをお願いします。
-
MCPC Award2021受賞報告
先進的なモバイルシステムの活用事例を表彰する「MCPC Award2021」で最高賞を受賞した、伊那市とKDDIは2日、市役所で受賞報告をしました。
伊那市は、中山間地域の買物困難者解消のため、去年8月にKDDIが開発した、自律飛行が可能なドローンでの物流サービスを始めました。
この取り組みは国内初のドローン物流サービスで、今年のMCPC Awardで最高賞となるグランプリと総務大臣賞を受賞しました。
報告会には、事業を支えるニシザワや一般社団法人伊那宙、伊那ケーブルテレビジョンの関係者が出席しました。
白鳥孝市長は、現段階では赤字だが、必ず黒字にするとし、「エリア拡大や品ぞろえを多くして利用者を増やしていきたい」と話していました。
MCPC Awardは、モバイルシステムの導入により、業務の効率化やコスト削減などの成果をあげた事例を表彰するもので自治体がグランプリを受賞するのは初めてだということです。
-
伊那ローメンズクラブ 中病職員にローメン振る舞う
伊那ローメンズクラブは、23日、伊那中央病院の職員にローメンを無料で提供しました。
23日は、伊那ローメンズクラブのメンバーら15人の他、伊那中央病院を運営する伊那中央行政組合組合長の白鳥孝伊那市長、宮下一郎衆議院議員も参加し、職員にローメンを振る舞いました。
伊那ローメンズクラブでは、新型コロナの対応にあたる医療従事者に感謝しようと、今年2月にも無料で提供しています。
今回は、医療の最前線でがんばってくれている職員たちに、家族でゆっくり味わってもらおうと企画しました。
材料は、10月に行ったローメン秋祭りの売り上げで購入し、振る舞いました。
夜勤明けの人にも味わってもらおうと、朝8時から正午までの4時間にわたり提供しました。
23日は、用意した1,500食全てを提供したということです。 -
モバイル市役所のサービス支援員 委嘱
伊那市は、高遠町小原の兼子はるみさんを、来年度から運用する移動式の市役所、モバイル市役所の行政サービス支援員に委嘱しました。
1日は、伊那市役所で委嘱式が行われました。
モバイル市役所は、長谷地域を循環するバスを使い、バスの運行時間外に、移動式の市役所として各種証明書発行などの行政手続きを行います。
兼子さんは、バスに乗車し、手続きの案内やサポートを行います。
モバイル市役所は、来年度から運用を開始し、選挙の期日前投票の会場として活用することによる投票率の向上や、マイナンバーカード普及率向上などが期待されるということです。
-
故北原安定さんの所蔵品 市に寄贈
伊那市高遠町出身でNTT副社長などを務めた故北原安定さんが所有していたべっ甲を使った帆船の置物が7日伊那市に寄贈されました。
7日は安定さんの息子の北原俊史さんらが伊那市高遠町の「読書楼」と呼ばれている生家を訪れ、安定さんが所有していたべっ甲を使った帆船の置物を白鳥孝市長に渡しました。
これがべっ甲を使った帆船の置物です。
安定さんがNTT副社長に就任した時に、当時中曽根内閣の外務大臣を務めていた長崎県出身の故倉成正さんから贈られたものです。
俊史さんによりますと、40年から50年ほど前、長崎県ではべっ甲細工が伝統工芸品でしたが、ワシントン条約によって材料が輸入できなくなったため、大変貴重で最高級品だということです。
俊史さんは「父はデジタル化が夢だった。伊那市はそれをがんばっている場所ということで寄贈しました。大切にしてもらえたら嬉しいです。」と話していました。
伊那市では、多くの人の目に触れる公共の場所に飾る予定です。
-
箕輪町議会 一般会計補正予算案4億5千万円追加
箕輪町議会12月定例会が29日に開会し、新たに4億5千万円を追加する今年度一般会計補正予算案など12議案が提出されました。
主な事業として、3回目の新型コロナウイルスワクチン接種に1億3,600万円、ほかに来年度施工予定の災害拠点としても活用する複合施設の設計に5,100万円、障害者自立支援事業に3,200万円などとなっています。
12月定例会は12月6日・7日に一般質問、13日に委員長報告と採決が行われます。
-
南箕輪村議会 一般会計補正予算案6,700万円追加
南箕輪村議会12月定例会が29日開会し、新たに6,700万円を追加する今年度一般会計補正予算案など6議案が提出されました。
補正予算案の歳出には予備費の1億2,800万円が充てられています。
主な事業のうち、生活支援・企業応援商品券事業は1人あたり、5,000円分の商品券を配布するもので事業費は7,950万円となっています。
令和4年1月1日現在、村内に住所をおく人が対象でおよそ1万5,900人分を見込んでいます。
ほかに3回目の新型コロナワクチン接種事業費として4,600万円などとなっています。
12月定例会は12月8日・9日に一般質問、10日に委員長報告と採決が行われます。
-
伊那市長選挙 八木氏出馬表明
任期満了に伴う来年4月17日告示24日投開票の伊那市長選に無所属で新人の八木択真さんが立候補することを27日、正式に表明しました。
八木さんは伊那市のセントラルパークで市民を前に決意を述べました。
「来年4月の市長選挙にもう一度挑戦することを決めました。求められているのは民間の感覚と前例にとらわれない、この社会がどのようにあればいいのか考える若い力だと思う。世代交代をうったえ、伊那がどうあるべきかみなさんと考え、実現していきたい」と話しました。
また「価値観の多様性により課題も多様化している。民間の感覚と若い力で一つ一つ解決していきたい」と話していました。
八木さんは昭和53年12月2日生まれで現在42歳です。
大阪府堺市出身で信州大学農学部を卒業後、産経新聞の記者となり平成25年に伊那市坂下で飲食店の経営を始めました。
平成26年に伊那市議会議員に立候補し初当選しました。
平成30年に市議を辞職して、前回の伊那市長選挙に初めて出馬しました。
現職と新人、合わせて3人が立候補した選挙戦で次点となり落選しました。
伊那市長選は来年4月17日告示、24日投開票となっています。
市長選では他に、現職で3期目の白鳥孝さんが開会中の市議会12月定例会で進退を表明するとしています。 -
今期末の収支は赤字となる見込み
伊那市観光㈱は、新型コロナウイルスの長期化などの影響で今期末の収支は、5千300万円の赤字となる見込みです。
26日開かれた、伊那市議会全員協議会で、上半期の状況について報告がありました。
伊那市観光㈱では、市内の温泉施設や山小屋など7施設を運営しています。
今年度当初、温泉入浴施設の利用者を60%、その他の施設で50%の稼働で試算し、スタートしました。
しかし、新型コロナウイルスの長期化や夏の観光シーズンの天候不順により宿泊や合宿、宴会などのキャンセルが相次ぎました。
また、上半期は野菜などの原材料や燃料の高騰などにより販売管理費が当初計画を上回ったため、今期末の収支予想は全体で5千300万円の赤字となる見込みです。
赤字の大きい施設については、利用者数、売上額、経費などで経営が成り立つ条件を精査し、今後の方向性を判断していきたいとしています。
また、市議会12月定例会が26日、開会し新型コロナ対策や原油価格高騰に伴う支援策を盛った13億4000万円を追加する一般会計補正予算案など13議案が提出されました。
市議会12月定例会は、来月7日から9日に一般質問、17日に委員長報告と採決が行われます。
-
コロナ・原油高騰で支援へ 伊那市13億円を追加する補正予算案提出へ
伊那市は、新型コロナウイルスや原油価格高騰に伴う支援策として、今年度一般会計におよそ13億4,000万円を追加する補正予算案を、12月定例会に提出します。
22日に開かれた定例記者会見で、白鳥孝市長が概要を話しました。
新型コロナ対策では、3回目のコロナワクチンの接種に7,000万円、市内16の小中学校で修学旅行がキャンセルになったことにより発生する費用の補助に380万円など、合わせて7,400万円となっています。
原油価格高騰に伴う支援として、施設園芸農家への燃料代の補助に1,300万円、バスやタクシー、宿泊業者などへの応援金として960万円、低所得者への灯油・ペレット券の配布に3,800万円となっています。
総額13億4,000万円を追加する補正予算案は、26日に開会する12月定例会に提出されることになっています。 -
長野県SNSコロナ情報(ワクチン接種キャンペーン)
\コロナに負けるな!若者応援ワクチン接種キャンペーン実施中/
応募条件となる1回目の接種日は、「11月30日(火)」まで。 キャンペーンの応募期限は、12月7日(火)午後5時です。 この機会に接種をご検討いただき、ぜひご応募ください。 -
新型コロナ県内感染確認10日連続なし
長野県と長野市、松本市によりますと21日県内で新型コロナウイルスへの感染確認はありませんでした。
県内の新規感染者数の発表がないのは10日連続です。
-
戸草ダム建設推進を要望
三峰川総合開発事業促進期成同盟会の総会が10月13日伊那市役所で開かれ、戸草ダムの建設や治水対策を推進するよう、国と県に要望しました。
総会では、同盟会会長の白鳥孝伊那市長などが、地元選出の国会議員と県議会議員に要望書を手渡しました。
戸草ダムは、三峰川上流域に計画されているダムです。
総会で白鳥市長は「毎年のように観測史上最大となる豪雨や大型化する台風など新たな脅威への対応が求められている。
激甚化する自然災害から命や財産を守るため戸草ダム建設に向けた検討を一日でも早く進めてほしい」と話していました。
-
県税功労者 知事感謝状を伝達
長野県の税務行政に協力した個人や自治体に感謝状が贈られる、県税功労者の感謝状伝達式が16日、伊那市の伊那合同庁舎で行われました。
16日は、南信県税事務所の三宅良樹所長が阿部守一長野県知事からの感謝状を伝達しました。
伊那市の牛山彦一さんは、関東信越税理士会長野県支部連合会の理事などを務め、長年にわたり税理士団体の要職を担いました。
伊那市の上野山登さんは関東信越税理士会伊那支部の副支部長などを務め、長年にわたり税理士団体の要職を担いました。
伊那市の大澤稔さんは伊那地区納税貯蓄組合連合会 会計理事で、会員の納期内納税などに率先して取り組んでいます。
伊那市市民生活部税務課管理納税係の白鳥雅浩さんは、長年にわたり税の徴収業務にあたり、税収確保に尽力しました。
箕輪町は令和元年度の未納徴収金の差し押さえ額が1,500万円で県内の町村で2位となりました。
三宅所長は「これからも豊かな経験を活かし税務行政にご支援をお願いします」と話していました。
-
長距離飛行ドローンの配送事業 運用開始
伊那市は、株式会社ゼンリンと協力し、10キロ以上の長距離飛行を行うドローン配送事業を、16日から長谷の市野瀬と杉島を対象に始めました。
16日は長谷非持のドローンポートで長距離飛行ドローンの実演が行われました。
ドローンに荷物を積み込むと、長谷の市野瀬に向かって飛び立ちました。
8.4キロ先の市野瀬です。
伊那市は、ケーブルテレビで注文しドローンで商品を配送する、中山間地域の買い物支援事業を去年8月から行っています。
これまでは道の駅南アルプスむら長谷の離陸地点から、6.6キロ先の中尾までが対象となっていました。
さらに遠くの地域までサービスを広げようと伊那市とゼンリンは長距離飛行の可能性を探ってきました。
ゼンリンの高精度な3D地図の技術を活用することで、狭い河川の上空も飛行できるようになった他、長距離飛行に適したドローンが開発され、10キロ以上の飛行が可能となりました。
これにより、南アルプスむら長谷から8.4キロ地点の市野瀬、10.3キロ地点の杉島までの配送が可能となりました。
今後は配達対象地域がこれまでの非持、溝口、黒河内、中尾に市野瀬と杉島が加わります。
ドローンはこれまで使用されていたものと2台体制で運用するということです。
また16日は、気の里ヘルスセンター栃の木で、伊那市とゼンリンが伊那市新産業技術推進に向けた連携に関する協定も締結しました。
-
長野県SNSコロナ情報(生活保護制度)
新型コロナウイルスに関する長野県からのツイッター・ライン情報です。
【生活にお困りの方へ】
コロナ禍で失業が続いていたり、病気やケガなど様々な事情で収入が減少し、生活にお困りの場合は、一人で悩まずためらわずに御相談ください。最低限度の生活を保障する生活保護制度があります。
-
藤城村長が南中生と懇談
南箕輪村の藤城栄文村長は、中学生に村政を身近に感じてもらおうと、南箕輪中学校の生徒と12日、懇談しました。
この日は、藤城村長や清水閣成教育長らが南箕輪中学校を訪れ、3年生と懇談しました。
南箕輪中学校では、毎年村役場の議場で模擬議会を開き、村の政治や議会について学習しています。
藤城村長は、村政をもっと身近に感じてもらい、気楽に話ができるようにと、中学校に出向いて懇談しました。
生徒たちは、大芝高原の活用方法や、松くい虫対策などについて質問をしていました。
その中で「どんな村にしていきたいですか」という生徒の質問に対し、藤城村長は「いつまでも幸せに暮らせる村にしていきたいです」と答え、「好きな言葉はなんですか」との問いには、「常に前を向いて進むことです」などと答えていました。
-
伊那市ドローン物流サービス MCPC Award2021で最高賞
伊那市とKDDIが行っているドローン物流サービスが、先進的なモバイルシステムの活用事例を表彰する「MCPC Award2021」のユーザー部門で、最高賞のグランプリと総務大臣賞を受賞しました。
MCPC Awardは、モバイルシステムの導入により、業務の効率化やコスト削減などの成果をあげた事例を顕彰し表彰するものです。
伊那市は、中山間地域の買物困難者解消の手段として、KDDIが開発したシステムを使い、補助者なしで自律飛行が可能なドローン物流を、去年8月に始めました。
この取り組みが、今年のMCPC Awardで最高賞となるグランプリと総務大臣賞を受賞しました。
国内初のドローン物流サービスとして1年を超える運用実績を持ち、中山間地域の住民の日常的な暮らし・買物支援に貢献している点が評価されたということです。
また、併せてモバイルパブリック賞を受賞しています。 -
南箕輪村開発公社 大芝荘の使用権を村に返却
現在休業している南箕輪村の大芝高原内の宿泊施設大芝荘について、運営する南箕輪村開発公社が使用権を村に返却したことが8日に報告されました。
村議会全員協議会が8日に、役場で開かれ、藤城栄文村長が報告しました。
10月末に公社の理事会で大芝荘の使用権の返却が決議され、村に返還されたということです。
大芝荘は、平成22年度から業績が落ち込みはじめ、特に昨年度は新型コロナの影響を受け営業収支は6,400万円の赤字となり、今年の6月14日から休業しています。
今後の活用法について藤城村長は、「早い段階で方向性を示したい」としています。
大芝荘は、6月中旬から休業し村のワクチン接種会場として使用したことにより、上半期の赤字額がおよそ1,500万円圧縮されたということです。 -
箕輪町と関係区が隣接指定避難所連携
災害時に地区ごとに開設される指定避難所に避難できない区民が隣接区に避難できるように、箕輪町と関係区が2日、申合せ書に調印しました。
箕輪町役場で調印式が行われ、上古田区、中原区の2区と、下古田区、八乙女区、大出区の3区がそれぞれ町と災害時における指定避難所の運営に関する申合せ書を取り交わしました。
地震や大雨などの災害が発生した際に、区内に開設される指定避難所に避難することが難しい場合は、隣接する区が連携して避難所の受け入れを行えるものです。
白鳥町長は「隣接地区が正式な指定避難所になることで、高齢者などの安全確保がしやすくなる」と話しました。
町は平成27年にも、富田区、中曽根区の2区、三日町区、松島区、木下区の3区とそれぞれ同様の申合せ書を取り交わしています。
-
南箕輪村一部地域で「ぐるっとタクシー」運行始まる
箕輪町と南箕輪村で、新たな移動サービスへの取り組みが1日から始まりました。
南箕輪村の一部の地域では、伊那市が去年4月から始めている人工知能AI乗合タクシー「ぐるっとタクシー」の運行が、1日から始まりました。
1日は、村の関係者や運行事業者が沢尻コミュニティセンターで出発式を行いました。
運行するのは、「沢尻」「南原」「神子柴の一部地区」です。
伊那市の市街地などとの行き来に利用することができます。
伊那市では、11月1日から市街地を除く市内全域でぐるっとタクシーを運行しています。
隣接する南箕輪村に横展開することで、相互に利便性を向上させようというものです。
エリア内の65歳以上の高齢者と障害者、免許返納者などが対象です。
利用するには登録が必要で、登録者は31日現在36人となっています。
運賃は、通常1回500円ですが、今年度中は運賃補助券を配布し300円で利用できます。 -
伊那市 紙おむつ使用世帯にごみ袋支給
伊那市は、紙おむつを使用する世帯に対し、支援策としてごみ袋の支給を1日から始めました。
支給対象者は、4月1日までに満3歳に達していない乳幼児や介護保険の要介護認定者、身体障害者手帳保持者などです。
これは年度当初に配布するごみ袋購入チケットだけでは足りない世帯への福祉支援策として市が始めたものです。
1回の申請に対し、1袋10枚を基本に上限2袋20枚を支給します。
申請は月に1回までで、紙おむつを購入した領収書と必要書類を提出します。
申請は、伊那市役所生活環境課の他、各総合支所、各支所、市民サービスコーナーで受け付けています。 -
衆院選 宮下氏6選果たす
第49回衆院選の投票が31日行われ即日開票されました。
長野5区は自民党前職の宮下一郎さんが6選を果たしました。
当選を決めた宮下さんは「コロナによる経済の危機、そして地球温暖化や豪雨、東京一極集中や人口減少、こうしたことに対する危機を地方の現場で乗り越えて、この地元から伊那谷から日本を元気にする。そのことを訴えてまいりました。そして同時にこの伊那谷の代表を選ぶ今回の選挙、誰にこの伊那谷の未来を託すのか。そういうことでぜひ宮下一郎にお任せいただきたい。このことを強く訴えた選挙でもありました。皆とともに明るい未来を開くために全力投球してまいります。」とあいさつしました。
宮下さんは自民党前職の63歳。
2003年、衆議院議員に初当選し内閣府副大臣などを歴任しました。
選挙期間中は「危機を乗り越え日本を元気に」をモットーに医療提供体制の強化などを訴えてきました。
今回長野5区は宮下さんと立憲民主党の曽我逸郎さんの一騎打ちとなり9万7,730票を獲得した宮下さんが8万408票の曽我さんを下して6回目の当選を果たしました。
-
辰野町長選 無投票で武居保男さんが再選
任期満了に伴う辰野町長選が今日告示され、現職で1期目の武居保男さんが無投票で再選を果たしました。
武居さんは、無所属現職の63歳です。
中央大学法学部を卒業し、辰野町と箕輪町の商工会の経営指導員を務めてきました。
平成25年に辰野町副町長となり、平成29年の町長選で初当選しました。
辰野町長選が無投票となるのは8年ぶりです。
武居さんの任期は11月12日から4年間です。