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若手職員が元気の出るまちづくり提言へ
伊那市の若手職員でつくる「元気の出る伊那市プランニングチーム」の第1回会議が21日、市役所であった。10月を目途に新たな活性化事業の提案などをまとめ、内容によって新年度予算に反映する。
メンバーは、入社10年以内の20縲・0代前半の職員10人で、リーダーに村田和也さんを選んだ。
小坂市長は、思い切った大胆な提言に期待。
メンバーは一人ずつ元気なまちづくりに対し「アンケートを広く募り、こんな店があると元気が出るという提言をしたい」「まちの元気のためにも、市職員が元気になる方策を示したい。庁内に音楽を流すことはできないか」など意見を述べた。また、子育て中の母親が行きやすい場所作り、市内で運行するバスの連結などもあった。
次回は7月6日で、テーマを絞り、意見を出し合いながら自主運営で進めていく。
プランニングチームは99(平成11)年度から始まり、1年ごとにメンバーを入れ替えて市政に提言。これまでコンビニエンスストアでの水道料納入などが採用されている。 -
宮田小耐震対応へ
宮田村の宮田小学校の体育館や一部校舎が耐震基準を満たしていないことから、同村教委は来年度に改めて耐震診断し、08年、09年度で補強工事を行う計画であることを明かにした。
20日の村議会6月定例会一般質問で答えたもの。
村教委によると、同小は体育館が築37年で最も古く、本校舎も築20年以上経過。
96年度の耐震基準を使った調査では、体育館や教室の一部が基準を満たしていないことが分かっている。
予定する耐震診断は00年度に改正された新しい基準で行い、満たしていない部分について補強していく考えだ。
また、宮田中学校については96年度の基準を満たしており、再診断などの計画はない。
中央保育園も遊戯室が基準を満たしていないが、園自体の改築、廃止も含めた議論が今後行われる見通しで、耐震対応の予定はない。 -
第8回こんにちは県議会です開催
上伊那の産業振興について考える地元県議と住民が意見を交換する「こんにちは県議会です」が19日、伊那市の県伊那合同庁舎であった。約70人が参加。製造業、商業、観光業、農業分野の一線で活躍する代表者の意見発表を通して、上伊那の地域興しを考えた。
地元県議6人と佐野功武副議長に加え今回は、木曽郡の村上淳県議も参加。
中村製作所(本社・箕輪町)の中村一成社長は、日本の製造業は中小企業によって担われている反面、新製品の開発にかかるコストは多額なため「一層の資金が必要」と提言。技術を継承する次世代が地元に定着しない現状から、若者が魅力を感じる地域づくりの必要性を訴えた。
伊那商工会議所の池上直樹副会頭は、空洞化が進む商店街の現状について提言。活気を取り戻すには(1)空き店舗を減らすこと(2)街中居住の推進(3)大型店進出の規制竏窒ネどを進める必要があることを指摘。「高齢化が進む中、車を使わずにも用が足りる居住スペースを住民主体で設置していくことが、商店街の魅力につながるのでは」と提言した。
観光業を代表する駒ヶ根高原早太郎温泉のホテル「やまぶき」の宇佐美宗夫社長は、通過型観光地払拭までの経緯と今後の展望を発表。県内エリアの個性を打ち出し、信州ブランドを構築していくことの必要性を訴えた。
また、農業経営者協会の中坪宏明さんは「県も販売対策などに取り組んでいるが結果が出ない方策が多く、もっと長い目で見てほしい」と衰退する農業の現状を訴えた。 -
箕輪町長選挙
11月の箕輪町長選挙について、20日の箕輪町議会6月定例会の一般質問で平沢豊満町長は、「あと5カ月の任期は大変長い。まだ次のことを語る時期ではない。ある程度適切な時期に私の気持ちを発表したい」と述べた。
平出政敏議員、日野和司議員が質問。町長は、「残された任期を活力あるまちづくりにまい進するのが私の使命。やらなければいけない課題が残っている。行政経営計画はAランク3つと行政経営委員会からも厳しい評価をいただいている。スピーディーに課題解決に取り組み、全力投球していく」と話した。
日野議員は、「早く表明することのほうが責任をまっとうすることではないか。早い時点での表明を期待する」とした。 -
西駒山荘 ヘリ荷上げ
夏山シーズンを迎え、伊那市は20日朝、中央アルプス北部にある市営西駒山荘に荷上げした。食料や燃料など1・96トンをヘリコプターで運び、7月8日の営業開始に備えた。
鳩吹公園からヘリコプターが飛び立ち、1往復10分ほどをかけて、荷作りした米や野菜、ガスなどの荷物を5回に分けて運んだ。
西駒山荘には市職員に加え、管理人や山荘修繕のための大工も一緒に上がり、登山者を受け入れる準備を整えた。
西駒山荘の営業は10月9日まで。収容人数は40人で、市商工観光課は本年度の利用者数を例年並みの400人と見込んでいる。
天気がよければ、南アルプス越しに富士山を見ることができ、周辺にはコマクサの群生地などもある。
予約は、商工観光課(TEL0265・78・4111)へ。 -
一般質問、対面、項目ごとの質疑のほどは?
18万円の効果はいかが‐?。宮田村議会は20日の6月定例会一般質問から、議員と理事者が向き合い、質問項目ごとに質疑する方式を採用。将来的な「一問一答」方式の実現も見据えたもので、質問時間の制限も新たに設けた。
約18万円かけて特注した質問席は議場隅に設置。質問する議員は自席から移動して、村長らと向き合い質疑した。
項目ごとの質疑に「今までの一括質疑よりも、分かりやすくていいんじゃない」と複数の議員。
一方で40分の制限時間を気にしながら質問する議員も。
ある役場職員は「理路整然となった印象だが、あっさりしてる感じもする」と指摘。
2期目の議員は「村長の答弁時間は計算できず、配分が難しい。質問内容も含めてもっと勉強していかないと」と話した。 -
駒ケ根市消防団ポンプ操法大会
駒ケ根市消防団(小平佳司団長)の第48回ポンプ操法大会・第23回特科(ラッパ・救護)技術競技大会が18日、雨の中、大田切のトーハツ駒ケ根工場駐車場で行われ、ポンプ車の部に10機関、小型ボンプの部に16機関、ラッパ技術競技の部に5チーム、救護技術競技の部に5チームが出場。訓練動作の敏しょうさや正確さ、チームワークを競い、団の名誉をかけて優勝を目指した。
「火点は前方の標的!」と指揮者の大きな声が響き、「操作始め」で、操作員がホースを担いで駆け出し「放水始め」の号令で、火点に向って勢いよく水が飛び出し、標的を水圧で倒すなど、きびきびした動作で各分団が厳しい練習の成果を披露した。
ポンプ車の部は第5分団第1部(栗林)が、小型ポンプの部は第2分団第4部(小町屋)、ラッパ吹奏は第4分団、救護技術は第4分団がそれぞれ優勝し、7月9日伊那市役所駐車場で開くボンプ操法およびラッパ吹奏郡大会に出場する。
優秀操作員は次のとおり
▽ポンプ車の部・指揮者=坂井比呂六、林健司、宮崎越百、石澤正志▽1番員=小林善巳▽2番員=矢沢国明▽3番員=宮下孝志▽4番員=伊藤光一、櫻井真一、気賀沢謙史、境沢智
▽小型ポンプの部・指揮者=酒井謙一▽1番員=上村優作▽2番員=石綿晃▽3番員=樋屋直弥、伊藤徹治、吉瀬政司、池上弘志、北原真一、所河宏一、下平隆弘 -
飯島町ポンプ操法大会
飯島町消防団の06年度ポンプ操法大会・ラッパ・救護競技大会は18日、雨の中、役場東会場で開かれ、ポンプ車の部に4チーム、小型ポンプの部に8チームが出場し、訓練動作の敏しょうさや正確さ、チームワークを競い、団の名誉をかけて優勝を目指した。
結果は次の通り
▽ポンプ車の部・優勝=第1分団第1部(2)第2分団第1部▽小型ポンプの部・優勝=第3分団第2部(2)第4分団第2部(3)第5分団第3部▽ラッパ吹奏・優勝=第1分団(2)第4分団▽救護技術・優勝=第4分団(2)第1分団
第48回上伊那消防ポンプ大会・ポンプ車操法の部には第1分団が、小型ポンプの部には第5分団が出場する。## -
中川村消防団ポンプ操法大会
中川村消防団の06年度ポンプ操法大会が18日、村民グランド駐車場で開かれ、ポンプ車の部に1機関、小型ポンプの部に9チームが出場。動作の敏しょうさや正確さ、チームワークを競い、団の名誉をかけて優勝を目指した。
「火点は前方の標的!」と指揮者の大きな声が響き、操作員がホースを担いで駆け出し、標的を水圧で倒すなど、きびきびした動作で各分団が厳しい練習の成果を披露した。
結果は次の通り
▽小型ポンプの部・優勝=第2分団第7部(2)第3分団第9部(3)第1分団第3部
優秀操作員は次のとおり
▽小型ポンプの部・指揮者=高柳善明▽1番員=原篤史▽2番員=寺沢尚浩▽3番員=北島博樹 -
箕輪町議会6月定例会一般質問要旨
箕輪町議会6月定例会の一般質問は19、20日にある。質問者は14人。質問要旨は次の通り。
関善一議員 (1)専門課長制度(2)地域医療体制の整備(3)教育基本法の改正
藤田英文議員 (1)基本計画の実践と協働のまちづくり(2)集落営農法人化と町の農業振興(3)学校施設の安全と整備(4)介護保険法改正施行と課題
三沢興宣議員 (1)安全安心の町づくり、協働の町づくりの考え方の充実性
丸山善弘議員 (1)町の「食育推進計画」(2)住民基本台帳カードの多目的利用(3)「エコアクション21」認証取得の今後の取り組み
浦野政男議員 (1)町長談話室(2)住宅用火災警報器の設置義務化(3)都市計画道路(4)学校施設の整備(5)自主防災組織の結成
寺平秀行議員 (1)行政改革の評価(2)外国語教育の取り組み(3)田中康夫長野県政への評価(4)健康のまちづくり(5)飯田線活性化
向山章議員 (1)子育て支援(2)所得格差の影響による現状と対策(3)禁煙条例(4)クールビズの定着(5)建設業協会からの陳情への所見(6)高齢者の雇用システムと労働力評価(7)児童公園の利用状況と介護予防公園としての活用(8)協働のまちづくり事業の基本的考え方(9)全国学力テスト実施の問題点と課題
春日巌議員 (1)地方分権による税源移譲と地方交付税(2)テレビの地上デジタル化完全実施に伴う町民への影響(3)医療制度改悪による町民への影響(4)障害者自立支援法実施の実態(5)林業
平出政敏議員 (1)知事改選(2)止まらぬ少子化・歯がゆい支援(3)地域総合活性化交付金
唐沢荘介議員 (1)日本風景街道「シーニック・バイウェイ・ジャパン」とコモンズ支援金
桑沢幸好議員 (1)水害対策(2)入札制度(3)教育基本法改正(4)ながた荘大広間のいす化(5)北小体育館の入札結果
三井清史議員 (1)下水道経営と健全な維持管理(2)広報や情報の伝達方法(3)介護保険、障害者自立支援法の改正(4)森林と人との共生林の推進
日野和司議員 (1)任期満了を控えて町長の志(2)入札制度の改革
松崎久司議員 (1)05年度決算見込み(2)行政経営計画(3)広域ごみ処理基本計画目標達成に向けた取り組み(4)子どもセンター教育相談 -
食育パネル展
6月の食育月間に合わせ、農林水産省関東農政局長野農政事務所は「食育月間パネル展」を20日まで駒ケ根市のベルシャイン駒ケ根店1階広場で開いている。国の食料・農業・農村基本計画の中で重要な柱に位置付けられている食料自給率と、厚生労働省と農林水産省が共同で作成した食事バランスガイドなどについてのパネルと資料が展示されている=写真。
日本の食料自給率が1965年度の73%から40%(03年度)にまで落ち込んでいる現状を示すパネルの前では「これじゃ将来困るんじゃないかな」などと心配そうに話し合う人の姿も見られる。 -
南箕輪村議会6月定例会一般質問要旨
南箕輪村議会6月定例会の一般質問は21、22日にある。質問者は8人。質問要旨は次の通り。
藤原定一議員 (1)ブックスタートの実施(2)学校で朝の読書運動(3)まっくんバスでの通学
孕石勝市議員 (1)国保事業と老人保健医療特別会計の現状と見通し(2)医療費の抑制(3)後発医薬品などの使用拡大
原司宣議員 (1)集団登下校と休日を含む防犯指導(2)通学路点検と安全対策(3)村内防犯パトロールの予防効果(4)防犯部の設置と活動(5)空き建造物の安全対策
清水國洋議員 (1)「ゆとり教育と学力低下(2)国語、算数教育の充実強化
高見利夫議員 (1)村内中小企業者への支援策(2)国県事業の活用(3)村税収入の見通し(4)地方交付税の適正な水準確保
三沢澄子議員 (1)子育て支援施策(2)介護保険改正、障害者自立支援法での問題点(3)教育基本法
久保村義輝議員 (1)農林業の持続発展の取り組み(2)教育の現状と課題
大熊恵二議員 (1)村表彰規則の見直し(2)村長の政治姿勢 -
長野県知事選立候補予定者マニフェスト型公開討論会
7月16日・県松本文化会館で開催日本青年会議所北陸信越地区長野ブロック協議会は、長野県知事選の立候補予定者マニフェスト型公開討論会を7月16日午後7時から、松本市の県松本文化会館で開く。16日、箕輪町内で会見し発表した。
同協議会は00年、02年の県知事選で公開討論会・合同個人演説会にかかわっている。8月の県知事選に向け、地域主権実現の第1歩として立候補予定者が政策などを盛り込んだ「ローカルマニフェスト」を参加者に配り具体的な政策などをみてもらう公開討論会を開く。公開討論会支援NGOリンカーン・フォーラム、特定非営利活動法人Rights(ライツ)後援。
マニフェスト型公開討論会は3回開く計画で第2回、第3回は告示後の7月下旬、開催地に北信で長野市、南信で飯田市を検討。主催は立候補者で、同協議会は企画運営団体としてかかわる考えを示した。
協議会の塩沢和彦会長は、「マニフェスト型公開討論会はこれからの地方分権の時代に必要。開催により県民の県政、選挙への参加意識を高められる」と話した。 -
日本一のさくらの里を目指してプロジェクト立ち上げ
新伊那市の発足後、市職員でつくる「日本一のさくらの里構想プロジェクト」が立ち上がった。年度中に桜をはじめとする花づくり構想をまとめ、小坂市長に提案する。
これまで地元の市民団体「三峰川みらい会議」などから、三峰川沿いに桜を植える提案が出されていた。「花」をテーマに、新市のまちづくりを全市的に考えようと市役所の建設課、商工観光課など関係課職員12、13人で自発的にプロジェクトを組んだ。
プロジェクトでは、植栽場所や花の品種など構想をまとめ、その構想に基づいて徐々に植栽していきたいとした。
16日の市議会一般質問で、市民との協働による旧3市町村を結ぶ桜並木づくりを尋ねた春日晋治議員に、小坂市長は、プロジェクト発足を紹介。「高遠城址公園を核に、伊那公園、春日公園、美和ダム沿岸などを結びつける」とし「民間の英知をいただきながら、植樹を考えていきたい。プロジェクトを中心に、市民と協働していければと考える」と民間主導の取り組みに期待した。 -
駒ケ根市議会一般質問2日目
開会中の駒ケ根市議会で15日、2日目の一般質問が行われた。
横山信之議員が市税などの滞納状況について質問したのに対し、市は05年度末の見込みについて、市税、国民健康保険税、水道料、保育料、介護保険料など約75億1260万円の税収全体のうち滞納額は約5億4920万円(収納率92・69%)であることを明らかにした上で、収納率は県下では良い方ではあるが毎年悪化していることから、不公平の解消に向け、滞納者の状況に応じての差し押さえや、部課長も動員しての一斉滞納整理を行うなどの改善対策に一層努力したい竏窒ニ回答した。
塩澤崇議員は、グレードの高い魅力あるまちづくりのため「花の名所づくり推進プロジェクト」を提案。中原純市長は「観光面だけでなく、これからの地域づくりに欠かせない要素。現在進めている施策をさらに充実させ、観光に生かしたい」と述べた。
宮下治議員が庭木のせん定などで出た枝などの処理方法について質問したのに対し中原市長は「現状の焼却以外の処理は残念ながら極めて難しい」と答弁した。 -
消防救助技術大会査閲
第25回県消防救助技術大会(24日、長野市)が行われるのを前に伊南行政組合消防本部は15日、大会に出場する救助訓練班(小原克幸班長)の査閲を南消防署で行った。竹上俊隆消防長はじめ幹部が見つめる中、訓練班員は垂直はしごを15メートル登る「はしご登攀」と、狭いトンネルの向こうの要救助者を2人一組で救出する「ほふく救出」の2種目を披露。きびきびとした素早い動きで、いずれも標準所要時間を大幅に破る好タイムを出してみせた=写真。小原班長は「大会のプレッシャーの中で、冷静に日ごろの力を出し切ることを目標にしたい」と決意を述べた。
竹上消防長は「訓練の成果をいかんなく発揮して悔いのない戦いを」と激励した。
県大会での優勝者(チーム)は8月に札幌市で行われる全国大会に出場する。
県大会出場者は次の皆さん。
▼はしご登攀(とうはん)=林剣谷消防士▼ロープ応用登攀(とうはん)=赤須一郎消防士長、高柳盛一消防士▼ほふく救出=小林啓志消防士長、藤根正和消防副士長、竹上誠消防副士長 -
天竜川にかかる吊り橋「北の城橋」点検へ
建設から半世紀、疲労状況など調査全国的にも珍しい自動車が渡れる木製主体構造の吊り橋、宮田村中越区の北の城橋が、建設から半世紀近く経ち、村は大規模な点検調査を計画している。村議会6月定例会に300万円の費用を本年度予算に補正して提出。「文化財的な価値もあり、橋としての機能を今後も存続させるために安全性を確認したい」としている。
北の城橋は天竜川にかかる村道で、1958年(昭和33年)に完成。1980年代後半に床板の全面張り替えを行うなど、定期的に部分改修も行ってきた。
しかし、一部の床板の腐りが目立ち、今年4月には通行中の自家用車の底にはがれた床板が当たる事故も発生している。
村は、全面張り替えするかどうかも含め、橋を吊っているワイヤーのサビの状況なども点検調査する予定。
床板は幅20センチ、長さ3メートルで、総延長58メートルの木製の橋げたの上に1枚つづ張り合わせた構造。
材質は稀少なクリの木で、全面張り替えになると概算で1600万円ほどの経費がかかるという。
同橋は伊那市東春近方面から、宮田、駒ヶ根市街地を結ぶ最短ルートともなっており、かなりの交通量がある。 -
地域づくり支援事業新たに2件認定
宮田村は、住民の自主的なむらづくりを助成する「地域づくり支援事業」に大原区の公園整備、中越区のゴミ不法投棄防止事業を追加認定した。本年度は今回分も含め33事業を認定したことになり、現在申請、協議中の1件を入れて、予算化した290万円分がほぼ全て終了する。
大原区の事業は、遊具や砂場を整備するもので7万円を交付。
中越区は不法投棄防止用のネット設置を計画しており、15万円を助成する。
同事業は区や地域性の高い団体を支援する制度で15万円が上限。本年度は花壇整備に17件、地域安全確保、公園整備、道水路整備各3件、その他地域活性事業6件を認定。
交付金で物品を購入し、住民が協力しながら自主的な活動を展開している。 -
副市長制の導入へ
伊那市の小坂市長は15日、副市長制の導入について「できるだけ早い時期に任命したい」と考えを改めて示した。
市議会6月定例会一般質問で、中村威夫議員の質問に答えた。
副市長制では、収入役を置かず、助役に代わる副市長2人を考えている。行政改革や企業誘致など対外的な仕事は急を要し、仕事内容から見て1人だけでは難しいという。2人体制のままいくのではなく「合併直後で、新しい方向を踏み出すときに、今の状況から2人は必要である」と述べ、議会の理解を得て任命したいとした。
地方自治法の改正で、副市長の職務は首長の補佐などに加え、首長から事務執行の権限の委任を受け、政策、企画の責任を負うことなどを明記。07年4月1日から施行される。 -
宮田村議会6月定例会開会
宮田村議会6月定例会は14日、開会した。村は歳入、歳出に2403万2千円を追加する本年度一般会計補正予算案、国民保護協議会条例など13件を提出した。
会期は23日までの10日間。一般質問は20日で、最終日に議案討論、採決する。 -
箕輪北小体育館建設工事安全祈願祭
箕輪町の箕輪北小学校体育館新設工事の安全祈願祭が14日、現地であった。町、町議会、教育委員会、地元区、北小、工事関係者らが参列し、工事中の無事故を祈願した。
平沢豊満町長は、「児童はもとより通学校区の長い間の熱い思いがようやく実現する。最新鋭の体育館で、21世紀の世界に通用する子どもを育てていきたい。安全にご留意いただき無事故で完成できるよう、子どもの事故につながらないようお願いしたい」とあいさつした。
現在の北小体育館は、児童数増加により面積が国の基準を大きく下回っているため、新たに十分な面積を持つ体育館を建設する。新設場所はグラウンド西側。渡り廊下で南校舎とつなぐ。社会体育館の要素も併せもち、学童クラブも設置する。有事の避難施設の目的も持つ。現在の体育館は当面残す方針。
計画では、建築面積1622・08平方メートル(渡り廊下含む)。延べ床面積1561・77平方メートル(1階1490・51平方メートル、2階ギャラリー71・26平方メートル)。現在の体育館の約2倍の広さになる。1階はアリーナ、ステージ、器具庫、玄関、ホール、トイレ、学童クラブを設置する予定のミーティング室など。屋根は、耐震力に優れているという球形で雪止めを付ける。
設計・監理は創和、建築主体工事は浅川建設工業、電気設備は高木電工、機械設備はコマツ。工期は07年1月31日。 -
駒ケ根市議会一般質問1日目
開会中の駒ケ根市議会6月定例会で14日、一般質問が行われた。町四区の旧龍水社跡地などから毒性のある化学物質のトリクロロエチレンが検出された問題の対応の遅れについて大沼邦彦議員がただしたのに対し中原正純市長は「反省している。市内全域の地下水調査を進めていくことで責任を果たしていきたい。汚染土壌と地下水はJA上伊那が2年かけて撤去するが、市としてはその後もモニタリング調査を継続していく。今後は市民の健康を第一に考え、早期に適切な対応を取っていきたい」と述べた。
住民などから交通事故に対する不安の声が上がっている東中学校の通学路安全確保対策について長谷部清人議員が質問したのに対し中原稲雄教育長は「(自身が)勤務していたこともあり、危険な状況は十分認識している」とした上で「県や住民との協議はこれまで行ってこなかったわけではないが、今後は正式に進めたい。歩道の安全確保や迂回路の整備などについて検討したい」として、前向きに取り組む姿勢を示した。 -
税収好調で、基金取り崩しせず逆に積み立てへ
法人税3割の大幅増、厳しい財政に寄与宮田村は2005年度の税収が前年度比8%増と好調で、当初予算に計上していた1億1400万円の財政調整基金の取り崩しを一切とりやめ、逆に4000万円積み立てた。5月末に専決処分し、14日開会の6月村議会定例会で報告した。12億円台の税収は過去最高水準。企業の業績回復で法人税が30%の大幅増となったことなどが、厳しい村財政に大きく寄与する格好となった。
村の預貯金にあたる財政調整基金。当初は厳しい財政事情を乗りきるために取り崩しを予定していた。
しかし、村は税収の増加を見込み3月議会で取り崩し額を9100万円に減額補正。さらに取り崩し自体を帳消しにして、積み立てた。
決算の税収状況によると、全体で12億1187万円。1990年代前後のバブル期も11億円台後半にとどまっており、初の12億円台とみられる。
そのうち法人税は2億6100万円で、前年度より6千万円も増えた。
個人村民税も7%、2千万円増の3億700万円。固定資産税は2%増の5億6100万円となった。
村総務課管理財政係は「新たな企業進出がないのに増加しているということは、業種によって好調な業績の企業があったのでは」と分析。
本年度も8千万円の基金取り崩しを予算化しているが、「できれば取り崩さないよう、財政の節減にも努めたい」と話した。 -
南箕輪村環境審議会第1回
南箕輪村は14日、第1回環境審議会を役場で開いた。委員13人を任命し、環境基本計画の策定や村廃棄物処理計画などを協議した。廃棄物処理の基本計画は審議会の承認を受け今後公示し、村民に周知していく。
審議会は、村の自然環境保全、公害対策、ごみ処理など環境保全全般の施策について村長の諮問に応じて調査、審議する。本年度は環境基本計画の審議を中心に年3回程度の会議を開く。
環境基本計画の具体的施策は、むらづくり委員会で協議している村の基本計画との整合性をはかりながら策定する計画で、環境審議会に諮り、秋ころまでの決定を予定している。
廃棄物処理計画の「基本計画」は96年以来10年ぶりの改定。「実施計画」は毎年改定しており、06年3月に決定している。
委員は議会、信州大学農学部、商工会、農業委員会、上伊那森林組合、消費者の会、区長会、衛生部長会、村内有識者、公募の13人で構成。会長に白鳥嘉文さん、副会長に有賀章治さんを選出した。任期は2年。 -
箕輪町議会6月定例開会
箕輪町議会6月定例会は13日開会し、先決処分5件を承認、北小学校屋内運動場建設工事(建築主体工事)の請負契約を可決、固定資産評価審査委員会の委員選任を同意した。残り11議案と請願・陳情は各常任委員会に付託した。
議案は、箕輪町国民保護対策本部及び緊急対処事態対策本部条例制定など条例案2件、補正予算案7件、町道の廃止と認定。
北小学校屋内運動場建設工事(建築主体工事)の請負契約は、受注希望型競争入札で契約金額は2億4570万円。契約の相手方は浅川建設工業(本社・箕輪町、浅川長利社長)。工期は07年1月31日。
任期満了に伴う固定資産評価審査委員の選任は、柴曽平さん(72)=長岡=を再任。任期3年。
請願・陳情は次の通り。
◇請願▽「義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める意見書提出に関する請願書▽少人数学級の早期実現や複式学級の編制基準の改善、教職員定数増を求める意見書提出に関する請願書▽長野県独自の30人規模学級の拡大及び市町村における自由度の拡大と複式学級の解消、県独自に教職員配置増を求める意見書提出に関する請願書▽「日本国憲法第9条の堅持を求める意見書」の決議を求める請願書(継続審査)▽住民を戦争に巻き込む「国民保護計画」を策定せず、「無防備地域宣言」を行うよう求める請願(継続審査)
◇陳情▽核兵器廃絶国際協定実現を国連とすべての国に呼びかける意見書提出に関する陳情書▽「高校改革プラン『実施計画』で地域の合意のない部分を撤回し、学校現場に十分検討期間を保障できない平成19年度実施を見送ることを求める意見書」採択を求める陳情書▽「教育基本法の改定について慎重審議を求める意見書」の採択を求める陳情書▽箕輪町入札制度の改善を求める陳情書 -
『川たんけんブック』発刊、配布
川についての知識を深めることで歴史や自然、環境問題などを考えてもらおうと駒ケ根市の国土交通省天竜川上流河川事務所(三上幸三事務所長)はこのほど、小中学生向けの教育副読本『上伊那川たんけんブック竏駐V竜川とわたしたちのくらし』を発刊した。5千部印刷し、上伊那の図書館と52の小中学校すべてに数冊ずつ配布した。
同書はA4判、オールカラー96ページ。天竜川を中心とした上伊那を流れる川を取り巻くさまざまな側面を取り上げ、絵や写真などを多数使って分かりやすく解説。執筆や編集に上伊那の小中学校の教諭らが多数加わったことにより、地元の身近な情報が豊富に盛り込まれている。
同事務所は「総合的な学習の時間などで幅広く活用してほしい」と話している。 -
南箕輪村議会6月定例会開会
南箕輪村議会6月定例会は12日開会し、村が上程した23議案と請願陳情を常任委員会に付託した。
議案は、村企業振興条例、南箕輪村国民保護対策本部及び村緊急対処事態対策本部条例、村国民保護協議会条例など条例案8件、先決処分の承認8件、補正予算案5件、国土利用計画(南箕輪村計画)の決定、村道路線の認定。
請願・陳情は次の通り。
◇請願▽長野県独自の30人規模学級の拡大及び市町村における自由度の拡大と複式学級の解消、県独自に教職員配置増を求める意見書提出に関する請願書▽35人学級の早期実現、教職員定数増を求める意見書提出に関する請願書
◇陳情▽住民を戦争に巻き込む「国民保護計画」を策定せず、「無防備地域宣言」を行うよう求める陳情▽核兵器廃絶国際協定実現を国連とすべての国に呼びかける意見書提出に関する陳情書▽「教育基本法の改定について慎重審議を求める意見書」の採択を求める陳情書▽「高校改革プラン『実施計画』で地域の合意のない部分を撤回し、学校現場に十分検討期間を保障できない平成19年度実施を見送ることを求める意見書」採択を求める陳情書▽「義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める意見書提出に関する陳情書 -
土砂災害防止技術講習会
土砂災害防止月間の6月に合わせて伊那建設事務所(松下泰見所長)は12日、土砂災害防止技術講習会を駒ケ根市の赤穂公民館で開いた。南信各市町村の防災担当者、国土交通省天竜川上流河川事務所や建設事務所の職員ら約120人が参加し、国土交通省河川局防災課の伊藤仁志災害査定官と、同省天竜川上流河川事務所の三上幸三事務所長の講義を受けた。
伊藤査定官は「災害復旧事業における留意事項」と題して、災害が発生した際に国の支援を受けるための災害査定の手順や注意ポイントについて事例を交えて詳しく説明した=写真。三上事務所長は「天竜川における最近の取り組み」として、今年同事務所が行った自然災害勉強会、防災訓練などについて話した上で「技術者の皆さんには、管理者としての意識をしっかり持ち、現場をよく見て、自信を持って査定に当たってほしい」と呼び掛けた。 -
八ッ手間伐研修センター完成
伊那市は10日、同市手良沢岡の八ッ手公民館跡地西側に建設した、木造公共施設整備事業「八ッ手間伐研修センター」の竣工式をした。小坂樫男市長や用地寄付者のルビコンの登内英夫会長のほか区民ら100人が出席し、完成を祝った。
古くなった公民館の改築に合わせ、県産材を豊富に使用し、一般住宅などへの波及のためのモデル公共施設として建設。市内で同事業によって建てた施設は小澤地域交流センター、羽広マレットゴルフ場休息所などに続いて7施設目となった。
八ッ手間伐研修センターは木造平屋建の木造在来軸組み工法。研修室3室、会議室1室、調理室などがある。延べ床面積は278・24平方メートル。工期は05年5月23日縲・6年3月10日。事業費は約5526万円(うち40パーセントは県補助)。
使用した木材はカラマツ、アカマツ、スギ、ヒノキなどで上伊那地域産も使用。施設の特色は、12センチ角のカラマツ材を張り合わせて、強度を高めた柱と梁を使っていることなどが上げられる。
小坂市長は竣工式のあいさつで「区民の皆さんが協力しながら(地域活性のために)盛り立ててくれる場として活用してくれれば、建てた意義があると思う」と話した。 -
母親の出産後の家事や育児を支援
伊那市は本年度から、母親の出産後、家事や育児の手伝いにヘルパー派遣した際の費用を助成する「ママヘルプサービス」に取り組んでいる。06年度予算の柱の一つになっている「子育て支援」の充実を図る。
対象は、産後の回復期に家事や育児を手伝ってくれる人がいないなどの理由を持つ、市内に住所がある母親。
サービス内容は▽食事の準備や片付け、買い物、掃除、洗濯などの家事▽授乳、もく浴の介助、おむつ交換など育児竏窒フ2項目で、1日2回3時間以内を限度とする。利用期間は出産の翌日から4週間以内。個人負担額は1時間当たり500円。
市役所で申し込みを受け、ヘルパー派遣の委託事業所である市社会福祉協議会に依頼して、希望者宅に派遣する。
母親に対し、母子手帳を渡す際に案内しており、今のところ、1件の利用があった。そのほか、予約1件が入っているという。
この事業は、旧高遠町が04年2月から開始したもので、合併に伴う事業の調整で継続することになった。開始から合併までの活用は1件だったが、両親が遠方にいて夫婦だけで大変な思いをしたなどの実態があり、心身の休養に支援が必要と考えた。「育児は一人で悩まず、相談して」と呼びかけ、地域で子育ての助け合いをする組織「ファミリー・サポート・センター」を含め、支援を必要とする人に対してサービスの活用を促している。
申し込みは、市役所、高遠町・長谷の各総合支所へ。