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伊那市景観計画住民説明会 始まる
伊那市は来月からの景観計画の実施を前に計画の説明を4日からスタートさせました。説明会は、24日まで市内9か所で開かれる予定です。 4日は手良公民館で説明会が開かれ、市の担当者が集まった人たちに2月に策定した景観計画の概要について話をしました。 土地利用については、「市街地」や「田園」、「山地と森林」、「山岳と自然公園」の4つの区域に分け、建物の配置や高さ、色彩などについて基準を設けています。 市の担当者は「ログハウスで使われる塗料のうち基準から外れる物がある」、「太陽光発電システムも届け出の対象になる」と話していました。 一定規模の住宅や駐車場などの新築や改築を行う場合は、4月1日から、市内全域で事前の届け出が必要となります。 伊那市では、住民の代表者などで組織する景観協議会を来年度の早い時期に立ち上げ、計画の推進や提言を行っていくとしています。
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伊那中央病院 経営改革プランまとまる
伊那中央病院を運営する伊那中央行政組合は平成30年度までに新たに北棟を増築することや日帰り人間ドックの受診者数を年間、現在160人から4000人などとする目標をまとめました。 2日の夜は、伊那中央病院運営審議会が開かれこれらを盛り込んだ経営改革プランが示されました。 プランは、平成26年度から平成30年度までの5年間を計画年度としています。 それによりますと、日帰り人間ドックが受診できる健診センターや手術前の患者が入院前に検査を行う術前検査センター、不足している更衣室や休憩室などを備えた北棟を平成30年度までに増築する計画です。 日帰り人間ドックは、平成24年度現在、年間160人ですが平成30年度には4000人を目標とし、諏訪赤十字病院と同程度にしたいとしています。 人間ドックの充実により、専門的な健診によるがんの早期発見や、上伊那医療圏からの受診者流出をくいとめ、住民ニーズに応えていきたいとしています。 また、がん発見のための高精度な画像診断装置PET―CTを導入し、高度医療の充実を図るとしています。 北棟増築のスケジュールは、4月病院内でプロジェクトチームを立ち上げ進めていくとしています。 これらを盛り込んだ経営改革プランは3日、了承されました。
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町議会3月定例会 開会
箕輪町議会3月定例会が3日、開会し町側から平成26年度一般会計当初予算案など26議案、が提出されました。 一般会計当初予算案は総額88億8,000万円です。 この他、安心安全なまちづくりの強化として、セーフコミュニティに関する条例制定案の他、箕輪中学校の給食施設の建設に2億9,600万円、箕輪北小学校の多目的教室と特別教室の増築に2億8,700万円などを盛った、今年度補正予算案など26議案です。 町議会3月定例会は10日、11日が一般質問、17日に委員長報告と採決が行われます。
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村議会3月定例会 開会
南箕輪村議会3月定例会が3日、開会し村側から平成26年度一般会計当初予算案など28議案が提出されました。 一般会計当初予算案は過去最大規模となる総額57億8,000万円です。 この他、0歳から6歳児の人口増加に伴い保育園の定員を増やす、保育園設置条例の改正案や村営水道に関する条例改正案など、28議案が提出されました。 村議会3月定例会は12日、13日が一般質問、14日に委員長報告と採決が行われます。
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伊那市議会開会 41議案提出
伊那市議会3月定例会が3日開会し市側から平成26年度一般会計当初予算案など41議案が提出されました。 一般会計当初予算案は総額302億2,000万円です。 この他、除雪費の増額についての専決処分承認を求めるものや、地域自治区のあり方を審議するため新たに設置する、伊那市地域自治区制度審議会条例案など41議案が提出されました。 市議会3月定例会は10日から12日まで一般質問、20日に委員長報告と採決が行われます。
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箕輪町大雪で除雪など1,130万円補正
箕輪町議会臨時会が27日、開かれ、2度にわたる今月の大雪の除雪費用と、被災した箕輪北小の体育館の復旧工事費用、合わせて1,130万円を追加する補正予算案が可決されました。 27日は、箕輪町議会臨時議会が開かれ、町側が大雪への対策を盛った補正予算案を提出しました。 今月8日からと、14日からの2度にわたる大雪に対応するために行った除雪や凍結防止剤の散布作業委託料などに、1,650万円。 また、大雪により、屋根の一部が破損した、箕輪北小学校体育館ミーティング室の復旧事業に290万円としています。 除雪には特別交付税1,000万円が交付され、箕輪北小の復旧事業には、建物災害共済金130万円が支給されるため、1,130万円を追加する補正予算案を提出しました。 差額分は、予備費から810万円を繰り入れます。 この補正予算案は全会一致で可決されました。
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成人式 地区公民館区域ごとに開催
伊那市は成人式の開催方法について、これまで通り地区公民館区域ごとに開催するとの方針を明らかにしました。一方で市の一体感を醸成するためパンフレットや記念品などできることから統一するとしています。 成人式については伊那市成人式のあり方検討委員会が開催方法を検討し去年、市に対し「今すぐ開催方法等を変更する時期ではないが今後できることから取り組んでいくのが望しい」との報告をしました。 これを受け市では、地区公民館区域ごとでの開催を継続する一方で伊那市成人式としての統一感を醸成していくとしています。 式典では統一して「伊那市の歌」を斉唱するほか市長メッセージの上映を入れるとしています。 また市が贈呈する記念品については原則統一するとしています。 市では詳細について今後、各地区実行委員会や各地区公民館と検討していくとしています。
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桜井区と建設同意「時間を要する」
上伊那広域連合は新しいごみ中間処理施設について地元区の桜井区と建設同意に至るまでには時間を要するとの見通しを示しました。 これは24日伊那市役所で開かれた上伊那広域連合議会全員協議会で示されたものです。 新しいごみ中間処理施設については地元区の北新区からは去年11月に建設同意があり、隣接の上山田区からは去年12月建設に協力するとの回答がありました。 広域連合では建設同意の回答期限を去年の12月上旬としていましたが、地元区の桜井区からは去年11月に要望書が提出され現在両者で協議が進められています。 鹿野一桜井区長は「地区の中でわだかまりがないよう、総意の中で慎重に進めていきたい。」としています。 広域連合では「できるだけ早期に建設同意を得たい」としています。 同意後は関係する3つの区に美篶の一部も加え環境保全協定を締結する予定です。
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立体交差で事業費20億円上乗せ
伊那市の環状南線の西への延伸についてJR飯田線との交差を立体交差にした場合、事業費は平面交差より20億円以上上回ることがわかりました。 これは24日、伊那市役所で開かれた記者会見で白鳥孝市長が明らかにしたものです。 環状南線は国道153号とT字に交差しているナイスロードを西に伸ばすもので、伊那市では平成32年度の完成を目指しています。 飯田線を平面交差した場合の総事業費は27億円を見込んでいます。 立体交差とした場合これまでは10億円の上乗せとしていましたが20億円以上上乗せになることがわかりました。 白鳥市長は立体交差となった場合事業実施は厳しいとの考えを示しました。 市は来年度事業で環状南線の予備設計や路線測量など2,700万円を計上しています。 市では道路の交差についてJR東海と交渉を続けていくとしています。
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伊那市平成26年度予算案発表
伊那市は平成26年度一般会計当初予算案を24日、発表しました。 総額は302億2,000万円で4月に市長選を控えていることから継続事業を中心とした骨格予算となっています。 伊那市の平成26年度の一般会計当初予算案は総額302億2,000万円で今年度と比べ26億3,000万円8%の減となっています。 歳入では市税を83億円と見込んでいて今年度と比べ1億4,000万円、1.8%の増です。 このうち個人市民税は2.2%増の32億1,000万円法人市民税は5.3%増の6億1,000万円です。 主な事業は伊那公民館改築に2億4,000万円。 人口増加策の取り組みとして9,800万円。 観光協会の充実に5,000万円。 塩見小屋建設工事に4,400万円。 日本ジオパーク全国大会開催に680万円などとなっています。 伊那市の平成26年度一般会計当初予算案は3月の定例市議会に提出されます。
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伊那市大雪で除雪費5千万円専決補正
今月8日と14日の大雪を受け伊那市では5,000万円の除雪費を専決補正。 箕輪町と南箕輪村も3月議会で補正予算案を計上します。 伊那消防署によりますと8日の大雪は積雪量が29センチ。 14日は63.5センチでした。 伊那市では15日午前9時に災害警戒本部を設置したほか高遠町、長谷の各支所でも警戒本部相当の態勢をとりました。 伊那市では今回の大雪を受け5,000万円を先決補正しています。 また箕輪町では1,650万円、南箕輪村も800万円を補正予算案に計上するとしています。
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伊那市 災害時のLPガス・石油燃料の提供について協定結ぶ
伊那市は、災害時と減災対策におけるLPガスと石油燃料の提供について、県内の4団体と21日、協定を結びました。 この日は、伊那市役所で調印式が行われ、白鳥孝伊那市長と、一般社団法人長野県LPガス協会、長野LP協会上伊那支部、長野県石油商業組合、長野県石油商業組合上伊那支部の4団体が調印を行いました。 今回の協定で、LPガスについては災害時に緊急点検、修繕や供給を行うこと、石油燃料については緊急車両などへの燃料の優先給油をすることなどが締結されました。 ガス・石油についての協定は、上伊那の市町村では伊那市が初めてだということです。 伊那市が結んでいる災害時の協定は、今回を合わせて68件となりました。
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南箕輪村 平成26年度予算案発表
南箕輪村は、過去最大となる総額57億8,000万円の平成26年度一般会計当初予算案を21日発表しました。 村では、人口増に対応するための積極型予算と位置づけています。 南箕輪村の平成26年度の一般会計当初予算案は、総額57億8,000万円で、今年度と比べ4億3,000万円、8.1%の増となっています。 歳入では、村税を19億9,000万円と見込んでいて今年度と比べ1,000万円、0.5%の増です。 このうち、個人村民税は、6億7,000万円、法人村民税は、1億9,000万円を見込んでいます。 また歳出の伸びによる財源不足に対応するため財政調整基金から2億円を繰り入れます。 主な事業は、人口増に対応するため南部小学校の教室棟と職員室の増築工事に1億900万円。中部と西部保育園の改修工事基本設計委託や南部保育園の園庭整備などに1,100万円。 伊那消防署建設負担金として2億1,000万円。 南原住宅団地焼却灰処理運搬委託で1億3千万円。 障害児相談支援事業に200万円などとなっています。 南箕輪村の平成26年度一般会計当初予算案は3月の定例村議会に提出されます。
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伊那市長選、市議選 告示まで2か月
任期満了に伴う伊那市長選挙と伊那市議会議員選挙の告示まで2か月となりました。 これまでに市長選には現職の1人が出馬を表明。 市議選は定数21に対し現職と新人合わせて22人が出馬の意向を示しています。 市長選には無所属現職で58歳、2期目を目指す西箕輪中条の白鳥孝さんが出馬を表明しています。 続いて市議選に出馬の意向を示している22人を現職、新人の順に紹介します。現職は議席順、新人は五十音順です。 西箕輪大萱の唐澤千明さん。64歳。無所属現職の1期目です。 西町の唐澤稔さん。66歳。無所属、現職の1期目です。 狐島の二瓶裕史さん。34歳。無所属、現職の1期目です。 富県北福地の橋爪重利さん。68歳。無所属現職の1期目です。 東春近暁野の宮島良夫さん。64歳。無所属現職の1期目です。 手良沢岡の竹中則子さん。72歳。無所属現職の2期目です。 長谷非持の中山彰博さん。71歳。無所属現職の2期目です。 高遠町上山田の平岩国幸さん。76歳。無所属現職の2期目です。 高遠町西高遠の飯島進さん。60歳。無所属現職の2期目です。 富県北新の若林敏明さん。58歳。無所属現職の1期目です。 東春近渡場の飯島光豊さん。62歳。共産党現職の2期目です。 美篶上原の黒河内浩さん。61歳。無所属現職の2期目です。 山寺の柴満喜夫さん。69歳。無所属現職の2期目です。 西箕輪羽広の前澤啓子さん。63歳。共産党現職の2期目です。 美原の前田久子さん。66歳。公明党現職の2期目です。 中央の柳川広美さん。53歳。共産党現職の2期目です。 西春近小出一の飯島尚幸さん。68歳。公明党現職の2期目です。 東春近田原の伊藤泰雄さん。66歳。無所属現職の2期目です。 美篶青島の若林徹男さん。76歳。無所属現職の1期目です。 現職の新井良二さんと小平恒夫さんは20日現在、態度を明らかにしていません。 高遠町勝間の大場美広さん。60歳。共産党の新人です。 山寺の北原豊文さん。36歳。無所属の新人です。 荒井の丸山敞一郎さん。75歳。無所属の新人です。 伊那市長選と市議選は4月20日告示、27日投開票となっています。
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箕輪町新年度予算発表 総額88億8千万円
箕輪町は平成26年度一般会計当初予算案を19日に発表しました。今年度当初比5千万円、0.6%の減となる総額88億8千万円となっています。 箕輪町の平成26年度の一般会計当初予算案は総額88億8千万円で今年度の当初予算と比べ5千万円、0.6%の減となっています。 歳入では、町税を33億3千万円と見込んでいて今年度と比べ4千8百万円、1.5%の増となっています。このうち、個人町民税は、1.9%増の12億1千万円、法人町民税は11%増の2億8千万円です。 主な事業は、中学校へのタブレットパソコン80台の導入やこれらを活用した授業を行える教員育成のための指導員の配置等に1千1百万円。安全安心なまちづくりとしてセーフコミュニティ推進やフォーラムの開催に6千万円。高速道路にかかる町道の橋梁5橋の長寿命化を進める事業に1億9千万円。みのちゃんバスの2台の更新や、伊那松島駅の改修などに4千5百万円。オートキャンプ場や施設の整備など来年度から2年計画で行う、ながた自然公園周辺のリニューアルに5千8百万円です。 箕輪町の平成26年度当初予算案は3月の定例町議会に提出されます。
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確定申告で復興特別所得税も申告
17日から平成25年分の確定申告が始まりました。 平成25年分から復興特別所得税を所得税と併せて申告することになっています。 伊那税務署の申告会場となっている伊那市のいなっせには多くの人が訪れ申告を済ませていました。 確定申告は農家や自営業者、年収が2千万円を超えるサラリーマンなどが対象となっています。 平成25年分からは、基本所得税額の2.1%を復興特別所得税として申告することになっています。 復興特別所得税は東日本大震災の被災者救援にあてられるもので平成49年までの所得に適用されます。 所得税、贈与税の確定申告は3月17日まで伊那市のいなっせで受付が行われています。
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飯田線活性化へ3月に同盟会設立総会
上下伊那の自治体や経済団体と県によるJR飯田線活性化期成同盟会の発起人会が17日、駒ヶ根市で開かれました。 同盟会は伊那市や飯田市など上下伊那の自治体や各商工会議所、観光団体また県などで構成されています。 17日の発起人会は冒頭のみ公開されました。 同盟会は去年9月に設立総会が開かれる予定でしたが、各団体の調整を図るなかで今年3月にずれこむかたちとなりました。 発起人会では、設立総会を3月28日とすることや同盟会の構成団体などが確認されました。 同盟会ではリニア開業を見据え飯田線による広域的な地域振興について協議していくとしています。
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長時間保育の料金改定を答申
南箕輪村保育料審議委員会は保育園の長時間保育の料金改定について17日、唐木一直村長に答申しました。 17日は金井健委員長が村役場を訪れ唐木村長に答申書を手渡しました。 答申では午後7時までの長時間保育で最も人数の多い1か月4,750円が、新たに設けられた午後6時までで2,850円となります。 また長時間保育の一時的な申請については1日一律500円だったものを30分あたり200円、上限を1,000円としています。 この料金改定は4月から適用されます。
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サンライフ伊那 今後の市の対応、利用者が大筋で了承
伊那市が、老朽化のため平成28年3月に閉鎖する事を決めた西春近のサンライフ伊那について、13日の利用者説明会で市側が今後の対応について修正案を示し、大筋で了承されました。 伊那市は平成28年3月31日をもってサンライフ伊那を閉鎖するとしていますが、閉鎖後の施設について、解体を含めた処分の方法については地元と協議するとしました。 13日の利用者説明会で、今後の対応について市が説明しました。 利用者の意見を踏まえ修正されたのは、▽現在21ある講座は来年度前期までとしていましたが後期まで実施する事▽受講料は値上げせず、これまでの、6か月20回で5千円を据え置く事などです。 市側は、閉鎖後の新たな学習場所として既存の体育館や公民館などをあげていますが、講座ごとに相談しながら順次決定するとしています。 利用者からは、「新たな学習場所を責任をもって探してほしい」「自主サークルとして活動するにはどのくらいの費用が掛かるのか、資料を提示してほしい」などの意見が出されました。 市は、今回の意見を反映させ、さらに具体的な対応を明記した文書を利用者に示し、合意に向けた協議を進めていくとしています。 この問題を巡っては、市が示している、サンライフ伊那、女性プラザ伊那、勤労青少年ホームの閉鎖・解体の方針について、施設利用者から、反対や詳しい説明を求める声が上がっていました。
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伊那市土地開発公社 清算業務終了
伊那市土地開発公社の解散に伴う精算人会が、13日市役所で開かれ、2170万円余りの残余財産を確定し、清算業務を終了しました。 伊那市土地開発公社は、第三セクター等改革推進債を活用して去年10月15日に解散しました。 公社が抱える負債、20億2千万円を、伊那市が金融機関に代位弁済し、19億9500万円は三セク債を使い、2,500万円は一般財源を充てました。 公社は所有する土地・19億200万円を市に代物弁済しましたが、足りなかった1億1800万円は市が債権放棄しています。 三セク債は、10年かけて返済する予定です。 公社は、去年10月に解散後、業務終了に向け手続きを行い、残余財産を確定しました。 残余財産2,170万円余りは、13日付で伊那市に引き渡されました。 代表清算人の酒井茂・伊那市副市長は、「今日を持って、長い歴史を持つ公社にかかる全ての業務が終了する。関係者の皆さんに感謝したい」と話していました。 伊那市土地開発公社は、40年の歴史に、幕を下ろしました。
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村議会が特別表彰を受賞
住民に開かれた議会や政策づくりなどの取り組みが評価され、南箕輪村議会が、自治功労表彰の特別表彰を受賞しました。 12日は、南箕輪村議会の原悟郎議長が唐木一直村長に受賞の報告をしました。 全国町村議会議長会による、自治功労表彰は全国で28の町村が受賞し、このうち特に顕著な事績があるとして南箕輪村議会と北海道の大空町議会の2町村が特別表彰を受けました。 審査は大学教授やジャーナリストなどが行い、村議会は住民との意見交換会の開催や議会からの情報発信の強化、一問一答方式の導入などが評価されました。
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日本ジオパーク南アルプス大会実行委 初会合
日本ジオパーク南アルプス大会実行委員会の初会合が10日伊那市役所で開かれ大会の実施計画が示されました。 会合には長野県のほか、伊那市、飯田市、富士見町、大鹿村などからおよそ20人が出席しました。 ジオパークは貴重な地質がある自然公園で大会はその魅力を発信して地域振興を図ろうと開かれます。 実施日は9月27日から30日の4日間で伊那文化会館をメイン会場に開かれ延べ2900人が参加する見込みです。 大会ではシンポジウムのほか4市町村の中央構造線などを巡るジオツアーのほか北沢峠から仙丈ケ岳へ登るツアーも計画されています。 2回目の実行委員会は4月に開かれるほか部会ごとにわかれて実施内容の詳細をつめていくことにしています。
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南箕輪村長給与 3%減維持を答申
南箕輪村長の来年度の給料は、これまでと同様3%の減額が維持され、村議会議員も現行どおり据え置かれる見通しです。 7日、南箕輪村特別職報酬等審議会の原俊朗会長が、唐木一直村長に審議結果を答申しました。 来年度の村長・副村長・教育長の給料は、条例で決められている額から3%の減額、議員の報酬は、現行どおり据え置くとしました。 村長の給料は、69万7,430円、議員は、20万1,000円です。 唐木村長は、「答申を尊重したい」と述べました。 村は、3月定例議会に特別職の給与や報酬に関する議案を提出します。
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南箕輪村議会「語る会」開催
南箕輪村議会は、広く村民の声を吸い上げようと、6日夜「議会と語る会」を村民センターで開きました。 会場には、10人の村議会議員全員と住民40人が集まりました。 議会と語る会は、去年に続き、今回で2回目です。 議会改革の一環として、村民に身近な議会をアピールし、広く意見を吸い上げようというものです。 最初に議会側から人口が増加していることによる弊害や課題が示されました。 住民からは、自治会組織への未加入者対策や児童数が増えている南箕輪小学校のソフト面の充実を求める要望が出されました。 議会側は、常任委員会ごとに出された質問や要望について解答していました。 「人口が増えているのに10人では足らないのではないか」との住民側からの意見に対して議員は、「定数を16から10に減らしたところなので、すぐに増やすということは住民の理解が得られない」 「個人的には、あと2・3人増やしたほうが良い」 「10人でがんばるべき」などと答えていました。 原悟郎議長は、「出された意見を議会としてまとめ、村に提言していきたい」と話していました。
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魚が上る道「魚道」
河川に造られたダムや堰堤により妨げられた魚の遡上を助ける魚道。 魚が上る魚道には様々な形式のものがあり工夫が凝らされています。 動植物の生態に詳しい、元信州大学農学部教授の建石繁明さん。 建石さんは、県が管理している小黒川に造られている古い魚道について、その形状から魚が遡上することは難しいと指摘します。
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南箕輪村いずみ苑 改築工事終了
防災施設として改築工事が行われていた南箕輪村大泉の農業集落排水施設いずみ苑の工事が終了し、30日、唐木一直村長らが、現地を視察しました。 改築工事が完了したいずみ苑に30日、村の理事者など関係者が訪れ、視察しました。 いずみ苑は、大泉・大芝・北原の一部の下水処理を行ってきた農業集落排水施設です。 施設が老朽化していたことや、年間1,500万円の経費節減につながることなどから、これまで処理していたものを村の公共下水終末施設に統合し一本化して処理することになりました。 それに伴い、施設を改修し、防災備蓄倉庫や防水タンクを備えた防災施設として、また、郷土資料の保管場所として活用することにしました。 1階部分は、これまで分散して管理していた郷土資料の保管庫に、地下部分の、汚泥貯留槽は防火水槽として活用します。施設の外にあるタンクも防火水槽として活用していきます。 施設ののべ床面積は343平方メートルで、改築費用はおよそ3,800万円ということです。 2月13日には、村議会議員も視察を行うことになっています。 施設の供用開始は4月1日を予定しています。
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伊那市上下水道事業 民間委託拡大へ
伊那市は、水道事業・下水道事業の経営健全化を図るため、市直営でなければならない業務以外を民間に委託する、包括的民間委託を進める方針です。 29日夜は、伊那市役所で上下水道事業運営審議会が開かれました。 会では、市から包括的民間委託導入方針案が審議会に示され、了承されました。 上下水道事業では、これまでに窓口業務や検針・収納・水質検査などが民間委託されています。 更なる経営健全化を図るため、伊那市の職員が行う義務がある、予算編成・滞納処分など一部業務を除き、委託できるものは民間に委託していく考えです。 委託されるものの例としては、取水・浄水施設、送水・排水施設の維持管理、給水工事の受付審査などが上げられます。 委託は平成31年度までに段階的に進める考えで、最終的には、1企業体に一括で委託したいとしています。 伊那市の下水道事業は、累積赤字の解消など経営の健全化を目指す、下水道事業経営健全化計画を平成21年度に定め、施設の統廃合など赤字圧縮を進めてきました。 しかし、長引く不況の影響や、節水意識の高まり、人口の減少などにより給水収益の減少が進んでいるため、更なる経営改善が求められています。 伊那市では、料金体系を維持するためにも、民間委託を進めてきたいとしています。 包括的民間委託実施計画は、今年度中の策定を目指します。 なお、県内19市の中では、料金の徴収・検針業務の一括委託は実施しているところはありますが、上水道の運転管理業務や下水道処理場の包括的民間委託まで実施している市町村はまだ少ないということです。
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給料町長10%減、副町長8%減 審議会が答申
輪町特別職報酬等審議会は、平成26年度の町長の給料について、今年度と同様の10%減額、副町長の給料については、8%減額する答申を28日にしました。 この日は、審議会の黒田重行会長が平澤豊満町長に答申しました。 町長と副町長の給料は、平成21年度から今年度まで5年連続10%減額していました。 来年度、町長は10%の減額を維持し、副町長は8%に緩和する方針を示しました。 審議会では、「東日本大震災の復興やアベノミクス効果で、上伊那の月間有効求人倍率も県の平均まで改善してきているが、4月から始まる増税を前に、町民が景気の回復を実感できるかは不透明。 改革の先頭に立つ町のリーダーとして、引き続き抑制措置を継続する自らの姿勢を明らかにして、この難局に対処する必要がある」としています。 適用されれば、町長の給料月額はこれまで通り74万7千円、副町長の給料月額は13,400円上がり61万6千400円となります。 平澤町長は、この答申を尊重する方針です。
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県施設改修後市に移管の方針
伊那市は市内の県の施設、伊那勤労者福祉センターと県営伊那野球場について、市への移管を前提に県が改修工事を行うとの考えを示しました。 これは27日伊那市役所で開かれた伊那市議会全員協議会で報告されたものです。 勤労者福祉センターは敷地内への付属棟の設置などを計画していて、工事期間は今年10月から来年3月までを予定しています。 市によりますと、勤労者福祉センターは年間およそ450万円の収入に対し支出は850万円だということです。
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証明書自動交付機 今年度末で廃止へ
現在、伊那市高遠町総合支所など上伊那で3台稼働している証明書自動交付機が今年度末で廃止されます。 証明書自動交付機はこれまで上伊那に8台が設置され、現在3台稼働しています。 自動交付機については、システム改修に多額の費用を要することから市では3月末で全て廃止することを決めました。 市によりますと平成24年度の住民票の発行件数は3万34件で、このうち自動交付機によるものは288件、コンビニでの交付は3824件でした。 市は自動交付機廃止について、改修費用が多額であることに対し利用件数が少ないと説明しています。