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ひまわりの家 一部改築で重度障害者受け入れへ
障害者の就労支援を行っている南箕輪村のひまわりの家は、来年度一部改築を行い、重度障害者の受け入れを行います。 これは、12日に開かれた村議会12月定例会一般質問で唐木一直村長が議員の質問に答えたものです。 南箕輪村大芝にある障害者生きがいセンター「ひまわりの家」は、村が設置し、村社会福祉協議会が運営を行っています。現在23人が通所していて、自主製品の製作や企業から委託を受けた部品の組み立てなどを行っています。 来年度、重度障害者1人を受け入れる予定で、建物の一部を改築して生活の介護を行う計画です。 村では、来年度予算案に改築費用約1千万円を計上することにしています。
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南箕輪村 太陽光発電設置の対応検討必要
南箕輪村の唐木一直村長は、中規模以上の太陽光発電システムの設置について、対応を検討する必要があるとの考えを示しました。 これは11日に開かれた村議会12月定例会一般質問で唐木村長が議員の質問に答えたものです。 南箕輪村では現在、北原の工業用地でメガソーラーの設置が進められています。 これは、東京都に本社がある日本ケミカルズ販売㈱が進めているもので、3万4,000平方メートルの用地におよそ1万2,800枚の太陽光パネルを設置する計画です。 このほか、農地を転用して、中規模の太陽光発電システムを設置する申請が3件あるということです。 唐木村長は、「今後太陽光発電システムの設置は増加が予想される。景観への影響などを考え、村景観計画策定委員会などで来年度から対応を検討していきたい」と話していました。
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伊那市消防団再編 定数見直しへ
伊那市消防団は団員の定数を1156人から現在の実際の団員数1040人を目安に見直す新たな再編案を年明けにもまとめ、平成27年度から実施する計画です。 これは、11日開かれた伊那市議会12月定例会一般質問の中で、白鳥孝市長が答えたものです。 消防団組織は平成18年の市町村合併時にそれぞれの旧体制を引き継いだもので分団数や団員数、守備エリアの見直しなどが課題となっています。 市消防団では、平成24年11月に伊那市内に西部・中部・東部の3つの方面隊を編成し現在の分団数を13から8分団とする再編案をまとめました。 しかし、地域から屯所が無くなるのではないかとの懸念を受け市が再度検討を進めてきました。 新たな再編計画案ではこれらの声を考慮し3つの方面隊を編成する事を基本に、現在の13分団を維持しつつ、定数を1156人から現在の実際の団員数1040人を目安に見直すものです。 市消防団では、年明けにも再編計画をまとめ、来年度周知を図り、平成27年度から実施したいとしています。 白鳥市長は「消防団は安心安全の核。今後は大規模災害発生時の対応など、機動性を高め、地域の枠を超えた活動が行えるよう体制を作っていきたい」と話していました。 また、6日成立した特定秘密保護法についての質問に対し、白鳥市長は「基準があいまいであり、知る権利の制限や一般市民を含めた罰則の適用の拡大解釈など懸念が指摘されている。 十分なチェック体制や周辺制度の整備など、基本的人権が不当に犯さないよう、適正に運用されるよう強く願う」と答えていました。
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現職白鳥孝氏 市長選立候補表明
伊那市の白鳥孝市長は、任期満了に伴い来年4月に行われる市長選挙に立候補する事を10日表明しました。 これは、10日開かれた市議会12月定例会一般質問の中で議員の質問に答えたものです。 白鳥市長は「来年春の市長選では伊那に生きるということ、ここに暮らし続けるということ、新たな時代のスタートダッシュを誤りなく切ること、近隣自治体との連携などを改めて確認し伊那市民の審判を仰ぎたい」と話しました。 白鳥市長は、これまで3年7か月の市政運営について「対話と現場主義」「民間感覚による行財政改革」などを基本に財政の健全化を進めてきた他、中学生の医療費無料化、学校の耐震化などにも取り組んだと振り返りました。 また上伊那広域連合長として上伊那の消防広域化や児童養護施設たかずやの里の新築移転などにも取り組んだと振り返りました。 白鳥市長は、昭和30年5月25日生まれで現在58歳です。 伊那北高校卒業後、立教大学に進み昭和54年に信英蓄電器箔株式会社に入社。平成16年に伊那市収入役に就任。平成19年から副市長を務め、平成22年4月に市長選挙で初当選しました。 白鳥市長は2期目に向けた選挙公約や市政運営方針についてあらためて発表したいとしています。 伊那市長選挙は、来年4月20日告示、27日投開票の日程で行われます。 これまでに立候補を表明している人はいません。
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旧そば処留美庵 名称変更し来年7月オープンへ
箕輪町の平澤豊満町長は、9日開かれた町議会一般質問で箕輪町大出の旧そば処留美庵について町の農産物を活用した食を提案する施設として名称を変更しオープンするとの考えを示しました。 留美庵はその運営などについて争っていた農事組合法人と5月に和解し現在町の所有となっています。 今後みのわ振興公社が指定管理者となり民間も加わる形で運営する計画です。 町では農産物直売所など周辺施設と機能的に一体化させ、町内の農産物を活用した食を提案する施設とし、名称も新しくする方針です。 12月議会に改修費など6,400万円を計上していて、来年7月のオープンを目指します。
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白鳥市長 10日一般質問で進退表明の見通し
伊那市の白鳥孝市長は、任期満了に伴い来年4月に行われる伊那市長選挙に立候補することを10日に表明する見通しです。 10日は、12月定例市議会の一般質問初日で、黒河内浩議員が次期市長選挙について質問します。 取材に対し、白鳥市長は、「後援会の出馬要請もいただいた。いくつかの団体からも早い時期での表明を求める声もいただいている。質問の内容にもよるが、聞かれたら、答えるつもりだ。」と述べました。 黒河内議員は、「10日の一般質問で、これまでの4年間の総括と進退について確認したい」と話していて、白鳥市長の2期目の出馬表明は、10日となる見通しです。 伊那市長選挙は、来年4月20日告示、27日投開票の日程で行われます。 これまでに立候補を表明している人はいません。
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松くい虫被害 箕輪町三日町南部で被害が拡大
上伊那地方松くい虫防除対策協議会が5日に開かれ、箕輪町の三日町南部で被害が拡大していることが報告されました。 伊那合同庁舎で、上伊那8市町村の担当者が出席し対策協議会が開かれ、被害状況が報告されました。 報告によりますと、箕輪町では、三日町南部で被害が拡大していて、現在、伐倒処理が行われています。 今年5月に三日町の北部で被害木が1本確認され、三日町南部では、4月から5月にかけ被害が拡大したということです。 上伊那全体の被害は、9月末現在2,930立方メートルで、去年の同じ時期の被害量の92%と若干減少しています。 他の地域の被害は、10月に伊那市山寺で4本、11月に西箕輪与地で1本確認されています。 協議会では、被害が確認されている先端地域について伐倒処理などの対策を重点的に行い、被害拡大を防止していくとしています。
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伊那市成人式 白鳥市長「今年度中に判断」
伊那市の成人式のあり方について検討してきた委員会から報告を受けた白鳥孝伊那市長は、時期や開催方法について今年度中にも判断したいとの考えを示しました。 5日は、丸山 敞一郎委員長らが、市役所を訪れ、検討結果を白鳥市長に報告しました。 丸山委員長は、「開催時期や方法について検討したが、一体化や分散などさまざまな意見が出され、今すぐ変更するべき時期ではないというまとめとなった。方向性については、市長に決断していただきたい」と話しました。 報告を受けて、白鳥市長は、「会場によって記念品が異なることなど同じ市民なのにばらつきがあるのは望ましくない。パンフレットも主催者が分かりにくく、公民館単位で実施するにしても伊那市がやっていることを理解してもらえるものにしなければいけない」と話し、今後の成人式について早急に検討したいとの考えを示しました。 白鳥市長は、来年度からの成人式には反映できるよう、今年度中には結論を出したいとしています。
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上伊那消防広域化協議会 想定協議終える
上伊那消防広域化協議会が4日伊那市内で開かれ、広域化に伴い想定した全ての協議が終了しました。来年1月20日には上伊那の8市町村長が出席して広域化に関する協定を締結する予定です。 4日は広域化後の本部や各消防署の名称についての協議が行われました。 結果、本部の名称については「上伊那広域消防本部」に決まりました。 消防署については、駒ヶ根市の北消防署と飯島町の南消防署は、伊南 北、伊南 南消防署に変更し、それ以外の消防署はこれまでどおりとする事が決まりました。 これにより、協議会発足時に想定した、45項目全ての協議が終了しました。 また、協議会では国から消防広域化重点地域の指定に伴い県に対し財政支援を求めていく事を確認しました。 県に対し支援を求めるのは、広域化に伴う消防車や救急車の表示変更の費用や、事務所のOA機器の整備費など5千万円です。 要望書は5日白鳥孝伊那市長が県庁を訪れ、阿部守一知事に手渡すという事です。
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定住促進へ 地域おこし協力隊員全国募集
伊那市は、「都市部からの若者」をターゲットにした移住・定住促進策として地域おこし協力隊員と集落支援員を来年度から配置する計画です。 地域おこし協力隊員は、全国から4人を公募して市内に移住してもらい、それぞれ得意な分野で活性化に協力してもらいます。 具体的な事業としては、新たな特産品の開発をする「いなかもん開拓団」や、里山ガイドの育成や組織作りを進め、SNSを活用した情報を発信する「里山アテンダント」を計画しています。 協力隊員のサポートや調整などをする集落支援員も1人配置する計画です。 移住・定住促進プログラムは、人口減少に少しでも歯止めをかける取り組みとして、平成26年度から10年間を計画しています。 基本方針は、「農業」と「教育」をキーワードに若い世代の移住を支援し、地域の魅力向上や他市町村と差別化を図り独自性の施策を展開する等としています。 伊那市では、プログラムによる人口増の目標は新規就農者の受け入れを50人とするなど年間120人としています。 プログラムによる相乗効果として、出生率を平成23年度の1.52から平成45年度以降は2.0まで引き上げたいとしています。
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伊那市長選挙と伊那市議選挙の選挙日程決まる
来年4月の任期満了に伴い実施される、伊那市長選挙と伊那市議選挙の選挙日程が決まりました。 伊那市選挙管理委員会が2日発表しました。 告示日は来年4月20日、投開票は4月27日です。 市長と市議の任期はともに4年間で、市議の定数は21人です。 なお、12月現在、伊那市の選挙人名簿登録者数は、男性2万7,191人、女性2万8,819人の合わせて5万6,010人となっています。
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南箕輪村議会12月定例会開会 7議案提出
南箕輪村議会12月定例会が2日開会し、一般会計補正予算案など、7議案が提出されました。 一般会計補正予算案は6,800万円を追加するものです。 主な事業は、障害者自立支援給付費におよそ2,200万円、除雪ボランティアの委託や除雪機の購入などにおよそ700万円、住宅用太陽光パネル設置補助費におよそ200万円となっています。 除雪ボランティアは、村内の通学路や生活道路の除雪作業を行うボランティアを募り、積雪5センチ以上が作業基準となっています。 南箕輪村議会は11日と12日に一般質問があり、13日に委員長報告と採決を行う予定です。
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箕輪町議会12月定例会 8議案提出
箕輪町議会12月定例会が2日開会しました。 町側は、箕輪町大出にある旧そば処留美庵の改修工事費6,400万円を盛り込んだ補正予算案を提出しました。 箕輪町大出の果樹団地内にある旧留美庵の改修工事費用は、改修設計に290万円、調理場などの改修工事に5,200万円などとなっています。 箕輪町議会12月定例会は、9日、10日に一般質問、16日に委員長報告、採決が行われます。
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白鳥市長の後援会が立候補を要請
任期満了にともない来年4月に予定されている伊那市長選について現職の白鳥孝さんの後援会は1日開いた役員会で立候補の要請をしました。 1日は後援会の役員会が伊那市内で開かれ城取茂美会長が現職で1期目の白鳥さんに市長選への立候補を要請しました。 白鳥さんは役員会終了後、後援会会員を前に「もうしばらく考えさせてもらい早い時期に報告させていただきたい。」と述べました。 進退については今開かれている12月定例市議会で正式に表明するとみられています。 来年4月の市長選について今のところ立候補を表明している人はいません。
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特定秘密保護法阻止 上伊那集会
参議院で審議が始まった特定秘密保護法案の阻止を訴える上伊那集会が30日伊那市のいなっせ北側広場で開かれました。 この集会は特定秘密保護法阻止上伊那実行委員会が開いたもので、およそ100人が参加しました。 特定秘密保護法案は、安全保障に関する情報のうち、特に秘匿が必要なものを「特定秘密」に指定し、漏えいした公務員らに罰則が科されるものです。 参加者はいなっせ北側広場を出発し、プラカードを掲げながら商店街をデモ行進しました。 集会では、元信州大学農学部長の野口俊邦実行委員長が「基本的人権を根こそぎ封殺するような法案。選挙権を持たない子供や孫のためにもこの法案を廃案にすることが有権者の義務」と訴えました。
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伊那市議会12月定例会 開会
伊那市議会12月定例会が29日開会し、市側から27議案と陳情6件が提出され、全て委員会に付託されました。 このうち条例案件は、西箕輪にある考古資料館を廃止するものなど18件です。 一般会計補正案は、新山保育園の復園に向けたトイレ改修やスマートインターに関連する測量などで、4,900万円を追加するものです。 陳情は、特定秘密保護法案の制定に対し、拙速な審議の回避を求めるものと制定に反対する内容のもので、総務委員会に付託されました。 12月定例市議会は、10日から12日まで一般質問、20日に委員長報告と採決が予定されています。 なお、来年4月に任期満了となる白鳥孝市長は、選挙への立候補について触れませんでした。
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竜西の防災拠点施設整備へ
伊那市は、建物の老朽化と防災拠点施設整備に向け、西町にあるウエストパーク管理センターと勤労青少年ホーム、女性プラザを解体する考えを29日市議会に示しました。 伊那市のウエストパーク周辺防災エリア整備案によりますと、昭和54年建築のウエストパーク管理センターと昭和51年建築の勤労青少年ホーム、昭和58年建築の女性プラザを平成28年度に解体し、備蓄倉庫を併設した防災拠点施設を建設する計画です。 市によりますと、大災害発生時に天竜川をまたぐ橋が落ちた場合の西側地区の市役所的な位置づけにしたい考えです。 平成29年に建設に着工し、平成31年に使用を開始する計画です。 また、西春近小出島にあるサンライフ伊那も昭和56年建築であることから平成28年に解体し、現在実施している講座やイベントは、新しい伊那公民館や生涯学習センターで実施するよう検討するということです。 議員からは、「結論ありきでなく、利用者の声を吸い上げて進めて欲しい」とする意見がありました。 解体が計画されているどの施設も利用者は、年々減少傾向にあり、建築後30年以上が経過し老朽化が進んでいます。
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小黒川スマートインター 平成28年中の供用目指す
伊那市は、小黒川スマートインターチェンジの供用開始は平成28年12月31日を目標とすることを29日市議会に報告しました。 伊那市は、小黒川スマートインターチェンジの実施計画の概要を29日市議会全員協議会で報告しました。 それによりますと、供用開始時期は、平成28年12月31日を目標としています。 初年度の交通量は、1日2,000台で、名古屋方面への出入りが900台、東京方面への出入りが1,100台と予測しています。 スマートインター全体の事業費は、約14億円で、伊那市が負担する部分は、3億4,000万円程度を見込んでいます。 今後は、12月中に関係機関が入る地区協議会を設置し実施計画をとりまとめ、国に連結許可申請を行い来年度早い時期での事業化決定を目指す考えです。 議員からは、環状南線の開通前の供用開始で、市内への車の流入増を心配する声もありました。 伊那市の小黒川スマートインターチェンジの整備は、防災面からの高速道路との連結、企業誘致の推進、花見シーズンの渋滞緩和、リニア新幹線を見据えたアクセスの向上が主な狙いです。
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民間の力を活用し広域観光を推進
上伊那広域連合の白鳥孝連合長は、上伊那地域への観光客誘致を推進するため、専門的な知識やノウハウを持つ民間の力を活用して広域観光に力を入れていく考えを28日に示しました。 これは、28日に開かれた上伊那広域連合議会一般質問で、議員の質問にこたえたものです。 東京オリンピックやリニア中央新幹線の開通を見据え、情報発信のノウハウを持つ雑誌社や、海外観光客向けの通訳、外国の情報分析に優れている人などの力を活用したいとしています。 白鳥連合長は「民間の専門的な力を活用し、上伊那全体を動かせるような実働部隊を作っていきたい。今までは力点を置いてこなかったが、海外からも訪れてもらえるよう上伊那一丸となって取り組みたい」と話していました。
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ごみ処理施設建設候補地の地元区、桜井区が要望書を提出
上伊那広域連合が計画している新しいごみ中間処理施設の建設候補地の地元区、桜井区が27日、建設同意の条件となる要望書を提出しました。 これは、28日に開かれた、上伊那広域連合議会全員協議会で報告されたものです。 それによりますと、27日、藤澤繁弘区長ら区の役員が広域連合を訪れ、要望書を提出したということです。 要望書の内容については、まだ明らかにされていません。 広域連合と桜井区では、早急に要望内容について協議するということです。 もう一つの地元区、北新区からは、今月25日に建設に同意する回答がありました。 広域連合では、桜井区の同意が得られれば、地権者との交渉などの手続きを始め、3か月ほどをめどに2つの区と建設に関する基本協定を結ぶ計画です。 白鳥孝連合長は「桜井区についても年内に同意を頂けるよう、真摯に話し合いをし、全力で取り組んでいきたい」と話していました。
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児童養護施設たかずやの里 竣工式予定日は来年3月22日
移転新築に伴い広く市民に募金を呼びかけ建設が進められている児童養護施設たかずやの里の新しい施設について、上伊那広域連合は竣工式の予定日を来年3月22日としました。 管理棟、男子棟、女子棟が作られ、子ども達がグループごとに生活する施設になります。 施設建設の総事業費は、約4億円で、これまで個人や団体から施設整備に寄せられた寄付金は636件、約3,690万円となっています。
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信州型コミュニティスクール推進
伊那市教育委員会は、学校・家庭・地域が連携協力し、地域に開かれた学校づくりを進める県の信州型コミュニティスクール事業に取り組む考えを示しました。 26日は、伊那市教育委員会11月定例会が市役所で開かれ久保村清一教育長が概要について説明しました。 信州型コミュニティスクールは、学校、保護者、地域が一体となり子どもを育てる仕組みをもった学校のことです。 伊那市の推進計画によりますと各学校に今年度中に関係者による運営支援委員会を設置するとしています。 委員は、同窓会や子ども見守り隊などの代表や学校3役を含めた10人から15人で組織します。 委員会は学校の目標や課題について話し合う学校運営参画、見守り隊などボランティア活動を行う学校支援、地域との連携などについて評価する関係者評価を行います。 伊那市教育委員会は、モデル校として今年度、東部中学校、伊那東小学校、伊那北小学校にコーディネーターを配置し来年度出来る小中学校から支援委員会を設置していくということです。 また、教育委員会では成人式のあり方についての報告もありました。 委員からは「現状のやりかたをすぐ変える必要はない」「記念品など出来ることから統一していく必要がある」などの意見が出されていました。
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伊那松島駅舎利活用検討委 提言書提出
伊那松島駅舎利活用検討委員会は駅舎の利活用についてまとめた、提言書を平澤豊満町長に提出しました。 今後は出された提言をもとに、箕輪町地域公共交通会議で方針を決めていくということです。 25日は、伊那松島駅舎利活用検討委員会の竹腰公夫座長が箕輪町役場を訪れ提言書を平澤町長に手渡しました。 駅舎を活用した作品展示やJRとタイアップした飯田線の歴史展などが上げられています。 竹腰座長は「一過性のものでなく、持続的に活用してほしい」と要望していました。 平澤町長は「前向きに検討していきたい」と話していました。 今後は出された提言をもとに、箕輪町地域公共交通会議で方針を決めていくということです。
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北新区 新ごみ中間処理施設建設同意
上伊那広域連合が計画している新しいごみ中間処理施設の建設候補地の地元区のひとつ伊那市富県の北新区は、施設建設に同意することを決めました。 25日は北新区の間澤傳区長ら役員3人が伊那市役所を訪れ上伊那広域連合の白鳥孝連合長に建設同意を伝えました。 広域連合は建設候補地となっている伊那市富県天伯水源付近の地元北新区と桜井区に建設同意の申し入れをしていました。 このうち北新区からは施設建設にあたり地元からの要望が出されていました。 協議により地域の道路改良や定住対策のほか、建設期間と稼働期間を合わせた33年間の環境保全協定を締結し、この間の協力費を8,500万円とすることなどが決まりました。 北新区では建設同意について各世帯から賛成反対の意向調査を行い結果は賛成多数だったということです。 広域連合が建設同意を求めているもうひとつの地元区、桜井区は、近日中に要望書を提出する予定です。 また施設建設の協力を依頼している隣接区の上山田区からはすでに要望書が出されていて現在、区役員とのあいだで協議が行われているということです。 広域連合では今後北新区との協議を基本に桜井区と協議し早い時期に建設同意を得たいとしています
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東みのわ保育園建築工事費550万円増額
来年6月の開園を目指す箕輪町の東みのわ保育園は、擁壁工や法面工などの工事内容に変更があるため、契約金額を増額します。 25日は箕輪町役場で臨時議会が開かれ、東みのわ保育園の契約金額について550万円を増額することが全会一致で可決されました。 契約金額の増額は、建物と地面に生じた段差をなくす擁壁工や法面工を追加で行うなどの変更があるためです。 工事内容の変更に伴う増額分は550万円で、建築工事全体では3億3,919万円となります。
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伊那市移住定住促進プログラムまとまる
伊那市は人口減少に少しでも歯止めをかける取り組みとして伊那市移住定住促進プログラムをまとめました。 25日の記者会見で白鳥孝伊那市長がプログラムの概要について説明しました。 プログラムの計画期間は平成26年度からの10年間で、信州大学農学部の卒業生の定住を10人、新規就農者の受け入れを50人など年間の人口増の目標を120人としています。 人口増を進めるうえでの基本方針として地域の魅力アップや独自性のある支援策をあげています。 また都市住民を受け入れ地域おこしや生活支援などを行う地域おこし協力隊を募集し来年度から取り組みを進めていくことにしています。 記者会見ではほかに休園している新山保育園について、白鳥市長は再開のための条件となる園児数の定数の半分にあたる20人が確保できる見込みであることから再開を前提で準備を進めていることを明らかにしました。
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県内最大電力平成22年度比で5%削減目標
長野県地域別温暖化対策会議が19日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれ、この冬の県内最大電力の節電目標を平成22年度と比べて5%削減することが確認されました。 会議には県地球温暖化防止活動推進員など17人が出席しました。 冬は暖房器具の使用が増えることや日照時間が短く照明器具を使う時間が長いことから夏と比べ一日の中で電力需要が大きい時間帯が長いことが特徴だということです。会議ではこの冬の県内最大電力の節電目標を平成22年度の296.9万キロワットから5%、およそ15万キロワットを削減するとしています。 取り組み期間は12月1日から来年3月31日までで、目標達成の取り組みとして電力使用量を削減するカット、電力使用量が多い時間帯を避けるシフト、省エネ型製品に切り替えるチェンジの3つの手法を掲げています。 県では「冬は午前9時から11時と午後5時から7時の二つの電力需要がある」として、この時間帯の節電を呼びかける県民運動を展開するとしています。
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入野谷山頂上へと続く登山道 新たに設置
伊那市長谷の分杭峠周辺の観光などにつなげるため、標高約1700メートルの入野谷山頂上へと続く登山道が新たに作られました。 登山道はゼロ磁場のシャトルバス駐車場付近から頂上付近までで全長3.7キロが開設されました。 分杭峠周辺整備の一環として、伊那市長谷総合支所の産業振興課職員が中心となって今年9月から作業を進めてきました。 この日は、職員が実際に登山道を歩き、案内看板を設置しました。 道の途中には、長谷の集落や美和湖が見渡せる『風の丘』、2本の大きなカツラの木を、座ってじっくり眺めることができる『結の桂』、湧水を飲んで一息できる『希望の泉』などのスポットが設けられました。 入野谷山頂上から、尾根伝いに南に1.3キロ歩くと、南アルプスや中央アルプスが見渡せる大パノラマが広がります。 伊那市長谷総合支所では、分杭峠を訪れた観光客の散策道や、小中学校の遠足、予備登山などに活用してほしいとしています。 登山道は冬の間通行禁止ですが、来年のGW頃には利用できるようにしていくということです。
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伊那市成人式「一本化できず」
伊那市の成人式のあり方について検討してきた委員会は、「開催方法、開催日を一本化することはできなかった」として、これまでどおり、地区単位での開催とする方針をまとめました。 20日夜は伊那市役所で、今年3回目の成人式あり方検討委員会が開かれ、これまでの検討のまとめを行いました。 成人式について委員からは、合併後の市民の一体感の醸成や記念品などの不平等さを解消するために、全体で一本化するのが望ましいとする意見がある一方、地区ごとに開く方式で5年経過し定着しているとして、これまでどおり分散して実施することを望む声が出されました。 結果、委員会では、開催方法、開催日などを一本化することはできなかったとして、今すぐに開催方法などを変更する時期ではないとしました。 これまでどおり伊那市が成人式を主催し、今後できるところから取り組んでいくことが望ましいとしています。 検討委員会では、この検討結果を踏まえて、伊那市に今後の方向性を決定して欲しいとしています。 委員会の検討結果は、26日の教育委員会に諮り、来月上旬に白鳥孝市長に報告されます。
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議会改革特別委 政治倫理条例案まとまる
伊那市議会の議会改革特別委員会が19日伊那市役所で開かれ、12月議会に提出する政治倫理条例案がまとまりました。 委員会ではこの条例案について新たに議員を目指す市民の立候補を妨げるものではないとの認識で一致しました。 政治倫理条例案は議員がその地位を利用して利益を得ることを防ぐために定められるものです。 条例案では「自らもしくは配偶者が企業を経営する場合などは市の行う工事などについて契約を辞退し市民に疑惑の念を生じさせないように努めなければならない。」とあります。 委員会ではこれが新たな議員の立候補を妨げることにつながるかどうかについて意見が交わされました。 委員からは「議員として公正に責務を果たすためのものであり、立候補を妨げるものではない。」との意見が出され了承されました。 議員が守るべき倫理基準を定める条例案は12月議会に議員提案されることになっています。