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食育推進で応援事業所に認定
伊那市食育推進会議は、今年度新しく、市内の食育推進に取り組む飲食店などを食育推進応援事業所に認定する事業を行う考えです。
18日夜、第一回の食育推進会議が伊那市役所で開かれ、委員などおよそ30人が出席しました。
飲食店や食品製造・販売事業所で、料理の栄養成分の表示や、ヘルシーメニューの提供、食に関する体験型活動の実施など、食育を推進する事業所を応援事業所として認定する計画案が示されました。
認定されると、店舗にステッカーなどを掲示できる他、伊那市が活動の内容をホームページで紹介します。
また、昨夜は新しい委員に酒井茂副市長から委嘱書が手渡されました。
役員選出で会長には、伊那西小学校の小平廣幸校長が選ばれています。 -
環境アセス現況調査 5月末で終了
上伊那広域連合が、去年6月から新しいごみの中間処理施設候補地周辺で行っている環境アセスの現況調査が5月末で終了します。
17日は、候補地周辺で春の動植物の調査が行なわれました。
現況調査は、施設稼動後の影響などを予測・評価するための基礎資料となるものです。
気象や動植物、地下水、土壌汚染など17の評価項目のうち13項目を1年間かけて調べます。
動植物については、四季ごとに調査が行なわれていて、今回は、春の調査です。
夏・秋・冬の3回はすでに終了しています。
17日は、コウモリの生息を特殊な装置で調べたり、ワナにかかった動物を確認しました。
ワナには、アカネズミがかかっていました。
三峰川では、魚類の調査も行なわれ、どじょうなどが確認されました。
夏から秋までに行った調査の中間報告では、環境保全上注目すべき植物は、2種類、昆虫類は14種類、鳥類では4種類確認されていて、オオタカなどの猛禽類については、周辺1キロの範囲で営巣は、確認されていません。
広域連合では、冬から春にかけての調査を加えた最終報告を7月をめどにまとめ、候補地の地元を中心に説明会を開く予定です。 -
伊那交通安全協会定期総会で10団体表彰
伊那交通安全協会の定期総会が18日伊那市役所で開かれ、交通安全に功績があった10団体に表彰状が伝達されました。
表彰状は、伊那市西箕輪交通安全協会と伊那市東春近交通安全協会の2団体に伝達されました。
感謝状は伊那ケーブルテレビジョン株式会社、伊那市竜北保育園、日影ふれあいクラブ、伊那市立東部中学校、株式会社板倉、ミカドテクノス株式会社、有限会社キットウ、堀越サイクルセンターの8団体に伝達されました。
受賞団体を代表して、伊那市西箕輪交通安全協会の赤沼利光会長は、「今回の表彰を活動へのエールと受け止めてこれからも活動に励んでいきたい」と謝辞を述べました。
伊那交通安全協会は、今年度、高齢者の交通事故防止対策を重点的に取り組んでいくとしています。 -
消防署などがホテル・旅館緊急検査
13日に発生し、7人の死者を出した広島県福山市のホテル火災を受け、消防署や県が、緊急立ち入り検査を行いました。
伊那消防組合では、毎年、6月ごろ、立ち入り検査を行っていますが、広島のホテル火災を受けて、急遽前倒しして立ち入り検査を行いました。
羽広荘では、伊那消防署の署員が、夜間体制や訓練状況などを確認したほか、館内を回って、消防設備などをチェックして回りました。
広島県福山市で起きたホテル火災では、7人が死亡、3人が怪我を負っています。
伊那消防組合では、類似した火災の発生を防止するため、おとといから検査を始めました。
伊那消防署で12か所、高遠消防署が8か所、辰野消防署が5か所、箕輪消防署が8か所の、合わせて33箇所を検査しました。
羽広荘では、防火戸がきちんと開閉するか、カーテンは燃え広がらない素材を使っているかなど、一つ一つ確認していました。
なお、長野県も、17日から宿泊施設の査察を始めていて、結果を6月末までに公表するとしています。 -
伊那市土地開発公社ありかた検討委員会設置へ
伊那市は、土地開発公社のあり方について検討する委員会を今月中に設置する事を16日市役所で開かれた議会全員協議会で報告しました。
市の説明によりますと委員会は、民間の有識者数名により構成されるということです。
委員会は、今月から8月までの4回を予定していて、土地開発公社の存続または解散も含めた今後のありかたの検討や解散する場合の工程などについて議論していくことにしています。
土地開発公社が解散した場合は、現在、土地開発公社が保有している土地は伊那市のものとなります。
しかし、土地の価値は時価よりもおよそ5億円目減りしているということです。
議員からは、「土地開発公社が保有地の状況など随時公開するべき」、「解散した場合その後の用地取得はどのような手順で行われるのか」等、意見が出されていました。 -
上戸廃棄物問題 地権者と和解
伊那市西箕輪上戸地籍の市が埋め立てた廃棄物をめぐる問題で、市は、地権者の一人と和解することが16日わかりました。
この問題での和解成立は、今回が初めの事です。
16日は、伊那市議会臨時会が市役所で開かれ市が地権者の一人の男性と損害賠償としておよそ200万円を支払い和解する事についての議案が、全会一致で可決されました。
この問題は、去年の3月、伊那市西箕輪の上戸で住宅地などの土の中から一般廃棄物が見つかり、その後の調べで市が昭和45年頃に埋め立てたものであることがわかりました。
市の調べによると廃棄物は、およそ1,000平方メートルに、800トン余りが埋まっているということです。
市では、これらの廃棄物を取り除くことを基本方針に、地権者や関係者17人と協議を進めていて、このうち、7人と金銭補償を含め、折衝を行っているということです。
伊那市では、できるだけ早い段階で、すべての地権者や関係者と和解を成立させたいとしています。 -
箕輪町セーフコミュニティ認証記念看板除幕式
箕輪ロータリークラブが寄贈した、箕輪町のWHOセーフコミュニティ認証を記念する看板の除幕式が15日行われました。
セーフコミュニティ認証の記念看板は、箕輪町役場の正面玄関前に設置されました。
看板には「安全・安心なまちづくり セーフコミュニティ認証の町」という文字か書かれています。
看板の上部にはWHOのセーフコミュニティのロゴマーク、箕輪町のセーフコミュニティシンボルマーク、箕輪町章が入っています。
高さ3.2メートル、幅45センチで、金属とウレタンでできています。
箕輪ロータリークラブの山口昇会長は「認証から5年後には調査があり、これからが大切な時期。町民一丸となって立派なまちづくりをしていきたい」と話しました。 -
運動あそび 未満児に力を入れる
南箕輪村が平成18年度から導入している運動あそびの活動報告会が14日、村役場で開かれ、今年度は未満児に力を入れていくことなどを確認しました。
南箕輪村では平成18年度から松本短期大学の柳沢秋孝教授が考案した運動あそびを導入していて今年で7年目です。
現在、1人の運動保育士が村内の5つの保育園で運動あそびの指導を行っています。
今年度は、未満児に力を入れていくとしています。
柳沢教授は、未満児から運動あそびをすることで動ける体の基礎をつくれると話していました。
他に、万歩計をつかって年長の日常生活の活動量を調査する計画です。
出席した保育士からは「子供たちは運動あそびを楽しみにしている」「担任の保育士達も工夫して運動あそびを取り入れている」などと報告がありました。 -
南箕輪村大泉所山でニホンジカの駆除報告
南箕輪村有害鳥獣対策協議会が14日南箕輪村役場で開かれ、西山の大泉所山で始めてニホンジカを駆除したことが報告されました。
協議会には、会員8人が出席し昨年度の事業実績などが報告されました。
それによりますと南箕輪村の飛び地の西山、大泉所山でニホンジカ15頭、南原で2頭が駆除されたことが報告されました。
協議会会長の唐木一直村長は「西山にも、いよいよニホンジカがはいってきた。繁殖力が強いので食害による林業などへの影響が心配だ」と述べました。
今年度村では、昨年度に引き続き罠設置免許取得と更新の補助など、およそ130万円を有害鳥獣対策にあてることにしています -
伊那市でクールビズ始まる
伊那市の職員は14日から上着やネクタイを着用しないクールビズをはじめました。
14日は担当職員がクールビズがはじまったことを知らせる案内を庁舎内に掲示していました。
職員はネクタイを外し上着を脱いで仕事にあたっていました。
今年度伊那市では、節電計画として冷房の温度を昨年度の29度より1度下げ28度に設定することにしています。
また照明は窓際や、廊下などは消し必要最小限の点灯を実施します。
伊那市によりますと、昨年度1年間の電力使用量は80万キロワットアワーで前の年度と比べ16%の削減、本庁舎など公共施設合計の経費はおよそ430万円の削減につながったということです。
伊那市のクールビズは9月30日までを予定しています。 -
伊那市 災害対応型自動販売機 初導入
伊那市は、災害時に飲料水などを無償で提供する災害対応型の自動販売機を、初めて導入しました。
伊那市役所1階に、今回導入された災害対応型の自動販売機があります。
災害により電気が供給されない状況になっても、蓄電器のシステムが作動し、専用の鍵で使用できるようになっています。
伊那市は、平成24年度の自販機の更新にあたり、更新した37台うち5台を災害対応型にしました。
自販機には、最大500本ほどの飲み物が入るということで、いざというときに活用されます。
災害時、商品の提供は設置業者が負担することになっています。
自販機は、伊那市役所1階のほか、美和診療所、ウエストスポーツパーク管理センター、サンビレッジ体育館、高遠スポーツ公園文化体育館に設置されています。
なお、伊那市が導入している自販機で購入すると、商品ひとつにつき7円が、伊那市社会福祉協議会を通して福祉団体に還元されるということです。 -
選挙で正副議長決まる
申し合わせ任期満了に伴う伊那市議会の議長と副議長の選挙が7日、伊那市役所で行われ議長には伊藤泰雄さん、副議長には前田久子さんが選ばれました。
7日は、市議会臨時会が開かれ議長と副議長の選挙が行われました。
議長には前議長で無所属の伊藤泰雄さんと、共産党の飯島光豊さんが立候補しました。
選挙は出席議員20人の投票で行われ17対3で伊藤さんに決まりました。
議長2期目となった伊藤さんは、64歳。旧伊那市から数えて、市議会議員は5期目です。
就任にあたり、これからの社会の最重要課題だとして、新たに環境エネルギー問題特別委員会を設置
するほか、引き続き、議会改革特別委員会と道路問題特別委員会を設置し各分野ごと専門的に取り組んでいくとあいさつしました。
副議長には公明党の前田久子さんと共産党の前沢啓子さんが立候補し17対3で前田さんに決まりました。
副議長となった前田さんは64歳。
旧伊那市から数えて4期目です。
また女性の副議長は旧伊那市を含め初となります。
前田さんは「自分が副議長を全うすることで女性の社会参加がさらに加速することを願う。」とあいさつしました。
正副議長の任期は申し合わせにより2年間となっています。
また常任委員会の構成も決まり総務委員会委員長には
飯島進さん。
社会委員会委員長には竹中則子さん。
経済建設委員会委員長には中山彰博さん。
議会運営委員会委員長には平岩国幸さんが就任しています。 -
1.5倍となる耐震構造で建設を検討
伊那消防署は、新しい消防署建設の候補地が活断層地近いことをあげ、課題として建築基準法で定める数値の1.5倍となる耐震構造での建設を検討しています。
伊那市議会全員協議会が1日に開かれ新しい消防署建設候補地の富士塚グラウンド周辺の課題と解決策などが示されました。
それによりますと、候補地のおよそ300メートル付近に活断層があるため、大地震発生時、機能を維持するため庁舎の耐震性能は建築基準法に定める1.5倍となる耐震構造での建設を検討しています。
また地盤強化のため地下に支柱を打ち対応するなどとしています。
他に中心市街地や富県、美篶方面への現場到着時間の遅れや、市街地への道路が狭く大型車両のアクセスが悪いことなどが課題として出されていました。
解決策として、今後高遠消防署を含む出動区域の見直しを図るとし道路については必要箇所の拡幅改良を進めていくとしています。
議員からは、「ボーリング調査や、早急な道路の整備が必要」などの意見が出されていました。
これらの解決策を受け伊那市議会では候補地を富士塚グラウンド周辺とすることを了承しました。 -
新ごみ施設検討専門委が連合長に中間報告
新しいごみ中間処理施設の基本的構想を検討している上伊那広域連合の施設整備検討専門委員会は、このほどまとめた中間報告を27日白鳥孝連合長に報告しました。
専門委員会委員長で信州大学農学部の北沢秋司名誉教授らが市役所を訪れ、白鳥連合長に報告しました。
専門委員会がまとめた中間報告は、●候補地は、富県の天白水源付近、●処理方式は、環境面や経済性などからコークスの燃焼熱でごみをガス化する方式と熱した砂でごみをガス化させる方式の2つで検討を進めること、●事業方式は、公設民営を軸に模索するなどと11章で構成されています。
今後は、5月中旬から関係地区への説明会や意見募集を行い7月までに最終報告としてまとめ、8月の広域連合正副連合長会での決定を目指します。 -
まっくんバス利用者増加
去年10月に増便された南箕輪村の巡回バス、まっくんバスの昨年度の利用者数は、増便前の半年間に比べ、増便後の半年間の方が約1,500人増加した事が、26日の地域公共交通会議で報告されました。
まっくんバスは、去年10月から2台体制となり、一日4便から5便に増便されました。
村の報告によりますと、去年4月から9月までの半年間の利用者が5,508人だったのに対し、増便後の10月から今年3月までの半年間の利用者は7,012人となっていて、1,504人増加しました。
午後に運行される第4便については4月から9月までの利用者が730人、10月から3月までの利用者が1,641人で、911人増加しています。
夕方の時間帯に新たに追加された第5便のみの利用者数は、半年間で320人、月平均にすると53.3人となっています。
唐木一直村長は、「高齢化が進む中、交通手段の確保は重要課題。これからも、より利用しやすい体制を作っていきたい」と話していました。 -
南ア食害対策協議会が環境大臣表彰
伊那市や国・県・信州大学などでつくる南アルプス食害対策協議会が、「みどりの日」自然環境功労者・環境大臣表彰を受賞しました。
南アルプス食害対策協議会の会長を務める白鳥孝伊那市長が、26日開かれた、定例記者会見の中で報告しました。
みどりの日・自然環境功労者環境大臣表彰は、環境省が自然環境の保全に関して、顕著な功績があった個人や団体に贈っています。
協議会は、ニホンジカの生態調査や、防護柵の設置など、高山植物保護の取り組みを、関係者とボランティアが協力し、南アルプスの環境保全に尽力した事が評価されました。
25日、新宿御苑で表彰式典が行われ、白鳥市長が、環境省・横光克彦副大臣から表彰されました。協議会を含め、全国35団体が表彰されています。
なお、伊那市など関係する県や市町村では、南アルプスについて、ユネスコが実施する自然の利用と保存の調和を図るエコパークの認定を目指しています。
白鳥市長は、今年を認定の正念場ととらえ、取り組みたいとしています。 -
元気づくり支援金 上伊那分の採択事業決定
県が市町村や団体の特色ある活動を支援する元気づくり支援金の上伊那分の採択事業がきまりました。
今回上伊那で採択されたのは、56件、約6,500万円です。
伊那市では、▽高遠町藤沢で地元農産物を利用した料理を提供する農家レストラン「木かげ」に472万9千円、▽JR飯田線伊那市駅開業100周年に合わせた中心市街地の活性化事業を行う「伊那市の暮らし100年地域活性化推進事業」に191万5千円など、17件2,673万1千円が採択されました。
箕輪町では、地元食材を使った料理の開発や学校給食での普及に31万5千円など、2件120万3千円が採択されました。
南箕輪村では、大芝高原に自生する稀少植物の保護育成に63万1千円など、2件、150万6千円が採択されました。
元気づくり支援金の2次募集は4月27日から5月31日までとなっています。 -
箕輪町が婚活支援「ハッピーサポートみのわ」事業スタート
箕輪町は、独身男女の出会いをサポートする事業を5月からスタートさせます。
5月16日には初の婚活イベントを箕輪町地域交流センターで開く計画です。
箕輪町は、町文化センター内に婚活を支援する「ハッピーサポートみのわ」を設置しました。
今年度から臨時職員1人を採用し、婚活を支援する事業を行っていきます。
ハッピーサポートみのわは、誰でも気軽に出会いの場に
イベントは、5月16日(水)午後6時から箕輪町の地域交流センターで開かれ、参加費は500円、申込は不要です。
箕輪町近隣に住む二十歳以上の未婚者なら誰でもイベントに参加できます。 -
南箕輪村行政評価委員会 28事業についての検討結果を答申
南箕輪村が行っている事業について評価する、南箕輪村行政評価委員会は、28事業についての検討結果を23日、答申しました。
浄化槽維持管理組合事務事業については、必要性なしとしています。
23日は、池上昭雄委員長ら4人が南箕輪村役場を訪れ、唐木一直村長に答申書を手渡しました。
評価は、必要性あり、要検討、必要性なしの3段階に分けられ、必要性ありが23事業、要検討が4事業、必要性なしが1事業となっています。
必要性なしとなった浄化槽維持管理組合事務事業については、他の自治体も中止傾向にあり、作業自体を役場が主体的に行うべきでないとしています。
唐木村長は「専門的な見地の中での評価なので、内容を見させていただき検討したい」と話しました。
村では、答申に対する検討結果を6月中に委員会に提示するとしています。
委員会では今年度、39事業についての評価を行うことになっています。 -
補助金返還求めた調停成立
伊那市がNECライティングに対し補助金の返還を求めていた民事調停が23日成立しました。
調停は両者の間に債権債務がないことを条件に解決金としてNECライティングが市に1,000万円を支払うこととしています。
23日は、長野市の長野地方裁判所で調停が行われました。
伊那市はNECライティングが伊那工場を閉鎖したことに伴い補助金1億5,800万円余りの返還を求めていました。
調停で、両者の間に債権債務がないことを条件にNECライティングが市に解決金1,000万円を支払うとする調停が成立しました。
この件について伊那市代理人の長谷川洋二弁護士が長野市で記者会見を開き調停成立の報告をしました。
長谷川弁護士は「調停委員会の説明はそもそも1億5,000万円余りの返還義務はNECライティングにないという前提に立っています。
したがって返還義務があるんだから10%は安すぎるという論理ではなく、返還義務がないので0円からどの程度上積みをしていったらいいかというのが調停委員会の考え方です。」と説明しました。
調停成立について伊那市の白鳥孝市長は「この紛争が長期化し伊那市および上伊那地域の企業誘致に支障をきたすことを懸念していたが、早期に解決することができたと考えている」とのコメントを出しています。
一方NECライティングは伊那ケーブルテレビジョンの取材に対し「コメントは差し控えたい」としています。 -
ゲームで避難所運営を擬似体験
大地震の発生に備え、避難所運営のノウハウを疑似体験できるカードゲーム「ハグ」を使った机上訓練が19日箕輪町役場で開かれました。
大地震が発生し、死傷者が多数発生、避難者が小学校に集まってきているとの想定で訓練は行なわれました。
松島区や役場、社会福士協議会職員ら50人がグループに分かれ訓練をしました。
ハグとは、H(避難所) U(運営) G(ゲーム)の略で、平成19年に静岡県で開発されました。
避難者の年齢や性別、国籍、それぞれが抱える事情が書かれたカードを体育館や教室に見立てた平面図にどれだけ適正に配置できるか、避難所で起きる様々な出来事にどう対応していくかを擬似体験していきます。
参加者たちは、話し合いながら避難者を配置していました。
訓練を開いた箕輪町社会福祉協議会では、「いつ大きな災害が起きるかわからない。こうした取り組みで地域の防災力を高めていきたい」と話していました。 -
児童養護施設たかずやの里 移転先検討へ
伊那市富県の児童養護施設たかずやの里の改築について、施設整備に関する方針を決める1回目の検討委員会が、18日に開かれました。
委員会では、現在地での建て替えは困難だとして、移転先を検討していく方針です。
委員会は、上伊那8市町村や施設を運営するたかずや福祉会、地元住民など14人で構成されています。
委員長には、長野県社会福祉事業団の辰野恒雄さんが選任されました。
昭和48年に建設された現在の施設は老朽化などから改築が必要となっていて、上伊那広域連合がその財政支援を行う方針を示しています。
委員会は、改築にともなう施設の概要やあり方を検討するもので、この日は、現在地での建て替えは困難である事から、移転先を検討することが確認されました。
理由として、現在地は山のふもとで勾配がきつく、県の土砂災害警戒区域に今年度中に指定される予定である事などがあげられました。
移転先については▽子ども達の通学、通院と送迎の負担が軽減される事▽現在の地域住民とのつながりに、比較的配慮しやすい場所である事などを基準にして検討していくという事です。
委員会では、来年度中の建設を目指し、今年8月末までに整備計画を策定する予定です。 -
南箕輪村 新入社員研修会
南箕輪村商工会などは、この春村内の事業所に入社した新入社員らを対象にした、研修会を13日、村の商工会館で開きました。
研修会には、民間の企業や村の職員など、25人の新人が参加しました。
午前中は長野経済研究所の小沢廣行さんが講師を務め、社会人には積極性・責任性・規律性が大切だとして、新社会人に必要な心構えなどについて話しました。
午後は長野経済研究所の小賀阪知美さんを講師に実技研修が行われました。
参加者はグループに分かれて、電話応対などを練習しました。
開講式では、南箕輪村商工会の田中秀明会長が、「技術だけでなく、それぞれの職業に応じた道徳や常識を考え、最善を尽くして下さい」と話しました。
加藤久樹副村長は、「人も手を加えることで変わっていきます。人材の“材”の字が財産の財の字に変わるように頑張ってください。」と訓示しました。
南箕輪村商工会では、年2回新人研修を行っていて、10月にはフォローアップ研修として行われることになっています。 -
藤沢川の砂防工事完了
伊那市高遠町片倉の藤沢川の堰堤や砂防林など、54億円の巨費を投じ・14年の歳月をかけた砂防工事が完了し、12日竣工式が行われました。
12日は、事業を実施した国土交通省中部地方整備局や、伊那市、地元片倉の地権者などが参加して竣工を祝いました。
完成したのは、藤沢川本流に堰堤工2基、堆積工5基。支流に砂防堰堤2基など、総面積24.5ヘクタール、事業費は54億円の砂防設備です。
平成10年から14年かけて行われてきました。
この工事により、20万立方メートルの土砂をせき止めることができるということです。
天竜川上流は、中央構造線沿いに位置し、地質的にももろい地盤となっています。
藤沢川流域でも、昭和36年の36災害や昭和57年・58年の台風により、土砂災害や洪水被害に見舞われてきました。
竣工式で白鳥孝伊那市長は、「14年間に渡る大規模工事が完了し、安心して暮らせる地域になったことに感謝したい」と挨拶しました。
竣工式では、関係者が3本の桜を植樹しました。
地元片倉の砂防林対策委員会では、工事期間中、10年ほど前から、毎年、桜の植樹を行っていて現在500本ほどの桜が植えられています。
片倉砂防林対策委員会では、今後も桜の植樹を継続していきたいとしています。 -
元気づくり支援金 選定委員会
市町村や公共的団体の自主的な取り組みを支援する県の地域発元気づくり支援金の上伊那分の選定作業が12日から始まりました。
今月末に採択事業が決定します。
12日は、第1回目の選定委員会が伊那合同庁舎で開かれ、要望があった65件の事業内容が委員に説明されました。
選定作業は、上伊那地域の町村長やNPOの代表、信州大学農学部長、伊那建設事務所など県の出先機関の所長など7人が行います。
今年度要望が出されたのは、昨年度に比べ若干少ない65件、1億1千80万円余りです。
事業区分別では、●産業振興、雇用拡大に21件4500万円余り、●教育、文化の振興に14件2600万円余り、●景観保全、景観形成に12件2300万円余りです。
今年度、支援金は、全県で10億円、上伊那は、人口や面積などにより9千116万円が配分されます。
昨年度は、9千255万円の配分額に対し、県下で唯一第3次募集まで行い77件、7千354万円余りが交付されました。
次回の選定委員会は、17日に予定されていて、月末までに採択事業が決定します。
選定委員会委員長で上伊那地方事務所の青木一男所長は、「熱のこもった事業が多数寄せられている。主体的なモデルとして発展できる事業を選定していきたい」とあいさつし、委員の協力を求めていました。 -
上伊那地方事務所 青木所長にきく
上伊那地方事務所の所長に、今年4月1日付けで新しく青木一男さんが着任しました
青木さんは、辰野町出身の56歳です。
1979年(昭和54年)に県職員となり危機管理部消防課長や南信教育事務所長などを歴任、今年4月に上伊那地方事務所長に着任しました。
青木さんは、県が定めた「行政経営理念」に加え上伊那地方事務所独自の価値観・行動の指針に「地域の魅力の発掘・発信」を付け加えました。
「上伊那には強い所もあれば、弱い所もある。私を含め職員がそれぞれの分野で勉強をし、強い所は活用し、弱い所は克服していけば、地域の活力となる。その為に行動指針として「地域の魅力の発掘・発信」を加えた」といいます
これまでを振り返り、脱ダム宣言した田中県政時代、土木部河川課で事務方として過ごした経験から、「住民のみなさんに議論全体の本質を理解していただくには難しく、時間がかかるものだった」と当時を振り返り、住民合意には丁寧な説明と共に、その難しさを感じたといいます。
上伊那の課題については、観光と話します。
「広域観光を含め、弱点を克服する取り組みが必要。
県内で似た地域で、小布施と高遠を比べると、街づくりの中で人を呼ぼうとする点で意識に差がうまれている。高遠をしかっりとコーディネイトし通年で滞在型の観光になれば、地域が伸びていく」と話していました。
青木事務所長は「上伊那には自然や産業、信大農学部など誇れる部分が多くある、これらを活かした地域づくりが大切」だとしています。
家族は妻と息子1人、娘2人で、現在は辰野町で妻と娘一人の3人暮らしをしています。
その他、地元、矢彦神社小野地区木遣り保存会の副会長をつとめていて、毎回欠かさず御柱には参加していると言うことです。 -
みのわ健康アカデミー入学式
箕輪町の熟年者を対象にした町独自の健康づくり事業「みのわ健康アカデミー」の入学式が、10日、町地域交流センターで行われました。
今年は、町内から平均年63.5歳の43人が入学しました。
健康アカデミーは、箕輪町が信州大学の協力を得て、平成17年度から行っていて、今年で8年目です。
アカデミー学長の平澤豊満箕輪町長は、「トレーニングだけでなく人とのコミュニケーションを通して、脳の働きをよくし、健康になってほしい」と呼びかけていました。
健康アカデミーは、週1回、マシンによる筋力トレーニングと有酸素運動のほか、月1回の健康集団講座などを行うものです。
10日は、講座を支える保健師や歯科衛生士など9人のスタッフ紹介もありました。
これまでの卒業生は316人で、ウエストが11センチ細くなった、血圧が正常になった人がいるなど、様々な効果が出ているということです。
アカデミーは1年間で、受講生は、仲間とのコミュニケーションを図りながら、健康づくりを行っていきます。 -
高遠町の伊藤治夫さん(88)に高齢者叙勲
旧高遠町の助役を3期務めるなど、地域自治に功労があったとして、伊那市高遠町藤沢の伊藤治夫さんに、高齢者叙勲が送られました。
10日は伊那市の白鳥孝市長から、伊藤さんに、叙勲の伝達が行われました。
高齢者叙勲は、公共に貢献しながら春秋叙勲で勲章を授与されていない人に対し、88歳に達したときに贈られる不定期な叙勲です。
伊藤さんは、2月28日に88歳の誕生日を迎えたことから、今回叙勲が贈られました。
伊藤さんは、昭和21年に旧藤沢村職員となり、合併により高遠町の職員に。昭和51年には収入役を1期、昭和55年から平成4年まで3期助役を務めました。
伊藤さんは、「88歳になってまさか今さらと思っていたところ、叙勲を頂き、恐れ入っている」と話していました。 -
施設整備検討専門委が中間報告の概要まとめる
上伊那広域連合施設整備検討専門委員会は、新ごみ中間処理施設について、事業方式を公設民営、ごみ収集車の導入路を北側からなどとする中間報告の概要をまとめました。
広域連合では中間報告に基づき5月中旬から関係地区説明会を開催する予定です。
9日は伊那市のいなっせで9回目の委員会が開かれ事業方式などについて協議されました。
事業方式については、建設にかかる費用などを公共でまかない、設計や建設、運営については民間で行う、公設民営方式を前提とすることで意見がまとまりました。
またゴミ収集車の導入路については、三峰川沿いの堤防を入り北側から侵入するルートでまとまりました。
施設の処理方式はガス化溶融方式の流動床式とガス化溶融方式のコークスベッド式の2つに絞りこまれています。
9日まとまった中間報告の概要は、委員会で正式に決定したのち廃棄物政策審議会や広域連合長などに報告されます。
広域連合では中間報告に基づき5月中旬から関係地区説明会を開催し5月14日から1か月間住民意見の聴取を行います。
7月上旬には最終報告書案をまとめ報告する計画です。 -
各市町村で新規採用職員辞令交付式
市町村でも新年度がスタートしています。
2日は、新規採用職員に辞令が交付されました。
このうち伊那市の辞令交付式では、白鳥孝伊那市長から新しく入った職員7人に人事通知書が手渡されました。
今年度採用されたのは昨年度と同じ7人で、男性3人、女性4人です。
白鳥市長は「与えられた職場で学び将来の伊那市を考えながら成長していってほしい」と訓示しました。
新規採用職員を代表して税務課に配属された矢島雅文さんは「全体の奉仕者として、誠実かつ公正に職務を執行します」と誓いの言葉を述べました。
なお、箕輪町では8人が、南箕輪村では療育施設の開設や保育士の増員などにより去年より5人多い14人が採用となっています。