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伊那市と会津若松市が親善交流
江戸時代の高遠藩主保科正之が縁で旧高遠町と福島県会津若松市が親善交流を締結して10年を迎えた。
今後も友好関係を更に発展させていこうと伊那市は会津若松市と19日、親善交流を締結した。
会津若松市の管家一郎市長をはじめ、訪問団約100人が18日から伊那市を訪れている。
19日は、小坂樫男伊那市長や管家会津若松市長らが、信州高遠美術館横の芝生広場にコヒガンザクラを植樹した。
この後、会場を市役所に移し調印式が行われた。
旧高遠町は、保科正之が縁で平成12年9月24日に会津若松市と親善交流を結んだ。
平成18年3月31日の合併以降も市民レベルで交流を深めてきた。
親善交流が10周年を迎えたことから友好関係を更に発展させていこうと、伊那市と会津若松市が親善交流を結び、小坂市長と管家市長が親善交流書を取り交わした。
会津若松市からはうるし工芸の屏風が、伊那市からは伊那市の歌が刻まれた楯が記念品として贈られた。
伊那市と会津若松市は今後、お互いの祭りなどのイベントに参加するなどして交流を進めていくという。 -
伊那市長選挙・市議会議員選挙
任期満了に伴う伊那市長選挙と市議会議員選挙が18日、告示された。
市長選挙には新人2人が立候補した。
市議会議員選挙には、定数21に対して24人が立候補して、市長選、市議選とも選挙戦に突入した。
伊那市長選挙立候補者は届出順で、白鳥孝さん(54)無所属・新人。前副市長で西箕輪中条。対話を基本に市民の目線に立った民間感覚による自治体経営を訴えている。
野口俊邦さん(67)無所属・新人。元信州大学農学部長で西町。憲法を暮らしに生かし、一人ひとりの市民を大事にする市政への転換を訴えている。
伊那市長選挙は25日投票が行なわれ、即日開票される。
一方、伊那市議会議員選挙には、定数21に対し現職14人、新人10人の合わせて24人が立候補した。
党派別では、共産が4人、公明が2人、ほかは無所属。
市議会議員選挙も25日に投票が行われ、即日開票される。
なお19日から24日まで期日前投票が行われている。
17日現在の選挙人名簿登録者数は5万6809人。
伊那市選挙管理委員会の田中信也委員長は、「自らが主権者であるとの自覚を持って、積極的に投票するようお願いいたします」との委員長談話を発表した。 -
伊那市長選挙 市議会議員選挙告示
任期満了に伴う伊那市長選挙と市議会議員選挙が18日告示された。
市長選挙には、すでに出馬表明していた前の副市長白鳥孝さんと信州大学農学部の名誉教授野口俊邦さん2人が立候補を届出。
市議会議員選挙には、定数21に対して現職14人、新人10人の合わせて24人が立候補して、市長選、市議選とも7日間の選挙戦に突入した。
白鳥孝さん(54)無・新は、前の副市長で、住所は西箕輪中条。
対話を基本に市民の目線に立った民間感覚による自治体経営を訴える。
野口俊邦さん(67)無・新は、元信州大学農学部長で、住所は西町。
憲法を暮らしに生かし、一人一人の市民を大事にする市政への転換を訴える。
白鳥さんは、今日午前8時半過ぎに、300人の支持者が見守る中、中央区の事務所で第一声をあげ、その後市内全域をくまなく遊説した。
一方野口さんは、100人の支持者が見守る中、午前11時に西町の事務所駐車場で第一声をあげ、その後市内全域をくまなく遊説した。
伊那市長選挙は、25日投票が行なわれ、即日開票される。
一方、定数21の伊那市議会議員選挙には、3人オーバーとなる24人が立候補した。
党派別では、共産が4人、公明が2人、ほかは、無所属。
市議会議員選挙も、25日に投票が行われ、即日開票される。
17日現在の選挙人名簿登録者数は、5万6,809人。19日から24日まで、期日前投票が行なわれる。 -
高遠町歴史博物館 収蔵庫完成
新しく建設された伊那市の高遠町歴史博物館の収蔵庫が完成し13日、竣工式が行われた。
13日は、市の関係者など40人が出席しテープカットなどをして完成を祝った。
平成8年に開館した博物館は、現在1000点を超える資料が保管されていて手狭となっていた。
新しい収蔵庫は、歴史博物館東側に隣接する形で建設された。
収蔵庫は鉄筋コンクリート平屋建てで、延べ床面積は約164平方メートル。
温度と湿度が調整しやすいよう、壁は木材を使った2重構造にした他、古文書などの書籍類を管理する稼働書庫や壁面に資料を固定するラックなどが備え付けられた。
また、雨の日でも荷物の出し入れが出来るトラックヤードも設けられた。
小坂樫男伊那市長は「貴重な資料を後世に残し、寄託などにも対応できる施設として活用していきたい」と挨拶した。
高遠町歴史博物館では、収蔵庫の内部の環境を整えてから資料などの運び込み作業を行うことにしている。 -
伊那市創造館 竣工
伊那市が学習と交流の拠点再生事業として、荒井区の旧上伊那図書館を改修した伊那市創造館が完成し、16日竣工式が行われた。
昭和5年に建てられた旧上伊那図書館を耐震化し、バリアフリー化した。
昭和初期の洋館の風格はそのままに改修したもので、総事業費は、9億6,000万円。合併特例債やまちづくり交付金でまかなった。
竣工式では、記念アトラクションとしてクラシックワールド室内アンサンブルによる弦楽5重奏の演奏があり、建物にマッチした重厚で美しいハーモニーが完成に華を添えた。
旧上伊那図書館は、昭和5年に辰野町の実業家、武井覚太郎の寄付により建設された。
上伊那地域では、唯一の昭和初期の歴史的建造物。
改修工事は、当時のままの姿をそのまま後世に伝えていこうと行われた。
入り口を入ると、エレベーターが新しく設置されていますが、階段の手すりは、これまであった大理石がそのまま使われている。
1階は、さまざまな分野の講座やワークショップなどに活用できる体験学習室や自習スペースとして自由に使える学習室。2階には、国の重要文化財に指定されている貴重な遺物を展示する常設展示室が、3階は、講演会や演奏会に使うことができる講堂がある。
講堂は、床板もこれまでのものをそのまま使い、雰囲気が残された。
竣工式で小坂樫男市長は、「市民が気軽に訪れ、憩いの場となることを願っている。周辺の生涯学習施設と連携して、中心市街地の魅力あるエリアになることを期待したい」とあいさつした。
創造館には、本館と収蔵庫棟がある。
本館南側の収蔵庫棟は、地下1階地上1階の施設で、明治以来、上伊那教育会を中心に蒐集されてきた2万点に及ぶ貴重な資料や文化財が空調管理された収蔵室に保管される。
手すりには、当時の大理石が本館から移設された。
伊那市創造館は、5月24日開館予定で、常設展示のほか、小学校で所蔵する美術品を一堂に展示する学校のお宝展が開催されることになっている。 -
長野県元気づくり支援金選定開始
長野県が自治体や住民の自主的な取り組みを支援する地域発元気づくり支援金に、上伊那地域では64件、1億3600万円ほどの申請があった。
伊那合同庁舎で15日、本年度の支援金の採択事業を選定する委員会が開かれた。
本年度の上伊那地域への配分額は、昨年とほぼ同じ9620万円。
それに対し、上伊那の自治体や各種団体などから、昨年よりも6件、額にして2500万円ほど多い64件、1億3600万円ほどの申請があった。
市町村別の申請の内訳は、伊那市が27件で5600万円、箕輪町が6件1700万円、南箕輪村が3件420万円などとなっている。
事業区分では、教育文化の振興が16件約4千万円、特色ある観光地作りが11件3800万円などとなっている。
市川武二上伊那地方事務所長は、「今年も特色あるユニークな取り組みが集まった」とあいさつした。
次回の委員会は20日に開かれ、今月末に採択事業が決定する予定。 -
新上伊那地方事務所長に聞く
市川武二さん上伊那地方事務所の所長に、今年4月1日付けで新しく市川武二さんが着任した。
市川武二さんは、埼玉県生まれの57歳で、東筑摩郡の現在の筑北村で育った。
1975(昭和50)年に県職員となり、企画局企画課土地対策室長、商工労働部産業政策課長などを歴任、今年4月に上伊那地方事務所長に着任した。
上伊那の印象については、「上伊那は上の段から見ると、北海道かと思うような、これが長野県かと思うような風景がみられる。長野県でも珍しいと感じている」と話す。
企画局企画課土地対策室長時代は、南アルプスなどでの風力発電事業について問題となった時期で、環境アセスメントの強化などの条例を整備した。
また、商工労働部産業政策課長時代には、リーマンショックから始まる世界同時不況の中で、県の緊急経済対策に取り組んだ。
上伊那の産業については「上伊那の工業出荷額が多いことは承知しているが、そんなに他地域と大差があるわけではない。産業といっても製造業に限らず、観光・農業・林業も産業だ。観光で言えば上伊那だけでなく広域的な観光を考えなければならない。製造業だけを見た場合でも上伊那管内だけを取り上げて見ないほうが良いだろうと感じている。今後の取り組みとしては、農商工の連携で、他にないものを作り出していくことが今後ますます重要になるのではないかと感じている。」と話している。
市川さんは、商工労働部で7年、企画局で6年勤めていて、得意だった分野から着手したいとしている。
家族は妻と息子2人娘1人。家族を長野市に残し、現在は単身赴任。
趣味は県職員になってから始めたという野球で、現在も県職員でつくるOBチームで、全国大会出場を目指しているという。 -
箕輪町地域スポーツセンター安全祈願祭
今年12月の完成を予定している箕輪町地域スポーツセンターの安全祈願祭が12日、ながた自然公園で行われた
地域スポーツセンターが建設される、ながたの湯西側にあるテニスコートで、町や工事関係者ら約60人が出席し、工事の安全を祈願した。
事業費は約4億円で、国からの補助金などを活用し建てられる。
地域スポーツセンターは、鉄筋コンクリートの2階建てで、延床面積約3400平方メートル。
外壁には、厚さ4.5センチの太陽光を取り入れることができる半透明な特殊なプラスチックを使い、オールシーズン活用できる。
内部には、観客席を288席設置し、コートには人工芝を張り、運動のほか各種イベントにも活用できる施設として整備される。
平澤豊満町長は「町では初めての総合スポーツ施設。地域の活性化や町民の健康づくりの場にしていきたい」と話していた。
箕輪町地域スポーツセンターは、12月中旬完成予定で、名称は公募により決定するという。 -
竜東地区農道竣工
伊那市美篶と箕輪町三日町をつなぐ農道が開通し13日、竣工式が行われた。
開通セレモニーでは、伊那市の手良保育園の園児や関係者約120人が、今回整備された八ツ手大橋を渡り、完成を祝った。
道路が整備された地域は竜東地区の上段。
これまでこの地域には、南北をつなぐ道路がなかったため、平成6年から県が主体となって農道の整備を進めてきた。
今回、伊那市手良の整備区間が完成し、全線開通となった。
農道は伊那市美篶と箕輪町三日町をつないでいて、総延長は約6キロ、総事業費は約32億円。
式典で小坂樫男伊那市長は、「箕輪から美篶までをつなぐ立派な道路ができた。これがまた、この地域の発展につながることを期待している」と話した。 -
伊那市議選立候補予定者25人
伊那市議会議員選挙告示まで1週間を切った。
13日までに立候補を予定しているのは25人で、定数21に対し4人オーバーとなっている。
12日から13日にかけ行われた立候補書類の事前審査では、立候補を予定している25派のうち24派が審査を済ませている。
伊那市長選挙、市議会議員選挙は18日告示、25日投開票となっている。 -
大芝村有林整備基本計画案示す
南箕輪村は、大芝村有林の森林整備基本計画案をまとめた。
12日開かれた南箕輪村議会全員協議会で、村が計画案を示した。
計画案は、今後10年間の大芝村有林の整備計画をまとめている。
基本方針は、アカマツを松くい虫被害から守ること、アカマツ林の一部を広葉樹に樹種転換することなど。
大芝高原内を5つのエリアに分け、年次計画に沿って整備を進める。
整備は間伐が中心で、健全なアカマツ林やヒノキ林を育て、さらに広葉樹の生育を目指すという。
村では、今回の計画案を地区懇談会で示し、村民の意見を聞くことにしている。 -
市長選告示まで1週間 事前審査に2派
伊那市長選挙の告示まで1週間。これまでに立候補を表明しているのは新人二人で、一騎打ちとなる公算が高まっている。
立候補を表明しているのは、地区別50音順で野口俊邦さん、白鳥孝さんの2人。
信州大学名誉教授で元農学部長の野口俊邦さん(67)は、3月11日に立候補することを表明した。
南箕輪村南原から伊那市西町に住所を移した。
市民本位の市制への転換、4年以内での中学校卒業までの医療費無料化、市長の給料・退職金の3割削減、住民投票条例の制定などを掲げている。
前の副市長白鳥孝さん(54)は、2月21日に立候補することを表明した。西箕輪在住。
民間の発想による行政改革、中学校卒業までの入院費の無料化、工科短期大学の誘致、JR飯田線の高速化などを掲げている。
12日、伊那市役所で行われた立候補届出書類の事前審査に、野口さん、白鳥さんの2派が訪れ、審査を受けた。
これは、告示日当日の手続きをスムーズに行うためのもの。
伊那市選挙管理委員会によると、これまでに届け出書類を持ち帰り同日事前審査を受けたのは、両陣営のほかにはないという。
なお、伊那市議会議員選挙の事前審査は、12、13日の2日間行われ、12日は高遠・長谷地区と旧伊那市伊那地区以外の立候補予定者が審査を受けた。 -
伊那市保健センター竣工式
旧市営伊那中央総合病院跡地に新たに建てられた伊那市保健センターが完成し12日、竣工式が行われた。
雨のため室内で行われた竣工式には、市の職員や地元関係者ら約40人が出席し、完成を祝った。
式の中で小坂樫男伊那市長は、「国道に接しているため交通の利便がよく、また今までの保健センターの機能に介護予防トレーニング室といった高齢者保健機能を加え、保健や福祉サービスを効率かつ効果的に提供できる」とあいさつした。
新しい施設は延床面積約1700平方メートル、鉄筋コンクリート造の平屋建てで総事業費は約5億5千万円。
新たに介護予防トレーニング室が設置されたほか、検診室や調理室などが備えられている。
外断熱工法などで断熱性を高め、太陽光利用の床暖房など、省エネルギー化が図られている。
また、上伊那口腔保健センターも併せて移設され、引き続き歯科保健事業や休日歯科治療事業も実施していく。
保健センター、口腔保健センターとも、5月6日から新しい施設での運営を予定している。 -
箕輪消防署に新しい救急車導入
箕輪消防署に、新たな高規格救急車が、8日、導入された。
8日は、新しい救急車の入魂式が、箕輪消防署で行われた。
新しい救急車は、前の車両が老朽化に伴い、箕輪消防署が加盟する伊那消防組合が、国の補助をうけて更新した。
入魂式の中で平澤豊満町長は「一刻も早く医師のもとに患者を届ける救命の機能は素晴らしいものが整った。そなえられた機能を使いこなし、町民の皆さんの命を守って欲しい」と挨拶した。
この高規格救急車は、約2400万円で、これまでのものより一回り大きくなっているため、車両内のスペースが広くなり、救命活動が行いやすくなったという。
なお、この車両の導入は、国の緊急消防援助隊事業の補助を受けていて、県内外で災害が発生した場合、被災地に派遣されるという。 -
南箕輪村区長会長に池田輝夫さん(田畑)
南箕輪村役場で9日、本年度初めての区長会が開かれ、区長会長には田畑の池田輝夫さんが選ばれた。
村内12地区で選出された本年度の区長12人が集まり、区長会長などを決めた。
その結果、区長会長には田畑の池田輝夫さんが、副会長には神子柴の池上昭雄さんが選ばれた。 -
春の全国交通安全運動
春の全国交通安全運動が6日から始まった。
伊那市では、市役所前のナイスロードに交通指導所が設けられ、安全協会や、交通指導員など約80人が、ドライバーに安全運転を呼びかけた。
今回の交通安全運動は、「子どもと高齢者の交通事故防止」を運動の基本に、シートベルトやチャイルドシートの着用の徹底、飲酒運転の根絶などを重点に掲げている。
伊那警察署によりますと管内の今年の交通事故は4月5日現在死亡事故は1件で、人身事故は111件で去年より3件増加、ケガ人は135人で3人の減となっている。
春の全国交通安全運動は15日まで。 -
伊那市長・市議選ポスター掲示板設置
今月18日告示、25日投票の伊那市長選挙・市議会議員選挙のポスター掲示板の設置作業が6日、行われた。
6日は、伊那市役所付近などで掲示板の設置作業が行われた。
設置された掲示板は、市長選挙が4区画、市議会議員選挙が27区画用意されている。
掲示板は、17日までに、伊那地区234ヶ所・高遠地区43ヶ所・長谷地区20ヶ所の合わせて297ヶ所に設置される予定。
業者によると、これから、高遠城址公園の花見客が増える事が見込まれる為、掲示板の設置は、高遠方面を優先して行われるという。
伊那市長選挙、市議会議員選挙は、今月18日告示、25日に投開票が行われる。 -
天竜川・三峰川合流点にスペース
伊那市役所南側の天竜川・三峰川合流点に、水辺に安全にアクセスできるオープンスペースが完成した。
国土交通省天竜川上流河川事務所が、国の治水事業として2億8,000万円をかけ、護岸工事を進めてきた。 このオープンスペース、広さは約5,500平方メートルで、自然石を積み上げた階段状の護岸となっていて、水
これは、河川がもっている景観や歴史、文化などの資源を活かしてまちづくりにつなげていこうというもの。
伊那市の計画が国に認められ、天竜川河川事務所が整備した。
辺への安全なアクセスを可能にしている。
伊那市では、これまで実施してきている三峰川沿線での事業に続く市民の交流の場として、具体的な活用方法を考えたいとしている。
このオープンスペースは、自由に使うことができるが、スペースを占有してのイベントなどでは、申請が必要になる。 -
伊那消防署 組合長らが点検
伊那消防署で、今年度初めての通常点検が6日行われ、伊那消防組合長の小坂樫男伊那市長が訓示した。
6日は、朝8時半に、伊那消防署と高遠消防署の署員あわせて35人が伊那消防署の屋上に集合し、点検を受けた。
通常点検は、毎月1回行われていて、服装の乱れは無いか、消防手帳を所持しているかをチェックする。
6日は、年度初めとして、組合長による点検が行われた。
今年度伊那消防署には、新たに1人の署員が加わり、59人体制で、高遠消防署は、19人体制でスタートしている。
小坂組合長は、「市民の皆さんの期待に応えられるよう、日々訓練に励んで欲しい」と訓示した。 -
野口俊邦さん事務所開き
任期満了に伴う伊那市長選挙に出馬表明している信州大学名誉教授で、元農学部長の野口俊邦さんの事務所開きが4日夜、伊那文化会館で行われた。
野口さんの支援者約300人が出席し、親交のある信州大学の元学部長らが激励の言葉を送った。
今の市政に批判的な住民有志でつくる市民本位の市政をすすめるみんなの会の小林史麿会長は「伊那市の多くの市民は良心をもっている。勇気と良心で必ず新しい伊那市を作ってくれると確信している」とあいさつした。
最後に、会場全員で伊那市の歌を歌い、選挙戦に向けて結束力を深めていた。
伊那市長選挙には野口さんのほかに、伊那市の前副市長白鳥孝さんが立候補を表明している。
事務所開きに出席した民主党上伊那支部は、独自候補の擁立は難しいとして、3月30日の幹事会で自主投票にする事を決めたことを報告した。
伊那市長選挙は、4月18日告示、25日に投開票される。 -
伊那市 下水道使用料未請求で職員処分
伊那市の下水道使用料未請求問題で、小坂樫男市長と酒井茂副市長は、給料を減額する条例改正案を2日の臨時市議会に提出し、全会一致で可決された。
給料減額の条例改正案は、監督責任をとり提出したもの。
小坂市長は、給料月額の30パーセントにあたる27万8,400円を、酒井副市長は、20パーセントにあたる15万3,600円を4月の給料から減額する。
伊那市の下水道使用料の請求漏れは、平成5年からあり、未請求金額の合計は、2,300万円にのぼり、このうち900万円は、時効が成立している。
市では、時効が成立していない使用料1,400万円については、個別訪問などにより粘り強く納入を求めていくとしていて、時効が成立しているものについては、職員の寄付なども含め、補てんの方法などを検討したいとしている。
市は、情報の共有化、チェック体制の確保、指定工事店への指導などを再発防止策に掲げていて、平成5年度から21年度まで使用料関係に携わった管理職など18人を減給などの処分にした。
今回の市長と副市長の減給も職員の処分に伴う監督責任として行なわれる。 -
伊那市新規採用職員辞令交付
新年度が始まった1日伊那市は新規職員辞令交付式をおこなった。
式では小坂樫男市長から新しく入った職員8人に、辞令が手渡された。
小坂市長は「地方自治体は大変な時代を迎えている。生き残りをかけ、市民の安全の確保・福祉の向上のため、解決すべき課題に取り組んで欲しい。活躍を期待する。」と訓示した。
市民生活部市民課に配属された福澤しのぶさんは「全体の奉仕者として誠実かつ公正に職務を執行します。」と誓いの言葉を述べた。
今年度は男性6人、女性2人が採用された。
社会人枠から保育士が一人、また、旧上伊那図書館「創造館」の学芸員として一人採用されている。
伊那市によると、退職者も少なかったため今年度は、昨年度より5人少なく、伊那市が合併して以来最も少ない採用数だという。 -
次世代育成支援行動計画答申
南箕輪村における子どもの健全育成や保護者への支援などの行動計画について検討してきた協議会は30日、南箕輪村の唐木一直村長に計画を答申した。
協議会の宮下広規会長らが南箕輪村役場を訪れ検討結果を唐木村長に答申した。
次世代育成支援行動計画は、村が今後目指す子育て支援施策や事業の目的をまとめたもので、5年に1度見直しを行っている。
平成22年度から平成26年度までまとめた次世代育成支援計画には、幼児から本に親しむブックスタート事業や運動遊びなど73項目が盛り込まれている。
唐木村長は、「答申にそった施策が出来るように努めていきたい」と話していた。
村では今後、次世代育成支援行動計画のダイジェスト版を作り村民に周知させていく。 -
暴力団排除に関する協定締結
伊那警察署と箕輪町は、
1日、町営住宅からの暴力団排除に関する協定を結んだ。
協定は、箕輪町が町営住宅から暴力団員を排除するため公営住宅管理条例を改正したことにより結ばれた。
条例では暴力団と判明した場合「新規に入居させないこと」
また「退去を求めること」などを定めている。
協定により町は、特定の疑わしい人物が暴力団員かどうかを警察に確認することができるようになる。
伊那署管内でこの協定を結んだ自治体は辰野町に次いで2例目。
現在町には町営住宅の団地が3つあり、合わせて125世帯が入居できる。
町ではセーフコミュニティーを進めていることもあり警察との連携を強め、住民の生活の安全安心につなげていきたいと話している。 -
伊那市年度納め式
年度終わりの31日、伊那市役所では職員が多目的ホールに集まり、年度納め式が行われた。
小坂樫男市長は訓示で「富県保育園の移転新築や小中学校の耐震化など今年度計画していた事業はすべて完了、または着手することができた」と話した。
また新ごみ中間処理施設の建設について「去年暮れ、地元区から環境アセス同意を得られ、一歩前進することができた」と訓示した。 -
伊那市長選挙 野口俊邦さん政策発表
任期満了に伴う伊那市長選挙に出馬表明している野口俊邦さんは、31日開かれた記者会見で、市民本位の市政を進めるとする政策を発表した。
野口さんは、「市民を主人公にする市政、地元企業や農林業を支援する市政へ流れを変えたい」と抱負を述べた。
ほかに新ごみ中間処理施設のアセス実施について、「決まったことを白紙にはできないが、話をどこまで戻せるか再検討したい」との考えを示した。
具体的な政策として、現在小学校入学までの医療費無料を小学校卒業までとし、また4年以内に中学校卒業まで目指すほか、市長の給料と退職金を3割削減し、副市長は1人にすることを挙げている。
伊那市長選挙は4月18日告示、25日投開票となっている。 -
箕輪町退職者辞令交付
箕輪町役場で31日、退職者辞令交付式が行われた。
町では12人が退職を迎え、平澤豊満町長から一人ひとりに退職辞令が手渡された。
また長年の勤続に感謝し、町から感謝状のほか、花束が贈られた。
平澤町長は、「皆さんが働きはじめたころと比べ、予算規模は10倍に、また人口は1万人増え、大きな町になった。町が発展したのは皆さんのおかげです」とこれまでの労をねぎらった。
退職者を代表して木村英雄さんは、「無事退職を迎えることができたのは皆さんのおかげです。職員の皆さんは英知を結集しすばらしい町づくりをすすめてください」とあいさつした。
最後に退職者は職員らとあいさつを交わし、役場を後にした。 -
伊那市長選挙 白鳥孝さん政策発表
任期満了に伴う伊那市長選挙に出馬表明している白鳥孝さんは、30日開かれた記者会見で、高齢者を大事にする福祉の推進を柱とする政策を発表した。
白鳥さんは、高齢者は郷土の財産だとして、「高齢者がいきいきと元気な社会をつくりたい」と抱負を述べた。
他に具体的な政策として新ごみ中間処理施設のアセス実施について、候補地は民主的に決定されたとして、これを覆すつもりはないとの考えを示した。
他には、現在、小学6年生まで実施している入院費の無料制度を中学3年生まで引き上げるほか、工科短期大学の誘致、伊那消防署の伊那中央病院近くへの移転新築、JR飯田線の高速化などをあげた。
伊那市長選挙は4月18日告示、25日投開票となっている。 -
伊那市 アダプトシステム調印
伊那市は、道路の美化活動などに取り組んでいる2企業2団体と30日、協定を結んだ。
伊那市は、うるおいの郷づくり事業として市独自のアダプトシステムをスタートする。
それに伴い道路の美化活動などをしている団体や企業を今年の1月から募集をしたところ、2企業、2団体かの応募があった。
アダプトシステムは道路環境の向上や住民同士の交流を図る制度で、美化活動などにボランティアで取り組む団体に対して伊那市が清掃用具や材料などを支援する。
協定を結んだのは会社周辺の市道の整備などを行っている伊那市富県の南信工営(株)、市道沿道の花壇整備を行っている高尾町花の会、会社周辺の美化活動を行っている伊那市西町の伊那バス(株)、公園の整備を行っている双葉公園と周辺を美しくする会。
小坂樫男伊那市長は、「この運動が伊那市全体に広がればすばらしい。」と挨拶した。
企業や団体の代表者達は「今後も街の美化に努めたい。この活動を定着させ充実させていきたい」と話していた。
伊那市では、今後も企業や団体からの参加を随時募集していくとしている。 -
北小河内区中村常会で記念植樹
平成18年の豪雨災害で土石流による被害があった、箕輪町北小河内区中村常会の災害復旧工事が終了し、27日記念植樹が行われた。
27日は地区住民など約200人が参加して、シダレザクラ3本とヤマザクラ80本を砂防ダム周辺に植えた。
中村常会は、平成18年の豪雨災害で大きな被害を受けた。
これにより、地区には災害復旧対策委員会が設置され、国、県などと、平成18年度から砂防ダムの建設などを進めてきた。
式典で、中村地区に住む小学5年生の根橋そらさんが「当時は公民館から長靴をはいて学校に通う大変な毎日で雨が降るたび心配だった。安心して暮らせる地域になってうれしい」と話していた。
平澤豊満町長は「災害で地域の防災の意識が高まった。この体験を後世に伝えてもらいたい」と話していた。