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飯島区民体育祭
秋晴れに恵まれた15日、飯島町の田切、飯島、七久保、本郷の各区でそれぞれ区民体育祭、運動会が開かれた。いずれも多くの区民が家族ぐるみで参加し、趣向を凝らしたさまざまな競技に出場。親ぼくを図りながら楽しくスポーツに親しんだ。得点競技では応援席もヒートアップ。耕地ごとに旗を振ったり太鼓を叩いたりして激しい応援合戦を繰り広げた。
飯島区は飯島小学校グラウンドで開催。(1)カン転がし(2)リム転がし(3)楕円ボールドリブル(4)タイヤ転がし竏窒フリレーに出場した選手は真っ直ぐに進んでくれないカンに四苦八苦=写真。速く速く竏窒ニ気持ちはあせるが思うように前に進めず、苦労していた。 -
第4回信州フッチサウカーニバル
第4回信州フッチサウカーニバルが15日、駒ケ根市東伊那のふるさとの丘アルプスドームで開かれた。駒ケ根フッチサウ協会(上原幹雄会長)主催。上伊那のほか、愛知県、三重県から12チームが出場し、優勝を目指してグループリーグと決勝トーナメントで熱戦を展開した=写真。
フットサルは5人制のミニサッカー。コートが小さく、少人数で気楽にプレーできることから、サッカー経験者を中心に人気が高まっている。フッチサウはフットサルのポルトガル語。
上位チームと個人賞は次の通り。
(1)プレッジ(三重県)(2)ブラックモンスター(愛知県)(3)FCかたばみ&平和時計(飯田市)
▼ファンタジスタ賞=松下浩典(FCかたばみ&平和時計)長岡仁(ブラックモンスター)▼スーパーセーブ賞=白川満(蹴九武) -
地球の料理教室
「みなこいワールドフェスタ 第13回協力隊週間2006inこまがね」(15縲・2日)の第1弾イベントとして15日、地球の料理教室が駒ケ根市の文化センターで開かれた。子どもを含む地域住民約20人が参加し、中央アジアのウズベキスタンの家庭料理作りに挑戦した。指導に当たったのは長野市在住のウズベク人で語学講師のトシボイブ・イリボンさんと青年海外協力隊員としてウズベキスタンに派遣された教員の昌美さん夫妻。参加者は夫妻の指導を受けながらバルガンスキー(ピーマンの肉詰め)、フランススキー(ジャガイモサラダ)、クシュティリ(油菓子)を楽しそうに作っていた=写真。
同週間は駒ケ根市に青年海外協力隊があることから国際理解を深めようと始まったイベント。16日から伊南4市町村の各会場で国際協力活動のパネル展が開かれるほか、21日に駒ケ根文化センターで前夜祭、22日には駒ケ根市の広小路、銀座通りでこまがね国際広場が開かれる。問い合わせは駒ケ根市役所総務部企画財政課(TEL83・2111内線242、243)へ。 -
健康医学セミナー
地域の住民の健康管理に役立ててもらおうと駒ケ根市上穂南の前澤病院(前澤毅院長)は14日、第7回健康医学セミナーを駒ケ根市の赤穂公民館で開いた。約60人が集まり、信州大医学部付属病院加齢総合診療科の山内恵史さんによる「メタボリック・シンドローム(内臓脂肪症候群)ってなんでしょう。どうしたらいいでしょう」と題した講演を聞いた。
山内さんは「糖尿、高血圧、高血糖のうち2つ以上が当てはまるとメタボリック・シンドロームとされるが、問題は内臓脂肪がたまること。これを予防するためには、バランスの取れた腹八分目の食事、軽くてもよいから運動を継続することなどの生活習慣の改善が必要。そして最も大事なことはあきらめずに続けることだ」と話した=写真。 -
赤中26会古希祝賀会
駒ケ根市の赤穂中学校を1951(昭和26)年度に卒業した同窓生らでつくる赤中26会(沢山孟彦会長)は14日、駒ケ根市のアイ・パルいなんで古希を記念する祝賀会を開いた。約130人が出席し、再会した級友や恩師らと笑顔で健康を喜び合った=写真。出席者は酒や料理もそこそこに、懐かしそうに思い出話に花を咲かせていた。
沢山会長は「還暦の祝賀会以来10年ぶり。久しぶりで名前も浮かんでこない人も中にはいるが、また元気な顔を見られてうれしい。全員が一同に会するのはこれで最後かもしれない。楽しく旧交を温めよう」とあいさつした。 -
切り絵がやりがい
箕輪町
高橋修司さん「切り絵のすばらしさ、魅力を皆がわかってくれたらうれしい」
長野県長寿社会開発センターの「2006信州ねんりんピック」高齢者作品展の手工芸部門で、初出品した切り絵作品「白浪五人男」が、県知事賞に次ぐ県長寿社会開発センター理事長賞を受賞した。
「ほかに立派な人がいるのに、おれが賞をもらった?ってびっくりしたね」。受賞の報告が信じられず、9月の上田市丸子文化会館での表彰式・作品展に妻と行き、展示されている自分の作品を見て初めて実感した。「賞状なんて、消防団のポンプ操法県大会で優勝して以来。この年になってもらうことなんてないから、うれしかった。これからの励みになる。やる気が沸いてきた」という。
切り絵との出合いは3年前。岡谷市で兄弟で精密業をしていたが、03年に突然の病に襲われた。病名は急性横断性脊髄炎。両足が麻ひし、車いす生活を余儀なくされた。鹿教湯に行き、教わったのが切り絵だった。その後、長野市のリハビリセンターに入所し、切り絵の先生に勧められ、本格的に学び始めた。
「始めのころは手を切りそうでおっかなくてね。だんだんやるうちに、これはすばらしいと思った。面白くてはまっちゃった」
箕輪町の自宅に戻ってからも、リハビリを続けながら先生とやりとりし、切り絵に取り組んでいる。
切り絵は黒い紙に下絵を張り、20センチの小刀1本で切り込んでいく。切った紙を白い画用紙に張って完成する。
「実際やってみると細かい作業。集中してやらないと、ちょっとほかのことを考えると違う所を切ってしまう。根気はいるけど、だれでも出来るさね」
1日2時間ほど、窓辺の指定席で作業する。これまで山野草や人物画にも挑戦したが、一番好きなのは風景画。今は、非常に細かい「花火」の作品を制作中だ。
「切り絵は白と黒のコントラストの美しさが魅力。細かいところまで表現できるのも良さ」。切り絵に色を塗る作品や色紙もやってはみたが、「やはり白黒がいい」という。
「おれは山と歌うことが好きで、病気にならなければ切り絵なんて知らなかった」。岡谷の合唱団で15年間、バスのパートで歌っていたほどの音楽好きだが、車いすでは仲間に迷惑がかかると、音楽から離れてしまった。
「今は切り絵がやりがい。朝起きて、今日はまた切り絵をやって、あそこまでやろうとか、もう少しで完成すると思うと張り合いになる」
作品は人気があり、「欲しい」と言われて近所の人や親戚に何十枚とあげた。切り絵を教えてほしいと頼まれ、「教えるなんて生意気なことはできないけど、一緒に楽しむなら…」とボランティアで教えてもいる。
切り絵だけでなくビーズ工芸、パソコン、20年も続けているハーモニカなど、1日の中でさまざまな楽しみがある。「いろいろやりすぎだけど、趣味があるっていいことだと思うよ」。24時間治まることのない足のしびれも、趣味に取り組むことで少しは気がまぎれるという。
「家族皆が協力してくれるから、おれもできる。病気になっておしまいじゃなく、やればいろいろある」
沢区の文化祭に切り絵、町の文化祭にビーズ工芸を出品する。「やったら、人にみてもらうのも大切だよね」(村上裕子) -
浦国有林で国有林視察ツアー
伊那市長谷の浦国有林で16日、三峰川流域国有林視察ツアーがあった。一般や伊那市の行政関係者など約30人が参加。ここにしか自生しない貴重な植物や独特の地形について学んだり、現在治水工事の行われている荒川流域などを訪れた。南信森林管理署主催。
旧長谷村には、県内国有林の約30%が存在しているが、旧伊那市や旧高遠町の住民にはなじみが薄い。そこで、視察を通して地域住民に地域の森林への理解を促し、今後の活動や市政に役立ててもらおう竏窒ニ、林内が色付く季節に合わせて今回の視察ツアーを初企画した。
参加者は、美しく色付いた紅葉に目を奪われながら森林内を散策。この地に落ち延びた平家と関係した巫女(みこ)が身を投げたとされる「巫女淵」を見たり、八ヶ岳や南アルプスの一部にしか見られない絶滅危惧種・ヒメバラモミや、固有種・トダイハハコなどについて学んだ。
参加者の中には、昔この地に住んでいたという人もおり、「昔はこの辺にふちがあった」などと話しながら、散策を楽しんでいた。 -
信大農学部で学生が作った米を販売
南箕輪村の信州大学農学部は17日から、学部生たちが実習の中で作った米を、構内にある生産物販売所で一般に向けて販売する。
農学部は、地域との交流を深めたり学生の学びの幅を広げることなどを目的として学生らが作った野菜や山ぶどうワインなどを一般にも販売しており、米の販売は2年目。昨年は用意した米が2月ころに売り切れてしまうほど好評だったという。
今年販売を予定する米は約10トン。品種はコシヒカリで、低農薬米、はぜ掛け米などといった安心、安全に配慮したものもある。それぞれ10キロごと小分けしており、普通の白米は3900円、低農薬米は4150円。はぜ掛け米は現在乾燥させているため、11月ころから販売し始める。
希望者には玄米で販売したり、30キロ単位で販売することも予定している。
問い合わせは信州大学農学部附属施設係(TEL77・1318)へ。 -
箕輪町長選立候補届出説明会
2派が出席任期満了に伴う11月14日告示、19日投票の箕輪町長選挙の立候補届出説明会が16日、箕輪町役場であった。2派が出席し、町選挙管理委員会から立候補届出の手続きに関する説明を受けた。出席したのは現職で再選を目指す平沢豊満氏(65)=無所属、沢=の後援会と、「政策論争をしたほうがいい」と候補擁立に動いている住民有志グループの2派。対抗馬の具体的名前は挙がっていないが、選挙戦になる可能性も高まっている。
平沢氏は、9月13日の町議会9月定例会一般質問の答弁で、「町内全域の後援会、地元の区、常会、多数の町民から力強いご推薦をいただいた」として、2期目に向け出馬を表明した。
有志グループは、「分権の時代で大事なとき。首長の考えを町民が知らないといけない。無投票にしてはいけないという危機感がある」とし、「行政に明るい人」に絞り込んで擁立に動いているという。
民主党上伊那支部の寺平秀行支部長も説明会に出席。推薦要請などがあった場合などの対応も考え「準備のための出席」で、町長選について上伊那支部では「議論に上がっていない」と話した。
前回選挙で平沢氏を支持した共産党は、今回の選挙について現在のところ「検討中。正式決定はまだしていない」(桑沢幸好共産党箕輪町委員長)としている。
立候補届出書類事前審査は11月8日午前8時30分から午後5時まで、町役場2階の大会議室である。 -
【記者室】大芝高原に輝くイルミネーション
闇に包まれた南箕輪村大芝高原に、華やかな光が灯った。住民有志が初めて企画した「2006信州大芝高原イルミネーションフェスティバル」。73組もの企業と個人が参加した。それぞれに工夫した電飾がメーンストリートを明るく照らし、幻想的な世界が広がった▼同期の村民有志が実行委員会を組織。村の活性化を目的に大芝高原を生かそうと考えたのがイルミネーションだった。夢のある世界を創り出し、来年、再来年と定着させ、村のブランドになるまで発展すれば-との願いもある▼「また見に来たい」「村中に広がればいいのに」。散策する人からそんな声も聞こえた。29日まで毎晩点灯する。新しく誕生した大芝高原の夜の表情に、会いに行ってはいかが。(村上記者)
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女性起業セミナー始まる
県商工会連合会南信支所の女性起業セミナーが17日、伊那市の西春近商工会館で始まった。セミナーは24日までの3回で、創業を目指す女性を支援する。
申込者は上伊那の20縲・0代の女性18人で、3分の2がエステや飲食など具体的に創業を計画している。セミナーでは、ビジネスプランの作成、開業手続きと支援策などを学ぶ。また、地元の若手起業者から起業の経緯や起業して気づいたことなど体験談を聞く場も設けている。
初回は、経営コンサルタントの星井あき子さんが創業の心構え、マーケティングの基本を講義。
星井さんは、ビジネスを始めるアイデアは▽自分が得意とすること▽生活で不便だと感じていること竏窒ネど身の回りを見渡すとヒントがあるとし「既存と同じことをやっても、そこに客は魅力を感じない。事業のプロセスから一部を取り出したり、ばらばらで提供されている商品やサービスを統合したりと付加価値をつけ、差別化を図る」と事例を挙げながらアドバイスした。
セミナーは本年度からの取り組みで、下伊那に続いて開催。県商工会連合会は、シニアアドバイザー事業として、創業を目指す人などに、専門家の個別派遣(3回まで無料)の活用を促している。
問い合わせは、南信支所シニアアドバイザーセンター(TEL0265・24・8406)へ。 -
高遠北小「よりよい教育環境推進協」が発足
伊那市立高遠北小学校の「よりよい教育環境推進協議会」(仮称)が発足し13日夜、同校で初会合を開いた=写真。関係団体代表者、保護者や地域住民ら約80人が出席し、地域を巻き込み子どもの安全と健全育成の向上に努めていくことを確認した。
学校区は山間地の3地区からなる広範囲の一方で、過疎化の進行や児童数の減少などで、児童の登下校時の孤立の面から防犯対策や交通安全などあらゆる課題への対応が困難な現状にあるとする。
このため、地域の各団体や住民を交えた協議会の発足により、山間の小規模校にあった課題への対策を検討するとともに、学校教育や健全育成についても考える。
会は当面、児童の登下校時の見守りや巡視巡回などをし、学校の参観日などに合わせて、総会や情報交換会を設け、地域事情を把握して課題を模索し、対策を提案し合う。
会合では会長に、学校評議員の松井教一さん=三義=を選任。各地区ごとに分散し、通学路における課題や対応を話し合った。
開会のあいさつで宇治正隆校長は「子どもを取り巻く教育環境は大きく変ぼうしてきている」と、昨今の子どもがかかわる凶悪犯罪の多発化に触れ、子どもの安全確保などに協力を求めた。 -
中川中強歩大会
中川村の中川中学校で14日、第1回強歩大会が開かれた。昨年まで駅伝クラスマッチだったが、生徒数減少により、強歩大会に変更した。
長い距離を走り抜くことを通して苦しさに負けない強い心身をつくるとともに、学級の連帯感を強める同大会に、全校生徒約200人が参加。男子は学校から西小、石神の松を経て、渡場から折り返す12キロ。女子は石神の松を経て、柏原集会所から折り返す8キロ、高低差が大きく、起伏に富んだコースに挑戦した。
この日はさわやかな秋晴れ、ほおをなでる風は涼しく、生徒たちは穫り入れの終わった田園風景の中を、互いに励まし合い、足の痛みに耐え、自分自身と戦いながら、一歩一歩進んだ。
結果は次の通り(敬称略)
◇男女総合・優勝=1年1組(2)1年2組(3)2年1組◇男子総合・優勝=2年1組(2)1年1組(3)3年1組◇女子総合・優勝=1年2組(2)3年2組(3)1年1組
◇個人男子・優勝=中嶋康晴(48分27秒)(2)小林正俊(3)平田拓哉(4)
矮松草野(5)片桐佑太◇個人女子・優勝=片桐和佳奈(34分26秒)(2)斉藤真実(3)大林生(4)宮崎なるみ(5)米沢阿寿佳## -
北海道中川町の中学2年生と中川中2年と交流
同名の縁で、姉妹町村提携している北海道の中川町中川中学校2年生23人は17日、中川中学校に訪れ、2年生75人と、活動発表やレクレーションで交流を深めた。
まず、中川村の中川中2年1組が「中川村の名物をつくる」をテーマに、ハチ博士の富永朝和さんや「朝ちゃんと仲良しクラブ」と共同で開発した日本ミツバチのハチミツ入り五平もちについて、寸劇を交えて生き生きと発表した。
2年2組は「方言について」調べたことをクイズを交えながら話した。
一方、中川町の中学生は映像で中川町の面積や人口、気候、観光などを町の沿革を紹介「エコミュージアムには国内最大級のクビナガ竜の復元がある」とし、中川村の中学生の興味をそそった。
ほかに、かつて盛んだった「ハッカ」の栽培など、中川町の産業にも触れた。
この後、ドッチボールで交流と親ぼくを深めた。
中川町の中学生は16日来村、17日午前中は陣馬形に登山、18日は富士山に登り、東京で観劇し、帰郷する。 -
北小を考える会が教育環境整備を要望
箕輪町立箕輪北小学校の関係区でつくる北小を考える会(北沢昌美会長)は12日、学校諸施設の教育環境整備を町に要望した。
考える会は、沢、大出、八乙女の各区長、民生委員、健全育成会、PTA、学校長、教頭らで組織。毎年、町の新年度予算編成前に要望に訪れている。今回は会長の沢区長、副会長の大出区長、八乙女区長、学校長の4人が役場を訪れ、平沢豊満町長に要望書を渡した。
要望事項は▽児童玄関全面に屋根の設置▽南校舎2階西隅に非常階段の設置▽中校舎外壁の修繕▽児童の下駄箱修繕工事-。
町長は、「来年度の予算の中で考えたい。我慢できるところは我慢をお願いしたい」と話した。 -
オフィスTOJI翻訳事務所が未就園児以下の子どもと一緒に学べる英会話教室「うぃず☆きっず」の体験会を実施
南箕輪村のオフィスTOJI翻訳事務所は12日、未就園児以下の乳幼児を持つ母親らが子どもと一緒に学べる英会話教室「うぃず☆きっず」の体験会を北殿公民館で開いた。
習い事に通いにくい未就園児以下の子どもを持つ母親に、託児ではなく、教室内で子どもと一緒に英会話を学んでもらい、気負いせずに自己研鑽(さん)するとともに仲間同士で交流しながら育児ストレスを解消してもらおう竏窒ニいう、子育て支援を目的とする新たな企画。子どもたちには、母親と一緒に通う中で自然に英語に触れる環境を提供したいと考えている。
この日は、伊那市や南箕輪村に住む6カ月から1歳までの乳幼児を持つ9組の母子が参加。簡単な自己紹介や子どもが風邪をひいた時の表現などに挑戦し、英会話を楽しみながら交流を深めた。
伊那市から来た母親の一人は「子どもを連れてできる英会話はあまりないので良かった。習い事は前からやりたいと考えていたが、小さい子どもを連れて行くことはできないでいた」と語っていた。
体験会は19日も行う予定で、時間は午前9時からと午前10時15分から。
問い合わせはオフィスTOJI翻訳事務所(TEL72・1213)へ。 -
はらぺこ保育園で祖父母参観
野外活動などを中心とした保育に取り組む伊那市富県の「はらぺこ保育園」で13日、祖父母参観があった。園児らの元気な姿を見ようと多くの祖父母が訪れ、ペンダントづくりや稲刈りに挑戦した。
この日は、父方、母方、双方の祖母が参加したり、夫婦で参加する祖父母がいるなど、園舎はいつになく、たくさんの人であふれた。
園児は祖父母に、祖父母は園児にプレゼントする木のペンダントに色付けした後、園児らが春から育ててきた稲を一緒に収穫=写真。「こんなに実って楽しみだね」などと話しながら、稲を刈り取り、採れたての米の味を確かめる園児もいた。
園児の祖父の一人は「自然の中で思い切り遊び回っている。時間的制約のある保育園ではなかなかできない。自然の中で何かいろいろを感じ取っているのでは」と話していた。
同園は28日の午前10時から07年度入園説明会を行う。また、17、26日は一般開放をしている。
問い合わせは同園(TEL76・3341)へ。 -
草の家ではた織り講習会が最終日
伊那市西箕輪のはた織り、草木染め体験工房「草の家」で13日、はた織り講習会が最終日を迎え、参加者15人がそれぞれに作り上げた裂き織り作品を披露した=写真。
講座は8月末から全8回の日程で開講してきたもので、布などを裂いて織り込む地域伝統の「裂き織り」に挑戦しながら、はた織り機の構造や糸の掛け方などを学んできた。今年は定員いっぱいの15人が集まり、上伊那を中心に岡谷市、高森町からも参加者がいた。
全員藍の縦糸を使用したが、横糸に使った素材の質感や色の違いでさまざまな作品が出来上がっており、「若いころ使ってた作業着を横糸にした」「材料を買わず、古いバッグなどを崩して新しいバッグにした」など、さまざまな工夫もみられた。
参加者からは「織るのが楽しくてあっという間に時間が過ぎてしまった」という声もあり、仲間の作品に感心しながら自身の作品を笑顔で披露していた。 -
信州みのわ山野草クラブ第7回山野草展示会
箕輪町の木下公民館クラブとして活動する信州みのわ山野草クラブ(白鳥征男会長)の第7回山野草展示会が14日、木下公民館で始まった。菊など秋の花をはじめとする200点もの作品が、来場者の目を楽しませている。
会員24人が月1回の定例会で学び、愛情を注いで育てたノジギク、リュウノウギク、ダイモンジソウ、アキノキリンソウ、アキチョウジ、シャジン、斑入り植物などで、寄せ植えを中心に石付き、コケ球、流木植えなどがある。
今年は、実の数が少ない、花のサイズが小さいなど春先の天候が影響しているが、夏以降の好天で花色はいい色が出ているという。
展示は15日まで。午前9時縲恁゚後4時。会員が持ち寄った余剰苗の販売や来場者に抽選で苗のプレゼントもある。 -
東伊那きのこ祭
駒ケ根市のJA上伊那東伊那支所は14、15日、恒例のきのこ祭を開いている。毎年好評の「きのこ宴会」では1人5千円でマツタケをふんだんに使ったすき焼きや吸い物、きのこおにぎりなどが食べられるとあって、争って予約を申し込んだ人たちが宴会場を訪れ、ぐつぐつと煮える鍋を囲んで秋の味覚に舌鼓を打った=写真。
不作だった昨年から一転してキノコの当たり年となった今年は、マツタケをはじめたくさんのキノコが特売コーナーにお目見え。キノコのほか、野菜や果物、漬物などが特価で販売されたほか、毒キノコの見分け方などを教える鑑定コーナーや、きのこ汁やきのこうどんなどを販売する軽食コーナーが出店し、訪れた人たちでにぎわった。 -
駒ケ根病院祭
地域の住民と交流し、精神障害者への理解を深めてもらおうと駒ケ根市の県立駒ケ根病院(樋掛忠彦院長)は14日「第2回駒ケ根病院祭」を開いた。病院内では認知症やアルコール依存症などの精神病についての相談コーナーや病院食の試食コーナーのほか、バザーやミニコンサートなどが多彩に催され、訪れた多くの来場者でにぎわった。記念講演会では信州大の医師酒井文子さんが「今、こどものこころは竏虫剴カ・思春期の精神医療の現状について」と題した講演を行った。
病院を訪れた人たちはパネル展示やビデオを見たり、病院食を試食したりして、普段あまり馴染みのない駒ケ根病院や精神病についての理解を深めていた=写真。 -
第2回にしこま祭
駒ケ根市の知的障害者総合援護施設・長野県西駒郷は第2回にしこま祭を14日、同施設で開いた。施設が県社会福祉事業団に指定管理者として全面委託されたことから、生業、更正訓練、保護の3部でそれぞれ開いていた部祭を昨年から統一して開催している。
体育館では利用者らによる太鼓や歌、踊りなどのステージ発表のほか、大道芸などのアトラクションが多彩に行われた=写真。利用者らの作品の展示コーナーには絵画や工芸品などの作品数十点が展示され、訪れた人たちが出来栄えに感心しながら見入っていた。
敷地内には利用者の自主生産品などをはじめ、ドーナツや焼き鳥を売る屋台など多くの模擬店が出店し、あれもこれもと買い込んで買い物袋をいくつもぶら下げた多くの買い物客らで終日にぎわった。 -
めいきん生協ワインクラブ、山ぶどう収獲体験
名古屋勤労市民生協(めいきん生協)の組合員でつくる「ワインクラブ」の6人が14日、宮田村の畑で山ぶどう(ヤマソービニオン)の収獲を体験した。「ワインの原料を自分たちの手でもぎ取れるなんて幸せ」と作業を満喫。同生協は年末に解禁される山ぶどうワインの新酒から、組合員への本格的な販売も予定しており、宮田と中京圏を結ぶつながりの深まりに関係者も期待を寄せている。
宮田村では同生協とのリンゴオーナー制度で多くの組合員を毎年迎えているが、ワインクラブも宮田村の山ぶどうワインが生産を始めた8年前に発足。
理念に賛同したオーナーの組合員15人ほどで構成し、収獲や仕込などの作業を体験し、年末の新酒発表会にも参加している。
この日は6人が訪れ、山ぶどう栽培組合長の春日伊平さんの畑で収獲体験。
初めて山ぶどうを収獲したという春日井市の女性は「こんなに味が濃くて甘いとは思わなかった。ワインを飲む楽しみが、またひとつ増えた」と話した。
同生協は法改正で昨年から酒類を取り扱うようになり、注文書に山ぶどうワインも掲載し組合員に販売する。 リンゴオーナーとワインクラブの事務局を務める同生協の川瀬春雄さんは「農業や食育など理解を深める面からも、産地と消費地がつながりを深めることは良いこと」と話した。 -
みはらしファームで猿回し
山口県岩国市に拠点を置く猿回し一座「猿舞座(さるまいざ)」を主宰する村崎修二さんと、その相棒・安登夢(あとむ)が14日、伊那市西箕輪の農業公園みはらしファームで猿回しを披露した。村崎さんの楽しい語りと安登夢の見事な猿技が、見物客の目を楽しませた。
みはらしファームでの公演は3年目。
安登夢は、村崎さんのなだめられながら、台の上で直立する芸や、ジャンプして二つの輪をくぐる芸などを披露=写真。
調教によって芸を教えるのではなく、人間と猿の呼吸で芸を作り出す村崎さんの猿回しは、「芸をさせる」というものではなく、猿にその気を起こさせるもの。機嫌をとりながら芸を促す村崎さんは、安登夢振り回されているようにも見え、その光景が観客の笑いを一層誘っていた。 -
夜の大芝高原 幻想的に
06信州大芝高原イルミネーションフェスティバル南箕輪村大芝高原で14日、初企画「2006信州大芝高原イルミネーションフェスティバル」が始まった。住民有志による実行委員会(大会長・田中秀明村商工会長)の主催。メーンストリートに趣向を凝らした電飾が輝き、夜の大芝高原を幻想的に彩った。
村の活性化を目的に、1948年4月から49年3月生まれの同期の村民有志22人が実行委員会を組織。夜は闇に包まれる大芝高原に夜の表情を提案し、気軽に散策してもらえるように計画した。
村内や近隣市町の企業や個人73組が参加し、広域農道の大芝高原入り口から大芝荘までの歩道沿いに電飾を設置した。
29日まで毎日午後6時から10時まで点灯する。期間中の土曜日は午後6時から9時まで味工房で軽食の販売もある。 -
信州花の里いいじまコスモスまつり賑わう
伊那谷最大規模、200万本が咲く飯島町上の原のコスモス畑で14、15日、信州花の里いいじまコスモス祭りが開かれ、ミニコンサートや花の摘み取り、テント村などでにぎわっている。町・観光協会などでつくる実行委員会主催。
秋咲き大輪系を中心に、黄花、クリーム系、オレンジ系など多彩な花が咲く4ヘクタールのほ場では、来場者は5本、10本と好みの花を摘み取ったり、駐車場特設ステージで繰り広げられる駒ケ根アルプホルンや飯島小学校合唱部、フルートアンサンブルなどの演奏に耳を傾け、餅つきを楽しみ、花の中でのどかな時を過ごしていた。
また、リンゴやナシ、野菜、花など農産物、五平もち、おやき、おこわなどの農産加工品が並ぶテント村では、1点2点と飯島町の特産品を買い求めていた。
15日は午前10時30分からマーケット開店、駒ケ根アルプホルン演奏、午前11時30分、餅つき、引き続き、セントラル愛知交響楽団、飯島中学校吹奏楽部などが演奏する。 -
伊那総合物産展示会&商工祭 きょうまで
伊那商工会議所・伊那市は14、15日、伊那商工会館で第58回伊那総合物産展示会&商工祭を開いている。製造業、飲食店など96企業・団体が参加。工業製品や工業技術の紹介、地元食材を使った料理の販売などがあり、初日は多くの家族連れなどでにぎわった。
市町村合併や権兵衛トンネル開通と大きな変革期に、新市の魅力を再認識し、広く情報発信することで販路開拓や商品開発などにつなげようと「再発見」をテーマに掲げた。会場には「産業・技術再発見テクノエリア」「食文化再発見グルメ・フードエリア」「お店再発見ショッピングエリア」などを設定。
テクノエリアでは、自動車部品や顕微鏡用テック、カメラフラッシュ用コンデンサなど工業製品・工業技術の紹介をはじめ、住宅関連製品・リフォーム・次世代住環境システムの展示、デジタル情報通信体感フェアなどがあった。
グルメ・フードエリアの地産地消コーナーには、シメジ入りのおやきやギョーザ、雑穀アマランサスのおこし、ダチョウ肉の甘煮、シカ肉のハンバーガーなどがそろった。店主らが売り込み、来場者は試食したり、買い求めたりした。
そのほか、そば打ち体験道場、ローメンとローメンまんの早食い大会、い縲怩ネちゃんカード大感謝祭、木造住宅の耐震補強などのセミナーを開いた建築設計事務所キャンペーンなど多彩なイベントが繰り広げられた。
15日は午前10時縲恁゚後4時。仮面ライダーカブトショー(午前11時・午後2時)などがある。
駐車場は商工会館東側。 -
地域おこしなどを目的としたアマランサスの収穫
収穫期を迎えたアマランサスが実る伊那市東春近のほ場で14日、収穫作業があった=写真。
栄養価が高く、地域でも注目を集めるアマランサスの生産・販売を通して、地域振興と障害者の働く場確保などを図ろう竏窒ニ、伊那市の山岸深雪さんらが今年から始めた同事業は、伊那商工会議所のビジネスプラン創業塾で「起業チャンピオン賞」を受賞したもの。春先に種をまいた約20アールのほ場は、収穫期を迎えた赤色やオレンジ色のアマランサスで見事に染まった。
作業には、共同作業所の利用者や信州大学農学部の学生、ボランティアなど約15人が参加。刈り取った穂は、昔ながらの足踏み式脱穀機で、一本一本実を落とした。
今年は、梅雨時期の長雨が影響し、背丈が低く、穂もあまり大きくならないなど、発育状態はそれほど良くなかったが、1年目にしては合格ラインだという。収穫量としては120キロから130キロになる見込み。今後は、乾燥したりふるいにかけるなど、一連の作業をして製品化する。
製品は、伊那商工会議所のアマランサス研究会に販売することなどを予定している。 -
高校サッカー選手権県大会・伊那北ベスト8
第85回全国高校サッカー選手権大会の4回戦は14日、県内4会場であった。上伊那勢は勝ち残った赤穂と伊那北が松本歯科大学陸上競技場(塩尻市)で対戦し、0竏・からのPK戦を制した伊那北がベスト8に進出。21日、南長野運動公園球場である準々決勝で松商学園と対戦する。
前後半計80分間で互いに得点を奪えずPK戦へともつれ込んだ。勝負は先攻・赤穂の2人目が失敗し、伊那北5人目のMF横山(2年)のゴールで決定。「緊張したが決められる自信があった」という横山のボールは、GKの指をかすめゴール右へ。上伊那対決を劣勢との声が多かった伊那北が制した。
伊那北は、最終ラインのDF5人が、攻撃時には前線、サイドへ攻め込む変則的な5‐4‐1の布陣。「格上の赤穂から失点を受けず、チャンスをものにしたかった。PK戦で勝てたのはラッキーだった」(杉田勝徳監督)。
前半は下がり目のDFが相手にライン裏のスペースを与えず、赤穂の両サイド攻撃を死守。後半は疲れが見え出し好機を与え5本のシュートを許すが、決定力不足に助けられた。
DF倉田直樹主将(2年)は松商戦に向け「守りを基本に流れの中で得点したい。実力は相手の方が上だが、気持ちだけは負けないように戦いたい」と言葉に力を込めた。 -
長谷中文化祭企画・人文字で「新市章」
伊那市立長谷中学校で14日あった文化祭で、生徒や保護者、教職員ら総勢約130人が人文字で新市章を表現した=写真。
恒例のPTAによる催しのなかで、市立として初の文化祭に合併を記念して企画。共同で市章を作り上げ、互いの絆(きずな)を深め合った。
一人一人が色付きビニールを身につけ、3年が緑で大地を、2年が青で2つのアルプスを、1年がピンクで桜の花びらを、教職員と保護者が白で天竜川・三峰川を表し、縦7・5メートル、横15メートルの市章を完成させた。
会長の中山勝司さん(47)は「PTAでは親子のふれあいを一つのテーマに掲げるなか、生徒と保護者、教職員が全員で協力してできたので、とてもいい企画だった」と話していた。