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ポコリットみなみみのわ
松寿荘でハーモニカ演奏
南箕輪村のハーモニカクラブ「ポコリットみなみみのわ」(高嶋一人代表)は10日、デイサービスセンター松寿荘を訪問してハーモニカ演奏を披露した。
地域貢献活動として04年の会発足当時から続けている訪問。夏と冬の年2回で、例年のクリスマス会を今年は新春訪問にし、8日からの3日間と25日からの3日間の計6日間。
「南箕輪村民歌」の合奏に始まり、お正月らしく「一月一日」、「雪」や「冬景色」など季節の曲を次々と演奏した。会員9人の息の合った合奏のほか、独奏で「祝い酒」「わたしの城下町」も披露した。
歌詞を書いた模造紙を準備し、演奏に合わせて利用者に一緒に歌ってもらう趣向で、利用者は大きな声で歌ったり、皆の歌と演奏を聞きながら楽しんでいた。 -
無理心中の被疑者2人送検
11日、駒ケ根署は6月に駒ケ根市赤穂の駒ケ根高原別荘地内道路上に止めたワンボックスカーの車内で小学4年生のさやかさん(当時9)を道連れに無理心中を図った殺人の疑いで、父親の京都市の無職中道哲朗容疑者(当時57)と、知り合いで住所不詳無職の石田正夫容疑者(当時59)の2人の書類を被疑者死亡のまま長野地方検察庁飯田支部に送った。
同署の調べによると2人は6月18縲・2日午前までの間に駒ケ根高原別荘地内の道路上に車を止め、車内に置いた七輪で豆炭を燃やして一酸化炭素中毒による無理心中を図った疑い。 -
「能装束展」駒ケ根高原美術館で
駒ケ根市の駒ケ根高原美術館は特別展として文化庁芸術拠点形成事業「室町時代から平成へ竏駐坙{文化の普遍性と能装束の美」を同館別館で3月4日まで開いている=写真。江戸時代の伝統の技法で製作された貴重な唐織、長絹、厚板、面、腰帯、鬘帯など、めったに目にすることのできない能装束約160点を展示しているほか、製作課程のパネルなども展示中。入場無料。
午前9時30分縲恁゚後5時。特別展期間中は常設展の入館料も割引料金(大人500円、大学・高校生300円、中学生以下無料)となっている。問い合わせは同館(TEL83・5100)へ。 -
駒ケ根高原スキー場で小学校スキー教室始まる
駒ケ根市の駒ケ根高原スキー場で今シーズンの小学校スキー教室が始まった。快晴に恵まれた11日は赤穂南小学校の5・6年生が教諭らに引率されて白銀のゲレンデを訪れ、早速雪の上にシュプールを描いていた。
色とりどりのスキーウエアに身を包んだ児童らは能力別に分かれてインストラクターの指導を受けた。初級クラスでは緩やかな斜面を使い、スキーをハの字に開いて曲がるボーゲンなどの練習を繰り返した=写真。最初はこわごわ滑っていた児童らも雪の感触に慣れるにつれ、スピードを上げて長距離を滑り下りたり、歓声を上げて友達同士で競争したりするなど、スキーの楽しさを満喫していた。
同スキー場には3月にかけ、地元の上伊那のほか、中京方面などの小学校も続々とスキー教室に訪れる。 -
はつらつ手良塾が裁判員制度の学習会
伊那市手良地区住民でつくる「はつらつ手良塾」は10日夜、09年度までに導入される「裁判員制度」の学習会を手良公民館で開いた。塾生や地区住民など約15人が集まり、新しい制度への理解を深めた=写真。
同塾で裁判に関する学習会を開くのは3回目。昨年12月には実際に刑事裁判の傍聴もしており、今回は学習会を実施。DVD(音声デジタル・ディスク)で裁判員に選ばれた場合の流れを学んだ後、長野県地方裁判所伊那支部の庶務課長・桜井郁夫さんから、裁判員制度が導入された経緯などを学んだ。
参加者からは「これまで難しい問題は専門家に任せるというのが一般的だったと思うが」などといった質問があり、それに対し桜井さんは「これまではそういう機運の中、裁判が行われてきたのは事実。その一方で国民から離れた存在となり、手続きが長期に及ぶなど、国民感情にそぐわない弊害も出てきた。裁判自体簡単とは言わないが、法律はみなさんの常識でできているもの。それを適応してもらい、判断してほしい」と呼びかけた。
はつらつ手良塾は、手良地区の60代のメンバーを中心として構成する公民館クラブ。地域には気力、体力、時間的余裕のある60代世代もおり、地域の中核的役割を担っている人も多いが、この世代は公民館活動と疎遠になりがち。そこで手良公民館は昨年、新規公民館事業として「はつらつ手良塾」を発足した。地域の課題や歴史などをテーマに、塾生らが主体的に学んでいる。 -
富県小学校で食育カルタ
正しい食事のあり方について学ぼう竏窒ニ11日、伊那市富県小学校の1、2年生が、「食育カルタ」に挑戦した。
同校では今年、給食週間に合わせて学年別の食育講座を開くことを決め、昨年県や食に関連するボランティアなどで発足した「上伊那食育キャラバン隊」を招いた。同キャラバン隊は、これまでも地区の公民館などから依頼を受け、食育の大切さを伝えるための情報発信をしてきたが、小学校での講座は今回が始めて。この日は、伊那保健所の清水昭子さんと県栄養士会伊那支部の富永志のぶさんが訪れ、1、2年生を対象に「食育カルタ」を実施した。
最初に、清水さんと富永さんは50音のカルタを読み上げながら食事のマナーや朝食の大切さなどを説明。その後のカルタ大会では、チームごとに分かれて対戦。1、2年生がペアとなり、先ほど学習したばかりのカルタを「はい」と元気良く取っていた。 -
上農高校に武蔵野市立第三中学校からお礼状が届く
上伊那農業高校園芸科学科食用植物コースの2年生の元へこのほど、12月始めにデザインアップルなどを贈った東京都武蔵野第三中学校の中学生からお礼状が届いた。
上農高校では9年前から、「セカンドスクール」として農業体験に訪れる第三中学校の生徒らを受け入れている。昨年5月も、中学生約100人が同校を訪れ、各のコースの2年生が体験学習をサポート。食用植物コースでは、2年生14人が初めてリンゴの摘果を体験する中学生を指導した。
そのリンゴを11月末に収穫し、10キロ詰め5箱を中学校へと贈ったところ、大判の模造紙に中学生一人ひとりのメッセージが書かれたお礼状3枚が届いた。
礼状には「おいしいリンゴをありがとうございます」「来年もおいしいリンゴを作って届けてください」など、思い思いの言葉が書かれており、高校生もそのメッセージを笑顔で眺めていた。
2年生の宮下未来さん(17)と小川愛美さん(16)は「中学生は土にも慣れていなかったので、教えるのは大変だったが、仲良くなれて良かった」と話していた。
今後、2年生は写真付きで第三中学校へ手紙を送ることを予定している。 -
【記者室】大学教授のセクハラ
駒ケ根市にある県看護大学の教授が女子学生にセクハラ行為をしたとして停職3カ月の処分を受けた。大学によると教授は数回にわたり、研究室や講師宿舎で学生の肩を露出させたり後ろ向きにひざに座らせたりして、胸や腹などを触ったようだ▼多くの生物にとって種の保存は自分一個の生命よりも重大なもので、極論すればそのためだけに生きているともいえる。この教授も毎日若い女性ばかりに囲まれているうち、ついフラフラと本能に流されてしまったのだろうか▼オスとしての強い本能を持った結果と考えれば哀れでもあり、同情もしたいが、やはり人間ならば理性で押さえられるはず。まして教授の地位を利用しての行為とあっては冗談や笑い話では済まない。(白鳥文男)
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伊那食品工業がくぬぎの杜を整備
伊那食品工業は、伊那市西春近の本社近くにある建設業者の旧社屋を買い取り、「くぬぎの杜(もり)」として整備した。会議などで使うほか、生涯学習の場として希望者に開放する。
敷地面積は1万1200平方メートル。2階建てで、延べ床面積は2400平方メートル。1階に海藻残さを有機肥料に野菜を作る「ぱぱ菜農園」の事務所と海藻倉庫、2階に大ホール(470平方メートル)、小ホール、会議室などを設けた。施設周辺のクヌギ林も整備した。
買収や駐車場整備を含めた改装費は約2億円。
塚越寛会長は「勉強したいという意識を持っている団塊の世代がいる。有効に使ってもらえるよう、安い料金で貸し出す」と話している。
すでに絵画教室の申し込みが入っている。
問い合わせは、伊那食品の総務(TEL78・1121)へ。 -
新たな部長に小田切さん、商工会青年部が次期役員承認
宮田村商工会青年部は10日夜に臨時総会を開き、次期役員を選任して全会一致で承認した。新たな部長は小田切等さん、副部長に花井祐治さん、吉沢賢治さんで任期は4月1日から2年間。地域の活力源として多彩な活動を展開する部の伝統を受け継ぐ。
同青年部の地域貢献はめざましく、昨年からは村民参加型で名物丼の開発にも着手。さらにふるさとCM大賞入賞、よさこいソーランなど、村の活性化につなげている。
小田切さんは「部員の気持ちを活動に反映させ、まとまりを持って活動していく」と抱負。
退任する前林裕一部長は「青年部には多方面から注目と期待が寄せられているが、一丸となり切磋たく磨した結果。全員が頑張って行動することが大切」とエールを送った。
新役員は次の皆さん。カッコないは企業名。
▽部長=小田切等(長野ユーシン)▽副部長=花井祐治(花井木工)吉沢賢治(吉沢水道設備)▽常任委員=増田博(マスダ)清水邦浩(千代田)白鳥直人(白鳥石材)岡貴之(カミイナ)太田豪敏(レストハウスおおた)間瀬令理(間瀬製作所)初崎哲也(初崎製作所)春日政信(富寿司)宮澤剛一(和工機)清水光吉(宮田アルマイト工業)小田切豊(加藤電器)塩沢太一郎(中央塗装)三浦信之(信榮建築工房)馬場誠(理容アルプス)春日孝昭(RASTADESIGN)▽監査委員=下浦茂則(寿司吉)池上真悟(明栄)▽直前部長=前林裕一(小一商店) -
4公園の日常管理を地区に移管へ
宮田村教育委員会は、村立の13公園のうち町2区のひまわり公園など4カ所について、新年度から日常管理を区や地区に移管しようと計画している。協働の観点から地域の協力で経費削減などに努めたい方針。年間30万円の委託料を支払い中越区に管理を委託していたリバーランド天竜公園については、委託料を全廃し、ボランティアによる管理形態に変更する考えだ。
日常管理を区や地区に移そうと予定しているのは他に、どんぐり公園(中越区、町一区)、ほのぼのパーク(町三区)、せせらぎ公園(河原町)。
トイレや遊具などの施設管理は従来通り村が行なうが、草刈りなどの日常的な管理を任せていきたい考え。
委託料などは支払わないが、消耗品や資材などを管理団体に提供する。
リバーサイド天竜公園については、ゼロ予算事業を適用。
定期的な点検は村が行なうが、ボランティアにより月1回程度の草刈りを行なう。トイレの常設もやめ、春から秋のみの仮設にする。
村の本年度の公園管理費は590万円。管理の見直しにより、中越区への委託料も含め削減効果は50万円弱ほどを見込む。
村教委は10日の区長会で概要説明し協力を求めた。 -
野鳥のエサ台、積もった雪をみんなでどかして
校内2カ所にエサ台を設置して、野鳥観察に取り組む宮田村の宮田小学校1年2組。10日に3学期の始業式を迎えて元気に登校したが、冬休み中の大雪がもたらした異変に気付いた。
児童の目に飛び込んできたのは、エサ台に積もった大量の雪。これでは鳥たちが寄り集まれないと、さっそく、シャベルなどを持ち出してエサ台の元へ走った。
寒くても子どもたちは元気一杯。雪をきれいに取り除く児童もいれば、縁の下で支柱を支える姿も。誰かに指図されるわけでもなく、個人ができることを考えながら協力して作業した。
「鳥さんはまた来てくれるかな」。祈りながら、パンやリンゴ、ミカンなど新たなエサを置いた。 -
小中学校長が子どもの安全見守り協力要請
宮田村の宮田小、中学校は10日、児童、生徒の安全を地域全体で見守ってほしいと、各区長に協力要請した。
野溝和人小学校長、新津吉明中学校長がこの日あった区長会に出席。
「地域の見守る目が犯罪防止につながる。児童生徒への声かけ、不審者情報の提供など協力を」と呼びかけた。
村内では住民有志が参加する「子どもの安全見守り隊」などが精力的に、登下校時間帯などに地域を巡回。子どもを見守る意識が高まってきている。 -
延寿院で安全祈願祭
中川村商工会(宮下進会長)は10日、葛島の延寿院(伊佐栄豊住職)で安全祈願祭を開いた。
安全意識の高揚と従業員の無事故、企業の繁栄、商売繁盛を願うもので、会員事業所から34人が参加した。
会員は不動堂に座り、伊佐住職の鳴らす太鼓に合わせ、不動明王像に合掌し、役員が焼香した。
この後、伊佐住職は願木に点火、赤々と燃え上がる護摩の火を前に「祈願文」を奏上、願主と願意を読み上げ、「商売繁盛」「工事安全」「交通安全」などを祈願した。 -
小学校のスキー・スノボ教室始まる 富小一番乗り
伊那市の富県小学校の3竏・年生(98人)を対象としたスキー・スノーボード教室が11日、同市西春近の中央道伊那スキーリゾートであった。児童たちは晴天の中、笑い声を響かせながらシュプールを繰り返し描きながら楽しんだ。
市内の小学校の中で今シーズン、最も早く教室を開いた。3・4年生は全員がスキーを、5・6年生はスキーと4年前から取り入れたスノーボードのいずれかを選んで技術の取得を目指した。
教室は、個々の能力に応じて12グループに分かれ、同スキー場のインストラクターが指導。初心者はブーツの履き方、スキー板をハの字にして滑る「プルークボーゲン」などを学んだ。
半日も立つと全員がリフトに乗って、約1キロのゲレンデを滑り下りるほど上達。児童らは、何度も転び雪の感触を味わいながら思い思いに滑降を満喫した。 -
「伊那スキークラブ」会員を募集
伊那市を中心としたスキー・スノーボード愛好者でつくる「伊那スキークラブ」(田口正彦会長、220人)は、クラブ員を募集している。10日夜、同市西春近の中央道伊那スキーリゾートで始まった、クラブ員対象の技術研修会への参加も呼び掛けている。
本年で53年目を迎える伝統あるスキークラブ。クラブ員は、中学生や定年退職した70歳代の高齢者など幅広い世代の愛好者でつくる。技術向上のみならず、仲間作りを目的にクラブ員を幅広く募集。技術研修会への体験参加(無料)も受け付けている。
技術研修会は年間行事の一環で、3月7日までの計8回を予定。技術検定の資格取得や各種大会へ出場を目指す人、初心者などを対象としている。スキー、スノーボードの滑走技術の習得のため、メンバーの中の指導有資格者らを講師に、レベル別のグループをつくり夜間、講習会を開いている。
クラブの年会費は4千円、入会金は3千円。入会すると、各連盟主催の大会へ出場できるという。田口会長は「昔、スキーをやっていた団塊世代の人たちが退職後の趣味として、また始めてみるのもいいと思う」と話している。
10日夜、中央道伊那スキーリゾートで始まったクラブ員の技術研修会 -
第21回伊那消防組合職員意見発表会
第21回伊那消防組合職員意見発表会は11日、箕輪町文化センターであり、同組合管内の4消防署から7人が出場し、日ごろの消防、救助活動などを題材に肌で感じたことなどを発表した。伊那消防組合消防本部の主催。
箕輪消防署の荻原大輔消防士(25)が「
OVER THE BORDER縲恪窓ォを越えて縲怐vと題した意見発表で最優秀賞を獲得。優秀賞は、伊那消防署の下倉剛雄消防士(25)、高遠消防署の伊藤政史消防副士長(32)が選ばれた。
入署して2年目の荻原消防士は、昨年の7月豪雨災害で体験した、管轄に縛られた活動のもどかしさを訴えた。「各消防本部、市町村で複雑な事情があると思うが新人の私だからこそ素朴に持つ疑問。すぐそばで困っている人がいれば手を貸してあげたい」とした。
現在、国、県が進めている消防の広域化を図れば、管轄を越えて活動ができる竏窒ニ制度改正を熱望。「東海地震では伊那谷に被害が出ると予想される今だからこそ、私は提案したい。救う命に国境はないと確信している」と強調した。
最優秀賞者の荻原消防士は、県内の14消防本部の代表者が集まる県消防職員意見発表会(2月8日、伊那市)に出場。「初めての出場となるが自分の意見を大きな声で伝えたい」と意気込みを語った。 -
春を告げる素朴な花、プリムラ
ラテン語で「最初の」という意味を持つプリムラ、ほかの花に先駆けて春一番に咲く「報春花」、プリムラ属は北半球を中心に500種類以上が自生し、様々な園芸種が作出されている。今回は最もポピュラーなイギリス生まれのポリアンサ、中国原産のマラコイデス、オプコニカについて、伊那市東春近の導楽園の酒井富貴社長と、伊那種苗園の酒井信社長にお聞きした(大口国江)。
##(中見出し)
ジュリアン、ポリアンサを37万鉢栽培する導楽園、育種にも意欲的
伊那市東春近の天竜河畔に白く輝く7連棟のガラス温室、11棟のビニールハウスが続く。ジュリアン30万鉢をはじめ、バラ咲き、蛇の目咲きなどポリアン系37万鉢を栽培する。早生系のジュリアン、ポリアンサの出荷がほぼ終り、新春から中輪系バラ咲きや、蛇の目咲きの新品種ジュエリーオブクイーンの出荷が始まった。
同園のプリムラ栽培歴は長い、先代、酒井幸保さん(現社長の夫)の時から、すでに30年余。自家採りの種を5月下旬縲・月にプラグにまく。種は好光性のため、覆土しない。1週間位で発芽する。7月中旬、本葉2、3枚で6センチポットに移植。11月中旬から小輪で耐寒性に優れたジュリアンがポッとひとつ、続いて、ポッポッと咲き、やがて何万鉢もワッと咲く。花が4、5輪咲いた鉢から、名古屋や関東方面に出荷する。12月になると、大輪のポリアンサも咲き出す。
出荷作業は枯れ葉や花を取り、形を整え、ジュリアンは1ケースに24個、パッと目立つ黄色を中心に、ピンク、赤、紫と色をそろえ、彩りよく並べる。中・大輪系は1ケース20鉢を並べる。
出荷作業が1段落すると、種採り作業に移る。プリムラは自家交配しない。雌しべが高いところにあり、雄しべが低いところにある。遠すぎて実を結ばない可哀想な花。そこで人工受粉し、様々な花を作出する。「気に入った花やきれいな花を選び、他の株の花粉をつけて、交配し育種している」。
黄色に赤の縁取りのある花を先代の幸保さんの「幸」と現社長の富貴さんの「貴」を組み合わせて名付けた「幸貴」。ピンクからオレンジと色の変化が楽しめる「暁」の2種類を育種し、品種登録出願中である。
3代目を継ぐ大さんも育種に熱心で、突然変異の中から花弁が細く、日本桜草の雰囲気を持つ花や、筒咲き、絞り咲きなど、特徴ある花を選び、だれも見たことにない新しい花づくりをしている。大さんが作出した新品種もまもなくデビューする。
##(中見だし)
苗生産とマラコイデス、オプコニカを栽培する伊那種苗園
広域農道沿いに広がる東春近木裏原に、一風変わった角型ハウスの一群がある。標高が高く、夏涼しい同園は、プリムラの苗栽培の適地で、暖地からの委託で50万本生産する。鉢花で出荷するのはジュリアン2万鉢、マラコイデス3万鉢、オプコニカ2千鉢と少ない。
マラコイディス
小さな花を密集させる繊細な姿が愛される。自家採りの種を6月に蒔き、12月から咲き始め、1月から出荷が始まった。ピンクの濃淡を中心に、白、赤、紫と多彩。縁取りのある「蛇の目」も各色そろう。
ボリウムを普通のマラコイデスの5分の1以下と、コンパクトにした「ポシェット」もある。従来はピンクの濃淡の2種類しか無かったが、同園で、マラコイデスの中から、かちっとまとまったものを選別し、赤、紫、蛇の目など5種類を作出した。「場所を取らず、どこにも置ける小ささ、かわいらしさで人気がある。マラコイデスは過湿にすると、灰色カビ病が発生する。鉢土が乾いたら、たっぷり水をやるといい。5月頃まで楽しめる」。
オプコニカ
葉裏の毛に「プリミン」という毒素を分泌する品種もあり、かぶれる人もいるから注意が必要。白から濃紫、または真紅にと、鮮やかな花色の変化、6カ月も咲き続け寿命の長さから、根強いファンもいる。「直接触らず、手袋をはめて作業をするといい」とか。
このほか、くすんだ葉色、シックで可れんな花「シネンシス」もプリムラの仲間、これから咲き始める。 -
駒ケ根市内4小学校で始業式
駒ケ根市内の5小学校のうち東伊那小を除く4小学校で10日、3学期の始業式が一斉に行われた。赤穂小学校(高野普校長)では1、3、5年生の代表児童らが全校児童を前に3学期に向けての決意を発表するなどして、気持ちも新たに新学期のスタートを切った。
5年生は年明けらしく、毛筆で書いた「けじめをつける」「発言をする」「やさしい心」などの作品を1人ずつ示しながら、3学期に懸ける目標や決意をそれぞれ発表した=写真。
高野校長は児童らに「学期の始まりに当たって自分で掲げた目標を実現し、修業式にはみんなが金メダルをもらえるよう頑張ってほしい」と呼び掛けた。
東伊那小学校は11日に始業式を開く。 -
110番の日にチラシ配布
警察庁が定めた「110番の日」の10日、駒ケ根署員と伊南防犯連合会女性部員は駒ケ根市のJR駒ケ根駅前で110番通報のポイントを書いたチラシを通勤、通学中の市民らに配布した=写真。
チラシには「110番は事件・事故の緊急電話です」とした上で「110番通報の6つのポイント」として(1)何があったか(2)どこであったか(3)いつあったか(4)犯人は(5)今どうなっているか(6)あなたの住所、名前、電話番号など竏窒ェ挙げられている。
昨年1年間の110番通報の件数は県下で約10万2600件、駒ケ根署管内で約1200件。このうち事件・事故に関係ないものが約20%あった。 -
警察犬嘱託
警察犬として働く2頭の犬への嘱託書交付式が10日、駒ケ根警察署で行われた。昨年に続いて嘱託を受けたのは共にジャーマン・シェパードのペガ・フォン・トーキョウシゲル号(7歳、メス)とフローレンス・フォン・ミナトツネイシ号(5歳、メス)。ペガ号を連れて警察署を訪れた飼い主で警察犬指導手の田中京子さん=駒ケ根市下平=が県警本部長名の嘱託書を山本修作署長から受け取った=写真。嘱託期間は12月31日までの1年間で、1年ごとに更新される。田中さんは「2頭は少し神経質だが、しっかりした犬。頑張って捜査の役に立ってほしい」と話している。ペガ号は行方不明者の捜索などに昨年1年間で5回出動しているという。
警察犬は現在県下で28頭。県警が毎年行う嘱託警察犬審査会を経て嘱託を受け、警戒業務や足跡追求などに活躍している。 -
箕輪町で人権擁護委員新任2人に委嘱伝達
箕輪町で10日、人権擁護委員の新任2人に法務大臣の委嘱の伝達があった。新委員の赤羽武彦さん(63)=沢、唐沢滋雄さん(60)=松島=に、平沢豊満町長が委嘱状を手渡した。併せて退任者への感謝状贈呈もあった。
赤羽さんは「間口の広い仕事。出来る限り頑張っていきたい」。唐沢さんは「分館役員を長く務めた経験を生かし少しでも相談に乗れればと思う」と、それぞれ抱負を語った。
退任者は有賀晶子さん(2期6年)、青沼久雄さん(1期3年)。長野地方法務局伊那支局の午房秀雄支局長が感謝状を手渡した。
平沢町長は、「世の中が複雑に多様化し、社会がものすごいスピードで変動している。予期せぬ問題が出てくる。皆さんのお力で住民との接点を取ってもらい、プライバシーを守りながら解決できることはしてもらい、スクラムを組んでやるところはやるなど、ぜひよろしくお願いしたい」とあいさつ。退任者には「今後も経験を生かし町民の後ろ盾になって」と話した。
午房支局長は「どこの範ちゅうにも入らないことが人権擁護委員に相談にくる。多方面の相談でご苦労があったと思う」と退任者の労をねぎらい、新任者には「いじめ、高齢者問題など一緒に勉強してご活躍いただきたい」と話した。
新任の任期は07年1月1日から3年間。町の人権擁護委員は5人。田中弘子、丸山全二、唐沢清光、赤羽武彦、唐沢滋雄の皆さん。随時相談を受け付けている。 -
箕輪町特別職報酬等審議会
平沢町長が白紙諮問
箕輪町特別職報酬等審議会は10日、初会合を町役場で開き、平沢豊満町長が07年度の特別職の報酬などについて白紙諮問した。
審議会は委員10人で構成。平沢豊満町長が委嘱した。会長は中村昭吾さん、職務代理は原幸喜さん。
平沢町長は、「実態をよく確認し報酬の位置付けを決めていただきたい。町の将来と運営のために特別職に就く方が魅力ある内容で決めていただき、多くの方がそれに挑戦するような土俵を作ってほしい。4、5年前から財政が厳しいということで暫定的にカットしているが、忌たんのないご意見をいただき、答申いただきたい」とあいさつ。昨年の町議会12月定例会の一般質問で、一議員から議員報酬を上げたらどうかとの話があったことも付け加えた。
町が現在の給料、報酬額や近隣市町村の状況などを資料を示し説明した。2月1日に答申予定で、次回は19日に協議する。
本年度の特別職給料・報酬額は、月額に対し町長23%、助役・育長13%、議員3%相当分を減額している。いずれも05年度の減額率を一律2%緩和した。月額は町長63万9100円、助役58万2900円、教育長48万8940円、議長29万8760円、副議長23万8620円、委員長22万8920円、議員21万3400円。 -
農事組合法人「みのわ営農」が法人の登記申請
農事組合法人「みのわ営農」が10日、法人の登記申請を長野地方法務局伊那支局に提出し、町役場や箕輪町商工会などに報告に訪れた。
みのわ営農は06年12月17日、箕輪町文化センターで設立総会をした。1月4日現在の組合加入者数580。出資口数2万9795口。出資金の1口額は100円(水田面積1アール)。
上伊那管内で最大の組合で、市町村単位でまとまった唯一の担い手組織としての法人設立は、全国には例があるが県内では初めて。
代表理事長の市川隆男さん、副理事長の柴正人さん、日野国章さんらが平沢豊満町長を訪問。市川理事長は「大勢入っていただいたので組合の皆さんが満足できる、入ってよかったという形にしたい。全町を網羅した形でみのわ営農が進めばいいと思っている」と話した。
組合員個々で異なる作業受託の把握、事務処理の複雑化、経理の大変さなど今後の課題が話題に上り、市川理事長は「この1年が正念場」とし、人的援助や交付金など町の協力を要望した。
平沢町長は「大変だと思わず、夢を持ってやってください」と話した。 -
南箕輪村消防団が夜警
住民の火災予防意識の高揚へ
南箕輪村消防団は昨年暮れから、火災予防を呼びかけて村内の夜警を続けている。
冬期間恒例の夜警は昨年12月27日に始まり、3月末まで続く。火を扱うことが多く、空気が乾燥して火災が発生しやすい冬場に、消防車両で警鐘を鳴らしながら地域内を回り、注意を呼びかけることで住民に火災予防の意識を高めてもらう目的。併せて、村内には冬場の水位が低い場所があるため水利確保の確認、不審なところがないかなどの確認にも努める。
通常点検の1日、15日に加え、5分団がそれぞれの計画に沿って週2、3回夜警活動をしている。時間はおよそ午後7時半ころから深夜まで。屯所に泊まったり、地域の消防組織と協力して夜警している団もある。
9日夜は、第3分団第2部の団員3人が神子柴の屯所に集合した。午後7時半に屯所を出発し、神子柴地区を1周して火の用心を呼びかけた。団員は、「ちょっとした油断で大きな火事になってしまう。火災のあった家を見ると本当に悲惨。わずかな心配りで火災は防げるので、注意を心がけてほしい」と話している。 -
聞こえるニュースボックス、07年度導入を目指し準備が進む
伊那市は、ブロードバンドを活用した音声情報配信システム「きこえるニュースボックス」の07年度導入を目指し、着々と準備を進めている。点字や録音テープから日常情報を得ている視覚障害者に、よりタイムリーな日常情報を提供するために開発を進めてきたもので、機械は3月までには完成したいとしている。
担当職員は「実証実験で使っていただいたのは10人という少ない人数なので、なるべく多くの人に受け入れてもらえるような体系を確立していきたいと考えている」と話す。 聞こえるニュースボックスは、配信された文章情報をシステムが音声化し、それを利用者へと配信することで迅速な情報提供を実現したもの。利用者は、多数のコンテンツから自分が必要とする情報を選び、子機で音声情報を聞くことができるようになっている。
昨年の2縲・月に実施した実証実験では「緊急医情報が聞けてよかった」「迅速に聞ける地元の情報が楽しみだった」などといった喜びの反響があった反面、「操作の仕方をもっと簡単にしてほしい」「お悔やみ情報やゴミ収集日の情報を入れてほしい」「コンテンツを充実させてほしい」など、さまざまな要望もあり、この1年を改良期間としてきた。
今後は利用料の設定やコンテンツの運営方法などを検討していく。 -
区長新たな顔ぶれで
宮田村内全11地区の区長が新年改選となり10日、新たな顔ぶれで初の区長会を役場で開いた。区長会長に町三区の縣忍さん、副会長に新田区の加藤勝彦さん、会計に中越区の近藤健一さんを選任。むらづくりを地域から支え、協働しようと始動した。
村が合併せず自立を決めて4年目。近年は村の支援制度などを活用して、防災や道普請、子どもの安全対策など各地区で積極的な地域づくり事業が目立つ。
区長会で縣会長は「微力ではあるが、皆さんと協力して1年間つとめたい」とあいさつ。清水村長も「区行政の推進と村のパイプ役として元気のある宮田の姿を構築して」と呼びかけ、一層の協力を求めた。
役場各課から村の事業説明を受け、さっそく要望、質問も出た。
区長の任期は12月末まで。新区長は次の皆さん。
▽町一区=宮本明弘▽町二区=加藤一彦▽町三区=縣忍▽北割区=三好吉郎▽南割区=小田切信樹▽新田区=加藤勝彦▽大田切区=初崎常利▽大久保区=細田博人▽中越区=近藤健一▽つつじが丘区=唐澤三里▽大原区=都筑勝 -
宮田小学校始業式
宮田村の宮田小学校は10日、3学期の始業式を開いた。雪を踏みしめて子どもたちが登校。年末年始の出来事や新年の抱負などを語りあった。
登校してきた児童は、「あけましておめでとうございます」と友人や担任にあいさつ。力作の書き初めをみんなで見せ合ったり、課題帳の答え合わせなどもした。
全校で校内を掃除して、6年生は通路を雪かき。新学期もきれいな学び舎で励もうと、心も新たにした。
始業式では2年生の平沢優紀さんと5年生の田中芽生さんが新年の抱負を全校に発表。
勉強や児童会活動など目標を持って頑張り、自分の役割を責任持ってやり遂げたいと話した。
野溝和人校長は「今年の干支であるイノシシのように、速く、高く、強く、目標を持って進んでください」と呼びかけた。 -
新田区どんど焼き
宮田村新田区で8日、どんど焼きが行なわれた。大雪により1日順延しての実施となったが、村内でも1、2を争う立派な飾り付けで、子どもたちを中心に昔ながらの正月行事に親しんだ。
地区育成会とPTAが協力し、子どもたちが各戸の正月飾りなどを田んぼに集めた。
3メートルほどの高さに上手に積み上げ、しっかりと組んで点火。一面の銀世界に炎が映え、取り囲んだ約50人を幻想的な雰囲気で包んだ。
2時間ほど燃え続け、餅焼きも。マシュマロやリンゴ、みかんなども焼いて、住民一緒に無病息災を願った。
大雪では駒が原や中越区が14日にどんど焼きを延期するなど、新田区以外でも影響が出た。 -
地域の支えに感謝し心の病と向き合う「さくら」が新年会
宮田村の心の病と向き合い、支え合っている当事者グループ「さくら」は10日、いつも世話になっている地域の人たちを招いて新年会を開いた。発足から5年目を迎え(前身のふれあい喫茶も含む)、交流の輪は着実に拡大。「皆さんのおかげで、色々なことをやってみたいという意欲がますます沸いている」と、地域の支えと理解に感謝した。
この日は、日常的に利用する村の福祉交流施設「なごみ家」を会場に、さくらのメンバーが協力して準備。鍋を囲んで支えてくれる地域の人たち約40人をもてなした。
代表の酒井保美さんは「ボランティアの皆さんの人数をみると、私たちの成長に大きな力を頂いたことが良く分かる。感謝の限りです」とあいさつ。湯気が立ち上るアツアツの鍋をつつきながら、話しに花が咲いた。
さくらは村の精神に関するデイケアサービスだが、なごみ家という・ス拠り所・スができたことで多くの人が加わり、地域にもボランティアの輪が広がった。
「メンバーも最初は1人、2人だったが、今は20人以上。みんなが集まることで、意欲や課題も出てきた。地域の支えてくれる皆さんも含めて本当の仲間」と酒井さんは話す。
歌ったり、会話したり楽しい時間を過ごした新年会。参加した清水靖夫村長は「自立と言うが、社会が今一番必要としている部分がさくらの活動にあり、参加することに意義があるはず。今後も多くの人を巻き込んでいって」とエールを送った。