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大芝高原まつり8月26日・土曜開催決定
南箕輪村の大芝高原まつり実行委員会合同会は27日夜、村民センターで開いた。今年の大芝高原まつりをこれまでの日曜開催から土曜開催に変更し、8月26日に開くことを決めた。大芝高原音頭アレンジ曲と振り付けの普及チーム設置も承認した。
大芝高原まつりは従来、8月20日すぎの日曜日だが、04年から土曜開催の意見があり、昨年まつり後のアンケートでも「土曜開催でよい」との回答が96%だった。昨年10月の実行委員会反省会で、06年は土曜開催を前提に検討すると決定していた。
祭り本日が土曜日になるため、雨天は翌日の日曜日に順延し、準備は前日の金曜日にする。準備の時間帯などはこれから協議していく。
大芝高原音頭のアレンジ曲は、プロジェクトチームが検討を重ね、大人から子どもまで村民の掛け声なども取り入れて録音。ビクターでCDを制作し4月末に完成する。
普及チームは、プロジェクトチームのメンバー、村商工会、上伊那農協、企業、学校、保育園などの代表で構成するが、「できるだけ柔軟に大勢参加してもらう」考え。4月5日に第1回会議を予定する。 -
サンライフ伊那の展示
伊那市西春近の伊那中高年齢者福祉センター「サンライフ伊那」は4月2日まで、05年度後期趣味創作教室の作品展を開いている。園芸、書道、水墨画など、12教室の受講者らの多彩な作品266点が、訪れた人たちを楽しませている。
出品しているのは10月縲・月に毎週それぞれの活動をしてきた245人。年代は30代縲・0代と幅広く、書道、水墨画、太極拳などが例年人気の講座をなっている。
05年度新たに開講したハーブアロマテラピー教室のキャンドル、におい袋、リースなども展示。始まったばかりということで認知度が若干低いが、母親世代の女性を中心に関心が高まっている。
同じ教室で学んだ受講者らが、それぞれの作品を見比べながら批評し合う光景も見られた。
午前9時縲恁゚後8時(最終日は3時まで)。29日は午前10時縲恁゚後2時に煎(せん)茶教室受講生によるお手前披露もある。 -
県営ほ場整備事業大泉川南地区しゅん工
南箕輪村の大泉川南地区で県などが進めてきたほ場整備事業の終了を記念して28日、地権者などでつくる西天竜大泉川再ほ場整備実行委員会(有賀正)は、しゅん工記念碑の除幕式をした。
昭和初期、天竜幹線水路の完成に伴い開田された同地区は、大泉川水系などの氾濫(はんらん)により大きな凹(とつ)地帯があり、当初は開田除外地として扱われていた。しかし、戦後の食糧増産政策のため、不利な環境での水田づくりを強いられた。
水田の再ほ場整備が提起されたことを契機に、地権者の理解・同意を得た実行委員会を発足。99年から県営担い手育成基盤整備事業として面整備、導排水のパイプライン化、自動給水器の設置をしてきた。
工事事業関係総額7億3千万円。総受益面積39ヘクタール、関係地権者179戸。
有賀委員長は「農業を情勢は大きく変化し、後継者不足など大きな課題を抱えている。当地区が近代的農業のモデル地区として発展することを期待する」と語った。 -
山寺子育てサークル100回記念コンサート
伊那市の母親有志でつくる山寺子育てサークル(井口ゆき子代表)は25日、活動100回目を迎えたことを記念して「あつまれ山寺っ子100回記念楽しいコンサート」を伊那市駅前ビル「いなっせ」で開いた。小学生から高校生までの音楽家の卵たちがピアノ、チェロなどでさまざまな曲目を演奏。サークル卒業生の紹介、合唱などもあり、会場を楽しませた。
母親が情報交換したり、子どもと共に成長できる場を竏窒ニ97年に設立した同サークルは、山寺地区の母親が中心となって子育てサロン、公園遊び、水遊びなどを月に1回程度企画し、交流を深めてきた。9年目となった今年、その活動がちょうど100回を達成し、参加者、スタッフへの感謝を込めてコンサートを企画。
第9回江藤俊哉バイオリンコンクールで3位に入賞した常田俊太郎さんはサラサーテ作曲「チゴイネルワイゼン」を演奏。バイオリンが奏でるまざまな音色の調和は、会場に訪れた大人も子どもも引き込んだ。 -
大草城址公園桜まつりに向け、ぼんぼりの取り付け、
地域住民などでつくる大草城址公園桜まつり実行委員会は26日、つぼみの赤味が増した大草城址公園で、約50人が参加し、9日の第12回桜祭りに向けて、ぼんぼりやアーチ立てなど祭りの準備作業に精を出した。
公園内には「江戸彼岸桜」「染井吉野」「八重桜」など10種類以上の桜が200本余植えられ、4月上旬から下旬まで長い期間花見が楽しめる人気スポット。数百基のぼんぼりの点灯は開花が始まると同時、花の見ごろにはライトアップもする。
第12回桜まつりは9日午前10時から、ビンゴゲーム(午前11時30分、午後1時30分)や陣馬太鼓、琴、尺八の演奏、もち投げ(午後12時30分)など多彩な催しが繰り広げられ、園内には焼きイカ、おでん、焼き鳥、フランクフルト、五平もち、酒、ビールなどの販売もある。
また、今年から村が出店者を募り、開花期間中、飲物や食べ物の露店も並ぶ予定。
実行委員は「祭り(9日)の頃には見ごろになるのでは」と話していた。 -
飯島町老人クラブ連合会総会
飯島町老人クラブ連合会(横田勉会長)は26日、Aコープ飯島生活センターで05年度総会を開いた。05年度事業報告、決算報告の承認、体育行事や奉仕活動、交通安全講習会などを盛り込んだ06年度事業計画を決めた。予算額は26万7千円。
開会で、横田会長は「行政や公民館、区など公の団体からの情報が途絶えると、単位クラブはつぶれていくケースが多い。外部からの情報を縦糸に、単位クラブの結びつきを横糸に機織のように、連携を深めて活動を」とあいさつ。
引き続き、表彰に移り、会の発展に功績のあった1団体12人に感謝状が贈られた。
受賞者は次のみなさん(敬称略)
▽飯島町ゲートボール協会、前垣靖、大沢甲子夫、上原久子、大久保桂一、佐々木富男、吉沢寅吉、手塚良一、矢沢信男、小川徳次、清水敏郎、林嘉男、竹内みつゑ -
大成産業に改善命令
県は28日付けで、駒ケ根市中沢の大成産業(酒井睦夫社長)に対し、産業廃棄物処理基準違反に対する改善命令を出した。
命令の内容は、市内赤穂上赤須において、管理型最終処分場の計画面積を超えて埋立または放置されている燃え殻を撤去すること。また、この処分場からの燃え殻の飛散流出防止措置を講ずるとともに、浸出液によって公共の水域及び地下水に汚染が生じないように、必要な措置を講ずること。この処分場への新たな燃え殻の搬入は一切行わないことなど。
処分理由は産業廃棄物の処理方法が処理基準に適合していない。
この違反行為に対し、99年7月7日付けで改善命令書を交付するとともに、再三その履行を指導してきたが、現時点でなお、違反状態が継続している。 -
高遠で住宅火災 CATV被害50世帯
28日午前11時30分ころ、高遠町西高遠相生町の無職・小松良雄さん(68)方から出火し、木造3階建て住宅の2、3階部分約355平方メートルを全焼=写真。隣接する木造2階建て建物の2階部分約23平方メートルを類焼した。約1時間半後に消し止められた。
火事による負傷者などはいなかった。
伊那警察署で出火原因を調べている。
この火事で近くの電柱に引かれていた、高遠町ケーブルテレビ整備事業で整備した「光ファイバーケーブル」が断線。同町の小原、引持、押出などの約50世帯に映像配信ができない被害がしばらく続いた。また、火災した住宅の周辺5世帯で一時、停電になった。 -
三峰川を本来の姿に・伊那市美篶地区住民が環境整備
伊那市美篶上大島の三峰川橋上流付近一帯で26日、住民240余人が、河川敷に茂った樹木や下草などを一斉に刈り取る環境整備をした。美篶河川環境整備推進委員会、美篶区長会の主催。
三峰川の水量が減り、河川敷にはかつてなかった植物が繁茂している状況を、景観保護や治水の観点から解決する目的。7回目。
地域の12区から住民が集まり、約4ヘクタールの三峰川右岸の河川敷で作業。草刈り機、ノコギリなどを持ち寄って、事前に国土交通省が伐採したアカマツ、ニセアカシヤ、ヤナギの木を切りそろえたり、下薮(やぶ)を整理した。
河川敷では午前中、至る所で、チェーンソーのエンジン音などが響き渡り、伐採した樹木などを燃やした煙がたち登った。
美篶区長会長の赤羽要さんは「現在は木や草があって、本来の川の姿ではなくなっている。昔の川の姿に戻したい」と語った。 -
長谷村閉村記念式典
伊那市・高遠町との合併による長谷村の閉村式典が26日、長谷中学校体育館であった。関係者約300人が出席し、新市における長谷地域のさらなる発展に向けて思いを新たにした。
映像で村の歩みを振り返った後、宮下市蔵村長は「長谷村の自治体が消えることに一抹の寂しさはあるが、三峰川がとりもつ縁を大事にし、3市町村が一つとなって地方自治に取り組む」と式辞。村の発展に尽力・貢献した功労者78人、12団体を表彰した。
村内の小中学生5人が意見発表し、「長谷は自然がいっぱいで空気もおいしい。合併するといいところがもっと増えると思う」「雄大な自然を守り、長谷の伝統文化を継続していってほしい」「合併しても長谷はなくならない。大人になって、古里は長谷と誇りをもって言いたい」などと、村への思いや新市への期待を語った。
最後に「ふるさと」を全員で斉唱し、宮下村長が村旗を降納。長谷中生徒による南アルプス太鼓の演奏で締めくくった。
長谷村は1959(昭和34)年、美和村と伊那里村が合併して誕生。新市発足に伴い30日をもって、自然災害や過疎化など幾多の困難に直面しながらも、乗り越えてきた47年間の歴史に幕をおろす。 -
伊南行政組合議会臨時会
伊南行政組合議会は27日、06年第2回臨時会を開き、一般職職員給与と職員退職手当を一部引き下げるなどの条例改正案2議案を可決して閉会した。
改正案は国家公務員の給与制度改正を受けて提案された。改正により、一般職職員の給与は全体として平均4・8%引き下げられるが、若手職員層については引き下げを行わず、中高齢層について7%引き下げることにより、給与カーブをフラット化させる。職員退職手当条例改正は、在職期間中の貢献度をより的確に反映させる制度にするとともに、支給率を中期勤続者は引き上げ、長期勤続者は引き下げて段差の少ない緩やかな構造に見直した。
改正条例はいずれも4月1日から施行される。 -
伊那市富県の貝沼社協ふれあい・すくすくサロン
伊那市富県の貝沼地区社会福祉協議会ふれあい(北澤孔明会長)などは25日、地元公民館で、子どもと大人の交流会「すくすくサロン」を開いた。大人たちは懐かしい昔の遊びを子どもたちに伝授した。
4回目の本年は園児や児童、地域住民ら約60人が参加。お手玉、竹馬、紙ひこうき作り、縄跳びなどの昔ながらの遊びに加え、今までになかった餅つき体験もあった。
大人からルールや・スコツ・スの説明を受けると、遊具を早速手に取り、それぞれの遊びに挑戦。竹馬に挑んだ児童の一人は「トントンと鳴る、この音が好き」と、スイスイと乗りこし大人顔負けの技術を披露した。
餅つきは同社協役員の自宅から持ってきた臼と、この日のために作った子ども用の杵(きね)を使用。つきあがった餅は、あんこやきな粉をつけて皆で食べた。
北澤会長は「今の子どもたちはテレビゲームに夢中。昔の遊びを通して、大人と子どもが交流を図りながら楽しんでほしい」と話していた。 -
南アルプスむらリニューアルオープン
長谷村の道の駅「南アルプスむら長谷」が27日、リニューアルオープンした。パン工房「パンや」販売スペースを広げたほか、地場農林産物の直売所「ファームはせ」、食事処「野のもの」を新たに加え「長谷の顔」が見える施設として、活用に期待した。
リニューアルオープンに当たり、村や商工会関係者、地元区長、施工業者らが出席。
施設入り口で、代表者6人がテープカットしたあと、宮下村長は「地のものを提供し、山村としての顔をみなで育て上げたい」とあいさつした。
道の駅は地場産物や木工製品の直売所、食の提供施設、パン販売、多目的利用施設の4エリアからなる。木造平屋建てで、建築面積1290平方メートル。増築や改修の工事は920平方メートル。事業費は1億1600万円。
「ファームはせ」にはニンジンやダイコン、ジャガイモ、アルストロメリア、南アルプス産竹炭などが並び、早速、買い求める人の姿があった。
出品者でつくる長谷生産者組合は約60人が登録し、今後も増やしていく。
また「野のもの」は、米や雑穀、野菜、山菜など村産の食材を使って「食」を提供。メニューに、日替わりランチ(800円)、野菜たっぷりカレー、季節のサラダなどを用意している。
各店舗の営業時間は次の通り。
▽パンや=午前9時縲恁゚後5時半、定休日火曜日▽野のもの=午前9時半縲恁゚後5時半、木曜日▽ファームはせ=午前9時縲恁゚後5時半(12縲恬tN3月は午後5時)、無休(火曜日) -
伊那保健所管内でノロウイルス
伊那保健所は27日、伊那市日影のすし弁当屋「磯まつり」(中村正一社長)をノロウイルス食中毒の原因施設と判断し、この施設に対して同日縲・0日の4日間、営業停止を命じた。同保健所管内では本年度初の発生。前回は02年11月、駒ヶ根市内の保育所の給食から検出されている。
被害患者は18日、この施設で調理したすしを食べた26グループ446人のうち、7グループ40人であることが現在までに判明。県環境保全研究所が実施した検査により、5グループ20人の患者、2人の調理従業員の便からノロウイルスが検出された。患者は快方に向かっているという。
伊那保健所では、患者グループの共通食がこの施設で調理したすしだけであることや、調理従業員の便からノロウイルスが検出されたことなどの調査結果を総合的に考え、調理従業員のどちらか、もしくは2人から感染が広がったと断定し、行政処分に踏み切った。
ノロウイルスは冬場に多く発生する食中毒のため同保健所では、外から帰った時、トイレの後、調理の前などは、必ず石けんで手を洗いをするなど、食品を扱う店や家庭に注意を呼びかけている。 -
伊那剣心館・第12回跳躍素振り記録会
伊那剣心館(田中宏明会長)の年度末修了式の恒例行事「跳躍素振り記録会」(第12回)が25日夜、伊那市の武道館であった。2人が大会新記録を更新するなど白熱の大会。メンバーらは自分の限界に挑戦し、本年度を締めくくった。
太鼓の音に合わせて、跳躍素振りをどれだけ続けられるか試す競技に、児童を中心とした、園児から40代の一般男性までの約60人が参加。全員が一斉に開始し、優勝した南箕輪小6年の唐木隼人君は約50分間、竹刀を振り続けた。
参加者らは勢いよくはじめるが、1500回を過ぎると残り10人ほどに減少。体力もだんだんと消耗してきて、キョロキョロと隣りで素振りする剣士が気になる様子。振り疲れると両手を床に着き、肩で息をするなど、競技の過酷さを物語っていた。
会場に詰めかけた保護者や惜しくも敗れた仲間たちからは「頑張れ」などの声援と大きな拍手が送られた。
唐木君は記録3000回で2年連続の優勝。「優勝することを目標に立てていたから勝てた。でも、3000回も振れるとは自分でもビックリ」と笑顔。
約50分間、太鼓を打ち続けた保護者の矢澤令子さん(伊那市西町)は「子供たちに比べたら大変ではなかった。一緒に振っている気持ちで打っていた」と少年剣士たちの頑張りを太鼓を打ちながら見守った。
上位10人は次の皆さん。
(1)唐木隼人3000回=大会新記録(2)小林兼悟2675回=大会新記録(3)平沢駿太2235回(4)白鳥百合子2207回(5)名和敏雄2050回(6)山口啓介2000回(7)板山香純1750回(8)大野田翔太1600回(9)遠藤大地1577回(10)有賀和樹1510回 -
白川タクシー デジタル無線でプライバシー保護
白川タクシー(本社・伊那市山寺区、白川吉朗社長)はこのほど、個人情報保護法に対応するため、デジタルタクシー無線を導入し、配車指示を文字データによる指示に切り替えた。これにより、本社とタクシー間の会話のやり取りが第三者に漏れることがなくなった。
デジタルタクシー無線の導入は中南信では初めて、県内では2番目。本社(基地局)に無線母機、タクシー(移動局)計26台に受信機を設置し、2月中旬から稼働している。総事業費は約2500万円。
この無線はGPS(人工衛星を利用した無線測位システム)とAVM(車両位置・状態自動表示システム)を組み合わせたシステム。精度の高い位置情報の把握ができ、利用者にとって最寄りの車両を手配できるため、効率のよい配車が実現できるというメリットもある。 -
風力発電などに対する要望書提出
伊那市西箕輪地区の区長会、ふるさと景観住民協定者会、みはらしファーム運営会議は27日、長谷村の鹿嶺高原などで計画する風力発電事業と権兵衛峠道路沿いに建設を計画する休憩所「地域情報発信交流施設」について、慎重な検討を求める要望書を伊那市長に提出した。
新伊那市となる高遠町・長谷村の入笠山、鹿嶺高原で民間2社が計画する風力発電事業が今のまま進行すれば、高さ約100メートルの風車50基以上が、南アルプスの稜線(りょうせん)に並ぶ。
3者は、これらが西箕輪地区から望む眺望を阻害することを強く懸念し「クリーンエネルギーということでむやみに反対できないが、『眺望』という財産を考えると広域的問題。現地の人を加えた検討委員会で十分配慮してほしい」と訴えた。
地域情報発信交流施設については▼みはらしファームとの競合▼ごみ捨て場・駐車場となってしまうわないか▼類似施設の乱開発竏窒ネどの懸案事項を示し「民間調査機関の答申には住民の声がどのように反映されているか分からない」と不満をぶつけた。
小坂伊那市長は「判断材料として民間に依頼しただけで最終的には市が判断する。みはらしと競合する施設ではない」とし、南箕輪村とも協議しながら検討を進めるとした。
風力発電については、上伊那地方事務所長にも要望書を提出。牛越所長は「県としては市町村、住民の十分な理解のうえ、進めていくべきという姿勢をとる」と十分な配慮を約束した。
風力発電については、事業者側に「許可要件を満たせばできる」という認識もあるという。一方、景観についてはいまだに行政力が弱く、住民サイドからの働きかけ、事業者との兼ね合いが重要となる。 -
伊那市農業者協議会設立総会
伊那市・高遠町・長谷村の合併を前に25日、新伊那市の農業者協議会設立総会が伊那市狐島の上伊那農業協同組合本所であり、会長に白鳥廣明さんを選出した。
伊那地区、東部地区の農業者協議会は、市町村合併と同時に統合した組織で活動していけるよう、昨年度から検討を重ねてきた。
新組織の名称は伊那市農業者協議会。市内の認定農業者と中核的な担い手農業者で組織し、情報交換、親ぼくなどを図りながら地域農業の継続、発展を目指す。東部地区は伊那市の1地区となり、8地区186人でスタートする。
白鳥新会長は「地域役員のみなさんの支えのもと、任期2年をなんとかやっていきたい。厳しい農業情勢の中、地域を挙げた農業への取り組みが進んでいる。地域農業のリーダーが中心となり、がんばっていってほしい」と語った。
06年度は、消費者との交流事業や農業委員との意見交換会などに取り組んでいく予定。 -
ながた荘特別企画「お花見弁当」4月1日~
箕輪町のみのわ温泉ながた荘は4月1日から、特別企画「お花見弁当(さくら)」を始める。予約を受け付けている。
昨年に続き2回目の企画。マグロ、ヒラメ、エビ、サーモン、カンパチをのせた「ちらし寿し」、大きなエビフライ、季節の炊き合わせ、和え物、魚、肉料理を竹製の器にぎっしり詰めたボリュームのある弁当。関西風の味付けで品数は14品。弁当代は1300円。
「個人はもちろん、企業の花見などにもご利用ください」と話している。
期間は4月1日から28日まで。完全予約制で申し込みは前日午後5時まで。弁当渡しは昼ころ。予約はながた荘(TEL79・2682)へ。 -
冒険心をくすぐる大人の基地、ツリーハウスが完成
# 駒ケ根の豊かな自然環境をフィールドに、新しいシニアライフスタイルを発信する「自然楽校in駒ケ根」が25日あり、東伊那のふるさとの家周辺の林で、約30人が参加し、ツリーハウスを完成させた。
縦横約3メートル余のツリーハウスづくりは2回目。前回(昨年10月)4本のヒノキの立木を四隅の柱として利用。立木の間に板を渡し、地上4メートルの高さに土台を作り、床張りをした。2回目のこの日は、屋根をふき、板壁を張り、手すりを付け完成させた。
参加者は高所とあって、慎重にのこぎりで杉板を切ったり、金づちで打ちつけていた。
時々、高所からの眺望を楽しんだり、形になっていくツリーハウスを見上げ、少年の日の基地づくりの楽しさを重ねた。
作業終了後、プロのカーバー、栗田宏武さんがチェーンソーカービングのデモンストレーションも見学した。
スタッフの自然暮らしの会の清水英二事務局長は「今後、丸太でテーブルやいすをつくり、設置したい。この場所が市内外から訪れた人々の憩いの場になれば」と話していた。 -
小町屋区敬老会
駒ケ根市の小町屋区(伊藤智敏区長)は26日、小町屋公民館で敬老会を開き、75歳以上の対象者212人のうち、77人の元気なお年寄りが出席した。
敬老会には中原市長、地元市議らが来賓として出席。開会で伊藤区長は「体力に応じ、一生懸命に努力する高齢者の姿が共感を呼び、元気を与える。今日は時間の許す限り楽しんで」とあいさつ。中原市長は「社会や家庭で役割分担を担い、生涯現役を貫いて」と激励した。
喜寿を迎えた高齢者20人に記念品が贈られたあと、祝宴。区が用意した飲み物や食べ物に舌鼓を打ちながら、大正箏の演奏や小町屋子供文庫の「マツケンサンバ」、民謡、コーラスなどを楽しみ、出し物が終わるごとに大きな拍手を送っていた。 -
地縁団体「片桐区」設立総会
中川村の片桐財産区と片桐地区協議会を統合、組織変更し、地縁団体「片桐区」として4月からスタートする。25日夜、片桐区民会館で設立総会が開かれ、規約や役員選出、06年度事業計画のほか、片桐区が不動産や不動産に関する権利を保有するため、村長に認可を申請することなどを決めた。
総会には入会申し込み者1861人(646世帯)のうち、本人出席61人、委任状1548人の計1609人が出席した。
片桐財産区は村内や飯島町に山林原野70筆、128ヘクタールを保有。特別地方公共団体として、人件費、管理費、議員選挙費など経費がかさみ、材木価格低迷の中、収支決算では毎年基金の取り崩しが数百万円にも上った。そこで、05年4月から、地区協議会を再編し、法人格を有する地縁団体を設立し、財産区の財産の受け皿にと調査、研究を進めてきた。
総会では米山文夫設立準備会長が「法人格のある地縁団体に財産を移し、片桐区が名実ともに1つになり、4月に、新生片桐区としてスタートできるように」とあいさつ。
規約では目的に▽財産の維持管理と運営▽住民相互の親ぼくと融和の推進▽区域内の環境整備-を掲げ、会員は区域内に住所のある個人とし、会員は会費を納入、賦役を負うとした。
今後、村長に認可申請を行い、地縁団体として法人登記をする。
片桐財産区は29日に定例議会で解散を議決し、地区協議会も4月の総会で発展的解散を決める予定。 -
中川村の2園で卒園式
中川村の2保育園で27日、それぞれ卒園式が行われ、合わせて30人が仲よく遊んだ園舎を後にした。
このうち、みなかた保育園では卒園児15人が在園児や保護者の拍手の中、年少組が感謝の気持ちを込めて作った花をブローチを胸に堂々と入場、ひな壇に並んだ。
大島いづみ園長は「優しい心と丈夫な体、よく考える頭を持ち、元気いっぱいの1年生になって」と呼び掛け、卒園児ひとり一人に「卒園おめでとう」の言葉を添えて保育証書を手渡した。
証書を受け取った卒園児らは「かけっこが1等賞になってうれしかった」「なわとびをがんばった」「サッカー楽しかった」など思い出や頑張ったことを発表した。
呼び掛けで、在園児らは「いっぱい遊んでくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝え、卒園児らは「お父さん、お母さん、先生、小さなお友だち、ありがとう。ぼくたちは元気な1年生になります」とこたえ、全園児で「思い出のアルバム」を響かせ、保育士らは「はじめの一歩」を歌って、人生の最初の巣立ちを激励した。
保護者らは時々、目頭をハンカチで抑えながら、わが子の成長した姿に感無量の様子だった。 -
長谷村閉村記念事業でタイムカプセル埋設
長谷村は26日、伊那市・高遠町との合併による閉村記念事業として、村公民館の敷地にタイムカプセルを埋めた。
カプセルには村民から集まった手紙や、村が取り組んだ各種事業の報告書、村旗など約500点を入れた。参加した理事者や村議員、小中学生、保育園児らはカプセルまで列をつくって、未来に向けたさまざまな思いを込めながら1点1点手渡しで納めた。30年後の同日に開ける。
自分への手紙と自分自身を描いた絵を入れたという伊藤汐里ちゃん(6)は「大人になって見るときに、恥ずかしくないように上手に書いた。開けるときが楽しみ」と笑顔で話していた。
村は1989(平成元)年にも村誕生30周年を記念し、20年後の09年に開ける予定で埋設したタイムカプセルがあり、今回新たに埋めるために24日に掘り起こしている。
カプセルには手紙やアルバム、雑誌や新聞、小学校の教科書、ワインや日本酒など、当時を思い起こさせる懐かしいものが入っていた。村公民館で約1カ月間展示しながら本人に返していく。 -
合併記念で三峰川沿いに桜
伊那市、高遠町、長谷村は26日、合併を記念してそれぞれ三峰川沿い3カ所にタカトオコヒガンザクラを植樹した。
三峰川について考え、活動する市民団体「三峰川みらい会議」提案の3市町村をつなぐ三峰川沿いでの日本一の桜のまちづくりに向けた取り組み。伊那市は東春近の榛原河川敷公園、高遠町は下山田の浄化センター前の河川敷、長谷村が非持の南アルプス公園広場に、高遠町から寄贈された2竏・メートルの苗木を3本ずつ植えた。
長谷村は理事者や議員、保育園児らが参加。園児たちは「早く大きくなって、きれいな花を咲かせてね」と丁寧に土をかぶせていた。 -
村職員6人に自治功労表彰伝達
宮田村の在勤30年の一般職員6人が全国町村会の自治功労表彰を受け、23日に村役場で伝達式が開かれた。
受章者は池上たか子さん、高橋登美子さん、飯島眞弓さん、宮下春美さん、板山とし子さん、本田典子さん。いずれも1975(昭和50)年の入庁。
一人ひとりに表彰状を伝達した清水靖夫村長は、長年の功績をたたえ「今まで蓄積したノウハウ、対応力を今後も業務にいかしてほしい」と励ましていた。 -
村職員6人に自治功労表彰伝達
宮田村の在勤30年の一般職員6人が全国町村会の自治功労表彰を受け、23日に村役場で伝達式が開かれた。
受章者は池上たか子さん、高橋登美子さん、飯島眞弓さん、宮下春美さん、板山とし子さん、本田典子さん。いずれも1975(昭和50)年の入庁。
一人ひとりに表彰状を伝達した清水靖夫村長は、長年の功績をたたえ「今まで蓄積したノウハウ、対応力を今後も業務にいかしてほしい」と励ましていた。 -
NHK松平定知アナウンサー講演会
NHKテレビでお馴染みのアナウンサー松平定知さんの講演会が25日、駒ケ根市文化会館で開かれた。駒ケ根市文化財団など主催。会場を埋めた約980人の聴衆は松平さんがステージに登場すると大きな拍手で迎え、番組製作の裏話など、ユーモアを交えた松平さんの話に耳を傾けた。
松平さんはアナウンサーの生活について「朝7時のニュースを担当していた時は午前3時半に起きて局に向かい、仕事を終えるのは午後5時か6時。寝るのは午後11時過ぎで睡眠時間が短く、肉体的にはつらい時期だったが、当時は東欧諸国など世界のどこかで毎日のように政変が起こっていて仕事には大きなやりがいを感じていた」と振り返った。
放送7年目となる『その時歴史が動いた』については「今までは戦国時代などの人物を多く扱ってきたが、加えてこれからは現代史も積極的に取り上げていきたい」などと語った。 -
駒ケ根写真コンテスト表彰式
駒ケ根市観光協会は25日「05年度駒ケ根観光写真コンテスト」の表彰式を駒ケ根高原美術館で開いた。入賞者11人のうち7人が出席し、観光協会の宇佐美宗夫情報企画部長から表彰状を受け取った=写真。105点の応募作品を審査した山岳写真家の津野祐次さんと工芸作家で同美術館副館長の木下五郎さんは講評で「独創性が高い」「美しい駒ケ根の特徴をよく表現している」「一瞬のチャンスを絶妙のタイミングで切り取っている」などとそれぞれの作品を絶賛した。
入選作品は同館で4月9日まで展示される。
入選者は次の皆さん。
▽最優秀賞=太田秀男(駒ケ根市下平)▽優秀賞=池下左近(和歌山県)春日芳人(駒ケ根市上穂北)▽特別賞=森俊晴(駒ケ根市赤穂)久保村由人(伊那市西春近)海野順子(松本市)▽入選=高坂益男(駒ケ根市赤穂)鍋島道雄(大阪府)平沢善博(宮田村南割)向山世男(伊那市錦町)小林紀一(飯島町飯島)佐藤正一(駒ケ根市上穂南)▽佳作=平沢善博(宮田村南割) -
みのわ少年少女合唱団入団式
箕輪町子どもセンターの「みのわ少年少女合唱団」入団式が25日、町文化センターであった。新入団員9人を迎え、6年目の06年度は23人で歌い活動する。
団長の柴沙耶香さん(箕輪中1年)が、「歌の練習を通して心の響き合いの大切さを学んでいる。皆で心を一つにして明るく、楽しい合唱団として歌の輪、友達の輪、心の輪を広げながら、ハーモニーの輪を大きくひろげましょう」と歓迎。新入団員を代表して北原亜美さん(箕輪北小6年)は「私たちは歌が大好き。声を合わせ、心を合わせ、一緒に歌えることを楽しみにしている。音楽の楽しさ、美しさを学びながら歌の輪を広げたい」とあいさつした。
団員が「飛行船」「小さな世界」を歌い、きれいなハーモニーで歓迎。新入団員も一緒に「ビリーブ」「手のひらを太陽に」を歌い、式に参加した保護者が拍手を送った。
団員は小学3年から中学生まで。05年度は男子がいなかったが、新年度は男子児童1人が入団した。
合唱団は01年度に設立。町生涯学習フェスティバルまなびピアをはじめ各種行事のオープニング演奏などをし、昨年は5周年記念コンサートも開いた。