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箕輪東小学校1年ゆめっこ組
元気いっぱいに歌い、踊り、演奏し、オペレッタを熱演した箕輪町の箕輪東小学校1年ゆめっこ組(31人、松崎まさえ教諭)。1年間の学習のまとめとして挑戦したオペレッタの公演は、大きな拍手とともに大成功のうちに幕を閉じた。
生活科で取り組んだ蚕の飼育学習に加え、日常の中で大きな声で話す、語りや暗唱、合奏、音楽の時間のほかに朝と帰りの学級の時間に歌うなど、「自分を表現しよう」と学習してきた。学びの集大成として取り組んだオペレッタ。辰野町の「第6回オペレッタフェスティバル・イン・たつの」(2月5日、辰野町民会館)の出演を目標に、昨年11月末から活動が始まった。
絵本が大好きなゆめっこ組。オペレッタの題材は絵本から選び、公演が冬という季節も考えて「てぶくろ」を選んだ。台本、せりふ、動きを皆で考え、おじいさん、イヌ、ネズミ、ウサギ、カエル、クマなど配役も自分たちで決めた。
ネズミのせりふをどうするか、どのように動いたらいいか、ポーズは…。役になった児童が考え、友達に見てもらう。「ウサギに見えないよ」「クマはもっとこんな感じ…」と、試行錯誤を繰り返した。劇中歌は、これまでに習った曲を替え歌にし、楽器演奏を入れた。体を動かして歌うことが好きなので、皆で振り付けも加えた。
舞台の背景は学校長に描いてもらった絵にゆめっこ組が色を塗り、雪だるまのセットは皆で作った。こうしてゆめっこ組のオリジナル作品が完成した。
オペレッタの練習は待ち遠しく、「何回やっても楽しい」時間。家でも歌の練習に励んだ。特にお風呂の中はオン・ステージで、歌い、友達の役の分もすべてせりふを言い、お母さんに公演の流れを見せてあげる児童。「毎日、ゆだってしまう」。そんな保護者の声があったほど、オペレッタに夢中だった。
フェスティバル当日、松崎教諭お手製の衣装に身を包み、大舞台でライトを浴び、大勢の観客を前に熱演した。ビデオやカメラで撮影され、「俳優さんになった気分」。緊張していた松崎教諭をよそに、ゆめっこ組は「楽しかった」「気分がよかった」と大満足だった。
オペレッタフェスティバルの出演をきっかけに、保育園から公演依頼があり3月、東小体育館で2回目のステージにも立った。
「自分で成長を確信させたい」。オペレッタには松崎教諭の願いがあった。「大きな声で発表して、これまでつけてきた力ができるようになった。一人ひとりが充実感を味わって大切なことを学び、見違えるほど大きく成長した。お陰です」。
オペレッタの練習を通して一歩一歩成長したゆめっこ組。演技を互いに評価し合ってきたことで、普段の生活の中でも「○○ちゃん、すごかったね」と友の良さを認めたり、助け合う姿が自然に見られるようになってきた。表情が豊かになり、皆の前でハキハキと話せるようにもなった。
「次は何やる?」
ゆめっこ組の心に新たな夢が大きく膨らんでいる。
(村上裕子) -
南箕輪中3年生が卒業前にスクールバス清掃
卒業間近の南箕輪中学校の3年生が14日、感謝の気持ちを込めて3年間利用したスクールバス3台を掃除した。
学びやへの奉仕活動として、生徒たちが事前に挙げた清掃場所を分担。バスの掃除はその一環で、利用者を中心に10人余が担当した。活動は毎年恒例だが、バスの掃除は初めてという。
スクールバス(29人乗り)は、村が伊那広域シルバー人材センターに委託し、南原と沢尻、神子柴の一部に在住する生徒を対象に、1日4便を運行。3年生は148人のうち24人が利用している。
生徒たちは約1時間にわたって、寒さでかじかむ手を擦りながら、雑巾やモップを使い、高い場所は脚立に上ったりして、バスの内外を隅々まできれいにした。
バスを利用している田島郁美さん(15)は「毎日乗せてもらっているから、最後にこういった形で恩返しさせてもらえてよかった」と話していた。 -
園芸福祉学ぶ アルプスバラ会1周年で講演会
バラを育てる上・下伊那の愛好者でつくる「アルプスバラ会」(春日千定会長)はこのほど、設立1周年を記念した公演会を伊那市のJA上伊那フラワーパレスで開いた。元信州大学教授で県園芸福祉研究会長の藤田政良さんが園芸活動の効用と福祉について話した=写真。
会員や一般住民など約50人が集まり、藤田さんが「ガーデニングと園芸福祉」と題した話しを聴講。園芸については「人間と植物の関わり。手をかけ、世話をすることで自分も癒される」と説明し、高齢者が園芸作業で元気を回復した事例を映像など交えて紹介した。
藤田さんはガーデニングテクニックを会員らに助言。類似色や反対色での配色や同一植物での組み合わせがある竏窒ニ実際の庭の映像を見せながら話し「自分の洋服を選ぶのと同じ感覚で考えるとよい」と述べた。
講演会後の総会では世界バラ会議への参加、バラ作り技術講習会の開催、研修日帰り旅行などの来年度事業計画を承認した。 -
長谷村 ボランティア連絡協が総会
長谷村のボランティア連絡協議会の年一回の総会が12日、村保養センター「仙流荘」であった=写真。今年度事業の報告のほか、正副会長の選出があり、伊那市・高遠町との合併による3市町村の社会福祉協議会合併(10月)までの任期として、加藤二葉会長と伊藤博子副会長が再任した。
村内のボランティアグループ9つなどから約70人が参加。加藤会長はメンバーの一年間の功労に感謝。上伊那ブロックボランティア研修会で災害ボランティアの立ち上げ訓練に参加した教訓として「村にいつ災害が発生するか分からないので、日ごろから心がけて」と呼びかけた。
各ボランティアグループの代表が公園の除草作業、花壇づくり、トイレ清掃などの今年度の活動内容の報告、来年度事業の計画などを話し合った後、メンバー同士の交流を深めるためレクリエーションもあった。 -
親子で力合わせておやき・五平もち作る
信州名物のおやきと五平もちの料理教室が12日、町福祉センター「やますそ」であった。園児縲恷剴カの8人や保護者ら約20人が協力して調理した。文部科学省推進の地域子ども教室事業「遊びの寺子屋」を高遠町で展開する運営委員会(丸山宏一委員長)主催。
五平もちは丸い形に成形したご飯の固まりを串に刺して調理。串は壊れた唐傘の骨を使う伊那谷に古くから伝わる方法で実施したため、子どもたちや保護者ら目を丸くして驚きの様子だった。
おやきにはナスや菜っ葉、キムチなどを包んで料理した。参加者らは生地を練り上げる、力を必要とする作業に一苦労。高遠小学校3年の伊藤七海ちゃんは「皆で力を合わせておいしいおやきを食べたい」と、生地づくりにも力が入っていた。
遊びの寺子屋は児童たちの放課後の遊びを支援するため、高遠小学校校庭で週一回のレクリエーションをしているほか、毎月1、2回の親子で楽しめるイベントを企画。今年度は手作り楽器やキノコ狩り、もちつき大会などに参加者らが挑戦してきた。 -
高遠町の弥勒を語る会・景観整備
高遠町弥勒の歴史学習や環境美化活動に取り組む住民の集まり「弥勒を語る会(弥勒塾)」は12日、弥勒諏訪社周辺の景観整備をした=写真。約30人の会員が早朝から集まり、やぶ掃除やヒノキの枝打ちなどの作業に汗をかいた。
御神木の周りに植林した木の枝などが伸び、風通しが悪く、日光も行き届かなくなっているのを解消するために以前から計画。伊那市・長谷村との合併記念事業で町が進める環境美化活動に合わせて今回実施した。
この日は小雨が降り、風も強く吹きつける悪天候。急斜面に生える雑草や竹を除去したり、はしごを使って高い位置の枝枝打ちをするなどの作業はただでさえ危険な仕事だったが、一人ひとりが無理をせず、皆の力を合わせて一つの目標に取り組んだ。
伊藤啓仁会長(69)は「先祖が残してくれた地域のことを自分たちが振り返るように、子どもたちが大きくなったときに振り返ってもらえるような活動したい」と話していた。
弥勒を語る会は昨年2月に有志らで発足し、毎月一回の勉強会で弥勒の歴史を学んできた。今後は地域防災をテーマにした学習や、弥勒諏訪社周辺にモミジを植林しようと考えている。 -
伊那北小で「安全見守り隊」発足
伊那市の伊那北小学校よりよい教育環境協議会は14日、児童の登下校の通学路を巡視する「地域・子どもの安全見守り隊」の発足会を同校で開いた。地域のお年よりなど約50人の地域住民が集まり、児童の安全を守ることを決意した。
同見守り隊は、子どもたちの通学路の安全を確保するため、地域ボランティア約80人で結成。メンバーらは児童の登下校時に合わせて通学路に立って見守る。
今回の同協議会の呼びかけに賛同した隊員のなかには積極的に「子どもを守る安心の家」に登録。発足前の8件から発足後は46件に増加した。
発足会で同協議会の萩原昇吾会長は「発足したからといって完全に犯罪がなくなる保証はない。つねに自分たちの安全は自分たちで守ることを心がけて」と注意を促しあいさつとした。 -
やまびこ会がシメジを使った菓子を研究
伊那市の菓子店有志でつくる「やまびこ会」(橋都喜三郎会長、9人)は13日夜、市内でシメジを使った創作菓子を持ち寄った。メンバーがおこわまんじゅうなど4品を提案、改良を加えながら商品化する。
会は、地元産の米や農産物などを使った創作菓子を開発し、将来的に「地域ブランド」として売り込もうと、50代を中心に組織。
試作品は、おこわまんじゅう、おやき、パン2種類の4品。洋菓子はシメジをマヨネーズで混ぜたり、パンの上にチーズと一緒に乗せたが、和菓子の場合はシメジの水分が出たり、食感を残したりするのが難しいという。
試食したメンバーは、具の味付けや歯ごたえ、皮のふっくら感など熱心に意見交換。これまで職人の技術は門外不出だったが、酒を飲みながら、和・洋がアイデアを出し合い、商品開発への思いを熱く語った。
メンバーの一人は19日、春の高校駅伝に合わせ、駅前再開発ビル「いなっせ」で開く屋台横丁でおこわまんじゅうとおやきを販売する。 -
小さな親切運動上伊那支部車いすを贈呈
小さな親切運動上伊那支部は13日、設立10周年を記念して伊那市社会福祉協議会に車いす2台を寄贈した=写真。
あいさつをすること、困っている人がいたら手伝ってあげる竏窒ネど、小さな親切を進めることで青少年の豊かな心を育成することを目指す「小さな親切運動」は、約40年前にはじまり、全国展開されている。
その上伊那支部(会員99人、山田益支部長)は、設立10周年を迎えたため、記念事業を計画。会員から集めた会費で、上伊那地区10社協に総数12台の車いすを寄贈し、上伊那37小学校と各教育委員会に2種類のオリジナル紙芝居を寄贈することにした。
車いすを受け取った御子柴龍一会長は「長期高齢者社会を迎え車いすの需要も増えている。学校の授業の中で使われることもあり、各方面で利用させてもらいたい」と感謝の言葉を述べた。
これで上伊那支部は全25台の車いすを寄贈したことになる。 -
キジの放鳥
上伊那猟友会(田辺一清会長)は14日、箕輪町の萱野高原でキジ60羽(オス30羽、メス30羽)を放鳥した。
駆除・増殖を通してに鳥獣数を管理している同会は、個体数維持を目的としてキジの放鳥を例年管内でしている。本年度は箕輪町で行うことになり、町猟友会(小林弘人会長)のメンバーや鳥獣保護員、箕輪南小学校の3、4年生34人などが参加した。
小林会長は、雌雄の違いや特徴を児童に話し「オスは獲ってもいいがメスは獲ってはいけないことになっている。メスはたくさんヒナを育てるように放す」と語った。
児童らは、会員などと一緒に放鳥。力強いキジに戸惑いながらも「きれい」「かわいい」と話しながら飛び立つ姿を見送った。
オスには足缶が付いており、狩猟したときに生息範囲が把握できるようになっている。萱野高原は禁猟区で、高原内での狩猟はできない。 -
JC小中高生との交流会
子どもたちとの間にある壁を取り除こう竏窒ニ13日、伊那青年会議所(伊那JC)の青少年委員会(唐澤幸恵委員長)は、小中高生との交流会をした=写真。11歳から40歳までの参加者が、日ごろ考えていることや感じていることなどを話し合いながら親ぼくを深めた。
青少年育成事業としてウミガメの放流体験を通じた活動に取り組んでいる同委員会だが、一緒に活動していく子どもたちとの間に「見えない壁」があると感じ、お互いのことを分かり合うきっかけとして交流会を企画。これまでJCの活動に参加した小学生から高校生までに声がけしたところ、25人が集まった。JCからは約20人が参加。
話し合いのテーマは「学校は面白いか」「家族との関係はどうか」などさまざま。「バレンタインチョコをもらったことはあるか」と質問されたり「父親ととても仲が良い」と話す女子高生などに、JCメンバーの方が戸惑っている様子だった。
同委員会は4月3日縲・8日に、ウミガメ放流体験会の小学生リーダーとして活動する参加者を募集し、体験会のプランや事前交流会などを一緒に計画していきたいとしている。
問い合わせは伊那JC事務局(TEL78・2328)青少年委員会へ。 -
「とんぼの楽園」パンフレットできる
伊那市は、新山に生息するトンボを紹介したパンフレット「とんぼの楽園」を5万7千部作った。日本一小さいといわれるハッチョウトンボの全国有数の生息地で「自然豊かな地域を知ってほしい」と活用を促している。
調査は昨年、日本蜻蛉(とんぼ)学会会長の枝重夫さん=松本市=に依頼。その結果から、準絶滅危ぐ種のモートンイトトンボ、希少種のヒメアカネ、ネキトンボなど29種類を確認した。
パンフレットはA3判の二ツ折。費用は30万円。トンボ図鑑のほか、トンボの目録、トンボの一生などカラー写真入りで紹介している。
また▽木道から湿地へ降りない▽昆虫や植物を採取しない竏窒ネどを呼びかける。
子どもにも読めるよう、漢字にふりがなをつけた。
パンフレットは市役所生活環境課、新山荘などに置いている。
新山の生息地では、観察できるように木道などを整備中で、今月下旬には完成。5月ごろからハッチョウトンボを見ることができ、市は学校などで環境学習をする際、案内人を派遣するという。 -
すまいの安全セミナー
上伊那地方事務所は13日、伊那市役所で「すまいの安全セミナー」を開いた。建築士や地域住民ら約90人が出席。講師の信州大学工学部助教授・五十田博さんが耐震診断と耐震補強の推進を促した。
セミナーは、建築物の耐震化の促進を図るため、震災対策への関心を深めてもらおうと開いたもので、テーマに「大規模地震、あなたの建物は安全ですか」を掲げた。
五十田さんは▽老朽化によって耐震が弱くなる▽建築年数がほぼ同じ建物で、耐震補強したものに比べ、しないものは崩壊しやすい竏窒ネど木造住宅を使った実験を映像で映しながら説明。阪神淡路大震災で亡くなった8割以上が住宅の倒壊による圧死だったことを踏まえ、いつか来るだろう地震に備え、倒壊を防ぐ補強の必要性を挙げた。また「補強工事は新築より難しい。施主のプランを入れながら、メニューを作れば普及が図られるのではないか」と話した。
会場には家具転倒防止器具、非常持ち出しリストなどが展示された。 -
黒河内さん初の個展
宮田村南割区出身で東京工芸大学芸術学部デザイン学科1年の黒河内志保さん(19)が、地元宮田村の宮田郵便局で17日まで初の個展を開いている。鮮やかな色づかいや大胆な筆致が評判。来客者の目を楽しませている。
春休みの帰郷を兼ねて、母親のすすめもあり実現。伊那弥生ケ丘高校在籍当時に描いた油絵から、現在課題で取り組むデザイン画まで20作品を出品した。
詩から自分のイメージをふくらませ、和紙と墨だけで表現したり、広告や包装紙の切り抜きをコラージュにするなど、多彩な作品の数々。
高校までとは、全く違うデザインの世界にもまれながら、新たな分野を吸収した意欲的な力作が揃う。
「初めての個展だが、多くの人に見てもらえてうれしい。大学でも課題をこなしながら、自分の作風を確立していきたいですね」と黒河内さんは話していた。 -
係に係員の配属はしない
中川村の曽我村長らは14日、村議会一般質問で、機構改革に触れ「係間の協力、協調に向け、係に係員の配属をしない」などの考えを示した。
富永和典議員と村田豊議員が「機構改革の一環として、大課制を導入する考えはないか」と質問。
曽我村長は「機構改革は大課制を前提とせず、現組織の問題点を探り、対策を講じていく」とし、具体的に▽係間の協力・協調体制を構築するために、係員の係配属をなくす▽下水道事業業務の減少を受け、水道課と建設課を統合し、事務室を改修し、農村環境改善センターに移転する▽教育委員会の4係を学校教育と社会教育の2係に統合する▽複数の課によるプロジェクトに対応するために、課長の役割を拡大する▽係長の課長補佐的役割を担うことを検討する▽1階フロアーの各課配置を変更をする-などの方針を示した。時期は事務所の配置替え、改修などをのぞき、4月1日から実施の方向。 -
箕輪北小6年生が薬物防止の学習
箕輪町の箕輪北小学校6年生は10日、薬物防止の学習をした。覚せい剤やシンナーなど薬物が人間の脳や人格を破壊する恐ろしさ、絶対に薬物に手を出してはいけないことを学んだ。
6年生はビデオで、覚せい剤、アヘン、コカインなど薬物の種類、覚せい剤などを使用すると脳を破壊する、幻覚や幻聴に襲われる、依存症になる、治療しても症状は簡単には治らない-ことなどを学び、その人の人生だけでなく家族や周囲にも大きな負担を与えることを知った。
学校薬剤師の千葉胤昭さんは、シンナーをかけると発泡スチロールが溶ける様子を実験で児童に見せ、「シンナーを袋に入れて吸っている人がいるけど、絶対にしてはいけない。薬物が簡単に手に入る時代。誘惑の場所、機会がいくらでもある。ちょっと手を出すと止められなくなる。絶対に手を出さないで」と強く呼びかけた。
児童は「覚せい剤の怖さがわかってよかった」と感想を話した。 -
もちつきボランティア交流会
駒ケ根市ボランティア協議会の「もちつきボランティア交流会」は12日、駒ケ根市ふれあいセンターであった。同協議会に所属するボランティア35団体の150人余が参加し、もちつきを楽しんだ。 今回は22キロのもち米を4基のうちでつきあげ、あんこやきなこ、大根おろしで味わった。
始めの会で飯島美佐子会長は「大勢の元気な声と明るい笑顔に会えた。多くの人と交流を深め、心にいっぱい、ビタミンを蓄えて」とあいさつ。
参加者はつきたてのもちを味わったり、ステージに繰り広げられる踊りや歌などの発表を楽しみ、交流を深めた。 -
キンボールマスター講習会in駒ケ根
駒ケ根キンボール愛好会は12日、市民体育館などで、キンボールマスター講習会in駒ケ根を行った。市内の愛好者、体育指導員をはじめ、塩尻市や飯田市、伊那市などからリーダーら23人が参加、日本キンボール協会常任理事の前山直さんを講師に講習を受け、筆記試験と実技試験でマスター資格取得を目指した。
マスター資格はリーダー認定後、1回以上リーダー講習会を受講、さらにマスター講習会を受講し、筆記試験と実技試験の合格者が認定される。
マスターの特典は▽リーダー講習会を開催できる▽キンボール地域支部が設置できる▽レフリーC級の資格が得られる-など。
この日の講習では競技方法や公式ルール、指導方法などのほか、4人ずつ6チームに分かれ、競技を通じて、ルールや競技方法を実習し、試験に備えた。
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環境問題学習会
駒ケ根市の環境浄化を進める会・市と共催で12日、駅前ビルアルパで第1回環境問題学習会を開いた。市民ら80人が参加、駒ケ根市のごみ処理の現状や有用微生物の働きなどに理解を深め、ボカシによる生ごみ堆肥のし込みの実演を見入った。
家庭菜園部会長の井口真吾さんは「簡単!安全!ボカシによる生ごみ堆肥で家庭菜園を」をテーマに、ボカシを使った生ごみ堆肥のし込み、家庭菜園での使用法、生ごみ堆肥で栽培した野菜はなぜ、おいしいのか-について実演を交えて話した。
井口さんは「生ごみ堆肥のポイントに「新鮮、細かく切る、水分を切る」を挙げ、実際にボカシボックスに紙を敷き、生ごみに対しボカシは3-5%を入れ、生ごみとよく混ぜるなどし込みを実演し「バルブから水は毎日抜く。ボックスが満杯になったら、密閉し直射日光が当らない場所に置き、1-2週間で発酵、肥料になる」と管理にも触れた。
また、生ごみ堆肥は畑に穴を掘り、土と混ぜておく。動物などにいたずらされないように、トタンなどをかぶせて置くといいとした。
次回は26日午後1時30分から、駅前ビルアルパで、「EMボカシとは、みんなで挑戦、ボカシづくり」を予定。 -
姫宮神社で祈念祭
宮田村南割の姫宮神社で12日、厳かに祈念祭が行われた。氏子総代ら26人が参列し、五穀豊じょうや地域の安寧を祈った。
拝殿前に集まった参加者は花畑宮司らからお払いを受け、昇殿。氏子総代が手渡しで、野菜や穀類、果物など村の産物を供える「献さんの儀」を行った。
続いて、花畑宮司が祈念の祝詞を奉上、代表者が玉ぐしを奉てんした。
姫宮神社には日本武尊の后、宮簀(みやず)姫や、伊耶那岐(いざなぎ)命が合祀されている。 -
スプリングコンサート
中川村の中川中学校吹奏楽部(顧問・原真奈美教諭)は第4回スプリングコンサートを11日、文化センターで開いた。飯島中学校吹奏学部とアンサンブル・ファンファールが友情出演し、コンサートを盛り上げた。
5部構成。行進曲「K点を越えて」でオープニング。アンサンブル・ファンファールとの合同演奏で「タッチ」「キューテーハニー」を響かせた。
第2部は飯田市で活動するアンサンブル・ファンファーレがなじみの「犬のおまわりさん」「おさるのかごや」を楽しく演奏した。 続いて、アンサンブル&学年別演奏。打楽器3重奏で歯切れよく「スケルツォ」。金管5重奏で「海のスケッチ」、広々とした海を表現するなど、それぞれの楽器の持ち味を生かした演奏に、1曲終るごとに聴衆から大きな拍手が送られた。
また、友情出演の飯島中学校吹奏楽部は「ポップ・ステップ・ギャロップ」「白い翼の歌」「ラテンゴールド」の3曲を披露した。 -
お話の森・子供映画会
飯島町図書館は11日、文化館でお話の森・子供映画会を開いた。 約80人が参加、パネルシアターで「数字の歌」「とんでったバナナ」でオープニング。「飯島子どもの本の会」の大型絵本「そら豆のベッド」を楽しみ、続いて映画会。
サーカスの団長に捨てられたモグラが友だちの協力で両親と再会するまでを描いた「風船旅行で大冒険」。
ケーキに目がないライオンの王様が手当たり次第ケーキを食べ、虫歯に。虫歯が痛くて、食べられず、ついに寝こんでしまう「虫ばになった王様」。
子どもたちは痛がる王様に、ちょっぴり同情しながら「しっかり歯を磨かなくては」と話していた。 -
宮田村の人事異動
宮田村は13日、4月1日付けの人事異動を内示した。酒井一衛総務課長が退職し、課長級3人が配置がえ。全国的にも極めて珍しい女性の議会事務局長が誕生する。「自立推進で、将来的にさらに力を発揮できる体制」(清水靖夫村長)をねらい、若手や同じ職場に長い年数在籍した職員の異動が目立つ。
総務課管理財政係長の高橋克実氏(52)が課長級に昇格し、教育次長。現職は在籍7年と長かったが、1972年の入庁以来初めての教育行政に携わる。
総務課長は議会事務局長の矢田典和氏(55)。同局長の後任は昨年同村初めての課長級となった教育次長の大澤啓子氏(56)が就く。
県町村議会議長会事務局によると、現在県内の町村議会では女性の事務局長はいないという。過去にも数少ないとみられ、「全国的にも女性の議会事務局長は特別職より少ないのでは」としている。
また、19人の係長級は12人が異動するが、課内の配置がえや機構変更などに伴う役付けがえが中心。係長級以下の異動名簿は後日掲載。 -
給食応援隊が宮田小へ
食育の意識高いと好評価栄養指導や衛生管理の専門家らでつくる県の「学校給食応援隊」の5人が13日、宮田村の宮田小学校を訪れた。調理の様子を見聞きしたほか、児童と一緒に会食。地元産食材の活用を含め、安全安心に気を配っている宮田の学校給食の現場にふれた。
応援隊は栄養、衛生面など実際の様子を見て指導し、学校給食の充実を図ろうと県が2月から実施。県下10校をまわっているが、上伊那では宮田小が選ばれた。
給食調理室などにも足を運び、専門家の目でチェック。地元農家の協力で、新鮮で安全な地元産食材を導入している点など、興味を持って見学していた。
子どもたちの給食に参加して、一緒に食べる光景も。県保健厚生課の担当者は「調理員や先生方の食育に対する姿勢が積極的で、給食全体のレベルも高い。地元の協力も得ながら、今後一層取り組んでほしい」と話していた。 -
宮田小6年3組が聴導犬支援
とってもワンだフル‐。宮田村に本部がある日本聴導犬協会の活動を支援しようと、地元の宮田小学校6年3組が13日、地域や学校の仲間に協力を求めて展開した募金や空き缶集めなどの収益金3万円余りを同協会に贈呈した。有馬もと代表らは、心温まる善意に感謝。32人の子どもたちは活動を通して、聴導犬の役割だけでなく、地域の支えの大切さを知ったと話した。
5年生の時に聴導犬のデモンストレーションを学校で見学。6年生になり「自分たちで何か協力できないか」と取り組み始めた。
4つの班に分かれて活動。新聞やポスターをつくって学校の仲間や地域の人たちに聴導犬について広報し、空き缶集めも展開した。
また、村内をまわって、商店や医院など14事業所に募金箱を設置。古着など家で不用になった物品もリサイクルにまわすなどして、支援金を集めた。
総額で3万2千円ほどになり、あわせて集めた書き損じハガキや無使用のテレホンカードと一緒にこの日、同学級を訪れた聴導犬協会に手渡した。
1年間の活動内容も発表。耳が不自由で補助犬のユーザーでもある協会スタッフの1人が感謝し、「耳が聞えない私に犬は7つの音を知らせてくれる。1頭でも聴導犬が増えるよう、皆さんの善意を大切に使わせて頂きます」とあいさつした。
改めてデモンストレーションを見学し、聴導犬とふれあう子どもたちは目を輝かせていた。 -
北割区と町区で営農組合設立
営農体系の再編整備完了宮田村北割区と町区の各営農組合が11、12日に設立した。2地区の発足により、村営農組合を軸にした村内全7地区を網羅する営農体系の再編は完了。大規模農家や営農組織に補助を限定する2007年度からの国の新たな政策に対応する。
北割地区営農組合は約110戸。11日夜に同区集落センターで設立総会を開き、伊藤幸雄組合長は「統一組織として、営農支援センター、農協などと連携しながらより良い道筋を探りたい」とあいさつした。
町営農組合は、町1区、町2区、町3区の214戸で構成。7地区のなかで最大の営農組合となる。12日夜に農協宮田支所で設立総会を開いた。
村の営農組織再編は、農地利用委員会と集団耕作組合を統合。各地区もこの2つの組織を一本化して、営農組合を整備した。
北割地区営農組合の役員は次ぎの皆さん。
▽組合長=伊藤幸雄▽副組合長=浦野正喜、本田幸達▽同、会計=太田武▽監事=保科忠夫、鈴木一実
町営農組合の役員は次ぎの皆さん。
▽組合長=保科充▽副組合長=小田切武雄、長矢富秋▽会計=川手三平▽監事=太田照夫、佐藤安弘 -
「エコアクション21」箕輪町が自治体で全国初の認証・登録
箕輪町が、環境省策定の環境マネジメントシステム「エコアクション21」の04年の制度発足後、自治体として全国で初めて認証・登録を受けた。13日、6日付けで財団法人地球環境戦略研究機関から認証・登録証が交付されたことを発表した。
エコアクション21は、ISO14001を基にした中小企業や学校、公共機関が取り組みやすい環境経営システム。
町は人と自然の共生を目指し環境活動に積極的に取り組む必要がある-と、05年2月からエコアクション21の認証・取得に向け、二酸化炭素や廃棄物の排出量削減など環境目標の達成を目指し活動してきた。05年4月から06年1月の取り組みで電気量約10%削減、水道量約5%削減の効果があった。
審査では▽廃食用油のバイオディーゼル燃料化の取り組み▽小中学校や保育の場でも環境教育を積極的にしている▽役場全職員の名札の裏に環境目標を書くなど職員に環境に対する意識が感じられる-ことが評価された。
認証・登録にかかった費用総額は35万5千円。
今後、引き続き取り組み事項や環境目標など見直しをしながら推進し、建設工事や水道事業などの民間業者にも環境にやさしい取り組みを意識してもらうよう働き掛ける。認証・登録証は役場庁舎ロビーに飾り、エコアクション21のロゴマークは町の封筒やパンフレットなどに使う。
平沢町長は、「大変いい結果でうれしく思う。環境にやさしいまちづくりのシンボルにして、町中で環境にやさしい取り組みをしたい」と話した。 -
箕工の未来を育てる会が県教委に要望
箕輪町の平沢豊満町長は13日の町議会3月定例会一般質問で、「箕輪工業高校の未来を育てる会」が9日、県立高校改革で同校の多部制・単位制への移行について県教育委員会に要望を出し、「多部制・単位制はあまり枠を作られると動きがとれない。フリーハンドでやらせていただくことをお願いし、ご了解頂いてきた」と報告した。学校名と魅力ある多部制・単位制高校構築の取り組みについての寺平秀行議員の質問に答えた。
町長は、「箕輪工業高校を再生、本当に魅力ある高校にしたいと前向きな話をしてきた」と説明。多部制・単位制について、長野県にないような進学コース作り、既存の工業高校のようなコースでなく、企業との結びつきを強くし大学とも交流する新しい工業高校作り-という夢を話し、普通科や定時制のような受け皿も必要とした上で、「夢のある話を地域とし、高校の皆さんと新しい高校を作っていく」とした。
学校名は、県教委から「校名ありきでなく、これからの皆の高校ということで考えたらどうか。『箕輪』の名を残し、その後に何かつけるなど考えたら」と提案があったことも話した。 -
第20回伊那市ボランティア研究集会
第20回伊那市ボランティア研究集会が11日、市総合福祉センターであった。民生委員やボランティア関係者約180人が集まり、子どもの成長を地域としてどのように支えていけるかなどを話し合った。市社会福祉協議会など主催。
カウンセラーとして子育て支援などに携わっている飯田女子短期大学の兼任講師・辰野恒雄さんが、子育てに果たす地域の役割などについて講演=写真。辰野さんは「現代の親は、子どもについてあまり知らないが、夫婦だけで子育てをしようとする傾向にあり、不安を抱えている」とし、近所が近く、地域で子育てを支え合っていた昔を振り返った。
現代でも地域が積極的に子育てを支えていく必要性にふれ「世間話やあいさつなどで日ごろからつながりを持ち、その中で気付いことに対して助言してあげることがボランティアなのでは」と投げかけた。
分散会もあり、地域ボランティアについて参加者それぞれが話し合った。 -
伊那木曽連絡道路シンポジウム
伊那木曽連絡道路シンポジウム2006「伊那・木曽地域の第三の夜明け」が12日、県伊那文化会館であった。地域住民ら約400人が出席。伊那と木曽を結ぶ権兵衛トンネル開通を祝い、連携した地域づくりを探った。国道361号改修促進期成同盟会など主催、伊那毎日新聞社など後援。
パネルディスカッション「権兵衛トンネル開通による夢の実現竏猪イの担い手はだれですか?」では、伊那青年会議所理事長の唐木純哉さん、木曽福島町商工会青年部長の児野政明さん、シンガーソングライターみなみらんぼうさんら5人をパネリストに迎えた。
権兵衛トンネルが開通して1カ月を経過し「木曽の冬場の観光客は皆無に等しかったが、前年対比で3倍、5倍と増加している」と開通効果を報告。「自分の足元を見つめ直し、先人の築いた歴史・文化を守っていきたい」「伊那に来た客を木曽へ回すなど地域で連携していけたらいい」など継続的に誘客に取り組む考えなどを語った。
また、通過型観光が心配される中、みなみさんは「人との交流が豊かさを生む」と都会の子どもの田舎での生活体験を提案。
訪れた人が再度来たいと思えるような受け入れ体制づくりや住民自身のアピールの大切さも挙がった。
そのほか、11日に権兵衛峠を実際に歩いたみなみさんの講演「伊那木曽ノススメ」、権兵衛トンネル開通ビデオ上映、権兵衛トンネル工事のパネル展示もあった。