-
日本刀で盤に線引き
囲碁・将棋メーカーの「めぐみ堂」(大阪市、西本誠一郎社長)は12日まで、伊那市民会館で、日本刀を使って碁・将棋盤に線を引く伝統の技「太刀目盛り」を実演している=写真。
刀に顔料を混ぜた漆を塗って線を入れる独特の技法。機械製造が主流のなか、200年以上前の伝統の技を、同社社長の二男・誠さん(38)が全国各地を回って披露している。伊那市では初めて。
太刀目盛りは刃渡り40センチなどの専用の刀を40縲・0度まで熱し、塗ったときの漆の伸びをよくしてから一本一本引く。入れた線は機械製造に比べ、耐久性や、つや、立体感があり囲碁・将棋愛好者から多くの支持を得ているという。
誠さんは「囲碁、将棋をする人、しない人も含めて、日本の伝統技法を実演で知ってほしい」と呼びかけている。
実演会場では碁盤、碁石、将棋盤、駒などの展示即売もしている。午前9時縲恁゚後7時(最終日は午後5時)。 -
あるしん あいおい損保との提携はじめる
アルプス中央信用金庫(渋谷敦士理事長)は確定拠出年金事業において、あいおい損害保険と業務提携し、同損保の「総合型確定拠出年金プラン」の相談に応じていく。企業単独での確定拠出年金と異なり、導入コストや事務手続きの軽減を図ることができる。業務は10日からはじまった。
税制適格年金制度が2012年に廃止となることから、昨今県内でも大企業のみならず、中小企業、中堅企業においても退職金制度の改定・再構築の動きが活発化。同信金ではこのような地元企業のニーズに応えるため、あいおい損保と業務提携し、確定拠出年金の提案を行っていく。 -
南箕輪小4学年 「西天」への理解深める
南箕輪小学校4学年(4クラス、119人)は9日、上伊那郡西天竜土地改良区の有賀正理事長を学校に招き、農業用用水路・西天竜用水路(西天)について分からないことを質問する学習会を開いた。
4学年は3学期から、社会科の単元「郷土に伝わる願い」で西天をテーマに勉強。各クラスが資料を集めたり、実際に見学するなどの活動を進めるなかで生まれた疑問を解き、学習をまとめるために有賀理事長を招いた。
児童たちは、昔の工事の様子や事業費、西天に流れる水の量竏窒ネどについて次々に質問。有賀理事長が当時の工事を「道具(重機)がなかったので、整備するため、肉体労働をやっていて苦労した」と説明し「先祖が作ってきた大地を、これから皆が守っていってくれることを期待する」と呼びかけた。
西天は一級河川・天竜川から取水し、伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村にまたがる1180ヘクタールの農地を灌漑する農業用用水路。完成するまでに1918(大正7)年竏・9(昭和14)年の22年間の歳月がかかっている。
南箕輪小の4学年は今後、各クラスで作文を書くなどして学習をまとめる予定だ。 -
青野恭典写真集「伊那路の四季」発刊
伊那市西春近のかんてんぱぱホールで常設展示をしている山岳写真家・青野恭典さんが、写真集「信州 伊那路の四季」(日本写真企画)を発刊した=写真。
伊那路シリーズの写真集は第2弾。色鮮やかな伊那路の四季を撮影した93作品を一冊に集め、春の桜からはじまり、青々とした夏の水田、さまざまに色付いた秋の紅葉、厳しさが感じられる冬の雪山など、順を追って一年の移ろいを楽しむことができるようになっている。
青野さんは写真集のあとがきで「前作で感じた以上に、魅力をいっぱい秘めた伊那路の自然を、もっと多くの方々に知ってもらいたいと思うようになりました」と語っている。
価格は2千円。
12日はかんてんぱぱホールで青野さんによるサイン会がある。時間は午前10時縲恁゚前11時半、午後2時縲恁゚後4時。 -
【記者室】人の振り見て…
伊那市の生涯学習センターに行ったときのこと。化粧室に入ったとたん、タバコの白い煙がもくもく。あれ?と思っていると、携帯用の灰皿を片手にきれいに着飾った中年の女性が出ていった▼後日センターに確認すると館内は全館禁煙とのこと。建物の外には灰皿が置いてある。喫煙者の気持ちはわからないので愛煙家にはつらいのかな、全館禁煙を知らなかったのかな…とも思うが、しかし化粧室で喫煙というのもどうだろか。子どもたちも大勢利用するセンター。手本になるべき大人が公共マナーを守れないのでは恥ずかしい▼「人の振り見てわが振り直せ」という。マナーを守り、手本にはなれなくとも、せめて恥ずかしくない行動ができるよう心がけたい。(村上記者)
-
宮下村長が中学3年生に講話
長谷村の長谷中学校で10日、宮下市蔵村長が卒業を間近に控えた3年生25人に向けて講話し、「これからの人生は前途洋々としている。理想を掲げ、それに向けて努力してほしい」とメッセージを送った。
宮下村長は両親や家族を大切にしていくことを訴え、「中学生活は思い出の原点であり、友人は財産。心豊かな人間になってほしい」とし、「これから先、失敗することもあるかと思うが、原点に戻り、再出発していくことを考えなければならない。荒れ果てても、その心を直してくれるのが古里。堂々と帰ってきてもらいたい」と語りかけた。
宮下亜由美さん(15)は「いつでも帰ってこれるすてきな村があり、家族や友人を大切にしながらこれからの人生を頑張っていこうと改めて感じることができた」と話していた。
村を巣立つ生徒に古里の大切さを感じてもらおうと、学校側が毎年村長に依頼している。 -
シルクミュージアムでちぎり絵作品展
駒ケ根市のシルクミュージアムで小平良子さん=同市北割二区=のちぎり絵作品展が5月28日まで開かれている。ちぎり絵独特の柔らかな風合いを生かした花や風景、人物、動物などの作品11点を展示中=写真。4月には作品の入れ替えを予定している。
小平さんは十数年前にちぎり絵を始め、その繊細さに取りつかれて制作に没頭。現在講座の講師なども務めている。
問い合わせは同館(TEL82・8381)へ。 -
かんてんぱぱで第1回艶姿信州の降る布作家婦十二人衆加壱当世花競市
女性作家12人が手がけた古布で作った創作人形や着物と、時代タンスや時計などの骨董品、約5千点が並ぶ「当世花競市」が12日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれている。昔懐かしい香りとそれぞれの作家の個性が生きた人形などが会場を彩り、多くの来場者でにぎわっている=写真。
創作作品の出展者は南信地域を中心として活躍している女性作家たち。普段は、自身の工房や教室などで個々に活動をしている。唯一の男性出展者・高橋晃史さんが今回の展示会を企画した。
どの作家も「古布」という共通の素材を元にして作品を手がけているが、作風、製作対象、方法などはさまざまで、違いを楽しみながら会場を見回すことができる。作品は購入することもできる。
期間中は古布で作るひな人形などの講習会もあり、自分だけの作品を楽しむこともできる。講習費は無料。材料費(500円縲・千円)のみ。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後4時まで)。 -
伊那学コモンズ(5)
上伊那の52団体・機関でつくる豊かな環境づくり上伊那地域会議は6日、第5回伊那学コモンズ講座を伊那市の県伊那合同庁舎で開いた。大気環境学などを専門とする信州大学理学部の鈴木啓輔教授を迎え、信州の大気・水文環境について学んだ=写真。
講演会は、上伊那の豊かな環境を担う人材を育成したり、協働の地域づくりに役立つ地元の歴史風土を学ぶことを目的としたもの。
鈴木さんは、降雪量や雪の成分の違いから、北信と南信の違いを説明。
冬場の降雪が多い北信に比べ、南信は冬より夏場の降水量が多い。北アルプスより南には、降雨量が年間千ミリに満たない地域もあるが、山に積もる雪どけの水が川に流れ込むため、渇水の問題が起こったことがないという。
また、北の降雪が多ければ南の降雪は少なくなり、北が少なければ南が多くなるという真逆の関係にあることを紹介。雪の成分によって、各地域ごと、どのような雲が分布しているかなどを説明した。 -
消費者フォーラム
駒ケ根市と南信地区消費者の会連絡会、飯田消費者センターは9日、「地球にやさしい暮らし方竏鋳n球環境を考えよう」をテーマに05年度消費者フォーラムを駒ケ根市の赤穂公民館で開いた。南信各地の消費者の会会員ら約100人が参加し、それぞれの会の取り組みなどについて互いに発表したほか=写真、環境ジャーナリストの中村正子さんによる「どうする くらしのダイエット」と題した講演を聞いた。
辰野町消費者の会は「地球温暖化はたった1軒の家庭からはじまる」をテーマにした寸劇を披露し、二酸化炭素削減を身近な問題としてもっと真剣に考えようと促した。
中村正子さんは講演で「大量生産・大量消費の構造を適量生産・適量消費に変えていかない限り、問題の解決にはならない」とした上で「まずは私たちができること=リデュース(発生抑制)リユース(再使用)リサイクル(再利用)から始めよう」と訴えた。 -
東中に卒業式のリボン寄贈
駒ケ根市中沢のデイサービスセンター竜東やまびこ園(吉沢みはる園長)の利用者ら3人は9日、同市の東中学校(向山健一校長)を訪れ、卒業生らが式で胸に付けるリボン51個を贈った。
同園利用者代表の小田切美智子さんとボランティアで製作を手伝った下島千鶴子さんが「卒業生に喜んでもらえれば」と生徒代表の来年度生徒会長竹村瑠里さんにリボンを手渡した=写真。竹村さんは「手間のかかるものをありがとうございました。卒業生に大切に渡します」と感謝の言葉を述べた。
リボンは長さ10センチの赤いリボンを折って作った花びらを12枚組み合わせ、中央にアクセントの黄色を配した凝った作り。同園は7年前から卒業生にリボンを贈り続けている。
同校の今年度卒業生は47人。卒業式は17日に行われる。 -
高校入試後期選抜試験
公立高校の06年度後期選抜試験が9日、上伊那8校でもあった。それぞれの高校の前には受付開始の約30分前から受験生が集まりはじめ、緊張した面持ちで会場に向かった=写真。
上伊那各校で後期選抜試験に臨んだ受験生は計1065人で、全日制で競争倍率が最も高かったのが箕輪工業普通科の1・2倍。最も低かったのは駒ヶ根工業工業科の情報技術の0・4倍だった。
定員計786人に対して807人が志願した全日普通科の平均倍率は1・02倍。定員計260人に対して258人が志願した全日専門学科は、平均0・99倍と定員を割り込んだ。
合格発表は20日。 -
橋爪まんぷさんがチャリティー漫画絵展の収益一部寄付
伊那市在住の漫画家・橋爪まんぷさん(65)は9日、日帰り温泉施設「みはらしの湯」で開いたチャリティーまんが絵展の収益金の一部(2万円)を市社会福祉協議会に寄付した=写真。
チャリティー展は5年目。今年の干支(えと)である戌(イヌ)にちなんだ漫画絵パネルを、昨年の12月21日縲・月21日にみはらしの湯のロビーに展示し、1枚4千円で購入希望者を募った。
毎年購入する人もおり、希望が多数ある作品は抽選で購入者を決めた。
御子柴龍一会長は「合併に伴い基金も合併することになるが、合併までの間に大切な所に使わせてらい、みなさんの気持ちにこたえていきたい」と語った。
橋爪さんは「みはらしの湯の好意があり続けさせてもらっている。張り合いにもなるので続けていきたい」と話していた。 -
高遠町、長谷村、西春近の3商工会が連携調印
高遠町、長谷村、伊那市西春近の3商工会は9日、合併・統合に向けて来年度から連携するための調印を交わした。
県は商工団体の補助金抑制で、1市町村に1商工団体を原則としている。07年度から小規模事業者数が300未満の商工会に対して補助金を50%削減する方針を示している。
商工団体の統合が確実であれば補助金の減額幅が少なくなる。3商工会の小規模事業者数はそれぞれ高遠町が270、長谷村が90、西春近が220であり、さらに3月31日の新市発足に伴い、1商工会議所3商工会を一組織にするのは容易ではないことから、広域連携して07年度の3商工会の合併、09年度に伊那商工会議所と統合をしたいとしている。
連携で経営改善普及事業を一本化し、各地区の小規模事業者に対して連携して指導する。06年度は町商工会が監事を務める。また、07年度の3商工会合併に向けて、各商工会の事業内容や会費が異なるため、委員会を月1回開いて調整していく。
式は高遠町商工会館で開き、3商工会の職員や関係者約50人が出席。町商工会の森本光洋会長は「3商工会の連携により、それぞれが肩を組み、良いところを吸収して、会員の信頼を得ていきたい」とあいさつした。 -
箕輪東小1年オペレッタ公演
おごち・長岡保育園児が鑑賞箕輪町の箕輪東小学校1年ゆめっこ組(31人、松崎まさえ教諭)が9日、オペレッタ「てぶくろ」を同校体育館で公演し、おごち保育園と長岡保育園の園児が夢中になって鑑賞した。
ゆめっこ組は、歌や音読、合奏など「自分を表現しよう」と学んできた1年間の学習の集大成としてオペレッタに取り組み、2月5日の第6回オペレッタフェスティバル・イン・たつの(辰野町民会館)に出演した。これをきっかけに保育園の依頼を受け、今回の公演となった。
絵本「てぶくろ」を基にしたオリジナル作品で、昨年11月末から台本、せりふ、動きなど皆で考え、劇中歌は今まで習った曲を替え歌にした。
鈴、タンバリンなどの音に合わせてネズミやウサギ、オオカミなどが登場し、体育館いっぱいに響く大きな声で歌ったり、せりふを言い、踊りも楽器演奏もある楽しい舞台を熱演した。
おごち保育園は年中・年長児、長岡保育園は全園児が訪れ、お兄さん、お姉さんの舞台に目を輝かせて見入っていた。 -
「箕輪町協働促進のための基本方針」案できる
住民意見を募る箕輪町は、住民と行政がよきパートナーとして連携、協働し、まちづくりを進めようと、「箕輪町協働促進のための基本指針」案をまとめた。9日、町ホームページに掲載し、指針案に対する住民の意見を募っている。
第4次振興計画の政策の一つに「ふれあいを深め、みんなでつくる協働のまちづくり」を掲げ、「住民自治の確立と協働の推進」を施策にしている。指針の策定により、協働の意義、協働を進める基本姿勢や施策を示し、協働のまちづくりの促進を図る。
指針案は、05年5月に設置した「町協働について考える会」が11月にまとめた提言書を基に策定した。▽協働の基本▽協働によるまちづくり促進の方向性-からなる。
協働によるまちづくり促進の基本的な考え方は(1)協働によるまちづくりの雰囲気づくり(2)地域活動・住民活動の環境の整備(3)協働によるまちづくり事業の推進-。施策の展開は、新しい取り組みとして「住民提案型の協働事業の推進」を盛り込んでいる。このほか▽情報・意見交換の充実▽住民・町職員の意識改革▽地域活動団体・住民活動団体等の支援▽協働の担い手確保と人材育成-の4項目ある。
町は指針案に対して住民の意見を募り、意見も考慮しながら今月末までに指針を策定する。ホームページのほか、希望者に役場政策企画室窓口でも指針案を渡す。
意見の提出期限は15日必着。郵便、窓口、ファックス、Eメールのいずれかの方法で役場政策企画室に提出する。問い合わせは政策企画室(TEL79・3111内線113)へ。 -
南箕輪村議会3月定例会一般質問要旨
南箕輪村議会3月定例会の一般質問は14、15日にある。質問者は13人。質問要旨は次の通り。
原司宣議員 (1)自主防災組織(2)大芝マレットゴルフ場(3)権兵衛トンネル開通(4)自主財源の確保、雇用の安定、村の活性化のための企業誘致
有賀彰司議員 (1)商工業の振興(2)学校諸問題
原悟郎議員 (1)村税などの滞納者に対する特別措置(2)国道361号(旧道)の現状と今後の維持管理(3)大芝高原を中心にいやしの森として今後の活用方策
孕石勝市議員 (1)水道事業の現状(2)社会教育関係団体登録など
清水松雄議員 (1)村の上水道
中山朋美議員 (1)水道事業
小坂泰夫議員 (1)村報などの広告掲載(2)施設利用者の満足度向上
高見利夫議員 (1)松くい虫対策(2)大芝高原のスポーツ施設改修
清水國洋議員 (1)06年度予算
三沢澄子議員 (1)介護保険の見直し(2)入札制度の改善
赤羽悌議員 (1)まっくんバスの運行状況(2)農地・宅地の遊休地の管理
久保村義輝議員 (1)国道361号の安全対策(2)農業の新しい組織化
大熊恵二議員 (1)ロハス的ライフスタイルの構築(2)企業振興事業の充実 -
伊那のソースかつ丼PRへ「会」発足準備
権兵衛トンネル開通を機に伊那の伝統の味「ソースかつ丼」を全国にPRするために集まった飲食店店主らが9日、伊那商工会館で「伊那ソースかつどん会」の設立発起人会の初会合を開いた。
同設立発起人会代表の「青い塔」店主・平澤保夫さん(57)=伊那市西箕輪=の多くの人に知ってもらいたい竏窒ニの相談を受け、伊那商工会議所がホームページ(HP)作成も提案し、伊那技術専門校に依頼。職業研修の一環でアプリケーション設計科の寺澤雅弘さん(32)=駒ヶ根市東伊那=が作成した。
HPはソースかつ丼取扱店のリスト作りを目的に、平澤さんの呼びかけた集まった設立発起人の9店舗が紹介されている。
初会合では3月末までに基本方針をまとめることを決定。順次、加入を呼びかけ、5月の正式発足を目指す。平澤さんは「これから私たちができ上がったHPをいかに生かすかが重要。一人でも多く会員の店を訪れてくれるために努力しなければ」とあいさつした。
HPのアドレスはパソコンが
http://saucekatsu.hp.infoseek.co.jp/index.html
携帯電話が
http://saucekatsu.hp.infoseek.co.jp/mob_index.html
加盟希望などの問い合わせは設立発起人会事務局の伊那商工会議所(TEL72・7000)へ。 -
新市「伊那市」誕生で消防団も新組織に
伊那市消防団は31日、新市誕生と共に新たに発足。高遠町、長谷村の団員を合わせた定員1156人(合併以前と同じ)の新組織となる。幹部は団長1人、副団長4人、分団長19人竏窒ネどが選出される。
新しい制度として、特定の活動や役割のみに参加する機能分団体制を導入。現在の伊那市消防音楽隊を団員に格上げし、団員の少ない長谷地区に地元消防団経験者でつくる「OB分団」(村内の火災のみ出動)を組み入れる。
伊那地区8分団、高遠地区5分団、長谷地区2分団(OB分団含む)の計15分団の構成。各分団名は以前の数字表示から地域名称に変更される。 -
障害から障がいへ
平仮名表記に変更障害から障がいへ‐。宮田村は、文書などで障害者などを表す時に「害」の字をひら仮名の「がい」に改めた。不快に思う人への配慮で、全国的にも先取りの変更となった。
上伊那では箕輪町が3月議会で、条例改正により条例文も「がい」表記に変更したが、全国的にも依然として「害」表記が主流だという。
宮田村では条例改正は今のところ検討していないが、国県事業以外の村関連の書類や文書などは、全て「がい」表記に統一する。
「国や県から指導があったわけではないが、害表記に不快感を持つ人もいる。考慮して変更を決めた」と村住民福祉課では説明している。 -
後期基本計画の策定費用前回の8分の1に
宮田村で新年度から2010年度まで5年間の村政運営の指針となる「第4次総合計画後期基本計画」が8日の村議会で可決されたが、策定経費が前回5年前の総合計画策定の時に比べ、8分の1程度の約50万円に抑えられたことが分かった。コンサルタント業者に依頼せず、庁内で素案をつくったほか、関係者に配る冊子も極力カラーを省くなどの簡素化が功を奏した。
冊子は200部作成。各種団体や区長など関係者に配布する。また電子版もつくり、村のホームページから配信。希望者は役場でもダウンロードできる。
A3両面カラーによるダイジェスト版は3200部つくり、4月中に村内全戸に配布する予定。
同村の総合計画は、素案作成を前回5年前までコンサルタント業者に発注。しかし、経費節減なども考慮に入れて、今回は職員が検討して、作成した。
その後、住民委員らで構成する「総合計画審議会」が、素案を叩き台にして議論。昨年末に清水靖夫村長に答申した。
計画は村の基本目標である「人にやさしい創造のみやだ」を土台に7つの施策体系。住民参画による村政推進を強く打ち出し、子育て支援や人口増、企業誘致をはじめとした産業活性化、観光ルートの整備など盛り込んだ。 -
箕輪町農業委員会委員一般選挙無投票決まる
箕輪町農業委員会委員一般選挙は7日告示し、立候補届出者は定員の16人で無投票が決まった。13日の選挙会で当選証書を渡す。
立候補届出者は次の皆さん(届出順)。
柴寿(長岡)清水義勇(南小河内)丸山平治(下古田)柴宮勇一(大出)伯耆原修(木下)有賀一成(松島)伊藤一彦(中曽根)倉田貢(木下)窪田俊男(木下)原泰昭(三日町)根橋渡(北小河内)小平清治(八乙女)大野智司(木下)征矢和夫(松島)黒木一郎(松島)唐沢敏夫(沢) -
伊那飲食店組合新春大会
伊那市飲食店組合(組合員約370人、平澤希柾組合長)は6日、新春大会をプリエキャスレードで開いた=写真。約100人が参加し、本年への思いを新たにした。
平澤組合長は「激しい競争が続き、消費者の食に対する欲求も年々高まっている。組合は、相互の交流を深め、お互いに高めあっていくことで業界の質、衛生の向上を目指すことを目的としている。組合の活動を通してお客様の求めているものは何かを学ばせてもらいたい」と語った。
小坂樫男伊那市長は「2月4日には権兵衛トンネルが開通し、3月末には高遠町、長谷村と合併する。これまで以上に伊那に来る人も増えると考えられる。伊那市は工業分野の設備投資も活発化しており、工場の波及効果も期待できるのではないかと思うのでがんばってほしい」と激励した。
15、16年度役員への感謝状贈呈もあった。 -
新山小学校総合学習でお世話になった人たちを招いてそばを振舞う
自分たちで育てたそばを使ってそば打ちをしてきた伊那市新山小学校の3年生(村松陽子教諭)が7日、そばの種や畑を提供してもらったり、育て方やそば打ちを教えてくれた地元の人たちを招いて手打ちそばを振舞った=写真。
1年間お世話になった人たちへの感謝を込めて食事会を企画。
さまざまな取り組みの中でもそば打ちは難しく、最初はうどんほど太かったり、細かくちぎれてしまっていた。そのため、そば打ちの体験施設などで上手に打つための方法を学んだりしながら全6回、そば打ちに挑戦。その介があり、今では細長いめんが打てるようになった。
出来上がったそばを食べた招待者は「そば屋さんに負けないくらい美味しい」「前のそばより上手になった」と話 -
新エネルギービジョン委員長報告
新エネルギー導入についての方向性を探ろうと05年9月に発足した駒ケ根市地域新エネルギービジョン策定委員会(糸長浩司委員長)は6カ月間にわたる調査・研究を終え、このほど報告書をまとめた。8日、病気療養中の糸長委員長に代わって北林友和副委員長が市役所を訪れ、中原正純市長らに報告書を手渡した=写真。北林副委員長は「二酸化炭素削減など広い範囲にわたって議論してきたが、今回はとりあえず新エネルギーにテーマを絞って調査・研究した」と報告。中原市長は「じっくり分析して活動支援策を前向きに検討し、報告の内容を全力で生かしていきたい」と述べた。
報告書は市のエネルギー消費状況と二酸化炭素の排出量などを詳細に調査した上で、太陽、風力、バイオマス、水力などのエネルギーのCO2削減効果を5・4%と見積もり、その具体的な活用方法を提案するとともに、市民や事業者が行うべき取り組みなどについても幅広く提言している。
市は報告を踏まえ、今後さらに具体的で実現可能な案をまとめるために5縲・月をめどに新たな推進会議を発足させるとともに、環境問題に関するシンポジウムなどを開いて市民への啓発に努めていきたいとしている。 -
キンボール大会閉会式
キンボール愛好者ら約120人が集う駒ケ根市初の「第1回にっこりキャッチでキンボール大会」が7日夜、決勝リーグ最終戦を行って全日程を終了し、閉会式が赤穂中学校体育館で行われた。各ブロックの優勝チームの表彰が行われ、出場者らは互いの健闘をたたえ合った。
大会には13チームが出場し、3ブロックに分かれて11月に予選リーグがスタート。総当りで戦った各ブロックの成績順に4ブロックに分かれて決勝リーグを行い、それぞれ優勝を争った。
参加者は「楽しかった。第2回も第3回も参加したいね」などと話し合っていた。
各ブロックの優勝チームは次の通り。
▽A=キンボール愛好会A▽B=おけらでチョキ▽C=やすべぇ縲怐、D=おけらでグー -
中沢小6年生を送る会
駒ケ根市の中沢小学校(北原三千生校長)で8日、6年生を送る会が開かれた。卒業まであと2週間となった6年生に残り少ない小学校生活の思い出にしてもらおうと、在校生が学年ごとに趣向を凝らした歌や踊りなどを披露し、手作りのプレゼントを贈った。
4年生は「6年生が踊るのを見てかっこいいと思い、練習を始めました」とヨサコイソーランを披露したほか、中学へ行っても勉強の役に立つように竏窒ニ石の文鎮を一人一人に手渡した。在校生はそれぞれ「お世話になりました。中学へ行っても元気で頑張ってください」などとメッセージを贈って感謝の気持ちを伝えた。
6年生は谷川俊太郎の詩『生きる』を全員で吟じ、感謝の印に竏窒ニ手作りのしおりを在校生全員に贈った。
市内の5小学校は20日に修業式、22日に卒業式をそれぞれ行う。 -
マツケンが5月に駒ケ根で公演
マツケンサンバの大ヒットや人気テレビ時代劇でお馴染みの松平健さんの公演「暴れん坊将軍スペシャル竏窒、たって踊って八百八町竏茶tィナーレ・マツケンサンバ」が5月に駒ケ根市文化会館で行われる。テレビの「暴れん坊将軍」そのままの芝居と歌謡ショー、マツケンサンバが次々にステージで展開される県内唯一の公演。こまがね演劇文化創造劇場と駒ケ根市文化財団が市文化会館の開館20周年を記念して開く。
公演は5月11日午後6時30分、12日午後1時30分。全席指定でS席8400円、Y席(学生)2100円。チケットの発売開始は3月19日午前8時30分。
問い合わせは市文化会館(TEL83・1130)へ。 -
教育委員長が村議会で演説
8日に開会した宮田村議会3月定例会で、春日親夫教育委員長が所信表明演説を行った。理事者以外の演説は同村議会史上初めてといい、町村レベルでは県内でも珍しい。子どもの心を育てるためにも家庭、地域の協力が必要不可欠と訴え、学校では教科指導にも全力あげて取り組むと語った。
今後の宮田教育のあり方について聞きたい、という村議会の申し出に応じて演説した。
子どもの心の豊かさを育むには、学校教育だけでは限界があると話し「家庭で豊かに育ててもらわなかれば」と言及。
「学校は個々の学力水準を明らかにして、どのような指導をしていくかが求められる。学力評価が大切になる」との考えも示した。
宮田小、中学校の取り組みなども説明。児童、生徒の安全対策などにもふれ、村民ぐるみで子どもの教育、安全を見守ってほしいと呼びかけた。
県内では昨年、下水内郡栄村議会で教育委員長が所信表明演説して話題になったが、理事者以外が演説する例はあまりない。 -
宮田村議会3月定例会開会
宮田村議会3月定例会は8日開会し、村は2006年度一般会計当初予算案など27議案を提出。特別職の給与を引き続き規定額から減額するための条例改正案、新年度から5年間の村第4次総合計画後期基本計画など、6議案を即決した。
冒頭、清水靖夫村長は新年度の施策方針について、住民自治への意識転換、行政の経営感覚確立などを示した。
また、1月から毎週水曜日に試行している役場窓口の時間延長、月1回の休日開庁の利用状況も説明した。
時間延長では1日あたり4人で8件、休日開庁は1日あたり7人で12件ほどの利用があると報告。
「自動給付機では発行できない謄本などの取り扱いもあった。3月末までの試行期間の結果をみたうえで、その後の対応は考えたい」と話した。