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保育園で参観日
宮田村3つの保育園は25日、本年度初めての保育参観を行った。園児の給食風景なども見学。友人らと元気に生活する、我が子の姿を見守った。
西保育園では、保護者会の呼びかけで交通安全教室もあわせて実施。親子一緒になって意識を高めた。
給食参観では、モリモリ食べる子どもたちの姿に、保護者も自然と満面の笑顔。
入園から2カ月近く経過した年少園児も元気一杯で、家庭にいる時とはまた違う我が子の成長を見つめていた。 -
箕輪町で住宅全焼
25日午後11時5分ころ、箕輪町木下泉沢の農業中林清治さん(79)宅から出火。木造平屋建て一部2階建てトタン葺き住宅約170平方メートルを全焼し、午前零時2分に鎮火した。出火当時、中林さんと妻の2人が家にいたが避難して無事だった。原因は捜査中。
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地元利用を期待して、日帰り新パック
観光ホテルなどを経営する宮田村の第三セクター・宮田観光開発は、地元の人にもっとホテルを利用してもらおうと、マレットゴルフ大会と昼食、入浴をパックにした日帰りの新商品を企画。25日に初めて実施し、村内や駒ヶ根市、伊那市、飯島町など近隣から60人が参加した。
宮田観光ホテルは日帰り入浴も可能だが、今までは宿泊客や宴会などが主体。サービスにバリエーションを持たせ、地元需要を積極的に掘り起こそうと、今回の企画を実施した。
近くの村マレットゴルフ場で大会を開き、プレー後は、宮田観光ホテルに戻って表彰式と懇親会。バイキング方式で昼食をとり、天然温泉で汗を流した。
大会には同社2人の副社長も出場。参加者と一緒ににプレーし、地元のホテルをPRした。
秋にも同様の企画を実施する予定。担当者は「このような機会を通じて、ホテルのことを皆さんに知ってもらえれば」と話していた。 -
図書貸し出し、幼児と保護者世代で大幅減
宮田村図書館は25日までに昨年度の利用状況をまとめ、貸し出し冊数は前年度比6%減の4万8028冊だった。特に6歳までの幼児と、その保護者世代にあたる20代、30代の貸し出しの落ち込みが顕著。10代の中学、高校生世代は逆に増加した。村教育委員会は他市町村の貸し出し状況を調査する考えもあり「さらに図書館を利用してもらえるよう、PRしていきたい」と話している。
6歳未満の貸し出し冊数は前年度比28%の大幅減。6縲・1歳も3%減だった。
その保護者世代にあたる20代は19%減、30代も11%減だった。
逆に、12歳縲・4歳は14%増、15歳縲・7歳も5%増、18歳縲・9歳は61%と大幅に増加。
40代、50代は3%減とほぼ横ばい、60代以上は8%増%だった。
図書館長も兼ねる新井洋一教育長は「図書館も開館から7年経過して、読みたい本がひと通り行き渡った部分もあるのでは」と説明する。
村の図書館購入費は、厳しい村財政の影響を受けてここ数年減少傾向。
開館当初は500万円以上の予算が盛られたが、本年度も昨年度とほぼ同じ370万円(雑誌、新聞購入含む)だ。
それでも図書館側は各種本の特集コーナーを設けたり、お楽しみ会を定期的に開くなど、利用促進に努力を続けている。 -
駒ケ根伊南広域シルバー人材センター総会
駒ケ根広域シルバー人材センター(竹村衛理事長)は25日、06年度通常総会を駒ケ根市のアイ・パルいなんで開いた。会員ら約200人が出席し、06年度事業計画・予算案などを承認したほか、会員の親ぼくと福祉の増進などを図るため「会員互助会」を新たに設立した。互助会では研修旅行やサークル活動などの活動を行っていくほか、規定により各種慶弔金を支給する。
在籍10年以上で毎年就労し、かつ75歳以上の会員18人が表彰状を贈られた=写真。
互助会の役員(任期2年)は次の皆さん。
▽会長=宮沢房茂▽副会長=小平サト子、鈴木末男▽幹事=堀宏、木下貞治、佐々木幸一、吉沢昌次、宮崎利幸▽監事=北原進、真島銑次
表彰されたのは次の皆さん。
▽駒ケ根市=森谷良次(小町屋)山本知善(赤須東)松崎庄市(上穂栄町)阿部加三(同)下島元彦(中沢)北原良子(同)下島繁美(同)▽飯島町=唐沢ふさ子(飯島)小林祐子(同)田中徳治(同)▽中川村=北沢和美(片桐)北嶋正幸(同)湯沢利一(大草)大沢喜市(片桐)杉岡一雄(葛島)木下勇一(片桐)▽宮田村=東條よしみ、有賀武士 -
春の褒章受賞を市長に報告
今年の春の褒章で黄綬褒章を受章した芦部弘さん(74)=駒ケ根市赤穂北割二=と藍綬褒章を受章した北原久爾さん(72)=同市下平=は25日、駒ケ根市役所を訪れ、中原正純市長に「皇居に参内して陛下に拝謁する栄に浴した」などと笑顔で受章の喜びを報告した=写真。中原市長は「市民にとっても名誉。これからもますます活躍されることを期待している」と祝辞を述べた。
芦部さんは建具職人として重要文化財の旧竹村家など多くの文化財の建具製作を手掛けたほか、後進の育成にも力を注いだ。
北原さんは調停委員として22年間にわたって離婚や遺産相続をはじめ、民事、家事のさまざまな調停などの任に当たってきた。 -
東伊那小でプール清掃
駒ケ根市の東伊那小学校(小川清美校長)で25日、児童らがプールの清掃を行った。照りつける強い日差しの下、児童らは水着の上にTシャツなどを着て水を抜いたプールに入り、たわしやぞうきんを手にしてたまった泥や落ち葉などをきれいに取り除いた=写真。児童らは時折水の掛け合いっこなどをしながら「早く泳ぎたいな」などと明るい笑顔で話し合っていた。
清掃は23日に行う予定だったが、天候の影響で延期していた。同小のプール開きは6月14日の予定。 -
伊南消防が2社に感謝状
伊南行政組合消防本部は25日、同本部にAED(自動体外式除細動器)を寄贈した駒ケ根電化と、5月に起きたバス火災で初期消火に協力した長野クボタ駒ケ根支店に対し、駒ケ根市の北消防署でそれぞれ感謝状を贈った。
駒ケ根電化の山下善廣社長は昨年、市消防団にもAEDを寄贈して喜ばれたことから、会社が今年創立60周年を迎えるのを機に地元への感謝の意を表そうと消防本部への寄贈を決めた。同本部は寄贈されたAEDを北消防署の消防指令車に配備することにしている。
長野クボタ駒ケ根支店の小松原克三さんは5月4日午後2時30分ごろ、駒ケ根市北割一区の路上で停車中の観光バスから炎が上がっているのを発見。同社社員の赤羽章さん、大沼芳弘さん、宮澤充さんとともに消火器や消火栓を使うなどして初期消火に務めた。 -
降雹で七久保、片桐地区を中心に農作物被害
24日午後6時過ぎころ、飯島町七久保、中川村片桐を中心に、各地で降雹(ひょう)があり、農作物被害が発生した。上伊那農協の調べ(第1報)では上伊那5市町村で約24ヘクタール、総額9780万円にのぼる。
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25日午前までに分かった被害額は、果樹9300万円、花き485万円、野菜3万円。今後被害が増える可能性があるという。
最も被害が大きかったのは飯島町で、七久保地区でナシ13ヘクタール、リンゴ8ヘクタール、鉄砲ユリ2ヘクタール余。減収や品質低下で概算5200万円。中川村は片桐上前沢、前沢洞を中心に、リンゴ18ヘクタール、梨6ヘクタール、桃0・2ヘクタール、梅2ヘクタールで総額3300万円。
24日夜は、上空5千メートルに零下18度の冷たい空気が流れ込み、大気の状態が不安定になった。飯島町の降雹は午後6時40分から5分間、10分後、さらに5分間にわたり、5ミリ大の雹が降った。
飯島町は25日早朝、7班編成で全町で被害を調査。七久保の高遠原、針ケ平、新屋敷で果樹の90%以上、上通り、北街道、柏木、荒田で50%の被害を確認。急きょ、町議会総務産業委員協議会を開いて対応を協議し、被害の実態調査をした。
二十世紀梨、幸水梨の果樹園では葉はちぎれたり、大きなが穴が開き、最終摘果後で、1花叢に1つ残した幼果は傷つき、ほぼ壊滅状態の園も見られた。
針ケ平の宮下求さんは「またたく間に真っ白になった。一昨年は凍霜害で、今年は雹でだめになった」と肩を落としていた。 -
伊那市出身の女性がシカゴでインディペンデント映画の撮影に取り組む
米国シカゴでインディペンデント映画の制作をしている伊那市出身の梶野純子さん(32)が、米軍の基地問題をテーマとした新作の撮影を沖縄で進めている。企画立案から撮影までを手掛ける作品は2作目。米軍の暴行によって傷ついた少女が10年後、事件の当事者だった兵士の子どもを誘拐する竏窒ニいう同作品は、最初は復讐のために子どもを誘拐した主人公が、誘拐した子どもとのかかわりを通じて徐々に自己回復していく物語。さまざまな思いが交錯するこのテーマを形にするまでには、6カ月を要したという。
やりたいことを見つけるために日本の大学を中退して渡米した梶野さんは、現地で出会ったインディペンデント映画に魅了され、インディペンデント映画を撮影している監督に頼み込んで弟子入り。大学でも映画学科へと編入し、撮影のノウハウを学んだ。卒業後は他人の脚本に基づく作品を撮影していたが「自分の思いを精一杯伝えたい」と脚本から自身で手掛けた作品を制作することを決意した。
「アメリカ映画だけど日本人を主人公にしたかった」という第1作は、ブルースを歌うために単身でシカゴに渡った日本の女の子を主人公としたコメディータッチのミュージカル「Homesick Blues(ホームシックブルース)」。ろくに言葉も通じない中、厳しい現実に直面する彼女だが、持ち前のバイタリティーとさまざまな人との出会いを通して成長していく。
同作品の短編版はシカゴ国際映画祭、ハワイ国際映画祭など、さまざまな映画祭で入選し、話がまとまり次第、長編版の制作を進めていく。
新作については「映画を通して改めてこの問題を提起するだけでなく“消耗品”という感覚でとらえられている米軍兵士の社会的背景まで踏み込みたい」と熱意を語る。
現在梶野さんは、両作品への支援を求めており、「出身地である上伊那からぜひ協力してもらえれば」と話している。また、完成作の地元上映にも意欲を見せている。
問い合わせは、junkokajinojp@yahoo.ne.jpまで。
【インディペンデント映画】大手の制作会社や配給会社に依存せずに制作・配給される映画。 -
地域筋トレ教室
南箕輪村は介護予防事業の一環で、各地区の公民館を巡回して地域筋トレ教室を開いている。24日は中込公民館であり、9人が参加して筋力トレーニングのやり方を学んだ。
介護を必要とせず、いつまでも元気に暮らすために、筋力トレーニングなどの運動が有効といわれることから各地区で2日間ずつある。おおむね65歳以上の人が対象で、役場理学療法士の山崎一さんが指導する。
初日は、筋力は80歳で60%低下すること、高齢者でも筋力が向上する報告があることなどを紹介し、筋力トレーニングで基礎代謝の上昇や身体能力の向上、転倒予防などの効果が期待できることを説明した。
体力測定で握力、開眼片足立ち、歩行速度を測ったあと、ひざを支えるために必要なひざ上の筋肉、腹筋、大でん筋など重点的に鍛えるトレーニングに挑戦した。 -
箕輪町食生活改善推進協議会総会
箕輪町食生活改善推進協議会は24日、06年度総会を町保健センターで開き、事業計画、予算案などを承認した。
事業計画は県食生活改善推進大会、研修視察、食と健康を考えるつどいパート21。地域での日常活動は伝達講習会、ファミリークッキング、ヘルスサポーター21、ボランティア(ふれあい広場、離乳食教室など)、保健センター栄養指導室の清掃。予算総額は8万4423円。
原美代子会長は、「家族をはじめ自分、すべての人、物に感謝し、明るく楽しく元気に活動しよう」とあいさつした。 -
上伊那教育会総会
上伊那教育会は24日、06年度定期総集会を伊那市の県伊那文化会館で開いた。06年度事業計画の報告や会員発表があり、信州大学工学部の遠藤守信教授の講演「創造力を育む」を聞いた。
本年度は、博物館的な施設としての活用を目指す旧上伊那図書館の具体的な検討を伊那市教育委員会などと共に始める。また、老朽化の進む上伊那郷土館にある所蔵品をデータベース化し、目録・考察をまとめた本を出版する取り組みを進める。
内外に開かれた教育を促進するため、地域住民に対して教育会イベントへの参加も促していく。
諏訪博会長は「急速な社会の変革に伴い、子どもたちも多様化している。画一的な指導ではなく、子どもたちの良さを見出して伸ばしてあげるよう取り組みが求められている」と語った。
会員らによる合唱もあり、参加者を楽しませた。
本年度の役員は次のみなさん。
◇会長=諏訪博
◇副会長=保科勇
◇議長=酒井照明
◇副議長=高橋緑
◇監事=白鳥彰政、赤羽康徳 -
伊水会書展
上伊那を中心とした書道家46人による第27回伊水会書展が26日、伊那市の県伊那文化会館で始まった。漢文などをテーマとした古典的な書から、現代的な前衛作品まで約140点が、訪れた人を楽しませている=写真。28日まで。
額装や軸装などが中心で、うちわに思い思いの言葉を書きとめた作品もある。現代の人にも楽しんでもらえる展示会にしたい竏窒ニ、文字数の少ないものや、日々の日常を綴(つづ)った朗らかな作品なども、多く並べた。
また、「十七帆を書く」をテーマに、東信の時代の書家・王義之の叢書を写した臨書も展示する。
文字の形を崩すことで、その言葉の意味を表現する前衛作品には、抽象芸術を思わせる面白い作品が多い。
伊水会の主宰・千葉耕風さんは「墨の濃淡まで楽しめる展示会。作品を通して作者の思いを感じてほしい」と話していた。
入場無料。午前10時縲恁゚後5時半(最終日は午後3時半まで)。 -
パートナーシップ南みのわ総会
パートナーシップ南みのわ(酒井八重子会長)の06年度総会は24日夜、村民センターであった。06年度役員、活動計画、予算案などを承認した。
活動計画は男女共同参画フェスティバル参加、あいとぴあ研修会参加、男女共同参画基礎講座参加、理事者との語らい、会員同士の交流会、箕輪町との交流、文化祭への参加、パートナーシップ南みのわ通信発行(年2回)、ミニ勉強会、むらづくり賞への活動登録など。予算総額は15万902円。
酒井会長は、「パートナーシップ南みのわも丸5年。皆の協力でここまでやってこれた。“命の平等”という言葉は男女共同参画とイコールではないかと思う。男女共同参画は今が旬。絶大なるご支援、ご協力をお願いしたい」とあいさつした。
06年度役員は次の皆さん。
▽会長=酒井八重子▽副会長=三沢澄子、高橋紀美代▽会計=原敏子▽幹事=植田さち子、堀伊都子、小池つる子、清水伝乃丞、井原夏二▽監査員=丸山千恵子、纐纈泰治 -
高遠町共同作業所・売店にコーヒーショップ開所
伊那市高遠町の高遠城址公園にある高遠閣で売店「にこにこショップひだまり」を運営している町共同作業所が店内の一部に喫茶コーナーを設け24日、開所式をした。
売店は精神障害者の社会復帰を目指して、04年4月にオープン。県の補助を受け約400万円で店内の一部(20平方メートル)を喫茶コーナーに改装した。
メニューはコーヒー(300円)とクッキーで、リンゴジュースも加える予定。これまでに専門家からコーヒーの入れ方などの指導を受けてきた通所者たちが交替で職員と一緒に業務にあたる。
式には関係者約50人が出席し、テープカットなどをして祝った。高遠町社会福祉協議会の伊東義人会長は「通所者と観桜客のふれあいを通じて、早く社会復帰できるように願う」とあいさつ。
通所者を代表して丸山しずえさんが「衛生面に気をつけ、お客さんにおいしいコーヒーを飲んでもらえるように一生懸命頑張りたい」と決意を述べた。
営業は11月末までの予定で、時間は午前9時30分縲恁゚後3時(日、月曜日、祝日は休業)。 -
ほどよい運動で健康増進
箕輪町教育委員会主催の「健康貯筋体操教室」が24日、町民体育館で始まった。
生活習慣病予防に効果的な運動を通して健康増進を図るとともに、参加者の親ぼくを深めて、仲間づくりをする。毎年恒例の教室で、続けて受講する人も多い。
講師は、健康運動指導士の宮沢繁美さん=松川町。8月末までの全12回あり、ウォーキングや自分の体重を使った軽い筋力トレーニング、セルフマッサージ、ストレッチなどに取り組む。
初回は約20人が参加。宮沢さんは健康貯筋について「運動をすることで健康を貯めていくイメージ」と説明し、「運動を続ける楽しみも感じてもらいたい」と呼びかけた。
参加者たちは正しいウォーキングから挑戦。▽顔を起こす▽遠くを見る▽背筋を伸ばす▽つま先を前に向ける竏窒ネどと指導を受け、姿勢や足の運びに注意して管内を歩き、心地よい汗を流した。
教室は随時参加を受け付けている。希望者は生涯学習課(TEL70・6602)へ。 -
陶芸家宮崎守旦さん県内初の個展
1999年、伊那市高遠町芝平に築窯してから、県内では初となる、陶芸家・宮崎守旦さん(58)の作陶展は28日まで、同市西春近のかんてんぱぱホールで開いている=写真。
ろくろと石膏(こう)型などで作った花器、酒器、茶器のほか、湯のみ、小皿などの食器、合計100余点を出品。左右対称ではない、独自の形を追求した作品に来場者の足が止まっている。
つぼを成形した後、半分に割って作った「二彩片口鉢」や携帯用の酒器「呉洲抱瓶」、直径60センチの大作「泥刷毛目大皿」など、既製品とは違う人の手で作った味のある作品ばかりが並ぶ。
宮崎さんは東京都青梅出身。地元に築窯するが「作陶を続けるなら山間の場所がよい」と工房を芝平に移し、作陶歴は30余年。今後は「ろくろでなく、てび練りで自分なりの形を表現していきたい」と話している。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。入場無料。 -
伊那市子育て支援センターで講座始まる
伊那市の子育て支援課は23日、西町区城南町の竜南子育て支援センターで本年初めての子育て講座「離乳食から幼児食へ」を開いた。市内の未就園児とその母親の7組が訪れ、食事にかんする知識を学び、悩みなどを同支援課の栄養士らに相談した。
この日は、離乳食や幼児食の味付けや堅さの目安、箸の持ち方のコツなどを栄養士が説明。食材の好き嫌いの悩みについては「周りの大人が『おいしい』と食べれば、子どもはまねをして食べる」と助言した。
生後1歳5カ月の長女・光璃ちゃんと一緒に訪れた、風間裕子さん(37)=伊那市境=は「娘が小麦粉のアレルギーなので、米粉を使ったパンケーキの作り方を聞いてみたい」と栄養士に直接、相談をしていた。
子育て講座は親が子育てについて学んだり、親同士の交流を深める場。来年3月まで、市内3カ所の子育て支援センターでそれぞれ月1回、計33回の講座を予定している。
30日は、上の原子育て支援センターで「つくってあそぼう」をテーマに簡単な手作りおもちゃで遊ぶ。問い合わせは市子育て支援課(TEL78・4111、内線2322)へ。 -
箕輪町公民館の生涯学習4講座の合同開講式
箕輪町公民館の生涯学習講座「ふきはら大学」「ふきはら大学院
」「あざみ学級」「ふれあい学級」の合同開講式が23日、町文化センターであった。4講座を受講した計72人の新入生それぞれが、学習のスタートを切った。
開講式で柴登巳夫同公民館長は「学ぼうとする気持ちを持ち続けて努力してほしい。学習の中で多くの仲間との気持ちの通じ合いを深めて」と式辞を述べた。
受講生代表のふきはら大学院新入生、花沢千恵子さん(63)=松島春日町=は「これからの私たちは、特に意欲と緊張感が必要となるが、先輩、指導員の方々と楽しく勉強していけることを期待したい」とあいさつした。
開講式の前には、箕輪町芸術文化協会の藤田隆美会長が「ことば縲怺ト事の魅力に惹かれて縲怐vと題して記念講演をした。
4講座では文学、健康、音楽、歴史などの生涯学習のメニューを受講生が自ら決め、趣味の世界や友情の輪を広げていく。 -
犬のしつけ方教室 実技始まる
県動物愛護会上伊那支部と伊那保健所は21日、県伊那文化会館東側多目的広場で、犬のしつけ方教室の実技講習を始めた。14日に学科講習を終え、実技は6月11日までの全4回を予定している。
この日は11組の受講生が参加。飼い主の横を犬が一緒に歩く方法を家庭犬インストラクター5人から学んだ。最初は犬同士で吠え合ったりと大騒ぎだったが、次第に慣れてくると参加者の指示通りに犬も歩くようになっていった。
コーギー犬の「そら」ちゃん(生後1年)のしつけのために参加している花岡敏彦さん(44)=南箕輪村=家族4人は「散歩の時に跳びついてくるのが激しかったのでしつけを学びたかった。一緒に静に歩けてよかった」と話した。
犬のしつけ方教室は、かみぐせがあるなどで、同保健所へ引き取られる所有権放棄頭数を減らすために1993年から始まり、14年目を迎える。
所有権放棄頭数が106頭だった93年度と比べると、05年度は38頭に減少。飼い主への飼育の指導が徹底されたほか、避妊処置の普及が進んで、子犬の引き取り頭数が減ったのが要因だという。 -
街路樹
伊南バイパスに植えられたケヤキの新緑が初夏の日差しの中でまぶしい。ほうきのように枝を皐月の空に向って伸ばしている様は見ていても気持ちがいい。北町のヤマウラ本社前のケヤキ並木は夏には優しく木陰を作る▼緑に恵まれた駒ケ根市に住んでいても街路樹の緑に心癒される。が、街路樹の落葉や木に集まる鳥の糞害は地域住民にとって迷惑「きれいだ、心癒される」では済まされないのが現実▼文化会館前のケヤキ並木は見る影もなくせん定され、わずかな葉を残すだけ。巨木になった現在、多量の落葉は側溝につまり、庭や住居に侵入し、鳥の鳴き声や当りかまわず落ちる糞。その迷惑さは十分理解できるが、それでもあの姿は哀しい。ケヤキ大通りの名も泣く(大口記者)
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知久島覚一さん(62)中川村片桐
「緑色以外ならほとんどの花色がある色彩の豊富さと、フリルやレース、縁取りと咲き方の多彩さが魅力」-。ジャーマンアイリス(ドイツアヤメ)、別名「虹の花」と呼ばれる西洋の粋が結集した花に魅せられ、250種類、数千株を栽培している。
「せっかく、きれいな花が咲いているのだから、多くの人に見て欲しい」と開花中の6月10日まで、一般公開している。車いすでも自由に園内を散策できるように整備し、近くの越百園のデイサービス利用者も次々と訪れ、絢爛豪華なアイリスの花見を楽しんでいる。
同園のアイリスは、赤や黄色、白、ピンク、茶色、水色、紫、黒とほとんどの花色がそろい、咲き方は大別すると、上弁と下弁が同色の「セルフ」、同系2色の「バイトーン」、別系2色の「バイカラー」、縁取りのある「ブリカータ」、1枚の花弁に違った色がある「ブレンド」など。
知久島さんのお気に入りは全体は渋目だが、花弁の黄色がアクセントになっている「ラズベリーパッチ」。ヒゲの長い「ソンバート」、縁取りとレースでおしゃれな雰囲気を演出する「フライトオブファンシー」、縁取り、レース、フリル、上弁と下弁の花色が違うなど、ジャーマンアイリスの特徴を全て備えたような「ヘブンズ・エッジ」など。
◇◇
91年、初めて友人宅でジャーマンアイリス「ダークトライアングル」に出会い「日本のアヤメにはない、ビロードのような濃い紫にひかれ、1株分けてもらったのが始まり」。
その後、種苗会社から取り寄せたり、同好の士と苗を交換したり、時には青木村まで出掛けた。「すごい!、見たことがない花がいっぱいある」と、気に入った花を買い込み、5年目には50種類以上に。その後は加速度的に種類は増え、現在はざっと250種以上「交換したものは名前が分からない物もあるが、90%以上が名前がわかっている」とか。
銘花も多く、90-04年までのアメリカアイリス協会のDM賞受賞品種もそろっている。
ジャーマンアイリスは根茎で増え、茎が太く、葉も花もしっかりしており、比較的作りやすいが、密植させると、軟腐病や白絹病などが発生しやすいのが悩みの種とか。
毎年次々と新しい品種が生まれるジャーマンアイリス。「これからも気に入った花があれば増やしていきたい」と話している。
妻と次女、長男の4人暮らし(大口国江) -
第25回お陣屋まつり第1回実行委員会役員会、
飯島町の夏の風物詩、第24回お陣屋まつり第1回実行委員会役員会が24日夜、役場防災集会室であった=写真。
高坂大会長(町長)をはじめ、正副実行委員長、各部正副部長、警察、事務局ら約70人が出席し、開催日を7月30日と決め、実行委員会組織を確認、各部の事業、準備について話し合った。
開会で、高坂大会長は「お陣屋まつりのあり方について総合的に検討した結果、行政主体の祭は今年の町制50周年記念、25回の節目を最後に、中止したい」との考えを示し、坂井武司実行委員長(商工会長)は「色々な議論はあるが、節目の25回を一丸となって盛り上げ、成功させよう」と呼び掛けた。
第25回お陣屋まつりは7月29日、広小路、駅前広場をメーン会場に、陣屋で安全祈願祭、町営駐車場などで提灯みこし、子どもみこしの練歩き、飯島中学校グランドで花火などが催される。
第2回実行委員会役員会は6月28日、各部の実践計画を報告、調整し、まつり当日のタイムスケジュール、実施内容を決める。 -
トマトの苗植え
中川村の片桐保育園の年長園児ら26人は23日、近くの畑に繰り出し、トマトの苗約30本を植え付けた。
同園は、野菜づくりを保育の柱の1つに据え、5アールほどの畑を借り、年長児を中心に、4月からジャガイモやウグイス菜、豆類など数種類の野菜苗を植え、毎日、当番で水やりに通うなど、管理している。
この日は食品メーカーから提供された加工用トマトの苗を1人1本ずつ植え付けた。
約5メートルのうねを4本立て、協力し合ってマルチを敷き詰め、手で植え穴を開け「早く大きくなって、いっぱいトマトがなるように」と願いながら、丁寧に植え付け、水を掛け、名札も付けた。
このほか、オクラやナス、ピーマンなど15本の苗も植え付けた。 -
伊那部宿を考える会が定期総会
伊那市西町の伊那部宿跡の調査研究、管理にあたる伊那部宿を考える会(会員108人、田中三郎会長)は21日、伊那部宿集会所で総会を開いた。
同会は昨年4月から、全面改築が終了した旧井澤家住宅の一般公開をしてきた。夏休み中の8月には400人を超える利用があったものの、秋から冬にかけては月当たりの利用が100人を割る時もあり、利用者の少なくなる時期をどうするかが課題の一つとなっている。
そのため本年度は、旧井澤家住宅でのはた織り実演などに取り組み、特に利用の少ない小中学生の利用を増やすことを目指す。
はた織り機は市内の民家から譲り受けたものを使用する予定。小中学校の体験学習がある7月ころから実演を始めたいとしている。
また、昨年に引き続き文化祭、骨董市などの催しを多数企画し、集客増員を目指す。 -
日本棋院上伊那支部が総会と囲碁大会
日本棋院上伊那支部(会員約80人、神田福治支部長)は21日、06年度総会と記念囲碁大会を伊那市西春近のサンライフ伊那で開いた。大人から小学生まで約40人が参加し、日ごろ鍛えた腕を競い合った。
本年度同支部は、子どもを対象とした囲碁教室の充実強化などに取り組みながら、会員相互の親ぼく、棋力向上に努めていく。ジュニア世代に囲碁を浸透させることで、その親にまで囲碁に親しむ機会をもってもらいたいと考えている。
囲碁は相手の動きを読みながら自分の出方を考えなくてはならないため、子どもの情操教育にも効果を発揮し、社会に出たときの立ち居振舞いを身に付けることができるという。
記念大会は、3段以上のA級、2級以下のB級に分かれて一人5戦ずつ対戦。鋭い指し手で対戦相手の大人を負かす小学生棋士もいた。
対戦結果は次の通り。
◇A級(25人)(1)松井幹雄(4段、辰野高校2)(2)知久善明(3段、東部中1)(3)八木敏雄(3段)(4)荻原理機弥(5段)
◇B級(15人)(1)田中千翔(1級、西春近北小6)(2)山崎洸(7級、南箕輪小6)(3)保科信雄(初段)(4)田中宏道(5級、西春近北小2) -
【記者室】怒鳴る監督
悪い事をしてもしからず、ただただ甘やかすだけの親や教師がはびこる一方でこんな光景を見た。中学生の女子バレーボールの試合中、監督がミスした選手を引っ込め、試合を放ったらかして金切り声で説教を始めた▼うつむく選手に数分間罵声(ばせい)を浴びせ続けた揚げ句、後はまったく無視竏秩Bぽつんと独り床に正座させられて涙ぐむ彼女の姿を見て、これはいかんと思った。立場の弱い者を精神的に追い込むのは暴力と何ら変わらない▼スポーツは忍耐と努力で上達するものだがこれでは逆効果だ。指導者たる者、目先の勝敗だけに目を奪われることなく、選手を育てる心を持つべきだろう。その監督は試合の間中のべつ幕なしに選手たちをののしり続けていた。(白鳥記者)
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宮田村社協の介護保険事業が好評
宮田村社会福祉協議会は、きめ細かなサービスで介護保険事業が好調。05年度の同社協事業決算は1119万円の黒字を計上し、次年度への繰越額は4389万円に達した。ただ、介護保険の制度改正により「今後の見通しは不透明で、状況を見極めて対応していきたい」としている。
24日開いた理事会、評議員会で05年度の決算状況、事業実績を報告。承認した。
それによると、介護保険事業の居宅介護支援(ケアプラン)は前年度に比べ22%増の1062人にサービスを提供。
通所介護事業(デイサービスセンター)も、単独型、認知症型あわせたのべ利用回数が24%増の7208回に達した。
同社協は「ソフトなサービスに取り組み、営業努力も実を結んだ結果」と分析している。
訪問介護事業(ホームヘルパー派遣)も、きめ細かな心配りで好評。1日に何度も足を運ぶなど、利用者のニーズにあったサービスを提供しており、派遣のべ回数は前年度に比べて1・5倍ほど多い4998回に及んだ。 -
観光開発新体制、厳しい村民の目をいかに味方に
長期債務を抱え、06年3月期も赤字決算となった宮田村の第3セクター・宮田観光開発。23日の取締役会で昨年就任した常勤の社長は副社長に降格し、村長が社長を兼務する社長非常勤の体制に戻った。競争激化や客単価の減少、施設の老朽化など課題が山積するなかで、社長の重責が兼務できるか疑問点も再浮上。一方で村と同社が一体感を増すことにより、観光面含め村の幅広い施策に結びついていく可能性もある。
同社は2年前から経営改革に着手。社内外で構成した検討委員会は経営責任の明確化を求めて昨年「社長常勤化」を答申した。
それを受けて、当時社長だった矢田義太郎前村長(故人)は会長となり、専務だった清水忠夫氏が常勤の社長に就いた経緯がある。
23日発表の06年3月期決算は1400万円余りの当期赤字を計上。主力のホテル事業で約3千万円の赤字になり、収支上の黒字転換は達成できなかった。
清水前社長は結果的に就任した時の約束だった「経営責任」をとる形で、副社長に降格。取締役会でも異論はでなかったという。
ただ、同社最大の懸念材料でもある長期債務は当期だけで5200万円償還。そのうち2200万円は計画外の前倒し返済で、債務残高は5億円を割り込んでいる。
厳しさの中に光明も見え隠れするなかでの新体制となるが、当面の課題は村民の信頼回復が最優先となる。
社長非常勤を理由に経営の停滞は許されず、より一層村民の厳しい目が注がれることにもなる。
地元にありながら、価格面などから住民にとって敷居の高かった宮田観光ホテル。
「宴会や催事など、もっと安価でサービスも良ければ利用したいのに」との声は多い。
今年から住民の声を経営に活かす「サポーター会」も始まっているが、村民を・ス味方・スにする努力がより求められそうだ。