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消防委員会
宮田村消防委員会は13日開き、新年度から2年間の役員体制を決めた。委員長は2期目となる近藤満さん=町3区=、副委員長は久保田秀男さん=中越区=を新たに選んだ。
村と消防団が本年度の事業計画を説明。2年計画で整備するデジタル波防災行政無線や、心肺蘇生に使うAED(自動体外除細動機)の新規導入などを話した。
近藤委員長は消防団員の確保対策にふれ、「各種消防大会の時に、団員の子どもたちなどに見学させてはどうか。お父さんが頑張っている姿を見せる良い機会で、団員の確保につながると思う」と提案した。 -
異例の若さで唄導師に抜擢
24日大本山の法然上人法要で宮田村町2区にある浄土宗・白心寺の山田弘之住職(44)が、24日に同宗大本山清浄華院(しょうじょうけいん・京都市上京区)で催行される御忌大会(ぎょきだいえ)で唄導師を勤めることになった。40歳代の若さでの抜擢は極めて異例。大僧正にかわって宗祖・法然上人の法要を営む大役だが「ご縁あってのこと。しっかりと勤めあげたい」と話している。
御忌大会は総本山知恩院(京都市)と、清浄華院を含め5つの大本山で4月中に行われる。
6寺院合計で18人の唄導師が選ばれるが、大半は60歳代半ばから70歳代。山田住職は「年齢だけを考えればご遠慮したいとも考えたが、このような大役が来たのもご縁と感じて引き受けさせて頂いた」と話す。
法要は約40分もの間、唄導師が追悼文を読みあげる。いつもの読経とは全く違う独特な節回し。また、清浄華院の場合は唄導師を助ける従者がいないため「自分が間違えれば全てが止まってしまう」と重圧も大きい。
寺院にとって春は忙しい時期ではあるが、5回に分けて10日間、清浄華院で習礼(しゅれい、リハーサルの意味)を積んだ。
通常は大僧正など最高位の僧侶しか着ることのできない緋衣(ひのえ)を身にまとう、一世一代の法要。当日は白心寺の檀家約120人も駆けつけ、住職が行う法要に参加する。 -
駅前でさくらまつり
宮田村のJR宮田駅前で14日夜、さくらまつりが開かれた。近くの商店主や事業主らでつくる「宮田駅前共同体(MSC)」が企画。多くの住民が訪れ、酒などを酌み交わしながら夜桜見物を満喫した。
まつりは10年以上継続。MSCのメンバーが駅前の桜にボンボリを付けてライトアップしたほか、イルミネーションも点灯して会場を設営した。
会費千円で飲み放題とあって、花も酒も大好きな地域の住民が多数来場。少し肌寒かったが、可憐な花をつまみに春の宴(うたげ)を楽しんでいた。
ボンボリの点灯などは桜が開花している間は継続する予定。MSC会長の伊藤博康さんは「駅前を明るくしたいとみんなで協力している。少しでも活性化につながれば」と話していた。 -
建設労連が太子講
宮田村の建設関連の職人らで構成する上伊那建設労働組合宮田支会(間山光会長、53人)は15日、宮田小学校横に設けてある太子祠で「宮田太子講」を開いた。約20人の役員が出席。業界の発展や工事の無事などを祈願した。
多くの寺院を建立し、建築用の万能計算機でもある「差し金」を考案したと言われる聖徳太子は、建築職人にとって信仰の対象。
宮田村でも大正初めに祠が造られ、1962年4月に現在地に移された長い歴史を持つ。
太子講も毎年4月に開いており、この日も仏事を挙行。白心寺の山田弘之住職の読経に手をあわせた。
「我々も初心にかえりながら、今年1年仕事に励んでいきたい」と間山さんは話していた。 -
中林忠良展オープニングパーティ
駒ケ根市の高原美術館で版画家中林忠良さんの展覧会が始まった。中林さんが1960年代から06年に制作した銅版画作品約150点が展示されている。初日の15日にはオープニングパーティーが同館で開かれ、関係者約40人が出席して展覧会の開催を祝った。中林さんはあいさつで「今まで人に言ったことはないのだが、実は私の作品の題材は皆原寸大。自分と社会のあり方やアイデンティティを訪ねる気持ちの表れかもしれない」と作品についてのエピソードを披露した。
中林さんは1937年東京生まれ。東京芸術大絵画科在学中に銅版画に出会い、同大学院では版画を専攻した。数々の国際賞を受けるなど活躍し、03年には紫綬褒章を受章。89年同大教授に就任、05年に退任した。現在日本版画協会理事長。
問い合わせは同館(TEL83・5100)へ。 -
こぶし花まつり
駒ケ根市菅の台の家族旅行村で15・16日の2日間「こぶし花まつり」が開かれている。コブシの花が白い花を咲かせるテント村には団子や地ビール、野菜、鉢植えの花、おもちゃなどの屋台のほか、シイタケの駒打ちや竹笛作りの体験コーナーなどが並び、訪れた親子連れなどでにぎわいをみせている=写真。ボブスレー、ゴーカート、リンリンサークルの各コーナーは料金が半額になっていることもあり、多くの子どもたちが集まって歓声を上げて楽しんでいる。
16日は午後1時15分からちびっこマスつかみ取り大会などが行われる予定(悪天候中止)。
問い合わせは家族旅行村アルプスの丘(TEL83・7227)へ。 -
町一区子ども会1年生を迎える会
創立31年目を迎えた駒ケ根市の町一区子ども会(堺沢良枝会長)は15日、小学校に入学した区内の1年生を迎える会を赤須町地域交流センターで開いた。今年入学した1年生は14人。地域のお兄さん、お姉さんたちに囲まれた子どもたちは保護者らとともにゲームなどをして楽しいひとときを過ごした。6年生に一人一人インタビューを受けた1年生は大勢の前で少し照れながらもそれぞれ名前やクラスなどをはっきりと答え=写真、自由帳などが入ったプレゼントの包みをもらってうれしそうな笑顔を見せていた。
会場には区内の子どもたちの家が一目で分かるよう、05年に子ども会が新たに作成した子どもマップが持ち込まれ、1年生は自分の家の場所に貼ってある保育園児用のグレーのシールを1年生用の緑色の物に楽しそうに貼り替えていた。 -
緑化木頒布
駒ケ根市は15日朝、緑化木の無料頒布を市役所南庁舎の駐車場で行った=写真。用意された苗木はマンサク50本、ヤマボウシ190本。冷たい風が吹く中、長い行列を作ってじっと待っていた約100人の市民らは、午前8時30分に頒布が始まるとうれしそうに苗木を受け取り、大事そうに両手に抱えて持ち帰っていた。
列の先頭は宮田村中越の吉沢和彦さん(70)。「6時40分に来た。寒かったが、帰って庭に植えるのが楽しみだ」と笑顔で話していた。
苗木の頒布は16日も午前8時30分から行われる。 -
市長選・市議選告示まであと1週間
新市発足に伴い、23日告示、30日投票の日程で行われる伊那市の市長選・市議選が、あと1週間に迫った。住民の会話にも、選挙の話題が上がるようになった。
17、18日は本庁・総合支所で、それぞれ立候補届出書類・選挙公報などの事前審査がある。受け付けは午前9時縲恁゚後4時。
【市長選】
出馬を表明しているのは、前伊那市長小坂樫男氏(70)=無所属・小沢=のみ。
後援会組織は、16日に結成総会を開く長谷を含めて29支部。
これまで組織に市議を含んでいたが、今回は市議選と日程が同じであることから、役員は後援会幹部で固めた。青壮年、女性、熟年など各年齢層を網羅する。
また、市内の企業や6割近い区から推薦を得ている。
小坂氏は市町村合併に伴い、3月30日に市長を失職してから、25カ所の集落や市議選立候補予定者の集会に出向き、出席した住民に政策などを訴えている。
後援会では「新たな立候補予定者が出るのか先が見えないが、選挙体制は整えている」と気を引き締める。
小坂氏は、具体的な施策に▽過疎対策の充実(定住対策など)▽少子化対策(保育園の統廃合を進め、働く人の手助けをする、企業の育児休暇を取れる体制)▽旧伊那中央病院の後利用として▽保健・福祉の拠点整備、新規企業誘致と既存企業の支援竏窒ネどを挙げる。
新人擁立に動く市民有志は「市議選にエネルギーを吸い取られる」などの現状もあり「希望は捨てていないが、厳しい」という。市民有志の結論を待つ共産党上伊那地区委員会は「最終結論まで、時間をいただきたい。鋭意努力したい」としている。
合併を推進し、新しいまちづくりの道筋をつける意味から、新人が出にくい状況もあるようで、一部から「無投票になるのではないか」という見方も出ている。
【市議選】
市議選(定数26)は初回に限り、旧市町村を区域とした選挙区を設ける。定数は伊那18、高遠5、長谷3で、それぞれ21人、8人、5人が出馬を表明。各選挙区で定数を超え、選挙戦は確実となっている。立候補予定者は各地域を回り、組織拡大を図っている。
伊那選挙区は、地区別に伊那8人、富県1人、美篶3人、手良2人、西箕輪2人、東春近3人、西春近2人。
西箕輪の選挙人登録者数は4790人で、前職5人のうち3人が引退したため、他地域からの切り崩しが激しくなっている。
高遠選挙区は定数5に対し、前職7人、新人1人の計8人が出馬を表明。そのほかに動きはなく、現状のまま選挙戦に持ち込まれそうだ。
高遠地区は西高遠から前職5人が出馬を表明しており、混戦となる模様。候補者のいない他地区に拡大を図るなど動きも活発化している。
一方で、新市発足により衰退が懸念されている周辺部の三義、長藤、藤沢の3地区は、新人の擁立に苦戦し、前職5人のうち候補者は藤沢から1人のみ。河南地区は上山田から新人1人、下山田から前職1人が名乗りをあげている。
長谷選挙区は新人擁立の模索や周囲の動向を探るなど他選挙区に比べ低調な出足だったが、定数3に前職4人、新人1人が出馬の意向を示している。
地区別に見ると、有権者数約870人の非持に2人、約390人の溝口に2人、約90人の杉島に1人が立つ。溝口、杉島の立候補予定者は大票田、非持の切り崩しを回りながら候補者を出していない黒河内、中尾、市野瀬などの草刈り場からの集票を狙う。
高遠、長谷は前回選が無投票だっただけに、各陣営とも票読みに苦労している。 -
木下長寿クラブ連合会総会
箕輪町内の長寿クラブの新年度総会が各地区で始まった。木下長寿クラブ連合会は15日、木下公民館で総会を開き、新事業も含めた06年度事業計画などを承認した。
木下は会員約300人。本年度は新会員37人を迎えた。
06年度の新事業は▽90歳の会員にお祝いを贈る▽よりよりクラブ活動のため意識調査をする-の2点。お祝い贈呈は初年度の今回に限り、90歳以上の19人全員に総会の中で贈った。意識調査は今後、質問項目など詳細を検討する。
継続事業は公民館近くの花園作業、親ぼく旅行など。健康保持と知性・教養向上のためのクラブ活動は3部。マレットゴルフ(38人)は山の神マレット場で月2回、グラウンドゴルフ(64人)は長野リズム時計グラウンドで月2回、コーラス(59人)は公民館で月1回活動する。
堀口泉連合会長は、「今年は2つの大きな新事業の推進に当たりたい」とし、「1人が親しい人1人を連れてきてほしいと会員増強に熱心に取り組んだ結果、新しく37人が意欲的に活動しようと会に入る」と話し、本年度も会員増強運動への協力を求めた。 -
前箕輪町消防団長
荻原利一さん「消防団活動は365日24時間営業。いつも気を張っていたけど、やっと肩の荷が下りたかな」。3月末、箕輪町消防団長を退任した。団長と副団長を各2期4年務めた。団員時代を含め約22年間、町の安全のために尽した。
83年3月末、分団長を務め退団。それから16年、副団長任命の話がきた。副団長になれば団長まで務めるコースが出来ている。分団長時代に団長の大変さを見てきただけにためらいもあったが、任命を受けた。
団長の4年間は、「地域の人から愛され信頼される団、自分たちの仲間づくりをする団を目指せ」と団員に訓示してきた。
「団員450人の命は団長次第だという。町にもお世話になるけど、人命を預かる。指揮をとるのは大変」。責任は重い。火災現場ではまず状況把握。建物内に人がいるか確認し、類焼を食い止めるための判断をする。自分と団員の身を守りながらの活動になる。「火災も水害も人探しも、早めに手を打とうと動いた。人命第一だから」と振り返る。
団員確保は、「町民に協力願うしかない」と理解を求めてきた。「長くなくてもいい。5年くらい経験してもらえれば。消防団は大切だという気持ちを持ってもらわないと、これから活動は難しくなる」とする。
「消防やってるときは、うんと若く感じるね。入ってくる団員は若いから、自分も45歳から50歳くらいの気持ちでやってた」。団長、副団長の8年間。「多くの人と知り合えたこと、若い衆と交流できたことが収穫」という。
消防団員になったのは高校卒業後すぐ。学業と修業を終え、家業の大東畳店で働き出したときだった。当時、団員は自営業の長男が多く、消防団が家を訪れ「今年からお願い」と、本人の意思とは関係なく法被を置いていった。「昔は家にいる人は団に入るものと思ってた」と、当然のことのように入団した。
ボランティアで町民の生命、財産を守る-。基本は今と何一つ変わらない。「1年終わるたびに地下足袋をもらって、災害があったときは屯所に帰ってきて茶わんで一杯飲む。それが報酬だった」。
楽しい思い出の一つは花見。「運転練習を兼ねてポンプ車で送ってくれたり。高遠まで行ったこともある。今はポンプ車で行くなんてできないけど、よき時代だった」。
団員時代は機関部に所属。ポンプ操法も8年経験した。当時は、棒吸管を連結し放水直前までの操法を競う種目があった。仲間と「もうちょっとやるか」と頑張り、「あと1年で棒吸管がなくなると聞けば最後までやるかとなる。おもしろかった」と種目最後の年まで続けた。
「ポンプ操法は大変だけど、それを乗り切った団員は活動に対して熱いものが出来てくる。人間としても成長し、友達もできる」。活動を共にした仲間とは、今も付き合いがある。
箕輪町には、団長経験者で組織する町消防団参与会がある。団を温かく見守り、アドバイスを求められたときに協力する会。7人目の参与になった。「俺より上の偉い衆がいるから今度はぺーぺーね」と冗談交じりに笑いながら、「参与は死ぬまで。何もできないけど見守っていきたい」と、団員450人を見てきた優しい眼差しで語った。(村上裕子) -
3市町村合併で体育指導委員会も統合
伊那市体育指導委員の委嘱書交付式が14日夜、市駅前ビルいなっせであった。3市町村合併により各市町村の体育指導委員会は統合。市教育委員会は35人(内訳=旧伊那21人、同高遠6人、同長谷8人)を委嘱した。
北原教育長は「新しい市の健康づくり、住民の元気づくりを担ってほしい。今は高齢者から幼児にいたる各年代にそれぞれの課題があると思う。幅広い守備範囲となるが、皆さん目標を持って取り組んでほしい」とあいさつした。
委嘱式の後、体育指導委員会役員を選出。委員長に松本守博さん=坂下区=、副委員長3人に伊藤直人さん=高遠長藤=、伊藤卓郎さん=長谷非持=、松田悦子さん=荒井区=が選任された。
体育指導委員は地域の生涯学習スポーツ振興の中心者。学校、公民館などのスポーツ事業を手助けする役割などを担っている。同委員会主管の本年度行事は5月の「イーナちゃんウォーキングカーニバル」、7月の「ラジオ体操オープニングセレモニー」などがある。 -
歌誌「波濤(はとう)」選者の宮脇瑞穂さんが自費出版
歌誌「波濤(はとう)」選者の宮脇瑞穂さん(65)=伊那市西春近=が、全国各地の寺院を詠んだ短歌を集めた本「お寺あそび竏鋳Z歌に詠まれた寺院1000竏秩vを出版した。
明治以降の歌人などが約1900寺について詠んだ約4千首を、都道府県別、県内は地域ごとにまとめて収録。歌人として著名な石川啄木、斎藤茂吉の作品のほか、四国霊場八十八ヶ所巡りの際に自分で作った約250首も載せた。
宮脇さんは著書の前書に「父母と師と親しい故人の方々へ、写経代わりに集めた私的なお寺メモです」と記載。2004年11月に八十八ヶ所巡りを終えたのを契機に、本年1月19日の父・臻(しん)之介さんの23回忌を締め切りにして、近現代歌人の約10万首に目を通して歌を集めた。師である木俣修さんの命日の4月4日、発行した。
宮脇さんは「作品を詠み返すとふしぎと、その寺院の雰囲気が思い出される楽しみがある。本を読む人によっては寺を回るガイドブックになっているのでうれしい」と話している。
自費出版の「お寺あそび」は1200部を発行。歌人仲間や親しい友人などに配布し残部は少々。
問い合わせは、宮脇さん(TEL0265・76・1877)へ -
北原文徳さんのお話会
伊那市の子育てサークル「子どもネットいな」は14日、幼児の母親を対象とした話し会を、伊那市駅前ビル「いなっせ」で開いた。北原こどもクリニック院長・北原文徳さんを迎え、幼児のけがの応急処置方法などを学んだ。
北原さんの話し会は24回目。毎回異なるテーマで母親の感じるさまざまな疑問にこたえている。
今回は頭を打ったときやすり傷をおった時の処置方法や、幼児ふれあう時にどのようなことに注意しなければならないか竏窒ネどについて説明。
傷口をガーゼなどで早く乾かそうとする従来の処置方法ではなく、自然治癒力を大切にした「湿潤療法」などの方法を伝授した。
次回は5月19日。テーマは「小児科と耳鼻科どっちにかかるか」で、いなっせ7階のちびっこ広場で午後1時45分から。
問い合わせは子どもネットいな(TEL72・7099)井口さんへ。 -
与田切公園桜まつりにぎわう
3分咲きのソメイヨシノが花のトンネルをつくる飯島町与田切公園で15日、桜まつりがにぎやかに開かれた。
曇天で花冷えのする陽気だったが、町内外から家族づれが繰り出し、出店やフリーマーケットを冷やかしたりと、のどかに花見を楽しんだ。
紅白幕の前では、平沢社中の琴の演奏、三石社中による茶会があり、花を愛で、琴の演奏に耳を傾けながら、優雅にお薄の一服を味わっていた。
子どもたちはヒノキのはしづくりや火起し体験、紙ヒコーキづくりに熱中したり、針金細工に見入っていた。 -
南箕輪村初の女性区長誕生
南箕輪村に初の女性区長が誕生した。北殿区の山本昭子さんで、女性初の区長会長に就任した。06年度第1回区長会が14日、村役場であり、山本さんを区長会長に選出した。副会長は南殿の山崎清二区長が務める。
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かんてんぱぱツツジ
伊那市西春近の伊那食品工業では、早咲きのツツジが咲き始めた。
本社社屋の隣で淡い紫色の花を咲かせているのはエゾムラサキツツジ。4縲・月に開花し、開花後に葉が繁るのが特徴。主には北海道などに分布している。
広域農道の反対側にあるかんてんぱぱガーデンでも、ミツバツツジ、クリーム色のヒカゲツツジなどが見ごろ。
5月前には、朱色やピンク色をしたヤマツツジも咲き始めるため、さまざまな色の移り変わりが楽しめるという。 -
衝突事故で顔面骨折 伊那市の市道交差点
13日午後6時25分ころ、伊那市手良沢岡の市道交差点で同市手良野口の農業蟹沢英喜さん(63)が運転する軽4貨物自動車と、同市美篶の会社員油科由紀子さん(53)が運転する普通乗用車が出合い頭に衝突。この事故で蟹沢さんが顔面骨折で重傷、油科さんが肋骨を折るけがを負った。
事故は見通しのよい4差路交差点で東側から西側へ進行中の蟹沢さんの軽自動車と、南側から北側へ進行中の油科さん運転の普通乗用車が衝突した。現場は信号機のない交差点だった。 -
東伊那小で1年生を迎える会
駒ケ根市の東伊那小学校(小川清美校長)で14日、1年生を迎える会が開かれた。1年生24人は6年生に手を引かれて体育館に入場。各学年が披露する歌や寸劇など、趣向を凝らした楽しい出し物の数々に大喜びで明るい笑顔を見せていた。
5年生は学校についてのクイズを8問出題。「校庭に時計はあるか」「水泳大会は12月にあるか」などの問題が次々に出された。1年生は迷いながら○か×を選び、答えが発表されると正解を選んだ児童らは飛び上がって喜んだ=写真。
4年生、6年生はそれぞれ学校の決まりや行事などを寸劇で紹介。ユーモアあふれる内容に、1年生は歓声を上げながら笑い転げていた。 -
花まつりで園児が甘茶掛け
駒ケ根市のすずらん保育園(高見洋子園長)の園児らが14日、園の近くにある安性寺(佐々木辰保住職)でお釈迦さまの誕生を祝う花まつりのお祝いをした。約70人の園児らは順番に小さな手にひしゃくを持ち、不思議そうな表情でお釈迦さまの像に甘茶を掛けた=写真。中には「頭に掛けちゃったら濡れてかわいそうだよ」と儀式に戸惑いをみせる園児もいた。
甘茶掛けを終えた園児らは寺の管理組合の役員らが用意した甘茶を味わい「甘くておいしい」と笑顔を見せていた。 -
保育園で給食開始
宮田村3つの保育園は13日から、未満児と年少園児の給食が始まった。家で食べる食事とは違い、友人とともに机を並べて楽しく会食。多くの園児がほとんど残さず食べきった。
中央保育園の年少園児も各教室で初めての給食。入園から10日ほど経過して生活に慣れてきた時期でもあり、子どもたちはモリモリ食べていた。
調理員が健康や味に気を配り、心をこめてつくってくれたメニューの数々。「うちのと同じで美味しいよ」と、たいらげた後のきれいになった食器を自慢げに見せる園児の姿もあった。 -
つどいの広場開設に向けて、若い母親と懇談
宮田村は14日、子育て支援対策で6月に開設予定のつどいの広場(仮称)について意見を聞こうと、若い母親を交えた懇談会を開いた。村と広場の運営を受託予定の社会福祉法人の担当者が、利用料の設定や設備についての要望などを直接聞いた。
「意見を聞き、柔軟に事業内容を決めていきたい」と村内の子育てサークルに参加を呼びかけたもの。5人ほどの出席者だったが、子育て中の母親を代表して想いを届けた。
駒ヶ根市にある同様の広場を以前は利用していたという声が挙がったが「無料から有料になり、さらに市外の人は割高な料金設定で、足が遠のいてしまった」などと意見した。
宮田村のつどいの広場は、町2区の仲なかふれあいセンターに開設。乳幼児とその親を対象に、遊んだりしながら交流を深める場所として計画している。
同センターで村福祉作業所を運営する社会福祉法人親愛の里(松川町)が、同様に村からの委託で運営を予定。看護師など有資格の専門職員が常駐して各種相談にも応じる。
懇談では専門職員の対応も話題になり「他の広場では職員が厳し過ぎる所もある。ガチガチになると利用しづらい」と意見も出た。
また、食事が取れるスペースや子どもが使い易いトイレ整備なども要望で挙がった。
懇談に出席したある母親は「周囲でも広場に対して関心が高まっている。子育てしていると相談したいことも数多くあり、期待している」と話していた。
村は乳幼児検診でアンケートを実施したほか、今後もあらゆる機会を通じて要望、意見を聞く方針で、電話でも受け付けている。村住民福祉課国保児童係85・5861まで。 -
野ひばりの会が定期直売中止も味覚づくりで新たな展開
宮田村の農村女性グループ「野ひばりの会」は、発足当初から継続してきた農産物の定期直売を今年は見合わせることにした。一方で試行的に販売し好評だった手作りコンニャクについて研究を深めるなど、地産地消も考慮に入れた味覚づくりに力を注ぐ。時代のニーズにあわせた新たな展開で、13日夜に開いた本年度総会で決めた。
温泉などがある村内の交流施設「こまゆき荘」で行ってきた農産物の直売。以前は夏季を中心に月に1回ほど開くなど盛況だったが、一昨年からは年2回と減少していた。
品揃えの確保が困難になったことや、各種直売所の充実で客足が遠のいたことが理由だが、この日の総会では「時代にそった形にすべきで、新たな展開を考えるべき」と会員の意見が一致。
直売と同じく以前から熱心に取り組んできた、郷土料理や新たな味覚の開発をさらに一歩前進させようと、本年度の事業計画を決めた。
ただ、来月に控えたこまゆき荘10周年記念イベントや12月の山ぶどうワイン祭りなどの各種行事には積極的に参加し、開発した味覚の販売などを行っていく。
役員改選もあり、新たな会長には田中みち子さん=大田切区=が就いた。新役員は次の皆さん。
▽会長=田中みち子▽副会長=太田芳子▽連絡員=小澤道子、太田照子、平澤菊美、小田切みさえ、田中いせ子▽監事=田中いせ子、橋爪千春 -
ミニデイがイチゴ狩りで春を満喫
宮田村社会福祉協議会が村内全10地区で開いているミニデイサービスは18日まで、駒ヶ根市内の農園に出かけてイチゴ狩りを楽しんでいる。参加した高齢者は春の味覚を満喫していた。
介護保険対象外の高齢者を対象者に、日替りで各地区巡回するミニデイ。イチゴ狩りは春の風物詩となるほど好評で、毎年続けている。
14日は町3区の17人が訪れ、さっそく真っ赤に熟した実をもぎとった。口に運ぶと、満面の笑みに。「ほんと、美味しいねぇ。心待ちにしていた甲斐があった」と喜んだ。
社協職員から「年齢の数だけ食べるんだに」とハッパをかけられる姿も。「もういい年だで。そんなに食べれん」と言いながらも、次のイチゴに手を伸ばしていた。 -
交通安全教室、
中川村の中川西小学校で春の交通安全運動期間中の13日、全校で交通安全教室を開いた。
視聴覚室で開いた全体会で、ビデオ「タダシ君と自動車せんにん」を見て、「信号が青になっても、すぐに飛び出さない」「車の後、塀のかげなど、見えない角にも気をつける」-など歩き方、横断の仕方を学習した。
この後、実習に移り、児童らは集団下校の班に分かれ、6年生の班長を先頭に、1年生から学年順に並んで、学校周辺の通学路を歩き、安全歩行を身につけた。
班長は1年生や低学年の児童を気遣い、桜の花咲く、通学道をゆっくりと歩いていた。 -
初の区長、総代会
飯島町の各耕地の新総代が決まり12日夜、町役場で初の区長・耕地総代会が開かれ、初顔合わせを行い、町理事者や各課長から町が取り組んでいる事業の概要説明や、協力の要請を受けた。また、全地区総代会の構成も行い、会長に竹沢秀幸さん=柏木=、同副に森谷一郎さん=中町=、理事に小林次雄さん=追引=、林秀樹さん=本郷4=を選んだ。
区長と総代を前に高坂町長は「町はふるさとづくり計画と中期総合計画の2つを基本に、住民と行政が一体になり、智恵と汗を出し、それぞれの役割を果たして頑張っていこう」と呼び掛け、新年度事業について、地域づくり委員会の立ち上げ、子育て支援策の充実、企業誘致、防災マップ、ハザードマップ策定、指定管理者制度への移行-などを挙げて概要を説明したほか、国道153号伊南バイパス、与田切川砂防事業、県道竜東線など国、県の事業についても現況に触れた。
また、お陣屋祭については「行政主導の現在のような祭は25回、新町発足50周年の今年度を区切りに中止したい」との考えを示し「地域の最高責任者として地域の発展と、行政とのパイプ役に努めて」と総代らの協力を求めた。
続いて、各課長が06年度事業や組織機構、総代らが直接かかわる業務について説明した。 -
花いっぱい運動
村特産品カーネーション飾る花器作り南箕輪村の花いっぱい推進協議会が進める花いっぱい運動の一環で14日、カーネーションを栽培する「清花園」(田畑)の堀友和さん(32)と役場職員が、庁舎に飾るカーネーションを生ける花器を手作りした。
堀さんは、村のブランド品作りと地域活性化を願い、村の特産品であるカーネーションを役場ロビーなどに飾ることを提案。堀さんと、同じく「清花園」の加藤秀樹さんが花材を提供し、3月下旬からロビーや各課のカウンターに色とりどりのカーネーションをアレンジして飾っている。
花器は自然素材にこだわり、太さの異なる2本の竹を使った。縦半分に割った形と筒状の2種類。村長室用、カウンター用など置場所によって大きさを変え、切り口などをやすりで磨き、防水と花をより美しく見せるために黒色に塗って仕上げた。
花は、約1週間ごとに飾り替える予定。堀さんは、「地域の人が特産品のカーネーションを知り、どこかで話してくれれば、一人ひとりがアンテナショップになる」と期待。庁舎が少しでも明るくなり、訪れる人が心穏やかになってくれれば-との願いも込める。 -
信州大芝高原マレットゴルフ親交会初打ち
信州大芝高原マレットゴルフ親交会(北原忠義会長)は14日、今年初の例会をホームグラウンドの南箕輪村大芝高原マレットゴルフ場で開き、100人がプレーを楽しんだ
会員は伊那市、岡谷市、箕輪町、辰野町、南箕輪村の136人。本年度は、12月初旬まで例会30回、大会4回を計画。特別大会「第3回大芝高原まっくんマレットゴルフ大会」(昨年度まではマレットゴルフ選手権大会)も開く。「まっくん」が村のキャラクターになったことから宣伝の一役を担いたいと名称を変更した。
06年度役員は▽会長=北原忠義さん▽副会長=藤沢幸雄さん、白鳥栄子さん▽事務局長=荻原文博さん▽会計=藤沢巻臣さん▽会計補佐=武村八千江さん▽競技委員長=水田哲朗さん▽競技委員長補佐=松本孝志さん-。 -
保育園の食育推進・たい肥利用で土づくり
箕輪町は本年度、「食育」の一層の推進をねらい全保育園で野菜づくりをする。町が進める有機肥料を使った土づくりの推進も兼ね、町営農センターが地元のたい肥と野菜の種などを園の希望に応じて提供し支援する。
園によってはこれまでも野菜づくりをしているが、本年度は新たに畑を借りたり、面積を広げるなど各園の実情に応じて取り組む。
町営農センターは、たい肥を合計250キロ配布。ジャガイモやトウモロコシ、二十日大根、人参などの種も配った。
野菜作りを通して食に関心を持ち食べることはもちろん、土に触れること、季節の野菜を知ることなども願い、自分で作った野菜は苦手でも食べる園児が多いことから苦手野菜の克服にも期待する。
おごち保育園は13日、園児のお迎え前の時間を利用して保護者と年中・年長園児らが一緒にジャガイモを植えた。
地域住民から借りている園前の畑にたい肥を入れ畝を作ったところに、園児が一つずつ種イモを置き、たい肥と土を手で混ぜ、ジャガイモが見えなくなるようにかけた。園児は、「ジャガイモが出来たらカレーとシチューがいい」と話しながら、お母さんと楽しく作業した。
昨年も野菜作りをしたおごちでは、「ピーマンやナスを生で食べたり、実ったトマトを取って食べたり、食べるということに関心を持つ子が多かった。今年は作る野菜の種類を増やして取り組む」という。 -
【記者室】住民レベルで取り組む環境問題
住民との協働で地球環境にやさしいまちづくりを推進しようと、箕輪町は環境委員会を設置する。地球温暖化防止を含む環境問題、省エネルギー、ごみ減量など各家庭、住民レベルで取り組める行動計画を作る▼町消費者の会は、マイバッグ啓発の効果的な活動のため「のぼり旗」を作った。買物時のマイバッグ持参を呼びかける地道な活動は8年目。昨年度はマイバッグを買い求める人が近年例になく多かったとはいえ「なかなか普及していない」のが現実▼住民が実行できる計画。言うは容易いが、とても難しい。計画実施時に住民の意識改革が図られていなければ実行は困難。計画策定と同時に、町が力を入れている環境教育が重要な役割を担うことになるだろう。(村上記者)