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グリーンファーム蘭展
伊那市ますみヶ丘の産直市場・グリーンファーム(小林史麿代表)は12日まで、原種・園芸種合わせて500種類のランが並ぶ展示即売会を開いている=写真。会場にはさまざまな色合いと優美な姿の世界各国のランが並び、多くの人たちでにぎわっている。
今年は園芸種400種に加え、原種にも力を入れて100種ほどそろえた。鉢数は約500縲・00鉢。
寒さには弱いが、取り扱いはそれほど難しくないため、要領をつかめば誰でも育てることができるという。
カトレア、シンビジウム、デンドロビュームなど、低温に比較的強い種類が人気。今年は、直立しているものより垂れ下がるタイプのものが売れている。
これだけの規模の展示会は県内では珍しく、掘り出し物も多いため、例年訪れる買い物客も多いという。 -
「愛の鈴」の贈呈式
卒業後も村のことを忘れないでほしい竏窒ニの思いを込め3日、南箕輪村ボランティア運営委員会(浦山幸男会長)などは、手作りした「愛の鈴」を、南箕輪村中学校の卒業生147人に贈った。
愛の鈴は、会員や村内全域から募ったボランティア約50人が手作りしたキーホルダー。ビーズなどでつくった小さなこけしと鈴がつく。贈呈は15年以上続けている。
浦山会長は「悩むことは大変なことだが、5年、10年すると思い出に変わる。おおいに悩みながら一歩一歩立ち止まらずに歩んでいってほしい」と、鈴の入った箱を各クラスの代表に手渡した=写真。
卒業生代表で唐澤奈帆さんは「私たちのために心を込めてつくってくれた貴重なもの。大切にしていきたい。良い学生生活を送れたのは地域の支えのおかげ。今後、村を離れることになっても、地域の思い出を忘れずにいたい」と語った。 -
親子わんぱくランド2006
南箕輪村の「親子わんぱくランド2006」は4日、村民センターであった。催しが盛りだくさんで、子どもたちは工作やゲームなどに夢中だった。村教育委員会、村青少年健全育成協議会、村図書館、村公民館の主催。
1分間にねているペットボトルをひもで何本立てられるかなどを競う「わんぱく選手権」、オリジナルのメモスタンドを作る「ワイヤー工作」、ALTのヒュー先生との英語遊び「ヒュー先生とあそぼっ!」など新企画も満載。スライムやキーホルダー作り、わたあめ作りなど長い列ができていた。
子どもがコーナーを担当して訪れる人を楽しませる企画として、初めて小学生のマジシャンが登場する「小学生ショウ・タイム」もあり、鮮やかな手付きで手品を披露した。
親子ふれあい劇場では、影絵劇団かかし座の「お星さまの色えんぴつ『みなみのうみのおとぎばなし』」の公演もあった。 -
長野県芸術文化総合フェスティバル
長野県芸術文化総合フェスティバル伊那会場のステージ発表が4日、伊那市の県伊那文化会館で始まった。邦楽やダンスなど魅力あふれるステージで観客を楽しませた。5日は邦楽と舞踊のステージがある。
長野、松本、伊那の3会場で開くフェスティバル。伊那会場は2日間で20団体が出演。先行して水墨画展も美術展示ホールで開いている。
初日は邦楽、ダンス、バレエ、フラメンコの発表があった。邦楽は長野県三曲協会の伊那、飯田、諏訪の3地区が演奏し、しっとりと聞かせた。ダンスなどは計7団体が元気いっぱいのダンスや優雅な踊り、情熱的な踊りと、それぞれに活動の成果を存分に発揮して観客を魅了した。
5日は邦楽午前10時縲怐A舞踊午前10時35分縲怐A午後1時縲怐B入場料一般千円、小中高校生500円。水墨画展のみの入場は無料。 -
大芝高原花いっぱい花壇整備
南箕輪村と花いっぱい推進協議会は3日、大芝高原東側の広域農道沿いなどにある花いっぱい花壇を整備した。コモンズ支援金を受けての事業で、ボランティア約100人が作業に精を出した。
花壇は、大型農道沿い約440メートルの区間と、屋内運動場駐車場南側。
協議会を構成する老人クラブ、みちくさの会、村商工会女性部・青年部、村社会福祉協議会をはじめ、民生委員、信州大学農学部の学生、むらづくり委員、村建設業共同組合が参加した。
大型農道沿いの花壇は、間伐材の半割材を利用して土止めし、水路や道路に土が流れないようにする。このため、現在植えてあるラベンダーの株や、スイセン、ムスカリなどの球根を掘り出し、重機を使って杭を打ち込み半割材を埋め込んだ。
ラベンダーはミニグラウンドのフェンス周りや道路沿いに移植し、スイセンなどは元の場所に植え戻した。4月以降にパンジーなどを植える予定という。
整備事業予算は340万円で、支援金は226万6千円。 -
小学生らの歌声響く
伊那市の小学生らが出演する「スプリングコンサート」(NPOクラシックワールド主催)が4日、伊那市生涯学習センターであった。合唱団など7団体約250人がステージに立ち、元気いっぱいの歌声を響かせた。
コンサートには、地元や31日に合併する高遠町の小学校合唱団らに加え、2月に権兵衛トンネルが開通したことから、木曽町の上田小学校4縲・年生約60人が初参加した。
曲目は「さくら」「ハレルヤ」「友情の歌」など。伊那西小の手話点字音楽クラブは手話を交えたり、トーンチャームで演奏したりして発表した。
上田小は「今日から明日へ」など2曲を披露。体を左右に動かしながら、息のあったステージを見せた。
斎藤久夫校長は「伊那での発表は初めてで、子どもたちは張り切っていた。伊那の子どもたちのレベルは高く、参考になる」と話していた。
会場の300席はほぼ埋まり、木曽から来た児童の保護者らも多かった。
また、招待した春富中学校合唱部の発表や、全員合唱「翼をください」などもあり、音楽を通した交流を図った。 -
伊那市で「地産地消」の菓子づくりへ
伊那市の菓子店有志でつくる「やまびこ会」(橋都喜三郎会長、8人)が発足した。地元産の米や農産物などを使った創作菓子を開発し、将来的に「地域ブランド」として売り込んでいく。
第1弾の素材は上伊那特産のシメジ。シメジ入りのギョーザやローメンを売り出していることから、伊那商工会議所側が有志に菓子にも生かせないかと話を持ちかけた。駒ケ根市で創作菓子づくりに取り組む経験者を交え、アドバイスを受けながら素材の生かし方などを研究している。
3月中旬には、会員がそれぞれ作った和・洋菓子を持ち寄って品評する。その商品をどうするかは今後の課題。
橋都会長は「これまで個々のプレーが多かったが、和・洋の枠を超え、職人同士でアイデアを出している。おもしろい商品ができるのでは」と意欲を見せる。
商議所は、開発した商品を各種イベントや東京都などの物産展へ積極的に出かけて売り込み、地域活性化に結びつけたいとする。
会の名は、素材となる「スーパーやまびこしめじ」と、中央・南アルプスに抱かれていることから付けた。 -
雪割草280点を展示
伊那雪割草愛好会(久保田光紀会長、8人)の第6回雪割草展示会が4、5日、伊那市民会館で開かれている。伊那市を中心に南信地区の会員が丹精込めて育てた雪割草約280点が並び、初日からにぎわった。
雪割草は、葉が3つに割れているミスミソウ、丸い葉のスハマソウの総称。昨年夏の猛暑や冬場の気温の変化などの影響で、花茎が伸びすぎたり、花が小さめになったというが、会場には紫、ピンク、赤、白など色とりどりの花がそろう。形も千重咲きや二段咲きなどさまざま。会員が種を取って育てたオリジナルの鉢が増え、80点ほどある。
また、雪割草を販売。愛好者を増やすため、価格は300円からと安く設定している。
久保田会長は「色の濃淡や形、オリジナル種を作れるところが魅力。木曽から来たいという問い合わせがあり、権兵衛トンネル開通によって趣味の交流も深まるのではないか」と話していた。
5日は午前9時縲恁゚後4時。
愛好会では会員を募集中。申し込みは、事務局の中武さん(TEL73・0515)へ。 -
住民福祉課の2係統合へ
宮田村は新年度、住民福祉課の高齢者福祉係と保健予防係を統合し、保健福祉係にする条例改正案を8日開会の村議会3月定例会に提出する。案では、村土地開発公社の所管部署を総務課財政係から産業建設課建設林務係に移管することも含んでいる。
村の機構改革の一環。改正案が認められれば係の統合は2年ぶりで、5課15係の体制になる。
統合する2係について住民福祉課は「今までも関連業務が多かった。地域包括支援センターの発足もあることから、一緒になって組織を強化したい」と説明。ただ、専門的な業務も多いことから、係を統合したうえで担当制なども検討している。
公社については、村が企業誘致などに取り組んでいることもあり、より業務内容と密接な建設林務係の所管に移るもの。専任の事務局長を支援する職員についても、建設林務係の職員が担う。 -
外郭団体の理事長、会長職を任期限りで退任する意向表明
宮田村の清水靖夫村長は4日、現在就いている村土地開発公社、村社会福祉協議会の外郭2団体の各理事長、会長職を任期満了と同時に退任する意向を示した。
村の2つの外郭団体は従来、村長が在任期間中は「充て職」として要職を兼務してきた。しかし、国は近年、行政理事者の「充て職」を自粛するように指導している。
任期途中で辞任した矢田義太郎前村長の後任として、昨年7月に就任した清水村長も2団体の理事長、会長職を引き継いだが、伊那毎日新聞の取材に「残任期間で退き、後任に譲る」と話した。
第3セクター方式で運営する村観光開発の会長職については留任する考えを示したが、「会社が自立していくための役員構成なども考える必要がある」とした。 -
新たな旅立ち ふきはら大学・大学院の卒業生17人
箕輪町公民館の生涯学習事業「ふきはら大学院」「ふきはら大学」などの05年度合同閉講式が2日、町文化センターであった。本年度は同大学院から9人、同大学から8人の合計17人が卒業。修了生らは思い出を胸に、それぞれの旅立ちを祝った。
閉講式で柴登巳夫同公民館長は「学んだことを今後の生活のなかに役立てほしい。いつまでも前向きに学習する努力を持ち続けてください」と式辞を述べた。
ふきはら大学を卒業し来年度、同大学院へ進学する唐澤文江さん(64)=上古田=は「これからも先輩たちに負けずに学んでいきたい。更なる向上心を胸に活躍することを願います」と送辞。大学院を卒業する橋本美治さん(69)=福与=は「これからの人生の心の糧になる貴重な体験となった」とこれまでを振り返った。
ふきはら大学、大学院の受講生らは本年度、文学、健康、音楽、歴史などの講座で生涯学習を目的に、趣味の世界や友情の輪を広げた。
合同閉講式では公民館の生涯学習事業「あざみ学級」「ふれあい学級」の受講者の修了も祝った。 -
ブロンズの部は「O・G・S」が初V
伊那市を中心としたソフトバレーボール愛好者らで競う「第7回リーグ戦」のブロンズの部(50歳以下)の全日程が終了した3日夜、伊那中学校体育館で表彰式があった。2年目の参加となる「O・G・S」が10勝1敗で初優勝した。市体協ソフトバレーボール部主催。
上伊那各地から12チームが集まり、1月下旬から同体育館を会場に夜間、総当りで熱戦を展開。同部の三沢岩視部長は「今年は特別寒い冬だったが、長い間ご苦労さま」と選手らを労った。
「O・G・S」主将の戸田孝行さん(33)=伊那市川北=は「皆が楽しくプレーすることを心がけていた。これからシーズンが始まるのでこの勢いで、各市町村主催の大会などでも優勝したい」と話していた。
リーグ戦のゴールドの部(50歳以上)の最終戦は6日にある。
ブロンズの部の最終結果は次の通り(勝敗数が同じ場合は得失セット率・得失点率による)。
(1)O・G・S(2)BeeKing(9勝2敗)(3)ハイジー(9勝2敗)(4)SPB(9勝2敗)(5)てんとうむし(7勝4敗)(6)まっくん(6勝5敗)(7)美女と野獣(4勝7敗)(8)リバース(4勝7敗)(9)こまちゃんZ(3勝8敗)(10)はるウララ!?(3勝8敗)(11)アンタラス(1勝10敗)(12)あんな(1勝10敗) -
食、体操、講演、表彰…「健康」を考えるまつり
長谷村の健康まつりが4日、非持のまちづくり拠点施設「気の里ヘルスセンター栃の木」であった。子どもからお年寄りまで多くの村民が訪れ、健康測定やヘルシー料理の試食、講演会などを通じて、健康について考えた。
チューブを使った健康体操では、いすに座ったまま足にかけたチューブを引っ張ったりするなどして肩こりや腰痛を予防・解消する運動をした。
薬草研究会と食文化研究会による健康料理などの試食もあり、糖尿病予防になるといわれるヤーコンや体内に滞留した汚水物を排出するはと麦などの健康茶、大豆を使ったまめどうふや凍み大根の煮物といった料理が並んだ。食文化研究会は「食文化が変わり始めているが、若い人たちにきちんと昔からの料理を残していきたい」と話していた。
むし歯ゼロと献血功労者の表彰、栄養相談やお灸(きゅう)体験などもあったほか、村鍼灸(しんきゅう)施療所の酒井さや香さんが「健康のツボ!」、美和診療所副所長の清水正之さんが「これからの長谷の健康づくり」と題して講演した。 -
東保育園のひな祭り
宮田村東保育園は桃の節句の3日、ひな祭りの行事に親しんだ。飾りつけたひな人形の前で、歌やリズム体操を元気に披露した。
飯島千恵子園長が、ひな人形の由来などを説明。昔の人たちは、健康で生活できるようにと、人形に思いを込めたと話した。
未満児と年少はリズム体操、年中はうた、年長はペープサートをそれぞれ発表。
おやつの時間にはひなあられも食べて、子どもたちは伝統の行事を心ゆくまで満喫していた。 -
こころの健康を考えるつどいinこまがね
精神障害者に対する理解を深めようと「第12回こころの健康を考えるつどいinこまがね」が3日、駒ケ根市文化会館で開かれた。上伊那郡市精神保健福祉協会、伊那保健所、駒ケ根市主催。精神保健福祉団体など関係者ら約200人が参加し、埼玉県精神障害者団体連合会による講演を聞いた。ロビーでは伊那市、駒ケ根市、高遠町、飯島町、宮田村の共同作業所などの利用者が作ったアクセサリーや小物、クッションやバッグなどが販売され、訪れた人たちが争って買い求めていた=写真。
「一人ぼっちをなくそう。共に生きよう」を合言葉に活動する埼玉県精神障害者団体連合会(愛称ポプリ)は行っている例会や研修会などの活動について紹介し「精神病に対する正しい理解がまだまだ不足している。偏見をなくし、差別を撤廃させるために力を合わせていこう」と呼び掛けた。 -
駒工卒業式
駒ケ根工業高校(本間秀明校長)は3日、卒業証書授与式を行った。卒業生代表の松原昌也君は答辞で「これから社会人、進学とさまざまな新しい生活がスタートする。前途は決して安易な道ではないと思うが『夢は追い続ければ必ずかなう』の言葉を胸に頑張っていきたい」と力強く述べた。さまざまな思い出を胸に卒業生113人は在校生と保護者らの拍手に送られながら、3年間過ごした母校を静かに後にした=写真。
本間校長は「充実した高校生活を送った満足感とともに期待と不安の気持ちでいっぱいと思う。これからも人との出会いを大切にし、切磋拓磨しながら困難を乗り越えていってほしい」とはなむけの言葉を贈った。
卒業生は機械科39人、電気科35人、情報技術科39人で、卒業後の進路は大学などへの進学と県内外への就職がほぼ半数ずつ。 -
土地開発公社が積極的な保有地売却に取り組み
宮田村土地開発公社の本年度分の宅地分譲が3月3日現在、3区画で1974年の公社設立以来最低水準にとどまっていることが分かった。3日の公社理事会で報告があり、新年度は保有地の処分を積極的に図るため、民間業者が売買の仲介にあたって契約成立した場合に、・ス成功報酬・スとして手数料を支払うことも申し合わせた。
建物を販売するためにハウスメーカーや建設業者などは、安価で有利な分譲地を客に紹介するケースがあり、同公社にも話しが寄せられる。
今までは客との商談が成立した場合も、手数料などは払っていなかったが、積極的な販売を見通して民間業者とも関係強化を図る。
本年度は公社の債務が多額に及ぶことを指摘する住民意見も考慮に入れ、住宅用地の新規取得、用地造成を凍結。「販売に影響があったことは確か」と公社事務局は説明する。
新年度は手持ちの17区画に加え、区画整理事業が終了する関係で町2区の西原で新たに8区画を宅地分譲。
また中越区東保育園周辺の農地を新年度予算で新規に取得。15区画に宅地造成し、2008年度に販売する。
この日の理事会は、新年度の予算、事業計画を承認。凍結から一転して攻勢に転じる様相だが、理事長を務める清水靖夫村長は「工場誘致を含め、積極的な土地利用に取り組みたい」と説明した。 -
工場の新規進出など助成制度を大幅に優遇見直しへ
企業誘致のアピール材料に宮田村は、村内への新たな工場進出や、既存の村内企業が工場を移設、増設した場合の奨励助成金制度を大幅に見直し、8日開会の村議会3月定例会に商工業振興条例改正案を提出する。現在は課税初年度のみ取得に関係した固定資産税所得額相当分を全額補助しているが、新規進出の場合は最大で5年間助成。手厚い優遇措置で企業誘致を図り、村内企業の活性化も推進する考え。
5年間優遇の対象になるのは、土地、建物、設備に関する取得額が3億円以上で、新規雇用が10人以上期待できる新規進出の工場。
3年目までは取得に関係した固定資産税所得額全額を補助し、土地、建物分については4年目も半額、5年目は25%を助成する。
また、取得額が3000万円以上の場合も、初年度は全額、2年目は75%、3年目は半額を補助する。
村産業建設課は「上伊那全体を調査して、企業進出が目立つ駒ヶ根市や伊那市などと同程度に設定した。企業に来てもらうための条件整備」と説明する。
同じく初年度のみだった村内既存企業の工場移設、増設についても2年から3年間の助成に変更。初年度は関係した固定資産税所得額の全額、2年目は半額、3年目は25%の補助とする。
また、空き工場を取得して再利用した場合の助成を新設。初年度のみの補助となるが「コストをかけずに進出や移転を考える企業ニーズに応える」(同課)制度となる。
店舗、その他の事業所については従来通りの初年度のみの助成だが、より分かりやすい内容に規則変更する。
改正案によると、新制度は05年中に取得した固定資産で06年度の課税台帳に登録されたものから適用する。
宮田村は先月、企業誘致促進連絡会を発足。見直した優遇措置もアピール材料にして、誘致を推進する考え。 -
箕輪町06年度当初予算案・一般会計5・4%減
「選択と集中」による積極予算箕輪町は3日、06年度当初予算案を発表した。一般会計は74億7100万円で、前年度当初比5・4%、4億2700万円の減額になった。05年度のデジタル防災行政無線整備や国道伊那バイパス関連道路整備など事業終了した計4億5900万円の特殊要因を除いた額で比較すると0・4%の増。平沢豊満町長は、「一般財源の効率化を図った7%相当分を継続、新規事業に前向きに投入した。“選択と集中”による将来を見据えた積極予算」と説明している。
06年度は、保育園の英語遊び、小学校1、2年生までの運動あそび導入、福祉医療費給付金の小学3年生までの引き上げ、みのわ健康アカデミーの充実、地域交流センター・消防署建設の測量・設計など子育て、福祉、安全・安心な町づくりに重点配分している。
予算編成は、努力目標の「5%効率化」を一般財源の7%減でまとめた。7%相当額は3億5200万円。
歳入は、町税が31億5874万円。個人・法人町民税の増収を見込み前年度当初比4・1%増。地方譲与税は3億5800万円(53・5%増)、地方交付税は15億2千万円(14・1%減)、繰入金は1億2423万円(48・2%減)。町債は消防力向上のための消防施設事業や農道整備事業などで3億6400万円(38%減)。
歳出は、人件費が19億660万6千円で3639万8千円(1・9%)の減、公債費が7720万4千円(7・2%)の減。扶助費は福祉医療費給付金や児童手当制度の拡充などにより4788万8千円(10・8%)増額だが、人件費、扶助費、公債費をあわせた義務的経費の総額は33億8953万3千円で、6571万4千円(1・9%)減額になった。普通建設事業費は3億789万3千円で2億8493万1千円(48・1%)の減額になっている。
特別会計を含めた総額は145億8533万4千円で、前年度当初費2・1%(3億1772万円)の減。 -
06年度当初予算案
箕輪町の主な事業箕輪町は3日、06年度予算発表に合わせて新年度の主要事業を発表した。主な事業は次の通り。かっこ内は予算計上額。
【ふれあいを深め、みんなでつくる協働のまちづくり】
▽地域総合活性化事業交付金・活性化事業分(2200万円)▽地域交流センター・コミュニティ広場の測量設計業務委託(1648万3千円)▽文字情報放送システム導入(713万8千円)▽ファイルサーバー導入(370万6千円)▽人事評価制度の制度設計と試行(300万円)▽人事育成のための職場・職場外研修(466万5千円)
【だれもが健やかに暮らせるぬくもりのあるまちづくり】
◇高齢者・障がい者福祉▽地域福祉ネットワーク事業補助金(200万円)▽福祉医療費給付金・小学1縲・年生(1502万4千円)◇子育て支援▽全保育園での運動遊び・英語あそびの実施(389万5千円)▽児童手当制度拡充・6学年修了時までに引き上げ(1億8552万5千円)▽不妊治療費助成事業(30万円)◇健康づくり▽保健補導員健康推進リーダー育成(みのわ健康アカデミー短期版)▽成人歯科健診モデル事業・東箕輪地区(37万1千円)▽住民の健康度向上と医療費適正化を目指す先駆的保健事業(346万2千円)▽保健予防強化事業・人間ドック補助対象年齢引き下げなど(241万9千円)▽健康講演会(138万円)▽みのわ健康アカデミー事業(1604万9千円)▽介護予防事業費(1376万1千円)▽地域包括支援センター設置(3224万円)
【住みやすく人にやさしい都市基盤の整備を目指したまちづくり】
▽道路等の維持、修繕改修、改良整備事業(1億4562万6千円)▽都市再生道路整備事業・6号線ほか(3449万円)▽下水道管渠整備の推進(3億2122万5千円)▽下水道終末処理場4池目の増設(1億8110万円)▽給水増に対応する水道設備整備・第5次拡張事業(1億2370万9千円)
【環境にやさしく、安心、安全、快適に暮らせるまちづくり】
▽自主防災組織づくり補助金(75万円)▽小学校高学年への省エネルギー教育と協働による廃食用油リサイクル推進事業(190万7千円)▽産業会館耐震診断業務委託料(513万3千円)▽災害対応特殊消防ポンプ車購入ほか消防力向上事業(4322万8千円)▽中央道高速バス停駐車場整備工事(191万3千円)
【創造と活力に満ちた産業を育てるまちづくり】
▽工場等設置事業補助金(3500万円)▽企業誘致促進調査費(17万1千円)▽TMO補助金(200万円)▽新たな経営安定対策に伴う法人化対応補助金(50万円)▽農業体験農場開設調査委託料(70万円)▽上古田金原「赤そばの里」景観形成活動補助金・白そば(信濃1号)品質向上対策補助金(450万円)▽水路等改修工事費・補助・負担金(1306万2千円)
【豊かな文化をはぐくみ、次世代を担う人材を育てるまちづくり】
▽運動あそび事業・小学校5校の1、2年生まで新規導入(280万円)▽国際感覚育成事業(1680万9千円)▽校舎耐震補強事業・中部小2棟、東小1棟の補強工事実施設計(1075万7千円)▽上古田運動場北公衆便所建設事業(630万円)▽町民体育館内壁補修事業(350万円)▽北信越国体フェンシング競技補助金(70万円)
【それぞれの個性を活かし、うるおいのある地域づくり】
▽区事務支援交付金(300万円) -
萱野高原の桜育樹へ
育てる会設立箕輪町は、05年4月から取り組んでいる町発足50周年記念「さくらの萱野高原づくり」事業で、桜を守り育てるため「萱野高原の桜を育てる会」(仮称)を設立する。設立総会を6日午後6時半から、町産業会館で開く。一緒に活動する町民を募集する。
「さくらの萱野高原づくり」で、昨年4月と11月にオオヤマザクラを合計350本植樹した。今後数年間かけて植栽する考えだが、桜が見ごろになるまでにはさらに10数年かかり、息の長い育成活動が必要となるため会を設立する。06年度は、本年度に植樹した桜の育樹作業を中心に取り組む予定。
参加者は現在約90人。設立総会では、会の名称、規約、役員、今後の活動などを協議する。
参加希望者は役場総務課総務係(TEL79・3111内線105)へ。総会当日、会場でも申し込みできる。 -
まちづくり拠点施設・地場産業振興施設・村営住宅が完成
長谷村が非持の特別養護老人ホーム旧栃の木荘跡地に建設を進めていたまちづくり拠点施設、同地区の道の駅・南アルプスむらに増改築した地場産業振興施設、国道152号を挟んで道の駅の向かいに建てた村営住宅の合同しゅん工式が3日、まちづくり拠点施設であった。
関係者90人が出席。宮下市蔵村長は「有効に活用され、喜ばれることが重要であり、これからが正念場となるが、合併を前に長谷の新たな出発への基礎づくりができた」と述べ、完成を喜んだ。
まちづくり拠点施設は、高齢化社会に対応し、保健衛生や医療体制の強化、健康維持・増進などを図った保健・医療・福祉の総合拠点。鉄骨造平屋建て(一部鉄筋コンクリート造)、延べ床面積約1130平方メートル。最大で300人を収容する多目的スペース、調理により食生活の改善や生活習慣病予防などで健康増進を図る調理実習室、健診などをする診察室のほか、医学・健康増進研究ルーム、バス待合所などを備える。事業費は約3億7千300万円。
愛称は公募で集まった36件のなかから「気の里ヘルスセンター栃の木」に決定。施設の周辺には、美和診療所、健康増進センター、デイサービスセンターなどが集中しているこの一帯は「ケアビレッジ長谷」とする。
地場産業振興施設は道の駅を改修、北西部を増築。土産品コーナーを新たに地場農林産物直売所として設置し、農家らが持ち込んだ農作物や花、木工製品など地元の産品を並べる。さらに増築部では地元の農産物使った食堂を展開し、地産地消の産業振興を図る。従来のパン屋は製造と販売部分を広げて充実させた。事業費は約1億1700万円。
道の駅は27日のリニューアルオープンを目指し、6日縲・6日は休業する。
若者の定住促進を図る村営住宅は、世帯向け5棟10世帯分と、平屋建ての単身向け1棟2世帯分を建設。世帯向けは木造2階建て(1棟あたり述床面積153平方メートル)、3LDK。単身向けは木造平屋建て(1棟あたり述床面積79平方メートル)、1Kのロフト付き。総事業費は約1億4800万円。 -
NHK「福祉ネットワーク・公開すこやか長寿」公開録画
飯島町は3日、町発足50周年記念事業として、4月9日、NHK「福祉ネット・公開すこやか長寿」の公開録画を行う-と発表した。
この番組は月1回、全国各地からお年よりとその家族を対象に、健康法や体操、リハビリ運動などを紹介する番組。
日時は4月9日午後1時30分縲・時50分
2部構成。第1部(午後1時30分縲・時40分)は公開録画「福祉ネットワーク・公開すこやか長寿」公開録画。講師に順天堂大学名誉教授、運動教育学の武井正子さんを、ゲストに講談師の神田陽子さんを迎え、出演者は地元のお年より(70歳縲・5歳前後募集する)。テーマは「体と心に、元気なステップを!」。
第2部(午後2時50分縲恁゚後3時50分)講演会。講談師の神田陽子さんが「長生き・人情・心意気縲恪u談の世界縲怐vと題して話す。
番組の総合司会は町永俊雄さん、司会・ナレーションは河野多紀さん。
放送予定(教育テレビ全国放送)は4月20日午後8時縲・時30分、再放送は27日午後1時20分縲・時50分)
入場無料だが、入場整理券が必要。はがきまたはチラシ(3月5日新聞折り込み)の所定用紙に必要事項を記入し、飯島町教委「すこやか長寿」係まで(FAX86・5596)
定員500人(先着順)
詳細は「すこやか長寿」係(TEL86・5877) -
道の駅・花の里いいじま利用組合定期総会
道の駅・花の里いいじま利用組合(杉原和男組合長)の定期総会が1日夜、JA飯島支所生活センターであった=写真。60人余が出席し、05年度事業報告、決算報告を承認、06年度事業計画を決めた。
開式で、杉原組合長は「05年度の直売所の売上は目標のし、6月には利用者50万人を達成、12月末では61万9千人を超えた」と05年度事業概要にふれてあいさつ。
同施設は06年度から町ふるさとづくり計画により、駐車場、トイレの管理費は町が負担し、同組合に委託する。直売施設運営は同組合が自立運営する。
組合員の経費手数料率は05年度同様15%にする。
05年度の利用実績は次の通り
▽直売=売上1億6040万円、利用客13万3800人▽食堂=売上3290万円、1万9500人▽パン加工=売上2820万円、3万4600人▽ふるさとの味=売上900万円、1万1400人、合計=売上2億3060万円(前年比105・6%)、19万9400人(102・6%)。
利用登録者は農産物直売217人、売店加工34人、手芸工芸70人、計321人(前年比104・2%) -
大芝高原音頭アレンジ曲のサンプル完成
村民の意見募る南箕輪村の大芝高原音頭アレンジ曲のサンプルが出来上がった。アレンジ曲制作プロジェクトチーム(7人、原志津男リーダー)は、村民の意見を募り、チームの意見とともに業者に伝えて制作に反映する。
大芝高原音頭は89年6月制作。作詞は大芝高原まつり実行委員会、作曲は遠藤実、唄い手は金沢明子。老若男女が踊れる曲にするため05年12月にプロジェクトチームを組織。曲や振り付けなどの原案を決め、大芝高原まつり実行委員会の承認を受けるため協議を重ねている。
曲のアレンジは、イベント総合企画運営・音響・照明を手掛けるサクセス(岡谷市)に依頼した。曲調は、飽きがこない、踊りやすい-などチームで考え、「アップテンポのよさこいソーラン風」。歌詞は従来のまま残す予定。
サンプル曲を村民に聞いてもらうため、伊那ケーブルテレビジョンで4、5日に放送する村広報番組「素顔がいいね みなみみのわ」と、9日に伊那市有線放送で流す。村のホームページでも試聴できる。
プロジェクトチームは、アレンジ曲の録音時に「ハッ」「ヤッ」などのかけ声を担当する村民10人程度を募集する。曲に対する意見や応募は13日までに実行委員会事務局・役場産業課内(TEL72・2104内線153、有線75・2915、FAX73・9799、Eメールvilm-m@vill.minamiminowa.nagano.jp)へ。 -
社会福祉法人平成会
介護老人保健施設「わかな」しゅん工社会福祉法人平成会(塩尻市、小松弘理事長)が箕輪町南小河内に建設を進めてきた介護老人保健施設「わかな」が完成し3日、しゅん工式があった。
「わかな」(施設長・荻原昭医師)は医療と福祉を統合した総合ケアサービス施設。医学的管理と看護・介護を重点にした医療ケアやリハビリテーション、食事、入浴など生活援助を通じて高齢者の自立、1日も早い家庭復帰、社会復帰を支援する。入所定員70人。
ショートステイ(25人)、通所リハビリテーション(30人)。2ユニットのグループホーム(18人)も敷地内にある。
施設は鉄筋コンクリート4階建て。延べ床面積5338平方メートル。和風の落ち着いた雰囲気で、居室(2人・4人部屋)、デイルーム、機能訓練室、作業訓練室、食堂・談話室、屋上庭園、浴室、和室、茶室などのほか鯉が泳ぐ池もある。
式典で小松理事長は「地域に開かれた施設で、利用者さんが入所してよかったと思われるよう努力してまいる所存。地域から愛される施設目指して職員共々頑張っていく」とあいさつした。
利用開始は8日。4、5日は一般向けの内覧会がある。午前9時半縲恁゚後4時。問い合わせは同施設(TEL70・1818)へ。 -
【記者室】ボランティアの花壇整備
南箕輪村と花いっぱい推進協議会が、コモンズ支援金を受け大芝高原の花壇整備をしている。大型農道沿いの花壇は今回、距離を延ばし約440メートルを整備。重機を使った大掛かりな作業で間伐材で土止めをした▼サルビアやパンジーが咲き、ドライバーや大芝高原を訪れる人々の目を楽しませる花壇。10年ほど前、ある女性団体の発案で始まった。活動は徐々に広がり参加団体も増えた。団体ごとの取り組みは協議会設置でまとまり、今に至っている▼「支援金を受けて整備するまでになった。始めた甲斐がある」と女性団体長。最初に植えた千株のスイセンは数え切れないほどに増えた。住民のちょっとした行動、ボランティアの継続活動がむらづくりを支えている。(村上記者)
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日韓陶芸交流展 ベル伊那7日まで
日本陶磁器の原点といわれる高麗・李朝陶磁器と、桃山時代から独自の進化を遂げた日本陶芸に精通する陶芸家の作品が集まる「日韓陶芸交流展」は7日まで、伊那市日影のベルシャイン伊那店2階文化ホールで開いている。
日韓陶芸の巨匠、柳海剛、安東五、伊勢崎淳、浜田庄司、島岡達三など約50人が作り出した、湯のみ、花入れ、とっくり、皿など250点を展示販売。今回は特別企画として特価コーナーで処分品を破格値でも売り出している。
関係者は「日本の焼き物の原点である韓国の焼き物と独自で発展した日本の焼き物を同時にみてほしい」と来場を呼びかける。
午前10時縲恁゚後6時(最終日は午後4時)。 -
2年連続「日本一」市長に報告 19日に記念コンサート
「こども音楽コンクール」中学校合唱部門の最優秀賞となる文部科学大臣奨励賞を、2年連続受賞した伊那東部中合唱部(登内志保部長、83人)が2日、伊那市役所を訪れ、小坂樫男市長に受賞の喜びを報告し、歌声も披露した。
賞状やトロフィーを持った登内部長ら7人の生徒が、三輪憲昭同中学校長、顧問の唐澤流美子教諭の引率で来庁。代表者3人による歌の披露には、市職員ら約20人も仕事を中断して集まり、日本一の歌声に耳を澄ませた。
登内部長は「合唱を通して学んできたことや感謝の気持ちを忘れず今後も生活していきたい」と3年間を振り返り、受賞を報告。小坂市長は連続受賞という快挙に驚き「来年も期待したい」とエールを送った。
コンクールの受賞は全国各地の予選を勝ち抜いた7校のブロック大会の模様を録音したテープで選考。同合唱部はブロック大会で2・3年生53人が組曲・御柱祭の情景より「深(み)山にて」「里曳き」の2曲を混声4部合唱で披露した。
伊那東部中合唱部は受賞報告を兼ねた記念コンサートを19日、市駅前ビルいなっせで開く。プログラムは2部構成で、受賞曲を含めた14曲を歌う予定。開場は午前10時30分、開演は11時縲恊ウ午。入場無料。 -
トンネル開通で交流再開
伊那少年卓球クラブ(阿部凱人監督)は1日夜、伊那市の伊那東小学校体育館で、木曽全域の子どもたちでつくるクラブ「楢川スポーツ少年団卓球部」との合同練習会を開いた。今まで近くて遠かった近隣の両クラブが、権兵衛トンネル開通を契機に交流の輪を広げた。
県内でも老舗の両クラブは以前にも合同練習を開いていたが、トンネル開通をきっかけに実施は10年ぶり。今までは休日などの日中を使って交互の地域に出向いていたが、今回は平日夜の練習に参加できたことを喜んだ。
練習には伊那少年卓球クラブから11人、楢川スポ少卓球部から11人の計22人の小中学生などが参加。同じレベル同士の選手が5セットマッチの交流試合を4回戦った。県大会で顔合わせが多い両クラブは練習ながら熱戦を繰り広げていた。
同スポ少卓球部の田中学監督は「トンネルを通って30分で来れました。地域は中信と南信ですが、今後も交流を通じてお互いに練習に励み、県大会で会いましょう」とあいさつ。伊那に初めて来たという清水孝貴君(14)=木祖村=は「タイプの違う選手と戦えてよい経験になった。今度は木曽にもきてほしい」と話していた。
阿部監督は年に2回ほどの合同練習を実施したい考え。次回は秋ころ、紅葉を見ながら楢川の練習場に出向きたいという。