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飯田線を活かしたまちづくりをテーマにシンポジウム
地域づくりを考える「い~な上伊那地域づくりフォーラム」が25日、駒ヶ根市で開かれ、講演やパネルディスカッションを通して今後の地域づくりの方法などについて理解を深めました。 飯田線を活かしたまちづくりをテーマにしたシンポジウムでは、長野工専教授で交通計画や都市計画に詳しい柳沢吉保さんが、飯田線を活かした元気なまちづくりについて全国各地の事例を挙げながら話をしました。 フォーラムでは他に、平成24年度の地域発元気づくり支援金事業で上伊那地方事務所長表彰を受賞した伊那市高遠町の農家食堂こかげが事例発表を行いました。 代表の藤澤宗子さんは「地元農家を多く巻きこみ、魅力ある地域づくりに繋げることができた。今後は、漬物などの加工品の開発に力を入れるとともに、継続した取り組みを続けていきたい」と話していました。 フォーラムは、地域づくり活動への理解を深めるとともに、団体同士の交流を目的に開かれたもので、行政や地域づくり活動を行っている団体などからおよそ100人が参加しました。
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上伊那書道協会 新春役員展
上伊那書道協会の役員による新春書道展が、23日から伊那市のいなっせで始まりました。 会場には、上伊那書道協会の役員26人の作品、約30点が展示されています。 役員は、それぞれ教室をもち生徒を指導しています。 会派がそれぞれ異なり、行書、楷書、仮名など書体の異なる作品が並んでいます。 新春にふさわしい言葉や漢字を題材に選んで制作したということです。 今年の干支、午を書いた合同作品も展示されました。 上伊那書道協会では、「それぞれの表現方法を見比べて楽しんでほしい」と話していました。 上伊那書道協会新春役員展は、26日(日)まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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今年の景気 上伊那不透明な状況
今年の自社の業況について上伊那の製造業では半数以上の企業が悪いと感じていて、依然として先行きが不透明である事がアルプス中央信用金庫の調査でわかりました。 あるしんが取引先およそ200社を対象に調査しまとめた伊那谷・経済動向によりますと、今年の日本の景気について全体のおよそ2割が「良い、やや良い」、4割が「悪い・やや悪い」と感じています。 去年の見通しと比較すると、数字は回復傾向に推移している事から、あるしんでは「アベノミクス効果による影響は大きく、経済政策に期待する回答となっているが、消費税率引き上げによるマイナスの影響を感じる業種も多い」と分析しています。 一方、今年の自社の業況について上伊那の主力産業の製造業では「良い、やや良い」と回答したのが18パーセント、「非常に悪い、悪い、やや悪い」と答えたのが53パーセントとなっています。 あるしんでは、この結果について「製造業が多い上伊那では地域経済は厳しい状況にあり、依然として先行きが不透明だ」と分析しています。
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長野県溶接技術コンクール開催
10月に秋田県で開かれる溶接技術全国大会の代表選考を兼ねた、第53回長野県溶接技術コンクールが22日、南箕輪村の伊那技術専門校で開かれました。 伊那市の中村鉄工所の中村定夫さんが選手宣誓を行い、競技が始まりました。 コンクールは、溶接技術を向上させようと、開かれているもので、県内で溶接業務に従事している32人が参加しました。 伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは、伊那市の中村鉄工所と箕輪町の赤羽鉄工株式会社から合わせて5人が出場しています。 競技は、手作業で行う部門と機械を使う部門の2部門あります。 課題はいずれも鉄の板2枚を溶接して1枚の板にするもので、制限時間55分の中で、厚さ4.5ミリと9ミリの板の2種類を溶接しました。 審査結果の発表は3月中旬、表彰は4月23日に行われる予定です。 各部門の最優秀賞受賞者は、今年10月に秋田県で開かれる全国溶接技術競技会に長野県代表として出場することになっています。
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上伊那消防広域本部設立で協定締結
伊那消防組合と伊南行政組合は20日、上伊那消防広域本部設立にかんする協定を結びました。 20日は伊那市のいなっせで協定の締結式が行われ、上伊那の8市町村長と議長が協定書を取り交わしました。 消防広域化については平成24年7月から協議がはじまり消防本部を伊那市の富士塚グラウンド北側とすることや、職員を207人とすることなどが決まっています。 両組合は広域化によるスケールメリットをいかした組織づくりを進めていきたいとしています。 両組合は今後解散しそれぞれの議会の承認などを経たのち正式に発足することになっています。
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上伊那教育会 南ア実施調査の結果報告
上伊那教育会の研究発表会が18日、市内2か所で開かれ、今年度から始めた南アルプスに関する実地調査の結果が報告されました。 18日は、自然の部と人文の部の発表が、伊那市のいなっせと創造館で行われました。 このうち、いなっせで行われた自然の部の発表には、教育関係者などおよそ70人が集まりました。 上伊那教育会では、地域の歴史や自然についてまとめた上伊那誌自然編が、発刊から50年以上経ち、現状とそぐわない内容がでてきていることなどから、平成29年度に改訂増補版を刊行するとしています。 自然の部では、増補版の刊行に合わせ今年度から南アルプスの実地調査を始めていて、18日はその結果に関する発表がありました。 仙丈ヶ岳周辺の植物について調査した富県小学校の西村新介教諭は、標高2500メートル付近で「鹿による食害が見受けられた」と話しました。 他に、野鳥について調査した松崎善幸教諭は「中央アルプスと南アルプスで生息する鳥の種類の割合がほぼ同じだった。今後は仙丈ヶ岳山頂方面の追加調査の他、ライチョウの目撃情報を整理し資料化していきたい」と話していました。 上伊那教育会では、南アルプスに関する調査を平成27年度まで行い、平成29年度には改訂増補版を刊行したいとしています。
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大学入試センター試験 始まる
大学入試センター試験が18日から、全国一斉に始まりました。 県内では、13か所で行われ、南信地域の受験生は南箕輪村の信州大学農学部と、 駒ヶ根市の県看護大学で受験することになっています。 このうち、信大農学部では試験開始の1時間以上前から続々と受験生が集まってきました。 今年のセンター試験には、全国でおよそ56万人が、県内では去年とほぼ同じ1万人ほどが志願しています。 このうち、信大農学部では、およそ900人が試験を受けました。 会場の入り口では、高校の担任らが生徒を激励していました。 初日の18日は、地理や歴史など4教科16科目の試験が行われました。 19日は、理科と数学の13科目が行われることになっています。
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ネクスト:信州新世代のアーティスト展
長野県にゆかりがある若手芸術家をとりあげた「ネクスト:信州新世代のアーティスト展」が18日から伊那文化会館で始まります。 県が若手芸術家支援事業として、2010年から開いているもので、4回目となる今回は、長野市在住でアニメーションの榊原澄人さん、駒ヶ根市在住で現代美術の下平千夏さん、長野市在住でグラフィックデザインの轟理歩さんの作品が並びます。 このうち駒ヶ根市在住の下平千夏さんは、場所や空間を作品にするインスタレーションと呼ばれる表現手法を用いています。 下平さんは、箕輪中学校から伊那北高校に進み、武蔵野美術大学、東京芸術大学大学院で学びました。 現在は、駒ヶ根市在住で東京や神奈川で個展を開催するなどの活動をしています。 作品は、3.5メートル四方の廃材に20万個の輪ゴムを結び、横9メートルほどの空間を生み出しています。 5メートルほどに結んだ直線状のもの320本を廃材に固定し、両側で引っ張りあっています。 中央部分で交差していて、眺める角度で違った風景と質感を感じることができます。 地元が生んだ新しい世代の美術を感じることができる「ネクスト:信州新世代のアーティスト展」は、18日から2月2日まで、伊那文化会館美術展示ホールで開かれます。 入場は無料です。
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上伊那美術教育研究会OB スケッチ旅行展
美術教諭でつくる上伊那美術教育研究会のOB有志によるスケッチ旅行作品美術展が、16日から、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで始まりました。 会場には、9人による作品40点が展示されています。 今回は、去年5月下旬に2泊3日で福島県の会津若松・磐梯山にスケッチ旅行に行きました。 上伊那美術研究会は長年にわたり、スケッチ旅行をしています。 退職しても、OB有志で旅行し、スケッチ作品を発表しようと展示会を2年に1度開いていて今回で4回目です。 会場には、油絵や水彩画で描かれた福島の風景が飾られています。 上伊那美術教育研究会OB有志によるスケッチ旅行作品美術展は、21日(火)まで、伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
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伊那西高校 ソチ五輪に向け小平選手へ応援旗制作
伊那西高校生徒会は、来月開かれるソチ冬季オリンピック スケート競技に出場する小平奈緒選手に全校生徒が寄せ書きした国旗を贈る計画です。 小平選手は伊那西高校の卒業生です。15日は昼休みの時間を利用して3年生がメッセージを書き込みました。 生徒達は、「ファイト」「頑張って下さい」などと小平選手へのメッセージを書いていました。 国旗は、縦およそ1.5メートル、横2メートルのもので、15日から3日かけて全校生徒462人が寄せ書きをします。 伊那西高校生徒会では、学校での応援の気運を高めようと生徒会役員が中心となり去年の5月にプロジェクトを立ち上げ、生徒玄関前に毎月壁新聞を作ってきました。 応援旗の制作もその一環で、全校生徒の気持ちを伝え、少しでも競技への力にしてもらうと行われました。 小平選手は茅野市出身で平成17年に伊那西高校を卒業しています。 冬季オリンピックへの出場は、2010年のバンクーバーに続き、2大会連続となります。 応援旗は19日に長野市で生徒代表が小平選手に手渡すということです。
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かな書道の香葉会が書き初め会
かな書道を学ぶ香葉会の書き初め会が、伊那市西春近のかんてんぱぱくぬぎの杜で10日に開かれました。 香葉会は、書家の池上信子さんが会長をつとめ、かな書道を学んでいます。 25年ほどの歴史があり、会員は、伊那市を中心に上伊那地域の70人です。 書き初め会は、年の初めの恒例行事で、先輩・後輩・地域を越えて年に一回顔をあわせます。 10日は、池上さんらが、かな文字を作品に仕上げるためのコツを指導していました。 指導者たちは、「かな文字は線が大切で、それは、執筆姿勢。どんなにベテランになっても確認を怠らないでほしい」と参加者によびかけていました。 池上さんは、「かな文字は、日本古来の美しく、生活に密着した文字。伝承していかなくてはならない」と話し、参加者の筆運びを見ながら、時には厳しい口調で指導にあたっていました。
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今季一番の寒さ 最低気温-8.9度
14日の伊那地域の最低気温は平年より2度程低いマイナス8.9度で、この冬最低となりました。 長野地方気象台によりますと、今週は晴れても気温の変化があまりなく、寒い日が続きそうだということです。
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伊那谷アグリイノベーション ジャム作り講座
産学官が連携し、農業を基本とした新たな産業づくりを目指す伊那谷アグリイノベーション推進機構は、りんごとブルーベリーを使った手作りジャムの公開講座を10日、南箕輪村の信州大学農学部で開きました。 この日は、上下伊那の飲食店経営者や市町村職員など9人が参加しました。 講座は、信州大学農学部の食料生産科学科2年生のジャム作りの実習に合わせて開かれました。 講師は信州大学農学部の春日重光教員が務めました。 材料のりんごは、農学部で収穫したもので、酸味が強くジャムに適している紅玉などを使いました。 皮を剥いたりんごを15分ほど蒸してミキサーにかけ、砂糖と混ぜ合わせながら煮詰めたら完成です。 春日教員は、「今日の講座を経営や町おこしの一部に取り入れてもらえたら嬉しい」と話してい
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「10年先の礎づくり」スタートの年
上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長は、10日市内で開かれた新春名刺交換会で、「10年先の礎をつくるスタートの年」と今年を位置づけました。 白鳥市長は、消防・ごみ処理・観光・医療など、これからますます上伊那地域の結束が求められると前おきし、リニア新幹線については、「リニアが通ることによってマイナスにならないよう、後世に胸をはれるような取り組みが必要。中間駅までのアクセスをきちんとしないとバラ色の将来はない。社会資本整備が喫緊の課で、上伊那、伊那谷が日本に誇れる地域にする今年はその礎づくりのスタートの年と位置づけました。 上伊那広域連合の新春名刺交換会には、関係市町村長や国・県の機関、県議会議員などが出席し開かれました。
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特殊詐欺 被害額過去最悪
去年1年間に長野県内で発生した特殊詐欺の被害額は10億8千万円、伊那署管内では1億1,800万円にのぼることが分かりました。 これは、過去最悪の被害額となっています。 伊那警察署によりますと、管内で去年1年間に発生した特殊詐欺被害は、18件1億1,800万円にのぼるということです。 一昨年の平成24年は4件2,680万円で被害額は4倍に、これまで最も多かった平成17年の5,700万円と比べても2倍増えています。 中でも被害額の多かったのは、宝くじ当選の番号やパチンコ必勝法などを教えるとうたい騙し取る詐欺で5,100万円と、全体5割以上をしめています。 伊那署では、この事態を非常事態と考え今後も防止活動に努めていくとしています。
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平成26年度高校入試 公立高校入学志願予定者数
長野県教育委員会は、来年度の公立高校入学志願予定者数の第2回の調査結果を9日発表しました。 上伊那の普通科で最も高い倍率となっているのは、伊那弥生ヶ丘高校の1.31倍です。 前期選抜は2月6日、後期選抜は3月11日に予定されています。
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上伊那に雪 平地では今シーズン初
8日から9日朝にかけて上伊那地域では雪が降り、9日朝は、市街地でも4センチほどの積雪がありました。 伊那消防署によると、平地では今シーズン初の積雪となりました。 伊那市山寺では、朝から、住民が歩道に積もった雪をかいていました。 長野地方気象台によると、本州南側を低気圧が東に進んだため、中南信にまとまった雪が降ったということです。 伊那消防署によると、午前9時現在で、4.2センチの積雪があり、平地では今シーズン初の積雪となりました。 伊那警察署によると、この雪による大きな交通事故はなく、スリップ事故件数も2~3件だったということです。 中央自動車道の上り線で、伊北ICから小淵沢ICまでがチェーン規制となり、午前中一時、渋滞しましたが、高速バスに影響はなかったということです。 気象台によると、あすの朝は冷え込む予想で、雪が溶けなかった場所では今日の雪が凍る可能性があるとして、注意を呼びかけています。 それでは天気予報です。
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今季最低気温 -8.2度
7日の伊那地域の最低気温は平年より2度程低いマイナス8.2度で、この冬最低となりました。 日中はよく晴れて、最高気温は平年より2度から3度程高い7.6度まで上がりました。 長野地方気象台によりますと、8日9日にかけて雨や雪が降りやすく、その後は晴れる日が続きますが、気温は7日と同じくらい寒さが厳しくなるということです。
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2013年を振り返る
9月 いな少年少女合唱団花とライオン児童合唱音楽賞を受賞 いな少年少女合唱団は、全国の優秀な合唱団に贈られる、花とライオン児童合唱音楽賞を受賞しました。 8月30日に東京で贈呈式が行われ、賞状や盾、助成金100万円が贈られた他、音楽賞運営委員らを前に歌声を披露しました。 9月 村の駅オープン 南箕輪村塩ノ井の旧ニシザワ店舗部分に「村の駅」が9月6日にオープンしました。 手作り弁当「まりんべんとう」の製造と配達を手がけているマリンフーズグループが村の駅として改装しました。 店内には、地元野菜から日用雑貨、鮮魚コーナーがあります。 オープン当初は週3日の営業でしたが、現在は週6日営業しています。 10月 中尾歌舞伎秋季定期公演 江戸時代から伝わる伊那市の無形文化財中尾歌舞伎の秋季定期公演が、10月12日に伊那市長谷の熱田神社で9年ぶりに行われました。 演目は、江戸時代の下町を舞台にした「人情噺文七(にんじょうばなしぶんしち)元結(もっとい)」で、初めての1日2公演となりました。 10月 イベント列車第1弾 歌声列車 列車に乗って景色を眺めながら懐かしの童謡や唱歌を歌うイベント「歌声列車」が、10月19日に、箕輪町から飯田市までを往復運行しました。 イベント列車は、JR飯田線の利用促進などを目的に上伊那観光連盟が開いた第1弾企画です。 来年3月には、第3弾企画伊那谷アドベンチャートレインが運行されることになっています。 11月 新山保育園再開に光 平成21年度から休園となっている伊那市の新山保育園の来年度入園希望者が、再開に必要な20人を上回っていることが分かりました。 保育園再開に向け花いっぱいの園舎で子どもたちを迎えようと、11月16日にはチューリップの球根植えが行われました。 11月 伊那消防署庁舎建設始まる 伊那市によると、現在21人の入園希望があるということです。 老朽化に伴い新しく建設される伊那消防署庁舎の建設が11月18日から始まりました。 全体の延床面積はおよそ3300平方メートルで事業費は13億円となっています。 庁舎は来年の12月に完成する予定で、平成27年4月の供用開始を目指します。 12月 伊那文化会館開館25周年 伊那市の伊那文化会館は今年、開館25周年を迎えました。 今月1日には、オペラのペアチケットなどが当たる、宝投げを行いました。 25周年の節目の今年、ミュージカル「クリスマスキャロル」の上演や、伊那市の書道家池上信子さんの書展などのイベントが開かれました。 来年2月には、子ども書き初め書道展が開かれます。 12月 町農産物直売所 食を活用した施設としてオープンへ 箕輪町は、大出にある旧そば処留美庵を町の農産物を活用した食を提案する施設として名称を変更し、オープンさせる計画です。 町では農産物直売所など周辺施設と機能的に一体化させ、町内の農産物を活用した食を提案する施設にするとしています。 オープンは、来年7月を予定しています。
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大規模地震に備えた研修会
上伊那地方事務所による、大規模地震に備えた、防災の基礎を学ぶ研修会が25日、伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。 研修会は、東海地震などの発生時に、日頃防災業務を行わない職員もスムーズに応援、支援活動が出来るようにするために開かれました。 県の職員と学校関係者などおよそ30人が参加しました。 研修会では、上伊那地方事務所の篠田武宣係長が、長野県災害対策本部規程や活動要領などを説明しました。 その後、参加者は6つのグループに分かれ、万が一の事態に備えて災害対応演習を行いました。 グループでは、被災者が安心できるような、明確な目標を設定する、目標管理型災害対応を考えました。 これは目標があることで全員の足並みを揃える効果があるということです。 上伊那地方事務所では「こうした研修会などにより、職員の意識を高め緊急時に備えたい」と話していました。
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11月月間有効求人倍率 3年ぶりに県の水準上回る
上伊那の11月の月間有効求人倍率は0.95倍で10月から0.07ポイント上昇しました。 県の有効求人倍率は0.94倍で、平成22年11月から3年ぶりに県の水準を上回りました。 ハローワーク伊那によりますと、新規求人数は前の年の同じ月を24.5%上回る1,238人でした。 新規求職者数は、前の年の同じ月を23.1%下回る636人でした。 これにより、11月の月間有効求人倍率は、10月を0.07ポイント上回る0.95倍でした。 有効求人倍率は、4カ月連続の上昇となります。 ハローワーク伊那によります上伊那の主力産業である製造業が円安により改善の見通しがあることなどが、上昇した主な理由だということです。 また、全国の有効求人倍率は6年1カ月ぶりに1.00倍となり、全国的にも回復傾向にあるとしています。 ハローワーク伊那では、雇用情勢について「依然として厳しい状況にあるものの、持ち直しの動きが広がっている」として、3カ月ぶりに上方修正しました。
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平成26年上伊那の米の生産目標 2万8,973トン
平成26年の上伊那で生産する米の目標数は、2万8,973トンとなり、今年に比べて1,402トン減少となります。 これは、24日JA上伊那伊那支所で開かれた農業再生協議会上伊那地方部総会で決まったものです。 総会には、各市町村関係者やJA上伊那など34人が出席しました。 上伊那の平成26年の米の生産目標数は、今年より1,402トン少ない2万8,973トンです。 市町村別では、伊那市が1万2,475トン、箕輪町が2,387トン、南箕輪村が1,594トンとなっています。 総会では、JA上伊那から各市町村へ、備蓄米に転作する取り組みを積極的に行ってほしいという要望が出されました。 要望については、各市町村で話し合い、来年1月に目標値などを決める予定です。
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さようなら2013 5月~8月
5月 30.3度を記録 5月9日、伊那地域の最高気温が30.3度を記録し、8月上旬並みの真夏日となりました。 5月としては、観測史上2番目の暑さでした。 7月8日から12日まで5日連続の真夏日。8月10日と11日には、2日連続して観測史上最高となる37度を記録しました。 5月 竜東保育園着工 伊那市内24の保育園のうち、7園を3園に統合する保育園整備計画に基づき、竜東保育園の建設工事が始まりました。 竜東地区では、伊那東保育園が閉園となり、竜東・伊那北の2園に統合されます。 竜東保育園の完成は来年2月の予定。さらいねん3月には伊那北保育園の建て替えが完了する計画です。 6月 16輪のサボテン咲く 伊那市長谷溝口の保科やよいさんが育てているサボテンが6月12日に16輪の花を咲かせました。 例年はひとつのサボテンに8輪ほど咲きますが、今年は倍の16輪が咲きました。 5月の日照量が多かったことがその要因と見られています。 6月 大太坊 陸前高田公演 伊那市西春近を拠点に活動する太鼓グループ「大太坊」は、6月30日に、東日本大震災の被災地、岩手県陸前高田市で公演しました。 大太坊は震災以降陸前高田市の支援を続けています。 太鼓を通じた被災地支援は、今後も続きます。 7月 南アルプス賑わう 南アルプス国立公園指定50周年を来年に控え、今年は多くの登山者で賑わいました。 南アルプス林道バスは、7月13日、戸台口から北沢峠までの上り便を利用した人は975人にのぼりました。 今シーズンの林道バス利用者は、8年ぶりに5万人を突破しました。 7月 中アで韓国人4人死亡 中央アルプスでは、檜尾岳から宝剣岳一帯に入山した韓国人登山ツアー客20人のうち4人が死亡する遭難事故がありました。 一行は、48歳から78歳の男女で、ツアーに山岳ガイドや添乗員の同行はなく、装備も軽装でした。 外国人登山客の受け入れ体制も問われる事故となりました。 8月 南中生震災被災地でボランティア 南箕輪中学校の生徒有志は、8月に、東日本大震災の被災地・宮城県南三陸町で2泊3日のボランティア活動をしました。 南箕輪中学校と南三陸町は、被災地でライブ活動などを行なっているシンガーソングライターのDジャケットに、文化祭ステージの絵が採用されたことなどが縁で交流が続いています。 8月 西駒遭難事故から100年 中箕輪尋常高等小学校の西駒ケ岳遭難100回忌法要が8月に箕輪町の明音寺で行われました。 11人が犠牲になった事故から100年。 遺族らでつくる偲岳会が行ったもので、会では、「遭難の歴史が次の世代に語り継がれるよう務めていきたい」としています。
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上伊那の小中学校で終業式
上伊那の小中学校で、26日、終業式が行われ、こどもたちが、年末年始の冬休みに入りました。 このうち、伊那市の美篶小学校の終業式では、6年生と1年生が学習の成果を披露しました。 1年生は、寸劇等を交えながら、今年の重大ニュースを、発表しました。 プールに潜れるようになったことや鍵盤ハーモニカがふけるようになったことなどがニュースにあがっていました。 小林 光希校長は、「休み中は、家族の一員としてしっかりお手伝いをして、元日には、一年間の目標をたてましょう」と、挨拶しました。 3年2組の教室では、担任の海野 里早教諭から、それぞれががんばったことが書かれたミニサイズの賞状と通知表が渡されました。 美篶小学校の冬休みは、来年1月8日までの13日間です。 上伊那の小中学校の終業式はあすがピークとなっています。
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さようなら2013 1月~4月
1月 羽広獅子舞400周年 伊那市西箕輪羽広の仲仙寺に奉納される羽広の獅子舞が今年400周年を迎えました。 雄獅子雌獅子が一緒に舞い合わせる獅子舞は全国的にも珍しく伊那市無形民俗文化財に指定されています。 1613年、慶長18年に仲仙寺再興を祝って舞われたのが始まりとされています。 1月 伊那谷遺産プロジェクト選定始まる 土木建築物や暮らし、自然などにまつわる先人の足跡を遺産とし選定、提案する「人と暮らしの伊那谷遺産プロジェクト」の選定が始まりました。 国土交通省天竜川上流河川事務所が中心となり進めているもので、現在までに89箇所が選ばれています。 来年3月までにおよそ100箇所を選定するということです。 2月 三市連携推進声明 伊那谷の発展を目指し、中核となる伊那市、駒ヶ根市、飯田市の3市長は、連携を強化していこうと「伊那谷三市連携推進声明」を発表しました。 リニア中央新幹線の建設促進、広域観光による交流人口の拡大などに取り組んでいきます。 白鳥伊那市長は「それぞれの強みを生かして連携していく良いスタートを切れた」と話していました。 3月 伊那市土地開発公社解散へ 伊那市土地開発公社は、10月15日付けで、県の解散認可がおり解散しました。 3月の伊那市議会定例会に市側から公社を解散するための議案と、解散にあたり公社の借入金20億5千万円を市が肩代わりする議案が提出され可決しました。 三セク債を活用した土地開発公社の解散は、県内の市町村で伊那市が初となりました。 3月 田原の耕作放棄地再生 伊那市東春近田原の耕作放棄地が再生されました。 農事組合法人田原が事業主体となり、国の補助を受けて、16ヘクタールの土地を畑として再生させました。 白ネギを主力に生産を行っていて、耕作放棄地再生の取り組みなどが認められ、10月には、全国担い手サミットで農林水産省経営局長賞を受賞しています。 4月 JR飯田線 駅無人化 JR東海は4月1日から飯田線の県内有人駅12か所のうち9駅を無人化としました。 伊那市は、人員を配置せず、伊那北駅・沢渡駅が無人となりましたが、箕輪町は、町の負担で伊那松島駅に乗車券販売員を置きました。 伊那市では、飯田線の利活用について検討するワークショップ全7回開かれのべ200人が参加しました。 4月 南箕輪村長選 唐木さん3選 任期満了に伴う南箕輪村村長選挙で、現職の唐木一直さんが無投票で3期目の当選を果たしました。 2005年に村長選に出馬し初当選。2009年の選挙では無投票で再選しました。 3期目の公約として園児数の増加に対応した保育園の整備、区、組への未加入世帯の解消などをあげています。
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路線バス乗務員 バリアフリー学ぶ
路線バスの運転手を対象にした「バリアフリー教室in伊那」が25日、伊那市の伊那バス本社で開かれました。 これは、バスの運転手や乗務員が高齢者や障害者の利用客に対しスムーズにサポートできる体制をつくろうと北陸信越運輸局が開いたものです。 講習会には、上下伊那のバス会社4社から24人が参加し、介助の仕方や疑似体験をしました。 このうち、高齢者の疑似体験では、参加者が80歳代感覚になるよう重り入りのベストや視力を遮るゴーグルなどを身に着けました。 全てを身に着けると、バスに乗りこみ、料金表の見え方などを体験しました。 また、車いすのサポート体験では、社会福祉協議会の職員から、車椅子の特徴を教わると、車いすに乗る役とサポート役に別れバスの乗り降りを体験しました。 社協の職員は、「ちょっとした段差で車椅子は動かなくなる」、「乗っている人が不安にならないおよう、声をかけてから動かす」などと参加者にアドバイスしていました。
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自衛隊と県や自治体などとの連携について考える講演会
自衛隊と県や自治体などとの連携について考える講演会が、21日、伊那市の伊那文化会館で開かれました。 講演会は、東日本大震災の教訓を今後の防災活動に活かしていこうと、上伊那消防広域化協議会が開いたものです。 会場には、自治体の関係者や消防団など小ホールが満員となるおよそ400人が集まりました。 駒ヶ根市の赤穂中学校を卒業し、伊那北高校に通った経験のある陸上自衛隊富士学校の武内誠一学校長が、自衛隊と自治体との連携の重要性について話をしました。 武内さんは、「万が一の事態が発生した場合、ソフト面では自治体が作成した防災に関する資料を提供してほしい。ハード面では孤立が予想される地域に空から救助作業にあたれるようヘリポートの設置などインフラ整備が重要」などと話しました。 また、東日本大震災の教訓として「効率的な人命救助を行うためには、消防団や区長らとどのようにして捜索にあたるか話し合うなど、連携を図ることの大切さを感じた」と話していました。
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高遠町・長谷では積雪20センチ
18日夜から降った雪で、伊那市の東部地区などでは20センチほどの積雪があり、子どもたちは、雪遊びを楽しみました。 高遠第一保育園では、支度を整えた園児が、朝から元気に園庭に飛び出し雪あそびを楽しみました。 伊那市の中心市街地では、道路などに積雪はありませんでしたが、高遠町や長谷では20センチほど積もりました。 長野地方気象台によると前線を伴った低気圧が発達しながら本州の南海上を通過したため、県内の広い範囲で雪が降ったということです。 県の南部では、今シーズン初の積雪となりました。 子どもたちは、雪合戦をしたり、雪だるまをつくったりして楽しんでいました。 高遠町の住宅地では、住民が朝から雪かきに追われていました。 道路は除雪車がかき終えていましたが、残った雪を除いていました。 長谷の特別養護老人ホームサンハート美和でも、駐車場に積もった雪の除雪作業が朝から行われていました。 長野地方気象谷によりますと、20日からは冬型の気圧配置となり、曇りか晴れの日が続き、気温は平年並みで推移するということです
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鹿肉ノウハウ勉強会 立ち上げへ
産学官が連携し、農業を基本とした新たな産業づくりを目指す伊那谷アグリイノベーション推進機構は、ニホンジカの食材としての活用について検討する勉強会を立ち上げたい考えです。 18日は、南箕輪村の信州大学農学部で、アグリイノベーションの5回目のシンポジウムが開かれました。 シンポジウムでは、ジャムや鹿肉加工について信州大学の教授や食品加工業者など4人が講演しました。 そのうち、伊那市長谷でジビエ料理を提供しているざんざ亭の長谷部 晃さんは、鹿1頭を丸ごと使った料理について話しました。 猟師でもある長谷部さんは、有害鳥獣として捕殺されたあと、鹿が廃棄されてしまう現状を打破するため、ほとんど食べられることのない内臓やすね肉なども料理し、イベントで提供しました。 その経験から、「鹿は、固い、パサパサ、くさいなどのイメージがあるが、熟成させたり低温で調理するなどの工夫で素材を生かした調理ができる」と話しました。 また、1頭を丸ごと料理で提供した場合、1頭あたり20万円ほどの価値が出たとして、「年間4千頭近く捕殺している伊那市なら少なくとも1億円ほどの産業になるのではないか」と話しました。 これを受けて、伊那谷アグリイノベーションの向山 孝一代表は、「狩猟から調理まで、鹿肉をきちんとあつかうノウハウについての勉強会を立ち上げたい」との考えを示しました。 シンポジウムの後には、長谷部さんの鹿肉料理を味わう交流会が開かれました。 用意されたのは、浸し豆と鹿肉のパテ、パンと鹿レバーペースト、鹿肉カレーなど7品です。 参加者は、普段あまり口にすることのない鹿料理を味わっていました。 長谷部さんからは、熟成が進む最適な方法や、品質管理について信州大学に科学的根拠を研究して欲しいという話題も上りました。 それを受けて、伊那谷アグリイノベーションでは、「大学が研究していることを地域に提供するだけでなく、地域が求めるものを大学が研究していく新しいモデルになるのではないか」と話していました。
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地域発元気づくり支援金説明会
地域の特長ある取り組みを県が支援する地域発元気づくり支援金の説明会が19日、伊那合同庁舎で開かれました 来年度、支援金の活用を考えている上伊那の自治体やNPO、地域づくり団体など100人ほどが説明会に出席しました。 地域発元気づくり支援金は、住民や市町村が自主的に取り組む活動に対し県が支援金を交付するもので、来年度で8年目になります。 上伊那では今年度89件、1億500万円の要望が出され、このうち75件、7600万円が採択されています。 これまで、100%だった補助率ですが、今年度から、対象者が一部を負担することになっています。 募集期間は、来年1月6日から2月3日までで、4月に採択事業が決定することになっています。