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上伊那ミニバス選手権
第23回上伊那ミニバスケットボール選手権大会が26日、駒ケ根市内の3会場で開かれた=写真。上伊那バスケットボール協会主催。男子8チーム、女子18チームが出場してトーナメントで戦った結果、男子は箕輪、女子は箕輪健全Aがそれぞれ優勝した。
上位は次の通り。
▼男子(1)箕輪(2)駒ケ根(3)伊那(4)辰野▼女子(1)箕輪健全A(2)伊那ミニ(3)駒ケ根(4)ミスズ -
第11回上伊那スポーツフェスティバル06ふわっとテニス大会
第11回上伊那スポーツフェスティバル06の「ふわっとテニス大会」が26日、伊那市の勤労者福祉センター体育館であった。上伊那各地から88人が参加し、ともに汗を流した。上伊那スポーツ振興協議会など主催。
さまざまなスポーツを通して交流を深めるとともに、体力、マナーの向上を図ることなどを目的とする上伊那スポーツフェスティバルの一環。今回は、大人から子どもまで一緒に楽しめるニュースポーツ「ふわっとテニス」の大会を開いた。
参加者は二人一組で小学生の部、親子の部、一般の部の3部門に分かれて対戦。各ブロックで上位者を決めた。
親子で挑戦した参加者は、息の合ったチームワークでボールを打ち合い、得点を重ねるごとに喜びを分かち合っていた=写真。 -
第54回上伊那郡縦断駅伝 伊那市14年ぶりの優勝
第54回上伊那郡縦断駅伝競走大会は26日、駒ヶ根市縲恍C野町の6区間(38・1キロ)を舞台に、7市町村11チームが健脚を競い、伊那市Aが2時間9分13秒で14年ぶりの総合優勝を勝ち取った。2位は2分1秒差の辰野町、3位は前回優勝の箕輪町Aだった。上伊那陸上競技協会・伊那毎日新聞社主催、KOA特別協賛。
過去3年間、連続2位の伊那市が伊那市Aは、1縲・区に配した県縦断駅伝メンバーの土橋(キョウリツ)、鈴木、萩原(ともにジェルモ)が区間優勝し、2位と2分24秒の大差で前半を折り返す。後半も4区・吉川(伊那弥生高)、5区・守屋(嬉楽Q)が区間2位の好走でつなぎ、アンカー春日(伊那北高)は1位を維持したままゴールした。
3位で折り返した辰野町は、4区・山口(上農高)の区間優勝、5区・上島(平井星光堂)の区間新記録の快走で2位に浮上した。
箕輪町Aは、最終区・大槻(ジェルモ)の区間新をマークする追い上げで、駒ヶ根市Aを1秒差で交わし3位に入った。 -
【記者室】菜の花プロジェクト
菜の花で放射能汚染地を再生する-。チェルノブイリ原発事故の被災者支援をしてきたNPOが、放射能汚染地ナロジチ地区再生のため「菜の花プロジェクト」に取り組む▼報告会の説明によるとプロジェクトは、菜の花栽培で土壌中の放射能を吸収、菜種からバイオディーゼル燃料の精製、葉・茎・根から熱源のメタンガスを精製する。食品による体内被爆の連鎖を断ち、エネルギーの自給自足で貧困からの脱出と自立の道をつくる。来年4月から5カ年計画で実験し、現地の大学も協力する▼ナロジチでは日本人の800倍の体内放射能で病気が続発している。研究室データはあるが、実際の汚染地で菜の花の栽培例はなく初の試み。人々を救う道になってほしい。(村上裕子)
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第54回上伊那郡縦断駅伝 あす号砲
第54回上伊那郡縦断駅伝競走大会は26日、駒ヶ根市役所縲恍C野町役場の6区間(38・1キロ)を舞台に、上伊那の7市町村11チームで健脚を競う。上伊那陸上競技協会、伊那毎日新聞社主催、KOA特別協賛。
選手らは、駒ヶ根市役所正面玄関前を午前9時にスタート、天竜大橋を渡り竜東線を北上し、伊那市役所で前半のゴール。伊那市民会館前で4区が同時スタートし、ゴールの辰野町役場を目指す。
本年は、県縦断駅伝の区間優勝者含む、上伊那代表選手4人を投入する伊那市の総合力が頭一つ他を抜け出している。14年ぶりの優勝を勝ち取るには、4、6区の高校生ランナーの頑張りに注目が集まる。
連覇を狙う箕輪町は、県縦断選手3人を中心に若手でチームを構成するが前年の力には及ばない。2年ぶりの優勝を目指す駒ヶ根市、上伊那のエース上島が率いる辰野町と共に、伊那市を序盤から追う展開が予想される。 -
上伊那小中学校自立学級・自立学校児童生徒作品展
第33回上伊那小中学校自立学級・自立学校児童生徒作品展は23日、伊那市の市駅前ビルいなっせ2階ギャラリーで始まった。上伊那の小中学校と伊那養護学校の46校の生徒・児童約400人が図画工作、習字など260点を出品している=写真。27日まで。
子どもたちの表現活動の発表の場として設けた展示会で、地域住民に障害者に対する理解を深めてもらうなどの目的。関係者によると、この作品展を励みに、制作に取り組む児童・生徒らは多いという。
折り紙のパンダやゾウなどの動物、厚紙のビルや電車で「みんなの町」を作った共同制作品、野菜や紙粘土で表現した恐竜の模型などを出展。それぞれが楽しみながら制作した様子がうかがえる、個性豊かな展示に来場者の足が止まっている。
午前10時縲恁゚後5時(最終日は午後2時)。 -
県長寿社会開発センター上伊那「賛助会員の集い」開催
県長寿社会開発センター上伊那地区賛助会(高橋大八会長)の「賛助会員の集い」が22日、伊那市の県伊那合同庁舎であった。会内の各グループによる実践発表や作品展示など、日ごろの活動を紹介し合って、交友を深めた。
会は県老人大学の卒業生を中心に約600人で構成。俳句や短歌、書道、手芸など文化活動や、マレットゴルフやペタンクなどスポーツなど34グループあり、生涯学習活動を展開している。全体でも、料理教室やスポーツ交流などを通して年数回、会員が集まって親ぼくを深めている。
「賛助会員の集い」は会員の資質向上を図る目的で毎年1回開く。各グループの展示発表によって、会の活動を広く一般に知ってもらう機会にもしている。
実践発表は、2グループが詩吟や童謡・唱歌を披露。記念講演は、辰野町の手話ダンスパフォーマー・深澤美和さんが「あなたも歌が見えますか」と題して、手話ダンスを交えながら話した。会場には、会員のさまざまな力品を飾り、日ごろの成果を披露した。
高橋会長は「会員の高齢化伴って、活動を取り巻く環境は年々厳しくなっている。高齢者の気持ちがわかるのは地域の高齢者であり、互いに助け合って、幸せづくりをしていきたい」と話した。 -
熱戦・上伊那少年サッカーフェス
第14回上伊那少年サッカーフェスティバルは23日、南箕輪村の大芝高原総合グラウンドであった。上伊那各地の7団体の児童が参加し、日ごろの練習成果を披露した。上伊那少年サッカー協会主催、伊那毎日新聞社共催、KOAなど協賛。
各学年(1・2年は混合)ごと、1チーム5人・試合時間10分間で競うミニゲーム、4竏・年それぞれのPKトーナメントの2種目を繰り広げた。
サッカー少年・少女たちは、グラウンド狭しと走り回り熱戦を展開。我が子の勇姿を見守る保護者らも手に汗握りながら「前へ、前へ、攻めて!!」などの熱い声援を送り続けた。
結果は次の通り。
【ミニゲーム】
▼1・2年(1)トップストーンA(2)同C(3)同D▼3年(1)箕輪A(2)南箕輪A(3)東春近A▼4年(1)南箕輪B(2)アルカス高遠(3)トップストーンB▼5年(1)トップストーンB(2)アルカス高遠(3)駒ヶ根B▼6年(1)駒ヶ根B(2)トップストーンA(3)東春近C
【PKトーナメント】
▼4年(1)アルカス高遠(2)トップストーン(3)箕輪▼5年(1)南箕輪(2)トップストーン(3)駒ヶ根▼6年(1)駒ヶ根(2)トップストーン(3)東春近 -
第15回上伊那ソフトバレーボール大会夢気球杯
第15回上伊那ソフトバレーボール大会夢気球杯は23日、南箕輪村の村民体育館など3会場であった。4部門に計56チームが参加し、熱戦を繰り広げた。上伊那連盟主催、中部電力協賛。
部門は年代別のヤング(20歳以上)ブロンズ(30歳以上)シルバー(40歳以上)ゴールド(50歳以上)で、60歳以上のダイヤモンドはゴールドで競技した。
各チーム予選リーグを2試合ずつし、各ブロックの順位ごとに順位別リーグでさらに2試合ずつして順位を決めた。
結果は次の通り。
▽ヤング (1)はせくらぶA(伊那)(2)Beeダッシュ(伊那)(3)梅の里A(宮田)
▽ブロンズ (1)はせくらぶC(伊那)(2)中川(3)大穴A(飯島)
▽シルバー (1)こまちゃんV(駒ヶ根)(2)はせくらぶE(伊那)(3)予想外チーム(南箕輪)
▽ゴールド (1)勘太郎(伊那)(2)まっくん60(南箕輪)(3)はせくらぶF(伊那) -
権兵衛トンネル開通後初の防災訓練
伊那谷と木曽谷を結ぶ国道361号「伊那木曽連絡道路」権兵衛トンネル(約4・5キロ)で22日、開通後初めての防災訓練があった。両地域の警察や消防、建設事務所から約90人が参加し、非常時における相互の体制を確認、連携を密にした。
伊那側から約300メートル地点で、乗用車がトラックに追突され、対向車線の乗用車と衝突し、対向の乗用車はトンネル壁面に衝突。両乗用車の運転手が重傷を負った。さらに、衝突によって両乗用車から漏れた燃料に引火して車両火災が発生した竏窒ニの想定。情報伝達、救急救助、消火、車両排除など7項目にわたって訓練した。
トンネル内に備える押しボタン式通報装置や火災探知機の作動によって、両側から消防車などが進入。油圧式救助器具を使って、車内に閉じ込められた運転手を救出したり、ポンプ車や消火栓などで消火にあたるなど迅速に対応した。
講評で、伊那消防組合消防本部・伊那消防署の早川正行署長は「これから冬場を迎え、吹雪や道路の凍結などによって災害の発生が高まる。有事には訓練の成果を発揮できるよう連携を強めたい」、伊那警察署の小嶋惣逸署長は「それぞれが連携して一体となり、効果的に行うことが大事だ」と述べた。
トンネルは24時間の監視装置、避難通路、火災検知器、排煙設備などの防災設備が整い、非常時に備えている。
有事には、トンネル内に設置してある非常電話や押ボタン式通報装置などで警察署や消防署に通報。建設事務所など関係機関に情報が流れ、坑内スピーカーやトンネル出入り口の情報板に表示される。開通からこれまで、交通事故や災害の発生はないが、非常電話の使用は車両の故障など5件ある。 -
【記者室】勤労感謝の日
今日は勤労感謝の日。祝日法で「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」日とされている。戦前は新嘗(にいなめ)祭と呼ばれ農産物の収穫に感謝する儀式が行われたが、農業だけでなく労働全般に感謝する趣旨から現行の名称となった▼今の景気回復は戦後最長というが肝心の成長率が鈍いために給与所得は一向に上がらず、生活上の実感はない。それでも上伊那は業績が好調な製造業関連企業が多いためか、求人数も多い方だ▼伊那公共職業安定所によると管内の9月有効求人倍率は1・57倍。都道府県別1位愛知の1・89倍には及ばないが、最下位青森の0・42倍に比べれば天国だ。これを幸せと言わずして何と言おう。勤労の場があることに感謝だ。(白鳥文男)
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第12回新「三峰川講座」
進徳館教育を学ぶ国土交通省三峰川総合開発工事事務所主催の第12回新「三峰川講座」は19日、伊那市のいなっせであった。前高遠町教育長の中原長昭さんが進徳館教育について講演し、「進徳館の学びの心を、教育の危機から脱し活力ある教育再生の源にしたい」と語った。
高遠藩の藩校である進徳館の歴史、教育方式、進徳館図書、高遠藩学の祖・阪本天山らについて紹介。進徳館教育の学問の内容は儒学中心で、実学を教育の目標にし、文武両道の教育をしたこと、自分で学び考える習慣をつけるよう勤めたこと、日常の生活習慣を正しくすることが学問をするための基礎としたことなどを説明した。
旧高遠町が95年に「進徳館の日」を創設し、進徳館教育の継承発展に努め、小・中学校、高遠高校でも教育理念を「学則得」「高遠の学」の継承発展に置き実践していることも紹介した。
中原さんは、「教育のあり方を抜本的に問い直し検討しなければ、今日の教育の危機は乗り越えられない状況。進徳館の学びの心を体して、新しい教育の創造に向かって努力しなければならない。教育改革を皆でやっていこうとする一助になれば幸い」と話した。 -
歳暮商戦 12月第1、2土・日曜日がピーク
12月を控え、大型店などで歳暮商戦が繰り広げられている。
ベルシャイン伊那店は1階に特設コーナーを設け、ふるさとギフト(漬け物、そば関係)、ハム、食用油、菓子、酒、洗剤などカタログ分を含め1200点と昨年並みの品数を用意。「安心・安全ギフト」では、国産原料などにこだわった米、しょうゆなどをそろえている。
人気の商品は、地元の農家と契約したリンゴ「サンふじ」をはじめ、食用油、コーヒー、ハム、新巻鮭など。売れ筋は4千円前後で、中元に比べて高めという。
ピークは12月の第1・2土・日曜日の見込み。
平日でも、夫婦などが「慌しくなる前に」と来店し、豊富にそろった商品を品定めしている。
歳暮は、正月祝いの準備を始める12月13縲・0日ごろに贈るといわれるが、11月下旬から贈る人もいるそうだ。 -
チェルノブイリ原発事故
ナロジチ再生・菜の花プロジェクト現地訪問報告会チェルノブイリ原発事故の放射能汚染地ナロジチ地区の再生のため「ナロジチ再生・菜の花プロジェクト」に取り組む伊那谷いのちがだいじ!連絡会(NPO法人チェルノブイリ救援・中部)と伊那谷菜の花楽舎は19日、現地訪問報告会を南箕輪村の村民センターで開いた。来年4月から5カ年計画で菜の花を栽培し実験に取り組む予定で、現地の写真を見せながらプログラムを説明した。
伊那谷いのちがだいじ!連絡会は16年間、チェルノブイリ原発事故の被災者に対する支援活動をしてきた。
ナロジチ地区は事故現場から西へ70キロ、面積は伊那市の約2倍で人口1万300人。地区の90%以上が汚染地域で、日本の1万5千倍の汚染状況。現地では放射能に汚染された食品を食べざるを得ないため、日本人の800倍という体内放射能で病気が続発している現状という。
菜の花プロジェクトは、食品による体内被爆の連鎖を断つため、菜の花による放射能の吸着(土壌浄化)の技術に着目し、菜の花を栽培し土壌中の放射能を吸収、菜種からバイオディーゼル燃料(BDF)の精製、葉・茎・根から熱源となるメタンガスの精製などに取り組む。菜種が吸収した放射能は低レベル放射性廃棄物として厳重に管理する。BDFはトラクターの燃料にし働く環境を整え、エネルギーの自給自足で貧困からの脱出と自立の道をつくる。
9月5日から14日までの現地調査で、ナロジチ地区行政や国立農業生態学大学を訪問。連絡会の原富男さんとBDF製造に取り組む伊那谷菜の花楽舎の関浩行さんが報告した。
プロジェクトは大学の協力を得て4ヘクタールの畑で来年4月から菜の花栽培を始める。伊那谷菜の花楽舎の技術を基にBDF製造設備も整える。準備のため1月に再びナロジチを訪問するという。
全体では3千万円の事業だが、当面は菜の花の作付け、栽培、BDF製造装置の整備などで1千万円の費用が必要。カンパを募っている。問い合わせは原さん(TEL73・9355)へ。 -
【記者室】電子映像メディア長時間接触の危険
「電子映像メディアを子どもに触れさせる安全性をだれも証明していない。日本は世界で一番、子どもに人体実験をしている」。NPO子どもとメディア代表理事の清川輝基さんの講演の冒頭。乳幼児にテレビやビデオを見せ続けることは虐待だとも語った▼乳幼児期に長時間テレビやビデオを見続けると、言葉の遅れ、目がうつろになるなどの症状が出るというテレビ・ビデオ育児症候群は、過去に小児科医の講演でも問題として取り上げていた▼メディア漬けの危険性は近年よく耳にするが、メディア接触は長時間化し、親も子も麻ひ状態という。愛する我が子で人体実験しているとしたら…。電子映像メディアとの接触の仕方を、今一度考える必要があるだろう。(村上裕子)
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県縦断駅伝「上伊那」 首位と5分差…
第55回県縦断駅伝(県陸上競技協会など主催)は最終日の19日、松本市縲恃ム田市の9区間、98・5キロであった。初日3位の「上伊那」は、トップ「長野市」との3分19秒差を縮めるために奮闘するが順位を1つ上げるので精いっぱい。2日間の結果、優勝した長野市に5分差をつけられ2位で敗れた。
上伊那は、最終日一斉スタートの13区で9位と出遅れたものの、14区縲・6区を区間5位以内の好走。地元の声援を力に17区萩原(ジェルモ)が区間優勝し、女子区間の18区で2位に浮上した。
初日のタイム差を少しでも縮め、20区のエース上島(平井星光堂)へつなぎたかったが、19区を終えた時点でトップの長野市との差は5分30秒以上。上島は、区間新記録の快走で追いすがるが、タイム差をひっくり返すことはできなかった。 -
県縦断駅伝 上伊那2位、連覇逃す
第55回県縦断駅伝競走(県陸上競技協会など主催)は最終日の19日、松本市縲恃ム田市の9区間、98・5キロを郷土の代表15チームで競った。初日3位の「上伊那」は、総合順位2位でゴール。2日間の合計タイムは、優勝した「長野市」と5分差の11時間49分10秒と力振るわず、連覇を逃した。
結果は次の通り。
(1)長野市(11時間44分10秒)(2)上伊那(11時間49分10秒)(3)全佐久(11時間54分07秒)(4)飯田下伊那(11時間55分52秒)(5)全諏訪(11時間56分44秒)(6)上田東御小県(11時間57分03秒) -
南信地区スポーツ少年団交流大会剣道競技
南信地区スポーツ少年団の06年度剣道競技交流大会は19日、伊那市の伊那勤労者福祉センターであった。小・中学生147人が出場し、日ごろの鍛錬の成果を発揮し合い、交流を深めた。
各種大会に出場している主なチームが集まる年1回の南信地区交流大会。試合を主とした交流で、技術の向上と団員の連帯感を高めることが目的。
個人戦は147人。団体戦は小学生低学年の部5チーム、小学生高学年の部17チーム、中学生男子の部5チーム、中学生女子の部2チームが出場。いずれもトーナメント方式で、選手は気合十分に試合に臨んでいた。
結果は次の通り(敬称略)。
【個人戦】
▽小学1・2年の部=(1)今泉伶(伊那北)(2)小松貴博(西春近)(3)伊藤将也(西春近)清水剣都(飯田)▽小学3・4年男子の部=(1)小口慎司(岡谷)(2)気賀沢仁哉(駒ヶ根)(3)堀江宥太郎、吉田崇哲(岡谷)▽小学5・6年男子の部=(1)吉池崚佑(岡谷)(2)井出悠太(岡谷)(3)幅野裕敬(伊那北)長島康平(茅野)▽小学3・4年女子の部=(1)井出遥(岡谷)(2)小椋公恵(伊那北)(3)稲田美生、小松優香(西春近)▽小学5・6年女子の部=(1)大竹絵里子(伊那北)(2)小松原彩加(伊那北)(3)伊藤紗里(伊那北)春日ともえ(駒ヶ根)▽中学生男子の部=(1)杉田祐二(岡谷)(2)石田秀章(岡谷)(3)酒井秋紀、小田部宙(西春近)▽中学生女子の部=(1)福本なつみ(西春近)(2)大久保若葉(西春近)(3)清水はるな(駒ヶ根)伊藤菜月(西春近)
【団体戦】
▽小学低学年の部=(1)茅野市剣道(2)駒ヶ根市(3)西春近、伊那北▽小学高学年の部=(1)岡谷市剣道A(2)伊那北A(3)飯田市剣道第1団A、岡谷市剣道B▽中学生男子の部=(1)西春近(2)岡谷市剣道A(3)駒ヶ根市、岡谷市剣道B▽中学生女子の部=(1)西春近(2)駒ヶ根市 -
秋季上伊那郡市バレーボール選手権大会一般の部
上伊那バレーボール協会主催の06年度秋季上伊那郡市バレーボール選手権大会一般の部が19日、伊那市民体育館であった。男子はNEC長野、女子は辰野町体協が優勝した。
男子(6人制)4チーム、女子(9人制)6チームが出場し、熱戦を繰り広げた。
開会式では、全国大会出場チームを表彰する協会表彰もあった。一般の部表彰は3チーム。▽NEC長野=第39回全日本6人制バレーボール実業団男女優勝大会出場(8月3縲・日・北海道札幌市、ベスト8)▽駒ヶ根クラブ=第26回全日本9人制バレーボールクラブカップ男子選手権大会出場(8月3縲・日・群馬県前橋市、決勝トーナメント1回戦)▽NKクラブ=日本スポーツマスターズ2006バレーボール競技出場(9月16縲・9日・広島広島市、予選リーグ敗退)-。
結果は次の通り。
▽男子=(1)NEC長野(2)駒ヶ根クラブ(3)伊那体協
▽女子=(1)辰野町体協(2)ぷらむ(3)駒ヶ根クラブ、伊那市役所 -
落ち葉たきコンサート
上伊那地区の小学校などの合唱団と伊那文化会館付属ジュニアオーケストラによる「落ち葉たきコンサート」が19日、伊那市生涯学習センターホールであった。子どもたちの音楽会で、これまでの練習の成果を存分に発揮し、楽しみながら演奏した。
NPO法人クラシックワールド主催で今年で3回目。出演は伊那小学校、赤穂南小学校、伊那東小学校、高遠小学校の各合唱団、いな少年少女合唱団、ジュニアオーケストラ。
合唱団は1校15分の持ち時間で、今年練習してきた曲を熱唱。ジュニアオーケストラは3曲を披露した。
最後はジュニアオーケストラとステージに立った高遠小合唱団、会場全体で「翼をください」「夢の世界を」の2曲を演奏し、子どもたちが音楽を通して交流した。 -
県縦断駅伝 上伊那は初日3位
第55回県縦断駅伝競走は初日の18日、長野市縲怏ェ谷市の119・9キロ、12区間を15チームで競った。連覇が懸かる「上伊那」は、6時間34分02秒の3位でゴールし、トップの「長野市」とは3分19秒差。最終日の逆転優勝に向け選手らは、気持ちを一つにして臨む。
上伊那は、7区の丸山主将(NEC長野)が体調不良で欠場、アンカーの北原(トーハツマリーン)が、けがの影響で12区へ移るなどのメンバー変更があり苦戦。持てる力を出し切るが、周囲の力が底上げされている中では、思い通りのレース展開ができなかった。
強豪集まる1区の小林(信大)が粘って4位でつなぐと、中高生らが区間4位以内の走りで3位浮上へ貢献。中盤で8区の守屋(嬉楽Q)、9区の鈴木(ジェルモ)が区間優勝するも、終盤の負い上げがないままゴールした。
清水監督(NEC長野)は「若手の頑張りで差を詰めて、20区のエース上島(平井星光堂)へつないで優勝を呼び込みたい。地元の応援を受け、頑張りたい」と最終日の逆転優勝を誓う。 -
JA共済ドッジボール大会南信大会
小学生を対象とするJA共済ドッジボール大会南信大会が18日、伊那市の勤労者福祉センター体育館であった。南信各地区から男子20チーム、女子14チームが集まり、接戦を展開=写真。女子は南箕輪小学校の南小アタッカーズが優勝し、男子は飯島小学校のキングファーターズが2位となった。
ドッジボール競技を通じて心身の健全育成を図ることなどを目的とする取り組み。上伊那からは男女8チームずつが参加した。
予選では、決勝トーナメントに進む各5チームを選出。この10チームが、12月に長野市である県大会に出場する。
児童らは、早いパス回しで互いの内野陣を追い込み、少しでも多くのポイントを獲得しようと画策。応援席に駆けつけた保護者も、熱い声援を送っていた。
上伊那の県大会出場チームは次の通り。
【男子】=キングファイターズ(飯島)南小ハトポッポ(南箕輪)
【女子】=南小アタッカーズ(南箕輪)箕輪パワフルファイターズ(箕輪東)YANKEE MONKEE(箕輪中部) -
リンゴオーナー収穫祭
自分で選んだリンゴの木のオーナーとなる「りんごオーナー」の収穫祭が18日から、上伊那各地で始まった。真っ赤に染まったリンゴが実った各地の園には、多数の家族連れなどが集まり、収穫作業を楽しんでいる=写真。
上伊那農業協同組合(JA上伊那)が、伊那市、箕輪町、南箕輪村、宮田村のリンゴ生産者と協力して行っているもので、オーナーは7月縲・1月の1シーズン、自分のリンゴの木を持つことができ、収穫作業を体験する。リンゴが生長するまでの管理は園主が行う。
申し込みは関東、中京方面の利用者が中心。年々契約本数は増加しており、伊那市、南箕輪村に当たる中部地区では今年、約1250本の申し込みがあった。
初日のこの日、伊那市西箕輪の原伊一さんの園には、静岡県などから5組の家族連れが収穫作業を体験。今年は7月の長雨の影響で、全体的に玉は小さめだったが、長雨の後に続いた好天のため、色付き、蜜の入り、ともに良好。かなり糖度の高いリンゴが実ったという。
最低保証は1本150個だが、1本から400個以上を収穫した家族もおり、収穫したばかりのリンゴを味わいながら笑顔を見せていた。
原さんは「『ここの園のフジがいい』と来てくれる人もいる。そうやって喜んでもらえるのが何よりも嬉しい」と話していた。
来年のオーナー募集は年明け2月末から始まる。 -
第55回記念・県縦断駅伝大会 きょう号砲
第55回記念・県縦断駅伝競走大会(県陸上競技協会など主催)は18、19日、長野市から飯田市までの21区間218・7キロである。昨年3年ぶり、33回目の優勝を果した「上伊那」は、連覇を目指す。16日夜、伊那市役所で決断式があり、監督や選手らが意気込みを語った。
清水良三監督(NEC長野)は「地元での大きな声援が選手たちの力になる。今年も後押しを受けながらゴールしたい」とあいさつ。丸山信一主将(同)は「個々の力を発揮すれば優勝できると思うので頑張りたい」と述べた。
本年は中学生区間を1区間増設したことや、郷土を離れたランナーを活用できる「ふるさと選手制度」の導入が勝負にどう影響するかが注目。上伊那は、ふるさと選手を起用しないが、前大会チームより総力は上回っていると関係者は話す。
選手は初日、岡谷市を目指して午前8時30分、長野市をスタート。地元入りするのは、19日午前9時40分ごろの予定になっている。 -
県縦断駅伝18・19日 「上伊那」チーム紹介(下)
初日の最長区間4区(若宮縲恟H和、16・4キロ)を走る、上伊那チームのニューフェイスだ。高校、大学時代は、出身地・上田市のチームで出場し、県縦断駅伝(県縦)は6回目となる。昨年までは、島根県で教員をしていたが、県縦に出るため帰郷し、上伊那農業高校で教べんをとっている。
「県内出身の一般ランナーにとって、県縦で走ることは夢の舞台。久々の県縦なので楽しみです。今すぐにでも走りたい気持」
上伊那チームの一員になるためには、選考大会(16キロ)で基準タイム内の記録を達成する必要があった。5千メートルを14分台で走る実力はあったが、選手に選ばれるため長距離に対応できる体力づくりに日夜、励んできた。
「(上伊那は)周りに強い選手がいるので上を目指す楽しみもあった。ベテラン選手が未だに活躍している姿は励みにもなり、頑張る力になりました」
初日の最長距離を任されることは、光栄なことだと言葉を噛み締める。「できる限り順位を落とさずに次ぎの選手へ、たすきを渡したい。自分の持っている力の中で好レースを」と、つなぎのレースを目指す。
最後に走った7年前、大学3年生の時に出場した県縦の3区(現4区)で、チームの足を引っ張った思い出を振り返る。「あの時と比べて精神的、実力的にも強くなった。同じ区間で前回の雪辱を果したい」と意気込みは十分だ。
伊那市御園 -
【記者室】親と同じ仕事に就きたいか
県教職員組合上伊那支部が今年、郡内の小6と中1の児童・生徒とその保護者計610人を対象に職業に関するアンケートを行った。興味深かったのは「親と同じ仕事に就きたいか」に対して「はい」と答えた子どもは40%前後、「同じ仕事に就かせたい」とする親が約50%前後竏窒ニいう結果だ▼これを多いと見るか少ないと見るかは意見の分かれるところだろう。だが親の答えが半々というのは、子どもに同じ苦労をさせたくない竏窒ニの思いが透けて見えてくるようで感慨深い▼「就きたくない」の理由に多くの子どもたちが挙げたのが「やりたいことがあるから」。夢や希望に向けて努力するのは大いに結構。少々寂しいが「それなら頑張れ」と応援してやりたくなる。(白鳥文男)
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狩猟解禁・3カ月間の「猟期」に
15日、狩猟が解禁となり来年2月15日までの3カ月間は猟期となる。期間中は、鳥獣保護区などを除く区域でニホンジカ、マガモなどの狩猟を展開。上伊那でも初猟日、伊那市高遠町、飯島町などの山でイノシシやキジなどを狙う猟友会員らの姿が多く見られ、事故もなく、晴天の中で狩りを満喫した。
本年度は、雌ジカの捕獲枠が無制限となり、捕獲量は増える見込み。県のニホンジカ保護管理計画で見直した個体数が当初の2倍となる約6万2千頭であることが分かり、これまでの一人1日当たり2頭の制限に変更があった。
上伊那管内の前年度捕獲数は、ニホンジカ490頭、イノシシ233頭、ツキノワグマ2頭で、カモなどの鳥類は1607羽。狩猟登録人数は、05年度現在551人(前年比5人減)で年々減少しているという。 -
起業成功へフォローアップ・シンポジウム
創業や経営革新などに関する相談や情報提供をする、上伊那地域チャレンジ起業相談室(伊那商工会議所内)は12日、伊那商工会館で、創業後間もない経営者らを対象とした「創業者等フォローアップ・シンポジウム」を開き、参加者24人が創業後の課題と対応について学習した。
同相談室コーディネーター、経営コンサルタント、会計事務所、国民生活金融公庫の専門講師を招き、それぞれが具体的な事例と対策、公的な支援制度について説明。失敗しないための「失敗事例」の検証などを通じ、参加者は起業を成功させるために学んだ。
総合討論では、参加者が「顧客との契約書の取り交わしで注意することは」「資金融資の個人限度額はあるのか」などを講師らに質問。「(会社説明の)ホームページを活性化する方法」については「見る人の視点になってつくり、経営者の人柄が感じられるものに」と助言した。 -
郷土研究交流の集い 近世上伊那の飢饉などテーマに
上伊那郷土研究交流連絡会(竹入弘元会長)は11日、伊那市荒井区の上伊那郷土館で、「第7回上伊那郷土研究交流の集い」を開いた。会員ら約50人が参加。同館所蔵の資料見学や、小中学校教師らでつくる同館専門委員による研究発表などがあった。
原毅教諭(宮田小)、小野章教諭(西箕輪小)、北林敏文教諭(箕輪中)が研究発表=写真。原教諭は「大久保文書からみた近世上伊那地方の飢饉」と題し、江戸時代に2回あった凶作について書かれた文書の内容を解説した。
説明によると、天明期における野口村(現・伊那市手良)の餓死者は105人で、飢饉は浅間山の噴火による寒冷で農作物が生産できなかったなどが原因とした。
屋根板(樽木)を主な税として納めていた中坪村(現・同)では、森林資源の枯渇も要因の一つにあげ「今後は樽木の生産高の減少と年貢の変遷に伴う中坪村の様子の変化と飢饉の関係を明かにしたい」と話した。
館内見学は、神子柴遺跡(南箕輪村)出土の石器、俳人の野口在色の資料などを担当者が説明した。 -
高遠高校と創造学園大学が連携協定
高遠高校は14日、群馬県の創造学園大学と高大の連携や交流を図る協定を締結した。教育内容の充実、生徒の学習意識や教員の指導力向上を目指す。
高遠高は95年度に芸術や福祉などのコース制を導入し、特色として掲げる。開学3年目の創造大は、創造芸術学部とソーシャルワーク(社会福祉)学部をもち、芸術と福祉の融合をテーマに大学づくりを進めている。
本年度、高遠高は魅力ある高校づくりに向けて設置した高校改革推進調整委員会で、コース制の特色を踏まえ、新たな方向付けとして、同様の専門学部をもつ大学との連携を図ることで意見をまとめ、創造大に投げかけた。双方とも高大の連携は初めて。
協定の締結により、高校側は音楽や美術、福祉の各教科で教育実習生を受け入れる。大学側は専任教員や学生を派遣して特別講義や技術指導をするほか、芸術と福祉コースからの指定校推薦枠を設ける。ほかに、教育に関する調査・研究などに対して協力し合う。
調印式で福沢務校長は「互いに手を携え、未来のためにより高いものを求めていきたい」、堀越哲二学長は「在学中に本大学を訪ねてくださる機会があることを願っている」と述べ、それぞれ協定書を交わした。
連携を記念し、高遠高合唱部と創造大オーケストラによるコンサートもあった。