-
ミヤマシジミ研究会 環境展
絶滅危惧種のチョウ、ミヤマシジミの保護活動を行っているミヤマシジミ研究会による環境展が伊那市役所で開かれています。
ミヤマシジミは絶滅危惧種に指定されていて日本では主に中部と関東北部に分布しています。
羽を広げた大きさは2センチから3センチほどで県内では主に伊那谷に生息しています。
環境展は信州大学や地域住民でつくるミヤマシジミ研究会などが開いているもので今回で7回目です。
写真や標本のほか学校近くの山林にミヤマシジミが生息している伊那西小学校の児童が行った保護活動が紹介されています。
伊那西小学校の3年生8人は去年の秋に研究会とともにミヤマシジミの幼虫のエサとなるコマツナギを校内に植え成長する様子を観察してきました。
環境展では伊那西小学校児童が描いたミヤマシジミの絵も展示されています。
ミヤマシジミ研究会は「身近な生き物たちに関心を持つことが伊那谷の自然を守るうえで大切だ。」と話していました。
環境展は15日金曜日まで伊那市役所1階ロビーで開かれています。 -
インフル依然警報レベル
上伊那の1医療機関あたりのインフルエンザ患者数は56.38人で、前の週に比べ減少しましたが依然として警報レベルの30人を上回っています。
県の発表によりますと、上伊那の先月28日から今月3日までのインフルエンザ患者数は1医療機関あたり56.38人で前の週の83.38人を下回りましたが警報レベルの30人を超えています。
大町を除く10の保健所で警報基準を上回っています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の小中学校では今日現在、伊那市の小学校で2校2クラスが学級閉鎖、中学校はありません。
箕輪町と南箕輪村の小学校でで1校1クラスずつが学級閉鎖、中学校はありません。
伊那保健福祉事務所では「ピーク時より減少傾向にあるが引き続き感染予防をしてほしい」と呼び掛けています。
-
JA上伊那が介護保険事業を移管へ
JA上伊那は伊那市上牧の伊那介護ステーションなどで行っている介護保険事業を長野県厚生農業協同組合連合会に移管することを
決めました。
4日に伊那市のJA上伊那本所で介護保険事業譲渡契約締結式が行われJA上伊那の御子柴茂樹組合長とJA長野厚生連の社浦康三理事長が契約書を取り交わしました。
JA上伊那は伊那市や駒ケ根市などで介護保険事業を行っていて平成29年度の延べ利用者数は1万人ほどとなっています。
しかし専門性が高く人材育成や人材確保が困難になってきたとして医療・介護保険事業を行う長野厚生連へ4月1日に移管するとしています。
御子柴組合長は「利用者が今後も安定的に継続してより充実したサービスの提供を受けられるように事業移管することにした。」と話していました。
県内のJAが介護保険事業を移管するのは4例目だということです -
ごみ処理計画を連合長に答申
上伊那広域廃棄物政策審議会は、これまで検討してきた2019年度から2028年度までの第5次ごみ処理基本計画について、1/31、白鳥孝上伊那広域連合長に答申しました。
この日は、岡野哲郎会長らが伊那市役所を訪れ、上伊那広域連合長の白鳥孝市長に、計画書を手渡しました。
第5次ごみ処理基本計画では、1人1日当たりの家庭ごみの排出量の目標を来年度は462グラム、2028年には、438グラムにするとしています。
岡野会長は、「上伊那地域の住民の意識は高くすでに排出量はかなり抑えられている。今後はそれをいかに維持していくかが大切だ」と話していました。
白鳥連合長は、「解体が必要な大きなごみを高齢者が捨てるのが大変になってきている。社会構造に合ったごみの施策が必要になってきている」と話していました。
-
林業関係者表彰 もりもり上伊那山の感謝祭
豊かな森林の恵みに感謝し、健全な姿で次世代に引き継ぐことを目指す、もりもり上伊那山の感謝祭が、1/31、伊那市のいなっせで行われ、林業の振興に功績のあった個人や団体が表彰されました。
感謝祭は、長野県が開いているもので、今年度は6人が上伊那山林協会から表彰されました。
そのうち伊那ケーブルテレビ放送エリア内では2組が受賞しました。
伊那市の岩澤建設伊那支店の緑川 作也さんは去年10月の台風で発生した土石流の土砂撤去作業に尽力し、下流の安全に寄与しました。
また、伊那市の老松場の丘・古墳公園整備委員会は、荒廃した古墳の復元を図り、地域の憩いの場や環境教育の場づくりに貢献しました。
山の感謝祭では、治山・造林・森林整備など、林業関係で功労のあった個人や団体を毎年表彰しています。
-
青年農業者が意見発表
県内の20代から30代の青年農業者が、日ごろの農業に関する研究成果や意見発表を行うコンクールが5日、伊那市のいなっせで開かれました。
この日は、野菜や果物、花卉農家など20代から30代の男女17人が壇上でスピーチをしました。
この中で、伊那市西箕輪のりんご農家、白鳥勲さんは、高密植栽培と新わい化栽培の違いについて話をしました。
木の高さを比較的高くする「高密植栽培」の方が品質の高いりんごが多く出来た一方で、高さを低くして育てる「新わい化栽培」は、玉サイズの大きいものが多く出来たということです。
コンクールは、意見発表を通して技術の向上と親睦を深めてもらおうと県などが開いているもので、今回で68回目になります。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内で出場したのは白鳥さんのみで、審査の結果、白鳥さんは、3位相当の優秀賞にあたるJA長野中央会会長賞に選ばれました。 -
上伊那岳風会 伊那地区初吟会
詩吟の上伊那岳風会伊那地区初吟会が3日に伊那市のJA上伊那本所で開かれ、会員が今年1年のうたい初めをしました。
初吟会には、14ある伊那地区の教室に通う56人と青少年教室の6人、来賓6人のあわせて68人が出席しました。
全員で今年のうたい初めをした後に、ひとりひとり壇上に登り、漢詩や和歌、俳句などを吟じました。
上伊那岳風会伊那地区では、年間を通してコンクールや全国大会の予選会などを行っています。
初吟会実行委員長の赤羽仁さんは、「日頃から鍛えたのどを発揮して、よい1年のスタートにしてください」と会員によびかけていました。 -
障害がある子どもの口の健康考える公開講座
上伊那口腔保健センターと上伊那歯科医師会は、障害がある子どもの口の健康についての公開講座を3日伊那市役所で開きました。
松本歯科大学の蓜島弘之教授が「障害児の口の健康を守るために」の演題で基調講演をしました。
蓜島教授は、障害者歯科などが専門で、松本歯科大学病院の摂食嚥下リハビリテーションセンター長もつとめています。
蓜島教授は、「障害児の口腔は、歯の成長と食べる機能の発達、介助・姿勢のバランスがとれていない。」とした上で、「相手の人格を尊重するなどの配慮が必要で、今の歯医者の主流となっている。
かかりつけ医による定期的な口腔管理が欠かせないので、気軽に地域の歯医者を訪れて欲しい。」と話しました。
会場には、歯科医師や歯科衛生士などが訪れ、講師の話に耳を傾けていました。 -
台湾からブロガーなど来伊
台湾の雑誌編集者やブロガーが、上伊那地域の食やアルプスの魅力を視察するため、1月31日から伊那市などを訪れています。
伊那市を訪れたのは、台湾のフリーライター、記者、ブロガーの29歳から41歳の4人です。
1日は、西箕輪のみはらしファームでいちご狩りを体験しました。
台湾で上伊那地域の観光情報を発信してもらい冬の時期の誘客を図ろうと、上伊那地域振興局が行ったものです。
今回は「雪のアルプスと食」をテーマに、上伊那地域のご当地グルメを食べたり観光施設を訪れています。
台湾のブロガーたちは、食べるだけでなく、いちごを被写体にアングルを変えながらカメラで撮影していました。
午後になると、早速SNSに記事をあげていました。
台湾の旅行雑誌の3月号には、上伊那に関する記事が掲載されることになっているということです。
上伊那地域振興局では「リニア開通も見据えて、外国からも訪れてもらえるような地域づくりを進めていきたい」と話していました。
一行は、中央アルプスや光前寺なども訪れ、3日に帰国しました。 -
ハーモニカ演奏会
上伊那で活動するハーモニカグループによる演奏会が伊那市の伊那文化会館で2日、開かれました。
演奏会は、上伊那ハーモニカ愛好者の集い実行委員会が毎年開いているもので今年で8回目です。
2日は、個人や団体合わせておよそ100人が参加し、練習の成果を発表しました。
このうち、伊那市と辰野町のメンバーで集まる5人グループ「ハーモニカこまくさ」は、春の曲を集めたメドレーを披露しました。
こまくさは、月に2回練習をしていて、地区の行事や老人福祉施設などでボランティア演奏をしているということです。
主婦5人で集まる伊那市の「さくらメイツ」は、ベースを担当するバスハーモニカやコードハーモニカを使ってフランス民謡を披露しました。
訪れた人たちは、ハーモニカの音色を楽しんでいました。
-
今季初のまとまった降雪
上伊那地域では31日の夕方から夜にかけて、今シーズン初めて平地でまとまった雪が降り、1日の朝は雪かきをする人の姿が見られました。
1日午前8時過ぎ、伊那市荒井のいなっせ北側広場では、除雪機を使って雪をかく人の姿が見られました。
上伊那広域消防本部によりますと、伊那地域では1日午前0時に12センチの積雪を観測したということです。
みはらしファーム周辺では、観光客が訪れる前に、職員が雪をかいていました。
伊那警察署によりますと、31日午後5時から1日午前8時までに、雪の影響で15件の車の事故があったということです。 -
リニアに向けた地域づくり講演会
8年後の2027年のリニア中央新幹線の開業に向けた地域づくりに関する講演会が31日伊那市の伊那文化会館で開かれました。
講演会では国土交通省の岸弘之計画官がリニア中央新幹線が及ぼす影響などについて話をしました。
岸さんは「三大都市圏がリニアで結ばれ世界でも有数の経済圏が形成される。
人や物の流れ、ライフワークが大きく変化する」と話し、「広域連携によるあらたな産業の創出や、海外への誘客の仕掛けが必要だ」と話していました。
出席者から「国が描く長野県駅のビジョンは」との質問に対し、「飯田市の自然と、航空産業などの技術を活かした地域づくりが求められている」と答えていました。
講演会は、リニア中央新幹線建設促進長野県協議会などが開いたもので、会場には上下伊那の市町村や商工団体などの関係者、およそ200人が出席しました。
-
平成30年 人口増減発表
長野県は去年平成30年の年間人口増減数を31日発表しました。
自治体別の自然増減数では、南箕輪村だけが増加し他は全て減少となっています。
県の調べによりますと長野県の人口は平成30年の1年間に1万2,116人減少し今年1月1日現在206万1,053人で17年連続の減少となりました。
このうち出生数から死亡数を引いた自然増減では、南箕輪村が1人の増加で最も多く、他の全ての自治体は減少となっています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の市町村の自然増減と社会増減を合わせた人口増減数は伊那市は346人減少し人口は6万7,058人。
箕輪町は48人増加の2万5,148人。
南箕輪村は99人増加の1万5454人でした。
県内で人口の増加数が最も多いのは白馬村の199人で、最も減少したのは長野市の2,475人でした。
-
上伊那書道協会 新春役員展
上伊那の書道の指導者の作品展、上伊那書道協会新春役員展が、伊那市のいなっせで開かれています。
作品展では、26人がそれぞれ1点を出品しています。
毎年この時期に開いていて今回で16回目です。
テーマは「新春を寿ぐ」で、春らしい言葉を選んだ作品や、表装の作品が並びます。
漢字・かな・調和体・前衛など、様々なジャンルの書道作品が並んでいます。
上伊那書道協会事務局長の堀内郁子さんは、「書を通して好きな言葉や好きな字体を表現するのが楽しい」と話していました。
この上伊那書道協会新春役員展は、来月3日(日)まで伊那市のいなっせ2階展示ギャラリーで開かれています。
-
高校再編地域懇談会
上伊那地域の高校の将来像を考える協議会は、地域住民から再編について意見や思いを聞く、地域懇談会を29日、伊那市役所で開きました。
参加者からは活発な意見が出されていました。
懇談会は、多くの声を聞いて今後の検討に反映させようと開かれたもので、地域住民や学校教諭など伊那市を中心に63人が参加しました。
地域懇談会は、23日に駒ヶ根市で開かれ今回が2回目で、辰野町でも開かれます。
県教委が高校改革の実施方針について説明した後に、上伊那地域の高校の将来像、将来を見据えた学びの在り方をテーマに、6人ずつ10グループに分かれおよそ1時間、意見を交わしました。
参加者からは「統廃合より、まずは少人数学級を目指してほしい」「中学生にとって魅力ある高校をつくる事が大切だ」「学校間の連携でネットワークを繋いで授業が出来ないか」など様々な意見が出されていました。
最後にグループごと意見をまとめ発表しました。
懇談会には、箕輪進修高校の1、2年生も参加していました。
懇談会で出された意見は今後、事務局を務める上伊那広域連合のホームページで公開する他、来月14日に開かれる上伊那地域の高校の将来像を考える協議会で報告されることになっています。
-
インフルで中病面会禁止
全国的にインフルエンザが猛威をふるっています。
伊那市の伊那中央病院では院内感染を防ぐため29日から全面的に面会を禁止しています。
伊那中央病院では当面の間、全面的に面会を禁止しています。
病院から呼ばれた場合のみ面会は可能で、付き添いが許可された場合は許可証を発行しています。
看護師たちは、マスクの着用や消毒の徹底をしています。
診察後は、除菌シートを使って手すりや椅子、机などを拭くなどの対応をしています。
長野県は、30日インフルエンザ週報を発表しました。
上伊那の1医療機関あたりのインフルエンザ患者数は83.38人で、警報レベルの30人を大きく上回っています。
11の保健所で北信の92.20人に次いで上伊那が2番目に多くなっています。
県の平均は64.72人で平均も大きく上回っています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の小中学校では30日現在、伊那市の小学校で4校5クラスが学級閉鎖、中学校はありません。
箕輪町と南箕輪村の小学校1校1クラスずつつで中学校はありません。 -
パラレルドリームe-TaxをPR
2月18日から、平成30年分の確定申告が始まります。
30日は自宅で申告書の作成ができるe‐TaxのPRイベントが伊那市の伊那税務署で行われました。
イベントでは上伊那を拠点に活動するアイドルグループパラレルドリームの「みかさん」と「ゆいさん」が、インターネットを使って申告書が作成できる「e-Tax」を体験しました。
パソコン画面の表示と職員の指示のもと文字や数字を入力し、およそ15分で申告書を作成しました。
「e-Tax」は、税に関する各種手続きを国税庁のホームページで行えるシステムです。
今年は新たにマイナンバーカードが無くてもIDとパスワードによる申告が行なえます。
これによりスマートフォンからも申告が行えますが、IDとパスワードの取得には、事前に税務署での本人確認が必要となります。
平成30年分の確定申告は2月18日からです。
-
トルコギキョウ播種始まる
長野県が出荷量全国一位で、上伊那の主力品種の花「トルコギキョウ」の播種作業が伊那市東春近で始まりました。
29日は、農事組合法人いなアグリバレーのハウスで、栽培農家およそ20人が作業にあたりました。
大きさ1ミリ以下の種を、専用の器具を使ってトレイの決まった場所に落とします。
このトレイ1枚から300本のトルコギキョウが育ちます。
トルコギキョウは、長野県が出荷量全国一位の花で、上伊那は諏訪に続いて県内二番目の産地となっています。
今年は去年よりも10万本多い270万本を目標に掲げていて、1日におよそ30万本分の種を播きます。
いなアグリバレー理事の伊東雅之さんは「育苗作業は花を育てる上で一番と言ってもいいぐらい重要な作業です。良い花を育てて、一番を目指したい」と話していました。
上伊那産のトルコギキョウの出荷量は10年前と比べて2倍近くになっていて、日本一の産地を目指しています。
生産しやすく、比較的価格が安定していることから若手の就農者も増えているということです。
大阪出身で去年就農した松田大地さん(38)は「土地や気候が良いから移り住んだというのもあるけれど、トルコギキョウに力を入れている産地で一緒にできたら、という想いもあり、この場所で就農しました」と話していました。
育苗したトルコギキョウは、4月に90戸の農家に配布されることになっています。
収穫・出荷は6月から始まり、8月のお盆の時期にピークを迎えるということです。 -
IoTデバイスの開発・活用事例学ぶ
物をインターネットにつなぐ、IoTの導入について学ぶセミナーが28日、南箕輪村の南信工科短期大学校で開かれました。
セミナーには、上伊那の中小企業の社員を中心に、およそ30人が参加しました。
南信工科短大や信州大学の非常勤講師で、工学博士の西山隆也さんがIoTデバイスの開発や活用方法などについて説明しました。
「物」と「インターネット」をつなぐことがIoTと呼ばれていて、工場で動いている機械の生産ロスや、農作物の栽培ハウス内の温度などをデータ化することもできるため、事業の効率化などに活用されています。
物をインターネットにつなぐための機械が「IoTデバイス」と呼ばれています。
西山さんは、データを収集するために、デバイスを動かし続けることの必要性を説明した上で「機械から出る熱を使った発電や、モーター・エンジンなどの振動を使った発電など、自立電源を使うことで人件費や設備費などのコストを抑えることができます」と説明していました。
すでにIoTを導入しているというある参加企業は「実用例を参考にして、より良いデータが取れるようになればうれしい」と話していました。
セミナーは、地域企業の技術力の向上などを目的に、南信工科短大振興会が毎年開いているものです。 -
特色ある県産品をPR
長野県内各地の特色ある商品とサービスエリアのテナントや大型スーパーとをつなぐ「長野県産品商談会」が29日、伊那市の伊那商工会館で開かれました。
商談会には県内34の事業者が出展し、商品のPRをしました。
上伊那からは、7団体が参加しました。
伊那市西箕輪の醸造会社「In a daze Brewing(イナデイズブルーイング)」の冨成和枝さんは、2月から販売を開始するクラフトビールについて説明していました。
伊那市西町の農家「やーくんfarm」は、自分たちで育てているブロッコリーを多くの人に食べてもらおうと試作したパウンドケーキやポタージュの試食品を提供していました。
並んだ商品を見に訪れたスーパーなどの仕入れ担当者は、味見をしたり説明を聞いたりして、興味のあるものを持ち帰っていました。
会場を訪れたある参加者は「地元色の強いものがあれば取り入れていきたい」と話していました。
主催した県では「知られていない県産品の発掘やPR、出展者の商談技術向上につながってほしい」と話していました。 -
企業の景気見通し 4割が「悪い」
アルプス中央信用金庫がまとめている伊那谷経済動向・中小企業景気レポートによりますと、今年の景気の見通しについておよそ4割の企業が「悪い」と回答しています。
あるしんが上伊那を中心とする202社に対しアンケート調査したものです。
【今年の自社の景気】について、「良い」と答えた企業は15・9%、「普通」は46.2%で、「悪い」と答えた企業は37.9%でした。
今年10月に予定されている消費税引き上げが景気にマイナス影響を与えると考えている企業が多いということです。
【自社の景気が上向く転換点はいつごろになる見通しか】との問いには、「すでに上向いている」が15.1%、「6か月以内」が14%、「1年後」が14.5%となっている一方で、33.2%が「景気改善の見通しは立たない」と答えています。
また、去年10月から12月の業況判断指数はマイナス1.1ポイントで、前期と比べ5.5ポイント改善しています。 -
顔の見えるつながりで連携強化
上伊那で切れ目のない医療と介護・看護体制の構築を目指し、多職種連携について考える「医療・介護多職種連携ミーティング」が27日、伊那市役所で開かれました。
ミーティングには、病院関係者やケアマネジャー、市町村職員などおよそ130人が参加しました。
参加者は、聖路加国際大学の山田雅子教授の説明を聞きながら、20の班に分かれてグループワークを行いました。
最初に、班ごと医療介護や看護サービスで、地域に足りないものについて話し合いました。
参加者からは、ケアマネジャーや総合診療の医師が足りないなどの意見が出ていました。
山田さんは「持っている資源を使ってどうやりくりすれば10年後に幸せな地域になるのか。足りないものだけでなく、今の介護・看護が本当に必要なものかどうかを考えていく必要があります」と話していました。
ミーティングは、昨年度から上伊那地域で導入された、病院や介護施設などの統一の入退院時の連携ルールをより良いものにしようと、今回初めて開かれました。
上伊那地域在宅医療・介護連携推進事業研究会の北原敏久会長は「顔の見える関係づくりを進めることで、今後の連携強化につなげていきたい」と話していました。 -
県議選 垣内さん出馬表明
4月7日に投票が行われる県議選上伊那郡区に辰野町宮木の現職 垣内基良さんが出馬する事を27日、正式に表明しました。
後援会からの出馬要請を受け垣内さんは「皆様方に支えられ5期目に向かい県議選を戦っていきたい。なんとかして勝っていきたいので、今まで以上の支援をお願いします」と話していました。
27日箕輪町の伊那プリンスホテルで開かれた県政報告会で垣内さんが正式に出馬を表明しました。
垣内さんは「防災を含む、災害に強い地域作り」や「中山間地の農地を守る事」などを県に提言していきたいとしています。
垣内さんは辰野町出身の69歳で、平成11年の県議選に初当選し現在4期目です。
党派は自民党県議団で平成29年3月から1年間県議会議長を務めました。
定数2の県議選上伊那郡区にはこれまでに南箕輪村の共産党の新人・山崎健志さんが出馬を表明しています。
-
高校生がザザムシ漁を体験!
上伊那地域の高校生は26日、冬の伊那谷の風物詩ザザムシ漁に挑戦しました。
26日は、上伊那農業高校の生徒7人が伊那市山寺の天竜川の浅瀬でザザムシ漁を体験しました。
伊那谷の昆虫食の価値や魅力を県内外に発信していこうと上伊那地域振興局が企画したもので、地域の高校生に声をかけました。
ザザムシは、カワゲラやトビゲラなどの幼虫の総称です。
高校生は、地元の漁師3人から指導を受けながら、石の裏にいるザザムシをとっていました。
途中、佃煮にしたものを生徒が味見していました。
中には初めて食べる人も。
上伊那地域振興局では、今回の高校生によるザザムシ漁体験を皮切りに、東京の銀座NAGANOで昆虫食の試食販売会を開く他、2月17日には伊那市創造館でシンポジウムを企画しています。
上伊那地域振興局では、昆虫食文化を切り口に地域の食や風土、環境を紹介する本を今年度中に出版する計画です。
-
マイクロプラスチックについて講演会
海洋生物への悪影響が問題となっているマイクロプラスチックをテーマにした環境講演会が25日伊那市の伊那合同庁舎でひらかれました。
マイクロプラスチックは直径5ミリ以下のプラスチック片のことで魚やウミガメなどがエサと間違えて食べたりケガをするなど問題となっています。
講演会では東京理科大学の二瓶泰雄教授が「河川のマイクロプラスチック」という演題で話をしました。
二瓶教授は「陸が発生源のプラスチックが川を流れて小さくなり
それが海の生物に悪影響を与えている。海のごみの問題はわがこととして考えなければならない。」と指摘しました。
またマイクロプラスチックが水中の汚染物質を吸着しそれを食べた魚を人間が食べるとリスクがあり危険だとしてうえで、「今すぐ対策をしないと影響が後世まで残ってしまう。」と話していました。
講演会は消費者の会などでつくる豊かな環境づくり上伊那地域会議が開いたもので会場には約50人が集まりました。
-
ごみ処理基本計画 今月答申へ
上伊那広域連合廃棄物政策審議会は、ごみの資源化や減量化などを効果的に進める第5次ごみ処理基本計画をまとめました。
25日は、伊那市のいなっせで廃棄物政策審議会が開かれました。
第5次ごみ処理基本計画の期間は2019年度から2028年度までの10年間で、審議会では2年間かけて策定してきました。
計画では1人1日あたりの家庭ごみの排出量の目標を来年度は462g、また2028年度には438gにするとしています。
年間の事業ごみの排出量目標は来年度の8,497トンから2028年度は8,239トンにするとしています。
第5次ごみ処理基本計画は、今月中に上伊那広域連合長の白鳥孝伊那市長に答申することになっています。
-
JA上伊那農業振興大会 スマート農業学ぶ
JA上伊那の農業振興大会が24日、本所で開かれ、組合員がスマート農業について学びました。
大会では、農業のコンサルタント業務を行う会社の担当者が話をしました。
スマート農業とは、ロボット技術や情報通信技術を使って省力化、精密化などを図る農業のことです。GPSの走行システムで自動的に田植えを行ったり、アシストスーツで収穫物の積み下ろしなどの重労働を軽くするといったものがあります。
部分的には、活用されているものもあるということですが、最終的には、トータルで管理できる営農システムの確立が目指されているということです。
コンサルタント会社の担当者は、「伊那のような中山間地は、営農管理システムを使った効率の良い農業が必要だ」と話していました。
JA上伊那農業振興大会は、毎年この時期に開かれていて、180人が参加しました。
-
インフルエンザ 警報レベル
上伊那の1医療機関あたりのインフルエンザ患者数は55.13人で、依然として警報レベルの30人を大きく上回っています。
県の発表によりますと、上伊那の今月14日から20日までのインフルエンザ患者数は1医療機関あたり55.13人で前の週の44.25人を上回っています。
大町を除く10の保健所で警報基準を上回っています。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の小中学校では23日現在、伊那市の小学校で3校9クラスが学級閉鎖、中学校はありません。
箕輪町の小中学校で学級閉鎖はありません。
南箕輪村は小中学校1クラスずつとなっています。
伊那保健福祉事務所では感染予防として石鹸でこまめに手を洗うこと。
十分な休養とバランスの取れた栄養摂取を心がけること。
乾燥しやすい室内では加湿器などを使って適切な湿度を保つこと。
人混みに出かけることを避けやむを得ず出かける場合はマスクを着用することなどを呼び掛けています。 -
おもてなし牛乳 販売数増
上伊那の若手酪農家が企画・開発した牛乳「酪農家のおもてなし牛乳」の今年度の販売実績が1000ml入りはおよそ2万本で、昨年度より1割増えたことが22日に報告されました。
この日は、JA上伊那本所で上伊那地域酪農協議会の事業懇談会が開かれ、販売実績が報告されました。
「酪農家のおもてなし牛乳」は、上伊那地域の10代~40代の若手酪農家が自分たちで搾った牛乳を多くの人に飲んでもらおうと、2015年11月から販売しています。
1000ml入りの12月末までの今年度の販売数は、昨年度の同じ時期と比べて1割増のおよそ2万本でした。
200ml入りは、昨年度の同じ時期と比べて2倍のおよそ6万本でした。
これは、学校給食での提供が増えたことが大きく影響しているということです。
意見交換では、参加した市町村担当者や学校の栄養士などから「もっと学校給食での提供を増やして地産地消を進めてほしい」といった意見が多く出されていました。 -
伊那スキークラブ ジュニアチーム練習
伊那スキークラブのジュニアチームの練習が、毎週日曜日に行われています。
20日も、日本スキー連盟が定める技能テストの合格に向けて練習に励んでいました。
伊那スキークラブのジュニアチームには南信から40人ほどの小中学生が通っています。
ジュニアには、日本スキー連盟が定める5級から1級まであり、技能テストで合格するとバッジが与えられます。
それぞれ今の級より上のバッジを目指して練習しています。
バッジテストには、ジュニア、一般の上のクラスに、テクニカルがあります。一般も混ざってのテクニカルの合格率は1割という厳しいテストです。
去年、テクニカルテストに合格した伊那市の高遠小学校6年生の北村 一歩君です。
北村君は、今年、最上級のクラウンへの挑戦を目指しています。テクニカルよりもさらに厳しく、合格率は3%ほどだということです。
チームの指導者たちも、北村君や、メンバーの活躍に期待を寄せています。
北村君の夢はスキーのデモンストレーターになることです。
ジュニアチームの練習は、シーズンの3月上旬まで毎週日曜日に行われます。