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南箕輪村保育料審議委員会 保育料改定の答申
南箕輪村保育料審議委員会(北條明委員長、11人)は20日、唐木一直村長に対し、保育料改定の答申をした。07年度税制改正により、所得税から住民税に税源委譲したことで保育料階層区分の変更が必要となった。答申は階層区分を決める定義変更のみ。改正期日は7月1日から。
村住民福祉課によると、税源委譲により所得税額は約半分となった。村の階層区分は5階層以上が前年度の所得税額に応じて階層を決めているため、今回の答申で5階層以上の区分で所得税額の定義変更があった。
村は同委員会に対し、引き続き、8月1日から改正実施する08年度の保育料についての検討を諮問。村としては、低所得者階層の保育料が他市町村と比べて割高となっている現状の見直しを考えている。
唐木村長に答申書を手渡す北條委員長 -
南箕輪村議会6月定例会 閉会
南箕輪村議会6月定例会は19日にあり、追加2件を含む議案12件と請願3件、陳情1件の採択に伴う意見書の提出4件を可決し、閉会した。追加議案は消防ポンプ自動車の購入による「財産の取得」、大芝高原味工房の建築本体工事に関する「工事請負契約の締結」について採決した。
消防ポンプは村消防団第2分団第1部(北殿)の車両更新によるもので、指名競争入札の結果、新井機械ポンプ商会(飯田市)が1千47万9千円で落札。味工房の建築本体工事は、一般競争入札(制限付)の結果、原建設が1億25万4千円で落札している。
採択された請願・陳情は次の通り。
▽「義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める請願▽35人学級の早期実現、教職員定数増を求める意見書提出に関する請願書▽長野県独自の30人規模学級の拡大及び市町村における自由度の拡大と複式学級の解消、県独自に教職員配置増を求める意見書提出に関する請願書▽森林・林業・木材産業施策の積極的な展開を求める陳情
18日、東京・杉並区の小学校で児童が校舎屋上にある天窓を突き破り1階に転落した死亡事故に関係し、南箕輪村市教委は19日午前、村内3小中学校の校舎を点検し、危険個所を把握した。唐木一直村長が議会閉会のあいさつの際、報告した。
村教委によると、天窓は村内全小中学校にある。天窓のほか転落する恐れのある危険個所は3小中学校で計4カ所。天窓に転落防止の柵を設けるなどの対策費用を7月の臨時議会で補正予算に盛り込む考えだ。 -
信大生が村消防団ポンプ操法大会に出場
南箕輪村の温泉施設「大芝の湯」駐車場で29日に開く、村消防団ポンプ操法・ラッパ吹奏大会に信州大学農学部の学生が初出場する。出場する学生は2人で、小型ポンプ操法の部にエントリーした同消防団第4分団第1部(沢尻)の代表選手として大会に臨む。
消防団活動に取り組むのは、大学院農学研究科修士2年の五十嵐啓介さん(24)=新潟県出身=、森林科学科森林コース3年の松村泰代さん(20)=静岡県出身=。五十嵐さんは村消防団員として初の信大生で入団2年目、松村さんは入団1年目となる。ともに地域住民との交流の一助になればと活動している。
代表4選手のうち五十嵐さんは、小型ポンプで水槽から水をくみ上げる準備をする2番員、松村さんは1本20メートルのホース2本を伸ばして放水する1番員を務める。五十嵐さんは「地元に帰っても経験が生かせるよう練習したい」。松村さんは「男子団員に見劣りしないよう頑張りたい」と意気込んでいる。
大会に向け5月中旬から始まった早朝練習には、松村さんと同時期に入団した同大学森林科学科森林コース3年の細川奈々枝さん(20)=香川県出身=も参加。「周りの団員に助けてもらいながらだが毎朝充実している」と練習のサポートに懸命だ。
第4分団第1部の清水健部長は「3人とも練習にはまじめにきており、頼もしい戦力として育ている。大会では練習の成果を発揮するため、思いっきりやってもらいたい」と期待している。
大会に向けて早朝練習に励む信大生2人。ホースを伸ばしているのが松村さん、後方で小型ポンプに駆け寄っているのが五十嵐さん -
南箕輪村公民館「父の日の親子工作講座&遊び講座」
南箕輪村公民館は15日、「父の日の親子工作講座&遊び講座」を南箕輪村民センターで開いた。村内の子どもや保護者など16人が参加。みはらしファーム「工房COO」の佐野博志さんから指導を受け、手づくり玩具に挑戦した。
まず最初に作ったのは、紙で作ったプロペラを割り箸に挟んだ輪ゴムで飛ばす玩具。参加者たちは佐野さんに教わりながら、慎重に作っていった。
佐野さんが「忘れないうちに今度は、自分だけで作ってみよう。妹や弟やクラスの子にも教えられるようにね」と言うと、子どもたちは「大丈夫かな」と心配そうな顔。最初に作ったものを参考にしたり、保護者に聞いたりしながら、なんとか完成。
続いてトイレットペーパーの芯を使った風車風の玩具に挑戦。トイレットペーパーの片端に9カ所の切れ目を入れてねじり、先端に紙片で羽を付けていく。
父親にトイレットペーパーの芯を押さえてもらい、ハサミで切れ目を入れていく子どもや、「なんか違うなあ」と完成品を見てどこが間違っているのかと、首をひねる子どもの姿もあった。
参加者たちはほかにも、クルクルと回りながら飛んでいく紙飛行機にも挑戦した。 -
南箕輪村議会一般質問
◆保育園の園庭や学校の校庭の芝生化について
次世代を担う子どもたちが学ぶ保育、教育環境を整備していくため、小中学校校庭の砂じん対策のための園庭や校庭の芝生化について孕石勝市議員が質問した。
唐木一直村長は「(09年度)改築する南原保育園の園庭をできれば試験的に芝生化し、その状況をみていきたい」と答弁。効果があれば他の園にも芝生化を広げる考えを示した。
小中学校についても「総合的に考え、芝生化に向けて動き出したい」としたが、保育園と比べ校庭は面積が広いため、維持管理費を考えると「時間のかかる問題」とした。
◆大芝高原の森林整備とボランティア作業について
村民ボランティアが大芝高原の森林整備のため除伐や下草刈りなどをする「育樹祭」について、森林の管理方法やボランティア作業の手順などに対しては、どのような検討がされているか久保村義輝議員が唐木一直村長に質問した。
唐木村長は「参加者が多く、人数の取りまとめに困難した。作業範囲も広かった」とし、作業を統率しきれなかったことを反省。本年度は、事前講習会を開き、当日は残すべき木に目印を付けるなど対応していきたいと話した。
森林の管理方法については、村自然環境調査の会の報告や、信州大学農学部、NPOの意見を聞きながら森林全体のあり方を考えていきたいとした。
育樹祭は大芝高原を守り育て、次世代に引き継いでいこうと07年度に初めて開いた行事。前年度は村民580人が参加し、7・5ヘクタールを整備。本年度は10月19日にあり、300縲・50人の人手でマレットゴルフ場西側の林3ヘクタールを作業する予定だ。 -
大芝高原まつりのポスター図案など決まる
南箕輪村の第23回大芝高原まつりをPRするポスター、うちわ、パンフレットの図案が決まった。17日夜、村役場でまつり実行委員会が選定会を開き、地元中学生の作品31点からポスターに金田理紗さん、うちわに宮本瑶子さん、パンフレットに永井あかりさんの作品を選んだ。
図案は南箕輪中のわくわくクラブ美術部の31人が一人1作品ずつ応募。同実行委員会の副委員長、顧問、事務局ら11人が審査員となり、最優秀賞3点(ポスター、うちわ、パンフレット)、優秀賞4点、佳作10点の入賞計17点を決めた。
美術部顧問の辻やよい教諭は「全体的にバックは例年通りの黒が多いが、構図は美術力の高い、新しいものがある。子どもたちにとって大芝まつりには特別な気持ちが込められている。細かいところまで見てほしい」と話していた。
ポスターは200枚作成し、村内の公共施設、飲食店などに掲示。うちわは6千本を作り、村報(8月号)と一緒に1本ずつ全戸配布する。
入賞者は次のみなさん(カッコ内は学年とクラス)
【最優秀賞】 ▽ポスター=金田理紗(2年1組)▽うちわ=宮本瑶子(1年1組)▽パンフレット=永井あかり(1年5組)
【優秀賞】 倉田愛実(3年1組)竹松鈴佳(2年1組)本郷未樹(2年3組)溝口晶子(2年4組)
【佳作】 福沢萌(3年1組)奥村茉奈美(3年2組)薄田葵(3年3組)山崎瑞希(2年2組)上田玲奈(2年3組)竹本香月(2年4組)三浦夏海(2年4組)赤堀優未(1年1組)橋本采果(1年3組)藤田優衣(1年4組)
ポスター・金田理紗さん(中学2)
うちわ・宮本瑶子さん(中学1)
パンフレット・永井あかりさん(中学1) -
75歳以上の人間ドッグ助成 南箕輪村続ける
南箕輪村は17日、後期高齢者医療制度の導入で75歳以上の人が人間ドック費用の助成を受けられなくなったことに関し、制度導入の4月にさかのぼり、該当となる全村民に対し、村が助成していく方針を示した。村議会一般質問の際、唐木一直村長が高見利夫議員の質問の答弁で明らかにした。
唐木村長は「高齢者に優しい村づくりを進めるため」と説明。助成規模は国民健康保険で行っていた同額となり、人間ドック1泊3万円、同日帰り1万5千円(健康センターは1万円)、脳ドック2万円の経費助成をする考え。
村住民福祉課によると、制度導入前の07年度、75歳以上国保加入者の人間ドッグ利用人数は17人で助成額計46万円。村内の該当者は4月1日現在1440人おり、本年度の助成額は昨年度の2倍以内を見込んでいる。
村の助成制度は7月上旬に開く村議会臨時議会で可決後、スタート。該当者には人間ドッグを受けた後、申請してもらう考え。 -
南箕輪村未収金特別対策チーム 本年度初会議
南箕輪村役場の職員でつくる未収金特別対策チーム(リーダー・加藤久樹副村長、11人)は16日、本年度初の会議を開いた。会議では、収納率を上げていくため、今後の未収金徴収特別対策の進め方などについて話し合った。
村税や各種使用料金などの滞納情報を庁内横断的に共有し、対応していくことが目的で3年ほど前に発足。関係者によると、5月の出納閉鎖でまとまった07年度の村税収納率は94・7%で前年比0・3ポイントの伸び上がり。しかし、滞納者に対する収納率は24・4%と同0・7ポイント下がった。
国保税を含む村税滞納総額は1億9千万円で、介護保険料や下水道使用料金などの滞納を加えると2億2900万円となり、07年度の村税収の1割に及ぶという。
本年度初会議を行う村未収金特別対策チーム -
「野外生け花」に向け下見 青山会の上條さん
南箕輪村の大芝高原大芝湖周辺で7月12日に「野外いけばなデモンストレーション2008」を開く、真派青山流華道・煎茶礼法青山流家元の上條香月さん=松本市=が16日、イベント実施に向けて大芝湖周辺を下見した。
「自然は最良の師匠」をモットーとする上條さんが、1966(昭和41)年から毎年県下各地で行っているイベント。周囲との調和を考え屋外で花を生け、自然について勉強しているという。今回、上伊那地方では初めてとなる。
カラマツ林や中央アルプス・経ヶ岳、大芝湖など「絵になる」風景があるため、南箕輪村での実施を決めたという上條さん。当日はアルプスホルンの演奏の中で花を生ける。「大芝高原にきた人が和むような花を生けたい」と多くの見学を呼び掛けている。
「野外いけばなデモンストレーション2008」は午前9時30分ごろからスタートする。
大芝高原の大芝湖周辺を下見する上條さんと大芝荘の山崎支配人 -
神子柴園芸クラブ「山野草盆栽展」
南箕輪村の神子柴公民館で活動する園芸クラブの山野草盆栽展は14日、同公民館で始まった。ヤマアジサイ、ホタルブクロなどのほかサツキの盆栽など計140点を出品。多くの人が訪れ、熱心に観賞している。15日まで。入場無料。
展示はクラブが発足して13回目。本年は会員16人が丹精込めて育てた作品を並べた。枝垂れ桑、ウツギ、ツワブキ、イワオモダカ、ヤブレガサなど多彩にそろっており、中には寄せ植えや石付きなどもある。
中山銀子郎会長(83)は「昨年と比べて会員が4人減ったにもかかわらず、今年は思ったより作品数が多かったのでうれしい。一人ひとりの努力のおかげ。展示は年に一度のお祭りの気持ちでやっているので、今後も毎年続けたい」と話している。
神子柴園芸クラブは月1度の例会を開き学んでいるほか、植え替えや挿し芽の講習会、年1度の研修視察旅行などがある。
会場では無料の包丁研ぎを行っている。15日は午前9時縲恁゚後4時。
会員が丹精込めて育てた作品が並んだ -
バラ200種類が見ごろ
淡いピンクの花びらが重なり合い優しい雰囲気を醸すピエール・ド・サンロール、ゆったりと波打つ花が見る人を魅了するロココ。アンジェラとサマースノーのアーチをくぐると、剣弁高芯の凛(りん)とした色鮮やかなモダンローズも咲き、坂本克代さん(駒ケ根市福岡)のイングリッシュガーデンが見ごろを迎えた。
まもなく純白のカサブランカ、愛らしい鹿の子ユリなど数百本のユリも咲き出す。
坂本さん自ら設計し、昨年9月に完成した「天空のラウンジ」からは、バラの庭と中央アルプス、南アルプスが望める。
全国ガーデニングコンテストでブロンズメダル賞に輝いた坂本さんの英国式庭園は独創性で高く評価され、入園料全額(昨年実績7万5500円)を市に寄付し、全国初のチャリティーの庭として注目された。
昨年10月、11月にはNHK「素敵なガーデニングライフ」で紹介され、日本園芸協会の「ローズコンシェルジュ講座」のテキスト2、3号にも見開き2ページにわたり紹介されている。
ガーデンは四季咲きのバラ、ユリ、さまざまな宿根草が次々と咲いて、晩秋まで楽しめる。
「バラは大好き、手が掛かるだけ咲けば、香って報われる。天空のラウンジでハーブティを飲みながら、庭を鑑賞する時が至福のひととき」と話す。
入園料500円(茶菓子付き)。詳細は坂本さん(TEL83・8998)へ。 -
オープンガーデン バラや宿根草見ごろ
南箕輪村南原の建築士辻井俊恵さん(32)宅と隣りにある建築士事務所で14、15日、「オープンガーデン」を企画する。両庭に咲く草花は現在、ピンク色を中心としたバラ約110種と白や紫色など約800種の宿根草が見ごろを迎えており、昨年は県内外から600人が訪れたという。
辻井さん家族が庭にバラなどを植え始めたのは10年以上前。欧州旅行をきっかけに「見る庭から住まう庭」へと手入れし始めた。オープンガーデンの企画は4年目で、自宅の庭造りの参考になればと、訪れる人は年々増えている。
庭に作った格子状の日陰棚には、つるバラを絡ませた緑廊(りょくろう)を数個所設けており、期間中、自宅で栽培したハーブを使ったお茶と手作りクッキーを振る舞う。辻井さんは「ゆっくりと庭を眺める体験をしてほしい」と話している。
問い合わせは、建築士事務所「ビダ・フェリース」(TEL73・6417)へ。
オープンガーデンを企画する辻井さん宅 -
伊那広域シルバー人材センター南箕輪地区定期総会
伊那広域シルバー人材センター南箕輪地区定期総会が13日、南箕輪村公民館であった=写真。会員約60人が出席し、本年度活動計画など5議案を原案通り可決した。08、09年度役員改選では清水武茂地区委員を再任した。
本年度活動計画は、7、10月の奉仕活動として村役場周辺の草取りを実施。このほか、8月の親ぼくマレットゴルフ大会、来年2月の親ぼく旅行などを盛り込んだ。
同地区の07年度受託事業実績は06年度と比べて8・4%の増加となった。清水地区委員はあいさつで「健康で1年間働いた成果が出た。会員の増強を引き続きお願いし、各事業への参加にも協力を」とした。 -
56歳歌手世界デビューだ 五十嵐清一さん(56)
56歳で歌手として世界デビュー。こんな方法があったんだ竏秩B今春、自身のブログ(日記や個人的な主張を公開できるwebサイトの総称)を通じ、今まで作曲してきた「白毛もち音頭」「青い夕暮れ」などオリジナルソングを全世界に配信し始めた。
「言ってみればシルバーエイジの悪あがき。自分でやっておきながら、世界中の友人から反響をもらい、びっくりしてる」
幼少のころから音楽が好きで、頭の中にはいつでもメロディーが浮かんでくるという。1996年には地元の田畑・半沢川を題材に作曲した「半沢音頭」を歌った。曲には踊りが振り付けされ、地域住民が村の「大芝高原まつり」で踊るまでに。歌手として県内のラジオ、テレビに出演するなど脚光を浴びた。
しかし、世に出たのは半沢音頭1曲だけ。そんな折、同級生の一人が逝ってしまった…。「明日はわが身。まだまだ未発表曲があった。人に聞いてもらわなければ遺作集にもならない。インターネットなら24時間、世界中いつでも誰でも聞ける」。・ス世界デビュー・スするきっかけだった。
新潟県生まれ。20歳まで長野市で過ごした。地元の高等専門学校を卒業後、県内の精密機器メーカーに就職したが20年勤めて退職。「組織の歯車にはなれないと感じた。たった一回の人生だし、自分のやりたいことをやらなきゃと、引かれたレールから飛び降りた」
脱サラ後すぐ、南箕輪村の自宅にオーディオ販売店「BASIC AUDIO(ベーシック・オーディオ)を開いた。1本100キロある年代物のアメリカ製スピーカーを皮切りにオーディオ機器やクラシック、ジャズなどのレコードを海外から輸入し始めた。自分の趣味で選んだ品は現在、3部屋分あるという。
大好きなモーツアルトを、良い装置でゆっくり聴きたかった竏窒ニ始めた店。「幸運だったのは、同じ趣味の人が世の中にいたこと。看板も出さない店だが、全国から訪れるお客さんが根強いリピーターとなってくれている。自分の趣味を追及した結果がこのスタイルとなった。うそのようで本当の話」
これからも歌手活動を続ける。「まだまだ頭の中には書き起こしていない200曲がある。自分の趣味を仕事にし、誰かのために少しでも役立てることができれば、それは最高の形。繰り返し、繰り返し挑戦すればよい。課題を解く方法は、考えればいくつもあるのだから」
五十嵐さんのブログURLは http://www.voiceblog.jp/papageno/
##(店データ)
◆BASIC AUDIO(ベーシック・オーディオ)◆
○住所 南箕輪村田畑5870竏・
○営業時間 午前11時縲恁゚後8時
○定休日 毎週月・火・水曜日
○TEL 0265・76・1578
10畳ある自宅店舗はオーディオ製品やレコードがびっしり -
養蜂家の小松さん 信大農学部でミツバチを語る
信州大学農学部(南箕輪村)の食料生産科学科動物コース2年生31人は12日、キャンバス内の農場で養蜂(ようほう)家の小松実治さん(76)=伊那市御園=からミツバチの管理について学んだ。実習は10年以上続く恒例で、小松さんが養蜂の仕事を語った。
10年以上前から始まった実習で、農場には毎年春先から秋口まで、小松さんが学生たちの学習に役立ててほしいとセイヨウミツバチの巣箱を置いている。一つの巣箱の中には約2万匹のミツバチがおり、同大学周辺のユリノキやアカシアの花のみつからできた、ハチミツを採取することができるという。
この日は、遠心分離機を使ってみつを採取したり、蜜蝋(みつろう)でキャンドルを作ったり体験。同大学生の西村佳さん(21)は「愛情を持って仕事している小松さんの姿を見て、思ったよりもミツバチを怖く感じなかった。とり立てのみつは花の香りがした」と話していた。
本年はニホンミツバチの巣箱2箱と合わせ計6箱を設置。小松さんは「ぜひ、みなさんに飼育の難しいニホンミツバチの研究をやってもらいたい。後継者が減っている養蜂家の仕事に興味を持ってくれれば」と期待した。
実習では、信州大学名誉教授の有馬博さん(72)=伊那市狐島=が収集した昔の農機具約550点を保管したキャンパス内の農具資料館を見学、有馬さんの説明も聞いた。 -
南箕輪小1年 ビオトーブで泥遊び楽しむ
ビオトーブでフナなどを飼っている南箕輪村の南箕輪小学校1年1組(遠山信之教諭、児童30人)は11日、ビオトーブに1年2組の仲間ら約30人を招いて交流した。梅雨の晴れ間となったこの日、水着姿の児童たちはプール開きを前に泥遊びを楽しんだ。
1組は自然体験活動を展開するため、5月から、学校近くに借りた休耕田をビオトーブに活用している。地域住民とともに整備した水田でフナやメダカ、タニシ、ドブガイなど十数種類の水中生物を飼育し、秋には魚つかみをする予定だ。
ビオトーブは鳥などの外敵対策のため、中洲の回りを30センチほど深く彫ったり、木の橋を中洲に渡したりと魚が隠れれる場所を確保しており、泥遊びの際、水中生物が生存しているかも確認。バシャバシャと水しぶきを上げながら駆け回る児童の顔は、泥だらけの笑顔だった。
「地域住民、保護者らボランティアの協力があるからこそ出来る活動」と遠山教諭。ビオトーブ作りに携わった農業、小林広幸さん(72)=北殿=は「昔、自分たちがやった体験をやってもらえることがうれしい。外で元気に泥遊びすることは精神的にも健全」と話していた。 -
南箕輪村議会6月定例会の一般質問要旨
南箕輪村議会6月定例会の一般質問は17、18日にある。質問者は9人。質問要旨は次の通り。
原悟郎 (1)ふるさと納税制度の取り組み方策(2)教育環境の現状
山本昭子 (1)食育をとりまく諸問題(2)給食費、保育料(3)ニシザワの店舗移転に村の考えは(4)諸施設の増改築
孕石勝市 (1)大芝高原活性化の具体的方策(2)保育園の園庭や学校の校庭の芝生化
高見利夫 (1)高齢者対策(2)通学道路の安全対策(3)遊休農地の有効活用策(4)開発公社管理人の公募
山口守夫 (1)鳥獣被害対策(2)地域開発により住宅、店舗の増加地区に対する安全、安心対策
三沢澄子 (1)後期高齢者医療制度(2)大芝高原の活用(3)学校教育
原司宣 (1)県道吹上北殿線未改良部分(2)村道6号線歩道(3)村内の店舗
小坂泰夫 (1)村に寄せられる住民の声は(2)10年後の村の姿(3)大芝荘、味工房の将来は
久保村義輝 (1)大芝林の整備とボランティア作業(2)道路通行の安全対策(3)国道に関連する交通体系と道路整備の検討 -
エコロジーコンサート出演子役 58人応募
南箕輪村が8月4日、村民センターで初めて開くイベント「KID,Sエコロジーコンサート」のショートミュージカルに出演する子役が決定した。5月下旬、村内外の小学3縲・年生を対象に募集したところ、村内53人、村外5人の計58人(男子6人、女子52人)が集まり、出演を決めた。
コンサートは「子ども地球サミット」(8月1縲・日、清内路村)の連動企画。ミュージカルは「蛍火の空の下」との演題で大芝高原や「田畑半沢ほたるの里」を舞台に環境問題を訴える内容となっており、宝塚歌劇団OGの但馬久美さんが特別出演する。児童たちはホタル役として舞台に立つ。
22日、村民センターホールで児童たちの初顔合わせとけい古がある。けい古は演出家のITOSANによるもので、7月下旬までの週末を中心に計5回ほどを計画している。 -
南箕輪村議会6月定例会開会
南箕輪村議会6月定例会は10日開会し、村が08年度一般会計補正予算案など計11議案を提出、村土地開発公社、村開発公社の経営状況などを報告した。同補正予算案は原案の通り可決。そのほかの議案は最終日の19日に採決する。請願3件、陳情2件は委員会付託した。
補正予算は4844万4千円を追加し、歳入歳出予算総額を44億1314万4千円とした。主なものとして、国の地域介護・福祉空間整備等交付金(3300万円)の内示を受け、大芝高原の多目的屋外運動施設等整備工事などに3883万円を盛り込んだ。本年度中にテニスコートを改修する予定。 -
大泉営農組合 営農講習会
南箕輪村の大泉営農組合(唐沢君人組合長、約160軒)は10日夜、大泉西部地区館で営農講習会を開いた。村産業課の松沢良行農政係長らを招き、集落営農の法人化について勉強。地域の水田を守りながら、後継者を育てる方法などについて考えた。
「集落営農法人化で何をめざすのか?縲恟W落の将来を水田とともに縲怐vと題した講習会に約30人が出席。村集落営農組織「まっくんファーム」に入る形での法人化を目指している同組合は、年一度の講習会で本年度、集落営農について勉強した。
松沢農政係長は、農業法人の種類などについて説明。「地域の中で最適な法人をみつけていく必要があり、自分たちの土地で生まれた作物をいかに売って、組織を維持するのかが大切。後継者たちに、愛着を持ってもらうことも組織の育成につながる」とした。
松沢農政係長の話に耳を傾ける組合員ら -
南箕輪村職員互助会 四川大地震の義援金集める
南箕輪村職員互助会(約150人)は10日夕、中国・四川大地震の義援金のために集めた募金2万5300円を日赤南箕輪分区長の唐木一直村長に手渡した。募金は同分区の四川大地震募金と一緒に、日本赤十字社を通じて現地に送金する。
同分区が5月下旬、四川大地震の被災者を救済するため同村役場入り口に募金箱を設置し始めたのがきっかけ。職員互助会の間で募金活動を始めようと話が持ち上がり、各職場で支援金を集めた。
募金は同会ボランティア担当者が唐木分区長に手渡した。唐木分区長は「有効に活用されるよう、日本赤十字社にお願いしたい」と話していた。役場入り口の募金箱は7月10日まで設置している。
唐木分区長に募金を手渡す村職員互助会ボランティア担当者 -
北殿地区社協 恒例の交流会
南箕輪村の北殿地区社会福祉協議会(浦山幸男会長)は7日、村高齢者障害者交流施設「ぽっかぽかの家」などで交流会を開いた。地区の一人暮らし、平日の昼間一人暮らしの高齢者22人が参加し、昼食を食べながら親ぼくを深めた。
梅雨の晴れ間となったこの日、参加者たちは大芝高原の散策を楽しんだ後、本年5月に開所したばかりの「ぽっかぽかの家」で昼食をとった。同施設ではこのほか、加藤久樹副村長による村政についての話を聞いたり、村住民福祉課の出前講座で「後期高齢者医療制度」について学んだりした。
毎年恒例となっている6、11月の年2回を計画する交流会。浦山会長は「一人暮らしのお年よりはなかなか交流の場がないので、交流会を楽しんでもらえればうれしい。家から外へ出掛けるきっかけになってくれれば」と話していた。
「ぽっかぽかの家」で楽しく昼食をとる参加者たち -
社交ダンス初心者講座 南箕輪村公民館新講座
南箕輪村公民館の新講座「社交ダンス初心者講座」が5日夜、村公民館で始まった。地域の社交ダンス愛好者の底辺拡大を目的とした講座で、村内や伊那市から20縲・0代の男女6人が受講。基本技術を中心とした丁寧なレッスンでダンス技術を学んでいく。
講師は村の社交ダンスサークルの指導も務める山本清彦さん=北殿=ら4人。初回は舞踏場でダンスを踊るときの方向を示す「ライン・オブ・ダンス」の知識や簡単なステップの学習となった。最初はぎこちない動きの受講生たちだったが、次第にリズムを掴み始めると自然に笑顔をこぼしていた。
山本さんは「社交ダンスは世界共通の踊りなので、覚えてしまえば世界中の人と楽しむことができる。コツコツと長く続けることが上達のポイント」と話していた。
社交ダンス講座では踊り方の基本となるブルース、スロールンバ、ジルバ、マンボの4種を覚えるため本年度、月1縲・回のペースで練習する。講座では仲間を募集している。問い合わせは、村公民館(TEL76・7007)へ。
ダンスのステップを学ぶ受講生 -
南箕輪村と箕輪町で不審者
伊那署は5日、管内で不審者が出現したため、市町村などを通じて注意を呼びかけた。
南箕輪村で3日午後9時ころ、村内のJR駅付近で迎えの車を待っていた女子高校生を近づいてきた男が触り、女子高校生が声を上げると男はすぐに逃げ出した。
男の特徴は年齢30歳くらい、身長175センチくらいでやせ型で色白、丸顔でスポーツ刈り、丸っぽいレンズの眼鏡をかけ、グレーのつなぎを着ていた。
一方、箕輪町でも4日午後5時20分ころ、共同作業の家西側駐車場で、小学生女子に「ガムをあげるからこっちへおいで」と男が声をかけた。小学生女子が逃げたため実害はなかった。男は40縲・0歳くらいで、白い作業服を着ていた。男は白い軽自動車に乗っていた。
伊那署では「夜間の帰り道など明るく人通りの多いところを選ぶ」「防犯ブザーを所持する」などと注意を促している。 -
辰野ほたる祭り キャラバン隊によるPR
21日から始まる「第60回辰野ほたる祭り」に向け、同祭り実行委員会は5日、キャラバン隊によるPR活動を行った。隊を2つに分け、諏訪・伊那方面と塩尻・木曽方面の近隣計10市町村で周知。上伊那地方にはキャラバン隊が伊那市、箕輪町、南箕輪村を訪れた。
南箕輪村役場には、副町長の赤羽八洲男副大会長ら6人が訪れた。町によると、ホタルの名所・松尾峡で実施したゲンジボタルの上陸調査では過去最高の1万6千匹余を確認しており、赤羽副大会長は「ここ2、3年は発生数が少なかったが節目の今年は期待できそう」と笑顔で話した。
ホタルの発生は気象状況に左右されるが、20日ごろを発生ピークと予想。雨が降っていたり、気温が低かったりするとホタルの乱舞を見ることは難しく、月明かりがなく、蒸し暑く、風がない状態が好条件といわれている。時間帯は午後8時前後。
祭り初日は、JR飯田線辰野駅周辺で地元小学生の太鼓演奏や鼓笛隊パレードのほか、ちんどん屋や笠踊りなどのパフォーマンスを展開。祭り期間中の土、日曜日は松尾峡周辺の駐車場利用状況をホームページで情報提供する。祭りは29日まで。
南箕輪村役場を訪れたキャラバン隊のみなさんと村関係者 -
南箕輪村公民館「歴史の散歩道講座」 開講
南箕輪村の公民館講座「歴史の散歩道講座」が5日夜、村郷土館で始まった。村文化財専門委員の松沢英太郎さんが講師を10年以上続ける公民館の長寿講座。本年度は村内の14人が史跡巡りなどを通じ、郷土の歴史について勉強していく。
「石造物と水」をテーマに、10月までの講座では北殿、南殿、大泉、神子柴などで史跡巡りを計画。11月からは場所を村公民館に移し、村に残る古い資料から村の昔の姿を学んでいく計画となっている。
開講式では、講座の進め方や石造物の見方などについて説明した。松沢さんは「村の歴史に詳しい人ばかり集まり、私が講師を務めることはおこがましいが一緒に学んでいければ」とあいさつした。
初回は講座の進め方などについて話した -
ホタルを見て環境を思う
ゲンジボタルの名所として知られる辰野町・松尾峡では今季、幼虫の上陸調査で過去最高の1万6千匹余を確認した。南箕輪村のホタルの名所「田畑半沢ほたるの里」でも例年より多い発生を見込んでおり、今季は各所でホタルが大量発生しそうだ▼14年前から同村半沢川の環境整備を行う「田畑半沢を愛する会」の発足のきっかけは、ホタルが飛ぶ半沢を取り戻したいとの思いからだ。きれいな水を好むホタルは環境バロメーター。活動を通じて環境保護を訴えている▼今年もホタルが乱舞する風景が見られることに感謝。淡い黄緑色の光跡を描く姿を見て、ここ数十年でホタルが生息しにくい場所を作ってしまったことを反省し環境について考える機会にしたいと思う。(布袋宏之)
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南箕輪村の公民館講座「ちぎり絵」スタート
南箕輪村の公民館講座「和紙のちぎり絵講座」が4日開講し、村内の女性15人が本年度の活動をスタートした。受講生たちは真剣な表情で、和紙を小さくちぎって、張り付ける細やかな作業をみんなで楽しんでいる。
講座は2年目の取り組みで、本年は昨年度より4人多い受講となった。活動は11月の村民文化祭に向けた作品作りが中心。月2回、同公民館である講座の講師は、ちぎり絵文化学苑師範の岡田美智湖さん=箕輪町=が本年も務める。
ツバキやアジサイ、バラなどの花を題材に作品作りを始めた。和紙をちぎったときの毛羽立ちを利用し、葉の形を表現するなど手先を起用に使っての作業だが、受講生たちは「完成が楽しみなので、つい集中してしまう」と笑顔で話していた。
講師に学びながら作業を進める受講生たち -
【日韓親善伊那谷の会運営委員長 鄭康雄(てい・やすお)さん】
・ス今来人・ス(いまきびと・いまきのひと)は古代、大陸から渡来した人たちを指す語。
「彼らは文化や技術を持って日本にやって来た。私も現代の今来人でありたい」
◇ ◇
大阪で生まれ、5歳まで日本で暮らしたが、当時の記憶はほとんどない。早稲田大での留学を終えた父とともに韓国に移り、高校卒業までを過ごした。父と同じく日本で学ぼうと18歳で来日したが、経済的な事情などから大学入学は果たせず。韓国大使館の広報官として働く一方、力道山門下でプロボクサーとして数年間を過ごした。その後韓国の新聞の記者に。
「それまで自身では特に差別などを感じたことはなかったが、記者になったことで在日韓国人の体験や思いなどを知り、いろいろな問題に目を向けるようになった」
その偏見や差別を痛切に思い知ることになったのは結婚後。子どもが小中学校でひどいいじめに遭ったのだ。暴力的ないじめが繰り返され、ついには殴られて目を傷めたために手術する事態にまでなった。
「子ども同士のけんかということにしてその場は収めたが、あの時は本当につらかった。日本は韓国に対してひどいことをしてきた歴史的な経緯もあるというのに、さらにこんな仕打ちをする日本への反感が高まった」
そのころ、伊那で戦争展が開催された。その中で、戦争に反対して投獄され、死んだ人が伊那にもいたことを知り、ショックを受けた。
「日本は国民みんなの意志で戦争をしたと思い込んでいたのに、そうではないと初めて知った。この事実は韓国にも知らせる必要があると思いました」
90年、アニメ映画『キムの十字架』の上映実行委員会として発足した日韓親善伊那谷の会(キムの会)に中心的に参画。両国の相互理解と親善のための活動を始めた。当初は日本人のみならず、韓国人からも冷ややかな目で見られた。「面子やプライドはないのか」と後ろ指を指されたりもした。
「そんなことを言われたら立つ瀬がない。しかし、過ぎ去ったことをいつまでも言っていても仕方がないでしょう。両国は地理的にも近いし、民族としても同じで切っても切れない関係にある。過去は過去。歴史を教訓として、将来に向けて考えることが大切。両国の関係を改善するためには、間に入って中和する人も必要だと考えてやってきました」
その後の18年で国民感情はずいぶん変わった。日韓ワールドカップもあり、日本ではヨン様をはじめとする韓流ブームも起きた。
「今は差別の例はほとんど聞かない。本当に良かった」
◇ ◇
韓国は祖国だが、これから韓国で暮らそうとは考えていない。生まれた国である、この日本で生きていくと腹を決めている。
「自分に質問したんです。民族とは何か。国家とは、国民とは竏秩B結論は、私は私だということ。人間は一人では生きていけない。だから集まって社会をつくって生きる。その中で一番大事なのは家族です。家族が住むこの伊那谷が大事、この日本が大事。だから今住んでいるここが故郷なんです。その意味では国家というものはあまり意味がない。たまたま日本に住んでいるというだけのこと。この大事な故郷をもっと住み良い所にするための一環としてキムの会もある。その一員として、これからも自分がやれることを精いっぱいやっていきたい」
(白鳥文男) -
南箕輪村議会6月定例会日程
南箕輪村議会運営委員会は3日開き、6月定例会を10日開会、19日閉会の10日間と決めた。村消防団条例、福祉医療費給付金条例、学校給食センター設置条例などの一部改正案、08年度一般会計補正予算案など計11議案を村側が提出する予定。
日程は次の通り。
▽10日=本会議開会・委員会審査▽11縲・6日=休会▽17、18日=一般質問▽19日=本会議閉会