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村役場職員互助会が松くい虫対策募金に寄付
南箕輪村の役場職員互助会(理事長・加藤久樹助役)は20日、大芝高原のアカマツを松くい虫被害から守るため森林セラピー協議会が取り組む松くい虫対策募金に、5万6171円を寄付した。
「職員として率先して取り組もう」と、理事会に諮り、寄付を決め、500円程度を目途に各職場ごとに集めた。
寄付金を受け取った森林セラピー協議会の大熊恵二会長は、「職員の皆さんから尊い寄付をいただいた」と感謝し、「活動が村全体に広がって、村民の森として、村民が守り育てることができれば理想だと思っている」と話した。
募金は、互助会分を除き現在までに19万2072円寄せられている。 -
JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト06
上農高2年サヤミルナさん入選
学校賞も受賞国際協力機構(JICA)主催の国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト06で、上伊那農業高校の生物工学科2年サヤミルナさん(17)=駒ヶ根市=が入選、同校が特別学校賞を受賞した。20日、同校で受賞式があった。
サヤミさんは「ネパールを訪れて感じたこと」と題して、昨年夏の訪問を書いた。父がネパール人、母が日本人で日本で育った。父の話や半分はネパール人ということから、旅行者には見えない現実を知ること、現地語で現地の人と語る大切さに気づいたことなどを書き、「次回は現地の言葉で交流し少しでも本当のことを見てきたい」と締めくくった。
受賞式で、「今回はネパールで農業にふれ農業のことだけだったが、今度はもっと人とたくさん話をしてがんばりたい」と語った。
特別学校賞は、5年以上継続して計500作品以上の応募をした学校が対象。県内の受賞は同校のみ。今回は1・2年生の夏休みの課題で取り組み、約250作品を応募した。
応募生徒代表の生物工学科2年御子柴すみれさん(17)=伊那市=は、モンゴルの遊牧民の生活を書き、サヤミさんと共に1次審査を通過した。「モンゴルは興味があって行っただけの国だったが、いろいろな所で発表できる機会をいただき勉強になっている。モンゴルのことをじっくり考えたい」と話した。
駒ヶ根青年海外協力隊訓練所の石上俊雄さんは「物事の本質を自分が見て、話し、感じることの大切さがエッセイに表れている。生き方の幅を広げていただけるのではと感じた」と評し、賞状と副賞を贈った。
北原光博校長は、「地球規模で人間の生き方、食糧問題、文化などあらゆる角度から見ようと取り組んでいる。受賞は生徒が意欲をもって取り組んでくれた成果。これを励みに研さんしていきたい」とあいさつした。 -
長野県民球団「信濃グランセローズ」春季キャンプ地 南箕輪村大芝に決定
今年4月から始まる野球の独立リーグ「北信越BCリーグ」に参加する長野県民球団「信濃グランセローズ」(三沢今朝治社長、木田勇監督)の春季キャンプ地が20日、南箕輪村の大芝高原に決まり、唐木一直村長が発表した。「大変ありがたい。村民として心から歓迎し、しっかりサポートしたい」と述べた。
キャンプは4月9日から19日まで。大芝高原野球場と屋内運動場を利用し、大芝の宿泊施設に泊まる。13、14日はオープン戦のため県外に行く。キャンプ中の練習は自由に見ることができる。
村によると、1月下旬から2月上旬にかけて球団にキャンプ地の候補として申し入れ、球団の社長、マネージャー、監督、コーチらが来村し、決定した。村長は「グラウンドと宿泊施設が隣接し、夜間も屋内運動場でピッチング練習ができる、温泉があることなど練習環境を評価してもらったと思う」と説明。「春季キャンプは当面は大芝に来てもらえる」とし、「子どもたちや野球をする皆さんとの交流もできるよう心がけていきたい」と話した。
今後、大芝野球場内野の土の入れ替え、ネット整備などをする予定。
球団は、「キャンプ中に地元の方と触れ合うことで選手に県民球団としての意識を育てたい」として県内でのキャンプ実施を決め、大芝に決定したという。監督、コーチ3人、選手ら約30人が滞在予定で、子どもたちとの交流も考えているという。 -
南箕輪村議選 現職の原司宣氏が出馬表明
4月26日の任期満了に伴う南箕輪村議会議員選挙で、現職で無所属の原司宣氏(67)=農業、北殿=が19日、2選を目指し出馬を表明した。
原氏は、後援会や地域住民からの推薦を受けて出馬を表明。「村が自立の道を歩むためには地域コミュニティーが必要。これに向けて、住民の気運が盛り上がっている中、議員としても後押ししていきたい」と述べている。
「活力と住民参加の村づくりを」を基本テーマに選挙活動。「村財政基盤の強化と安定を図るため、企業誘致を含めた農業、工業、商業の調和の取れた産業振興を目指す」と話している。福祉の向上、子供から高齢者までが安心・安全で住みよい環境づくり、災害に強い自然豊かな村づくり竏窒ノも取り組んでいきたいとしている。 -
田畑区民親ぼく体育大会
南箕輪村公民館田畑分館(中村栄三分館長)の冬季区民親ぼく体育大会が18日、村民体育館であり、区民100人余が体操やゲームなどを楽しんだ。
区民相互の親ぼくと冬場の健康増進を目的に、恒例行事。今井愛子パッショングループを講師に、子どもから高齢者まで大勢が体を動かして、運動不足の解消に励んだ。
ゲームは、大きなボールをテニスラケットに乗せ、数メートル先の地点を折り返すリレーを5班に分かれて競った。 何度もラケットからボールを落としてしまうなど悪戦苦闘しながらも必死に次の人へリレー。喜んだり、悔しがったりと全員で楽しみ、心地良い汗を流していた。 -
信大農学部長に唐沢豊学部長が再選
南箕輪村の信州大学農学部で19日、任期満了に伴う学部長選挙があり、2回目の投票で有効投票数88票を得た唐沢豊氏(61)=南箕輪村=が、有効投票多数で再選した=写真。
唐沢氏は大学が置かれている環境の厳しさを示す一方「今以上に地域貢献、産学連携が求められている。厳しい状況だが力を携えてがんばっていきたい」と発言。▽充実した教育研究に取り組める環境づくり▽地域連携の拠点と位置付ける「食と緑の科学資料館」や「食料機能開発研究センター」を通じて大学の成果を地域に還元する竏窒ネど、教育研究を基盤とした地域貢献、産学連携を進める意向を示した。
新分野への参入も前向きに検討しており、他の学部との連携も積極的に進めたいとしている。
現在唐沢氏は2期4年。名古屋大学大学院農学研究科博士過程を修了後、日本獣医畜産大学に入職。1978年に同学部講師として入職し、助手、助教授、教授、農学部附属農場長と就任。03年からは学部長を務めている。専門は動物栄養学。任期は本年4月1日から2010年3月31日まで。 -
【記者室】ゲートボールで健康長寿
南箕輪村の98歳の女性が、日本ゲートボール連合表彰で健康功労賞を受賞した。スティックを握る姿は若々しく、全く年齢を感じさせない。「丈夫な人」と仲間が太鼓判を押すほどで、本人も「ゲートボールのおかげで健康が保てる」と話していた▼村の連盟によると、ゲートボールは体を動かし、頭も使うのでとてもいい運動のようだ。女性も「過激でなく老人に一番いい運動」と主治医に言われて、30年近く続けてきたという▼どんな運動がいいかは人それぞれだが、何よりも楽しく継続することがいいのだろう。「健康なら、家にじっとしているのはよくないから」。何か運動でも…と思うだけで、行動に移していない自分とは大違い。人生の大先輩に学ばなければ。(村上裕子)
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南箕輪村公民館「布草履作り講座」
南箕輪村公民館は17日、物作り体験会「布で草履を作ろう」を公民館で開いた。27人が不要になった布を編んで熱心に布草履を作った。
昨年10月に開き好評だったため、再び開講。製作に時間がかかるため2回の講座で、昨年と同じく田畑在住の藤沢弥栄子さんが指導した。
藤沢さんは、祖父母が炉辺でわらじを作っていたのを思い出し布で作れないかと考えたところ、雑誌で作り方を見つけ、自分なりの編み方を考えてアレンジした。「日本に一つしかない布草履ができる。布の再利用にもなる。家族のためにも作ってあげて」と話した。
参加者は、土台作りから挑戦。足の指や木の台にロープが4本になるようにかけ、ロープの間を布を上下交互に通して編んでいく。布の締め具合や草履の幅を少しずつ広げる加減などが難しく、講師に聞いたり、仲間同士で確認しながら編んでいた。 -
南箕輪村議選 現職の有賀彰司氏が出馬表明
4月26日の任期満了に伴う南箕輪村議会議員選挙で、現職で無所属の有賀彰司氏(67)=農業、南殿=が17日、2選を目指し出馬を表明した。
有賀氏は「まだまだ残された課題、新しい課題があるので、これからも村の発展のために頑張りたい」と出馬を表明。「初心に戻って新たな気持ちで望みたい」と決意を語った。
「元気で安心して暮せる活力ある村」を基本テーマに、▼未来ある子供たちが遊び、学べる保育所・学校環境の充実▼地区の防災組織のさらなる整備▼新たな村づくりに向けた情報公開の推進竏窒ネどを公約。「企業誘致と整備などで働く若者が住みやすい環境をつくりたい」とも話した。 -
信大農学部で卒論発表
南箕輪村の信州大学農学部で16日、卒業論文発表会があった。森林学科田園環境工学コース分野の会場では、各研究室の34人が発表=写真。4年間の成果を披露した。
発表者の一人、農業工学研究室の吉田敦さんは、昨年の7月豪雨で農地被害を受けた伊那市柳沢地区の土砂災害とその特徴を発表。
大規模な土石流被害が発生した前沢川では、流出した土砂量7万4千立方メートルのうち、同河川を横断する中央道より山側の地域に2万6千立方メートルが、里側地域に2万5千立方メートルが堆積していたことから、中央道が土砂流出を約半分に食い止めたことを指摘。一方、食い止められた土砂は別方向へ流出し、中央道の通路口などへ流出。本来なら被害を免れたかもしれない宅地・農地に新たな被害を生じさせた可能性を示した。
また、前沢川では大量の土砂が暗渠部をふさいだために土砂が流出したため、面積、区画数、土砂量ともに被害が拡大したが、土石流が発生しなかった隣の大洞川では土砂が比較的緩やかに流れたため、水路から溢れる量が少なくなり、中央道通行口にそれた土砂の割合も低かったと考察。中央道の存在と土石流の有無が、被災地とその規模を決定付ける要因になったことを示した。 -
火災予防ポスター展示
春の火災予防運動(3月1日縲・日)を前に、南箕輪村役場で火災予防を呼びかける防火ポスターの展示が始まった。
伊那防火管理協会と伊那消防組合消防本部主催の小学生を対象にした防火ポスター、防火作文・書道コンクールに応募した村内の作品全21点を展示している。
南部小学校5年生が応募。06年度全国統一標語「消さないで あなたの心の 注意の火」を目立つようにポスターに書き入れ、火が点いたままのタバコを投げ捨てる場面などを描いている。
村は「火の取り扱いには十分に注意し、火災予防を心がけてほしい」と呼びかけている。ポスターは2月末まで展示する。 -
南箕輪村の矢沢はなえさん(98)
日本ゲートボール連合表彰で健康功労賞受賞南箕輪村ゲートボール連盟に所属する南箕輪村久保の矢沢はなえさん(98)が、日本ゲートボール連合表彰で健康功労賞を受賞した。矢沢さんは、「仲間の皆さんのお陰でゲートボールを楽しみ、健康が保てる。感謝しています」と喜んでいる。
村ゲートボール連盟(60人、伊藤聖人会長)の最高齢者で、97歳の表彰で受賞者に選ばれた。1月30日、連盟副会長が県の伝達式で賞状を受け取り、矢沢さんに届けた。連盟の会員で97歳の表彰受賞は初めて。
矢沢さんは、昭和50年代に村でゲートバール競技が始まったときから参加。主治医に「過激でなく老人に一番いい運動」と言われたこともあり、ずっと競技を続けている。
仲間が「この人ほど丈夫な人はいない」と話すほど健康で、日ごろは地元の久保ゲートボール場で週3日の練習に励み、冬期は大芝屋内運動場で月3回の大会にも参加。仲間の車に乗せてもらい、村外の大会にも出かける。
過去に南信大会で優勝し県大会出場の経験もあり、これまでに獲得した金、銀、銅メダルは合計5つ。「楽しかった。いい思い出になっている」という。「嫌なことがあってもゲートボールをすると忘れる。皆さんが声をかけてくれるから、続けようと思う」と話している。
普段は畑の草取りや好きな鉢花の手入れ、編み物もしている。 -
私のアイデア貯金箱コンクール
南箕輪南部小6年吉原大輝君が努力賞日本郵政公社主催の第32回私のアイデア貯金箱コンクールの南信北ブロック地区で、南箕輪村の南部小学校6年吉原大輝君(11)が5・6年の部で努力賞を受賞した。13日、南箕輪郵便局長が賞状と副賞を贈った。
吉原君の作品は、うな重の形をした「おいしそうな貯金箱」。夏休み中に祖母の家で食べたうな重がおいしくて、貯金箱にしようと考えたという。うなぎとご飯は紙粘土で作り絵の具で色を塗った。木箱を利用し、外側は黒、内側は赤く塗り、ふたにうなぎとご飯を接着。側面にお金を入れる穴を開けた。
「ご飯粒を丸めるのが大変で疲れたけど、すごいよくできたと思う」と話し、「作っていて受賞できるとは思わなくて、うれしかった」と喜んだ。貯金箱でお金を貯めて本を買いたいという。
コンクールは、県内で7710点の応募があった。村では南箕輪小6点、南部小19点を応募した。南信北ブロックは上伊那、諏訪、岡谷地域で、努力賞は10点。 -
【記者室】村づくりに若い力を
村が発展し輝くために何が必要か-。南箕輪村の役場職員労働組合と商工会の両青年部が初の交流会で意見を交わした▼課題に大芝高原のPR不足、特産品の販売戦略などが挙がり、「村は何かするときにまとまりがない」と指摘した。今後に向けては、若い世代の連携による村の売り込み、環境活動など前向きな意見があった▼若い視点で村を見つめた建設的な意見が多く、1度で終わるのはもったいない。青年部は交流会を継続したいとしている。村づくりのためには当然若い世代の力も必要になる。是非とも交流を続け、環境活動でごみ拾いを一緒にやるなど一歩ずつ取り組むと同時に、交わした意見を村に提言するなど、村づくりに関わっていってほしいと思う。(村上裕子)
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南箕輪村議選
現職の孕石勝市氏が出馬表明任期満了(4月26日)に伴う南箕輪村議会議員選挙で、現職で無所属の孕石勝市氏(66)=自営、田畑=が13日、3選を目指し出馬を表明した。
孕石氏は、「住んでよかった、これからも住み続けたい活力ある村を目指したい。2期6年の実績を踏まえ、3期目に向けできるだけのことをしたい」とする。常会の推薦、後援会役員会の決定を受け出馬を明らかにした。
テーマに「みどり豊かな自然と共存できる村づくり」を掲げる。公約は▼人と自然が共存し人間として暮らしやすい村づくり▼ぬくもりのある福祉の充実▼防災・救急体制の整備、災害に強い村づくり▼社会体育の施設及び環境の整備▼活力のある村づくりのための産業振興-。 -
南箕輪村特別職報酬等審議会答申
議員報酬月額の増額
村長・助役・教育長は月額5%減額南箕輪村特別職報酬等審議会(山本昭子会長)は13日、唐木一直村長から諮問を受け審議した特別職の報酬について、村議会議員の報酬月額は増額、村長、助役、教育長は給料月額の5%減額する答申をした。05、06年度に村が答申内容に上乗せする減額措置をしたが、審議会は付帯意見として答申の尊重を特に要望した。唐木村長は、理事者の給料額改定については「答申を尊重したい」とし、議員報酬の改定は「議会に伝える」と答えた。
議員報酬は、村の議員報酬額が上伊那郡内の他市町村や県内類似団体に比べて低い水準にあること、今春選挙から定数が16から10に大幅に減少することなどから、業務量と職責の増大を考慮して増額とした。
改定案は、議長29万5千円(本則26万9千円)、副議長22万3千円(20万3千円)、委員長21万3千円(19万4千円)、議員20万1千円(18万3千円)。
村長と助役は、他市町村と比べ給料月額が低位にあることから、本則どおりの額が支給されても決して不適当ではない-としているが、07年度は給料月額から5%減額とし、手当てに反映させないとした。06年度は村長10%、助役7%を減額している。5%減額した場合の給料月額は村長68万3050円、助役58万450円。
教育長は村長、助役と同様とし、本年度と同じく5%減額。
非常勤特別職の農業委員については、村議会議員と同様に定数が21から16に削減されているため、近隣市町村が報酬額を引き上げ改定している状況がある場合に、引き上げ検討の意見を付帯した。 -
南箕輪・冬季村民体育祭ソフトバレー大会
南箕輪村公民館は11日、村民体育館など3会場で、冬季村民体育祭「ソフトバレーボール大会」を開いた。村内11地区から50チーム、約400人が集まり、年齢層などで部門分けして、熱戦を繰り広げた。
地区の親ぼくを深める目的で、10年ほど前から続く恒例。全年代層でプレーできるよう、中学生から30歳代の「ブロンズの部」、40歳代の「シルバーの部」、50歳以上の「ゴールドの部」、大人と小学生の混合「ファミリーの部」の4部門を設けた。
各部門ごとで予選を開き、それぞれの上位チームが各決勝トーナメントへ進出した。コート場では各年代層ごとの激しい攻防を展開。会場内は熱気に包まれ、観客らも声を張り上げて応援した。
結果は次の通り(カッコ内は地区名)。
▽ブロンズの部(1)パッション角川(田畑)(2)KuBo1(久保)(3)AC200V(北殿)、神子柴男女六楽坊(神子柴)▽シルバーの部(1)田畑最強新婚夫婦(田畑)(2)田畑のエースはセイでなきゃ…?(同)(3)神子柴はいよーシルバー(神子柴)、大泉イブシ銀(大泉)▽ゴールドの部(1)沢尻50(沢尻)(2)田畑ゴールドラッシュ(田畑)(3)久保G1(久保)、久保G2(同)▽ファミリーの部(1)大泉軍団B(大泉)(2)田畑サンズ(田畑)(3)Ku・Bo‐Zu(久保)、ファミリー塩ノ井(塩ノ井)
各コートで熱戦を展開した村民体育祭 -
南箕輪小2年2組豆腐作り
南箕輪村の南箕輪小学校2年2組(30人、赤塩佳織教諭)はこのほど、皆で栽培した大豆を使って豆腐作りに挑戦し、出来立ての豆腐とおから料理を味わった。
生活科の一環で、信越放送の「大豆100粒運動」に参加し、畑を借りて大豆を栽培してきた。収穫した大豆で豆腐を作ろうと、村内の豆腐店を見学して作り方を教わった。
豆腐作りは保護者も協力。大豆5キロをミキサーにかけて細かくすりつぶし、鍋で煮たものをさらしに入れて絞り、豆乳とおからに分けた。豆乳は、にがりを加えて固め、おからはクッキーとサラダにした。
児童は、さらしで絞る作業に苦戦。熱さを我慢し、さらしをねじったり、手で押したりして豆乳を絞った。おからが出来上がると、少しずつ口に入れ、「甘い」「大豆の味」と話し、別のグループのおからと食べ比べもした。 -
きものいぐち「心新たに一(はじめ)展」
12日まで 南箕輪村民センター伊那市高遠町のきものいぐち「心新たに一(はじめ)展」が10日、南箕輪村の村民センターで始まった=写真。
07年最初の展示会。新春企画は、訪問着と袋帯セット、留袖と袋帯セットが25万円均一、30万円均一。本格派きもの展は本加賀友禅、手描京友禅、老舗西陣帯(留袖、訪問着、色留袖、袋帯)がそろう。高級喪服フルセット、新作振袖もある。
同店は「お客様にご満足いただけるように良い品をそろえました。抹茶スイーツのおもてなしも用意してお待ちしています。お気軽にお出かけください」と話している。
12日まで午前10時縲恁゚後7時(12日は午後5時)。
17日から20日までは高遠町のきものいぐち特設会場で開く。午前9時半縲恁゚後7時。問い合わせは同店(TEL94・2074)へ。 -
南箕輪村役場職員労働組合青年部と村商工会青年部が交流会
南箕輪村役場職員労働組合青年部(小池隆部長)と村商工会青年部(北沢博仁部長)の初の交流会が9日夜、村商工会館であった。異業種の交流を図りながら、「私たちの南箕輪村」をテーマに住みよい村になるために自由に討論し、「環境活動などに一緒に取り組んで輪を広げたい」など前向きに意見を交わした。
商工会青年部が昨年から各種団体の青年部との交流に取り組んでいることもあり、今回、双方の呼びかけで交流会が実現。30人が参加した。
村が発展し輝くために、住みよい村になるために何が必要か、衣・食・住・心をキーワードに、4班に分かれて自由に意見を出し合った。
大芝高原についてはPR不足、施設の核やターゲットの選択、特産品は販売戦略などが課題に挙がった。「きれいな南箕輪村をつくるため、青年部員として村民意識を変えられる活動をしたい」と、ごみ拾いに一緒に取り組む提案や、「村は何かするときにまとまりがない」として連携、団結の必要性の指摘もあった。
商工会の北沢部長は「村を背負って立つ若い我々が元気を出さないと村は元気にならない。意見を出し合い、プラスの方向に持っていきたい」。村の小池部長は「皆の輝く思い、情熱が集まることで大きな輝きになる。この会が継続して本当に大きな輝きになることを願う」とあいさつした。 -
南箕輪村福祉計画策定懇話会
障害福祉計画を協議南箕輪村福祉計画策定懇話会(山本昭子会長)は8日夜、村役場で開き、村が06年度中に策定する障害者福祉計画案の説明を受け、協議した。
懇話会は05年12月に設置。委員は19人。高齢者及び障害者福祉計画の策定、見直しの検討が任務で、これまで介護保険事業計画、老人保健福祉計画の審議をした。
障害者福祉計画は、06年4月に施行された障害者自立支援法により市町村に策定が義務付けられている。村は、障害保健福祉サービスの確保のための方策を定め、村の障害者施策を総合的かつ計画的に推進するため、村第4次総合計画基本計画に即して策定する。計画期間は07年度から11年度まで。
計画案は、主な整備目標に▽ニーズに応じた相談支援体制の確立▽安心して地域で暮らすための支援体制の整備▽就労・日中活動支援の充実-を挙げ、施策展開の具体的な方向を示している。
村が、障害者自立支援法の概要と障害福祉計画案を説明。今後、懇話会の意見を参考にして計画を策定する。 -
村役場理事者管理職会が松くい虫対策募金に寄付
南箕輪村役場の理事者管理職会は9日、大芝高原のアカマツを松くい虫被害から守るため森林セラピー協議会が取り組んでいる松くい虫対策募金に、7万円を寄付した。
「村の貴重なアカマツを絶やすことはできない。職員としても協力しよう」と、村長を除く助役、教育長、課長級職員の計12人が寄付。伊藤修教育長が代表して、森林セラピー協議会の大熊恵二会長に手渡した。
大熊会長は、「率先して住民の先頭に立って寄付いただきありがたい」と感謝し、「今年4月の森林セラピーロードグランドオープンに向け、より一層募金活動の高まりを作っていきたい」と話した。
募金箱を村内5カ所に設置してから1カ月が経過。協議会事務局によると、理事者管理職会の寄付を除き、現在までに約12万円が寄せられているという。 -
南箕輪小学校2年1組
「大豆を作るのは大変だったけど、いっぱい出来てうれしかった」
南箕輪村の南箕輪小学校2年1組(30人、片桐恵子教諭)は、生活科の学習の一環で、信越放送の「大豆100粒運動」に応募し、児童1人に200粒ずつの大豆をもらって栽培、加工などに取り組んでいる。
学校近くに畑を借り、土づくりから活動が始まった。1人が2畝を受け持ち、6月に種をまいた。自分の大豆が分かるように、看板も絵を描くなど手作りして立てた。
栽培は、児童の祖父の協力を得て、土寄せや草取りなどに励んだ。大豆の芽が土から顔を出し、花が咲き、さやができた。固く小さな一粒の大豆が、どんどん大きくなり実をつけ、9月には枝豆として味わった。「すごーくおいしい」。それは感動の味だった。
収穫を迎えた11月。はざかけをして乾かした後、棒を手に豆たたきをした。「豆がポンポン飛び出してすごーい」。ほこりだらけになりながら頑張ってたたき続け、手の皮がむけてしまった児童もいたが、200キロもの大豊作だった。
収穫した大豆で次は、きなこ、豆腐、納豆作りに取り組んだ。事前に図書館の本やインターネットで作り方を調べるなど、皆夢中になった。
きなこ作りでは、学校でやる前に、児童が自分で考えた方法を家庭で試し、出来上がったきなこを学校に持ってきて皆に食べてもらい、アイデアを出し合って再度挑戦することもあった。学校では、炒った大豆を石うす、すり鉢、コーヒーミル、ミルサーなど、児童が考えたさまざまな方法で挑戦。2度目は、きなこもちにして食べた。
村内の豆腐店を見学して豆腐の作り方を教わり、収穫祭の親子学習会で保護者と一緒に豆腐とおから料理作りもした。おからはクッキー、ケーキ、ドーナツ、卯の花煮、サラダにした。「おいしかった」。頑張って育てた大豆を使った料理は、忘れられない味となった。
大豆は、参観日に袋に入れて販売し、売上金を収穫祭の費用にあてたほか、栽培でお世話になったおじいさんに、お礼としてランニングシューズを贈るために使った。
たくさん収穫できた大豆を「皆にお返ししよう」と考えた児童は、節分に食べてもらうために、全30学級に配る豆を準備。丁寧に炒って袋詰めにし、学級に配った。「お年寄りにも喜んでほしい」と、村社会福祉協議会のデイサービスセンター松寿荘にも、生の大豆3キロを届けた。松寿荘では、煮物にして食べると言い、児童はお年寄りにあてた手紙も渡した。
片桐教諭は、「地域の方、お家の方に支えられて、本当にいい学習ができた。児童はすごく楽しんで、とても意欲的だった」という。
20日には学習発表会がある。1年間の学習をまとめ、家の人に聞いてもらう予定だ。(村上裕子) -
南箕輪村議選 原悟郎氏が出馬表明
4月26日の任期満了に伴う南箕輪村議会議員選挙で、現職で無所属の原悟郎氏(61)=農業、大泉=が8日、2選を目指し出馬を表明した。
原氏は「安心安全で活力ある、人に優しい村づくりを意識して自覚を持ちながら活動してきたと思っているが、1期4年ではまだまだ十分な活動ではない」と出馬を決意した。
「住民の声を反映し、身近な村政」などをテーマとし、▼本当に弱い立場の人を守る福祉行政▼未来を担う子供たちを大切にする行政▼住民の声を聞き、住民代表として公平・公正な立場で、信頼を築き約束を守り確実に実行できる行政竏窒ネどの行政理念を挙げている。 -
南原地区防犯部は南箕輪村南部小に防犯啓発のたて看板設置
南箕輪村防犯協会南原地区防犯部(篠原昭夫部長)は8日、南部小学校内とその周辺通学路に防犯啓発を呼びかける立看板6枚を設置した=写真。
小学生をめぐるさまざまな事件が各地で報告される中、南原防犯部では「何か啓発となる活動をしよう」と検討。その一環として、地区にある南部小周辺に身の守り方を呼びかける立て看板を設置し、注意を促すことにした。
看板は縦60センチ、横40センチ。表には不審者と遭遇した時の対応方法「行かない」「乗らない」「大声で叫ぶ」「すぐに逃げる」「知らせる」をまとめた標語「イカのおすし」がイラストとともに紹介されている。
篠原部長は「普段はお父さん、お母さんが見守ってくれているが、それだけではだめ。自分の身は自分で守らなければならない。学校を出る時に看板を見て、もう一度『そういう目に遭わないぞ』と思ってほしい」と児童らに呼びかていた。 -
上農高校鈴木さんが第34回長野県農業振興論文コンクールで優秀賞を受賞
南箕輪村の上伊那農業高校園芸学科3年の鈴木舞子さん(18)=伊那市中央区=がこのほど、農業に対する自身の思いをまとめた論文「農業への夢」で、第34回長野県農業振興論文コンクールの優秀賞を受賞した。鈴木さんは「賞があることも知らずに書いた。こんな文が賞に入ったのかと驚いた」と喜びを語る=写真。
同コンクールは、農業振興を目的として県農業教育連絡委員会とJA長野中央会が毎年行っている。農業関係学科に在学する高校生が対象で、同校でも例年数名が応募している。本年は、県内各校から15の応募があり、鈴木さんは優秀賞2枠の一つに入賞した。
1年の時に体験したハクサイ栽培をきっかけに作物を育てる楽しさ、感動を知った鈴木さん。論文「農業への夢」には、外部研修で学んだ農業の現実、農業者として歩んでいこうとする強い決意などが綴られている。
実家は非農家だが、高校卒業後は関心のある高原野菜の栽培管理を学ぶため、佐久市の野菜農家に就職する。「知識と技術を身に付け、一人でやっていけるくらいの農家になりたい」と話していた。 -
南箕輪 天竜川河川敷の立木伐採
南箕輪村塩ノ井の「原建設」(原武光社長)は7日、同村田畑の天竜川右岸の河川敷に繁茂する立木を伐採した。同川で災害時に木が流されて橋げたにからむなどの被害を防ぐ目的。住民による防災対策での環境整備ボランティアは今回が初めてとなる。
村は、河川敷に防災上、支障となる木があるため、地域で取り組もうと建設組合に話を持ち掛けた。同建設は「災害防止のため自分たちでやれることがあるのなら」と、ボランティアで作業することを名乗り出た。
この日は、明神橋上流の河川敷約3千平方メートルに生息する、ニセアカシアの木100数十本を切った。伐採資格者を有する業者に頼み、木の枝と幹を分け、運びやすい大きさに切断するなどの作業をした。
切り終えた木は資源になるため、村は、3月中旬ころにボランティアを募集し、枝を配布するなどして片付ける予定。 -
【記者室】中学卒業生に贈る「愛の鈴」
南箕輪村の中学卒業生に贈る「愛の鈴」。こけしのようなマスコットに鈴がついた小さな贈り物は、村ボランティア運営委員会の呼びかけで集まったボランティアが、「卒業しても健康で村のことを忘れず、福祉の気持ちを持って」と願いを込めて手作りする▼15年以上もの長い間、中学生が愛の鈴を受け取って卒業していった。成人式での新成人アンケートで村への思いを尋ねると、「きれいで豊かで誇れる村」「村を愛している」などの返答がある。「村を忘れずに」との願いはしっかり届いている▼村の子どもたちを我が子のように思い見守る温かさ、優しさが形になった愛の鈴。今年もボランティアが心を込めて作り上げた。3月、約160人の卒業生に贈られる。(村上裕子)
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南箕輪村水田農業推進協議会
村水田農業ビジョン見直し案を承認南箕輪村水田農業推進協議会(唐木一直会長)は6日、村役場で開き、水田農業構造改革対策の「南箕輪村水田農業ビジョン」の見直し案を承認した。
水田農業ビジョンは04年度に作成。3年間経過したことや、06年11月に集落営農組織「南箕輪村まっくんファーム」を設立したことなどから今回見直した。
目標・施策の一つに、担い手の育成と支援を挙げ、具体策に「まっくんファーム」の育成と支援(法人化に向けての取り組み)、認定農業者への支援を盛り込んだ。このほか▼振興園芸作物の産地化▼水田農業の多様性の尊重(環境保全型農業への取り組み、観光・体験型農業に向けての検討)▼低コスト農業への取り組み-も掲げた。
会議では、07年度水稲生産目標数量配分計画も報告した。村の配分面積は約270ヘクタール。昨年度と同じ数量で、地域間調整をしながら作付けする計画で、事務手続きを説明した。直播栽培の積極的な取り組みへの理解も求めた。 -
愛の鈴づくり
南箕輪村ボランティア運営委員会(浦山幸男委員長)は3日、中学校の卒業生に贈る「愛の鈴」をボランティアセンターで作った。
愛の鈴は、「卒業しても健康で村のことを忘れず、福祉の気持ちを持って」との願いを込め、南箕輪中学校と伊那養護学校中学部の卒業生に毎年贈っている。
制作ボランティアを募り、運営委員会に所属する9団体の会員を中心に40人が集まった。
愛の鈴は手芸用のひも2本を1組にして井桁に編み、顔に見立てたウッドビーズを通してひもを結び、鈴を付ける。顔も一つずつ丁寧に手書きする。
ボランティアは「覚えれば簡単」と話し、約200個を手際よく作り上げた。
今後、「御卒業おめでとう」のメッセージと一緒に一つずつビニール袋に入れ、千代紙を張って手作りした箱に1クラス分ずつ詰めて中学校の同窓会入会式で贈呈する。