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南箕輪村防犯ボランティアの街頭パトロール始まる
南箕輪村防犯協会登録の防犯ボランティアによる街頭パトロール活動が始まった。活動初日の10月30日、協会で作ったベストを着用したボランティアが、下校中の児童を見守った。
防犯ボランティアは、子どもたちの安全や地区の防犯を一層強化するために募集した。予防活動を広めるため、地域住民が散歩など日常生活の中で村内を歩き、周囲の安全確保に気を配ったり、子どもたちの見守りなどをする。
村は11月から毎月0のつく日を「南箕輪村防犯の日」としてパトロールなどに取り組む。これに先立ち、ボランティアが街頭パトロールをした。
ボランティア登録した村議会議員の原司宣さん(67)=北殿=は、「防犯パトロールはPTAや学校関係だけでは限られる。1人でも多くの地域住民の目を光らせるため、ウォーキングしながら、農作業しながら、出来るときに取り組むことができるので参加してほしい」と多くの登録を呼びかけると共に、「子ども達が集団で帰っても1人になるときがある。子ども達にも自分の身は自分で守る自覚を持ってもらいたい」と話した。 -
06年度南箕輪村表彰受賞者決定
南箕輪村の06年度村表彰式は11月3日、村役場である。9月に表彰規則を改正し、本年度から新たな規則に基づいて表彰する。表彰状による表彰は7人、感謝状による表彰は2人。
表彰状による表彰は山崎重久さん(72)=産業(商工業)振興功労=、征矢福二さん(70)=産業(農業)振興功労=、清水亨さん(76)=地方自治(固定資産評価審査ほか)功労=、征矢忠典さん(65)=社会福祉(保護司)功労=、原輝夫さん(77)=その他(人権擁護)功労=、山・ス喜美夫さん(71)=その他(交通安全)功労=、六波羅弘美さん(60)=その他(交通安全)功労=。感謝状による表彰は城取健太さん(教育・福祉のための多額の寄付)、原誠二さん(日本画P40号の寄付)。
表彰規則は、これまで自治功労以外の分野の表彰基準や、賞状による表彰基準などが明示されていなかったため、表彰基準で村長職は12年以上を8年以上、議員は12年以上を8年以上とするなど規則の全部を改正した。
表彰式も昨年度までは村文化祭の中で村民センターホールで行っていたが、本年度から独立し、役場庁舎で行う。
表彰状による表彰の功労内容は次の通り(敬称略)。
◆山崎重久=89年度から05年度まで南箕輪村商工会役員として熱心に村の商工業発展のために取り組み、特に95年度から05年度まで11年間、商工会長として村内の商工業者のまとめ役を務め、産業振興に尽力した。
◆征矢福二=村農業委員会在任中より大芝水耕生産組合の設立と青年農業者の育成に努め、村たい肥生産組合設立時には既存たい肥銀行の機能強化を図り循環型農業を推進し安全安心農業を強く農業者に啓蒙。ファーマーズあじ縲怩ネ、JAファーム伊那竜西店を村内に開設し、村内農業者の利便向上と周辺消費者の交流を図った。
◆清水亨=村議会議員として8年間活躍し91年から2年間、村議会副議長として村政と地域発展に尽くした。さらに固定資産評価審査委員会委員として9年間活躍し、03年から固定資産審査会委員長として3年間、固定資産税の公平性に尽力し、固定資産評価審査会の発展に尽くした。
◆征矢忠典=永年、地域の消防団員として活躍し、消防庁長官から永年勤続功労賞、県知事より消防功労により知事表彰を受賞している。人望の豊かさで95年から保護司として法務大臣より委嘱を受けて5期10年間の長きにわたって少年少女の更生保護に尽くした。現在も地区の区長代理として地域のまとめ役として尽力している。
◆原輝夫=91年6月1日から06年6月30日まで、5期15年の長きにわたり人権擁護委員として尽力した。人格識見が高く、広く社会の実情に通じ、多くの村民に親しまれ、人権問題について熱心に取り組んだ。
◆山崎喜美夫=96年4月1日から06年3月31日までの長きにわたり、村交通安全協会副会長及び会長として尽力した。交通指導所の開設や交通安全教室の開催など、多くの村民に親しまれ、交通安全意識の高揚に熱心に取り組んだ。努力の結果、04年8月には村が「死亡事故ゼロ連続1000日達成」の表彰を受けることができた。
◆六波羅弘美=2000年4月1日から06年3月31日までの長きにわたり、村交通安全協会女性部副部長及び部長として尽力した。子どもや高齢者の交通安全教育を通じ、多くの村民に親しまれ、交通安全意識の高揚に熱心に取り組んだ。 -
南箕輪村駅伝大会
新記録で北殿優勝南箕輪村の第19回駅伝大会は29日、8チームが村内1周12区間23・45キロでたすきをつないで力走し、北殿チームが大会新記録1時間32分01秒で優勝した。
選手は小学生から壮年。チームは各区単位で編成した。村役場発着で、第1区を走る小学生女子が、号砲と共に役場駐車場を勢いよくスタートした。好天に恵まれ、選手は沿道の応援を受けて健脚を競い合った。
区間新記録が8人、タイ記録1人が出る好大会で、総合成績では2位の神子柴チームも1時間32分06秒の大会新記録だった。
結果は次の通り(敬称略)。
【総合】(1)北殿(2)神子柴(3)大泉
【区間】▼1区=(1)小林夢佳(北殿)7分06秒新(2)清水真唯(大泉)7分20秒新(3)伊東真由(南殿)▼2区=(1)田中聡(北殿)5分26秒新(2)唐沢和夫(大泉)5分29秒タイ(3)高木幸伸(神子柴)▼3区=(1)唐沢裕二郎(神子柴)4分57秒(2)清水智成(大泉)(3)横沢あき(久保)▼4区=(1)加藤正悟(沢尻)7分40秒(2)田中紀久(大泉)(3)山岡孝太(久保)▼5区=(1)前田剛志(沢尻)6分42秒(2)矢沢樹(久保)(3)古川航(北殿)▼6区=(1)有賀文治(南殿)7分15秒新(2)高木幸次(神子柴)(3)春日幸治(田畑)▼7区=(1)北原雅弥(北殿)14分45秒(2)原一歩(神子柴)(3)唐木優希(南殿)▼8区=(1)松沢駿(田畑)4分34秒新(2)加藤信悟(沢尻)4分40秒新(3)大島義史(神子柴)4分44秒新▼9区=(1)砂川翔(北殿)6分00秒(2)丸山拓見(神子柴)(3)花井滉大(南原)▼10区=(1)太田誠(神子柴)4分18秒新(2)高橋潤(久保)(3)清水泰志(北殿)▼11区=(1)倉田庄一郎(北殿)10分15秒(2)斉藤信司(神子柴)(3)伊藤明久(沢尻)▼12区=(1)矢沢哲志(久保)6分58秒(2)増田航(神子柴)(3)白鳥徹也(田畑) -
第1回南箕輪村「まっくん収穫まつり」
第1回南箕輪村「まっくん収穫まつり」は29日、大芝公園屋内運動場西の駐車場で開いた。村営農センターと地区営農組合主催の初企画。好天に恵まれ、農産物や加工農産物の販売は大盛況だった。
「健康・安全・安心」な農産物生産、販売を促進し、南箕輪ブランドとなりうる特産品の開発を目指すため、村内農業者が中心となり消費者ニーズの把握、的確な情報発信、消費者との心の通った交流、安心安全で顔の見える農業の確立を目的にまつりを計画した。
レンゲをすき込んで栽培したレンゲ米の試食販売、リンゴと梨の詰め放題、味工房の新商品「黒大豆味噌」の販売、ブドウやキュウリなど農産物の販売、カーネーションとシンビジュームの販売、信大生が栽培した農産物販売など多彩なブースが並んだ。
訪れた人は試食しながら農産物を買い求め、カーネーションのアレンジメントに挑戦したり、子ども達は無料で配られたポン菓子を食べて楽しんでいた。 -
信大のユリノキ並木色付く
南箕輪村の信州大学農学部では、黄色く色付いたユリノキ並木が見ごろを迎え、道行く人たちの目を楽しませている=写真。
同学部の正門から学部棟までの約200メートルの道沿いに並ぶ約50本のユリノキは、花の咲く春と、葉が色付く秋、外部からの問い合わせがあるなど、季節を感じられる人気スポットとなっている。
紅葉の時期は平年並みだが、すべての葉が紅葉するのを待たずに、黄色くなった葉から枯れ始めている。
同学部の職員によると、ここ数年は紅葉するのと同時に葉が枯れ始める傾向が見られるという。
11月中旬ころまでに葉がすべて枯れ落ち、木々も冬支度を完了する。 -
伊那千秋会の菊花大展示会
伊那千秋会(25人、福沢英夫会長)の第47回菊花大展示会が28日、南箕輪村の大芝高原屋内運動場で始まった。見事な花を咲かせた500点もの菊が並び、来場者は菊の香りに包まれた会場でじっくりと鑑賞している。
作品は会員が丹精込めて育てた大輪菊、自由花、競技花、盆栽菊、懸崖菊、杉木立、切花。開花を展示に合わせるため日照時間を短くして調整するなど工夫し、1人が40、50点を出品している。
27日の審査会では、知事賞(総合第1位)に小林芳雄さんの「羽衣涼風」が選ばれた。
福沢会長によると、「今年は気温が高く、雨も多かったため栽培に苦労したが、お陰様で大きくいい花が咲いた」という。「1年かけて作ってきた菊ですので、ぜひ見に来ていただきたい」と話している。
会場では、会員が育てた福助作り、ダルマ作りなども即売している。展示は11月3日正午まで。
伊那千秋会は1960年の発足以来、毎年菊花展を続け、展示会場だけでなく会員の近所や人が集まる場などにも菊を飾っている。
入賞者は次の皆さん。
◆知事賞=小林芳雄「羽衣涼風」
◆大輪菊の部▼全日本菊花連盟会長賞=小林芳雄「羽衣涼風」▼上伊那地方事務所長賞=太田清子「富士新雪」▼伊那市長賞=小松一幸「清水の翁」▼南箕輪村長賞=松沢政文「精興大臣」▼伊那市議会議長賞=福沢英夫「久米満山」▼伊那市教育委員会賞=原節子「富士新雪」▼伊那商工会議所会頭賞=丸山しげ子「国華越山」▼信濃毎日新聞社賞=福沢住子「久米の心」▼中日新聞社賞=小沢つね子「太平の金峰」▼優等賞=登内あい子「宝幸蘭々」▼1等賞=春日博子「泉郷富水」▼2等賞=細井武人「国華の島」▼3等賞=伊藤章「国華の朝」
◆競技花の部「太平歓声」▼伊那千秋会長賞=太田清子▼信濃毎日新聞社賞=松沢政文▼聖光房印刷賞=登内あい子▼優等賞=福沢英夫▼1等賞=細井武人▼2等賞=丸山しげ子▼3等賞=小沢つね子
◆だるまの部▼南箕輪村長賞=小林芳雄「国華金山」▼信濃毎日新聞社賞=登内あい子「兼六香菊」▼優等賞=細井武人「精興右近」
◆ふくすけの部▼南箕輪村議長賞=登内あい子「兼六白菊」▼伊那毎日新聞社賞=小林芳雄「国華弥生」▼優等賞=川上節男「泉郷富水」
◆盆栽・懸崖・杉木立の部▼全日本菊花連盟会長賞=松沢政文「野知の寿」▼上伊那地方事務所長賞=小林芳雄「輝」▼伊那市長賞=福沢住子「多摩の景勝」▼千秋会会長賞=太田清子「雪の冠」▼長野日報社賞=川上節男「雪の冠」▼優等賞=横道宗弘「多摩の景勝」
◆切花の部▼小林審査委員賞=松沢政文「太平金峰」▼信濃毎日新聞社賞=福沢英夫「聖光の朝」
◆自由花壇の部▼伊那商工会議所会頭賞=小林芳雄「伊那谷の秋」▼有線放送農協賞=原節子「大泉の誉」▼千秋会会長賞=松沢政文「大芝の光」
◆木添え作の部▼信濃毎日新聞社賞=松沢政文「野知の寿」▼千秋会会長賞=横道宗弘「小町桜」
◆新人賞▼千秋会会長賞=小松一幸「清水の翁」奥原京一「巴錦」春日博子「泉郷富水」 -
信大農学部の食と緑の科学資料館、来年3月を目途に工事着工の準備進む
信州大学農学部が創立60周年記念事業として、本年秋に完成させる予定だった「食と緑の科学資料館」。建設費に当てる寄付が集まらず、工事の着工が大幅に遅れていたが、このほど、目標としていた約1億円の資金調達ができ、11月から建設工事を開始することになった。完成は約半年遅れる来年3月となる見込みだ。
昨年60周年を迎えた農学部は、同学部にある貴重な資料を展示する「食と緑の科学資料館」の建設計画を明らかにし、学部だけでは調達が困難な建設費は、個人や法人からの寄付を募ることにした。しかし、不況のあおりもあり、なかなか資金が集まらず、着工も延期していたが、同窓会や企業などの後押しで予定を押しつつも目標額を達成。今月末に入札を行い、速やかに建設工事に移ることを決めた。
現在は学部敷地内にある建設予定地の区画整備をしており、伐採したカラマツやヒノキは、建物に再利用していく。
資料館は、地域連携の拠点として位置付けており、地域住民にも同学部が持つ貴重な資料を公開する。内部には、大学で生産した農産物販売をする直売所や、地域住民も活用できる研修室なども設け、さまざまな連携を模索していく。 -
南箕輪村開発公社
無料入浴券利用分の入湯税未納南箕輪村開発公社の唐木一直理事長は25日夜、大芝荘で開いた理事会で、大芝荘の宴会利用客と宿泊客にサービスで配っている無料入浴券の利用分の入湯税が未納だったことを報告し、過去の資料を調査して延滞金も含め村に納税することを諮り、決定した。
理事会後の会見で唐木理事長は、「無料券なので課税対象ではないと解釈していた。税法の解釈が誤っていたことを大変申し訳なく思う。わかった以上はきちんとさせていただく」と陳謝した。
9月の村議会連合審査の中で、無料券の入湯税について質問があり、公社が調査して明らかになった。
大芝の日帰り温泉施設は98年4月にオープン。98年度末から利用促進のため無料入浴券を配っている。無料入浴券利用の場合は、「無料なので課税対象ではない」との解釈でこれまで入湯税を村に納めていなかった。
公社は税金の更正決定の3年間、03年9月までさかのぼって調査し、資料が残っている範囲で延滞金も含め村に納付する方針。
無料入浴券の配布は、すでに忘・新年会のキャンペーンに盛り込んでいるため2月末まで配布し、配布分の入湯税は公社が負担する。3月1日からは300円の割引券に切り替える。
唐木理事長は「できるだけ早く調査し納税したい」とし、具体的な更正の方法や納付などを役場税務課と協議するという。 -
花いっぱい運動
ひまわりの家通所者がカーネーションのアレンジメント担当南箕輪村の花いっぱい運動の一環で、村の障害者生きがいセンター「ひまわりの家」の通所者が、役場庁舎などに飾っているカーネーションのアレンジメントを担当している。
カーネーションのアレンジメントは、「清花園」(田畑)の堀友和さんが、地域の人に村の特産品カーネーションをもっと知ってほしい-と、3月から役場庁舎などに飾っている。
4月からは村の花いっぱい運動の一環として花いっぱい推進協議会が一緒に取り組んでいる。「花を通じた人と人とのネットワーク作りを目的に村内のいろいろな方に広めたい」との思いから、ひまわりの家通所者が作品づくりを担当することになった。
作品づくりは毎週1回。24日は3回目で、堀さんと推進協を担当する役場職員が花材を持ってひまわりの家を訪れ、通所者が赤、ピンク、黄色など色鮮やかなカーネーションを椿の葉の緑とのバランスを考えながら愛らしく生けた。通所者は「花がきれい」「楽しい」と、1時間弱で10個の作品を仕上げた。
作品は庁舎など公共施設や銀行に飾っている。 -
泉舟流さわらび乃会がデイサービス松寿荘で踊り披露
伊那市の舞踊の会「泉舟流さわらび乃会」(泉舟寿恵会主)は24日、南箕輪村のデイサービスセンター松寿荘で踊りを披露し、利用者を楽しませた。
さわらび乃会はボランティアで松寿荘を訪問し5年目になる。利用者が曜日によって異なるため、全員が楽しめるように9月と10月に3日間ずつ曜日を変え、10月は23日から25日まで訪れた。
会主と生徒の計7人が、「恋絵巻」「天竜下れば」「花笠音頭」など、利用者もよく知っている曲を中心に次々とステージで披露。利用者は扇子などを使った華やかな踊りにじっと見入ったり、曲に合わせて手拍子をして楽しんでいた。 -
南箕輪村の年賀状
「まっくん」と大芝高原をアピール南箕輪村のイメージキャラクター「まっくん」と大芝高原をデザインした村の年賀状が11月1日、南箕輪郵便局などで発売になる。
村は広報活動の一環で毎年、年賀状を作っている。例年写真を使っていたが、今年は子どもから高齢者まで幅広い年代に使ってもらえるように淡い色調のイラスト画にした。
村のイメージキャラクターになった「まっくん」のデザインが今年新しくなり、村内外に広めたいと、正月らしく羽織袴姿のまっくんと、来年の干支(えと)のイノシシとウリ坊の親子が戯れる様子を描いた。背景は村の財産である大芝高原。大芝湖と愛の鐘、山並みが見え、自然の豊かさをアピールした。
イラストは、はがきの下3分の1ほどの大きさ。文字の縦書き、横書きの両方に対応できるようにしている。2万枚作成。
すでに予約もあり、村は「購入はお早めに」と話している。 -
語りと朗読
南箕輪村田畑出身で東京都府中市在住の松沢寿美さんによる「語りと朗読-魅せられて20年今自分で語り伝えたい」が21日、南箕輪村民センターであった。約170人が松沢さんの語りの世界に引き込まれ、静かに聞き入った。
松沢さんは現在、府中市内でクラブ活動や幼児サークルの講師、小学生の朗読劇の指導などをしている。「いろりの前でおばあちゃんが、縁側に腰掛けて母さんが語ってくれた昔話。目をつぶると懐かしさがこみ上げてくる。温かさでいっぱいになる。私はいまその気持ちを伝えてみたい」と、会を開いた。
「あずきまんまの歌」や「詩・暦(こよみ)」など4作品を語り、朗読し、三曲会による箏と尺八の演奏もあった。最後は三曲会の演奏と共に「つるのおんがえし」を語った。静まり返った会場には松沢さんの声だけが響き、来場者は心の中が温かくなるような語りをじっと聞いていた。 -
南箕輪村で社協まつり
第9回社協まつりが22日、南箕輪村のデイサービスセンター「松寿荘」と障害者生きがいセンター「ひまわりの家」であった。手作り作品の展示やバザー、舞台発表など、さまざまな催しがあり、多くの人でにぎわった。
一部の有志がボランティアで始めた手作りイベントをきっかけに始まった祭り。村民の間にも認識が広がり、年々訪れる人の数も増えてきた。ボランティア団体、保育園、学校なども協力参加。今年は、企業や団体にも協力を呼びかけた。
ひまわりの家は、収穫した農産物のほか、手作りニット製品やアメリカンフラワーなどを販売。車いす、足浴の体験コーナーなども設置した。
ステージでは各団体が踊りや楽器演奏、紙芝居などを披露。南箕輪小学校3年生も、歌と踊りを披露し、訪れた人を楽しませた=写真。 -
南箕輪フェア開催
村内27の企業や団体が一堂に会した「南みのわフェア」が22日、大芝高原屋内運動場であった=写真。さまざまな分野の各企業が、特色のある取り組みや製品をPR。訪れた人たちを楽しませた。
企業活動を通して社会貢献や地域振興を目指す素晴らしい村内企業も多いが、発表の場がなく、そういう取り組みを知らない地域住民も多い。また、南箕輪村には商店街がなく、一つの店から次の店への流れができにくいため、各企業にそれぞれをPRしてもらう場を設け、産業振興と地域起こしにつなげよう竏窒ニ、南箕輪村商工会商工部会が企画した。
物販だけでなく、それぞれ独自で取り組みなどを知って来場者に知ってもらう展示や体験イベントを展開。模型レーシングカーレースの展示や、伊那技術専門校のメカトロニクス科の出展したUFOキャッチャーは、子どもたちの人気を集めた。
また、ドッグファッションショーや、風船遊戯団・ゴンベーワールドによる風船ショーなどのイベントもあり、会場をにぎわせた。 -
信大農学部で落葉松祭
南箕輪村の信州大学農学部で21日、「落葉松祭」があった。学生らが取り組んでいる研究成果報告会があったほか、さまざまな食べ物屋台や多彩なステージ発表が、訪れた人たちを楽しませた。
ロータリーでは、学生や地元農家がつくった地元農産物を販売。シロネギなど、この時期旬を迎えている新鮮な農産物がを安く購入できるとあって、地域客を中心とする多くの人でにぎわった。
また、ロータリー前の特設ステージでは、学生らがジャズ演奏などを披露。伊那スキーリゾートの平日休日宿泊券や、ダチョウに関する景品などが当たる大抽選会もあり、会場をわかせた。
祭りは22日も一般公開され、ステージでは、地元の子どもらが参加する催しもある。また、もちつき大会や、伊那市のイメージキャラクター「い縲怩ネちゃん」と、南箕輪村のイメージキャラクター「まっくん」と触れ合えるイベント「い縲怩ネちゃん、まっくんと遊ぼう」なども行う予定。 -
南箕輪村議会経済常任委員会
諏訪圏工業メッセ視察南箕輪村議会の経済常任委員会(5人、大熊恵二委員長)は19日、産業振興と企業誘致などを含め委員会活動として諏訪市で開いた諏訪圏工業メッセを視察した。
村議会6月定例会で企業振興条例を改正し上伊那郡内で最も手厚い条例になったこと、村内企業の工業メッセ参加の委託金が本年度から補助金になったこと、9月定例会一般質問で企業振興が健全財政維持のために大事との村長答弁があったことなどから、昨年に続き2度目の視察を決めた。
委員5人と議会事務局長、産業課長の計7人で訪れ、村商工会の共同ブースをはじめ各ブースを視察。出展した村内企業の社長から、メッセへの参加が刺激となり社員の意欲向上につながっている話なども聞いた。
大熊委員長は、「商工会の共同ブースは昨年より充実していた。村内企業が意欲を持って参加していただけるのはありがたい」とし、「わずかな補助金でも出展企業が増え、商談の機会を得て会社の業績が上がれば、村にとっても結果として法人税が増える。村の補助金が有効に使われ何倍にもなってかえってくることに期待している」と話した。 -
「えごま学校」3年目の収穫
エゴマ栽培に取り組む上伊那の「えごま学校」は20日、伊那市西箕輪のほ場7アールでエゴマを収穫した。
2年前から、県農業開発公社上伊那支所が保有する土地の有効活用や、食材の再発見などをねらいにエゴマを栽培。昨年からオーナー制に切り替え、本年は南箕輪村、伊那市などから24人が申し込んだ。栽培面積は20アール。
刈り取り作業には、オーナー14人が参加。5月に種まきしたエゴマの草丈は1メートルを超え、コンバインで刈り取り、軽トラックでハウスまで運んだ。
世話人の唐沢俊男さん=南箕輪村=は「まずまずの出来。乾燥させ、11月中旬ごろからえごま油を販売できるのでは」と話した。
エゴマ1キロから油300グラムができるといい、オーナーに分配したり、JA上伊那の生産物直売所「あじ縲怩ネ」で販売する。
エゴマは生活習慣病の予防に効果があるといわれ、オーナーの女性は「ゴマに比べてくせのある味だが、エゴマをいってふりかけにしたり、ヨーグルトにかけて食べている」と利用法を紹介した。 -
南箕輪中生徒が落ち穂拾い
南箕輪村の南箕輪中学校は20日、稲刈りが終わった村内の田んぼで落ち穂拾いをした。1958(昭和33)年から続く伝統行事で、集めた落ち穂を脱穀、精米して飢餓に苦しむ国へ送る予定だ。
当初は米を売った収益金で学校の備品の購入費に充てるなどしていたが、生徒の発案により94年度以降は食料難に苦しむ各国へ支援米として送っている。新潟中越地震のあった一昨年度は、米を売って被災地への義援金にした。
今年度は全校で380キロを目標に、各地区に分散して作業。生徒たちは目を凝らして足元を探りながら、一つ一つ稲穂を拾った。
「(落ち穂を)残してくれている田んぼもあって、地域の人の協力があってこそできることですね」と3年の田中香奈子さんは感謝。清水ほのかさんは「貧しい人たちのために少しでも役に立てるなら」とくまなく拾い集めていた。 -
第9回南箕輪村社協まつり22日開催
第9回南箕輪村社協まつりは22日午前10時から午後2時まで、松寿荘と障害者生きがいセンター「ひまわりの家」で開く。多くの来場を呼びかけている。
松寿荘会場のイベントはオープニング、園芸コーナー、「きずな」バンド演奏、新設した特殊浴槽公開・見学随時(体験は午前10時半、11時半の2回)、カレーコーナー、おもちゃ作り、車いす体験、地区社協紹介、介護生活チェック、健康チェック、介護用品展示・販売、デイサービス利用者作品展示、チャリティバザー、身障協手作り作品販売、足浴体験、焼いも、綿あめ、ポップコーンなど。
ひまわりの家会場のイベントは手作り作品の展示・バザー、自主生産品販売、「ロンドロールながの」製品販売、農産物即売、手作り石鹸販売、ふれあい喫茶、味工房の販売、アンサンブルコーナー、切手・はがき販売、ひまわり号コーナーなど。 -
南箕輪村田畑区防犯部が安全見守り
南箕輪村田畑区の防犯部は17日、独自の取り組みとして子どもの安全を守るため小学生の下校時間に合わせた見守り活動を始めた。
「地域の安全は地域で守ろう」と活動内容を検討し、まず子どもの安全を守る活動から取り組むことを決めた。区内31組の各防犯係が、村が配布した防犯パトロール用の蛍光色のベストを着用し、下校時間に地区内に立ったり散歩し、下校中の子どもに声をかけるなどして見守る。
活動は毎月第3火曜日。「大参加(第3火)しよう」と語呂合わせで日を決めた。
初回は、防犯係が犬の散歩をしながら通学路を歩いたり、家周辺を散歩。下校中の子どもに「気をつけて帰るんだよ」などと声をかけていた。 -
大芝高原まつり実行委員会反省会
南箕輪村の第21回大芝高原まつり実行委員会反省会は17日夜、南箕輪村民センターで開いた。初の土曜日開催はおおむねよい評価で、来年も土曜日開催で8月25日に開くことを決めた。
反省は▽新しく作った「大芝高原音頭Newヴァージョン」によりパレードの参加が800人を超え盛り上がった▽新たな信大生の参加がうれしく、盛り上がった-などがあり、雨のため翌日に延期した花火大会については、延期決定の方法や時間などの改善を求める意見があった。
花火大会の開催決定会議については、まつり本部に午後6時に関係者が参集して決める案を事務局が提案し、来年度からの実施を決定した。参集範囲は正副実行委員長、花火・消防・交通・ステージの各委員会代表者。天候の良し悪しに関わらず集まり、直前の天気予報によって判断し、延期の場合は高原内の放送や村の防災行政無線で告知する。
唐木一直実行委員長は、「花火が1日延びたが、両日とも大勢おいでいただき本当にありがたく思う。これからさらに盛り上げていかないといけない。反省を来年度への課題としていきたい」とあいさつした。大芝公園内の放送設備が老朽化してきていることについても触れ、「予算が許せば来年は放送設備を新しくしたい」とも話した。 -
南箕輪村消防団秋季演習
南箕輪村消防団(宮島忠夫団長)の秋季演習は15日、大芝公園陸上競技場であった。団長らが見守る中、団員108人が規律訓練や救護訓練に励んだ。
団体訓練により団員の団結を図り、技術と高揚をもって消防団活動に万全を期し、村民要望にこたえようと開く恒例の演習。
規律訓練は小隊、中隊に分けて「右向け右」など号令に従って諸動作を訓練。号令や番号を伝える大きな声がグラウンド中に響き、団員は隊を編成したり、行進するなど指導を受けながらきびきびと動いた。
救護訓練は、救護班が模範を示し、応急手当などを覚えた。 -
【記者室】大芝高原に輝くイルミネーション
闇に包まれた南箕輪村大芝高原に、華やかな光が灯った。住民有志が初めて企画した「2006信州大芝高原イルミネーションフェスティバル」。73組もの企業と個人が参加した。それぞれに工夫した電飾がメーンストリートを明るく照らし、幻想的な世界が広がった▼同期の村民有志が実行委員会を組織。村の活性化を目的に大芝高原を生かそうと考えたのがイルミネーションだった。夢のある世界を創り出し、来年、再来年と定着させ、村のブランドになるまで発展すれば-との願いもある▼「また見に来たい」「村中に広がればいいのに」。散策する人からそんな声も聞こえた。29日まで毎晩点灯する。新しく誕生した大芝高原の夜の表情に、会いに行ってはいかが。(村上記者)
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信大農学部で学生が作った米を販売
南箕輪村の信州大学農学部は17日から、学部生たちが実習の中で作った米を、構内にある生産物販売所で一般に向けて販売する。
農学部は、地域との交流を深めたり学生の学びの幅を広げることなどを目的として学生らが作った野菜や山ぶどうワインなどを一般にも販売しており、米の販売は2年目。昨年は用意した米が2月ころに売り切れてしまうほど好評だったという。
今年販売を予定する米は約10トン。品種はコシヒカリで、低農薬米、はぜ掛け米などといった安心、安全に配慮したものもある。それぞれ10キロごと小分けしており、普通の白米は3900円、低農薬米は4150円。はぜ掛け米は現在乾燥させているため、11月ころから販売し始める。
希望者には玄米で販売したり、30キロ単位で販売することも予定している。
問い合わせは信州大学農学部附属施設係(TEL77・1318)へ。 -
南箕輪村子どもスポーツ大会サッカー競技
南箕輪村青少年健全育成推進協議会主催の子どもスポーツ大会(サッカー競技)は15日、南箕輪小学校グラウンドであった。12チームが応援を背に熱戦を繰り広げた。
各地区の育成会ごとに8人で1チームを編成。女子児童が必ず1人は入ってプレーするルールで、12チームがAコート、Bコートの二つに分かれ、1チーム2試合ずつ10分ハーフで戦った。
各チーム2試合の結果から得失点差で優勝を決め、AコートはKUBO、Bコートは田畑Bが優勝した。
ゴール前に積極的に攻め込んでシュートを放ったり、相手のボールを奪ったりと白熱したゲーム展開で、チームの仲間や保護者らも「もっと攻めろ」「いいプレーだよ」と大きな声で応援していた。 -
夜の大芝高原 幻想的に
06信州大芝高原イルミネーションフェスティバル南箕輪村大芝高原で14日、初企画「2006信州大芝高原イルミネーションフェスティバル」が始まった。住民有志による実行委員会(大会長・田中秀明村商工会長)の主催。メーンストリートに趣向を凝らした電飾が輝き、夜の大芝高原を幻想的に彩った。
村の活性化を目的に、1948年4月から49年3月生まれの同期の村民有志22人が実行委員会を組織。夜は闇に包まれる大芝高原に夜の表情を提案し、気軽に散策してもらえるように計画した。
村内や近隣市町の企業や個人73組が参加し、広域農道の大芝高原入り口から大芝荘までの歩道沿いに電飾を設置した。
29日まで毎日午後6時から10時まで点灯する。期間中の土曜日は午後6時から9時まで味工房で軽食の販売もある。 -
オフィスTOJI翻訳事務所が未就園児以下の子どもと一緒に学べる英会話教室「うぃず☆きっず」の体験会を実施
南箕輪村のオフィスTOJI翻訳事務所は12日、未就園児以下の乳幼児を持つ母親らが子どもと一緒に学べる英会話教室「うぃず☆きっず」の体験会を北殿公民館で開いた。
習い事に通いにくい未就園児以下の子どもを持つ母親に、託児ではなく、教室内で子どもと一緒に英会話を学んでもらい、気負いせずに自己研鑽(さん)するとともに仲間同士で交流しながら育児ストレスを解消してもらおう竏窒ニいう、子育て支援を目的とする新たな企画。子どもたちには、母親と一緒に通う中で自然に英語に触れる環境を提供したいと考えている。
この日は、伊那市や南箕輪村に住む6カ月から1歳までの乳幼児を持つ9組の母子が参加。簡単な自己紹介や子どもが風邪をひいた時の表現などに挑戦し、英会話を楽しみながら交流を深めた。
伊那市から来た母親の一人は「子どもを連れてできる英会話はあまりないので良かった。習い事は前からやりたいと考えていたが、小さい子どもを連れて行くことはできないでいた」と語っていた。
体験会は19日も行う予定で、時間は午前9時からと午前10時15分から。
問い合わせはオフィスTOJI翻訳事務所(TEL72・1213)へ。 -
大芝高原で上伊那郡市育樹祭開催
上伊那郡市育樹祭が13日、南箕輪村の大芝高原みんなの森であり、関係者や地元小学生ら総勢330人が除伐作業などを体験した。上伊那地方事務所、南箕輪村、上伊那山林協会、上伊那森林組合主催。
「育樹月間」(10月)に併せた恒例事業。森林づくりの大切さなどを学んでもらう目的で、上伊那各市町村を巡って開催している。今年は市町村や林業団体などの関係者、南箕輪と南部の両小学校6年生、一般が参加した。
式典で竹松政博地方事務所長は「森林の良さを見つめ直してもらい、多くの人の力で整備が推進され、より良い状態にしていければ」とあいさつ。
児童を代表して南箕輪小の清水泰志君と南部小の福沢咲さんが「豊かな緑を守り育て、大切な宝物として次の世代に引き継ぎたい」と宣誓。記念品として、南箕輪小に農業用フォークと草かき、南部小に樹木ラベル一式が贈られた。
参加者たちはアカマツ林1・8ヘクタールで、ナラやカエデ、リョウブなどの広葉樹を間伐。児童たちも指導を受けながらナタやのこぎりを使って作業した。ほかに、13年前に植えられたヒノキの枝払いなど、約1時間作業に汗を流した。 -
シートベルト県内着用率調査結果
長野県は11日、9月25日から29日に県内の各市町村で実施したシートベルト調査結果を発表した。上伊那地区の市町村では、箕輪町が総合着用率ベスト10に100%で同率1位8町村の一つ、南箕輪村は93・9%でワースト10の10位だった。
調査は各市町村で地域内交通の多い地点1カ所(人口5万人以上の市は原則2カ所以上)、計97カ所で車両1万2508台を対象にした。着用率の最高は100%、最低は上田市で89・7%だった。
着用率ワースト10位の結果に対し南箕輪村の加藤久樹助役は、「村や村交通安全協会がマナーを守るよう呼びかけているが、なかなか徹底されず大変に残念な結果。自分のためだと思って着用してほしい。今後も呼びかけをし、徹底を図りたい」と話した。 -
みなみみのわフォトグランプリ審査会
南箕輪村で11日、第1回みなみみのわフォトグランプリの審査会があった。応募のあった12人54作品の中から、伊藤好幸さん(伊那市)の『なずなつみ』が、最優秀賞に選ばれた。
これまでは、大芝高原まつりにスポットを絞ったフォトコンテストをしてきたが、今年は南箕輪村の良さをPRする写真を応募してもらおう竏窒ニ、四季を通した村の風景や、村らしい場面を写した作品を募集。上伊那各地からの応募があった。
最優秀賞のほか、風景、自然などをとらえた優秀作品を選出するネイチャーフォト部門、後世に語り継ぎたい作品を選ぶヒューマンドキュメント部門、大芝高原まつりの作品を選ぶOshibaフェスティバル部門、中学生以下の作品を選ぶヤング・パワー!部門を設けたが、ヤング・パワー!部門に該当する応募は無かった。
プロや信州大学の学生など、選考委員7人が、それぞれを見比べながら入賞作品を選出。雪の仙丈ケ岳の前で、ナズナ摘みをする人々を写した伊藤さんの作品には「村から望む山が入っているのがいい」などの意見が寄せられた。
審査委員の一人、スタジオ結の小松豊さんは「選ぶのに迷った。今年は目を引く作品がなく、入賞したのも常連の人ばかりだった。もっと多くの人に参加してもらいたい」と話していた。
入賞者は次のみなさん。
◇優秀賞=伊藤好幸(伊那市)『なずなつみ』
◇ネイチャーフォト部門=耳塚雅知(南箕輪村)『レンゲ草と中ア』、酒井芳郎(箕輪町)『田植も終わって夏を待つ』
◇ヒューマンドキュメント部門=久保村由人(伊那市)『べとリンピック』、向山世男(伊那市)『ライトアップ』
◇Oshibaフェスティバル部門=蜷川靖子『みんなともだち』、大西廣文(飯島町)『まつりの男たち』
◇佳作=牧田増男(伊那市)北澤和子(南箕輪村)宮下敏治(伊那市)橋本隆治(南箕輪村)加藤平治(南箕輪村)