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箕輪町、南箕輪村が伊那ケーブルテレビで文字放送開始
箕輪町と南箕輪村は1日、伊那ケーブルテレビの町、村それぞれの専用チャンネルで、文字放送を開始する。
伊那ケーブルテレビがBSデジタル放送をアナログ変換して放送してきたサービスが6月末で終了し、本来のデジタル放送に移行することに伴い、アナログの29チャンネルが箕輪町、30チャンネルが南箕輪村の専用チャンネルになる。デジタルの専用チャンネルは町がC512、村がC513チャンネル。
町と村は、専用チャンネルで行事のお知らせ、休日当番医、水道休日当番店などを文字で放送する。デジタルでは6月20日ころから試験的に放送を始めているが、7月中は試験放送で、文字の大きさ、写真の色などを調整する。
箕輪町は、緊急メール配信サービスで登録者に火災などの緊急情報が配信された場合は、専用チャンネルでも文字放送に割り込み優先的にメールと同じ内容を表示する。
南箕輪村は、村広報番組「素顔がいいね みなみみのわ」も放送する。 -
伊那消防組合 部隊活動円滑に規律訓練
伊那、高遠、箕輪、辰野消防署でつくる伊那消防組合(消防長・早川正行伊那消防署長)は27、28日、伊那市の市民体育館と県伊那勤労者福祉センター体育館で規律訓練に取り組む。初日は組合内の署員65人が参加し、軽快な動作を修得した。
署員の規律心の向上を目指し、日ごろの活動が部隊として円滑に運べるよう、毎年している行事。同様の訓練を2日間に分けて実施し、組合署員のほとんどとなる約130人が規律を学ぶ。
小隊の編成、隊列の整とんのほか、行進間、停止間の動作、敬礼方法などを指揮者の指示に従がって訓練。休憩を取りながら約3時間にも及んだが、署員らは真剣な表情で規律ある動きを見せていた。
あいさつに立った伊那消防組合の登内正史次長は、実のある訓練となるよう「大きな声と汗を出してもらいたい」と呼び掛けた。 -
伊那市少年補導委が市内高校などを訪問
伊那市少年補導委員会などは28日、市内にある4高校と南箕輪村の上伊那農業高校を訪問した。同委員会は定例補導で特に多く見受けられる現状をまとめた要望書を提出、各学校では要望内容について生徒指導していく。
毎年一回の高校訪問に、委員会の丸田旭雄会長=伊那市美篶=ら6人が参加。▽通学路の迷惑歩行▽自転車の2人乗り、夕方の無灯火走行▽駅待合室での利用者への配慮▽カラオケ店での喫煙・飲酒竏窒ネどについて、注意を促す要望書を各校へ提出した。
伊那西高校を訪れた一行は、生徒指導主事の関島靖教諭と懇談し、生徒の登下校時の通行マナーについて指導することを確認。また、同校は「生徒が不審者によって被害を受けることが多い」とし、防犯面の協力を依頼した。
伊那市少年補導委員会は前年度、年間計87回の街頭補導を実施。少年ら延べ236人を補導したうち、高校生の補導人数は59人だった。 -
南箕輪村商工会青年部が子どもの安全見守り
独自にステッカー作成南箕輪村商工会青年部(部員26人、北沢博仁部長)は、小・中学生の通学時の危険を少しでも軽減できるようにと、独自に防犯のための「こどもの安全見守り中」ステッカーを作成した。7月3日から各自の営業車などに装着し、通学路付近などを通った際に子どもたちの安全を見守る。
子どもたちが事件に巻き込まれるなど社会的問題になっていることから、青年部として何か協力したい-と検討。村が配布しているステッカーもあるが、皆が同じステッカーを使うと見慣れてしまうこともあり、村とは異なるステッカーで目立たせると同時に青年部の活動アピールも兼ね、村教育委員会の許可を得て、建設業関係の部員の協力でマグネット式のオリジナルステッカーを作った。
青色に白字で「こどもの安全見守り中」とあり、青年部と村教育委員会の文字、部員の事業所を登録した番号が入っている。
ステッカーは40枚作成。部員が1人1枚は持ち、営業車すべてにはるため数枚持っている部員もいる。制作費は1枚千円で、部員各自が負担した。ステッカー使用規約も定め、子どもの安全監視目的以外に使用しないこと、ステッカーの盗難防止に努めることなどを盛り込んでいる。
青年部は、「登下校時をみはからってステッカーをはって通学路を走るなどして、子どもたちを見守りたい」としている。 -
井戸水汚濁訴訟の和解金支払い
東京高裁が控訴を棄却城南物産(本社・南箕輪村神子柴、埋橋常人社長)及び埋橋常人氏と南箕輪村の井戸水汚濁の損害賠償請求訴訟和解金支払いの問題で、東京高等裁判所は26日、城南物産と埋橋氏の控訴を棄却した。
村は05年8月、和解金450万円のうち村税滞納分を差し押さえて残金を支払った。これを不服とする埋橋氏側に対し、村は異議を申し立て、今年1月、長野地方裁判所伊那支部で勝訴。埋橋氏は「差し押えは許されない。相殺禁止規定に反する」と東京高裁に控訴した。
棄却の判決に埋橋氏は「上告するか戸惑っている。代理人、知人の意見を重んじ今後の対応を決めたい」としている。唐木一直村長は、「高裁が地裁伊那支部同様、村の主張を全面的に認めてくれたもので高く評価している。高裁の判決を尊重し、この争いが決着することを希望している」とした。 -
南箕輪村保育料2・8%~6・3%引き下げ 保育料審議会が答申
南箕輪村保育料審議会(堀深志委員長)は26日夜、唐木一直村長の諮問を受け、階層や年齢によって2・8%から6・3%引き下げる村長が示した改正案通りの答申をした。村は05年度に一律5%引き下げているが、06年度も引き続き、7月1日から引き下げをする。
村長は、「一層の子育て支援発展、充実のため、税の階層の低い世帯を重点に引き下げをお願いする」と諮問。審議会は、保育料について村の説明を受け慎重審議した。
村保育料は、階層が10区分。改正では、市町村民税非課税世帯、均等割のみの世帯、所得割の額のある世帯、所得税課税世帯で所得税額が3万円未満、3万円以上7万2千円未満の計5区分は、5・6%縲・・3%、所得税額が7万2千円以上の4区分は2・8%縲・・2%引き下げる。
引き下げにより保育料は年間約350万円の減額。村は、「350万円は村財政の中で影響なくできる。他事業へのしわ寄せはない」としている。
審議会では、「保育料を引き下げれば子育て支援か、という点もある。出産費用をいくらか助けられれば違うのでは」「長時間保育料も検討を」などの意見があった。
答申を受け村長は、「子育ては大変大きな問題。子育てしやすい、子どもを産みやすい環境作りが大切。ほかの子育て支援も検討し最重点施策として取り組みたい」と述べた。 -
南箕輪村で大芝高原温度ニューヴァージョン完成発表会
大芝高原まつりに向けて「大芝高原音頭Newヴァージョン2006」の制作発表会が25日、南箕輪村民体育会であった。村民約100人が集まり、アレンジ曲の生演奏を聞いたり新しい振り付けに挑戦した。
大芝高原まつり実行委員長の唐木一直村長は「ニューバージョンは『若い人からお年寄りまで踊れる曲を』との要望をうけてプロジェクトチームが検討を進めてきた。当日は大勢の人に参加してもらい盛大に盛り上げてほしい」とあいさつ。
大芝高原音頭普及チームの原志津男リーダーは「村民の意見を反映した内容なので多くの人に親しんでもらえると考えている。この機会に踊りの輪を広げ、祭りを成功につなげたい」と踊りへの思いを語った。
その後、アレンジ曲のボーカルを担当したゴスペルシンガー・ChiHirOさんの歌声に合わせて普及チームのメンバーが振り付けを披露。それを見ながら集まった村民も踊りに挑戦した。最初は戸惑う参加者もいたが、すぐに流れをつかみ、楽しみながら踊っていた。 -
竹の鳴り物作り講習会
「大芝高原音頭Newヴァージョン」の振付で使用南箕輪村の大芝高原まつり実行委員会は24日、大芝高原音頭をアレンジした「大芝高原音頭Newヴァージョン」の振付で使う竹の鳴り物を作る講習会を村民体育館で開いた。参加者は竹を切ったり、竹の中に小豆を入れるなど熱心に鳴り物を作った。
大芝高原音頭普及チームは、竹製の鳴り物を持って踊ってほしい-と考え、事前に竹を切り出して準備してきた。
講習会は小学生や信州大学農学部の学生、保育士、村内の踊りグループ、普及チームメンバーら約40人が参加。竹をできるだけ節が両側に入るように長さ25センチから30センチに切り、穴を開けて小豆か大豆を中に入れ、テープで穴をふさぐ。毛糸のボンボンを片側に取り付け、竹にカラーテープを巻くなどして各自で装飾する。
祭りに参加する南箕輪小6年生は、「ボンボンを付けるところとか、大豆を入れるのが大変」「難しいけど楽しい」と話しながら作っていた。完成した鳴り物を手に、「大芝高原音頭Newヴァージョン」の踊りにも挑戦した。 -
英語弁論大会で上農の御子柴すみれさんが全国大会へ出場
全国の高校生が英語で主張し合う第26回英語弁論大会の県予選が23日、南箕輪村の上伊那農業高校であった。モンゴルで感じた自身の思いを訴えた上伊那農業高校生物学科2年の御子柴すみれさんが、最優秀賞を獲得。長野県代表に決定した。
国際理解への関心を深めることなどを目的とした大会。参加者は、制限時間内に英語弁論を展開し、論旨、態度、音声の総合評価で競い合う。今年は、県下7校から17人が参加した。
御子柴さんは「遊牧民の生活に魅せられて」と題して過去に訪れたモンゴルで感じた思いを発表=写真。
現地を訪れるまでは馬、大草原など、雄大な自然のイメージが強かったが、首都、ウラン・バートルでは、近代化が進み、都市の片隅には、親を失った子どもたちがマンホールで生活をしていた。一方、田舎では、今なお遊牧生活が営まれており、その中にある人々の温かさに触れる。
御子柴さんは、多くの人が物質的な豊かさを求めて遊牧生活を離れつつ実情にある「本当に都市の方が幸せなのでしょうか」と、複雑な思いを投げかけた。
留学生による日本語弁論大会の予選もあり、県内で唯一参加した赤穂高校のスティーブン・オーエンさんが全国大会に出場する。 -
南箕輪村輪の会研修会
大豆かりんとうなど調理実習農と食の大切さを考え活動する南箕輪村輪の会は21日夜、村公民館での研修会で調理実習をしたり、食育と地産地消について考えた。
会員を講師に学び合う調理実習は、今回は「大豆かりんとう」と「すあま」。講師は木村歌子さん。会員のほか信州大学の学生7人ら計17人が4班に分かれて調理に取り組んだ。
「大豆かりんとう」は小麦粉に大豆とゴマを加えて作る。1晩水に漬けた生の大豆と水煮大豆を2班ずつで使い分け、違いをみた。
試食では、生の大豆を使った場合、豆の歯ごたえが残り風味がよい。水煮大豆を使った場合は、水分が多いためか油で揚げるときに爆発してしまうものもあったが、食べるとなめらかで、調理の工夫次第で手軽さから利用も可能-との評価だった。
指導した木村さんは、「大豆はどの家にもいっぱいある。かりんとうを作っておけばおやつにいい。シロップの代わりに塩をふると酒のつまみにも最適」とし、「学生が覚えてくれることもうれしい。何かの機会に作ってくれたら」と話した。
規約と役員も決め、会長に木村歌子さん(北殿)が就任した。 -
南箕輪村
青色回転灯導入南箕輪村は7月中旬、防犯推進のため自動車に装備するパトロール用の青色回転灯を導入し、各区の防犯部にはパトロール時に着用する防犯ベストを支給する。
青色回転灯は、総務課の公用車1台の更新に合わせ固定式の青色回転灯設置車を導入する。さらに既存の公用車5台にマグネット式の青色回転灯を装備し、計6台を整備する。既存車5台は各課1台で、役場職員が公務に出るときにパトロールを兼ねて運行する。
村は、青色回転灯運転資格取得講習会を全職員対象にするほか、各防犯部の役員ら対象の同講習会も開く予定。固定式は主に防犯部で利用し、運行時は村内1周のパトロール活動をしてもらう考え。
防犯ベストは300着作る。蛍光黄緑色で背中に「パトロール 南箕輪村防犯協会」、左胸に「防犯パトロール」の文字が入る。今月末にできる見込み。パトロールは各地域の計画で実施する。
防犯部は昨年12月に村が各区に設置をお願いし、06年度に設置した区、準備中の区など体制整備が進み、07年度に足並みがそろうという。
村長は、「防犯部をぜひ充実せさたい。将来的には交通安全協会のような任意団体としての組織になればと思う」と話した。 -
南箕輪村議会6月定例会閉会
南箕輪村議会6月定例会は23日、議案23件、意見書提出の議員発議3件を可決、承認し閉会した。
南箕輪村国民保護対策本部及び村緊急対処事態対策本部条例案、村国民保護協議会条例案は、「武力攻撃事態は政治的努力、平和外交で回避できる。平和憲法に反する」「国民保護計画は法によって自治体が先にたって実行するもの。行政が具体化すること自体許せない」と反対討論があったが反対者3人で、賛成多数で可決した。
『住民を戦争に巻き込む「国民保護計画」を策定せず、「無防備地域宣言」を行うよう求める陳情』は不採択になった。
請願・陳情の採決結果は次の通り。
◇採択=▽長野県独自の30人規模学級の拡大及び市町村における自由度の拡大と複式学級の解消、県独自に教職員配置増を求める意見書提出に関する請願書▽35人学級の早期実現、教職員定数増を求める意見書提出に関する請願書▽核兵器廃絶国際協定実現を国連とすべての国に呼びかける意見書提出に関する陳情書
◇趣旨採択=▽「高校改革プラン『実施計画』で地域の合意のない部分を撤回し、学校現場に十分検討期間を保障できない平成19年度実施を見送ることを求める意見書」採択を求める陳情書▽「義務教育費国庫負担制度の堅持」を求める意見書提出に関する陳情書
◇継続審査=▽「教育基本法の改定について慎重審議を求める意見書」の採択を求める陳情書 -
南原地区まちづくり景観形成住民協定を締結
南箕輪村で初南箕輪村南原地区が、「南原地区まちづくり景観形成住民協定」を締結した。村内初の協定で、地区全域を対象に景観の保全に取り組む。協定は20日に発効し、県知事認可も申請している。
南原地区は、中央アルプスの山ろくで、南アルプスの雄大な風景を望む自然豊かな地域。権兵衛トンネル開通に伴う工場や店舗の進出、看板設置などにより景観が損なわれることを懸念し、景観形成住民協定締結を検討してきた。06年3月、区の総会で住民協定締結を同意、署名活動を展開し締結に至った。協定の有効期限は5年。
協定署名者は365戸(社)。区に居住する区民のほか地区内に土地を所有する村外者、地区内の企業など。アパートなども含む区の全363戸の内、実際に地区内に居住する人では277戸(76%)が署名している。
地区の環境整備と景観形成に必要な事項を定めた景観形成基準は▽土地利用▽建築物など▽垣、柵、擁壁など▽緑化・美化▽広告物▽事前協議▽自動販売機▽交通・防犯▽廃棄物処理施設・風俗営業施設など-の9項目。
建築物の基準は、建築物を十分道路から後退し緑化に努める、高さは13メートル以下で勾配屋根、屋根や壁の色は落ち着いた色調に努める-など。屋外広告物は道路から1メートル以上後退し、設置者、設置場所、表示面積、高さ、色などの基準を示している。
住民協定運営会長の伊藤幸一さんは、「トンネルが開いて工場や店が出てくる。交通量が多くなれば看板も多く、また大きくなってしまう。協定で若干でも地域の景観を守っていきたい」と話した。
南原地区周辺は、権兵衛トンネル開通に合わせ国道361号線の伊那市側トンネル出口から延長約7キロ、沿道両側100メートルが県の屋外広告物条例に基づき屋外広告物禁止地域に指定され、伊那市西箕輪地区が05年3月に「西箕輪ふるさと景観協定」を締結している。 -
南箕輪村議会6月定例会一般質問
保育料引き下げの方針示す南箕輪村の唐木一直村長は、21日の村議会6月定例会一般質問で、保育料について「昨年5%引き下げたが本年度も引き下げをする」と述べた。三沢澄子議員の質問に答えた。
引き下げ率は現在調整中で、上伊那の他町村に比べ所得の低い世帯の保育料が割高になっていることについても解消を図る考え。村長は「7月1日から引き下げ実施したい。これに伴い村の保育料は最低ランクになる」と話した。
村は26日に保育料審議会を開き、村長が諮問する。
◆村長就任1年を経過しての総括
村長は、「私なりに努力したつもりだが、まだまだ不十分な面、力不足な面がある。職員と意識を共有しながら努力してまいる」と、大熊恵二議員の質問に答えた。
「大切なのは村内が平和、平穏であること。村政を出来る限り身近に感じ親近感を持ってもらうため、懇談の場をもってきた。これからもこの姿勢を貫く」とした。村政運営については「財政が基本。自立可能なむらづくりの前提でもある。行革が必要で、できるものから実施した」とし、「事務事業評価制度を実施し、人事評価制度を充実したい」と述べた。
最大の公約とする子育て支援は、「これからも追求していきたい」とし、企業振興は「自立のため税収増を図らなければならない。引き続き努力していく」と話した。また、「自主防災、防犯部など協働の取り組みが出来てきた。地域コミュニティの第1歩として支援したい」とした。
庁内に立ち上げた6つのプロジェクトチームについては、「職員が幅広い分野に目を向け始めた点は成果が出てきている。チームによる推進が定着化してきている。これからもこうした姿勢で取り組む」とし、数値目標の設定は「設定できるものは検討する」とした。
◆児童の安全のための「まっくんバス」での通学について藤原定一議員が質問した。
村長は「スクールバスとしての利用など運行状況を検討し、7月からアンケートを実施、検討委員会の準備も進めている。全員とはいかないが遠距離通学者には安全に配慮したい。総合的に検討する」と答えた。
◆南箕輪村小学校の学童保育施設について三沢澄子議員が質問した。
村長は「現在はすくすくはうすを使っているが、南小の敷地内に早期に建築できるよう検討したい」とした。
◆村表彰規制の見直しについて大熊恵二議員が質問した。
村長は「改正する」と答えた。これまでも庁議でさまざまな議論をしてきたことを説明し、「幅広い面での規則の改正を検討したい」とした。 -
すくすく玉手箱でサツマイモの苗植え
土とじかにふれあい、作物を育てる喜びを体験してもらおう竏窒ニ21日、入園前の幼児と親を対象とした南箕輪村公民館主宰の子育て学級「すくすく玉手箱」は、サツマイモの苗植えに挑戦した。参加した35組の親子は、収穫への思いをはせながら一人1本ずつ苗を植えた=写真。
サツマイモづくりは昨年始めた取り組み。昨年は雨で苗植えができなかったため、すくすく玉手箱で苗植え体験をするのは初めてとなる。
親子は、協力しながらマルチの真ん中に穴を掘り、服や顔を真っ黒にしながら苗植えを完了。その横に自分たちの名前を書いた立て札を立てた。
その後、子どもたちは泥遊びを開始。普段は洗濯のことを気にしている母親たちも、土の上へ座り込んだり、はだしで歩いたりする我が子と一緒になり、土の感触を楽しんでいた。 -
「まっくんせんべい」好評
南箕輪村大芝高原の限定菓子「まっくんせんべい」が、5月中旬の発売から1カ月が経過し静かな人気になっている。。
「まっくんせんべい」は、通常のピーナッツの代わりに松の実を入れたせんべい。赤松の精のまっくんにちなんだ菓子で、1袋500円。大芝荘、大芝の湯、大芝高原味工房の3カ所のみで販売している。
松の実入りは珍しく「品のいい味」。今月上旬に東京であった森林セラピーキャンペーンでも試食で提供したところ好評だったという。村開発公社では「ぜひ1度味わってみてください」と話している。 -
箕輪町、南箕輪村の消防団ポンプ操法大会・ラッパ吹奏大会
箕輪町、南箕輪村の消防団06年度ポンプ操法大会・ラッパ吹奏大会が18日、箕輪町役場駐車場、南箕輪村役場駐車場でそれぞれあった。団員は数ヶ月間にわたる訓練の成果を発揮して大会に臨んだ。
ポンプ操法では、消火の基本動作の正確性や敏しょう性、標的(火点)を倒すまでの時間などを競った。ラッパ吹奏は、吹奏の部と規律の部の総合で競い合った。
箕輪町は自動車ポンプは第4分団、小型ポンプは第5分団、ラッパ吹奏は第4分団が優勝。ラッパ吹奏は5連覇を達成した。個人表彰の受賞者は過去最多の29人だった。
南箕輪村は自動車ポンプは第3分団第1部Aが2連覇、小型ポンプは第2分団第2部が6連覇、ラッパ吹奏は第5分団が3連覇を成し遂げた。
自動車ポンプと小型ポンプの各1位、ラッパ吹奏は選抜で、7月9日の上伊那郡大会(伊那市役所駐車場)に出場する。箕輪町は本年度、同大会への出場を辞退する。 -
南箕輪村で父の日贈り物づくり
いつも頑張っているお父さんに手作りの贈り物で感謝を伝えよう竏窒ニ17日、父の日にちなんだ贈り物作り教室が南箕輪村民センターであった。母子連れの保育園児や小学生など約50人が参加し、ペン立てづくりに挑戦し、気持ちを込めたメッセージカードを添えた。
今回は、親子ペンギン親子の筆入れづくりに挑戦。参加者は、堀薫公民館長の指導を受けながら、筒状の硬い紙に折り紙でつくった目や口などのパーツを貼り付、かわいらしい筆立てを完成させ、メッセージカードを作成。「お父さんありがとう」など日ごろ中々伝えられない思いをつづった。
また、父の日にちなんだパネルシアターの上映もあり、参加者を楽しませていた。 -
さっちゃんの漬け物
南箕輪村
原さち子さん家族や知人の顔を思い浮かべ、愛情込めて野菜を漬ける。
商工会の会合のたびにお茶請けに持っていく漬け物は評判の味。山のように漬けても、「おいしい」「持ってきて」と言われるのがうれしくて、惜しげなく人にあげ、無駄にすることなく終わってしまう。
そんな評判の漬け物で商いをしたら-との知り合いの声かけもあり今年、「手作りの味さっちゃんの漬け物」として販売を始めた。
跡取り娘で実家の酒屋「マルチョー」、セブンイレブン南箕輪大芝高原店の仕事をし、商工会女性部で活動する忙しい日々だが、酒屋の倉庫を改造した作業場で、せっせと季節の野菜を漬ける。
「料理や漬け物が好き」。若いころ、祖母の手伝いをしてはいたが、特別漬け方を教わったわけではない。野菜を最もおいしく漬ける調味料の割合は自分で考え、研究した。
「いつ漬けるの?」と周囲に不思議がられるが、「漬け物はずくがないとできない。いくら疲れていても、寝ないでやってた」。好きだからできるのだという。
素材は、地元農家3軒にお願いし、無農薬栽培の野菜を仕入れるこだわり。キュウリ、ナス、カブ、大根、セリ、ウド、アスパラ、エリンギなどなど。「新しい野菜を漬けてみるのも楽しい」と、なんでも漬ける。
面倒見がよく、友達に漬け方を教えてあげ、レシピも出していた。しかし、どんなに教えても同じ味にはならないという。「漬け物は自分の味。手具合と勘だから」。ちょっとした加減で、さっちゃんの漬け物の味が決まる。
偶然、漬け物を口にした蓼科の老舗ホテルの社長が味にほれ込み、ホテルに納品してほしいとの話が来た。4月から1日おきに納めているが、「舌洗い」としてコース料理の中で出される漬け物は、お品書きに「愛を感じる原さち子さんのお漬物」と紹介され、「社長がハマッタ味を…」と書かれている。
漬け物は、大芝の湯の食堂に入っており、、今後大芝荘にも出すことが決まっている。さらに、八十二銀行主催の信州「食」の商談会(21日、会場・長野県松本めいてつショーホール)にも出品する。販売のため、似顔絵付きの商品シールも作った。絵を何度も書き直し、ようやく完成。商談会には真新しいシールを張った漬け物を並べる。
好きな漬け物。店を引退したら商売でやってみようかな-と漠然と思っていたが、「意外に早くやるようになっちゃった。周りの人皆のおかげ。応援がなかったら一人ではできなかった。本当にうれしい。有難い」。
こだわり抜いた手作りの味。「季節、季節の味を楽しんでほしい。全部漬け方が違うから」。色鮮やかに漬かったナスを袋詰めする手を休め、「食べてくれる人が広がっていくのが楽しみ」と笑みを浮かべた。(村上裕子) -
村開発公社社員の公園施設研修会
南箕輪村開発公社は15日、大芝公園の関連施設従業員を対象とした研修会を開いた。約25人が参加し、スポーツ公園や「みんなの森」を見学しながら施設概要を確認した。
村開発公社が本年4月から大芝公園関連施設の指定管理者となったことに伴い、森林を除く施設、道路などは、園内従業員で管理していくこととなった。そのため、従業員それぞれが、園内施設を正確に把握している必要があると判断。今回の研修会を企画した。
参加者は、バスで移動しながら、施設概要について説明を受けた=写真。セラピーロードとして認定を受けた「みんなの森」の前では、森林の広さや駐車場までの距離、森林の種類などを確認。また、森林セラピーには、森林浴と異なり科学的根拠基づく明確な効果があることを学んだ。 -
伊那技専・企業と個別面接式説明会
南箕輪村の県伊那技術専門校(石川秀延校長)は15日、同校で、合同就職説明会を開いた=写真。直接面接によって企業の概要などを知ることで、学生らは目的を持った就職活動への意識を高めた。
求人募集している企業を同校に招き、個別説明による相互理解を深める目的。これまでは職安主催の説明会への参加や、学生が企業を訪問するなどの就職活動の機会しかなく、初めての試みとなった。
上伊那を中心に県内外からメカトロニクス、ソフトウェア設計関係の32社が参加。今年度の修了生ら79人が個別面接で、業務や採用内容の説明、就職活動に役立つ情報などの助言を受けた。
伊那技術専門校の昨年度の就職率は80パーセント以上で、石川校長は「就職に向け、具体的にどんな勉強について学べばよいかを面接で知ることで、就職意識は向上し、就職率に反映できれば」と期待。来年度以降の合同説明会の定着を目指している。 -
クレーム応対など学ぶ 電電ユーザ協・実践セミナー
日本電信電話ユーザ協会伊那地区(塚越寛会長)・駒ヶ根地区(坂井武司会長)の両協会共催の「IT時代の電話応対実践セミナー」が16日、伊那市美篶の信州伊那セミナーハウスであった=写真。
会員の応対技術の向上を目指すための恒例セミナーに、約50人が参加。現代礼法研究所の岩下宣子主宰が「クレーム応対と顧客満足」と題して講演した。
すぐに全面的に謝罪するのでなく限定的に謝罪、相手の立場で考える竏窒ネどの、クレーム対応の5つのポイントや、話し方のコツなどについて学習した。
「クレームを言ってくれるお客さまはありがたい人」とし、クレームは製品改良、新製品開発、サービス改善のための貴重な意見だと受け止めることが必要だと教えた。
岩下主宰は「お客さまの気持ちをさっしていかなければ、いざという時にマニュアルを越えた応対はできない。百人いればそれぞれのマナーがあるので、一人ひとりの立場になって考えることが大事」と呼びかけた。 -
南箕輪村議会6月定例会一般質問要旨
南箕輪村議会6月定例会の一般質問は21、22日にある。質問者は8人。質問要旨は次の通り。
藤原定一議員 (1)ブックスタートの実施(2)学校で朝の読書運動(3)まっくんバスでの通学
孕石勝市議員 (1)国保事業と老人保健医療特別会計の現状と見通し(2)医療費の抑制(3)後発医薬品などの使用拡大
原司宣議員 (1)集団登下校と休日を含む防犯指導(2)通学路点検と安全対策(3)村内防犯パトロールの予防効果(4)防犯部の設置と活動(5)空き建造物の安全対策
清水國洋議員 (1)「ゆとり教育と学力低下(2)国語、算数教育の充実強化
高見利夫議員 (1)村内中小企業者への支援策(2)国県事業の活用(3)村税収入の見通し(4)地方交付税の適正な水準確保
三沢澄子議員 (1)子育て支援施策(2)介護保険改正、障害者自立支援法での問題点(3)教育基本法
久保村義輝議員 (1)農林業の持続発展の取り組み(2)教育の現状と課題
大熊恵二議員 (1)村表彰規則の見直し(2)村長の政治姿勢 -
南箕輪村でキッドビクス講座開講式
親子で体を動かして楽しもう竏窒ニ14日、南箕輪村公民館で親子キッドビクス講座が開講した。約30組の親子が集まり、馴染みの曲などに合わせて存分に体を動かし、汗を流した=写真。
キッドビクスは子どもの基礎体力やリズム感、協調性を養うことを目的として開発された子ども用のエアロビクス。親子で一緒に楽しめる講座を設けていた近隣市町村の取り組みを知った村内の母親たちから多くの要望が寄せられ、保育園児がいる家庭を対象とする講座が実現した。子どもと一緒に体を動かす母親も、母親同士の親ぼくを深めたり、子育てのストレス発散などができるという。
講師に迎えた日本キッドビクス協会の公認コースディレクター・春日絵理加さんは「お母さんもダンスを楽しんでほしい」と語り、「手のひらを太陽に」などの音楽で、無理なく親子一緒に楽しめるさまざまなダンスを指導。
参加した母親は「子どもと一緒に体を動かせる機会も少なくなってきているけど、こうして一緒に動けるのは楽しい」と話していた。 -
信大でミツバチの管理方法などを学ぶ実習体験
信州大学農学部で15日、ミツバチの管理方法などを学ぶ体験実習があった。食料生産学科2年生と地域住民約30人が参加。伊那市御園の養蜂家・小松実治さん(74)を講師に迎え、みつ採取を体験したり、ミツバチの生態などを学んだ。
家畜管理など学ぶ食料生産学科が例年行っている実習。今年は、地元の人にもミツバチを知る機会を提供したい竏窒ニいう小松さんの提案で、一般からも参加を募った。
小松さんは、構内に設置した木箱から蜂の巣を採取。学生たちは、その巣からみつを搾り出す作業を体験。甘い香りに歓声を挙げながら、遠心分離機を回した。また、みつロウのキャンドルづくりにも挑戦した。
小松さんは「西洋ミツバチは日本ミツバチと違って人に慣れる性質があるため、養蜂ができるようになった。花粉の交配、みつの採取など、さまざまな場面で使われてきた」と、ミツバチと人の歴史を語った。 -
南箕輪村のブルーベリー狩り7月8日オープン
南箕輪村内4カ所にあるブルーベリー観光農園で、今年もブルーベリー狩りが計画されている。ブルーベリー観光農園組合(組合員4人、田中実会長)、JA上伊那、村開発公社の運営委員会が14日、農園で今年の出来栄えを調査し、開園の打ち合わせをした。ブルーベリー狩りは2年目で、今年は7月8日(土曜日)に始まり8月上旬まで開く。
ブルーベリーの生育状況は、低温の影響で昨年より三日ほど遅れているが、木が大きくなり実も多くついているので「期待できそう」と関係者。昨年は組合員2人の園のみだったが、今年は4園でもぎ取りができそうだという。
チケット販売は大芝高原味工房、大芝荘のほか、今年は各農園でも扱う。料金は昨年と同じく1時間以内の食べ放題で中学生以上1千円、小学生500円。中学生以上にはパックのお土産付き。入園時間は午前10時縲恁゚後3時。今年は各農園でパックの直売りも予定している。
昨年の入園者数は153人。今年は入園者500人、売上40万円を目指す。 -
大芝高原まつりポスター、うちわなど図案決定
南箕輪村の第21回大芝高原まつりのポスター、うちわ、パンフレットの図案選定会が14日夜、村役場であり、最優秀賞などが決まった。最優秀ポスター賞は南箕輪中学校の的野真由美さん(3年2組)、最優秀うちわ賞は竹沢藍さん(同)、最優秀パンフレット賞は北原麻衣さん(3年1組)の作品を選んだ。
応募は南箕輪中の美術わくわくクラブ員と希望者から18点。まつり実行委員長、顧問、実行委員会事務局の産業課長ら8人が選定し、最優秀賞3点、優秀賞4点、佳作11点を決めた。
ポスターは200枚作り、村内の公共施設、飲食店、企業などに掲示。うちわは6千本作り村内全戸に1本ずつ配る。完成は7月20日ころ。パンフレットは昨年度と同じく総合的なパンフレットで、最優秀賞の図案は表紙に使う。完成は7月末の予定。
今後、村役場ロビーと大芝の湯で応募作品展も計画している。
優秀賞と佳作は次の皆さん。
▽優秀賞=池上友美(3年3組)鹿角桃(2年2組)山崎真奈美(3年4組)竹松愛美(2年3組)▽佳作=倉田愛実、小松紘子(1年1組)薄田葵(1年2組)有賀千夏、金井蘭、溝口結稀、木川玲菜(2年2組)倉田萌、倉田梨名(2年4組)山・ス友衣、清水里音(3年3組) -
初心者マジック講座開講
南箕輪村公民館で14日、「初心者マジック講座」が開講した。幅広い年齢層に楽しんで参加してもらいたいと本年度、新たに公民館講座に加えた。受講生約10人が12月まで全7回、カードやロープなどを使った簡単にできるマジックを習得する。
初回は、講師の伊那マジッククラブ代表の伊藤権司さんが自己紹介を兼ねて手品を披露。次々と巧みな奇術を繰り出し、受講生を不思議の世界に引き込んだ。
マジックをするにあたっての原則を教わった後、伊藤さんの解説を交えながら、早速トランプや輪ゴムなどを使った手品に挑戦。「マジックは目の錯覚を利用して成り立っている。手際良く見せるから不思議に見える」との指導を受け、何度も繰り返し練習した。
老人施設などで披露したくて参加したという男性(64)は「不思議さがあるし、楽しいけど実際にやってみるとなかなか難しいね」と話していた。 -
南箕輪南部小 児童顔面殴打で通学路を防犯診断
南箕輪南部小学校の女子児童が見知らぬ女に顔面を殴られた事件が発生したことを受け、伊那署は14日、村、学校、PTAらと協力し、通学路の安全対策のための防犯診断をした。不審者が潜みそうな暗がりなどの危険箇所を点検し、対策を検討した。
沢尻と南原地区の通学路上にある、中央道路の橋げた、西天竜用水路などの場所を、小嶋惣逸署長、唐木一直村長ら約25人が歩いて診断。これまで不審者が出没した箇所も診断し、安全構築へ向け、参加者の意識を高めた。
見通しの悪い場所に繁茂する樹木や草の除去、児童が横断する交通量の多い道路への横断歩道の設置、暗がりのある道への街灯の取り付けなどを検討。改善に向けて、村関係者は「できることからやっていきたい」とした。
事件は4日午前8時ごろ、沢尻の村道を歩いていた女児が、後ろからついてきた女に顔面と頭を殴られ、鼻血を出すけがを負った。女は20縲・0歳代で、ピンク色のタンクトップ、白っぽい色のミニスカート姿だったという。
伊那署管内で、本年に入って発生した不審者の声かけなどの事案は10件ある。 -
南箕輪村環境審議会第1回
南箕輪村は14日、第1回環境審議会を役場で開いた。委員13人を任命し、環境基本計画の策定や村廃棄物処理計画などを協議した。廃棄物処理の基本計画は審議会の承認を受け今後公示し、村民に周知していく。
審議会は、村の自然環境保全、公害対策、ごみ処理など環境保全全般の施策について村長の諮問に応じて調査、審議する。本年度は環境基本計画の審議を中心に年3回程度の会議を開く。
環境基本計画の具体的施策は、むらづくり委員会で協議している村の基本計画との整合性をはかりながら策定する計画で、環境審議会に諮り、秋ころまでの決定を予定している。
廃棄物処理計画の「基本計画」は96年以来10年ぶりの改定。「実施計画」は毎年改定しており、06年3月に決定している。
委員は議会、信州大学農学部、商工会、農業委員会、上伊那森林組合、消費者の会、区長会、衛生部長会、村内有識者、公募の13人で構成。会長に白鳥嘉文さん、副会長に有賀章治さんを選出した。任期は2年。