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温泉施設爆発火災を想定 伊那消防組合合同訓練
伊那、高遠、辰野、箕輪消防署でつくる伊那消防組合の07年度救急救助集団災害訓練が30日、辰野町の荒神山ウォーターパークなどであった。温泉施設で爆発火災が発生し、逃げ遅れた利用者がいるとの想定で、各署が連携を取りながら訓練した。
大規模災害に対し、組合各署が通常の出動態勢では対処できない救急・救助活動を効率的に行う目的で年1回ある合同訓練。想定付与により現場本部指揮が命令を出し、各出場隊が状況に応じて活動する「ロールプレイング方式」を02年から取り入れている。
訓練は組合職員約90人、消防車6台、救急車4台が出動し、施設内での模擬消火や人命検索などを展開。施設外に運び出された負傷者は、緊急度に応じて、搬送や治療の優先順位を決められ、救急車でそれぞれの病院に搬送された。
閉会式では優先順位の選別で情報が錯そうし、作業が滞ったことを反省。組合消防本部の早川正行消防長は「失敗をこのままにしておかず、各署に持ち返り反省し、来年の訓練に生かしてほしい」と話した。 -
南箕輪村の社協まつりバザー売上金を寄付
南箕輪村赤十字奉仕団(日戸陽子委員長)と長野県婦人教育推進協議会伊那支部南箕輪支会(原幸栄会長)は29日、21日にあった社協まつりのチャリティーバザー売上金の全額22万1451円を南箕輪村社会福祉協議会に寄付した。
バザーは社協まつり第1回から開いている。奉仕団の班長以上の役員が村内全戸に呼びかけて品物を集め、婦推協はまつりの前日準備と当日の販売を手伝った。バザー品は数千点もあり、シーツやタオル、石けんなど日用品が人気で、今年は過去最高の売上となった。
奉仕団の日戸委員長と婦推協の鹿野より子副会長が寄付金を届けた。村社協の堀深志会長は、「全額を善意銀行に積み立てて活動費に使わせていただく。本当にありがたい」と感謝した。
善意銀行は村社協への寄付金を積み立て、社協の福祉活動や設備の充実のために使う。最近ではAED、松寿荘の大型テレビ、イベントや災害時に使うテント2張などを購入した。 -
上農和牛の中間報告と試食会
上伊那農業高校の生物工学科動物バイテクコースは28日、文部科学省指定「目指せスペシャリスト」事業の一環で、学習中間報告と上農和牛試食会を同校の中ノ原農場で開いた。上農和牛肥育などの学習報告をし、生徒や関係者、保護者ら約80人で生徒が育て出荷した和牛を試食した。
「目指せスペシャリスト」事業で、同コースは牛受精卵回収・移植、黒毛和牛の肥育・食味試験をテーマに学んでいる。05年3月3日生まれの「じょうのうひな」号を肥育。600キロにまで育ち今月15日に出荷し、松本市の松本食肉公社で枝肉を視察した。受精卵回収は本年度は7月と9月に実施した。
生徒は、「じょうのうひな」号の一生や稲わら集めなど学習を写真付きで紹介し、「じょうのうひな」号の卵巣をもらい体外受精を試みたが成功せず、子どもを残せなかったことなども報告。「生まれながらにして、お肉になるような牛だったので、それも考えて食べてほしい」と話した。
「じょうのうひな」号の肉は、「初期成育の失敗で評価はA3だったが、食べるには最高の肉」と境久雄教諭。モモ肉やバラ肉を皆で大事に味わった。 -
伊那千秋会第48回菊花大展示会
伊那千秋会(30人、福沢英夫会長)の第47回菊花大展示会が28日、南箕輪村の大芝高原屋内運動場で始まった。約500点の見事な菊が並び、来場者は出来栄えに関心しながらゆっくりと鑑賞している。
作品は会員が丹精込めて育てた大輪菊、大輪菊競技花、盆栽菊、懸崖菊、木添え作、だるま作り、切花など。点数に制限を設けず、多い人で50点近くを出品した。27日の審査会で、総合第1位の知事賞に南箕輪村大泉の原節子さんの「久米満山」が選ばれた。
福沢会長は、「夏が暑くて虫も多く、栽培に苦労した。早稲の立ち菊は早く咲いてしまい、懸崖や盆栽は会期に間に合わないなど今年は本当に難しかった」という。「1年かけて作ってきた菊。ぜひ見ていただきたい」と話している。
会場では、会員が育てた福助作り、だるま作り、菊苗を販売している。展示は11月3日まで。時間は午前9時縲恁゚後5時。最終日は正午まで。
入賞者は次の皆さん。
【知事賞】(総合第1位)=原節子「久米満山」
【大輪菊の部】▽全日本菊花連盟会長賞=原節子▽上伊那地方事務所長賞=福沢英夫▽伊那市長賞=小林芳雄▽南箕輪村長賞=松沢政文▽伊那市議会議長賞=福沢住子▽伊那市教育委員会賞=太田清子▽伊那商工会議所会頭賞=小沢つね子▽信濃毎日新聞社賞=伊藤章▽中日新聞社賞=登内あい子▽優等賞=伊藤忠一▽1等賞=伊東文江▽2等賞=北原昭江▽3等賞=細井武人
【競技花の部】▽伊那千秋会長賞=太田清子▽信濃毎日新聞社賞=小林芳雄▽聖光房印刷賞=伊藤鶴之助▽優等賞=北原昭江▽1等賞=伊東文江▽2等賞=小松一幸
【だるまの部】▽南箕輪村長賞=小林芳雄▽信濃毎日新聞社賞=登内あい子▽優等賞=原節子
【ふくすけの部】▽南箕輪議長賞=登内あい子▽伊那毎日新聞社賞=小林芳雄▽優等賞=原節子
【盆栽、懸崖、杉木立の部】▽全日本菊花連盟会長賞=小林芳雄▽上伊那地方事務所長賞=松沢政文▽伊那市長賞=太田清子▽千秋会長賞=原節子▽長野日報社賞=小松一幸▽優等賞=川上節男
【切花の部】▽小林審査委員賞=福沢住子▽信濃毎日新聞社賞=小林芳雄
【自由花壇の部】▽伊那商工会議所会頭賞=原節子▽有線放送農協賞=松沢政文▽千秋会長賞=小林智子
【木添え作の部】▽信濃毎日新聞社賞=松沢政文▽千秋会長賞=原節子
【新人賞】▽千秋会長賞=北原昭江 -
南箕輪村第20回駅伝大会
南箕輪村の第20回駅伝大会は28日、南箕輪小学校校庭スタート、村役場駐車場ゴールの村内1周13区間23・085キロであり、神子柴チームが1時間24分44秒で優勝した。20回大会を記念し、第1区は園児らが南箕輪小校庭を力走し大会を盛り上げた。
参加は地区対抗で10チームとオープンの2チーム。1区の南箕輪小校庭では、スタートの号砲と同時に園児が元気に走り出し、校庭1周0・185キロを1チーム4人の走者でバトンをつなぎ、2区を走る小学生女子の選手にバトンを渡した。
小学生女子は、例年役場駐車場スタートだが、今回は校庭を1周した後、公道に出て第3走者の待つ塩ノ井公民館を目指した。
結果は次の通り。
◇総合 (1)神子柴(2)北殿(3)大泉
◇個人 ▽1区=(1)沢尻チーム37秒(2)北殿チーム(3)大泉チーム▽2区=(1)春日幸治(消防団)6分06秒(2)横道徹也(OFD)(3)倉田雅美(北殿)▽3区=(1)唐沢和夫(大泉)5分27秒(2)藤沢清人(田畑)(3)高木幸伸(神子柴)▽4区=(1)関口高志(沢尻)4分39秒新(2)唐沢裕二郎(神子柴)(3)飯塚義博(中込)▽5区=(1)増田樹(神子柴)7分32秒(2)田中紀久(大泉)(3)増田宗輝(北殿)▽6区=(1)藤沢勇(田畑)7分11秒(2)清水智成(大泉)(3)清水泰志(北殿)▽7区=(1)宮沢徹也(南殿)7分26秒(2)高木幸次(神子柴)(3)有賀貴之(南原)▽8区=(1)北原拓真(田畑)13分50秒新(2)倉田庄一郎(北殿)13分59秒新(3)中村秀雄(大泉)14分07秒新▽9区=(1)原誠太郎(大泉)4分29秒新(2)大島義史(神子柴)(3)原元紀(OFD)▽10区=(1)北原章裕(OFD)5分40秒新(2)砂川翔(北殿)5分48秒新(3)高橋篤実(田畑)▽11区=(1)佐藤崇弘(北殿)4分38秒(2)唐沢真三郎(神子柴)(3)有賀裕光(南殿)▽12区=(1)斉藤信司(神子柴)10分56秒(2)伊藤明久(沢尻)(3)松村千尋(南原)▽13区=(1)兼子拓矢(南殿)6分26秒(2)唐沢京也(大泉)(3)太田誠(神子柴) -
信大で11月2日に国際シンポジウム「持続的農業と環境:アジアネットワーク」開催
南箕輪村の信州大学農学部は11月2日、国際シンポジウム2007「持続的農業と環境:アジアネットワーク」を開催する。
世界人口が66億人を超え、さらに増加する中、化石燃料の大量消費、森林の消失などに伴なう温暖化、異常気象などが地球規模で発生し大きな変化を引き起こしている。これらの人口を養う食料の確保と、それと調和した農業の確立は緊急の課題であるため、今回は「農業と環境の調和をめざして」をテーマにかかげ、各国の農業事情について学ぶほか、今後の研究活動や人材教育などの面で協力し合う「アジアネットワーク」の構築を目指す内容とした。
「アジアにおける農業と生物資源」をテーマとする第1部では、東南アジア文相機構(インドネシア)のスロノ博士がインドネシアにおける生物多様性からみる「潜在的機能性食品としての微生物および薬草」について、フィリピン大学のモンサルッド博士がフィリピンにおける事例から「持続的作物生産への微生物開発利用」を発表。また、尚志大学(韓国)の郭泰淳教授は「韓国におけるイネ遺伝資源の重要性とイネの育種と栽培の現状について」、バングラデシュ農業大学のコンドカル教授は「バングラデシュにおける動物多様性保護のための生物工学的アプローチ」について言及する。
「アジアにおける農業と環境負荷」がテーマの第2部では、中国華南熱帯農業大学の楊重法教授が熱帯水田におけるメタン発生から「イネ栽培が大気に与える影響」をテーマに発表。信州大学の萩原素之教授は持続的で環境に優しい農業を目的とした「水稲栽培におけるリン酸施肥の減量」について発表する。また、チェンマイ大学(タイ)のスラムシリ准教授はタイ北部河川流域における研究開発の動向から「農薬使用と環境負荷の低減に向けて」と題して発表するほか、河南農業大学の楊喜田教授は「中国の景観劣化に対する森林の復元および自生植物とその多様性の回復」について言及する。
午前9時縲恁゚後5時(第1部は午前9時15分縲恁゚後12時半、第2部は午後1時半縲恁゚後4時45分)。当日の講演は英語で行われるが、日本語の通訳がつく。
問い合わせは信州大学農学部学務係(TEL77・1313)へ。 -
南箕輪村駅伝大会28日
南箕輪村の第20回駅伝大会は28日、村内1周の13区間、23・085キロである。
今年は20回を記念し、第1区で園児らが南箕輪小学校校庭の0・185キロを走り、第2区の小学生女子にたすきをつなぐ。
参加は地区対抗で10チームとオープンの2チーム。南箕輪小校庭を午前9時スタート。ゴールは役場駐車場。
コースは次の通り。
▽1区=南箕輪小校庭0・185キロ▽2区=南箕輪小校庭縲怏麻m井公民館1・61キロ▽3区=塩ノ井公民館縲恚v保コミュニティセンター1・49キロ▽4区=久保コミュニティセンター縲恍・梃ッ館1・26キロ▽5区=中込公民館縲恂k原公民館1・94キロ▽6区=北原公民館縲恆蜷シ部地区館1・94キロ▽7区=大泉西部地区館縲恆蜴ナ公民館1・97キロ▽8区=大芝公民館縲恣・拍ャ3・89キロ▽9区=南部小縲恣・エコミュニティセンター1・15キロ▽10区=南原コミュニティセンター縲恆Kコミュニティセンター1・66キロ▽11区=沢尻コミュニティセンター縲恊_子柴原集会所1・14キロ▽12区=神子柴原集会所縲恣・舶ロ育園3・10キロ▽13区=南部保育園縲恂齟梼ヤ場1・75キロ -
南箕輪村内事故発生カ所現場検証
南箕輪村は24日、村交通安全協会、南箕輪村警察官駐在所と協力して村内の事故発生カ所現場検証をし、カーブミラーなどの必要な交通安全対策を確認した。
村は今年、交通事故が多発しており、なかでも出合い頭の衝突や追突事故などが多い。
今回、事前に各地区ごとに村安協と区役員が立ち会って現場確認した報告書も基に、出合い頭の事故などの発生場所を中心に12カ所を検証した。久保地区内の信号機のない交差点では、カーブミラーと停止線の設置の必要性を確認した。
村は、今回の検証結果を基に、交通安全対策工事を一括で発注する予定という。 -
高齢者交流会
南箕輪村の70歳以上の村民を対象にした高齢者交流会が23日、大芝荘であった。北殿、塩ノ井、中込の住民が対象の日で、司法書士から相続の話を聞き、皆で食事をしたり、温泉に入ってゆっくり過ごした。
生きがいと健康づくり事業の一環。地区ごと4日間に分けて開き全体で約600人が参加した。
今年は「相続のおはなし縲怦竚セのすすめ縲怐vをテーマに司法書士の熊谷健さんが講演した。相続人の順番は、1番が子ども(子どもが亡くなっている場合は孫)、2番は子どもがいない場合に親、3番は兄弟と説明。配偶者と子ども、あるいは親などのように「配偶者は必ず相続人になるので安心して」と話し会場を笑わせた。
「遺言は簡単に書けて有効」と、遺言者が遺言の全文、日付、自分の名前を自分で書き押印する「自筆証書遺言」の書き方も紹介し、参加者も実際に遺言を書く体験をした。 -
中原寮祭始まる
南箕輪村の信州大学農学部の学生寮「中原寮」で24日、「第48回中原寮祭」が始まった。この日は近くの大萱保育園(山岸加代子園長)の園児ら約100人とともにオリジナルの山車を製作。寮からキャンパスまでの間をともに引っ張り、祭りの初日を盛り上げた=写真。
学生寮のメンバーが中心となって開く「中原寮祭」は、寮生による寮生らのための祭り。一般的な学園祭とは異なり、「真夜中の鬼ごっこ」などといったユニークなイベントも多い。
初日となった24日はまず、寮生全員でキャンパスまで集団登校。その後、例年交流している大萱保育園の園児らとともに山車づくりに挑戦。園児らが思い思いに描いた絵を張り付けたカラフルな山車が出来上がり、学生と園児は仲良く山車を引っ張りながらキャンパスまで続く道を練り歩いた。
28日には一般の人も訪れることができる寮内開放があり、豚の丸焼きなど多彩なイベントが行われる。
森林科学科3年生の松浦崇裕寮長(21)は「豚の丸焼きなど楽しいイベントが盛りだくさん。全部ただなのでぜひ来てください」と呼びかけていた。 -
ヘルスアップ大作戦・栄養コース始まる
南箕輪村主催の生活習慣病予防教室「ヘルスアップ大作戦・栄養コース」が24日、村役場で始まった。8人が生活改善に取り組むため、初回は健診結果の読み取り方などを学習した。
循環器健診、健康センター健診の受診者を対象に生活習慣を見直し生活改善に取り組む「ちょっとコツを提供する」教室。ヘルスアップ大作戦で全9回のフルコースと全6回の栄養コースを計画した。
栄養コースは中部公衆医学研究所の管理栄養士と村の栄養士が講師を務め、体の仕組みと食べ物について学ぶ。全体学習のほか個別相談もする。
初回は健診結果の読み取り方で食べた物がどの検査項目に現れ、どう働くのかなどを学んだ。食品の利用効率には、インスリンなどのホルンモンやいろいろな酵素の働き、肝臓でのアルコール代謝、脂肪細胞の多少(肥満率)などに個人差があることも説明を受けた。 -
南箕輪で第10回社協まつり
第10回社協まつりが21日、南箕輪村の松寿荘、障害者生きがいセンター「ひまわりの家」であった。自主生産品や農産物の販売やバザーなどといった多彩な催しがあり、多くの人たちでにぎわった。
10回目となる今年は「あなたの手わたしの手ぬくもり感じる、みんなの輪」をテーマに開催。デイサービス利用者の作品展示のほか、「ひまわりの家」で製作した手づくりニットやアメリカンフラワーなどを販売。今年から新たに取り組んでいるタオルハンガーも販売した。
また、村内約30団体が協力し、喫茶コーナーや直売所コーナー、ゲーム体験コーナーなどを展開。演芸コーナーでは、地元のグループや小学生らが踊りや演奏、歌などを披露。南箕輪村小学校3年1組は、運動会で踊った「荒馬踊り」と合唱を披露し、来場者を楽しませた。 -
大芝高原で村民上げての育樹祭
南箕輪村の大芝高原「みんなの森」で21日、村民上げての育樹祭があった。各区から3人ずつ出るなど約580人が集まり、森林内の除伐や下草刈りなどの作業に当たった。
10月の「育樹月間」に合わせ、先人が残した貴重な財産である大芝高原を守り育て、次世代に引き継いでいこうと初めて開いた。
作業面積は7・5ヘクタール。参加者はのこぎりやかまなどを使い、下草を刈る、木に巻きついたつるを取る、伐採木を運ぶなど作業を分担し、黙々とこなした。
赤松などが広がる「みんなの森」は森林セラピーロードに認定され、5月にグランドオープンした場所でもある。
作業に当たった久保の女性は「整備してきれいになった。セラピーロードを歩いていると、村外から来た人が多く、話を楽しんでいる」と話した。
育樹祭は、今後も継続する予定。 -
第2回楽しい将棋の集い
南箕輪村わくわくクラブは20日、第2回楽しい将棋の集いを村民体育館で開いた。小学生から一般まで20人が参加して対局を楽しんだ。
参加者はクラブ会員と一般で小学生4人、中学生3人、大人13人の7歳から85歳まで。中学生を含む大人の部は、棋力に応じて平手、または最高2枚落ちの駒落ち戦で対局した。小学生の部はリーグ戦で1人2回以上の対戦に臨んだ。参加者は入賞を目指し皆真剣な表情で駒を打っていた。
成績は次の通り(敬称略)。
◇大人の部 (1)太田啓介(南箕輪中3年)(2)赤羽国治(南原)(3)野沢勝(北殿)(4)山本重由(南原)(5)小山岩夫(北殿)(6)稲村浩(神子柴)
◇小学生の部 (1)武井俊祐(辰野西小4年)(2)藤原健志(南箕輪小4年)(3)佐々木雄貴(南箕輪小2年)(4)篠沢是正(南箕輪小2年) -
信大農学部で「落葉松祭」
南箕輪村の信州大学農学部の学園祭「落葉松祭」の一般公開が20日、同校であり、多彩な催しが訪れた人たちを楽しませた。
子どもたちにも楽しんでもらおう竏窒ニ、今年は一般公開初日を「子どもの日」として、子どもが楽しめるさまざまなイベントを企画。一部の学生が振り付け考案に参加した「大芝高原音頭Newヴァージョン」を踊るイベントでは、学生らの輪に子どもも混ざって踊りを楽しんでいた。
また、地元農家による農産物の直売も人気で、訪れた人たちは会場に並んだ新鮮な野菜を買い求めていた。
一般公開は21日もある。21日のステージ発表は次の通り。
◇少林寺演舞=午前11時縲恁゚前11時45分◇合唱=午前11時45分縲恊ウ午◇ジャンベ演奏=正午縲恁゚後1時◇ゲリラタイム=午後1時縲恁゚後3時◇抽選会=午後3時縲恁゚後4時◇KGB Dance=午後4時半縲恁゚後5時◇合唱=午後5時縲恁゚後5時半◇Oh Fine=午後5時半縲恁゚後6時◇ビリーズブートキャンプ=午後6時縲恁゚後7時◇後夜祭=午後8時縲恁゚後9時
大芝高原音頭Newヴァージョンを一緒に踊る学生と子ども -
南箕輪村公民館いろいろ物作り体験会「布の草履作り」
南箕輪村公民館の10月のいろいろ物作り体験会「布の草履作り」が20日、公民館であった。22人がシーツや布団カバーなど各自が持参した不要になった布を再利用して草履作りに挑戦した。
昨年度も開き人気の体験会。講師は田畑の藤沢弥栄子さん。布草履は、足の指にビニールひもが4本になるようにかけ、その間を布を上下交互に通して編んでいき、鼻緒を付ける。
今回は2回講座の第1回。布を編んでいく力の加減で草履の土台の大きさが変わるため、参加者は途中で講師に確認しながら作業を進めた。
北殿の篠平やよいさんは、「古布が出ても捨てたり、拭き物にする程度。リサイクルできるし、これまで草履作りを教えてもらう機会がなかったので参加した」と中学生の娘と申し込んだ。1回目は一人での参加だが、「次回は娘と来てやります。完成したらはいてみようと思う」と話し、熱心に作っていた。 -
南箕輪村が冊子「知っとく(得)!障害者情報」作成
南箕輪村は、障害者手帳を取得した人に長野県や村の各種制度などを分かりやすく紹介する冊子「知っとく(得)!障害者情報」を作成した。
医療制度、年金手当、税金、移動支援、補助・助成制度、在宅サービス、各種障害福祉サービス、関係機関の連絡先の8項目。各制度やサービスを内容、対象者、支給額、費用負担、問合せ先など、一目でわかるように簡潔にまとめている。
配布対象は、障害者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者福祉手帳)を取得した人や取得しようとしている人。
役場住民福祉課によると、これまでは該当者に口頭で説明したり、資料の写しを渡すなどして対応していた。冊子ができたことで障害者手帳取得者が各種制度を確認でき、役場などに相談しやすくなるのでは-という。
冊子はA4版、9ページ。村の広報11月号で案内し希望者に配る。 -
南箕輪村
社交ダンス「コスモダンスサークル」「ダンスをしていると仲間が増える。すごい財産だね」
南箕輪村公民館の社交ダンス教室に参加した有志が、教室終了後にサークルを立ち上げ20年になる。発足当初からずっと参加しているのは村内在住の夫婦1組だけになったが、現在の仲間は村内を中心に近隣から集まった17人。コスモを母体とする初中級レベルのダンスサークル「ひまわり」から、練習を重ねて入会した人もいる。
発足時から10年近く、公民館教室の講師にサークルの指導をお願いしていた。「先生のおかげで今の私たちがある」。20年という年月の中で講師も代わり、現在は、日本ボールルームダンス連盟東部総局プロ・ダンス・インストラクターで伊那ダンススクールの山口由美さんの指導を受けている。
毎週金曜日、村公民館で午後7時から自主練習し、8時から先生のレッスンが始まる。どんなダンスも踊りこなせるように、ラテン4種類、スタンダード4種類の計8種類を順番に1カ月単位で取り組む。
「レッスンも一生懸命やるけど、そのほかにも楽しみがある」。旅行やキノコ狩り、親ぼく会などがあり、仲間同士和気あいあいと交流している。
「親ぼく会も力が入っているからすごく楽しい。ダンスは年をとってもできるし、普段使わない筋肉を使うので健康のためにもいい。何よりパーティーに行くと顔見知りがいて、飯田や松本にも友達ができるのが魅力」
毎年2月には、サークル主催のダンスパーティーを伊那商工会議所イベントホールで開く。外部から約200人が集まる大規模なパーティーで、皆で楽しく踊る。
南箕輪村文化団体連絡協議会に所属し、毎年、村民文化祭のステージ発表にも出演している。
村の人に楽しんでもらえるように毎年違う種類のダンスに挑戦し、先生の指導でペアを決め、仲間全員がステージに立つ。今年踊るのはサンバ。9月中旬から練習が始まり、先生の手本を見て一つひとつの振りを覚える。「発表の機会は年2回しかないので、文化祭は楽しみ」と、11月4日の本番に向け、練習に熱が入っている。(村上裕子) -
南箕輪小1年3組と南部保育園年長児が交流
南箕輪村の南箕輪小学校1年3組(31人、田中美保教諭)は15日、南部保育園の年長児を学校に招き、遊具やゲームで楽しく遊び交流した。
1年生が年長児と交流する取り組みは3年目。来春入学する年長児が、入学前に学校のことを知り不安なく過ごせるように生活科の学習で計画した。1学年は4組あり、南部小に入学する南原保育園を除く村内4保育園を1園ずつ受け持っている。
1年生は、自分たちも年長児のときに今の2年生にお世話になったので、今度は自分たちがやろうと交流会の計画を立て、1学期に南部保育園を訪れて年長児と仲良しペアを決めた。
2回目の交流を運動会前に予定したが台風で中止になり、この日は待ちに待った交流会。園児35人が来校し、仲良しペアで滑り台やブランコなど遊具で仲良く遊んだ。滑り台では1年生が怖がる園児と手をつないだり、後ろから支えて一緒に滑るなどやさしく接し、園児も笑顔を見せて繰り返し滑って遊んだ。
教室では音楽会で歌う「レッツゴー!いいことあるさ」を披露し、算数教材「数図ブロック」を使った積み上げゲーム大会も楽しんだ。
交流は入学までにあと2回程度計画しているという。 -
南みのわフェア開催
村内で活動する企業や団体の取り組みを知ってもらおう竏窒ニ14日、「南みのわフェア」が大芝高原屋内運動場であった。17の企業や団体などがブースを出展。各店の商品展示のほか、食べ物、農産物販売、体験コーナーがあり、家族連れなどでにぎわった。南箕輪村、村商工会主催。
個々の企業や団体がどういう活動をしているか地域の人たちにPRすることと産業の振興、地域活性化を目的として始まったもので、2年目。今年は南箕輪村の営農センターも参加。これまでセンター独自で行っていた「まっくん収穫まつり」をフェアに合わせて開催した。
会場では、大芝高原味工房のおやきや地元で取れた野菜を使った手づくりの漬け物など南箕輪ならでは食品を販売するブースも多く並んだほか、建機のレンタル、販売などに取り組む「フジヤ機工」は、ミニバックホーに乗り、記念写真を撮るサービスを実施。子ども連れの人気を集めていた。
この日箕輪町から家族で訪れた西宮住江さん(34)は「箕輪町に住んでいるので、箕輪町のことは分かるが、南箕輪村にもこんな場所があったんだって驚きました」と話していた。 -
南箕輪村消防団秋季演習
南箕輪村消防団(宮島忠夫団長)の秋季演習が14日、大芝公園陸上競技場であった。5分団120人の団員が集まり、日ごろの訓練を確認するとともに、団結を強めた=写真。
南箕輪村消防団では技術の高揚を図りながら団員相互の結束を強めることを目的として全体演習を春と秋に行っている。
宮島団長は「全体で集まるのは年に2回しかない。一層真剣に取り組んでほしい」とあいさつ。
その後、部隊訓練や規律訓練を展開。また、今回は普段の訓練を応用した特別訓練を実施。操法や救護を応用した競技やラッパの曲当てなどといったゲーム方式の訓練を中隊ごとに行い、これまでに習得した動作などを確認した。 -
「南箕輪村民の歌」CD完成
南箕輪村教育委員会が本年度事業で進めていた「南箕輪村民の歌」のCDが完成した。広く住民に親しんでほしいと、60枚を一般販売する。
「南箕輪村民の歌」(加藤明治作詞、遠藤温子作曲)は1961年に村の歌として条例に定め、式典や成人式、役場の年度始め式、文化祭などで歌い、親しんできた。
村教委が保存する音源が当時のレコードのみのため、今回CD化した。公募により歌は村出身の滝沢明由美さんが担当。作詞した加藤明治さんの孫にあたる。ピアノは村内で音楽教室を主宰する倉田香恵さん。CDは1番から3番までの歌唱付とピアノ伴奏のみの2曲入り。
100枚製作し、村内の保育園、小・中学校、上伊那農業高校、信州大学農学部、村商工会に配った。
販売は11月1日から。1枚千円。村教委では「地区行事などでも歌って親しんでほしい」と話している。
問い合わせは村公民館事務局(村民センター内TEL76・7007)へ。 -
JOCジュニアオリンピックカップ2007全日本卓球選手権大会カデットの部出場
下平晋也君(南箕輪中2年)平石聖亜君(南箕輪小6年)JOCジュニアオリンピックカップ2007全日本卓球選手権大会カデットの部(11月9縲・0日、滋賀県立体育館)に、男子ダブルスで南箕輪中学校2年の下平晋也君(13)=神子柴、13歳以下男子シングルスで南箕輪小学校6年の平石聖亜君(11)=北殿=が出場する。11日、南箕輪村役場を訪れ、唐木一直村長に出場あいさつをした。
2人は南箕輪わくわくクラブに所属し、南箕輪小体育館で週5日練習している。
下平君は、辰野中学校2年の諏訪宝君(辰野JSC所属)と組み、114組が出場したダブルスの県大会(8月11日、小諸市)で準優勝。平石君は128人が出場したシングルス県大会(9月24日、長野市)で準優勝し、全国大会出場を決めた。
下平君は、「2人で協力して一つでも多く勝てるようにしたい。ダブルスはサーブ、レシーブが大事なのでミスらないように練習したい」。平石君は、「初めての中学生の全国大会なので、あまり相手にならないと思うけど、強い人のプレーを見てこれからの練習に生かしたい。ドライブの回転をかけて相手が取れないボールを打ちたい」と意気込みを語った。
唐木村長は、「全国大会だから頑張ってね」と激励した。 -
信大で15日から学生らの作ったコシヒカリを販売
南箕輪村の信州大学農学部で15日から、食料生産科学科2年生が教育実習の一環として作ったコシヒカリを販売する。
同学部では学生らが実習の中で生産した農産物を地元の人たちに販売しており、ヤマブドウワインなども人気を集めている。米もその一つで、食の安心、安全などに対するニーズが高まっている近年は低農薬米の栽培も実施。6月には手押し式の除草機を使った除草作業にも取り組んだ。
今年の作付け面積は約2・5ヘクタール。収量は平年並みと見込んでおり、そのうち半分が低農薬米となっている。 昨年も10月から米を販売したところ、12トンの米が約半年で完売となったという。
価格は普通の白米コシヒカリが10キロ3700円、低農薬コシヒカリが10キロ3900円。昨年より安くなっているほか、要望に応じて玄米での販売もしている。販売場所は農学部構内にある生産品販売所。
問い合わせは信州大学農学部附属施設係(TEL77・1318)へ。 -
南箕輪小5年生が赤毛もちを収穫
南箕輪小学校の5年3組、4組の児童らが10日、社会科や総合的な学習の一環として育ててきた古代米「赤毛もち」を収穫した=写真。
これまでも同校の5年生は学校近くの水田で米作りを行う体験学習を行ってきたが、ほ場そのものが手狭だったため、地元農家の小林広幸さん(72)=北殿=から新たなほ場約7アールを借り、3、4組はもち米の一種、赤毛もちに挑戦。田植や草取り、周辺の草刈りなどに取り組み、無事に稲刈りの日を迎えることとなった。
生徒たちは最初、手作業で刈り取りに挑戦。この日初めて稲の収穫に挑戦した児童は「簡単で楽しかった」と話していた。残った稲は、小林さんがコンバインで収穫。小林さんは「労働を体験したり、稲の生育状況を間近で見るなどといった机上では学べないことを学び、とても良い経験になったのでは」と話していた。
米は収穫祭で使用することなどを計画している。 -
南箕輪村議会臨時会
南箕輪村議会臨時会は10日開き、村一般会計補正予算の先決処分事項を承認、スクールバスの財産取得を可決した。
一般会計補正予算は、総務管理費114万9千円、社会教育費の世代間交流施設建築工事設計料450万円をそれぞれ増額し、予備費を564万9千円減額する。
財産の取得は、南部地区中学生等の送迎車両確保のためのスクールバス。指名競争入札で契約相手方はギャランショップ伊北(有賀秀俊代表取締役)。取得価格は758万1千円。スクールバスを利用している南部地区の中学生は現在92人だが、来年度は100人を超えるためバスを購入する。 -
世代間交流施設整備で南箕輪村図書館増築
南箕輪村は、世代間交流施設を整備するため村図書館を増築する。年度内の着工を目指す。
地域介護・福祉空間整備事業で、現在の図書館の南側と東側を広げ、読み聞かせコーナーと伝承コーナーを設ける計画。図書館が狭いため対応を求める住民要望などもあり、検討の結果、事業化した。
増築部分の面積は約100平方メートル。読み聞かせコーナーは床に座れるようにし、これまで村民センター2階で開いていた「おはなしむら」などのイベントも図書館内でできるようになり、図書館にいながら交流ができる。
伝承コーナーは、村に伝わる昔話の本を活用して子どもに読み聞かせたり、高齢者クラブや村公民館高齢者学級で活用するなどして世代間交流の場にすると同時に、高齢者の利用で寝たきりや認知症防止につなげたい考え。交流のため机といすも入れる。
村図書館は、村民の70%が利用登録し、1日平均120人が利用する。県内の図書館でも利用率は上位に入る。
村教育委員会は、「施設整備で交流が図られ、これまで以上に生きた図書館になるのでは」と話している。 -
2007南みのわフェア14日
南箕輪村と村商工会主催の「2007南みのわフェア」は14日午前10時から、大芝高原屋内運動場である。
昨年、村商工会商業部会が「南みのわフェア」、村営農センターと地区営農組合が「まっくん収穫まつり」をそれぞれ大芝高原を会場に開いた。今年は2つのイベントを一つにし「南みのわフェア」として、よりにぎやかに開催する。
イベント&ショーは、ドッグファッションショー、犬とのふれあい、信大生との交流「間伐材で遊ぼう」、風船ショー(ゴンベエワールド)。
展示・販売コーナーは村内16事業所が出展。犬・猫グッズ、自動車関連用品、照明器具、大芝高原味工房、グランセローズグッズ、弁当、ハーブ香り商品、さっちゃんの漬物、おにぎり・から揚げ、木工製品、リフォーム相談、オール電化・リフォーム紹介、小学生壁新聞展示、住宅関連の工法や作品パネル展示、建設機械展示、どら焼きなど菓子、作業着販売。
収穫祭コーナーは、リンゴ、ナシ、トマト、キュウリ、ブドウなど野菜・果物、有機栽培米、リンゴジュース、行者にんにくの苗・天ぷらそば、カーネーション、焼いも、ポン菓子などを販売。
時間は午前10時縲恁゚後4時。入場無料。問い合わせは村役場産業課(TEL72・2104)、村商工会(TEL72・6265)へ。 -
伊那消防組合議会臨時会 通信指令システム更新を可決
伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村でつくる伊那消防組合(組合長・小坂樫男伊那市長)の組合議会臨時会が9日、市役所議場であり、予算案件1件を原案通り可決した。議案は伊那消防署の通信指令システムの更新購入に伴う歳出予算の増額で、7800万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ12億3600万円(前年同期比3%増)の補正とした。
通信指令システムは、119番受信装置、出動指令装置を主体に同消防署の通信室に導入され16年間にわたり、管内(伊那市、南箕輪村)の防災の対応業務に役立ててきた。しかし、装置の耐用年数が経過し、昨年度から故障が相次いでいたためシステムの更新が必要となった。
新システムは、119番通報を受信した通信員が場所や種別などの災害情報を入力すると、情報の確定と同時に音声合成装置で庁内指令と地図情報を記載した出動指令書により、出動隊に指令を出すことが可能。これまでは、受信後に出動指令書を制作していたため、指令するまでの時間短縮が期待できる。
そのほかの特徴としては、指令電送装置により、Eメールで消防職員、安心安全情報ネットワーク利用者らに災害情報を送ることができる。また、システムの更新により、署所端末装置を高遠消防署に設置(補正予算に含む)し、伊那消防署からの予告指令、指令放送、災害地点地図などを受けられるようになる。
システムの切り替えは今年度中を見込んでいる。 -
殿村八幡宮例大祭奉納弓道大会
南箕輪村南殿の殿村八幡宮例大祭で7日、奉納弓道大会があった。南箕輪村弓道クラブ(唐木仁会長)の会員が、八幡宮の弓道場で厳かな雰囲気の中、矢を射た。
例大祭での奉納弓道大会は戦前に行われていたものを98年に復活させ、今年で10回目。
会員6人が順番に2人立ち、競技は立射で四つ矢12射。八幡宮の総代らが見守る中、28メートル先の的を狙い、真剣な表情で矢を射っていた。
同クラブは、97年度の村公民館弓道教室を修了した有志が中心に発足した。毎週土曜日に八幡宮弓道場で練習し射技を磨くとともに、会員同士の交流を図っている。