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南箕輪村の国体出場選手が村長を表敬訪問
10月1日から栃木県で行われている国体に出場する南箕輪村の選手が9月30日に南箕輪村の藤城栄文村長を表敬訪問しました。
9月30日は軟式野球とフェンシングの競技に出場する選手4人が南箕輪村役場を訪れました。
成年男子軟式野球にはルビコン野球部の仮谷将さんと八幡宥喜さんが県代表として出場します。
仮谷さんと八幡さんは「今まで培ってきたことを活かして、勝利を目指して頑張りたい」と話しました。
フェンシング競技には、南箕輪中学校3年の埋橋匠くん、春田友菜さんが出場します。
埋橋くんと春田さんは「気負わずにいい結果を出したい」と話していました。
藤城村長は「地域の皆さんの支えや応援してくれる人たちのことを忘れず頑張ってください」と激励しました。
フェンシングは10月3日と4日、軟式野球は10月7日から10日の日程で行われます。
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大芝高原イルミフェス1日から
南箕輪村大芝高原の秋の恒例イベントイルミネーションフェスティバルが1日から始まります。
29日は、公園内の一部のイルミネーションが点灯していました。
今年は、公園内の芝生スペースに作品が並びます。
大芝高原イルミネーションフェスティバルは1日から22日まで、点灯時間は午後5時から9時までです。
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焼却灰撤去工事30日終了の見込み
ダイオキシンを含む焼却灰が南箕輪村南原の住宅団地に埋められていた問題で、その撤去工事が今月30日に終了する見通しであることがわかりました。
27日は南箕輪村土地開発公社の理事会が村役場で開かれ、工事の状況について報告がありました。
焼却灰の撤去工事は今年5月から始まり、9月30日に終了する見込みです。
工事期間中は隣接する公園や道路が使用できなくなっていましたが、10月1日から使用可能になるということです。
村土地開発公社によりますと、今回の撤去工事の終了により、この土地への住宅の建設が可能になるということです。
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自転車で伊北の名所など巡る「ロゲイニング」初開催
箕輪町、辰野町、南箕輪村の3町村でつくる「上伊那北部観光連絡協議会」は、自転車でチェックポイントを巡り得点を競う「ロゲイニング」を24日初めて開催しました。
24日は、県内を中心に関東や中京からおよそ24人が参加しました。
午前9時、箕輪町のみのわテラスを一斉にスタートしました。
ロゲイニングは、オリエンテーリングに似ていて、制限時間内にチェックポイントを巡り、得点を競うものです。
3町村の史跡や観光名所、飲食店など51か所にチェックポイントが設置され、参加者はそれぞれでコースを考え、自転車を走らせました。
上伊那北部観光連絡協議会では、自転車を活用した広域観光を推進しようとロゲイニングを初めて企画しました。
制限時間の午後2時近くになると、参加者がスタート地点のみのわテラスに戻ってきました。
協議会では、今後も自転車による観光を進めていきたいとしています。
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地価 南箕輪村の住宅地横ばい
長野県は、7月1日時点の地価を今日公表しました。
上伊那では、南箕輪村の住宅地が横ばいで、その他はすべて下落となっています。
地価は、各基準地の1平方メートル当たりの標準価格を判定したものです。
長野県内では401地点で調査が行われました。
住宅地は県内275地点で調査が行われ、65地点で上昇、37地点で横ばい、173地点で下落となりました。
伊那ケーブルテレビ放送エリア内の平均変動率は、伊那市が1.5%の下落、箕輪町が2%の下落、南箕輪村は横ばいでした。
商業地は県内111地点で調査が行われ、12地点で上昇、25地点で横ばい、74地点で下落となっています。
平均変動率は、伊那市が2%の下落、箕輪町が3%の下落、南箕輪村が2.2%の下落となっています。
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南箕輪村の理事者が村内の長寿者祝う
南箕輪村の理事者が村内の高齢者を祝う長寿者訪問が20日行われました。
藤城栄文村長が北殿に住む、黑澤一二三さん宅を訪れ祝い金を渡していました。
黒澤さんは1934年、昭和9年12月生まれで今年88歳の米寿となります。
上伊那農業高校を卒業後、印刷関係の仕事についたほか南部小学校の用務員も務めてきました。
妻の惠美子さんとの間に2人の子どもに恵まれ孫は4人います。
健康の秘訣は体を動かすことだということで趣味はマレットゴルフです。
南箕輪村で今年度88歳となるのは65人、また100歳以上は男性2人、女性6人の合わせて8人だということです。
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村議会 安倍元首相の国葬中止を求める意見書が賛成多数で可決
南箕輪村議会が14日に開かれ、安倍元首相の国葬中止を求める議員発議の意見書が、5対4の賛成多数で可決されました。
意見書は内閣総理大臣と衆参両院議長宛てに送られます。
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小学生女子ソフト 北信越大会での健闘誓う
24日から新潟県で開催される、小学生女子ソフトボールの北信越大会に出場する南箕輪村の南箕輪小学校の児童が13日役場を訪れ、藤城栄文村長に大会に向けた抱負を話しました。
北信越大会には、県大会で優勝した茅野市の永明クイーンズと、準優勝した伊那市のアルプスい~なちゃんソフトボールクラブの2チームが出場します。
この日は、それぞれのチームに所属する南箕輪小の児童が役場を訪れました。
茅野市の永明クイーンズのキャプテンを務める南箕輪小6年の渡辺さくらさんは「悔いが残らないようプレーし、優勝を目指します」と話していました。
アルプスい~なちゃんソフトボールクラブのキャプテンを務める南箕輪小6年の有賀陽菜さんは「まずは、初戦を勝てるよう頑張りたいです」と話し、他のメンバーは「チームに貢献し、優勝したいです」などと話していました。
藤城村長は「北信越大会の決勝では、再び両チームで対戦できるよう頑張って下さい」と話していました。
北信越小学生女子ソフトボール大会は24日から新潟県で開催されます。
この日は他に、先月、福岡県で開かれた社会人ソフトボールの全国大会に出場した有賀真太郎さんの出場報告も行われました。
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熱中症の疑いで南箕輪村の80代男性が搬送
上伊那広域消防本部によりますと、午後4時半現在、熱中症の疑いで南箕輪村の80代男性が搬送されたということです。
症状の程度は軽症だということです。
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県内で新たに上伊那157人を含む1,492人新型コロナ感染確認 7人死亡
長野県内で13日新たに、上伊那地域の157人を含む1,492人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
また、県と長野市は、基礎疾患のある65歳以上の感染者7人の死亡を発表しました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は157人で、伊那市で61人、箕輪町で17人、南箕輪村で7人、駒ヶ根市で12人、辰野町で50人、飯島町で3人、中川村で5人、宮田村で2人、佐久保健所管内で179人、上田・諏訪保健所管内でそれぞれ148人、松本保健所管内で109人、長野保健所管内で104人、飯田保健所管内で73人、北信保健所管内で50人、大町保健所管内で20人、木曽保健所管内で18人、県外3人、長野市279人、松本市204人の合わせて492人です。
また、県は、基礎疾患のある65歳以上の感染者5人の死亡を、長野市は、基礎疾患のある90代の感染者2人の死亡を発表しました。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは19万3,012人で、入院は265人、死亡は327人です。
また、きのう午後8時現在の確保病床使用率は39.4パーセントとなっています。 -
上農生と沖縄の高校生がオンライン交流
上伊那農業高校の生徒と沖縄県の高校生が自然環境について意見を交わすオンライン交流イベントが17日、南箕輪村の上伊那農業高校で行われました。
オンライン交流イベントでは上伊那農業高校の生徒4人がアツモリソウの保護活動について発表しました。
上農生は「アツモリソウは絶滅危惧種に指定されています。人工交配の研究などその増殖に取り組んでいます」と話していました。
沖縄県の高校生は、やんばると呼ばれるユネスコ世界自然遺産に登録されている沖縄本島北部の自然環境保護について発表しました。
生徒は「観光客が増えるにともないごみが増加するなど新たな問題が出てきました。今の自然環境を守るには知る、考える、伝える、行動することが重要だ」と話していました。
オンライン交流イベントは沖縄県の本土復帰50周年記念事業「自然環境保全プロジェクト」の一環として行われたもので上農生と沖縄県の高校生およそ30人が参加しました。
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南箕輪小4年2組がコマづくり
南箕輪村の南信工科短期大学校でものづくりについて学んでいる、南箕輪小学校の4年2組は、3Dプリンタを使ったコマづくりを7日に行いました。
この日は、南箕輪小学校4年2組の児童34人が南信工科短期大学校を訪れ、3Dプリンタで作られた樹脂の部品と金属の玉を組み立て、コマを作りました。
コマは、部品の組み合わせ方で回転の速度や持続力が変わるということで、児童たちは自分の好きなコマを作っていました。
作ったあとは、対戦して楽しんでいました
4年2組では、総合的な学習の時間に、南信工科短大でものづくりについて学んでいて、きょうが最終日となりました。
今後も、最新技術や手作業でのものづくりの学習をしていくということです。 -
上農高校の生徒が春日公園を整備
上伊那農業高校コミュニティデザイン科里山コースの3年生は、伊那市の春日公園にある噴水跡地を人が集う場所にリニューアルする取り組みを行っています。
6日は3年生17人が現地で縁石の設置作業をしました。
長野県建設業協会伊那支部青年部のメンバーが作業のやり方を指導していました。
この場所には平成元年に噴水が整備されましたが、平成2年にコスト削減のため運用が停止され、それからおよそ30年間使われていませんでした。
この噴水跡地の整備を上伊那農業高校の生徒が行うことになりました。
昨年度から3年生がこの事業に取り組んでいて、今年度は南側の200平方メートルにブロックを敷き詰め桜の模様を作る計画です。
7月から測量を行い、先月末から本格的に作業を始めました。
里山コースの生徒たちは、9月は毎週火曜日に整備作業を行います。
この取り組みは、建設業の人材確保につなげようと、長野県が、長野県建設業協会伊那支部青年部の協力を得て行っています。
一帯の整備は令和6年度まで行う予定です。
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倉田さんやり投げ全国優勝 報告会
先月行われた全国高校総体陸上競技の女子やり投げで全国優勝を果たした伊那市の伊那北高校3年の倉田 紗優加さんの報告会が、1日に学校で開かれました。
報告会では優勝を祝って、生徒会長でクラスメイトの今井 伶さんから、花束が贈呈されました。
南箕輪村在住の倉田さんは、先月6日に行われた高校総体の女子やり投げで、53m82を投げ優勝しました。
1日は、各教室に配信する形式で、報告会が開かれ、全校生徒720人がオンラインで参加しました。
埋橋浩校長は、「やればできるということを全校のみんなに教えてくれました。このキャリアを、自信を持った人生につなげてほしい」と全国優勝を祝っていました。
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南箕輪村教育委員会 南部小と南箕輪中の児童・生徒に熊よけ鈴を配布
南箕輪村教育委員会は、8月7日に南原で熊による人への被害が発生したことを受け、南部小学校の全児童と南箕輪中学校の一部の生徒に、熊よけ鈴を配布しました。
5日朝の南部小学校の登校風景です。
子どもたちは、カバンに熊よけの鈴を付けて集団登校していました。
8月7日に南原の住宅の庭先で人が熊に襲われ大けがを負いました。
これを受け村教育委員会では、8月26日に南部小学校の全児童に、29日には南箕輪中学校の南部小学校区の生徒に合わせて371個の熊よけ鈴を配布しました。
鈴は一つ1,000円ほどで、事業費の40万円は一般会計の予備費を充てます。
村教育委員会では、「子ども達の登下校時の安全を守るために配布した。外出の際にはできるだけつけてもらうよう呼びかけていきたい」と話していました。 -
上伊那111人含む県内1,488人の新型コロナ感染確認
長野県内で4日新たに、上伊那地域の111人を含む1,488人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は111人で、
伊那市で54人、箕輪町で9人、南箕輪村で5人、駒ヶ根市で18人、
辰野町・中川村でそれぞれ4人、飯島町で2人、宮田村で15人
松本保健所管内で154人、諏訪保健所管内で149人、長野保健所管内で130人、
佐久保健所管内で125人、飯田保健所管内で110人、上田保健所管内で103人、
北信保健所管内で45人、大町保健所管内で43人、木曽保健所管内で3人、
県外12人、長野市292人、松本市211人の合わせて1,488人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは18万1,087人で、入院は463人、死亡は303人です。
また、3日午後8時現在の確保病床使用率は55.9パーセントとなっています。
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原富男という生き方
原富男さん 69歳。
妻・弘美ひろみさんと二人三脚で便利屋を営んでいる。
私が原さんと出会ったのは、福島第1原発事故の被災地支援活動に同行取材させてもらった時。2015年。
南箕輪村に暮らしている便利屋さんが、そんな活動をしているとは・・・
さらにチェルノブイリ原発事故の被災者支援も30年にわたり続けていて、現地の名誉市民にもなっている。
原富男という生き方・・・原さんてどんな人なんだろう。
〈便利屋〉
便利屋ということで、さまざまな仕事が舞い込んでくる。
この日は、お墓のお掃除。遠くに住んでいる人がふるさとのお墓の掃除を毎年頼んでいる。
何件かそうした仕事を抱えていて、お盆が近づくと、にわかに忙しくなる。
この日は、落ち葉を片付け、墓に続く道もきれいにした。
アンテナの修理
40年来のお付き合いだという常連さんから依頼が来た。
妻の弘美さんは、高い所が苦手だそう。
原さんに呼ばれ屋根に登っていく。
滑りそうで、見ているこっちが心配になってしまう。
原さん、35歳の時に始めた便利屋は今年で34年になる。
<チェルノブイリ救援・中部>
名古屋市を拠点に活動しているNPO団体チェルノブイリ救援中部。原さんは、設立当初からのメンバーで、今は副理事長をつとめている。
チェルノブイリ救援中部は、チェルノブイリ、福島第1原発事故の被災者・被災地支援を行っている市民団体。
ロシアの軍事侵攻により救援基金も立ち上げ、チェルノブイリに限らず全般的な支援活動もはじめた。
<上京>
伊那市出身の原さん、骨髄炎を患いながら伊那小学校から伊那中へと進み、中学卒業と同時に16歳で上京。
最後は印刷会社で働いた。そこで、労働組合運動に携わる。
労働組合運動に没頭していた原さん33歳の時、世界を揺るがす大事件が起きる。
1986年、昭和61年4月26日、午前1時23分、旧ソビエト連邦、現在のウクライナのチェルノブイリ原子力発電所4号炉で、史上最悪の原発事故が起きた。現在のウクライナ、ベラルーシ、ロシアの他、ヨーロッパ全域に放射性物質が拡散した。
<帰郷>
労働組合運動で、心身ともに疲れ切った原さんは、伊那に帰ることを決意。35歳の時だった。
毎月親に仕送りしていたという原さん。そのお金に両親は手をつけず、貯金をしておいてくれた。
そのお金で南箕輪村南原に土地を購入。家がないため、電車の客車で生活していたという。
<古物商>
岐阜県中津川市に向かう。 定期的に開かれている骨董市。一般は入ることができない。
古物商の免許も持っている原さんは、市での購入、またその販売が可能だ。
便利屋の仕事は、冬の時期に少なくなるため、その穴埋めにとはじめた。
いかに安く買って、高く売るかがポイント。
ごみのようなものから値が張りそうな器まで入り混じった混沌とした世界。
目利きが試される場所だ。
競りが始まる前に一周して狙いを定める。
競りが始まった。次次と落札していく。原さん、弘美さんの目利き、大丈夫か?
それ、買うんだ?!
競りは、終了。デゴイチの貯金箱や鹿のつのの置物など 使ったお金は8,000円。車につみこみ、自宅に戻る。
これまでに競り落としたお宝が眠っている自宅近くの倉庫に。
8,000円分のお宝が増えた。
今回市では、買っただけで売らなかったが、タイミングを見て市に出品したり、ネツト販売するという。
こちらは、鉄道ファン垂涎のお宝だという。
<チェルノブイリ支援>
広島・長崎に落とされた原爆の数百倍の放射能が、ウクライナのみならずヨーロッパに降り積もったとされるチェルノブイリ原発事故。
現地からの情報は、3年後にようやく開示されはじめ、事故から4年後の1990年4月、
被災者への支援を通じて現地の自立を目指す市民団体『チェルノブイリ救援・中部』が発足。
とにかく何かしなければ、と集まったメンバーは80人を数え、原さんもその一人だった。原さん、当時37歳。
活動直後にウクライナのお母さん達から届いた手紙。
現地に住み続ける家族の病気や子どもの状況等が、生々しく書かれていた。
「夕方には、お客を呼んで、新しい家での生活に喜びもひとしおでした。新しい生活もみな夢のものになってしまったのです。
私たちには、娘「アヌーシカ」がいて今3年生で音楽学校にも通っています。
チェルノブイリ救援中部発足の翌年1991年の8月、原さんは、援助物資を持って現地を訪問する。38歳の時だった。
向かった先は、チェルノブイリ原発西側のウクライナジトーミル州。
超音波診断装置や放射線測定器、注射器など16品目を救援物資として届けた。
原さんは、当時のことを会報誌「ポレーシェ」にこのように投稿している。
「病院で重病の子どもに会った。話によれば後3カ月の命だということだ。
見舞いを終えて病室を出た時、僕はお見舞いをしたことを深く反省した。この子は、外国人である僕たちが見舞ったことによって
病気の深刻さと自分の運命を悟ってしまったに違いないからだ。」
チェルノブイリ原発事故から20年が経ち、新たなプロジェクトが動きはじめた。
ジトーミル州のナロジチ。原発から南西70キロにある。
全ての住民が移住すべきこのまちには、1万人を超える人が暮らし続けている。
その中でナタネを栽培し、セシウムを吸着させて土壌を浄化し、非汚染地域を拡大するというのが、「ナロジチ菜の花プロジェクト」だ。
放射能はナタネの植物体や種皮には蓄積するが、油には入ってこないため、しぼってバイオディーゼル燃料を精製し、
その搾りかすをメタン発酵、バイオガスを発生させエネルギーとして利用する。
原さんがプラント建設を手伝った伊那市西箕輪の小野寺さんの牧場。
小野寺ようこさん。大学で活性汚泥について学び牛舎脇にプラント建設を計画。
原さんのほかに信州大学農学部の学生たちが協力し完成させた。
ガスは、搾乳機の洗浄や自宅での調理に使われている。
この技術がウクライナで活かされることになる。
1991年からウクライナでの医療支援、粉ミルク支援、インフラ支援を続け、
バイオディーゼル燃料、バイオガス生産の実験は順調に進んでいった。しかしロシアのクリミア併合で現地は戦争状態へと突入してしまった。
<東日本大震災>
そんなおり、日本で大惨事が発生した。2011.3月11日に発生した東日本大震災。
福島第一原発事故が起きて、皮肉にもチェルノブイリの支援活動が地元日本で活かされることになるは誰も予想していなかった。
春が来てプラントは完成。バイオガスが無事発生した。
ウクライナの菜の花畑 バイオディーゼル燃料ができ、バイオガスプラントも完成。
その技術がフクシマに移植された。
<ロシアの軍事侵攻>
3.11から11年目の今年、また不測の事態が起こる。
ロシアのウクライナへの軍事侵攻。
原さんは、ウクライナ国旗を作ることから始めた。
チェルノブイリ救援中部のトレードマーク「届け鳥」被災地に救援物資と心を運ぶ意味が込められている。
ウクライナ救援中部の創立メンバーのひとり、原さんも尊敬する分子生物学者の河田昌東さん「救援物資とともに心を届けているんです」
強制避難当時 8 歳だった、アヌーシカちゃんの写真がチェルノブイリ救援中部に届いた。
おととしお母さんになったという。
様々な病気と闘いながら母親になったことは、支援者たちにとって大きな喜びとなった。
原さんが自宅の庭にバイオガス施設を作りだしたのは、2020年。
古物商で鍛えた目利きで岐阜の造り酒屋から仕入れた醸造用タンクを発酵槽に活用する。
仕事に、支援活動に忙しい日々を送っているためなかなか次の段階に進めないというが、
気長に完成する日を楽しみに待ちたいと思う。
原富男さん、妻弘美さんと4匹のねこと暮らしている。
南箕輪村南原で便利屋を営んでいる。 -
防災の日 南部保育園と消防団が合同防災訓練
9月1日は防災の日です。南箕輪村の南部保育園では、消防団と合同の防災訓練が行われました。
訓練は、地震が発生し園内から火が出たという想定で行われました。
地震発生の放送が流れると、防災頭巾をかぶった園児たちは、机の下に入り、身の安全を確保していました。
避難の指示が出されると、園児達は外に避難しました。
泣いている園児もいました。
合同の避難訓練は、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりに行われました。
南部保育園では「訓練を通して、自分の命は自分で守るということを幼少期から教えていきたい」と話していました。
数分後、通報を受けた消防団が到着して、放水が行われました。
その後の反省会で、南箕輪消防団第三分団の福澤亮分団長は「みなさん上手に避難が出来ていました、きょうのように先生の話をよく聞いて動くことが大切です。」と話していました。
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雨の影響で飯田線運転見合わせ
長野地方気象台は1日午後2時32分、上伊那地域に大雨洪水警報を出しました。
この雨によりJR飯田線は駒ケ根駅から辰野駅間で運転を見合わせました。
午後2時30分頃に雨規制の影響でJR飯田線は駒ヶ根駅から辰野駅の区間で上下線とも運転を見合わせ、午後4時30分現在、再開の見込みはたっていません。
伊那市では午後2時51分までの1時間に43ミリの激しい雨が観測されました。
伊那市、箕輪町、南箕輪村によりますと、用水路があふれているとの情報が数件、寄せられましたが
午後4時半現在、人や家屋への被害の情報は入っていないということです。
上伊那地域に出されていた警報は、午後4時24分に解除されましたが、長野地方気象台では1日夜の始めころまで土砂災害に注意するよう呼びかけています。
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チャリティーゴルフの募金を寄付
南箕輪村の村民ゴルフ大会実行委員会は大会で集めた募金約7万円を村に寄付しました。
23日に原文明副実行委員長が村役場を訪れ藤城栄文村長に寄付金を手渡しました。
新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった大会には147人が出場し7万1,500円の寄付が集まりました。
開会式や閉会式は行わずプレー中も密を避けるなど新型コロナ対策を実施して開催したということです。
原さんは「社会福祉関係に役立ててもらいたい。」と話していました。
大会は今回が19回目で実行委員会では毎回募金を村に寄付しているということです。
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県内で新たに上伊那94人含む844人新型コロナ感染確認 松本市で13人死亡
長野県内で29日、新たに上伊那地域の94人を含む844人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。
新規感染者が1,000人を下回るのは、8月8日以来です。
なお、松本市は、感染していた男女13人の死亡を発表しました。
県、長野市、松本市の発表によりますと、感染が確認されたのは、伊那保健所管内は94人で、伊那市で57人、箕輪町で8人、南箕輪村で4人、駒ヶ根市で13人、辰野町で2人、飯島町で4人、中川村と宮田村でそれぞれ3人です。
諏訪保健所管内で97人、佐久保健所管内で80人、松本保健所管内で74人、上田保健所管内で71人、飯田保健所管内で55人、
長野保健所管内で44人、北信保健所管内で38人、大町保健所管内で11人、木曽保健所管内で5人、県外4人、長野市142人、松本市129人の合わせて844人です。
死亡した松本市の13人は、12人が基礎疾患のある感染患者で、60代以上が11人、60歳未満が2人です。
午後4時現在、県内で感染が確認されたのは16万9,157人で、入院は494人、死亡は278人です。 -
JA上伊那 すこやかフードバンク用の米を村社協に寄付
JA上伊那は、新型コロナの影響を受ける子育て世帯に食料を無料で配布する、すこやかフードバンク用の米を、南箕輪村社会福祉協議会に7月13日に寄付しました。
この日は、JA上伊那の白鳥健一常務理事らが、南箕輪村社会福祉協議会に、村のブランド米「風の村米だより」と目録を贈りました。
村社協では、保育園や小中学校の長期休みに合わせて、新型コロナの影響を受ける子育て世帯に、米やレトルト食品を無料配布する「すこやかフードバンク」を去年から行っています。
JA上伊那では、1年間で合わせて500キロの米を寄付することにしています。
白鳥常務は「物価高騰など厳しい状況が続きますが、地元の米を多くの人に食べてもらいたい」と話していました。
村社協の宮下努会長は「利用者からも好評だったため、夏休みに入る前に頂くことができて大変ありがたい。」と感謝していました。
すこやかフードバンクには、JA上伊那の他に、株式会社ニシザワなどからも食料が寄付される予定で、集まった食料は詰め合わせて希望者に渡すということです。
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まっくんファームでコンバイン入魂式
南箕輪村の農事組合法人まっくんファームは、新たに購入したコンバインの入魂式を25日に行いました。
まっくんファーム現場事務所で行われた入魂式にはおよそ15人が参加しました。
式では神事を行い参加者が安全を祈願しました。
田んぼごとの米の収穫量を自動で測定してデータ管理が行えるということです。
13年ほど使用したコンバインの老朽化に伴い今回、更新しました。
まっくんファームでは現在、170ヘクタールの田んぼを村内の農家から受託していて、9月8日から稲刈りを行う予定です。
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村の地方創生交付金事業 有効と答申
南箕輪村のむらづくり委員会は、令和3年度地方創生交付金事業について、村創生総合戦略の達成に有効であったと藤城栄文村長に23日、答申しました。
きょうは、むらづくり委員会の足立芳夫会長らが村役場を訪れ、藤城村長に答申書を手渡しました。
村では昨年度に、「伊那地域で女性が輝くためのプラットホーム構築事業」や「お試し移住拠点整備」など地方創生交付金を活用した7つの事業を行いました。
むらづくり委員会では、その事業に関する効果検証を行い、全て村創生総合戦略の達成に有効であったと答申しました。
藤城村長は「村としてしっかりと事業を進めて来られた」と話していました。
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まっくんファーム ドローンによる農薬の試験散布
南箕輪村の農事組合法人まっくんファームは、ドローンによる農薬の試験散布を、北殿の大豆畑で22日に行いました。
22日は、およそ1.1ヘクタールの圃場でドローンによる試験散布が行われました。
ドローンには、最大5リットルの農薬を積むことができます。
均一に撒けるようプログラミングによる自動運転を行い、障害物がある場合は手動で操作することができます。
ドローンによる農薬や肥料の散布を手掛ける伊那市山寺の加藤航太さんが実演しました。
通常大豆栽培での農薬散布は、専用の機械を使って人が操縦し行います。
散布の際、作物を傷つけてしまう恐れがある他、小回りが効かず薬剤の無駄が生じてしまっているということです。
ドローンによる散布では、これらの課題が解決できる他、時間の短縮にもなるということです。
22日は10アールの圃場で通常10分ほどかかるところを、およそ1分30秒で撒き終わっていました。
委託した場合の費用は、通常の散布方法とほとんど変わらないということです。
まっくんファームでは今後、スマート農業を積極的に取り入れ、農業の効率化を測っていきたいとしています。 -
盆休みをもう一日「盆正月」
盆休みの延長を求め、区役員の家を封鎖する南箕輪村田畑地区の伝統行事「盆正月」が16日に行われました。
16日の夜8時半過ぎ、作業が始まりました。
本来は区長の自宅を封鎖していますが、新型コロナの影響で3年連続で田畑公民館のみで行われました。
「盆正月」は、盆休みを一日延長してもらおうと地区の伝統文化を守る会が毎年8月16日に行う田畑の伝統行事です。
公民館にある子どもみこしや門松など備品を使って入り口をふさいでいました。
最後に石灰でお正月と書いて封鎖は終わりました。
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先祖の霊を迎える「振りまんど」
13日、先祖の霊を迎える振りまんどが、南箕輪村田畑で行われました。
地域住民およそ40人が集まり、田畑神社近くの長さ80メートルほどの坂を下りました。
振りまんどは、地域の伝統行事を伝えていこうと、田畑まんどの会が中心となって行っています。
使っている麦わらはまんどの会が児童と一緒に育てました。
中には、火を怖がって保護者と一緒に歩く子どももいました。
田畑まんどの会の小林博代表は「伝統を伝えていくとともに、まんどの火で新型コロナの疫病も退散してほしい」と話していました。
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新型コロナによる開催中止情報
新型コロナの影響による開催中止のお知らせです。
9月4日に予定されていた南箕輪村総合防災訓練は中止となりました。
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松本山雅SC南信サッカー巡回指導
一般社団法人松本山雅SC南信によるサッカー巡回指導が26日南箕輪村の南原保育園で行われました。
巡回指導はサッカーを通じて体を動かすことの楽しさを知ってもらおうと行われたもので南箕輪村では始めてです。
園児たちはシュート練習やミニゲームを行いコーチと一緒にボールを追いかけていました。
松本山雅SC南信は上下伊那を中心とした南信地域でサッカーの普及や人材の発掘、育成に関する活動を行っています。
松本山雅SC南信では活動を通じて地域とともに「ひとづくり」や「まちづくり」に貢献していきたいとしています。 -
県議補欠選挙上伊那郡区 原氏が初当選
現職県議会議員の死去に伴い欠員1となった上伊那郡区の県議会議員補欠選挙の投開票が7日に行われ、無所属新人の原健児さんが初当選を果たしました。
県議補欠選挙には、新人2人が出馬し、無所属で箕輪町松島の会社員原健児さん57歳が1万7,729票、共産党で辰野町赤羽の前辰野町議会議員瀬戸純さん56歳が1万4,468票
で、原さんが初当選を果たしました。
7日は、原さんの支持者およそ60人が集まり、当選を祝いました。
「当選が決まり本当のスタートがきれることに感謝申し上げます。8か月先が見えているので、皆様とそれにむけても頑張っていきたい。皆様の所に必ず足を運び、選んでいただいたご恩返しができるようにがんばっていきたい」
原さんの任期は、9日から来年4月29日までとなっています。
一方、敗れた瀬戸さんは、支持者を前に、敗戦の弁を述べました。
「至らない部分がたくさんある中でのこの結果だと思っています。みなさんに応援いただき本当に感謝しかないです。申し訳ありませんでした。ありがとうございました。」
上伊那郡区の県議補欠選挙は、有権者数6万7,032人に対し、投票者数は3万3,507人で、投票率は49.99%となっています。