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引きこもり ニート支援へ
南信地域の引きこもりの子どもやニートの若者を支援する南信子ども・若者サポートネットの設立総会が28日伊那市のいなっせで開かれました。 サポートネットは社会的に自立できない若者の支援を民間や行政などが連携しながら進めていこうと設立されたものです。 県内の東信、北信、中信に続いて4番目で上伊那や諏訪など6市8町14村を担当します。 支援対象は中学校卒業から39歳までで就労支援センターや公共職業安定所、児童相談所など71の機関で構成されています。 事務担当には伊那市のNPO法人子ども・若者サポートはみんぐの戸枝智子さんが選ばれました。 県によりますと平成24年現在で15歳から39歳の若年ひきこもりは3,300人いるということです。 南信子ども・若者サポートネットでは、問題は深刻かつ複雑な状況なので各機関が連携しながら効果的に支援を行っていきたいとしています。
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中学生が大工の仕事を体験
長野県は、担い手不足が心配される大工の仕事について理解と関心を深めてもらおうと、伊那市の伊那中学校できょう、体験授業を行いました。 27日は、伊那中学校の1年生133人が体験授業を受けました。 長野県と長野県建設労働組合連合会が協働して去年から県内で実施していて、南信では今回が初めてです。 伊那大工分会の会員9人が、指導に当たりました。 のこぎりの挽き方やカンナの使い方を披露していました。 その後は、中学生1人1人が、プランターを入れる箱を作りました。 大工分会のメンバーが、金槌の使い方をアドバイスしていました。 長野県によりますと、大工の人数は激減しています。 ピークの平成7年には、全国に76万2千人の大工がいましたが、平成27年は37万2千人と半減しています。 県内では、平成7年では1万5千人でしたが、平成27年の推計で1万人を切ったとしています。 このままでは新築やリフォームなどを行える技術者がいなくなってしまい、県民の住生活に大きな影響を及ぼす恐れがあるとして、去年からこの体験授業を行っています。 長野県では、中学生のころから関心を高めてもらうことで、将来の担い手を育てていきたいとしています。
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母子家庭 父子家庭の子ども対象に学習支援塾開催
母子家庭、父子家庭で育つ小中学生を対象にした無料の学習支援塾が、27日から伊那市内で始まります。 22日、今年度の塾の開講を前に、事前説明会が開かれました。 伊那市ひとり親家庭福祉会が、県と市の助成を受けて開いている無料の学習塾で、昨年度は伊那市内を中心に小学生14人、中学生11人が受講しました。 小中学校の元教員や民間の学習塾の講師が受験対策指導や個別指導を行います。 学習支援塾は県内ならどこの市町村からも受講でき、対象は小学1年生から中学3年生までです。 夏休み特別教室は27日から始まり8月18日まで10回開かれます。 通常教室は8月19日から来年3月まで毎週土曜日に開かれ、会場は、伊那公民館、またはいなっせとなっています。
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長野県の遺跡発掘2017 29日から伊那文化会館で開催
長野県内の遺跡で発掘された土器や石器が並ぶ「長野県の遺跡発掘2017」が29日から伊那市の伊那文化会館で始まります。 会場には県内の17の遺跡から発掘された土器や石器など600点が展示されています。 各市町村の教育委員会が発掘したものや長野県埋蔵文化財センターが昨年度調査した最新の出土品などを展示しています。 今回は、黒曜石をテーマにしたコーナーも設置されました。 縄文時代を中心に長野県産の黒曜石が関東周辺や遠くは青森県まで流通していた事から「最古の信州ブランド」とも言われているという事です。 長野県の遺跡発掘2017は29日から8月20日まで伊那文化会館で開かれます。 8月5日と12日には専門家による解説が予定されています。
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新関脇御獄海 伊那で白鵬との取組語る
木曽郡上松町出身の御嶽海が24日夜、伊那市の信州INAセミナーハウスでトークショーを行い、記録がかかった白鵬との取組について「プレッシャーを感じずに自分の相撲ができた」と話しました。 この日は、会場から寄せられた質問に対して御嶽海が答えていました。 取組前のルーティンについて「制限時間いっぱいの時にまわしを叩くのは気合が入るので毎回やっている。以前はその後に塩のところへ走っていっていたが、親方から堂々するよう言われ、今はゆっくり堂々とするようにしている」と話していました。 御嶽海、本名・大道久司さんは、木曽郡上松町出身の24歳で東京都の出羽海部屋に所属しています。 7月の名古屋場所から県内では84年ぶりとなる関脇に昇進しました。 23日まで愛知県名古屋市で行われていた大相撲名古屋場所では、9勝6敗と勝ち越しを決めました。 横綱・白鵬が歴代最多勝記録をかけて臨んだ取り組みでは白鵬を破り、唯一の黒星をつけました。 白鵬との取組について御嶽海は「プレッシャーは特に無かった。ただ自分の相撲をやろうと思って臨んだ。ただ、強そうだな、という感じは受けた」と話していました。 トークショーは、伊那市内の医療機関でつくる「伊那市医師会」の納涼会で行われたもので、会場には会の関係者およそ200人が集まりました。 伊那市医師会の会長で、清水医院の清水広明(ひろあき)院長は「御嶽海関の勝利は薬よりも効果がある。医師、看護師みんなでこれからも応援していきたい」と話していました。
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伊那消防署 人命救助で3人に感謝状
伊那消防署は、ソフトボールの試合中胸にボールを受けて心肺停止となった20代男性に、迅速で適切な通報と救命処置を実施したとして、3人に感謝状を贈りました。 23日は、上伊那広域消防本部で感謝状の贈呈式が行われました。 5月30日に、伊那市営球場で行われたソフトボールの試合中、胸にライナー性の打球が当たりピッチャーの20代男性が卒倒しました。 ほかの試合の観戦に来ていた茅野市在住で伊那市出身の浅野 成美さんは、諏訪中央病院の看護専門学校に通っていて、男性を観察し心臓が止まっていると判断して胸骨圧迫を行いました。 ピッチャーと同じチームの応援に来ていた茅野市在住で伊那市出身の山田 李佳子さんは、自身の携帯電話から119番通報し、消防指令センターからの指示を伝えました。 対戦チームだった信濃路クラブ監督の有賀 賢治さんは、チームの選手にAEDを取りに行くよう指示し、AEDを装着して電気ショックを実施しました。 救急隊が駆け付けた時男性は呼吸と心拍が再開していて、病院へ搬送されましたが翌日には退院し、社会復帰を果たしたということです。 心肺停止から3分で救命率は50%まで低下するといわれていて、伊那消防署の木下広志署長はは、「3人の適切で迅速な処置が人命救助につながった。勇気ある行動に感謝したい」と話していました。
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ダーツ全国大会 伊那で初開催
ジャパンダーツオーガニゼーション・日本ダーツ機構公認の全国大会が、23日、初めて伊那市で開かれました。 伊那市の伊那商工会館イベントホールには24の競技場が設けられました。 大会は、松本市と伊那市のメンバーを中心とする長野ダーツオーガニゼーションが主催しました。伊那で公認大会を開くのは今回が初めてです。 今回は、北は新潟、南は大分から188人が参加しました。 ダーツは、501点から減点していき、先に0点ちょうどにした人の勝ちとなります。 同じチームの選手同士が声をかけながら競技を行っていました。
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峠の茶屋 リニューアル
茅野市の杖突峠にある「峠の茶屋」に新たに多目的展望室が完成し21日、関係者が祝いました。 リニューアルオープン式典には、施設の管理・運営を行う、精密機械製造の伸和コントロールズや、伊那市、茅野市の関係者などおよそ50人が出席しました。 峠の茶屋は4月に伊那市と茅野市から伸和コントロールズが建物を購入しました。 これまで和室だった場所をリニューアルし広さおよそ40平方メートルの多目的展望室を作りました。 伸和コントロールズの幸島宏邦社長は「ここは伊那と茅野の観光の接点となる場所。全国に発信できる憩いの場所にしていきたいです」と話していました。 多目的展望室は峠の茶屋の営業時間の午前10時から午後4時半まで、入る事ができるという事です。
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書道芸術院役員の作品並ぶ
東京を拠点に全国に13の総局と支局がある公益財団法人書道芸術院の役員作品展が伊那市の伊那文化会館で20日から開かれています。 会場には漢字やかな、刻字など様々な分野の作品合わせて145点が並べられています。 造形性を追求する前衛と呼ばれる分野の作品は伝統的な書の概念を離れて構成や墨の色、線を見せる書です。 現代文や詩を題材にした現代詩文のこの作品は理事長の辻本大雲さんが書いたもので、漢字とかなの調和が図られ読みやすい書として親しまれているということです。 作品展は書道芸術院創立70周年記念として甲信越支局が開いたもので会場では会員や一般が訪れ熱心に作品に見入っていました。 書道芸術院役員作品展は入場無料で23日まで伊那文化会館で開かれています。
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ミュージカル「あしながおじさん」出演者が初練習
8月に伊那文化会館で上演されるミュージカル「あしながおじさん」で、プロの役者と共演する地元出演者の初めての練習が8日に伊那市内で行われました。 上伊那を中心に6歳から34歳までの20人が出演します。 歌とダンスのオーディションで選ばれたメンバーで、今日は初めての練習です。 本番では孤児院で暮らす子供などの役で歌とダンスを披露します。 東京のミュージカル制作会社で地域の出演者の指導を担当している林真悠美さんのレッスンを受け、オープニング部分の振り付けを行いました。 林さんは、物語を説明しながら場面ごとの表情や動きを指導していました。 練習は8月2日まで行われます。 ミュージカルあしながおじさんは8月9日に伊那文化会館で上演されます。
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九州北部の豪雨災害被災地に派遣
国土交通省天竜川上流河川事務所は、九州豪雨災害の被災地で被災状況を調査する支援要員としてTEC(テック)-FORCE(フォース)隊員を派遣しました。 17日は、出発式が駒ヶ根市の天竜川上流河川事務所で行われました。 派遣されるのは、天竜川上流河川事務所と、技術支援を行う南信防災情報協議会の職員8人です。 要請を受けて大分県日田市に派遣され、現地で砂防施設などの被災状況を調査します。 天竜川上流河川事務所の椎葉(しいば)秀作(しゅうさく)所長は「きわめてまれで甚大な被害が発生した災害。災害現場の状況がわからないままでは復旧作業が遅くなるので力を尽くしてほしい」とあいさつしました。 現地ではドローンを活用して、進入できない場所の調査や、航空写真による測量などを行うということです。 派遣された被災地でドローンを活用して調査を行うのは、天竜川上流河川事務所では今回が初だということです。 TEC-FORCEの隊員は、23日(日)まで被災地に派遣されます。
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シード校 伊那北の夏終わる
夏の全国高校野球長野大会で34年ぶりにシード権を獲得した伊那北高校は11日しんきん諏訪湖スタジアムで松商学園と対戦し8対0 7回コールドで敗れました。 2点を先制された伊那北は1回裏先頭の鈴木陽が出塁しますが後続が続きませんでした。 5回には馬場律がヒットを打ちますがここもあと1本が出ませんでした。 伊那北、守備では随所でファインプレーをみせます。 8点を奪われた伊那北はこの試合8対0の7回コールドで敗れました。 試合後は勝利を願う千羽鶴を松商ナインに手渡していました。 松商の藤井大地キャプテンは「伊那北の分もがんばります」と勝利を誓っていました。
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高校野球 上伊那勢11日の結果
第99回夏の全国高校野球長野大会、上伊那勢の11日の試合結果です。 松本市野球場で行われた、高遠 対 松本県ヶ丘 の試合は、4対8で高遠が敗れました。 県営上田野球場で行われた、赤穂 対 長野 の試合は、4対5で赤穂が敗れました。 しんきん諏訪湖スタジアムで行われた、辰野 対 蘇南 の試合は、8対3で辰野高校が勝利しました。 勝った辰野高校は、15日の午前9時30分からシード校の東海大諏訪と対戦する予定です。
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秋の味覚「サンマ」の初物 伊那の市場に入荷
秋の味覚「サンマ」の初物が、伊那市西春近の市場「丸水長野県水」に11日に入荷しました。 丸水長野県水に並んだサンマは、10日に北海道釧路で水揚げされたものです。 大きさは旬の時期の3分の2ほどですが、値は10倍の1尾1,000円がつけられました。 この日は丸水に通って58年、日課になっているという伊那市坂下の佐藤良一さんの姿もありました。 佐藤さんは「やっぱり初物は高い。中国産の影響もあると聞く。今少しすると値段も下がり良いものが出てくる」と話していました。 ここ数年は中国や台湾の漁船による乱獲により、サンマの漁獲数は減り、価格が上がっているということです。 今年は、今のところ海水温が例年より2度から3度低く、サンマにとっては良い環境になっているということです。 丸水長野県水・伊那水産グループの花塚和浩グループ長は「豊魚が期待されるのではないかと言われているが、実際にあがってみないとわからない。初物なのでサイズは小さいが、この時期にしては珍しいもの。価格もご祝儀相場になっている」と話していました。 本格的なサンマのシーズンは8月の盆明け頃からになるということです。
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第99回全国高校野球選手権長野大会 開幕
第99回全国高校野球選手権長野大会が8日開幕し、夏の甲子園出場をかけた戦いが始まりました。 8日は開会式が行われ、伊那北高校の桐山(きりやま)尚子(なおこ)さんの先導で、出場する85チームが入場しました。 辰野高校です。 11日午後2時から蘇南と対戦します。 箕輪進修高校です。 12日午前11時半から、池田工業と丸子修学館の勝者と対戦します。 上伊那農業高校です。 10日正午から北部と対戦します。 高遠高校です。 9日午前11時半から上田東と対戦します。 シードの伊那北高校です。 11日午前11時半から松商学園と小海の勝者と対戦します。 伊那弥生ヶ丘高校です。 9日午前9時から長野西と対戦します。 赤穂高校です。 11日午後2時から長野と対戦します。 駒ヶ根工業高校です。 9日午前9時から梓川と対戦します。 始球式では、先導を務めた伊那北高校の桐山さんがマウンドに上がりました。 大会は、県内4会場で行われ、日程が順調に進むと23日(日)に決勝戦が行われます。
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昨年度の高山植物保護取り締まり 117件減少
高山植物保護対策協議会の総会が4日、伊那市の南信森林管理署で開かれ、保護取締件数が前年度に比べて117件減少したことが報告されました。 昨年度、保護取締を行った件数は142件で、前年度の259件に比べて117件少なくなっています。 このうち、南アルプスでは「踏み荒らし」が最も多く12件、中央アルプスでは「禁止区域への侵入」が最も多く55件でした。 会長の久保芳文南信森林管理署長は「今年度は信州DCもあり観光客の増加が予想される。高山植物保護やごみの持ち帰りなど、山に慣れていない人への啓発にも力を入れていきたい」と話していました。 この日は、県や市町村、観光協会など、関係者およそ30人が出席しました。 会では今年度、立ち入り禁止の看板表記を「グリーンロープ内立ち入り禁止」と明確にするなど、引き続き啓発活動を行っていくとしています。
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BCリーグ南箕輪村デー 信濃は石川に敗れる
ルートインBCリーグの公式戦、信濃グランセローズ対石川ミリオンスターズの試合が2日、伊那市の伊那スタジアムで行われ、信濃は8対11で敗れました。 この日は、グランセローズのキャンプ地となっている南箕輪村の日として、唐木一直村長や村のマスコットキャラクター「まっくん」が試合前のイベントに登場しました。 また、村の少年野球チーム「南小ドラゴンズ」の子ども達が、スターターキッズとして選手とともに入場しました。 試合は、5回までに11点を奪われた信濃グランセローズが最終回に3点を奪い反撃しましたが、8対11で敗れました。
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株式会社パネックス 伊那市の東原工業団地にパンの新工場
伊那市東春近の東原工業団地で空き工場を購入し12月からパン工場を稼働させる岐阜県の株式会社パネックスは、環境保全に関する協定を伊那市などと6月30日に締結しました。 調印式では、株式会社パネックスの前野朝彦社長、地元の東春近地区農政対策委員会の伊東正幸委員長と、たかずや福祉会の登内孝理事長、伊那市の白鳥孝市長が環境保全に関する協定書を取り交わしました。 岐阜県可児市に本社を置く株式会社パネックスは東原工業団地の空き工場を購入し12月から操業を開始します。 山口県の工場が手狭になったため首都圏に近い伊那市に新たな長野工場を作る事にしました。 正社員を30人、パート従業員を12人新規雇用し、月200万個のパンを製造する計画です。 前野社長は「イタリアの天然酵母を使ってパンを製造している。伊那市には綺麗な水と空気がありヨーロッパの環境と似ている」と話していました。 白鳥市長は「市としても応援していきたい」と話していました。
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金属造形作家 角居康宏さん
長野市に住む金属造形作家、角居康宏さんは、金属を溶かして作品を制作する過程を25日一般に公開しました。 どろどろに溶けたアルミが、墓標をイメージした木枠の中に流し込まれていきます。 石川県金沢市生まれの角居さんは、現在長野市の善光寺門前にアトリエを構え活動をしています。 秋に信州高遠美術館で作品展を予定していることから、そこで発表する作品の一部を25日に制作し、その過程を一般に公開しました。 バーナーで熱した炉に1本5キロのアルミの塊が入れられていきます。 700度を超えるとアルミが溶け出し、液体状になります。 それをふたりがかりで地面の中にセットされた木枠の中に流し込んでいきます。 木枠が燃えることによりアルミに墨がつき、深みが出る作品になるということです。 この日制作した作品は、いったんアトリエに持ち帰り、切削や研磨などの手を加え、10月の作品展に並びます。 角居康宏鋳金展は、10月21日から信州高遠美術館で開かれます。
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木曽で震度5強 伊那市・箕輪町・南箕輪村は震度3 被害なし
25日午前7時2分に長野県南部を震源とする地震があり、木曽地域では震度5強を観測しました。 この地震で伊那市、箕輪町、南箕輪村では震度3を観測しましたが、被害はありませんでした。 長野地方気象台では、県南部では余震が続く可能性があるとして、強い揺れや土砂災害などに注意を呼びかけています。
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箕輪町の子育て支援センターで女性の就業支援相談
箕輪町松島の子育て支援センターいろはぽけっとでは、子育て中の母親の再就職を支援するための相談会が毎月1回開かれています。 相談会開催日の22日、2人の娘をもつ30代の母親が相談に訪れていました。 1歳の次女が8月から未満児保育に通う事が決まり、9月から働ける就職先を探しているという事です。 相談会は、母親の再就職支援として県が各市町村で開いるもので、箕輪町では子供が通い慣れている子育て支援センターを会場として提供しています。 去年6月から毎月1回開かれていて、これまで33人が相談に訪れ、8人が町内の企業に就職が決まったという事です。 相談会は次回来月13日に開かれる予定です。
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~夏至の夜~キャンドルでゆっくりとした時間を
21日は夏至です。1年で最も日が長い一日の終わりを自宅でゆっくり過ごす、スローライフの提案があります。 伊那市通り町にあるミツロウキャンドルの専門店ワイルドツリーです。 夏至の日の夜に、電気を消してキャンドルの火で思い思いの夜を過ごす「キャンドルナイト」に関するイベントや取り組みを続けています。 ワイルドツリーの平賀裕子さんは「キャンドルのもとで家族で語り合ったり、お風呂に持っていったりと、自分自身の電気も消すようなゆっくりとした時間を過ごすと、普段見えなかったものが見えてくると思います」と話していました。
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東京芸術大学音楽学部の学生 中学生に演奏指導
東京芸術大学音楽学部の学生による楽器の演奏指導が17日と18日の2日間、伊那市内の中学校で行われています。 市内5つの中学校吹奏楽部の指導を東京芸術大学音楽学部の学生30人が行っています。 このうち伊那中学校には12人が訪れました。 吹奏楽部の生徒41人が楽器ごとに分かれ指導を受けました。 学生は、持ち方や姿勢、息の使い方など演奏の基本から指導していました。 伊那市では、旧高遠町出身で東京芸術大学の初代校長をつとめた伊澤修二の縁で芸大と交流を行っています。 毎年秋に記念音楽祭を行っていて、この交流もその事業の一環です。 次回は12月に同じ器楽講習会が予定されているほか、今年は初めて高遠囃子保存会にお囃子の指導を行う事になっています。
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農業塾をきっかけに地域おこし協力隊で村に
南箕輪村が地方創生事業の一環で、都会に住む人を対象に農業の担い手を掘り起こす「ちょこっと農業塾」の塾生が、6月から地域おこし協力隊として村内で働いています。 地域おこし協力隊として6月から働いているのは、愛知県名古屋市出身の源平靖佳(げんぺい しずか)さん22歳です。 源平さんは、村が去年10月から行っている「ちょこっと農業塾」に、大学生として参加していました。 農業塾に参加する中で、村の自然や人の暖かさなど、地域の魅力に触れ、興味を持った源平さんは、内定をもらっていた就職先に断りを入れ、地域おこし協力隊に応募しました。 6月から観光分野の地域おこし協力隊員として働いています。 源平さんは「農業塾に参加して村の景色が綺麗で人々も暖かかった。歓迎もしてくれたので南箕輪村に来た。今度はPRする側として良さを伝えていきたい」と話していました。 東京都と愛知県で行われた農業塾には、延べ338人が参加していて、このうち21人が移住に関する個別相談会に出席したということです。 村では、想定以上の移住相談があったことから、今後も東京・愛知を中心に継続して事業を行っていきたいとしています。
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県知事表彰 3人が受賞
産業や地方自治など各分野で功績のあった人に贈られる今年度の知事表彰が5日、長野市で行われ伊那ケーブルテレビ放送エリア内からは3人が受賞しました。 産業功労として、県商工会連合会理事で箕輪町の黒田重行さんが受賞しました。 黒田さんは、平成24年から県商工会連合会理事を務め、長年に渡り商工業の発展に尽力したとして表彰されました。
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信州DC前に「観光客に声かけを」
JRと長野県がタイアップして県内への観光客の誘客を進める信州デスティネーションキャンペーンが、7月1日から始まります。 キャンペーン開始を控え、県民に観光客をもてなす声かけ運動を呼びかける街頭啓発が、1日、県内一斉に行われました。 1日は、県内各地のJRの駅など10か所で一斉に街頭啓発が行われました。 このうち、上伊那では、JR飯田線の伊那市駅で、通勤・通学時間に合わせて、県の職員が、ティッシュとクリアーファイルを配りました。 「積極的に観光客に声を掛け、県民全体でもてなしましょう」と呼び掛けています。 信州DCは、JRとタイアップした大型観光キャンペーンで、県内で行われるのは7年ぶりです。 今回は、イベント日に、特急あずさが木曽まで運行します。辰野駅でも停車して、飯田線へ乗り継ぐことができます。 飯田線では、313系のイベント列車が3日間運行し、沿線でイベントが企画されています。 信州デスティネーションキャンペーンは、7月1日から9月30日まで行われます。
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南アルプス食害対策協議会発足から10年で今年度記念事業
南アルプス食害対策協議会は発足から10年を迎える事から、講演会などの記念事業を今年度行う計画です。 31日、伊那市役所で総会が開かれ、今年度の事業計画が確認されました。 協議会は平成19年9月に野生動物からの高山植物の保護と復元を目的に発足しました。平成20年度からは、ニホンジカの食害から守るための防護柵を設置しています。 信州大学の渡邉修准教授は「柵の設置で植生が回復しているのは間違いないので、引き続きモニタリングを続けていきたい」と話していました。 協議会発足の10周年記念事業は来年2月に行われる予定です。
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高遠さくら発電所 自然エネルギーを世田谷に供給
高遠ダムから放流される水を有効活用した発電所「高遠さくら発電所」が完成し、30日に竣工式が行われました。 この日は、中島恵理長野県副知事や、白鳥孝伊那市長らが出席して、セレモニーが行われました。 新たに完成した「高遠さくら発電所」は、高遠ダムから毎秒およそ1トンずつ放流されている水を有効活用しようと、県内の発電所では17年ぶりに建設され、総事業費はおよそ5億円となっています。 水は、パイプを通って23メートル落下し、施設内の水車をまわして発電します。 年間およそ124万9千キロワット発電する計算で、一般家庭350世帯分の消費電力量に相当するということです。 さくら発電所でつくられた電気は、自然エネルギーの買い取りなどを行っている電力会社を通じて、東京都世田谷区の保育園などに供給されることになっています。 地方でつくられた電気が都市部に供給されるといもので、全国でも初めての電力供給の形だということです。 白鳥市長は「全国に先駆けた素晴らしい取り組み。世田谷区との交流が広がっていけば」と話していました。 保坂展人世田谷区長は「長野県と世田谷区にできて、他でできないわけがない。そういった意味でも全国に先駆けた素晴らしい取り組みになったと思う」と話していました。 式典で中島副知事は「自然エネルギーの利用が拡大することは、県の目指す持続可能な社会の構築につながる。あわせて世田谷区と電気を通じた交流が発展していけばうれしい」とあいさつしました。 県企業局によると、さくら発電所でつくられた電気は、「固定価格買取制度」対象の20年間でおよそ3億2千万円の純利益になる見込みです。
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入笠山頂上で360度の大パノラマを楽しむ
伊那市と富士見町にまたがる標高1,955メートルの入笠山が27日に山開きとなり、訪れた登山者は頂上で360度の大パノラマを楽しみました。 伊那市と富士見町境に位置する標高1,955メートルの頂上です。 中央アルプスや、北アルプス、諏訪湖、八ヶ岳連峰、富士見町が一望できます。 天候によっては富士山も見えますがこの日は雲に隠れていました。 頂上では訪れた人が写真を撮ったり弁当を食べるなどしてゆっくりとした時間を過ごしていました。 入笠山は、南アルプスの北の端にあります。 伊那市側からは車で山頂近くの登山口まで行く事ができ富士見町側からはゴンドラが運行されています。 登山口から頂上まではゆっくり登っても30分ほどで初心者でも登りやすい山とされています。 この日は登山口で山開きの神事が行われました。 伊那市と富士見町の行政やJA関係者などが出席し今シーズンの無事を祈願しました。 入笠山観光連絡協議会会長の白鳥孝伊那市長は「様々な自然を楽しめる入笠山に四季を通して大勢の方に訪れてもらいたい」と話していました。 入笠山ではこれからクリンソウやスズランなどの花のシーズンを迎えます。
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気仙沼に伊那の桜を植樹
伊那市が復興支援として宮城県の新しい気仙沼市立病院に贈ったタカトオコヒガンザクラとシダレザクラの植樹式が24日行われました。 植樹式には伊那市から白鳥孝市長のほか桜の寄贈を提案した元市職員の北原浩一さん、シダレザクラを育てた守屋源一さん、 桜守の西村一樹さん、気仙沼市からは菅原茂市長らが出席しました。 式では白鳥市長と菅原市長、北原さんが病院前に植えられた復興のシンボルとなるタカトオコヒガンザクラに土をかけました。 桜の寄贈は東日本大震災の復興支援で平成26年から2年間、気仙沼市立病院に派遣されていた元市職員の北原さんが提案したものです。 気仙沼市は東日本大震災により1,358人が死亡または行方不明となっています。 復旧工事が進められる中、市内を流れる大川の堤防整備も行われました。 元は桜並木でしたが津波で流され残った桜も整備の際、伐採されました。 気仙沼の人たちから寂しくなったという声を聞いた北原さんは新しく建設された病院に伊那の桜を植えたいと考え今回実現しました。 新しい病院にはタカトオコヒガンザクラ2本のほかに高遠町の守屋さんが育てたシダレザクラ40本も植えられました。 贈られたタカトオコヒガンザクラは樹齢7年ということでこれまで管理してきた桜守の西村さんは「来年の春は桜が咲き、気仙沼の人たちの心をなごませてくれると思う。」と話していました。