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障害者週間 手作り製品販売
3日から9日までは「障害者週間」です。
伊那市の伊那合同庁舎では、障がい者福祉事業所の利用者が作ったカバンや菓子の販売会が開かれています。
伊那合同庁舎2階ホールに設置された販売スペースには、シクラメンやポーチ、焼き菓子などが並びました。
昼休みには合同庁舎の職員を中心に多くの人が集まり、製品を買い求めていました。
販売会では、上伊那の11の障がい者福祉事業所が参加し、それぞれの施設で作った製品を販売します。
障がい者の活動に関心を高め理解を深めていこうと、3日から9日までの1週間は障害者週間です。
伊那合同庁舎での販売会は、6日(金)まで開かれ、時間は正午から午後1時までです。
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自分の手打ちそばで年越しを
自分で打ったそばで新しい年を迎えようと、伊那市高遠町ではそば打ち講座が3日に開かれました。
この日は高遠城址公園内にある高遠閣でそば打ち講座が開かれ、県内外から訪れた15人が、伊那そば振興会やそば打ち愛好会のメンバーから教わりました。
伊那市産のそば粉を使い、少しずつ水を入れながら混ぜ、塊を大きくしていきます。
講座はそば打ちを覚えてもらい、自分で打った年越しそばで新しい年を迎えてもらおうと開かれました。
ある参加者は「自分の打ったそばで年越ししたいという想いと、県外から高遠に来た人に魅力を伝えられるよう講座に参加しました。食べるのは一瞬だが、打つのは本当に大変です」と話していました。
指導にあたった伊那そば振興会の飯島進会長は「自分で汗水流して打ったそばは、どんな形であれ一番おいしい。そういうそばで年越ししてもらえるのは本当にいいことではないかと思う」と話していました。
講座は12月中にあと2回、来年1月中に2回予定されています。
まだ空きがあるということで、参加したい方は高遠町公民館(94-2557)にお問い合わせください。 -
寺薗准教授 宇宙の魅力語る
宇宙航空研究開発機構JAXAの勤務経験を持つ、会津大学の寺薗淳也准教授による「宇宙講演会」が、伊那市役所で1日開かれました。
JAXA勤務時代は、広報部で小惑星探査機初代はやぶさのプロジェクト内容を世界に発信していたという寺薗さん。
講演では小惑星探査機「はやぶさ2」が行っている計画について話をしました。
講演会にはおよそ50人が参加し、講師の話に耳を傾けました。
はやぶさ2は、有機物や水が含まれていると考えられる、小惑星リュウグウのサンプルを地球に持ち帰ることを目的に、2014年の12月に鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、2018年に惑星に到着。
現在、地球への帰還を開始しています。
寺薗准教授は「はやぶさ2がサンプルを地球に持ち帰ることができれば、生命誕生の謎を解き明かすことができるかもしれない」と話しました。
はやぶさ2は、来年12月中に地球に帰還する計画です。 -
伊那フィルハーモニー交響楽団 8日に定演
伊那フィルハーモニー交響楽団の第32回定期演奏会が、8日日曜日に伊那市の伊那文化会館で開かれます。
1日は、8日の本番を前に最後の練習が行われました。
今回の定演では、伊那市でも演奏経験のあるヴァイオリニスト長尾春花さんがゲスト出演します。
長尾さんは、東京芸術大学音楽学部に在籍中に、伊那市で開かれた伊澤修二記念音楽祭で演奏を披露しています。
現在は、ハンガリーの国立リスト音楽院で教鞭を執っています。
演奏会は3部構成で、ベートーヴェンの「英雄」などを演奏します。
伊那フィルハーモニー交響楽団の第32回定期演奏会は、8日日曜日の午後2時から伊那文化会館大ホールで開かれます。
入場料は、500円です。 -
羽広菜かぶ 今年は不作
伊那市西箕輪の羽広地区に伝わる信州の伝統野菜羽広菜かぶ。
今年は天候不順などの影響で不作となり、生産者を悩ませています。
西箕輪の羽広菜生産加工組合が管理する畑です。
今年は生育が悪く小さいものや、傷みにより廃棄となるものが目立つということです。
およそ30年にわたり栽培している西村照幸組合長は、「9月上旬の播種期から初期の生育期間にかけて雨の日が多く続いた影響ではないか」と話します。
例年、およそ4トンの収穫量があるということですが、今年は半分の2トンほどを見込んでいます。
みはらしファームのとれたて市場では、みそや砂糖を混ぜた酒かすに漬け込む「羽広菜かぶ漬け」を販売しています。
漬け込み作業が始まっていますが、かぶを確保するのに苦労し、例年より作業が遅れています。
また、羽広菜かぶ以外の葉物野菜も軒並み不作だということです。
生産者らは、「個人で使用する予定だったものを寄せ合って消費者に提供していきたい」と話していました。 -
伊那谷の冬の風物詩 ザザムシ漁解禁
伊那谷の冬の風物詩ザザムシ漁が、1日に解禁となり、天竜川では早速漁をしている人の姿がありました。
伊那市山寺の天竜川の浅瀬です。
漁をしているのは、この道40年ほどのベテラン中央の中村昭彦さんと、今年から漁を始めた荒井の中條隆さんです。
鍬で石を掘り返し、足を使って石の裏側についているザザムシを四手網と呼ばれる網に流し入れます。
ザザムシは、川の浅瀬にいる水生昆虫の幼虫の総称です。
今朝の伊那地域の最低気温は氷点下3.8度と今シーズン1番の冷え込みとなりました。
中村さんによりますと、この時期の水温は8度ほどだということで、4度ぐらいにまで下がると脂がのってさらに美味しくなるということです。
こちらは、去年とれたザザムシで作った中村さんお手製の佃煮です。
冬場のタンパク源として食べられてきた伝統食で、醤油と砂糖、みりんで煮込んだものです。
中村さんは、「今年も家族や友人と味わいたい」と話していました。
ザザムシ漁は、来年2月末まで上伊那の天竜川で行われます。
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富県安協 マネキン設置で交通安全啓発
年末の交通安全運動に合わせ、伊那市の富県交通安全協会は、交通安全を呼び掛けるマネキンを県道伊那生田飯田線に1日設置しました。
この日は富県交通安全協会の役員16人が、設置したマネキンのそばで交通安全を呼びかけました。
マネキンには富県の安協で以前使っていた制服が着せられています。
マネキンを設置したこの場所は、信号が無く速度違反をする車が多く、カーブなどで事故が起きているということです。
そのため、運転者に安全運転を呼び掛けようと、下り坂付近ののカーブ前にマネキンを設置しました。
富県安協では、マネキンの効果に期待を寄せています。 -
VC長野トライデンツ 地元伊那で勝利!
バレーボール男子Vリーグ1部VC長野トライデンツのホームゲームが30日、伊那市のエレコム・ロジテックアリーナで初めて開かれ、大分三好ヴァイセアドラーと対戦しました。
試合はセットカウント3対1でVC長野が勝ちました。
会場には、多くのサポーターが訪れ、VC長野を応援していました。
今月2日の大分との試合では、3対0で敗れていて、リベンジマッチとなりました。
1セット目では、大分と点を取り合う接戦が繰り広げられました。
点を取ると、応援団が選手の名前を呼び、選手を鼓舞していました。
2セット目も激しい点の取り合いが繰り広げられました。
試合はセットカウント3対1で、VC長野が勝ちました。
VC長野はこの試合で2勝8敗となり、11月30日現在10チーム中8位となっています。 -
起業や出店を考える 空き店舗見学会
起業や出店を考えている人を対象にした空き店舗見学会が30日
伊那市の中心市街地で開かれました。
見学会には地元出身者のほか県外からの移住者で空き店舗の活用を検討している人など11人が参加しました。
参加者は伊那市駅前を中心に街歩きをしながら元飲食店など5店舗ほどを見学しました。
案内は商店街の空き店舗を活用し店を経営している商店主らが務めました。
参加者は「家賃はどれくらいか」「築何年ほどになるのか」などと質問していました。
見学会は伊那市などが開いたもので、実際に空き店舗を活用し3年以上事業を営む人には改修費の3分の1以内で上限80万円が補助されるということです。
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みはらしの湯でカレンダー原画展「猫戯姿絵」
伊那市境の漫画家、橋爪まんぷさんの来年用のカレンダーの原画展「猫戯姿絵」が伊那市西箕輪のみはらしの湯で30日から始まりました。
会場には猫を擬人化した原画30点が並んでいます。
来年は子年ですが、干支のカレンダーを制作して干支がひと回りしたことから、遊び心でネズミの天敵の猫を題材にしたということです。
原画には猫が登場する小林一茶の俳句も添えられています。
橋爪まんぷさんのカレンダーはみはらしの湯で500円で販売されています。
カレンダー原画展「猫戯姿絵」は来年1月31日まで開かれています。 -
南アルプスの魅力探る
南アルプスジオパーク認定10周年・ユネスコエコパーク登録
5周年を記念したシンポジウムが30日伊那市役所で開かれました。
シンポジウムでは南アルプスユネスコエコパークの管理運営に
関わっている横浜国立大学環境情報研究院産学官連携研究員の
若松伸彦さんが話をしました。
若松さんは南アルプスの魅力について「3000メートル級の山が13あり中央構造線が通るなど地質的にも珍しいです。ライチョウなど貴重な動物がいるほか高山植物が広がっている」と話していました。
南アルプスはその景観と、それらを守り楽しむ活動が認められ日本ジオパーク委員会から平成20年に日本ジオパークに認定されました。
また多様な生き物とそれらを保護し人間と自然の共生を考える取り組みとして平成26年にユネスコエコパークに登録されています。
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南福地住民 五平餅とそば作りで交流
伊那市富県の南福地の住民は17日、「ふれあいの集い」と題した交流の場を設け、五平餅とそばを作りました。
この日は地域住民およそ60人が、ふれあいの集いに参加しました。
南福地は丸形の五平餅が一般的で、子どもたちは炊いた米を丁寧に手の平サイズに丸めていきました。
そば打ちは地元の高齢者が講師となり、そば粉と小麦を混ぜるところから指導していきました。
集いを主催した南福地社会福祉協議会は、五平餅とそばの作り方を子ども達に伝えようと、毎年この時期にふれあいの集いを開いています。
子どもたちは地域の伝統食を楽しみながら作り、味わっていました。 -
長谷駐在所 落成式
伊那市長谷に建て替えられた長谷駐在所の落成式が29日、行われました。
駐在所は、老朽化に伴い建設されたものです。
新しい駐在所は長谷公民館東側にあり、9月30日に完成し、先月16日から業務が始まっています。
木造2階建てで、敷地面積はおよそ420平方メートル、建物には県内産の杉が使われています。
コミュニティスペースを設け、相談や少人数の会議にも利用可能な間取りとなっています。
29日は、現地で落成式が行われ市や長谷地区の交通安全協会など30人が出席しました。
式の中で、表札の製作に協力した伊那市高遠町の北原秀樹さんに感謝状が贈られました。
駐在所の高橋義樹所員は「地元のみなさんの安全安心な暮らしを守るためさらに職務に邁進したい」と話していました。
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高校生がボルダリング
伊那市高遠町の高遠高校の生徒は、伊那市福島にあるクライミングジムで29日、ボルダリングに挑戦しました。
29日は、選択科目でスポーツを学習している、3年生19人がボルダリングに挑戦しました。
ボルダリングの実技体験は、去年から行われています。
東京オリンピックの正式種目にもなり生涯スポーツとして人気が高まっているということです。
壁にホールドと呼ばれる突起物が付けられ、それを使って高さ 4m30㎝のゴールを目指します。
指導には、クライミングジム 店長の唐澤奨さんがあたり、生徒たちにポイントをアドバイスしました。
唐澤さんは、「腕力を使わず足の力を使って上がっていくことが大事です」とコツを話していました。
高遠高校では、ボルダリング実習の他に、カヌーやゴルフなどの実技体験を行っています。
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台風の災害ごみ 月100トン受け入れ可能
上伊那広域連合は、台風19号に伴う県内の災害廃棄物について、要請があれば1か月に100トンの受け入れが可能だと県に回答していたことが分かりました。
29日開かれた上伊那広域連合議会全員協議会で報告されました。
長野県から台風19号に伴う災害廃棄物の受け入れの可否について問い合わせがあり、10月28日に回答したということです。
受け入れ可能量は、12月~3月は1か月で100トン、4月以降は状況により再度判断するということです。
被災地で破砕処理ができない大型の家具等は、クリーンセンター八乙女で破砕し、その後上伊那クリーンセンターで処理することも視野に入れ、上伊那広域連合全体で可能な支援を行う予定です。
なお、現在のところ被災地の自治体からの具体的な要請はないということです。
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雨宮国広さん 石の斧を実演
縄文時代の道具、石の斧で家を建てる大工、山梨県在住の雨宮国広さんが29日伊那市の美篶小学校を訪れ、縄文時代の道具について紹介しました。
裸足にタヌキの毛皮姿で現れた雨宮さん。
29日は伊那市の美篶小学校で、石の斧を使って、人々の暮らしの移り変わりについて話しました。
雨宮さんは縄文時代の道具・石の斧などを使って家を建てる「縄文大工」です。
3万年前の航海を再現しようという国立科学博物館の取り組みで、雨宮さんが丸木舟の製作を担当しました。
舟は石の斧で木を切り倒し中をくりぬいたもので、今年7月に台湾から沖縄までの航海に成功しました。
石の斧は、木の棒の先に硬い石を取り付けたものです。
縄文時代に使われていたのはこの石の斧で、弥生時代に鉄の斧ができるまで使われていたということです。
雨宮さんは、石の斧と鉄の斧、チェーンソーを比べ、人の暮らしがどう変わっていったか児童たちに投げかけていました。
児童も縄文時代の斧を体験していました。
この授業は、美篶小開校118年を記念して、地元住民でつくる美篶小学校資料館運営委員会が雨宮さんを招き行われました。
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-1.4度 中央アルプス雪化粧
29日朝の伊那地域は、午前7時12分に氷点下1.4度まで下がり、中央アルプスの山肌は白く雪化粧していました。
今朝の中央アルプスです。
山頂付近に雪が降り、白く染まっていました。
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奇術愛好家 マジックを披露
南信地域の奇術愛好家で作る伊那マジッククラブが17日、伊那市の伊那公民館でマジックショーを開きました。
この日はクラブの会員16人が、1年間練習してきたマジックを披露しました。
重ねていた布から白い鳩が出るマジックは、観客から驚きの声が上がりました。
そのほか、リングをロープから外すマジックが披露されました。
また、絵に描かれていた花を立体で出すマジックなどが披露されました。
今年で46回目を迎えるマジックショーは、クラブが月に2回行っている練習の成果を披露する場として、毎年この時期に開かれています。
会場にはおよそ100人の観客が集まり、マジックを楽しんでいました。 -
美篶西部保育園 丸太遊び
伊那市の美篶西部保育園の園児達は28日、間伐で出た丸太を転がして遊びました。
この日は北風が吹く寒空のもと、園児およそ40人が丸太転がしなどをして楽しみました。
美篶西部保育園では、園児達に自然に興味を持ってもらおうと、上伊那地域振興局に依頼しました。
今回丸太を持ってきたのは、伊那北小学校などと協力して林の整備を行っている団体、「上牧里山づくり」です。
事務局を務める唐木隆夫さんは、林の整備で出た間伐材が園児達の遊具になればと話していました。
園では今後も丸太は園児達の遊具の一つとして、大切にしていきたいと話していました。
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中学生 長期休暇中の自習室 実施地域拡大
伊那市の教育委員会は、長期休暇中の中学生を対象にした自習室を、来年3月の春休みから実施地域を拡大して開設します。
28日は伊那市の防災コミュニティセンターで、定例教育委員会が開かれました。
これまで夏休みや春休みの中学生を対象にした自習室は、春富中学校の通学区にある2つの公民館で開かれていました。
来年3月の春休み期間中からは、伊那中学・東部中学区、西箕輪中学区、春富中学区、高遠中学区にある公民館などで5日間、自習室が開設されます。
自習室では学習支援サポーターから指導が受けられるほか、軽食が提供されます。
伊那市の教育委員会は、自習室の開設により、長期休暇中も生徒が規則正しい生活を送り、基礎学力が定着することを推進していきたいとしています。 -
高遠城址公園 冬支度
本格的な冬の到来を前に、伊那市高遠町の高遠城址公園で冬支度が始まっています。
28日は、桜を管理する西村一樹さんら3人の桜守が、高所作業車や高枝用の剪定バサミを使って作業を行っていました。
作業は、もみじ祭り終了後の今月中旬から始まっていて、園内にあるおよそ1,500本の木の手入れを行います。
樹齢が130年以上になるものもあり、より花が綺麗に見えるように、枯れていて芽が出ていない枝は剪定します。
この日の午後3時半現在の伊那地域の日中の最低気温は午後0時39分に5.4度となりました。
桜守によりますと、1年の中で冬のこの時期が1番忙しく、この時期の作業は特に重要になるということです。
今年の高遠城址公園のさくら祭りは、開花の4月6日から散り終わりの4月25日まで行われ、去年よりおよそ4万人多い16万923人が訪れました。
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信大・伊那市 スマート農林業シンポジウム
信州大学農学部と伊那市はIoTなどの最新技術を使い、中山間地域の農林畜産業について考えるシンポジウム「スマート農林業技術を活用した地域の創造」を伊那市役所で27日開きました。
27日は行政や大学、企業の関係者など150人が出席しました。
シンポジウムでは、基調講演、パネルディスカッション、事例報告が行われ、中山間地域の農林業の課題解決や促進について、発表が行なわれました。
基調講演で信州大学の加藤正人教授は、森林をレーザー計測する事で、木々の太さや高さの情報をデータ管理する事ができると紹介していました。そのうえで今後は物流業者やハウスメーカーとデータ共有する事で、より有利な販売に繋がると話していました。
パネルディスカッションでは今後のスマート農林業をテーマに参加者が意見を交わしました。
白鳥孝市長は「AIやIoTの最新技術を使い、地方都市でできる農林業を伸ばし、この地域から日本を支える仕組みをつくっていきたい」と話していました。
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西箕輪小5年生 収穫祭
伊那市の西箕輪小学校の5年生は、総合学習で育てたもち米とコシヒカリの収穫祭を学校で27日行いました。
27日は収穫したもち米の一部 27キロで餅つきをしました。
最初は保護者が手伝い米をすりつぶし、次に子ども達が杵でついていきました。
餅がつきあがると、体育館では母親らが一口だいの大きさにまるめ、きな粉やゴマ、あんこと合わせていました。
西箕輪小学校の5年生は、収穫祭で余った米を来月校内で販売することにしています。
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ありがとうプロジェクト回収作業
不用品を集めて発展途上国に届ける「ありがとうプロジェクト」の回収作業が、伊那市の春富中学校で22日、行われました。
この日はありがとうプロジェクトを運営しているメンバーが春富中学校を訪れ、ぬいぐるみや机などの不用品を2tトラックに積み込みました。
不用品は福祉貢献や地域交流を行っている自活委員会を中心に、全校生徒が1週間かけて集めました。
このプロジェクトは、産業廃棄物処理業者の南箕輪村の丸中産業と、伊那市のリサイクルマートnew伊那店、輸出業者の東京都の鈴可が、上伊那の小中学校や企業と連携して行っています。
今回の回収では2tトラックが一台分が集まりました。
集まった不用品の中から文具などはカンボジアへ、それ以外はタイの店舗で販売され、売上金の一部は発展途上国の教育支援に役立てられるということです。 -
伊那市民吹奏楽団 定期演奏会
伊那市民吹奏楽団の第41回定期演奏会が24日伊那市の伊那文化会館で開かれました。
定期演奏会は地域の人達に日頃の練習の成果を見てもらおうと毎年開いていて、今年はクラシックや映画音楽など9曲を披露しました。
伊那市民吹奏楽団は昭和51年に発足したアマチュアの吹奏楽団です。
伊那市を中心に上伊那の10代から50代までのおよそ70人が所属し、週2回練習を行っています。
ここ数年は演奏のレベルも上がり、長野県吹奏楽コンクールでは2017年から3年連続金賞を受賞しています。
伊那市民吹奏楽団では「仕事と音楽の両立は大変だが、さらに仲間を増やし、演奏を通して地域を盛り上げていきたいです」と話していました。
伊那市民吹奏楽団の定期演奏会の模様は、来年1月にご覧のチャンネルで放送します。 -
工賃アップへ! オリジナル年賀状受付開始
上伊那地域の障害者就労支援事業所などが、利用者の工賃アップを目的に毎年行っている「年賀状プロジェクト」が今年も始まり、年末に向けて年賀状の注文を呼びかけています。
上伊那地域の障害者就労支援事業所では、工賃アップを目的に毎年オリジナル年賀状をつくって販売していて、今年も受付が始まりました。
伊那市山寺の多機能型事業所 輪っこはうす・コスモスの家では、26日も年賀状の印刷が行われていました。
9施設の利用者が、来年の干支「子」をデザインし、その絵がオリジナル年賀状に配置されています。
今年の「亥」に比べて比較的描きやすいということで、去年の倍以上の46人がデザインに参加しました。
デザインした施設利用者は「この年賀状で新しい気持ちで新年を迎えてもらえたらうれしいです」と話していました。
プロジェクトは、利用者の工賃アップややりがいづくりを目的に、平成20年度から始まりました。
去年は、県内外の120人からおよそ6,700枚の注文があったということです。
輪っこはうす・コスモスの家の桃澤みどりさんは「年賀状を通じて、みんなががんばっていることを知ってもらい、やりがいにもつながればうれしい。工賃アップに向けて、多くのみなさんに注文していただけたらうれしいです」と話していました。
年賀状の印刷は1枚50円で、51枚以上の注文については1枚40円になります。(はがき代は含みません)
受付は12月20日までとなっています。
詳しくは輪っこはうす・コスモスの家 電話76-3390へお問い合わせください -
「遠隔医療」実証へ 車両を公開
伊那市が、MONET Technologies株式会社と今年度から来年度にかけ行う、遠隔医療の実証実験で使用される車両が26日、東京都内でお披露目されました。
写真の車両が公開された、伊那市の遠隔医療の実証実験で使用される移動診察車です。
この日は東京都内で関連企業の戦略発表会が開かれ、その場で車両が発表されました。
トヨタ自動車とソフトバンクの共同出資会社、 MONET Technologies株式会社と伊那市は、医療に特化した遠隔サービス「モバイルクリニック」の実証を行い、実用に向け連携・協力していくための協定を今年5月に結びました。
発表された車両を活用し、今年度から来年度にかけて伊那市で実証実験を行います。
伊那市では、12月12日にMONETとモバイルクリニック分野で提携する医療機器大手の株式会社フィリップス・ジャパンとも連携協定を締結する予定です。
伊那市の白鳥孝市長はこの日の戦略発表会に出席し「自宅にいながらにして医薬のサービスが受けられる環境を構築し、将来的には社会的課題にもなっている医師不足や医療を受ける機会の確保など、医療側と患者側の両面から貢献できるものと考える」とコメントを発表しています。 -
シニア世代対象食育セミナー
60歳以上のシニア世代を対象にした食育セミナーが、伊那市の防災コミュニティセンターで26日開かれました。
会場にはおよそ60人が集まり、大町市出身の料理研究家、横山タカ子さんの話に耳を傾けました。
横山さんは郷土料理の知恵をいかしたオリジナル料理や保存食などを考案し、NHKや民放の料理番組にも出演しています。
セミナーでは『食べ物は人間の体を作る』ということを強調し、具沢山の味噌汁『一汁』と、玄米、酢の物、動物性タンパク質がとれるメイン、漬物の『四菜』の重要性を紹介しました。
セミナーを主催した伊那広域シルバー人材センターでは、今回のセミナーをきっかけに健康寿命に興味を持ってもらい、シルバー人材センターにも登録してもらいたいとしています。
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重盛さんりんご農園 伐採準備
台風19号の影響で倒木の被害を受けた、伊那市西箕輪の重盛正さんのりんご畑で23日、伐採作業の準備が行われました。
この日はおよそ20人のボランティアの協力のもと、台風19号の影響で被害を受けた木の伐採準備が行われました。
ボランティアの人たちは、およそ1メートルの穴を掘り、木を支えていた鉄の支柱を外していきました。
重盛さんのりんご畑は、台風19号の影響でおよそ200本のりんごの樹が倒木しました。
倒れた木は伐採し、その後、更地にして駐車場として利用するということです。
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いなっせジャズフェスティバル
上伊那のアマチュアグループや、プロのバンドが演奏を披露する第13回いなっせJAZZ FESTIVALが23日、伊那市のニシザワいなっせホールで行われました。
ジャズフェスティバルには、信州大学ジャズ研究会や伊那中学校吹奏楽部、全国で活動するプロのバンドなど4団体が出演しました。
このうち地元の愛好家でつくる「伊那ビッグバンド」は、フェスティバルのためにメンバーを公募し結成したバンドで、7曲を披露しました。
このイベントは、ジャズの楽しさを多くの人に知ってもらおうとNPO法人クラシックワールドと出演者らでつくる実行委員会が毎年開いています。
この模様は、来月からご覧のチャンネルで放送します。