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リニア見据え 定額タクシーの実験へ
8年後のリニア中央新幹線の開通を見据え、上伊那地域振興局は、二次交通としての定額観光タクシーの有効性を探る取り組みを行っています。
振興局ではモデルコースを作成し、28日から3日間実証実験を行います。
これは、23日伊那合同庁舎で開かれた記者会見で発表されたものです。
上伊那地域振興局では、今年度、二次交通としての定額タクシーの有効性を探る取り組みを行っていて、長野伊那谷観光局・駒ヶ根観光協会と協力してモデルコースを作成しました。
JR伊那市駅を発着に高遠石工が造った石仏を見学するコースや、シードルの試飲・ガレット作りを楽しむコース、JR駒ヶ根駅を発着に伊那紬の着付けなどを体験するコースなどがあります。
金額は現在未定だということです。
今回の実証実験では、東京都文京区の跡見学園女子大学観光コミュニティ学部の学生にモデルコースの一部を体験してもらい、コースの評価や提案を聞きます。
今後10月から11月にかけ、高校生による体験や、一般からモニターを募り実験を行う予定だということです。
定額観光タクシーは3、4年後の商品化を目指すということです。
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高遠町島畑で二十二夜様
安産や良縁、学業成就などを祈願する二十二夜様が、22日伊那市高遠町島畑で行われました。
島畑の二十二夜様は天女橋のたもとの岩場にあります。
昨夜は、訪れた人たちが賽銭を入れて手を合わせていました。
二十二夜様は、毎年旧暦の7月22日に行われる願い事の月待ちの行事です。
祭壇に供えられたろうそくを持ち帰り、陣痛になったら火をともすと、ろうそくが燃え尽きるまでに丈夫な子どもが生まれるといわれています。
22日も妊婦やその家族が安産祈願に訪れていました。
島畑の二十二夜様は地区の町内会が毎年行っていて、22日は家族連れなども訪れ手を合わせていました。
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フードドライブで食品受付
長野県は、家庭などで利用されずに眠っている食材を持ち寄り必要としている人へ寄付する「フードドライブ」の一環として、伊那合同庁舎で食材の受付を、23日初めて行いました。
伊那合同庁舎の2階に食品を受け付けるブースが設けられ、食材がもちこまれていました。
長野県では、9月1日の防災の日を前に家庭での備蓄食料を確認してもらおうと今日8月23日を「食料備蓄確認デー」としています。
それに合わせ賞味期限が近くなった食品のロスを防ごうと、県庁や県内合同庁舎で一斉に食品の受付を行いました。
フードドライブとは家庭などで利用されずに眠っている食材を持ち寄り必要としている人の生活支援に役立てる取り組みです。
中には30キロの玄米を持ち寄った人もいました。
23日は2時間ほどで米やレトルト食品など8人から食材が集まったということです。
食材は、県内のNPO法人を通じて生活困窮者や子ども食堂などに寄付されます。
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呉本さん 文科大臣顕彰受賞
去年行われたパラグライダーのアジア大会で金メダルを獲得した伊那市西春近在住の呉本圭樹
さんは、スポーツに功労のあった人に贈られる文部科学大臣顕彰を受賞しました。
22日は呉本さんが市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞の報告をしました。
呉本さんは去年、インドネシアで開催されたパラグライダーのアジア大会で、日本代表として男子団体部門に出場し、金メダルを獲得しました。
パラグライダーは、ハーネスという安全ベルトの体重移動と、パラシュートの両端に結ばれたひもの操作で飛行するスポーツです。
呉本さんを含む日本代表は、アジアの競技大会で優勝をしたことから、スポーツ功労者として文部科学大臣から顕彰を受賞しました。
呉本さんは「強豪国の中で日本が勝てたのはチームワークがあったからだと思う」と話していました。
今後の目標は、個人でも世界選手権に出場し、表彰台に立つことだということです。 -
ドローンで情報収集 災害支援協定締結
伊那市と市内で小型無人機ドローンのコンサルや空撮を行っている団体が災害時における情報収集や防災訓練での協力に関する協定を22日に結びました。
22日は市役所で調印式が行われ、白鳥孝市長と「一般社団法人信州伊那宙」の蟹澤幸一代表、「株式会社DIG TRIP」の大木大輔社長が協定書を取り交わしました。
今回の協定では災害が発生した時に市の要請によりドローンを使い情報収集や被害状況の調査を行います。
また平時には防災訓練での協力や市役所職員にドローンの操縦訓練なども行います。
信州伊那宙とDIG TRIPは9月1日に伊那市西春近を主会場に行われる総合防災訓練に参加する予定です。
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ナツズイセンが見頃を迎える
伊那市高遠町のポレポレの丘では、ナツズイセンが見頃を迎えています。
ポレポレの丘を管理する赤羽久人さんらが15年前に100個の球根を植え、徐々にその数を増やし、現在ではおよそ10万本のナツズイセンを見ることができます。
ナツズイセンは、ヒガンバナ科の多年草で、スイセンのような葉を持ちますが、葉が枯れた後に花を咲かせます。
ナツズイセンは9月の初めまで楽しめるということです。
それでは天気予報です。 -
市民と伊那市議会 意見交換会
地域住民と伊那市議会議員が意見を交わす、市民と議会の意見交換会が20日夜、伊那市内3か所で開かれました。
そのうち西箕輪公民館では、市議会の社会委員会の議員7人と地域住民18人が、「観光地における諸課題」をテーマに、議論しました。
意見交換会は、市民からの意見や要望を聞き、議会改革を進めていこうと伊那市議会が開いているもので、今回で5回目です。
今回は、各地域の課題を見つけようと、市内6会場で開かれています。
住民からは、「森林整備が大変だ」、「クマ対策に力を入れてほしい」、「みはらしファーム周辺の道路整備が必要だ」などの意見が聞かれました。
また、「観光地を活性化させるためには、イベントを切れ目なく継続して行う必要がある」という声もあがっていました。
この日、市民から出された意見や要望は議会としてまとめて、政策提言に活かしていくことにしています。
この意見交換会は、22日にも予定されていて東春近公民館やいなっせ、長谷総合支所で開かれることになっています。
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ネパールの助産師 中病で研修
母子保健の環境を改善させるため上伊那に研修に訪れているネパール・ポカラ市の助産師たちが、21日、伊那中央病院を訪れ施設を見学するなどしました。
21日は、伊那中央病院の助産師外来で、患者が診察を受ける様子などを見学しました。
ネパールから上伊那に訪れているのは、助産師や看護師など5人です。
ネパールでは医師のいる病院がまだ少なく、出産や妊娠で母親が亡くなる数は日本の50倍に上るということです。
駒ヶ根市の市民を中心とするネパール交流市民の会が20年ほど交流を続けていて、2013年には、日本のODAを活用し現地に母子友好病院をオープンさせました。
それを縁に、5年前から研修生が上伊那を訪れ、3年前から伊那中央病院でも受け入れを行っています。
研修生らは、分娩室や新生児室などを見学し、中央病院のスタッフから説明を受けていました。
ネパールの研修生は来月1日まで日本に滞在し、上伊那のマタニティクリニックや看護大学で母子保健について学ぶ予定です。
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夏休み終わり 2学期スタート
長い夏休みが終わり、21日上伊那各地の小中学校で2学期の始業式が行われました。
このうち伊那市の富県小学校では27日間の夏休みが終わり、2学期が始まりました。
1年生のクラスでは、出欠を確認していました。夏休み中に作った工作や絵をクラスメイトの前で発表しました。
始業式では、全校児童118人が集まり、代表の3人が、2学期の目標を発表しました。
1年生の宮地 糸子さんは、「雑巾に穴が空くくらい頑張って掃除をしたい」
3年生の小幡 哲平君は「水泳のクロールと算数を頑張りたい」と発表しました。
6年生の岡野 真奈葉さんは「2学期は運動会など行事がたくさんあるので頑張りましょう」と全校児童に呼びかけていました。
塚田 博之校長は、「平和について考える夏休みにしてほしいとお願いしました。命を大切にする、人の痛みを想像することができる、小学生にできる平和に取り組みましょう」と話していました。
富県小学校の2学期は87日間となっています。
なお、伊那市の小中学校では、21が2学期の始業式のピークとなっています。
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創造館 土偶の愛称募集!
伊那市創造館は、市内の月見松遺跡で出土した縄文時代中期の土偶を新たなマスコットキャラクターにしようと、愛称を募集しています。
こちらが愛称を募集している土偶です。
大きさは5センチほどで、腹と尻が大きく妊婦を表現したものだとされています。
1977年に小沢の月見松遺跡から発掘されました。
縄文時代中期の始めごろのものと見られ、この時期のものは上伊那では珍しいということです。
現在実物は、県立歴史館の企画展に合わせて貸し出しているため、創造館にはレプリカが展示されています。
創造館では、常設展示している国の有形文化財「顔面付釣手形土器」をモチーフにした「つくルン」をマスコットキャラクターにしています。
考案した愛称と名付け理由などを明記し、館内の専用ポストに直接入れるか、メール、FAXで応募できます。
募集期間は9月16日までで、採用された人には土器や化石のマグネットがプレゼントされます。 -
弥生3人組バンド 全国大会へ
伊那弥生ケ丘高校軽音楽部の3人組ロックバンド、The Sunny Pablo(ザ・サニー・パブロ)は、7月に開かれた県大会で準最優秀賞を受賞し、21日に東京で開かれる「全国高等学校軽音楽コンテスト」に出場します。
この日は出発を前に3人が準備をしていました。
オリジナル曲「携帯なんていらねえよ」は「好きな女の子には携帯電話なんか使わずに、直接想いを伝えて欲しい」という想いを込めてメンバーが作った曲です。
リーダーの有賀隼亮さんは「最近の高校生はSNSで伝えたりするけれど、やっぱり想いは直接伝えて欲しいと思い作った」と話していました。 -
服部幸應さん監修バスツアー 来伊
料理評論家でタレントの服部幸應さんが監修するバスツアーの一行がきのう、伊那市内を訪れました。
参加者は、世界的な賞を受賞した食の生産者との交流を通じて、食育について学びました。
バスツアーは、服部さんと一緒に長野県と山梨県を回り食育について学んでもらおうと、阪急交通社が初めて企画したものです。
このうち、横山のカモシカ・シードル醸造所では、一昨年アジア最大の審査会で金賞を受賞したシードルを試飲しました。
他に、シードルにも使われている信州大学農学部が開発した赤い果肉のりんごについて、開発した伴野潔教授から話を聞きました。
次に、富県の有限会社いすゞが製造・販売する天然水「ときわの命水」の施設を訪れました。
ときわの命水は、品質評価を行う国際団体モンドセレクションで、3年連続最高金賞を受賞しています。
織井常和社長は、「この水は老化予防に効果があるという分析結果が出ている」などと説明していました。
ツアーは、首都圏に住む人を対象に18日と19日の2日間の日程で行われ、伊那市の他に飯田市のトマト農家や山梨県のジャム加工施設などを訪れたということです。 -
いなまち盆踊りとよさこい祭り
伊那市の通り町を歩行者天国にして、盆踊りやナイトマーケットを楽しむ「いなまち盆踊りとよさこい祭り」が、15日に行われました。
歩行者天国となった通り町で、初めに地元のよさこいチーム伊那よさこい青龍が踊りを披露しました。
このイベントは、盆踊りの伝統を残していこうと、通り町商店会や伊那節保存会、歌舞劇団田楽座などで作る実行委員会が行っていて今年で3回目です。
今年は祭りを盛り上げたいと初めてよさこい青龍が参加しました。
沿道にも多くの人が訪れ踊りを見学していました。
盆踊りでは、伊那節保存会が生唄を披露し、その周りで住民が踊りました。
商店の前では、飲食などの屋台が並び、100円くじには行列ができていました。
このイベントは、街の活性化につなげ、帰省した人たちが集える場所にしようと行われています。
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伊那市成人式 719人が新たな門出
高遠町と長谷地区を除く伊那市のお盆成人式が、14日と15日、各地で行われました。
2日間の対象者は、男性367人、女性352人で、合わせて719人が成人を迎えました。
このうち、東部中学校区の竜東地区成人式は伊那公民館で行われました。
同じ東部中学校区の美篶と手良地区は、別会場で開催しています。
新成人たちは、懐かしい顔を見かけると互いに声をかけたり写真を撮ったりしていました。
式では、初めに伊那市の歌の斉唱が行われました。
竜東地区の成人式は、新成人で作る実行委員会が主催して行っています。
対象となる245人のうち142人が参加しました。
白鳥孝市長のビデオレターが上映され、「新産業にも力を入れている伊那で働くことは選択肢として非常に良いことだということを覚えておいてほしい」というメッセージが贈られました。
中学校時代の恩師の塚田 琢磨教諭は「使命という言葉は命を使うと書く。それぞれの人生の使命を果たしながら、どうか幸せになってほしい」と激励しました。
新成人を代表して北澤健汰さんは、「素晴らしいふるさと伊那市の一員であることを誇りに、責任ある社会人として歩んでいく」と決意を述べました。
最後に全員で万歳三唱をして新たな門出を祝いました。
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春富中夏フェス
伊那市の春富中学校の3年生は、地域の活性化を目的としたイベント「夏フェス」を東西春近をつなぐ殿島橋で今日、行いました。
17日は、2005年の夏まで殿島橋で開かれていたどんぴちゃ祭り恒例の綱引き陣取り合戦が行われました。
綱引きは、3本勝負で行われました。
初めに3年生の女子生徒が自分の住む地区側で綱を引き、西春近が勝ちました。
続いて男子生徒による綱引きです。
勝ったのは東春近です。
1勝1敗で迎えた最終戦は、それぞれの地区住民が参加して綱引きが行われ西春近に軍配が上がりました。
イベントは3年生が地域の歴史を学習するなかで2006年の豪雨災害で旧殿島橋の橋脚が崩れ中止になった祭りを復活させ地域を盛り上げようと企画したものです。
生徒たちがポップコーンやかき氷などを販売するブースも設けられました。
会場には、保護者や地区住民が訪れイベントを楽しんでいました。
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手良で早くも稲刈り
伊那市手良の田んぼでは、早くも稲刈りが行われています。
株式会社中坪ノーサンの田んぼでは、稲が丈夫で倒れづらい、早生種の「五百川」という品種の稲刈りが17日から行われています。
今年は例年よりも梅雨が長く、日照不足が心配されましたが、
梅雨明けの暑さが稲の成長を回復させたということです。
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若手作家による公募個展25日まで
長野県ゆかりの若手作家3人による公募個展「トライアル・ギャラリー」が伊那市の伊那文化会館で開かれています。
伊那文化会館の美術展示ホールを3つに分け、3人の作家が個展を開いています。
飯田市出身の和全さんは、イラストと書を融合させた作品42点を展示しています。
世界の有名な絵画の一部を漢字に置き換えています。
箕輪町出身の唐澤安伊歌さんは、水彩画を中心に100点を展示しています。
このうちのひとつ「えにし」は、この展示に合わせて書いたということです。
木下北保育園の園庭にあるケヤキや萱野高原から見た街並みが描かれています。
人と人との縁を表現したということです。
駒ヶ根市出身の市岡一恵さんは、空間全体を使った作品を展示しています。
春日公園や伊那文化会館の中で市岡さんが気になったものを簡易的に再現したということです。
18日は、作家による解説も行われました。
若手作家による公募個展「トライアル・ギャラリー」は25日まで伊那文化会館で開かれています。
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沢区で納涼祭
箕輪町沢区で恒例の納涼祭が14日に行われ、区民が夏の夕べを満喫しました。
納涼祭は、区民の親睦を図ろうと沢公民館が毎年、お盆に行っています。
会場となった公民館前には、フランクフルトや焼きそばなどの屋台が並び無料で振舞われました。
また、子ども達にも楽しんでもらえるようボールすくいや射的のコーナーも設けられました。
この日は、およそ400人が訪れ楽しいひとときを過ごしていました。
沢公民館の平澤正博館長は「毎年楽しみにして来てくれる区民も多い。納涼祭を通し区民の親睦につながればうれしい」と話していました。
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夏の練習の成果試す
この夏の水泳の練習の成果を試す、上伊那選手権水泳競技大会が18日、伊那市の伊那東部中学校プールで開かれました。
大会には、上伊那地域の保育園児から50代の一般まで、およそ120人が参加しました。
大会は、小学生が夏の水泳の練習の成果を試す「学童泳力テスト」も兼ねていて、水泳教室に通っていない小学生も大会に参加していました。
また、一般の選手が参加することのできる上伊那地域で唯一の大会で、中には中学生と50代の選手が一緒に泳ぐレースもありました。
中学生と一緒に泳いだ50代の選手は「さすがに年齢の差は感じます。地元の50メートルプールで泳ぐことができる良い機会」と話していました。
上伊那水泳協会では「来年は日本でオリンピックが、再来年には長野県でインターハイがある。上伊那から大きな大会に出る選手が育ってほしい」と話していました。
大会の結果、350種目中8種目で大会記録が塗り替えられました。 -
よさこいチーム フェスで演技
よさこいをはじめ、太鼓やチアダンスの演舞演奏を披露する「信州伊那谷よさこい・いな来い・
みな恋FESTA」が17日、伊那市防災コミュニティセンターと市民体育館サブアリーナ・エレコムアリーナで開かれました。
会場では、伊那市西春近を拠点に活動している、伊那よさこい青龍や、岡谷市を拠点に活動している青龍艶舞隊など、6つのよさこいチームが演技を披露しました。
他に、太鼓やチアダンスなどの団体が出演しました。
会場にはご当地料理や、かき氷などの販売ブースがおよそ20店舗並びました。
よさこい・いな来い・みな恋FESTAは、県内を拠点に活動している団体が参加し、今回で
2回目の開催となります。
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南アルプスで77歳の男性行方不明
先月26日に南アルプスに入山した千葉県の77歳の男性が、下山予定日の30日を過ぎても下山せず、現在も連絡が取れていない状況です。
伊那署の発表によりますと、行方不明となっているのは千葉県鎌ケ谷市の無職 髙橋陞一郎さん77歳です。
髙橋さんは先月26日に南アルプス塩見岳に向けて入山し、下山予定日の30日を過ぎても下山せず連絡がとれないことから、家族が警察に届け出たということです。
警察では17日県警ヘリによる捜索を予定していましたが、天候が悪かったため、行えませんでした。
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古紙回収箱で火事 不審火か
16日午後0時30分頃、伊那市上の原に設置されている古紙用無料回収ボックスから火が出ました。
この場所では、9日、15日にも火事があり、伊那署では不審火の可能性もあるとみて調べを進めています。
伊那警察署の発表によりますと、火事があったのは、伊那市上の原に設置された古紙用無料回収ボックスで、中に入れられていた段ボールを焼きました。
16日午後0時半頃地域住民から通報があり、火はおよそ10分後に消し止められました。
けが人はいませんでした。
この場所では、9日、15日にも火事があり、当時周辺に火の気はなかったことから、伊那署では不審火の疑いもあるとみて原因について調べを進めています。
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3年ぶり復活 どろカップ令
田んぼに水をはり泥の中でサッカーを楽しむ「どろカップ令」が17日3年ぶりに伊那市下新田の遊休農地で開かれました。
3年ぶりとなるどろカップには県内を中心に愛知や岐阜などから24チームが参加しました。
試合は1ゲーム5分で、予選リーグと決勝トーナメントが行われました。
伊那商工会議所青年部が主催するどろカップは10回目となる2016年に終了しましたが、再開の要望もあり、青年部が復活させました。
参加者は、泥だらけになりながらもゲームを楽しんでいました。
イベントでは、サッカーのほかに泥綱引きも行われ、白熱している様子でした。
決勝戦は伊那市のスナック繭の常連などで作るチームと、前回優勝の駒ヶ根市の企業に技術研修に来ているベトナム人男性らのチームの対戦となり、2対0でベトナム人男性らのチームが前回大会に続き二連覇しました。
伊那商工会議所青年部では、市民の要望も鑑み、今後の大会開催を検討していきたいとしています。
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最高気温32.3度 熱中症の疑いで70代女性搬送
17日の伊那地域の最高気温は午後2時12分に、32.3度を記録しました。
上伊那広域消防本部によりますと、午後3時半現在、伊那市の70代の女性が熱中症の疑いで搬送されたということです。 -
上農農業クラブ 最後の盆花市
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒が盆花を販売する花市が、12日に伊那市のいなっせ北側とJR伊那北駅前で開かれました。
この花市は今回で最後になります。
カーネーションや小菊など、上農生が育てた7種類の盆花が、一束500円で販売されました。
いなっせ北側では、午前9時の販売開始を前に、およそ100人が列を作っていました。
盆花市は1953年(昭和28年)から、地域に感謝の気持ちを表す行事として受け継がれてきました。
しかし、来年度の学科改編に伴う地域活動の見直しにより、盆花市は今回で最後となります。
300束用意された盆花は、30分で完売となりました。
盆花市は今回で最後となりますが、農産物の販売は今後も続けていくということです。 -
山盛りフェスで特別メニュー
国民の祝日「山の日」を盛り上げようと、伊那飲食店組合の13店舗で11日に山盛りフェスが行われ、特別メニューが提供されました。
伊那市上牧の咲来軒では、山盛りつけ麺と山盛り煮カツ丼が提供されました。
山盛りつけ麺は、通常の3倍の麺とトッピングです。
麺は700グラムあります。
特別価格の1200円で提供されました。
山盛り煮カツ丼は、通常提供されている並盛のカツは2倍、ごはんは1.5倍です。
1800円で提供されました。
なんと、山盛り煮カツ丼を注文した人がいました。
山盛りフェスは、伊那谷で山の日を盛り上げようと、伊那飲食店組合を中心に4年前から行われています。
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31日から千両千両井月さんまつり
幕末から明治にかけて伊那谷を放浪し、数々の俳句を残した井上井月をしのぶ、第7回千両千両井月さんまつりが、31日と来月1日の2日間、伊那市のいなっせで行われます。
10日は、伊那市美篶の矢島信之さん宅で記者会見が開かれました。
井上井月顕彰会顧問の宮下宣裕さんをはじめ、会のメンバーがイベントの見どころを説明しました。
31日は、「井月さんが生きた夜明け前の時代」をテーマに、講演会のほか、劇中で伊那が登場し、伊那谷と関連のある島崎藤村原作の映画「夜明け前」の上映会などが予定されています。
また、9月1日は第28回信州伊那井月俳句大会が予定されています。
ほかに、井月にゆかりのある書物の展示も25日から来月1日まで予定されています。
第7回千両千両井月さんまつりは31日と9月1日の2日間、いなっせで行われる予定です。
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川上一巳遺作展 17日まで開催
伊那谷の風景や人物を描いてきた、岡山県出身の川上 一巳さんの遺作展が、伊那市のかんてんぱぱ西ホールで開かれています。
会場には、77点の作品が並んでいます。
遺作展は川上さんが死後に従四位・瑞宝小綬章を受章したことを記念し、親族が企画しました。
親族のひとり、三宅由紀さんによると、川上さんは伊那谷の自然に魅了され、毎年春に訪れては風景画を描いてきたということです。
また、自然の中で元気に遊ぶ子どもに魅力を感じたことがきっかけで、子どもをモデルにした人物画も多数描いてきました。
「川上一巳 従四位・瑞宝小綬章受章記念遺作展」は、17日(土)の午後3時まで、伊那市のかんてんぱぱ西ホールで開かれています。
なお、モデルが不明だった2枚の絵のうちの1枚「伊那路の子」は、モデルが判ったということです。 -
上伊那の6月の有効求人倍率
上伊那の6月の月間有効求人倍率は、5月を0.07ポイント下回る1.46倍でした。
月間有効求人数は3,888人、月間有効求職者数は2,660人で6月の月間有効求人倍率は1.46倍でした。
県は1.65倍、全国は1.61倍となっています。
雇用情勢についてハローワーク伊那では「堅調に推移している」として前の月の判断を据え置きました。
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工業高校生が技術を競う
工業高校の生徒が日頃から培った技術を競う「ものづくりコンテスト 電子回路組み立て部門」の県大会が9日、南箕輪村の南信工科短大で開かれました。
コンテストには県内の4つの工業高校から15人が出場しました。
駒ヶ根工業高校からは電気科3年で西箕輪中出身の唐澤雅和さんと、宮田中出身の太田惟尋さんが出場しました。
課題は、2時間30分の時間内に電子回路の製作とプログラムの作成を行い、ランプを点灯させたり数値を表示する装置を作るというものです。
生徒たちは、はんだごてを使い、ハード部分の電子回路を製作していました。
回路がおおむね完成すると、今度はソフト部分にあたる制御プログラムを作成していました。
高校生ものづくりコンテストは、長野県工業高等学校長会が毎年開いています。
コンテストは、旋盤作業や電気工事など6部門があります。
電子回路組み立て部門では、コンピュータ制御システムの構築をテーマに、装置の完成度や技術が審査されます。
審査の結果、松本工業高校と岡谷工業高校の生徒の北信越大会進出が決まりました。