-
三峰川で重機転倒 オイル流出
8日午前9時30分頃、伊那市長谷の三峰川で河川改修工事を行っていたバックホーが転倒する事故がありました。
この事故でバックホーからオイルが流出しました。
伊那建設事務所の発表によりますと、事故があったのは、伊那市長谷市野瀬の中尾橋上流の三峰川です。
長野県発注の河川改修工事中にバックホーが転倒したものです。
この事故によるけが人はいませんでした。
転倒時にオイルが流出したため、オイルフェンスを設置しました。
重機の引き上げとオイルの回収は昨夜行ったということです。
一部回収できなかったオイルが美和ダムで確認されたということですが、美和ダムにオイルフェンスを設置し、下流に流れないよう対策しているということです。
工事は現在中断していて、安全対策を十分に行ってから再開するということです。
-
手良小学校で夜桜祭り
伊那市の手良小学校で校庭の桜の木が伐採されることを受け、見納めとなる夜桜祭りが6日に行われ、地域住民がなごりをおしみました。
会場には上伊那地域のキッチンカーや手良地区の住民有志によるブースなどおよそ10店舗が出店しました。
手良小学校では、桜のある校庭西側に保育園と小学校の共同の調理場が建設されるため、6本の桜の木が伐採されることとなりました。
今年が見納めとなるため、より多くの人に楽しんでもらおうと、桜をライトアップし、地区の団体の代表者などでつくる手良地区活性化促進会議の企画委員会が祭りを企画しました。
祭りは3月30日にも行いましたが、桜が蕾だったため、桜が咲いている時にも行いたいと2回目の開催となりました。
夜桜のライトアップは散り終わりとなる20日頃まで予定しています。
-
伊那養護学校 エネルギー収支ゼロの新校舎が完成
伊那市の伊那養護学校に県立の学校では初のエネルギー収支がゼロの新校舎が完成し、9日から利用が開始されました。
新校舎は鉄骨平屋の床面積214m²で3教室が入っています。
太陽光パネルの設置や、LED照明、2重サッシなどを活用することで県立の学校では初の建物で消費するエネルギー収支を0にできる校舎となりました。
安全のため2重サッシの内側はアクリル板を使用したり、柱や備え付けの家具の角を丸くするなど配慮した作りになっています。
また、ロッカーの天板には県内のアカマツが使われています。
新校舎は高等部2年の2クラスが常時使用し、もう一部屋は駒ヶ根市の駒ヶ根東中学校の分教室の生徒9人が使うということです。
伊那養護学校では生徒数が増加傾向にあり、教室不足に対応するために新校舎が建てられました。
新校舎は去年7月に着工し今年3月に完成しました。
県の事業で総事業費は約1億7千万円です。
伊那養護学校では8日に入学式が行われ、9日から新学期が始まりました。 -
准看護学院 移転新築へ
上伊那医師会は、現在伊那市狐島にある准看護学院を、荒井の富士塚スポーツ公園運動場近くに移転新築します。
開校は、2年後の2026年を目指します。
上伊那医師会附属准看護学院は、現在伊那市狐島にあります。
准看護師の資格取得を目指す人たちのための学院で、1966年の建設から60年近く経ち老朽化が進んでいることから、移転新築することになりました。
新しく校舎を建設するのは、伊那市荒井の富士塚スポーツ公園運動場の西側です。
現在の延床面積はおよそ800平方メートルですが、移転後はおよそ1,000平方メートルとなります。
建設には、上伊那8市町村からおよそ9,000万円の支援を受けるほか、県からの補助も見込んでいます。
また、上伊那広域消防本部が近くにあることから、災害時の「災害医療本部」としての機能も視野に入れているということです。
建設工事は、今年の秋から冬に始める予定で、2026年4月の開校を目指しています。
准看護学院では、近年入学者の減少がみられることから、移転に伴い、現在40人の定員を30人に減らすということです。
上伊那医師会では「学生が学ぶ環境を広く新しくすることで、より多くの人が学べる場所にしたい」と話していました。 -
伊那中央病院 職員が献血
伊那市の伊那中央病院は、看護について関心を持ってもらおうと、5月12日の看護の日を前に、趣旨に賛同する職員が献血を8日に行いました。
この日は、職員およそ50人が献血に参加しました。
5月12日は、ナイチンゲールの誕生日であることから、「看護の日」に制定されています。
それに先駆けて、職員が献血を行いました。
伊那中央病院では、5月9日に、地元の高校生に院内のチラシを入れたティッシュを配るということで「看護について興味を持つきっかけにしてほしい」としています。
-
伊那市と韮崎市 交流50周年を記念し文化交流会
伊那市と山梨県韮崎市の交流50周年を記念した文化交流会が8日に、高遠城址公園で開かれました。
文化交流会では、歓迎パフォーマンスとして高遠高校の生徒が箏の演奏や歌を披露しました。
交流は、武田信玄の五男仁科五郎盛信が伊那市の高遠城を、四男の勝頼が韮崎市の新府城の城主だったことが縁で、1974年から交流を行っていて今年で50周年となります。
盛信が祭られている新城藤原社では神事が行われ、伊那市の笠原千俊教育長や韮崎市教育委員会の堀川薫教育長らが玉串を奉納しました。
文化交流以外にも、伊那市は韮崎市にタカトオコヒガンザクラを贈っていて、桜を通じた交流も行われています。
高遠閣では、観桜会を兼ねた芸能交換も行われ、それぞれの地域の文化団体が舞踊や大正琴の演奏などを披露しました。 -
春の全国交通安全運動 交通指導所を開設
春の全国交通安全運動期間中の8日、交通指導所が伊那市と駒ヶ根市に開設され、関係者が交通安全を呼び掛けました。
このうち伊那市役所前では、伊那警察署の署員や伊那交通安全協会の会員などおよそ70人が参加し、道行くドライバーに交通安全を呼び掛けました。
春の全国交通安全運動期間中の重点目標は、
●こどもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践
●歩行者優先意識の徹底と「思いやり・ゆずり合い」運転の励行
●自転車・電動キックボード等利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守 です。
今年の1月1日から7日までに伊那署管内で発生した人身事故件数は、前の年の同じ時期より18人少ない46人で、死者はいません。
負傷者は24人少ない53人で、いずれも減少しています。
春の全国交通安全運動は、15日月曜日まで行われています。 -
長桂寺の枝垂れ桜 満開
伊那市西町の長桂寺の枝垂れ桜が満開となっています。
長桂寺には、3本の桜が植えられていて、そのうち2本が枝垂れ桜です。
今年は平年並みの5日に咲き始め、現在満開となっています。
桜は15日ごろまで楽しめそうだということです。
午後6時から午後10時までライトアップを行っていて、期間は散り終わりまでです。
-
富県小1年生 初めての給食
伊那市の富県小学校の1年生は小学校での初めての給食を8日、味わいました。
富県小学校では4日に入学式が行われ、8日は1年生18人にとって初めての給食です。
1年生はエプロンや帽子、マスクを身に着けていました。
準備が終わると、列を作り給食を取りにいきました。
食器や牛乳、汁物などを教室まで運びました。
児童は慣れない手つきで皿に盛りつけていました。
この日の献立は、ごはん、ポークカレー、福神あえ、ヨーグルトです。
配り終えると全員でいただきますの挨拶をしました。
児童たちは、初めての給食を味わっていました。
1年生はしばらくの間は4時間目の授業の時間から給食の準備を始め、当番の仕事などを覚えていくということです。
-
天竜川舟着場跡 桜が見ごろ
伊那市坂下入舟の天竜川舟着場跡の桜が見ごろを迎えています。
坂下の天竜川右岸にある舟着場跡には、コヒガンザクラが植えられています。
この場所は江戸時代の文政13年、1830年からおよそ80年間、天竜川を活用した物資輸送の発着点として使われていました。
桜は現在見ごろを迎えています。
-
伊那公園桜まつり 気温24.4度暖かな日差しの下で
伊那市の伊那公園で、恒例の桜まつりが、7日に行われました。
祭りは、桜を管理する「伊那公園桜愛護会」が行ったもので、今年で24回を数えます。
園内の東屋では、愛護会のメンバーが焼き鳥やそば、フランクフルトなど販売し、訪れた人が買い求めていました。
7日の伊那地域は、午後2時57分に最高気温が6月上旬並みの24.4度まであがり、今シーズン1番の暖かさとなりました。
園内では、家族連れがテーブルやゴザの上に料理を並べて味わっていました。
愛護会では、「ここ数日の暖かさで一気に桜の開花が進んだ。最高のご褒美です」と話していました。
公園内の桜は、ソメイヨシノはまだ咲きはじめですが、西側のコヒガンザクラは見ごろとなっています。
愛護会では、「4月中旬までは楽しめると思う」と話していました。 -
高遠城址公園で武将とじゃんけんイベント
天下第一の桜として知られる伊那市高遠町の高遠城址公園の桜は5日に開花しました。
公園では城を守っていた武将にちなんだイベントが6日から始まりました。
高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラはきのう開花しました。
6日は多くの観光客が桜を見に訪れていました。
高遠城を守っていた武田信玄の五男、仁科五郎盛信や副将の小山田昌辰、家来の渡辺金太夫、足軽の姿に扮した4人が公園内を歩きました。
この武将にじゃんけんで勝つとオリジナルの石仏シールがもらえます。
観光客はじゃんけんを挑み、勝ってオリジナルの石仏シールをもらっていました。
シールは高遠石工の守屋貞治が作った石仏「大聖不動明王」のイラストが描かれています。
子どもから大人まで、勝つまで挑戦していました。
先着1,000人ということで多くの人が列をつくっていました。
イベントは2023年10月のもみじ祭りで行った高遠城に進軍した織田軍と仁科五郎盛信の戦いのショーが好評だったことから、伊那市地域おこし協力隊の吉澤祐佳さんが企画したものです。
イベントは7日と13日、14日も行われます。
時間は午前10時から午後4時までです。
-
フリーキッズ 菓子販売
伊那市高遠町の高遠城址公園の桜の開花に合わせ、高遠町商店街では観光客の入り込みに合わせた取り組みが始まっています。
不登校などの子どもを受け入れる伊那市高遠町のNPO法人フリーキッズ・ヴィレッジは、運営資金に役立てようと、さくらまつり期間中手作りの菓子を販売します。
販売するのは、地元産の食材にこだわったシフォンケーキとクッキー2種類です。
元パティシエのスタッフが手作りしたものです。
価格は税込みでシフォンケーキが1500円、クッキーはそれぞれ250円です。
4日は、理事長の宇津孝子さんらが準備を行っていました。
フリーキッズ・ヴィレッジでは、高遠町商店街の塩原助産所があった建物を改築し、子どもや大人たちの憩いの場となるスペースを作っています。
絵本「ぐりとぐら」の作者中川李枝子さんの長男と宇津さんが高校の同級生だったことが縁で、李枝子さんが活動を支援しようと改修費用を寄付しました。
今年12月に中川李枝子ライブラリー&オープンスペースとしてオープンする予定です。
菓子の販売は、オープン後の運営費にあてようと初めて行います。
菓子の販売は、6日、7日、13日、14日の午前10時から午後4時まで、場所は高遠町商店街の旧塩原助産所です。
売り切れ次第終了となります。
-
高遠町商店街に期間限定で餃子ショップオープン
伊那市高遠町の高遠町商店街の元おみやげ処マルコーの店舗前に伊那市産の野菜を使った餃子ショップが5日から期間限定でオープンしました。
販売されているのはなずなと菊芋が入った餃子と、春菊と菊芋が入った餃子の2種類です。
主に伊那市で採れた野菜が使用されています。
皮には小麦粉ハナマンテン全粒粉が使われ、春菊の皮には赤松の炭が練り込まれています。
このショップを企画したのは伊那市地域おこし協力隊の佃夏子さんです。
ショップは高遠さくら祭りに合わせて、高遠町商店街の元おみやげ処マルコーの店舗前に期間限定でオープンしました。
佃さんは千葉県出身で去年1月から伊那市地域おこし協力隊として活動しています。
佃さんは、将来、餃子店を開きたいと考えていて、その一歩として今回ショップを企画しました。
ショップの営業日は5日から28日(日)までの毎週金・土・日曜日です。
時間は午前10時から午後5時までです。 -
高遠城址公園 開花宣言
伊那市は、高遠城址公園のタカトオコヒガンザクラの開花宣言を5日に行いました。
見頃は10日頃と予想しています。
高遠城址公園南側にあるタカトオコヒガンザクラの標本木です。
数輪咲いていることを確認し、白鳥孝伊那市長が、午後2時30分に開花を宣言しました。
過去最も早かった去年より11日平年より3日遅い開花となりました。
平日にも関わらず、多くの人が公園に訪れていました。
高遠城址公園は、6日から有料となり、入園料は市民は無料、その他は
大人600円、子ども300円となっています。
開園時間は、午前8時から午後5時で、最盛期は午前6時から午後10時となっています。
ライトアップは9日からを予定しています。
さくら祭り開催中の9日と12日には高遠ばやしの巡行、10日にはさくら茶のサービスが予定されています。 -
伊那中学校で新入生歓迎会
4日に入学式があった伊那市の伊那中学校で新入生の歓迎会が5日に開かれました。
歓迎会では1年生が2・3年生に迎えられて入場しました。
企画では生徒会の生徒が学校について知ってもらおうと伊那中クイズを行いました。
全校が参加し、3択の中から正解だと思う色の紙をあげて答えていました。
ほかに、2・3年生からこれからの学校生活に向けてエールが送られました。
その後に入学を祝うくす玉が割られました。
新入生を代表して神林くるみさんは「先輩たちの歓迎のおかげで学校生活への不安が楽しみに変わりました」とあいさつしました。
歓迎会は毎年生徒会が中心となり開いていて、春休み中に準備をしてきたということです。
伊那中学校では4日に入学式が行われ、129人が入学しました。
-
地元飲食店などの出店イベント ツキイチ
伊那市や箕輪町の飲食店などの出店イベント「ツキイチ」が、伊那市内で4日に開かれました。
イベントは、伊那市日影のカフェ、VLDで開かれました。
「ツキイチ」は、上伊那に店を持つ自営業者が、月に1回共同でイベントを開こうと、2021年に始まり、この日は5店舗が参加しました。
それぞれの活動を広く知ってもらい、多くの人に楽しんでもらおうと、上伊那地域の様々な場所で開いてきました。
昼時には多くの人が訪れていました。
ツキイチとして開くのは今回が最後だということですが、「今後もこうしたイベントを定期的に開催していきたい」と話していました。
-
けれけれたび 市内の中高生が大学生と交流
伊那市の中高生と全国の大学生が交流し、将来の目標を考えるプログラム「けれけれたび」が3月18日からいなっせで行われました。
市内の中高生15人と全国各地の大学生など合わせて40人が集まりました。
プログラムは2日間で交流を通じて、将来の進路の視野を広げることを目的に開かれました。
初日のワークショップでは将来なりたい自分をテーマに話し合いました。
参加者はかなえたい目標や、やりたいことなどを出しあいました。
「けれけれたび」は伊那市西春近出身で慶應義塾大学1年生の佐野天咲さんが企画したものです。
「けれけれ」は世界一幸せな国とされる南太平洋の島国フィジーの言葉で分け合うという意味です。
大学生は佐野さんも参加しているオンラインコミュニティで呼び掛けて集まったということです。
参加者は宿泊し、19日は市内の公園や神社を散策したということです。 -
伊那市・箕輪町で小中学校入学式
伊那市と箕輪町の小中学校で4日入学式が行われ、新一年生が学校生活をスタートさせました。
このうち、伊那市の西春近南小学校には15人が入学しました。
新入生は、保護者や上級生の手拍子に迎えられて入場しました。
松﨑和美校長は「この広くて大きな学校で、たくさん遊んでしっかり勉強をしてください」と式辞を述べました。
児童会長の中島たくみさんは、「小学校には楽しい行事がたくさんあります。一緒に楽しく小学校生活を送りましょう」と歓迎の言葉を述べました。
式では1年生が歌を披露しました。
教室では学級指導が行われました。
名前を呼ばれると元気に返事をし、ノートを受け取っていました。
今年度の小学校の新1年生は伊那市は515人、箕輪町は185人となっています。
南箕輪村ではあす入学式が行われ、小学校には162人が入学します。
-
伊那中央病院 令和10年度までの経営強化プラン
伊那中央行政組合議会全員協議会が3月19日に市役所で開かれ、伊那中央病院の今年度から令和10年度までの経営強化プランが報告されました。
プランは総務省が令和4年に示した「公立病院経営強化ガイドライン」に基づき策定されたものです。
常勤医がいない総合診療科と精神科の医師の常勤化や常勤医が1人体制の診療科の複数体制化を進めるとしています。
令和4年度時点で6室の手術室を8室に拡充し、手術室運用の効率化を図ることで収益の確保につなげるとしていますが、数年は厳しい経営状況が続く見通しです。
伊那中央病院の令和4年度の収入は148億円、支出は149億7,600万円で、純損失が1億7,600万円と6年連続の赤字となっています。
来年度に行われる予定の電子カルテなどの総合情報システムの更新に伴い、減価償却費が増加する数年間は経営が厳しくなる見込みのため、計画期間の最終年度となる令和10年度の黒字化は困難な見通しとなっています。
黒字化は減価償却が終了する令和13年度を見込んでいます。 -
長野県公衆衛生専門学校 20人入学
歯科衛生士を養成する伊那市の長野県公衆衛生専門学校で第56回生の入学式が5日に行われました。
今年度は上伊那出身の15人を含む、20人が入学しました。
新入生を代表して田中美結さんは「経験を通して新しい自分と出会えるよう様々なことにチャレンジしていきたい」と誓いのことばを述べました。
瀬戸斉彦校長は「歯科衛生士としての知識や技術を身に付けるため、常に学び続けてください」と話していました。
新入生の授業は8日から始まり、歯科衛生士の国家資格を目指し、3年間学びます。
昨年度の国家試験は卒業生18人全員が合格したということです。 -
上伊那医師会付属准看護学院 14人入学
伊那市の上伊那医師会付属准看護学院で3日に第73期生の入学式が行われました。
今年度は上伊那出身の9人を含む、10代から40代の男女14人が入学しました。
入学生を代表して眞崎冬羽さんは「准看護師という目標に向かって努力していきます」と誓いの言葉を述べました。
上伊那医師会会長の髙山伸学院長は「これから学ぶすべての事を将来の患者のために存分に生かしてもらいたい」と話していました。
新入生は4日から授業が始まり、准看護師の免許取得を目指し2年間学びます。
-
高遠城址公園 桜開花4日の予想
民間気象情報会社のウェザーニューズは、第9回の桜の開花予想を3日に発表しました。
伊那市高遠町の高遠城址公園の開花は4日、満開は10日と予想しています。
3日午前10時ごろの高遠城址公園南側の桜です。
ウェザーニューズによりますと、高遠城址公園の桜の開花は前回予想より1日遅いあす・4日、満開は2日遅い10日となっています。
-
ナイスロード沿いの桜並木がライトアップ
伊那市美篶のナイスロード沿いの堤防で、桜並木のライトアップが始まりました。
2日は、三峰川レストパーク付近で点灯式が行われました。
桜並木のライトアップは、美篶地区各種団体協議会が、伊那市協働のまちづくり交付金を活用して行うものです。
桜はまだつぼみで、美篶地区各種団体協議会によりますと、開花は5日、満開は10日頃になるということです。
ナイスロード沿いの堤防400メートル区間にライト15基が設置され、56本のソメイヨシノがライトアップされています。
ライトアップは午後6時から9時頃までで、今月16日までの予定です。 -
伝統を後世へ伊那節まつり
伊那節を後世に歌い継いでいこうと伊那節まつりが2日、伊那市の伊那公園で行われました。
2日は伊那公園にある「伊那節発祥之地」の石碑の前で、上伊那の民謡団体でつくる伊那節振興協会が歌と踊りを披露しました。
石碑の横にあるソメイヨシノは1日に開花したという事で、関係者は桜とともに伊那節を楽しんでいました。
伊那節は、江戸時代に伊那と木曽を行き来するときに歌われていた馬子唄で、古くは「おんたけやま」と呼ばれていました。
2日は神事も行われ、伊那商工会議所や市の関係者などおよそ40人が参加しました。
伊那商工会議所の唐木和世会頭は、「伊那節を後世に伝える義務がある。桜を愛でながら、伊那節を愛して頂きたい」と話していました。
-
立正佼成会伊那教会 社協へ米120kg寄附
伊那市御園の立正佼成会伊那教会は、福祉活動に役立ててもらおうと、伊那市社会福祉協議会へ玄米120キロをきょう寄付しました。
3日は立正佼成会の岩楯智由伊那教会長らが福祉まちづくりセンターを訪れ、社協の林俊宏会長に目録を手渡しました。
伊那教会は、昭和36年・1961年の三六災害で被災しました。
その時に支援を受けたお礼にと社協に米を寄付したのが始まりで、今年で63回目となります。
岩楯伊那教会長は「米を食べ元気になってもらいたい。今後も感謝の気持ちを伝えるため寄付を続けていきたい」と話していました。
林会長は「頂いた米は、運営する福祉施設で活用させて頂きます」と感謝していました。
伊那教会では駒ヶ根市と箕輪町の社協にも玄米を寄付する予定です。
-
郷土食や保存食の作り方を学ぶWS
郷土食や保存食の作り方を学ぶワークショップが3月12日に伊那市長谷の民宿・みらい塾で開かれました。
ワークショップでは移住者など5人が参加し郷土食「やしょうま」の作り方を伊那市長谷の中島みね子さんから教わりました。
やしょうまは米粉を練ったものに砂糖を加え蒸して色を付けた団子で、主に北信地域で昔からつくられている郷土食です。
場所や講師はテーマによって毎回変わり、今回はやしょうまを50年以上作り続けている中島さんが務めました。
参加者は食紅で色を付けたものを並べて伸ばしチューリップ模様のやしょうまを作りました。
ワークショップは地域おこし協力隊の篠崎希さんと堤耀子さんが、移住者や若い人に郷土食を広め、食を通じて人とのつながりを作ろうと企画したものです。
去年12月から毎月開催していて今回で4回目です。
全部で10回を予定していて、次回は4月20日に五平餅作りをするということです。 -
高遠町図書館で植物の種を配布
伊那市高遠町の高遠町図書館では、2日から植物の種を無料配布しています。
配布しているのは朝顔とふうせんかずらの2種類で、折り紙の包みの中に約20粒入っています。
2日は地域住民が訪れ、包みを持ち帰っていました。
高遠町図書館では、グリーンカーテンとして朝顔とふうせんかずらを毎年育てていて、採れた種を無料配布しています。
朝顔は赤や白、青の花が咲くということです。
また、種の配布に合わせ植物や園芸に関する本のコーナーも設置されています。
朝顔とふうせんかずらの種はそれぞれ100包み用意され、なくなり次第終了となります。
-
伊那市観光協会 高遠町の古地図販売
伊那市高遠町の城下町を楽しんでもらおうと、伊那市観光協会では高遠道中古地図を販売しています。
古地図は、旧池上家所蔵の絵図と、高遠町出身の日本画家、池上秀畝が描いた旧高遠城之真景図を使用しています。
桜だけでなく、城下町も楽しみながら歩いてもらいたいと伊那市観光協会が企画し、きのうから販売が始まりました。
この高遠道中古地図の楽しみ方を観光協会の丸山舞さんに教えてもらいました。
高遠道中古地図は、高遠町観光案内所と高遠町歴史博物館で、
1枚100円で販売されています。
-
伊那谷の風景 シンポジウム
伊那谷の風景について考えるシンポジウムが伊那市西箕輪の産学官連携拠点施設inadani seesで28日に開かれました。
シンポジウムは参加者に伊那谷の風景の魅力を再認識してもらおうと、「千年つづく風景」をテーマに開かれました。
基調講演では信州大学農学部の上原三知准教授が災害で失われる風景について話しました。
上原さんは「災害時のリスクを見据え、身近な風景を大切にしてほしい」と話していました。
シンポジウムは産学官共同で景観形成を目的に風景に合う看板設置を進める三風の会が開いたもので、今回が2回目です。
三風の会では「伊那谷の風景を次の世代に継承していきたい」と話していました。