-
高遠城下まつり 賑わいみせる
今年で52回目となる伊那市高遠町の高遠城下まつりが7日に行われ、多くの人で賑わいました。
まつりは、高遠太鼓保存会による演奏でスタートしました。
高遠城下まつりには、伊那市と友好提携や親善交流を結んでいる東京都新宿区や福島県猪苗代町の関係者も参加しました。
高遠町商店街ご城下通りは本町からJR高遠駅までの間が歩行者天国となりました。
今年初めて、ご城下肉ストリートを開催し、鹿肉の串焼きやソーセージといった肉料理を中心に10店舗が出店しました。
おまつり広場では猪苗代町が天ぷらまんじゅうなどの物産品を販売しました。
ほかに高遠消防署のブースでは水の入った消火器を使った消火や防火服を着る体験を行っていました。
町内の各実業団もブースを出店し、子どもたちがヨーヨー釣りやカーリングをして楽しんでいました。
高遠城下まつり実行委員長の北原幹人さんは「多くの人にまつりに来てもらい、楽しんでもらえたと思う」と話していました。
-
28日・29日に平和のための信州・戦争展
第35回平和のための信州・戦争展in上伊那が28日と29日の2日間、伊那市の伊那文化会館で開かれます。
過去の戦争を振り返って学び、平和と未来を考えようと県内4地区が持ち回りで開いています。
6日は、上伊那地区実行委員会の宮下与兵衛実行委員長らが記者会見を開き概要を説明しました。
初日の28日は、核兵器廃絶国際キャンペーン国際運営委員兼会長の川崎哲さんによる講演が行われます。
他に、第二次大戦末期に上伊那地域に疎開した旧陸軍の秘密機関「登戸研究所」についての研究発表が予定されています。
2日目の29日は、細菌兵器の研究や人体実験をしていたとされる旧日本陸軍「731部隊」の元少年隊員で宮田村の清水英男さんの体験談や満蒙開拓の研究をした高校生の発表などが予定されています。
展示企画では「登戸研究所」で使われていた高さおよそ55センチ蒸留装置などが公開されます。
平和のための信州・戦争展in上伊那は28日と29日の2日間、伊那市の伊那文化会館で開かれます。
入場料は500円で高校生以下は無料です。 -
伊那弥生ケ丘高校音楽会 3年B組が最優秀賞
伊那市の伊那弥生ケ丘高校の音楽会が伊那文化会館で5日に行われました。
最優秀賞には、3年B組が選ばれました。
今年の音楽会では、1年生から3年生まで、合わせて16のクラスが歌声を披露しました。
生徒たちは、日ごろの練習の成果を発揮し、息の合った歌声を披露していました。
審査の結果、3年B組が最優秀賞となりました。
最後にはアンコール演奏が行われ、3年B組が合唱曲「一詩人の最後の歌」を歌いました。
伊那弥生ケ丘高校の音楽会の模様は10月5日から121チャンネルで放送します。
-
映画ほかいびと12年ぶりの再上映
漂泊の俳人、井上井月を題材にした映画「ほかいびと 伊那の井月」の再上映が6日から伊那市の旭座で始まりました。
6日は監督を務めた伊那市美篶出身の北村皆雄さんと衣装を担当した京都府の、山口源兵衛さんが舞台挨拶を行いました。
映画「ほかいびと 伊那の井月」は2011年に公開された漂泊の俳人 井上井月を題材にした映画です。
北村監督は「井月は、30年以上放浪しながら世話になったお礼に俳句を残した。この映画は4年かけて製作したものです」と話していました。
この再上映は、あす伊那市のいなっせで開かれる「千両千両!井月さんまつり」にあわせて行うものです。
「ほかいびと 伊那の井月」は9月16日まで旭座で上映されます。
また、北村監督の新作ドキュメンタリー映画「倭文-旅するカジの木」も同時上映されます。
-
10月19日に「まちづくり考えるWS」
伊那青年会議所は、高校生や大学生などを対象にリニア中央新幹線の開通後を見据えたまちづくりについて考えるワークショップを来月19日に伊那市いなっせで開きます。
6日に伊那市の伊那商工会館で記者会見が開かれました。
ワークショップは、リニアや三遠南信自動車道の開通を見据え、グループごとアイデアを出し合いプレゼンテーションを行います。
独自性や実現可能性などを審査し、順位に応じた景品が用意されています。
参加対象は、伊那市、辰野町、箕輪町、南箕輪村の高校・大学、専門学校に通う学生などです。
日時は来月19日の午前9時からで会場はいなっせ、定員は20人です。
参加申し込みは、伊那青年会議所のHPまたはQRコードから申し込みください。
申し込み締め切りは30日までです。
-
一時保護による面会制限で提訴
伊那市の二十歳の女性とその父親は、女性が高校3年生のときに諏訪児童相談所の一時保護により面会を不当に制限されたとして長野県に対し損害賠償を求める裁判を起こしました。
5日、伊那市内で女性とその父親が記者会見を開き弁護士を交えて訴えに至った経緯について説明しました。
それによりますと女性が高校3年生のときの2022年に父親との口論から自宅に帰りたくないと、当時の担任教諭に相談したということです。
その教諭が諏訪児童相談所に連絡したところ一時保護の措置がとられその後女性は伊那市内の児童養護施設に入所したということです。
女性とその父親は、2022年8月から去年4月までの約9か月間、面会が制限され精神的苦痛を受けたとしてそれぞれに100万円を支払うなどの損害賠償請求を諏訪児童相談所を運営する長野県に起こしたものです。
これに対し県は争う姿勢を示しています。
-
伊那北高校合唱コンクール 2Eが金賞
今年で57回目となる伊那市の伊那北高校の伝統行事、合唱コンクールが伊那文化会館で4日に行われました。
金賞には、2年E組が選ばれました。
今年の合唱コンクールでは、1年生から3年生まで、合わせて20のクラスが歌声を披露しました。
生徒たちは、日ごろの練習の成果を発揮し、息の合った歌声を披露していました。
審査の結果、2年E組が金賞となりました。
最後にはアンコール演奏が行われ、2年E組が合唱曲「春」を歌いました。
第57回伊那北高校合唱コンクールの模様は21日(土)から121チャンネルで放送します。
-
さくらの湯が伊那ローメンズクラブ加入
伊那市高遠町の日帰り温泉施設さくらの湯は、新型コロナの影響で中止していた食事提供を再開し、それに合わせ新たに伊那ローメンズクラブに加入しました。
入浴施設の加盟は今回が初めてです。
5日は伊那ローメンズクラブの唐澤正也会長から熊谷隆行施設長に会員証が手渡されました。
さくらの湯では、新型コロナの影響で2020年から食事の提供を中止していましたが、先月再開しました。
この日は、唐澤会長らが施設内の食事処「さくら亭」のローメンの試食もしました。
ローメンは、並盛1皿900円です。
さくらの湯の調理スタッフが唐澤会長のもとで研修を行ったということです。
伊那ローメンズクラブには、伊那市を中心とした飲食店が加盟していて、さくらの湯で26店目となりました。
入浴施設の加盟は初めてだということです。
さくらの湯の営業は正午から午後8時までで、食事は午後7時までとなっています。
食事のみの利用は不可で、入場料は大人600円です。
-
掲示板sees boardが完成
伊那市の産学官連携拠点施設inadani seesで使われる木製の掲示板sees boardが完成し5日お披露目会が開かれました。
完成した掲示板sess boardは2台で、縦およそ2メートル、横1.3メートルです。
地元のアカマツが使われていてinadani seesのイメージキャラクターがデザインされています。
パンフレットなどが置けるようになっています。
中央にはマーカーでも書くことができる黒板があります。
お披露目の会には製作に携わった人たちがボードへの思いを発表していました。
Inadani seesスタッフの塚田里菜さんが製作の中心となりinadani seesのシェアオフィスで仕事をしているデザイナーの中島慎太郎さんと松川町地域おこし協力隊で木材加工に取り組んでいる田中大也さんが講師を務め信州大学農学部の学生が作りました。
製作にはデジタルデータを元に木材加工ができる工作機械が使われたということです。
inadani seesでは施設と利用者、また利用者同士の情報交換に活用していくということです。
-
西駒んボッカに向け登山道の笹刈り
中央アルプスにある山小屋・西駒山荘まで薪を背負って運び揚げるレース「西駒んボッカ」を前に、運営スタッフが登山道の整備を4日に行いました。
午前8時、西駒山荘の管理人宮下拓也さんと大会スタッフ3人が桂木場登山口に集合しました。
4人は、道具を確認し登山道を上っていきました。
整備では登山者の邪魔になる笹を刈り取りました。
区間は、登山口から2.5キロメートル程の範囲で、それぞれ持ち場を決め作業を行いました。
宮下さんによりますと、大会前に笹を刈るのは今回が初めてだという事です。
西駒んボッカは、標高2,685メートルにある西駒山荘に薪を背負って運び揚げるレースで、10回目の今回は、過去最多の258人がエントリーしています。
今週末の8日に開かれ、参加者は午前6時30分に鳩吹公園を出発し西駒山荘を目指します。 -
倭文 旅するカジの木特別展
伊那市美篶出身の映画監督、北村皆雄さん制作のドキュメンタリー映画「倭文-旅するカジの木」の上映を前に、特別展が4日から伊那市創造館で始まりました。
「倭文-旅するカジの木」は、人間のまとう衣の原点を探る映画です。
衣服とは何かを知るため、布を使う以前に使われていたカジの木の樹皮を伸ばして作った布を求めて、パプアニューギニアなどを巡るドキュメンタリー映画です。
日本でも衣服に布が使われる前は、カジの木の樹皮から織物を作っていたということです。
今でもパプアニューギニアやインドネシアの一部の島では、衣服の材料として使われています。
会場には劇中で出演者が実際に着用した帯が飾られています。
こちらは、映画に出演している織物作家の妹尾直子さんが復元をした「倭文」です。
会場には、2011年に公開された「ほかいびと-伊那の井月」で出演者が着用した衣装も展示されています。
映画「倭文-旅するカジの木」は、6日から16日まで伊那市の旭座で上映されます。
また、「ほかいびと-伊那の井月」もあわせて上映が行われます。
この特別展は9月30日まで創造館で開かれています。
-
新型コロナ週報 上伊那113人
4日発表の新型コロナウイルス感染症の8月26日から9月1日の週報です。
上伊那は113人、全県は948人でした。
全県の患者届け出数は定点当たり10.77人で減少しています。
-
田楽座 10月に60周年記念イベント
伊那市富県を拠点に活動しているまつり芸能集団田楽座は、創立60周年記念企画「感謝カンレキあめあられ」を10月に伊那文化会館で開きます。
2日は、伊那市創造館で記者会見が開かれ、田楽座の中山洋介座長がイベントについて説明しました。
イベントは、10月27日(日)に伊那文化会館で開かれます。
1986年に制作されたオリジナル曲「海のお囃子」の100人の参加者の太鼓演奏や、伊那養護学校とコラボレーションした湯呑みのイベント限定グッズ販売など誰もが楽しめる内容になっているということです。
田楽座は昭和39年(1964年)の10月27日に旗揚げ公演が行われ、活動が始まりました。
現在は20代から60代までの9人で活動をしています。
イベントは事前予約制です。
画面右下のQRコードか電話で予約することができます。
入場は無料です。
-
更年期後の女性の身体のケア学ぶ
更年期を終えた女性の身体ケアについて学ぶセミナーが、伊那市の産業と若者が息づく拠点施設alllaで8月28日に開かれました。
セミナーでは南箕輪村の華助産院代表の有賀志保さんが、更年期後の身体の変化や骨盤底筋のトレーニング方法を紹介しました。
有賀さんは「女性は更年期になると女性ホルモンが急速に減少し、それに伴い筋力が低下し尿漏れなどに悩まされる人が多くいる。
骨盤底筋を鍛えることで、これらの症状を改善する事ができます」と話していました。
説明が終わると参加者はヨガマットの上に仰向けに寝て、腹式呼吸を行いながら、おしりを締めるなど骨盤底筋を鍛えるトレーニングを行いました。
有賀さんは、最低でも6か月続けることが大切ですとアドバイスしていました。
これは女性が自立し生活できる社会づくりを目指しているグループ「暮らしroom`s伊那谷」が開いたもので、次回は9月に産後の女性を対象にしたセミナーを予定しています。
-
官民共創の新しいまちづくり協議会 発足
伊那市のまちづくりについて考える「官民共創の新しいまちづくり協議会」が2日に発足し、初会合が産業と若者が息づく拠点施設alllaで開かれました。
この日は協議会長を務める白鳥孝市長や市の職員、専門性のある民間人およそ20人が出席しました。
協議会は伊那新校・上伊那技術新校の開校を見据え発足したもので、運営委員会と3つのワーキンググループ(WG)で構成されています。
WGは「伊那北駅周辺再生」・「伊那弥生ケ丘高校将来活用」・公共交通の再構築などについて考える「まちなかエリア高度化」の3つで活動します。
白鳥市長は「行政主導の計画ではなく、市民の視点・意見を取り入れて必要な事業を進めていきたい。官民一体となった仕組みを作っていきたい」と話していました。
-
池上秀畝の魅力を知る授業
伊那市高遠町出身の日本画家、池上秀畝の生誕150年に合わせ、秀畝の魅力を知る授業が3日に高遠北小学校で行われました。
高遠北小の5年生は、7月から池上秀畝が17歳の時に描いたスケッチの模写に取り組んできました。
この日は仕上げとして、模写したものに色を付けました。
池上秀畝は伊那市高遠町出身の日本画家です。
花鳥画を得意とし、今年生誕150年となります。
児童たちは秀畝のスケッチをタブレットで見ながら色を付けていました。
タブレットにある秀畝のスケッチは、信州高遠美術館と伊那市教育委員会がデジタルブックとしてまとめたものです。
秀畝のスケッチは伊那市内全ての小中学校のタブレットにダウンロードされています。
市内の小中学校では今後、作品制作にスケッチを活用していくということです。
-
伊那文プラネタリウム ダンス・映像・音楽とコラボ
伊那市の伊那文化会館のプラネタリムで、ダンスと映像、音楽を組み合わせたパフォーマンスが8月30日と31日に行われました。
プラネタリウムでは、「宇宙と身体」をテーマに、星空の投映の他、ダンスや演奏を組みあわせたプログラムが披露されました。
鳥取県在住のダンサー・大学教員の木野彩子さんが構成した全国で上演されているプログラムで、本人が出演しました。
今回は、伊那の特別版として伊那市在住のコントラバス奏者水谷浩章さんの生演奏で上演されました。
日替わりの特別ゲストが歌を披露し、この日は普段合唱団で活動する伊那小学校6年の深瀬あを君が出演しました。
プログラムでは、映像に合わせ、3人が伊那市の歌を披露しました。
伊那文化会館では、今回のプログラムのように、星空と、他の表現を組み合わせた「コラボ・プラネタリウム」を企画しています。
この日はおよそ50人が訪れ、プログラムを楽しんでいました。
-
伊那まつりの歴史を学ぶ
総合学習で伊那まつりをテーマにしている伊那市の東部中学校の生徒が26日、伊那まつりの歴史などについて話を聞きました。
東部中学校の3年生25人が祭りの運営にあたった伊那市商工観光部の小池清隆さんの話を聞きました。
小池さんは「伊那まつりは昭和33年1958年に商工業者の祭りとして始まりました。
当時、全国的にヒットしていた映画「伊那の勘太郎」にちなみ、名称を「勘太郎まつり」としました。
昭和48年1973年に市民総参加の祭りとして名称が伊那まつりになりました。」とその歴史について説明していました。
意見交換では生徒から「祭り会場にゴミ箱が無く困った」という意見が出ていました。
小池さんは「来場者には、ごみの持ち帰りをお願いしています。一人一人が会場を綺麗にしようという意識で参加してもらいたい。」と答えていました。
総合学習は6月から始まり今年の伊那まつりでは東部中有志がおもちゃ釣りを出展し祭りに参加しました。
11月には学習発表会が予定されていて総合学習での学びを発信するということです。
-
上伊那農業高GLコース 1日限定のカフェをオープン
南箕輪村の上伊那農業高校の生徒は、手作りの食事や飲み物を提供する1日限定のカフェ「上農カフェGL」を2日、伊那市の通り町商店街に開きました。
午前11時。開店です。
1日限定のカフェを開いたのは、上農グローカルコースの3年生です。
いなっせ北側にある「カフェ ロバート」を借り、およそ4時間営業しました。
生徒18人は、接客班、ドリンク班、調理班に分かれ、注文を聞いたり、料理を提供したりしていました。 -
フィンランド連携を推進へ 伊那市集落支援委員を委嘱
伊那市は、森と学びを軸としたフィンランド連携を推進するため、新たに集落支援員1人を2日に任命しました。
「フィンランド森と学びコーディネーター」として集落支援員に任命されたのは、神奈川県横浜市出身の平川真奈美さんです。
平川さんは、神奈川県内の小学校で6年間教員として務めたのち、1年間カナダに滞在し、その後は福岡県で英語教室の講師をしていました。
去年長野県を旅行に訪れた際、自然環境が気に入り、移住を決めたということです。
平川さんは、集落支援員としてフィンランドの関係機関と伊那市の活動団体・地元企業・研究機関などとの連携を図ります。
委嘱書を手渡した白鳥孝市長は、「新たな視点と発想を持ち、1日も早く地域に溶け込んで欲しい」と激励しました。
任期は、概ね3年間となっています。 -
潜在保育士の職場復帰を応援 研修会
長野県などは、保育士資格を持ちながらも現在は働いていない「潜在保育士」の職場復帰を後押しする研修会を、2日に、伊那市の防災コミュニティセンターで開きました。
研修会は、深刻化する保育士不足を解消しようと、県が県社会福祉協議会に委託して開かれたものです。
10月3日までに県内4地区で開催を予定していて、伊那会場には5人が参加しました。
講師は、信州豊南短期大学で幼児教育を指導する田中育子さんが務めました。
田中さんは、保育士1人あたりがみる子どもの人数など、最新の保育事情を紹介していました。
他に、自己紹介を兼ねたゲームを行い、好ましい服装や髪型について紹介していました。
県内では、およそ3万人が保育士登録をしているものの、実際に働いている人は1/3ほどだということです。
県では、保育現場の現状を知ることで、復帰のきっかけになればうれしいと話していました。 -
ゆうあいマーケット 対象エリア竜東に拡大
伊那市は、食料品などを自宅まで配送する買物支援サービス「ゆうあいマーケット」の対象エリアに、2日から竜東地区の9地区を追加しました。
これにより、西箕輪、西春近、西部地区以外で利用が可能となりました。
2日から対象地区に追加されたのは、手良、美篶、東春近、野底、福島、美原、若宮、前原、仙美の竜東地区の9地区です。
ゆうあいマーケットは、市内対象エリアの登録者が、伊那ケーブルテレビや電話を利用して食料品などを注文すると、ドローンや自動車を使って集落支援員などが自宅まで届けるサービスです。
平日の午前8時30分から10時30分までに注文すると、その日の午後2時から5時30分までに自宅の玄関先まで商品が届きます。
利用は事前登録制で、きのう現在101世帯が登録しています。
お試し期間として、新たに追加された地域の住民は今日から30日まで月額利用料の1,000円が無料になります。
市によると、昨日現在新しいエリアで登録した世帯は6世帯となっています。 -
迷走台風にりんご農家は困惑
速度が遅く進路の予想が難しい台風10号に伊那市のりんご農家は困惑しています。
収穫時期となり、9月1日からの営業を予定していたりんご狩りは延期することを決めました。
みはらしファームりんご狩り園主会代表の笠松悟さんです。
31日、台風接近を前にりんごの状況を確認していました。
9月1日から一般客を受け入れる、りんご狩りを予定していましが、台風の影響が予想されるとして、1日と2日は休園することにしました。
笠松さんは、9月3日以降の受け入れについては今後の台風の動きを見て判断することにしています。
31日午後3時現在の予想で、台風10号は今夜から1日にかけて紀伊半島に停滞し、その後熱帯低気圧となり2日午後3時に福井県に達する見通しです。
長野地方気象台では、県内で今夜からあす午前中にかけて線状降水帯が発生して大雨災害の危険が急激に高まる可能性があるとして注意を呼びかけています。
-
ブロック玩具で創造力を養う
ブロック玩具を組み立てて創造力を養う催しが伊那市で駄菓子などを販売している店、「本と駄菓子と、、、それぞれ」で18日開かれました。
催しには小学生とその保護者など約20人が集まりました。
組み立てかたを教えたのは、ブロック玩具のテーマパークで内装を担当したり組み立て方の教室を開いていた東京都の舘岡文彬さんです。
この催しは店の経営者が親戚の舘岡さんに依頼し、地域の子どもたちにブロック玩具のおもしろさを知ってもらおうと開いたものです。
舘岡さんは「組み立て方を工夫することで、自分の好きなものを作ることができ創造力を養うことにつながります。」と話していました。
参加した子どもたちは、ブロック玩具で遊んだり、自分の好きな形に組み立てたりして楽しんでいました。 -
伊那小フェス 児童がブース出展
伊那市の伊那小学校の児童が総合学習を活かして様々なブースを出店する「伊那小フェス」が31日開かれました。
伊那小フェスでは、12のクラスが日頃の学習で学んだことを活かしてブースを出店しました。
このうち、魚や川の環境について学んでいる6年仁組は、水族館をテーマに、金魚すくいをまねたゲームや水槽の展示などを行いました。
林での暮らしを楽しもうをテーマに学習している6年智組は、手作りのピザを窯で焼いて提供していました。
調理をメインに活動している6年勇組は、班ごとに考えたオリジナルの焼きおにぎりを販売しました。
伊那小フェスは、PTAが主体となって実行委員会を作り去年から行っています。
伊那小フェス実行委員会では、「学習の発表の場としてこれからも続けていきたい」と話していました。
-
安産や良縁祈願 二十二夜様
安産や良縁、学業成就などを祈願する二十二夜様が、25日に伊那市高遠町で行われました。
西高遠島畑の二十二夜塔は天女橋のたもとの岩場にあります。
25日は、訪れた人たちが賽銭を入れて手を合わせていました。
二十二夜様は、毎年旧暦の7月22日に行われる願い事の月待ちの行事です。
祭壇に供えられた、ろうそくを持ち帰り、陣痛になったら火をともすと、ろうそくが燃え尽きるまでに丈夫な子どもが生まれるといわれています。
妊婦の家族が安産祈願に訪れていました。
島畑の二十二夜様は地区の町内会が毎年行っていて、訪れた人は安産や家内安全、商売繁盛などを祈願していました。
-
石仏灯ろう作り体験会
経木を使って石仏灯ろうをつくる体験会が、伊那市高遠町の高遠小学校で30日に行われました。
30日は、高遠小学校の5年生と6年生の児童が石仏灯ろうづくりに挑戦しました。
体験会は、江戸時代の石材加工職人「高遠石工」や地元産のアカマツを使った経木など伊那市の文化などについて知ってもらう機会にしようと伊那市観光協会が企画したものです。
このうち5年生の児童は、用意された紙に高遠町内にある代表的な5つの石仏の中から1つ選び、なぞって絵を描きました。
縦40センチ、横15センチの経木3枚をつなぎ合わせ、描いた絵を貼り、ペットボトルが入る大きさの筒状にしました。
最後にLEDライトを入れて完成です。
製作した灯ろうは、石仏が数多く残されている建福寺で来月22日・23日に行われるライトアップイベントで展示されます。
-
開山200周年 東駒ヶ岳に看板設置
伊那市と山梨県北杜市にまたがる南アルプスの駒ヶ岳の山頂に伊那市と山梨でそれぞれ親しまれている名称「東駒ヶ岳」「甲斐駒ヶ岳」の看板を28日に設置しました。
この日は伊那市の白鳥孝市長や伊那市と北杜市の職員およそ20人が看板を設置しました。
伊那市側には、東駒ヶ岳と表記した看板が新たに設置されました。
また北杜市側にあった甲斐駒ヶ岳と書かれた看板も今回新しいものに更新されました。
最後に白鳥孝市長がネジを締めつけ設置が終了しました。
山梨県北杜市では「お互いの呼び名を記した立派な看板なので一つのシンボルとして見てもらいたい」と話していました。
設置された看板は天然カラマツを使った高さ55cm、幅110cm、重さ10kgで、上部は木の形を活かすことで山の稜線を表現しています。
東駒ヶ岳の看板は伊那市の職員と地域おこし協力隊の合わせて3人がこの日登山道を交代しながら4時間かけて運びあげました。
南アルプスの駒ヶ岳は伊那では東駒ヶ岳として親しまれ、山梨などでは甲斐駒ヶ岳と呼ばれています。
今回の看板設置は伊那市側から東駒ヶ岳への登山道が開かれて200年を記念し行われました。 -
9月28日に通り町商店街周辺で吞みあるきイベント
伊那谷の地酒を味わうことができる呑みあるきイベントが、9月28日に伊那市荒井の通り町商店街周辺で行われます。
29日は、伊那商工会館で記者会見が開かれ、実行委員会が概要を説明しました。
「第27回信州伊那街道秋の呑みあるき」は、9月28日(土)の午後4時から7時30分まで行われます。
伊那市荒井のセントラルパーク、いなっせ北側広場、通り町商店街を会場に、伊那谷の地酒を味わうことができます。
29日現在で、辰野町から中川村の11社が参加することになっていて、およそ60の銘柄を楽しむことができます。
ほかに、ローメンやおたぐりなどの屋台が並びます。
イベントへの参加には、チケットが必要です。
12枚綴りの試飲チケットで、前売券は税込み2,500円で、市内の酒店や参加する蔵元などで来月2日から販売を開始します。
前回は、前日までに完売し、当日券が無かったということで、前売券の購入を勧めています。
詳しくは、酒文化いたや、電話72-2331までお問い合わせください。
-
モバイルクリニック 妊産婦健診専用車両導入
伊那市は、オンライン診療の機能を持ったモバイルクリニックで妊産婦健診専用車両を来年度に導入します。
29日は市議会全員協議会が市役所で開かれ、概要が説明されました。
モバイルクリニックは移動診療車が患者の家に向かい、車内でテレビ電話を通じて医師の診療を受けることができるものです。
伊那市は火曜日・水曜日・土曜日を一般診療、月曜日に妊産婦健診を行っています。
令和5年度からモバイル分娩監視装置を導入したことで運行件数が伸び、昨年度から6月までの稼働率は117%となりました。
予約が取りづらく、運用が難しくなってきているため専用車両を導入するということです。
事業費は今年度と来年度合わせて4,000万円となっています。
伊那市では「今までの週1日ではなく、健診日も増やせるよう検討していきたい」としています。
妊産婦健診専用車両の導入は来年度の予定です。