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園児と高校生がフェイスペインティングで交流
高遠高校の芸術コースの2年生5人は27日、学校近くの高遠保育園を訪れ、顔や体に専用の絵具で絵を描くフェイスペインティングをして交流しました。 顔や体には無数の色が塗られています。 女の子は猫になりきっています。 使うのは、専用のクレヨンや絵具です。 生徒たちは園児からのリクエストを受けると、顔や腕などに絵を描いていきました。 芸術コースでは、これまで美術館のアシスタントや小学校の写生大会で児童に絵のアドバイスをするなど芸術分野を活かした、学習活動を行ってきました。 今回は、子供たちに絵を描く楽しさや面白さを、芸術とは違う手法で伝えようと、フェイスペインティングを企画しました。 最初は腕や顔に描いてもらっていましたが、中にはお腹に描いてもらう子もでてきました。 10分程すると、お腹の絵も完成です。 園児たちもしばらくすると、専用のクレヨンを手に取り、鏡をみながら、自分の顔や体に絵を描いて楽しんでいました。 高遠高校では、生徒たちが学校外で学ぶ体験型学習活動をこれまでの高遠町や長谷地域から伊那市全域に広げていくことにしています。
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応急危険判定士と行政の担当者が意見交換
大地震が発生した時に建物の倒壊の危険性などを判定する応急危険判定士と行政の担当者の集会が21日、伊那市のいなっせで開かれました。 集会には、応急危険判定士の資格取得者と上伊那8市町村の行政の災害担当者52人が参加しました。 集会では、県建築士会上伊那支部防災委員長で熊本地震の被災地に判定士として派遣された丸山幸弘さんが、発災後判定士がマニュアル通りに動けなかったと報告しました。 応急危険判定士は、地震発生時に住民が避難して良い場所かどうか判断する人で、21日現在、資格を持つ人は上伊那に72人います。 判定士の資格を得るには建築士である必要があります。 熊本地震などで判定士の初動体制の必要性が改めて浮き彫りとなり、判定士と行政担当者の連携を深めようと今回開かれました。 判定士は、地震発生から8時間以内に避難施設を危険度に合わせ3つに色分けします。 赤が立ち入り禁止、黄色が立ち入る場合に注意が必要、緑が安全に使えるということです。 集会では、市町村ごとに分かれてグループディスカッションを行いました。 出席者からは「色分けの意味を住民に広く周知することが必要だ」といった意見が出ていました。 今後は、市町村ごとに担当する避難施設の視察を行うなど、地震に対しての備えを充実させていくとしています。
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伊那北高校音楽部合唱班 関東甲信越コンクールへ
伊那市の伊那北高校音楽部合唱班は、18日に行われた県大会で金賞を受賞し、第83回NHK全国学校音楽コンクール関東甲信越ブロックコンクールに出場します。 伊那北高校音楽部合唱班は、部員30人で週に6日練習を行っています。 今年の合唱班は、例年に比べ人数が少ない分、1人1人の良いところが発揮できるよう日々練習を重ねているということです。 18日に塩尻市で開かれた県大会で金賞を受賞し、3年ぶりに関東甲信越コンクールの出場が決まりました。 コンクールには、関東甲信越地区から14の学校が出場します。 コンクールでは、課題曲と自由曲の2曲を歌い、伊那北高校合唱班は自由曲で「どちりなきりしたん」を合唱します。 「どちりなきりしたん」は、日本語とラテン語が混ざった曲で、ピアノの伴奏がなくタイミングを揃えるのが難しいということです。 伊那北高校音楽部合唱班が出場する関東甲信越ブロックコンクールは、9月3日に埼玉県で開かれます。
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㈱進学塾松進が熊本地震の被災地に寄付
上伊那で5つの学習塾を運営する㈱進学塾松進は、熊本地震の被災地の復興支援に役立ててもらおうと、13万9千円を、26日に寄付しました。 この日は、共に副塾長の藤河洋平さんと三澤拓哉さんが伊那市役所を訪れ、義援金13万9,690円を林俊宏副市長に手渡しました。 7月16日に、熊本地震の復興支援イベントを市内で開き、「被災地の人の笑顔に繋がれば」と、バルーンアートや手品、コンサートを行いました。 イベント終了後に募金を呼びかけたところ、13万円余りが集まったということです。 5年前の東日本大震災の発生後も同様のチャリティーイベントを開いたということです。 藤河副塾長は「当日は楽しく笑いのあるイベントを心がけました。一日でも早い復興を祈っています」と話しました。 25日現在、伊那市にはおよそ150万円の義援金が集まっていて、日本赤十字社を通して被災地に届けられます。
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松本山雅グッズ販売 8月21日まで
J2松本山雅のオフィシャルスポンサーの㈱ニシザワは、応援グッズの販売コーナーを、伊那市のベルシャイン伊那店に設置しました。 オフィシャルグッズコーナーは、ファンからの要望が多く寄せられたことから期間限定で設置したもので、南信地域でのグッズ販売は初めてだということです。 店内の2階に設けられたコーナーには、リストバンドやTシャツなど、およそ45種類、100点が並べられています。 主にホームグラウンドの松本市でしかグッズが買えないということです。 特にTシャツや応援に使うタオルマフラーが人気だということです。 オフィシャルグッズの販売は、8月21日までとなっていて、18日の午後3時から山雅の選手のサイン会を予定しています。
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池坊巡回講座 最新の技術を実演
いけばなの池坊巡回講座が24日伊那市のいなっせで開かれ、本部講師がデモンストレーションを披露しました。 講座では池坊中央研修学院の石渡雅史さんが、最新の生け花のトレンドなどについて解説をしながら、花を生けていきました。 巡回講座は、池坊の歴史を学び、新しい技術を伝えていこうと本部から講師が派遣され毎年全国各地で開かれています。 上伊那の会場となったいなっせには、およそ300人の門下生や一般が集まりました。 石渡さんは「花を飾る場所や状況をイメージして作品を作って下さい」と話しその上で「明るさや、するどさ、メリハリを大切にしてほしい」とアドバイスしていました。
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あるしん景況調査 「低迷続く」
アルプス中央信用金庫が行った中小企業の景況調査によりますと、4月から6月までの業況について、新興国経済の減速や個人消費の一部に弱さがあることから「低迷が続いている」としています。 あるしんは、上伊那を中心とした取引先210社に対し、定期的にアンケートを行っています。 今年4月から6月までの業況について、景気が良かったとする企業は13.6%、悪かったとする企業は44.6%でした。 好転から悪化を差し引いた業況判断指数は、マイナス31となり、7.7ポイント悪化した前回よりさらに1.5ポイント低い数字となりました。 来期の業況判断指数は、マイナス33.4で、今期より2.4ポイント低下し、景気判断はさらに悪化傾向を強める予想となっています。
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あすから夏休み! 伊那小で終業式
上伊那地域のトップを切って25日、伊那小学校で1学期の終業式が行われました。 伊那小学校では、4月6日の入学式から25日までに、73日間を学校で過ごしました。 1年生にとっては初めての夏休みがはじまります。 各クラスの教室では、担任が夏休み中に気を付けることや忘れ物がないかを確認していました。 体育館では、終業式が行われ、1年生と4年生の代表児童4人が「カタカナを頑張って覚えた」「2学期も給食を残さず食べたい」などと、がんばったことや2学期にがんばりたいことを発表しました。 林武司校長は、「自分の気持ちを大切にしながらも、仲間や動物の気持ちを考える児童の姿が多くみられました。心も体もたくましくなったみなさんと2学期に会えるのを楽しみにしています」と話していました。 また、8月3日に駒ヶ根市で開かれる合唱コンクールに出場する伊那小学校合唱団が歌声を披露しました。 伊那小学校の夏休みは、26日から8月17日までです。 終業式は、26日と27日がピークとなっています。
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クライミングウォール無料体験会
伊那市長谷の仙流荘ではクライミングウォールの無料体験会が開かれました。 無料体験会は、伊那市が山岳観光のイメージアップと山岳スポーツの普及を目的に今回初めて行ったものです。 体験会には親子連れなどが訪れていました。 体験会では、市の職員で南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会の3人が常駐し、挑戦をする子供たちに、手や足の置く位置をアドバイスしました。
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信州山の日 南アで沢登りツアー
24日は県が定める信州山の日です。 伊那市内では、山の魅力を知ってもらおうと様々な関連イベントが行われました。 南アルプスのガイドをする「南アルプス里山案内人」は、沢登りツアーを行いました。 三峰川の支流の一つ、伊那市長谷の小黒川の大久保谷を川筋に沿って上流へと向かいました。 里山案内人は、今年度、南アルプスの四季折々の風景を楽しんでもらおうと、来年2月までに5回のツアーを企画しています。 今回はツアー第一弾として行われました。 沢登りには上伊那を中心に7人が参加しました。 参加者の多くは、沢登りが初めてで、川の水しぶきを受けながら歩いていました。 このツアーを企画した伊那市地域おこし協力隊で里山アテンダントの小淵幸輝さんは、今回のルートについて「かつては、山仕事などで使われていましたが今は殆ど知られていない場所。 ここは、白岩岳へとつながっています」と話していました。 ルートは片道3キロで、途中には高低差2メートル以上の滝が30個あります。 参加した人たちは、滝につくと、すべらないように、手や足の位置を確認しながら、よじ登っていきました。 里山案内人は、8月と10月、来年2月のツアーを計画していて、参加者を募集しています。
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信州山の日 飲食店も盛り上げ
飲食店も24日の信州山の日を盛り上げました。 市内の15の飲食店では、山の日にちなんで山盛り特別メニューが提供されました。 伊那市前原の食堂萬楽です。 萬楽では、値段を据え置き650円で、山盛りローメンが提供されました。 麺は、1.5倍、キャベツは山盛りです。 昼時に訪れた来店者は、ほとんどがこの山盛りローメンを注文していました。 ローメンが山盛りならかつ丼も負けてはいません。 伊那市中央のしらかば。 山の日特別メニューとして登場したのが、1,600円のアルプスソースかつ丼です。 アルプスの峰々に見立てたトンカツの中央には、キャベツを乗せて残雪を表現しました。 さらにソフトクリームです。 いなっせ1階のニシザワいなっせ店では、210円でアルプスソフトを販売。 山盛りのソフトクリームが提供されました。 24日のメニューは、8月11日の山の日にも提供されることになっています。
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食育応援団 子育て講座で講演
食育ボランティア団体「おいし伊那食育応援団」は、富県の子育て講座で20日出前講座を行いました。 「おいし伊那食育応援団」は歯科医師や農家などで作り、子供たちに食の大切さを教える活動を行っています。 これまでは保育園を中心に活動をしていましたが、今回は公民館からの要望を受け出前講座を行いました。 応援団で歯科医師の鈴木弘也さんは、虫歯を予防するには、「よく噛んで食事をすること」「おやつの時間を決める事が大切です」と話していました。 また、農家の小池保光(やすみつ)さんは、旬を迎えているトマトやブロッコリーなど、夏バテしないよう野菜をたくさん食べて下さいと話していました。 応援団では、今後も活動の幅を広げていきたいとしています。
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どろカップファイナル 32チーム340人が参加
どろの中でサッカーを楽しむイベント「どろんこサッカー全国大会 どろカップ」が23日、伊那市東春近で行われました。 2006年から始まり10回目となった今回で大会は最終回となりました。 どろカップファイナル大会には県内を中心に東京や名古屋などから32チーム340人が参加しました。 最終回のこの日は、松本山雅の元選手らでつくるチームとのエキシビジョンマッチも行われました。 どろカップは伊那市の魅力を全国に発信しようと伊那商工会議所青年部が2006年から行ってきました。 今回10回目の節目となる事から大会を最終回としました。 最後には表彰式が行われました。 大会の結果、ベトナムから駒ヶ根市へ工業技術の研修に来ている20代の男性でつくるチームが優勝しました。 伊那商工会議所青年部によりますと、どろカップにはこれまで延べ456チーム、4,400人が参加したという事です。
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外国人・日本人が災害時の不安を共有
外国人と日本人がともに防災について考える講座が23日伊那市のいなっせで開かれ、災害へのの不安などを共有しました。 講座には、アメリカやブラジル国籍の外国人4人のほか一般も含め10人が参加しました。 ワークショップが行われ、災害が発生したときにどんなことが不安かをふせんに書き出し、発表しました。 市の職員は、「避難場所は各地域の小中学校が指定されています」「災害時に家族と連絡を取りたいときは災害用伝言ダイヤルを使うとよいです」とアドバイスしていました。 講座は、外国人の災害時の不安を共有し、防災について考えていこうと長野県と伊那市が開いたもので、NPO法人伊那国際交流協会を通じて参加を呼びかけました。 講師を務めたフリージャーナリストの内山二郎さんは、「普段から地域の人とコミュニケーションをとり、いざというとき助け合える関係が大切です」と話していました。 伊那市によりますと、市内在住の外国人は約1,500人で、ブラジルや中国、フィリピン国籍が多いということです。
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伊那谷親子リフレッシュツアー 福島の親子が自然を満喫
福島第一原発事故により野外で十分に遊べない親子に自然を満喫してもらおうと「伊那谷親子リフレッシュツアー」が伊那市長谷で22日から行われています。 23日は、伊那市長谷溝口で、親子がおやき作りを体験しました。 ツアーは今年で4回目で、今年は福島市、南相馬市、宇都宮市から8家族23人が参加しています。 これは上伊那の住民有志でつくる「伊那谷親子リフレッシュプロジェクト」が2013年から行っています。 福島第一原発の事故による放射能の影響で外で十分に遊べなかったり仮設住宅で暮らすなど不自由な生活を送っている親子に伊那市の自然を満喫してもらおうと開いています。 長谷溝口の溝友館に寝泊まりしながら、地元住民との川遊びやバーベキューなどを行います。 ツアーは25日までの4泊5日となっています。
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阿部知事「信州型自然保育を市町村と一緒に支援」
23日に伊那市内で開かれた自身の後援会の総会に出席した阿部守一長野県知事は、県政報告の中で「信州型自然保育の支援に市町村と一緒に取り組んでいきたい」と話しました。 伊那市内で「あべ守一後援会」の今年度の総会が開かれ、知事が県政報告を行いました。 長野県は、昨年度から信州型自然保育の認定制度を実施していて、伊那市内では高遠第2・第3保育園、山の遊び舎はらぺこ、天使幼稚園の3園が認定されています。 阿部知事は、自然の中で子供たちが五感を発達させていく信州型自然保育を市町村と一緒になって支援していきたいと話しました。 後援会の総会は毎年この時期に県内持ち回りで開かれていて、この日は県内全域から約180人の会員が出席しました。 伊那市での開催は初めてとなっています。
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西町親子マスつかみ大会
伊那市西町の親子が18日榛原河川公園の河原でマスつかみを楽しみました これは西町区青少年育成会が毎年この時期に開いている恒例の行事で、18日は親子300人が参加しました。 マスつかみ大会は自然の中で魚を捕まえる楽しさを体験してもらおうと開かれています。 川の一部をせき止め、体長およそ20センチのマス300匹が放流されました。 子ども達は、石の下などを手探りし、マスを追いかけていました。 西町区青少年育成会の下平進会長は「自分で魚を捕まえて食べる事で命の大切さを感じてもらうと共に、保護者同士、地域の親睦を深めていきたい」と話していました。 捕まえたマスは、塩焼きにして味わったということです。
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大暑 最高気温30.5度
22日は、二十四節気のひとつ大暑です。一年で一番暑い頃とされています。 伊那地域の日中の最高気温は30.5度と平年より1.6℃高く、4日連続の真夏日となりました。 長野地方気象台によりますと、しばらくは、30度を超える日が続くという事です。
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福祉のしごと就職相談会
福祉や介護分野での人材不足を解消しようと長野県社会福祉協議会とハローク伊那は「福祉のしごと就職相談会」を22日、伊那市のいなっせで開きました。 相談会は慢性的に人材不足となっている、福祉や介護の仕事について理解を深め、就職のきっかけにしてもらおうと、県内12か所を巡回し開催されています。 上伊那地域の会場となったいなっせではグループホームや老人福祉施設など14社が参加しました。 会場には再就職を目指す人や大学生、高校生40人が訪れました。 訪れた人たちは、担当職員から説明を聞いたり、仕事の内容や、必要な資格について質問をしていました。 県社会福祉協議会では、相談会の他に希望に応じデイサービスセンター等で職場体験を随時実施しています。
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夏の交通安全やまびこ運動始まる
夏の交通安全やまびこ運動が22日から県下一斉に始まり街頭啓発が行われました。 南箕輪村の伊那インターチェンジには伊那と南箕輪の交通安全協会会員などおよそ70人が集まりドライバーに安全運転を呼びかけました。 夏の交通安全やまびこ運動は行楽シーズンを迎え県外から訪れる人にも注意を呼びかけようと毎年この時期に行われています。 今年の伊那警察署管内の交通事故による死亡者は21日現在4人で去年1年間の5人に迫る人数となっています。 夏の交通安全やまびこ運動は生活道路の安全確保や歩行者保護の徹底を運動の重点としていて期間は31日までの10日間となっています。
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美篶青島の住民が千社参り
伊那市美篶青島の住民が、市内各地の神社や道祖神に札を貼る千社参りが、17日に行われました。 この日は、伊那市美篶青島の住民およそ100人が、9つの組毎に分かれて千社参りを行いました。 これは、1千枚の札を神社や道祖神に奉納し、水害がなく稲が順調に育つことを願って行われています。 毎年、土用入りの7月20日前後の日曜日に行われていて、青島区の全戸が参加することになっています。 歴史は江戸時代から続いていると言われ、伊那市の無形民俗文化財に指定されています。 青島区の住民は「伝統のある行事と同時に、区民の連携を深めるきっかけにもなる」と話していました。
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伊那市河川治水砂防促進期成同盟会 総会
伊那市内4つの河川の期成同盟会などでつくる伊那市河川治水砂防促進期成同盟会の総会が19日に市役所で開かれ、関係者が意見交換をしました。 期成同盟会は、大沢川、小黒川、小沢川、棚沢川の4つの川の関係者などで組織します。 総会で白鳥孝会長は「生活に密着し歴史のある川だが大雨が降ると大変な被害をもたらす。皆さんと一緒になって要望活動を進めていきたい」と挨拶しました。 小黒川の関係者は護岸改修の要望について「農業用水の取り入れ口を守りたいという共通の思いが多く挙がっている」と話しました。 伊那建設事務所の職員は「それぞれの状況を確認しながら対応したい。小黒川についてはまだ完了していない護岸整備の継続部分を優先して進めていきたい」と話しました。 同盟会では、地元組織と連携を図りながら県への要望を進めていくとしています。
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伊那市・箕輪町10代の投票率まとまる
伊那市と箕輪町の選挙管理委員会は、10日投開票の参院選で選挙年齢引き下げで初めて投票権を得た18歳と19歳の投票率をまとめました。 10代の投票率は、伊那市が44.65%、箕輪町が46.03%でした。 伊那市では、10代の有権者数1355人のうち、605人が投票しました。 投票率は、18歳が50.81%、19歳が38.5%でした。 市選挙管理委員会では「高校での出前講座などで一定の成果を挙げた。引き続き啓発活動を行っていきたい」としています。 箕輪町は、10代の有権者数428人のうち、197人が投票しました。 投票率は18歳が51.63%、19歳が40.38%でした。 町選挙管理委員会では「予想より投票率が伸びた。今後も若い世代への啓発活動を行っていきたい」としています。 南箕輪村選挙管理委員会では、現在、確認の作業を行っているということです。
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伊那市 バス乗り放題デー実施へ
伊那市は、合併10周年を記念して市内の路線バスに無料で乗車できる「バス乗り放題デー」を3日間、実施します。 これは、21日に市役所で開かれた定例記者会見で白鳥孝市長が明らかにしたものです。 公共交通の利用促進につなげようと初めて実施するもので、対象は伊那市内全てのバス路線となっています。 実施するのはお盆の8月15日とそば祭りが行われる10月23日、現在イベントを企画している来年3月24日の3日間です。 伊那市民以外も無料で乗車することが出来ます。 伊那市では、これまでに公共交通の利用促進につなげようと、春と夏に小中学生を対象とした乗り放題の子ども定期券の販売を行っていて今年も実施します 伊那市によりますと年間利用者数はここ数年、およそ10万人を推移していて、さらなる利用促進につなげていきたいとしています。
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伊那市の一部で停電
21日の朝7時13分頃、伊那市の一部で停電がありました。 中部電力伊那営業所によりますと、停電となったのは坂下、中央、山寺、荒井、西町の一部730戸です。 中部電力伊那営業所によりますと変圧器の故障が原因としていて、午前9時55分に復旧しました。
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5年間の共生ビジョンについて答申
伊那市・箕輪町・南箕輪村が連携して定住人口の確保や地域活性化について協議してきた、伊那地域定住自立圏共生ビジョン協議会は、今年度から5年間の共生ビジョンについて白鳥孝伊那市長に21日、答申しました。 21日は、協議会の山岸康弘会長らが市役所を訪れ白鳥市長に答申しました。 これは、今年度から平成32年度までの5年間の将来像や具体的な施策をまとめたものです。 定住自立圏は人口定着を進めるため3市町村が連携して必要な生活機能を確保し定住の受け皿を形成するものです。 ビジョンには、地域公共交通、空き家対策、子育て支援などが盛り込まれています。 山岸会長は「それぞれの市町村の住民が将来に渡り安心して暮らせる魅力的な地域になることを期待している」と話していました。 白鳥市長は「中心市の伊那市を中心として、将来に渡って魅力的な地域づくりに結びつけていきたい」と話していました。 今後、8月に、3市町村長でつくる定住自立圏連絡協議会でビジョンを確認し、決定することになっています。
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50年の森林ビジョン推進委員会初会合
50年後の伊那市の森林のあり方や市民との関わり方を定めた「50年の森林(もり)ビジョン」を推進する委員会の初会合が20日、伊那市の創造館で開かれました。 会合には、農林業関係者や研究者など県内外の20人の委員と7人のアドバイザーが出席しました。 50年の森林ビジョンは、50年後の伊那市の森林のあり方や市民との関わり方について示したもので、今年4月に策定されました。 委員会は「山地保全と水資源保全の機能向上」などを検討する第1部会、「森林の生産力と林業経営の向上」などを検討する第2部会、「生物多様性を中心とした自然環境の保全」などを検討する第3部会の3つに分かれます。 委員長には、策定委員会に引き続き信州大学農学部の植木達人教授が選ばれました。 植木委員長は「地域のモデルとして地域から世界に貢献するようなシステムをつくることが重要だ」と話しました。 伊那市は、森林管理を分けるゾーニングを先行して検討していきたい考えです。 ゾーニングでは、市民が手をかける森林・自然環境を保全する森林・あまり人手をかけず多面的機能を発揮する森林の3つの区分を決めることにしています。 委員会は平成29年度中に推進計画をまとめる予定です。
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西春近小出一区城集落の住民がそば打ち
伊那市西春近小出一区の城集落の住民でつくる「そば打ち倶楽部」の定例会が16日開かれ、そば打ちをしました。 この日は、倶楽部のメンバー16人が地元産のそば粉を使ってそば打ちをしました。 倶楽部は、おととし4月に市のいきいき交流施設として建てられた「なごみ館」を活用しようと、今年4月に発足しました。 月に1回、春近そばの会の会員から指導を受けながら腕を磨いています。 4回目のこの日は、徐々に手つきも慣れてきた様子でした。 指導した春近そばの会の会員は、「しっかり煉らないと茹でた時にやわらかくなってしまう」「切る時は包丁を前に押すように切る」などとアドバイスしていました。 倶楽部のメンバーは40代から70代までで、11月の地区の収穫祭で振る舞うことを目標にしています。
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森さん保育園児にカブトムシプレゼント
伊那市の東春近保育園で近くに住む森登美男さんが19日に園児にカブトムシとクワガタをプレゼントしました。 この日は、全部でおよそ300匹が用意され、園児およそ90人にプレゼントされました。 孫が保育園に通っていた時から始め、卒園後も続けられていて今年で12年目です。 カブトムシやクワガタは、7月に入り森さんが近くの山や河川敷で捕まえたものです。 プレゼントする為に、毎朝4時頃から、山や川を歩くので健康にいいと森さんは話します。 インタ 園児達はカブトムシを貰うと友達と見せ合いながら喜んでいました。
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高遠在来種のそば 復活へ播種作業
幻となっている高遠在来種のそばの復活を目指す伊那そば振興会は播種作業を20日伊那市長谷浦の圃場で行いました。 20日は、振興会のメンバーや栽培のアドバイスを行う信州大学の井上直人教授の研究室の学生合わせて20人が高遠在来種のそばの種を蒔きました。 種は塩尻市の長野県野菜花卉試験場から300グラム譲り受けたもので、20日は100グラムを蒔きました。 メンバーや学生は、手で数粒つまみとり、10センチ間隔に種を置いていきました。 栽培初年度となる今年は20日と27日の2回に分け種をまき、一部は冷蔵で保存するという事です。 振興会によりますと高遠在来種の蕎麦は、戦時中まで各家庭で栽培されていましたが、終戦直後の食糧難により、収量の多い品種へと移り替わり、自然となくなっていったという事です。 栽培のアドバイスをする信州大学の井上直人教授は、在来種の復活は収量重視の農業から品質重視の農業への一歩だと話します。 今年は、種を増やす事を目的に栽培し、今後は収量が安定してきたら小粒で色が良い物を選別していくとしています。 栽培が順調に進めば、3年後に味わう事ができるという事です。