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油圧式集材機のデモンストレーション
油圧式集材機の開発を行っている長野市の会社が1日に、伊那市手良の山林でデモンストレーションを行いました。 油圧式集材機は国からの委託で長野市の前田製作所が開発しているものです。 信州大学農学部が専門的な立場から開発に関わっています。 この日は、信大農学部の演習林で商品化に向けてのデモンストレーションが行われました。 油圧式集材機は、ラジコンで操作できることや、機械をユニットごとに分割することで、移動、設置が容易にできることなどが特徴です。 現場で実際に集材機を使用する企業の参加者からは、「ユニットが分かれているから山あいの細かい地形に役立つ」、「自動運転部分を拡充して欲しい」などの意見が出ていました。 前田製作所は、この日の意見を参考に課題を整理し商品化を目指していくということです。 信州大学農学部では、今後も専門的な立場から開発に関わっていきたいとしています。
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中国の気功を使った健康法講座
まほらいな市民大学の一環で中国の気功を使った健康法の講座が8日に伊那市のいなっせで開かれました。 この日は、全日本導引養生功連盟理事長の佐藤省三さんを講師に迎え講座が開かれました。 気功の一つ「導引養生功」は、中国政府公認の気功で、ゆっくりとした動作と呼吸によりツボを刺激し、自然治癒力と病気の予防治療効果を高めることができるということです。 講座では、佐藤さんと一緒に市民大学の生徒も実際にエクササイズをして体を動かしました。 講師を務めた佐藤さんは、「体を動かして悪いことは一つもない。今日の動作を1つでもいいから覚えて家でもやってほしい」と話していました。
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長谷暮らし座談会
伊那市長谷地区の課題について福祉の観点から考える「長谷暮らし座談会」が16日、気の里ヘルスセンター栃の木で開かれました。 この日は、長谷地域社協や区長など、30人ほどが参加し、「高齢者の交通手段」「雪かき」「住民同士の交流」の3つのテーマで話をしました。 長谷地区では、去年秋に、地域ごとの課題を抽出するための調査を行いました。 少子高齢化に伴い、今回の座談会のテーマとなった3つの課題が浮かび上がってきました。 高齢者の交通手段では、「福祉有償運送などを行っているが、運転手も高齢化してきている」などの話がありました。 雪かきでは、「雪かき機を導入しても操作する人がいない。雪が降ると出かけられなくなる高齢者もいる。住民同士の助け合いのルールを見直す必要がある」といった意見が出ました。 長谷には7つの地区がありますが、そのうち4地区は、高齢化率が50%を超えています。 長谷全体でも高齢化率は40%となっていて、伊那市内のなかでも高い高齢化率となっています。 長谷総合支所では、課題を共通認識にして、助け合い・支えあいの地域づくりを改めて進める必要があるとしています。
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国道153号伊駒アルプスロード整備促進期成同盟会 設立
国道153号伊駒アルプスロード沿線の関係市町村による期成同盟会が、17日に発足し、早期の事業化を決議しました。 国道153号伊駒アルプスロード整備促進期成同盟会は、伊那市、駒ヶ根市、宮田村の関係者で組織します。 伊駒アルプスロードは、駒ヶ根市の北の原から伊那市青島までの約11キロです。 今年2月に天竜川右岸地域のルート帯が決定したことから、関係市町村の連携を図ろうと期成同盟会を設置しました。 総会では、伊駒アルプスロードの早期事業化や、平成39年のリニア中央新幹線開業までの全線開通などを盛り込んだ決議案が承認されました。決議書は地元選出の国会議員や県議会議員あてに提出されました。 この日の設立総会で会長に選任された白鳥孝伊那市長は「災害時の緊急道路として、またリニア中央新幹線の効果を波及させるものとして地域振興に欠かせない生命線となる。整備の必要性を国に強力に要望していきたい」と話しました。
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高遠町で土砂崩落 復旧のめどたたず
16日午前7時40分頃、伊那市高遠町の高遠城址公園の近くの県道で土砂崩落が発生し現在も通行止めとなっています。 この崩落によるけが人はいませんでした。 伊那建設事務所によりますと土砂崩落が発生したのは伊那市高遠町の県道芝平高遠線です。 崩落現場では、幅10メートル、高さ12メートルにわたり法面が崩れ20立方メートルの土砂が道路を覆っています。 この崩落により、殿坂交差点から白山橋交差点が16日の午前8時頃から通行止めとなっています。 現場近くに住む西村博さんは、きのうから異変があったと話します。 伊那建設事務所では、さらに崩落が発生する恐れがある事から、土砂を取り除くなどの復旧作業は当面行わないという事です。 この場所はさくら祭り期間中一般車両が高遠城址公園から市内へと向かう経路となっていて、伊那市では県からの報告をうけ交通規制の対策を検討するとしています。 復旧のめどはたっていません
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児童に読み聞かせ グループ表彰
富県小学校で児童に読み聞かせを行うボランティアグループ「おはなしたまて箱」は、長年の活動が評価され、伊那市子ども会育成会連絡協議会から表彰されました。 15日に伊那市役所で開かれた総会の中で表彰式が行われました。 式にはおはなしたまて箱を代表して田畑智子さんと仲村淳子さんが出席し、協議会の倉澤邦弘会長から表彰状が手渡されました。 おはなしたまて箱は2006年から富県小学校で月に1回読み聞かせを行っています。 きっかけは、学校司書からの呼びかけで、最初は田畑さんら3人で始めました。 現在は保護者を中心にメンバーが増え9人で活動しています。 協議会では、今後も活動を続けて富県地域の子どもの教育のために頑張って欲しいと期待しています。
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市議会社会委 宮田廃棄物処分場建設反対陳情採択
伊那市議会社会委員会は、宮田村で計画されている放射性物質を含む廃棄物最終処分場の建設反対を求める陳情について全会一致で採択としました。 市議会には、宮田村大久保地区に計画されている放射性物質を含む廃棄物の最終処分場の建設の反対を求める陳情が宮田村の環境を守る会の会長で宮田村議会の田中一男議長から提出されています。 陳情では、計画地が天竜川と大田切川の合流点に近く下流域への影響が大きいことや、様々な疑問点が解決されていないことから建設反対を求める意見書を阿部守一知事と長野県議会議長へ提出することを求めています。 議員からは、「陳情は上伊那の他の市町村や広域連合議会でも採択されている。 伊那市議会としても採択すべき」との賛成意見が出されました。 箕輪町議会と南箕輪村議会はこの陳情を採択していて、建設反対の意見書案については箕輪町議会が全会一致で、南箕輪村議会が賛成多数で可決しました。
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伊那市防災センター 概要示す
伊那市は、市役所が被災した場合の代替え施設となる伊那市防災センター(仮称)の概要を16日示しました。 16日は伊那市議会総務委員会協議会が市役所で開かれ、防災センターの概要が示されました。 防災センターは、西町のウエストパーク管理センターと勤労青少年ホーム、女性プラザを解体し、その跡地に建設するものです。 平成30年度の利用開始を目指します。 建物の延べ床面積は1,250平方メートルで、会議室や多目的ホールなど7部屋が設置されます。 普段はクラブ活動や講演会などに利用でき、市役所が被災した場合には市の災害対策本部が設置されます。 駐車場は150台以上止める事ができ、災害時には大型の緊急車両の受け入れに使用する計画です。 市では、来年度から既存の建物の解体工事を行い29年度から防災センターの建設を行う予定で、総事業費はおよそ6億円を見込んでいます。
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女性技術者と市長が森づくり考える
国の行政機関に勤める女性技術者と白鳥孝伊那市長が森づくりなどについて考える意見交換会が3日、伊那市新山のキットハウスで開かれました。 意見交換会は森林資源の活用などを提案する伊那市50年の森林ビジョン策定にともない国の機関と市が連携を図ろうと開かれたものです。 白鳥市長のほか天竜川上流河川事務所の小杉恵さんと南信森林管理署の相馬夏美さんが専門的な立場から意見を交わしました。 小杉さんは天竜川上流河川事務所で砂防に関する仕事をしています。 相馬さんは南信森林管理署で林業の課題改善などに取り組んでいます。 白鳥市長は「様々な意見を聞き連携しながら森づくりを進めていきたい。」と話していました。
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県議会 議長に向山公人氏
県議会の本会議で正副議長選が15日行われ、議長は伊那市区で最大会派自民党県議団の向山公人さんに決まりました。 伊那市区から議長に選出されるのは、28年ぶりとなります。 向山さんは15日の午前9時50分過ぎに、本郷一彦座長に立候補の届け出を済ませ、所信表明をしました。 正副議長選は立候補制で実施しています。 午後1時から開かれた本会議で、正副議長ともに立候補は1人だけだったため各会派の申し合わせにより指名推薦で選出されました。 結果、議長に伊那市区で自民党県議団の向山公人さん、副議長に松本市区で信州・新風・みらいの下沢順一郎さんが決まりました。 伊那市区から議長に選出されるのは向山さんが4人目で、昭和62年から議長を務めた登内英夫さん以来28年ぶりです。 上伊那では、平成7年の清水重幸さん以来となります。 その後開かれた記者会見で向山さんは「議会の存在が理事者側にも県民の皆さんにも伝わるように議会として取り組んでいきたい」と話していました。 申し合わせにより正副議長の任期は1年となっています。
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上伊那初 さくらの湯が木質ペレットを使ったボイラーの運用開始
伊那市高遠町の日帰り温泉施設さくらの湯は、木質ペレットを燃料に使用したボイラーの運用を15日から始めました。 木質ペレットは、間伐材を細かく砕いて粉状にし、固めたものです。 上伊那森林組合が作った「ピュア1号」で、日本木質ペレット協会から全国第1号の認証を受けています。 機械は、電源スイッチを押すと外のタンクから自動でペレットが運ばれ燃焼し、温められたお湯が配管を通って温泉設備や給湯に送られます。 さくらの湯では、これまで灯油ボイラーを使っていましたが、老朽化により機械を替える際に、環境に配慮したペレット燃料の導入を決めたということです。 さくらの湯では、ペレット燃料のPRとして、4月中旬からゴールデンウィーク前まで、小学生の入浴料金300円を100円にするキャンペーンを行います。
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青野恭典さん写真展示会
今年1月に亡くなった写真家の青野恭典さんの作品展が、16日からかんてんぱぱホールで開かれます。 青野さんは、東京生まれの写真家で、全国各地を撮影して回りました。 全国を回る中で、伊那谷の桜と出合い、毎年のように春になると撮影に訪れていたということです。 今回の展示は、「青野恭典が愛した美しいINA Vallayの桜と東北の海」と題し、生前青野さんが愛した伊那谷の桜と撮影に行くことが多かった 東北の海の写真合わせて60点を展示しています。 展示は5月31日までで、入場は無料です。
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モバイルカリング実証結果を報告 2か月で10頭の鹿を捕獲
ニホンジカによる食害を防ぐため、エサを撒いて鹿をおびき寄せ車から猟銃で撃つ方法「モバイルカリング」で、去年10頭の鹿を捕獲したことが、1日報告されました。 この日は、伊那市の長谷総合支所で報告会が開かれました。 報告によりますと、去年10月から11月にかけてモバイルカリングを行い、10頭の鹿を捕獲したということです。 業務を請け負った、東京都の㈱野生動物保護管理事務所の奥村忠誠さんは「暖冬で鹿の移動が遅れ、出没回数が少なく、捕獲数も予想より少なかった。捕獲頭数を増加させるためには、積雪期や春先の残雪期での実施が良いかもしれない」と話していました。 モバイルカリングは、林道の脇にエサを撒いて鹿をおびき寄せ、車の中などから銃により効率的に捕獲する手法です。 中部森林管理局では、今回の結果を踏まえながら、効果的な対策方法を検討していきたいとしています。
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結婚支援の充実と訪れやすい環境へ
いなし出会いサポートセンターは結婚支援サービスの充実や利用者に気軽に訪れてもらおうと、伊那図書館内に移転し14日開所式が行われました。 14日は、白鳥孝市長や市議会議員が出席し開所式が行われました。 出会いサポートセンターは、いなっせ5階からより多くの人に利用してもらおうと伊那図書館に移転しました。 広さは約40平方メートルで、結婚情報関連の書籍や雑誌などを置いた情報スペースや、ボランティアが情報交換できるスペースが新たに設けられました。 出会いサポートセンターは平成20年に開設し、これまでにのべ600人が登録し、85人が結婚に至っているという事です。 出会いサポートセンターが利用できるのは、毎週火曜日から土曜日の午前8時半から午後5時15分までとなっています。
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国道153号伊那バイパスの延伸で沿線を「特定用途制限地域」に
伊那市は、国道153号伊那バイパスの延伸が予定されている伊那市の野底から上の原の一部について、地域で望まない建築物を制限する事ができる「特定用途制限地域」に指定する方針です。 伊那市議会経済建設委員会協議会が開かれ、市側から説明がありました。 特定用途制限地域の指定を目指すのは野底、若宮、前原、上牧、上の原の一部で、延伸が予定されている伊那バイパス沿線で、道を挟んで両側100メートル程度の幅をもって検討しています。 開通後の乱開発を防ぎ計画的な土地利用へ誘導する目的です。 伊那市では現在関係する区の役員を対象に説明を行っていて、来年度から住民説明会などを開く予定です。 そこで出された意見をもとに建設を規制する建物の高さ、店舗などの面積を決定するほか、遊戯施設の制限や建設を制限する工場の種類などを決定するという事です。 伊那市では平成29年度に都市計画法に基づく特定用途制限地域に指定したい考えです。
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宮本高行さん 分杭峠パワースポットの本を小中学校に寄贈
平成6年から2年9か月、三峰川総合開発工事事務所長をつとめ、分杭峠のパワースポットの発見に関わった宮本高行さんは、ゼロ磁場の総合ガイドブックとなる自身の本を、14日に伊那市の小中学校に寄贈しました。 宮本さんが伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に本を手渡しました。 宮本さんは平成6年から2年9か月、三峰川総合開発工事事務所長をつとめていました。 当時、地元の有志とともに美和ダム水源地の地域振興を模索する中で分杭峠のパワースポット発見に至ったという事です。 去年ゼロ磁場発見20周年を記念して総合ガイドブックを作成することになり、宮本さんが担当しました。 本にはゼロ磁場発見の経緯や伊那谷の自然や歴史、みどころなどが書かれています。 本は125冊寄贈され、市内小中学校に配布されることになっています。
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みはらしファームにバーベキューができる施設を来年度建設へ
伊那市は平成26年度から29年度までの4年間で、みはらしファームのリニューアルを進めています。 来年度は収穫体験をした食材を使ってその場でバーベキューなどができる施設を建設する計画です。 現在は市民農園となっている場所の一部に、バーベキューなどができる地域食材提供施設を建設します。 事業費は4,200万円です。 収穫体験などで収穫した野菜を自分たちで調理して味わえる簡易施設を6棟建設する予定です。 西側に5つのテーブルで40人が利用できる施設を作り、北側に1つのテーブルで8人が利用できる小型施設を5棟建設します。 みはらしファームのリニューアルは、国の農山漁村活性化プロジェクト支援交付金を活用して平成26年度から4年間の計画で進められています。 4月1日には雨の日でも200人が利用可能な体験施設がオープンする事になっています。
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東ティモール協会 北原巖男会長講演
日本東ティモール協会会長で、元東ティモール特命全権大使を務めた伊那市高遠町出身の北原巖男さんが、13日、伊那市のJA上伊那本所で講演しました。 北原さんは、伊那市高遠町出身で、伊那市ふるさと大使です。 中央大学卒業後、当時の防衛庁に入り、官房長、防衛施設庁長官などを歴任。 退官後、2008年から2014年まで東ティモールの特命全権大使を務め、現在は、日本東ティモール協会会長として、友好親善、文化交流などを進めています。 東ティモール民主共和国は、岩手県と同じくらいの面積で東南アジアに位置し、2002年にインドネシアの占領から独立しました。 占領下では、人口80万人のうち20万人が虐殺された歴史を持ちます。 現在は平和になり、平均年齢は18歳の若い国です。 北原さんは、「東日本大震災のときには、小さな国にとって大金である100万ドルを日本に贈ってくれた。リーダーたちは、国民を一番に考え、ユーモアにあふれた素晴らしい人物」と話していました。 この講演会は、上伊那の5つのロータリークラブが開いたもので、一般も含め100人ほどが、講演を聞きました。
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謎󠄀解きイベント 隠された宝を探せ!
伊那市創造館で開かれている企画展に合わせ、館内を周って宝物を見つけるナゾ解きイベントが開かれています。 ナゾ解きに使うのは、創造館の前身となる上伊那図書館建設時に作られた館内の平面図です。 平面図に示された場所を見つけ、ナゾ解きをして鍵を開ける番号を集めます。 13日は家族連れが訪れ、ナゾ解きに挑戦していました。 「終戦直後の70年前に、アメリカ軍兵士によって隠された財宝を探す」という設定です。 旧上伊那図書館には、終戦直後実際に進駐軍アメリカ部隊が3か月間滞在していて、兵士が本棚にサインを残しています。 このイベントは、現在開かれている企画展「伊那市創造館と秘密の書庫」に合わせて行われています。 ナゾ解きをしながら地域の歴史を学んだり、建物の雰囲気を楽しんでもらおうと企画されました。 このイベントは、5月30日まで、開館日の午前10時から午後4時まで随時参加することができます。 参加費は1回につき200円となっています。
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郷土芸能を語り継ぐ集い
地域に伝わる芸能を披露する郷土芸能を語り継ぐ集いが13日伊那市高遠町の高遠さくらホテルで開かれました。 集いには、上伊那と木曽地域から20団体が出演し、地域に伝わる歌や踊りを披露しました。 このうち高遠囃子保存会桜奏会は、町内の仲町と霜町に伝わるお囃子を披露しました。 高遠囃子は、江戸時代から城下町に伝承されていて、8つの地区にそれぞれ違う曲が伝わっています。 郷土芸能を語り継ぐ集いは、各団体で作る実行委員会が開いているもので、今年で12回目です。 北原紀孝実行委員長は、「地域に継承されている文化を後世に伝えていってほしい」と話していました。
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春高駅伝応援 三峰川堤防に文字
20日に行われる春の高校伊那駅伝を盛り上げようと、伊那市美篶の三峰川堤防に応援の文字が書かれました。 伊那市美篶青島のナイスロード沿いの三峰川堤防に文字が見えます。 制作したのは、矢島信之さんと北村弘さんです。 二人は、手分けをして、林業で使うピンク色のテープを使って、文字を書いていきました。 矢島さんは、毎年、堤防に文字を書いていて、今回で4年目です。 園芸用のテープも使って応援グッズも作っています。 春の高校伊那駅伝は20日に、伊那市陸上競技場を発着点に行われます。
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老子研究の第一人者 加島祥造さん遺作展
日本を代表する老子研究の第一人者で去年12月に92歳で亡くなった、詩人で墨彩画家の加島祥造さんの遺作展が伊那市坂下のはら美術で開かれています。 会場には、加島さんが制作した墨彩画や書およそ200点が展示されています。 東京出身の加島さんは、中国の思想家老子の思想を詩の形で表現し、数々の書籍を出版しました。 2007年に出版された詩集「求めない」はベストセラーとなりました。 25年ほど前に駒ヶ根市に移り住み、伊那谷の風景や自作の詩を墨彩画で表現していました。 遺作展には、詩集の題名にもなった「求めない」という言葉が含まれた作品が多く展示されています。 はら美術では、2002年から加島さんの個展を開いていて、今回で7回目になります。 加島祥造 遺作展は21日(月)まで伊那市のはら美術で開かれています。
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集団移住で廃村となった芝平の住民がふるさとへ
過疎による集団移住で廃村となった伊那市高遠町芝平のかつての住民でつくる全国芝平会は、12日ふるさとを訪れました。 12日は県内のほか東京都から14人が集まり、離村の碑の前で手を合わせました。 昭和20年頃、芝平にはおよそ100戸500人が住んでいて、林業や養蚕で栄えていました。 その後産業の移り変わりで村外への移住者が増え、昭和53年には全住民が集団移住し廃村となりました。 12日は芝平の諏訪神社にも訪れました。 諏訪神社では、かつて毎年10月に秋祭りが行われ、住民が踊りや太鼓を奉納しました。 子どもが生まれた際には必ずお参りをするなど、人々の集まる場所だったということです。 戦時中には、出征する兵士をここで見送りました。 全国芝平会は、ふるさとを忘れないようにしようと3年に一度集まっていて、芝平を訪れたのは2回目となります。
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伊那よさこい青龍発足 伊那で初
伊那地域で初めてとなるよさこいの団体「伊那よさこい青龍」は、9月に諏訪市で開かれる大会に向け活動を始めました。 12日は、西春近のスタジオにメンバーが集まり、代表を務める小松恵さんの指導で練習が行われました。 よさこいは、高知県発祥の踊りで、全国に団体があります。 伊那よさこい青龍は、踊りを通して伊那市をPRしようと今年1月に発足しました。 練習しているオリジナルの曲は、織田軍と武田軍が戦った高遠城の戦いを題材にしたものです。 メンバーは、小学校3年生から50代までの36人で週に2回練習を行っています。 今後は、衣装をそろえて9月に諏訪市で開かれる大会を目指して練習していくということです。 代表の小松さんは、「100人を目指して活動していく」ということで、一緒に踊るメンバーを随時募集しているということです。 (090-1466-9357)
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さよなら原発上伊那の会 原発廃止を訴え
東日本大震災から5年の節目となったきのう、さよなら原発上伊那の会は街頭活動を市街地で行い、原発廃止を道行く人に訴えました。 12日は、キャンドルおよそ50個に火を灯し、犠牲者の冥福を祈りました。 上伊那の有志でつくるさよなら原発上伊那の会は、毎週金曜日にいなっせ北側で原発廃止を呼び掛ける「いな金行動」を行っています。 3月11日と重なった昨夜は、集まったおよそ40人が「原発事故による被災者を2度と出してはいけない」「安全で平和な自然エネルギーへの転換を」などと道行く人に呼び掛けていました。 大津地方裁判所が運転差し止めを命じた仮処分決定を受け、関西電力は10日から福井県の高浜原発3号機と4号機の稼働を停止させています。 参加者は、「あきらめずに声を上げ続けていきたい」と話していました。
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富県北福地 御柱祭に向けて曳き綱づくり
3月から4月にかけて御柱祭が行われる伊那市富県北福地で、里曳きに使用する曳き綱づくりが、12日行われました。 木遣りの合図で作業が始まりました。 北福地では、今月26日に山出しが、来月3日に里曳きが予定されていて、12日は御柱を曳くための綱をつくる綱打ちを行いました。 1本40メートルの縄を12本使い、綱をよっていきます。 北福地では、平成4年から地区全体で御柱祭を実施するようになりました。 平成16年には、諏訪市で曳き綱づくりの講習をうけ、現在のような綱を作っています。 綱づくりでは、途中に「山の神」という飾りをつけます。 柱を結ぶ側に「飾り房」を作って完成です。 作業は、1本およそ1時間かかり、これを柱4本分作りました。 北福地の御柱祭は、26日に見立て式と山出しが、来月3日に里曳きと建て御柱が行われることになっています。
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車座ふるさとトーク箕輪町 副大臣と意見交換
大臣や政務官が地方に赴き住民の意見を聞く「車座ふるさとトーク㏌箕輪町」が、12日、町保健センターで開かれました。 12日は、厚生労働省の竹内譲副大臣が箕輪町を訪れ、保育士や子育て中の親、長寿クラブの会員など12人と意見を交わしました。 テーマは、「子どもから高齢者まで各ライフステージにおける健康づくり」で、町の独自の取り組みを例に話しをしました。 平成16年度から進めている保育園の運動あそびについて保育士や親は、「腕の力がついたことで転んだ時に顔や頭を守れるようになった」「集中力が高まり、話しを聞けるようになった」などと話しました。 平成23年度から取り組んでいる元気はつらつ箕輪の大先輩活動支援事業について参加者は、「ボランティアをするとポイントがもらえるので、楽しみながら人のために何かできるということが生きがいになっている」などと話していました。
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子育て支援コンサート
子ども達に音楽を楽しんでもらおうと、子育て支援グループ「子どもネットいな」は伊那市の福祉まちづくりセンターで12日にコンサートを開きました。 「ひとなるコンサート」と題して初めて開かれたこのコンサートには、70人を超える親子が参加しました。 演奏を披露したのは、伊那市高遠町在住の原葉子さんをはじめとする、上伊那を中心に活動している音楽仲間5人です。 いろいろな楽器を使って、「カエルの合奏」やアニメの主題歌などを演奏しました。 子ども達は、一緒に歌を口ずさんだり、手拍子したりしながら演奏を楽しんでいました。
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籐花会作品展示発表会
物の籐のつるを使った作品作りを楽しむ伊那市の愛好家グループ「籐花会」の作品展示発表会が、11日から伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。 3年ぶり2回目の今回の作品展では、13人のメンバーが作った籐の作品など100点以上を展示しています。 期間は17日木曜日までで、入場は無料です。
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東日本大震災 あれから5年
東日本大震災の発生から11日で5年となります。 地震が発生した午後2時46分、サイレンが鳴らされると各地で犠牲者の冥福や被災地の復興を願い黙祷を捧げる姿が見られました。 5年前の東日本大震災。 警察庁によりますと、10日現在震災による死者は1万5894人、行方不明者は2561人、震災関連死を含めると死者は2万1000人を超えているということです。 福島県浪江町から避難してきた三浦満さんと里う子さんは津波で家が流されました。 東京電力福島第一原発から5キロの位置で避難指示解除準備区域に指定されています。