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セミの抜け殻で環境変化を調査
セミの抜け殻から地球温暖化による環境の変化を調べるイベントが10日、伊那市内で開かれました。 イベントは、長野県環境保全研究所が去年から県内各地で開いているもので、上伊那では初めてです。 10日は、伊那市を中心に親子7組20人が参加しました。 地域に生息するセミの種類を調べることで、身近な自然に地球温暖化の影響がどのように表れているかを調査していこうというものです。 参加者らは、伊那市の春日神社を訪れ、木の幹や地面に落ちているセミの抜け殻を探しました。 中には1人で30個以上見つけた児童もいました。 創造館に場所を移し、採取した抜け殻を観察してセミの種類を判別していきました。 およそ30分で137個を採取し、最も多かったのは県内の広い範囲で生息しているヒグラシの抜け殻でした。 西日本の暖かい地域に多く生息していて、近年温暖化の影響で北上しているとされているクマゼミの抜け殻は見つかりませんでした。 県環境保全研究所では、セミの抜け殻の他にも草木や鳥などを対象に季節ごとの変化について調べていくとしています。
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青少年のための科学の祭典伊那大会
科学のおもしろさを体験して興味をもってもらおうと、10日から南箕輪村の信州大学農学部で「青少年のための科学の祭典伊那大会」が開かれています。 青少年のための科学の祭典は、日本科学技術振興財団が全国各地の大学などを会場にして開いているもので、県内では信州大学の5つのキャンパスで順番に開かれています。 実験や体験を通して子ども達に科学に興味や関心を持ってもらおうというものです。 今年の伊那大会には、温度により液体から固体に変化する性質を学ぶ手作りグミ体験や手描きのミニプラネタリウムを作るブースなど、体験やものづくりを中心に54ブースが並んでいます。 青少年のための科学の祭典伊那大会は、11日まで開かれていて、時間は午前10時から午後3時までとなっています。
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伊那市ボランティア研究集会
伊那市社会福祉協議会による第8回伊那市ボランティア研究集会が10日、伊那市福祉まちづくりセンターで開かれました。 これは今年11月に行われる「伊那谷縦断、地域をつなぐイベント列車」でのボランティア活動に役立てようと、伊那市社会福祉協議会が開いたもので、関係者およそ50人が参加しました。 イベント列車は障害者が一人で電車に乗り、遠出することが難しいことから、ボランティアが一緒に列車で旅をしてふれあい、語り合うことを目的としています。 集会では障害者に普段の生活で支援して欲しいことや、11月に行われるイベント列車でのコミュ二ケーションの取り方などについて話しを聞きました。 その中で、視覚障害者の中山讓さんは「外出には杖を持っているが、声をかけて誘導や案内をしてくれるとありがたい」と話していました。 また、聴覚障害者の田中みえさんは、「言葉が通じない時もありますが、口の動きやジェスチャーで理解できることも多いのでゆっくり声をかけて欲しい」と話していました。 参加者は、簡単な手話をマスターするなど、今日聴いた話しをイベント列車で役立てたいと話していました。
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カヌーやボートの無料体験
伊那市高遠町の高遠ダム湖でカヌーやボートの無料体験会が9日と明日の2日間開かれます。 9日は親子連れが訪れ、カヌーを体験しました。 無料体験は、B&G海洋センターが海のスポーツの普及のため毎年行っているものです。 子ども達はライフジャケットをつけ、カヌーを楽しんでいました。 カヌー・ボートの無料体験は明日も行われます。 9日の伊那地域の最高気温は34.6度と真夏日となりました。 長野地方気象台によりますと、この暑さは今後2週間ほど続くということです。
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透明樹脂を使ったオーナメントづくり
小学生を対象にしたオーナメントづくりが今日伊那市高遠町の高遠閣で行われました。 9日は市内を中心に40人の児童とその保護者が参加しました。 これは信州高遠美術館が行っているもので、東京芸術大学の学長が信州高遠美術館で作品を展示したことなどが縁で毎年学生を講師に迎えています。 オーナメントは、夏らしく涼しげなものにしようと学生らが考えたもので、ねんどで作った型の中に透明な樹脂を流し込んで作ります。 子どもたちは思い思いの形に型を作り、絵を描いたり貝殻を入れていました。 樹脂の流し込みは学生が行い、子どもたちは作品にやすりをかけて形を整えました。 学生は、「子どもたちに工作の楽しさを知ってもらえたら嬉しい」と話していました。
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公衆衛生専門学校症例研究発表会
伊那市荒井にある長野県公衆衛生専門学校は7月31日、地域住民も参加できる公開授業を初めて行い、学生が実習の成果を発表しました。 公衆衛生専門学校では、歯科衛生士を養成するための教育内容を広く地域の人たちに知ってもらおうと、初めて学校公開を計画しました。 この日は地域住民などが学校を訪れ、1、2年生と共に3年生の実習の成果発表を学しました。 3年生は、今年2月から5月まで家族に4回学校に来てもらい、模擬患者として症例研究を行いました。 1回目は口の中の検査をして症状を分析し、2回目以降は学校内の実習室でブラッシングの指導や歯石除去を行いました。 発表後は、下級生から「患者にパネルを使って説明をしていて親切。反省点が明確になっていて良かった」などの意見が出ました。 歯科衛生士の橋爪由美子さんは「2カ月間の実習は人生で見ると短期間だが、そこからがスタート。患者とコミュニケーションを取って信頼関係を築くことが一番大事」とアドバイスをしていました。
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旧上伊那図書館書庫を公開
伊那市の創造館は、2階の書庫を上伊那図書館歴史資料室として整備し、10日から一般に開放します。 上伊那図書館の書庫を活用した歴史資料室は、1930年昭和5年に開館した上伊那図書館の雰囲気を今に伝えています。 創造館として改修された際、書庫はそのまま残しました。 資料室には図書館の建設に関わった建築家や製糸家など3人の資料や戦中・戦後の資料を並べます。 昭和初期のモダン建築を伝える上伊那図書館は、国の重要文化財に指定されている諏訪の片倉館を設計した建築家森山松之助が基本設計を手がけ、長野建築界鉄筋コンクリート建造物の父とされる黒田好造が実施設計を担当。 費用は辰野の製糸家武井覚太郎が寄付しました。 資料室には、これに関する資料や過去の写真などを展示して功績をたたえています。 1947年昭和22年から連載が始まった漫画バット君。 この漫画と上伊那図書館とのかかわりは、外壁のタイルにあります。 図書館の外壁に使用されている高遠焼きのタイルは、東京から技師が招かれ制作しました。 その技師の息子、井上一雄がこのバット君の作者です。 一雄は、父親が図書館の建設に携わった時期に当時野球が強かった旧制伊那中学校に通っていました。 上伊那図書館歴史資料室は、10日午前10時から一般に開放されます。
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池坊 巡回講座
華道家元池坊による巡回講座が、7月28日、伊那市のいなっせで開かれました。 池坊は日本の華道の流派で最も歴史があるといわれ、歴史上で初めてその名が文献に記された、550年前から受け継がれています。 講座は、最新のいけばなの技術を伝えると共に、誰もが自宅で花を楽しむヒントやアイデアのきっかけにしてもらおうと毎年、全国各地で開かれています。 講座では、京都にある池坊中央研修学院の講師、佐々木康人さんが、花や葉の使い方や器の選び方を、実演を交え解説しました。 佐々木さんは「生け花は、同じ花を使っても、その大きさや形などが微妙に違う。常に五感を使って集中して行う事が大切です。」と話していました。 会場には、上伊那でいけばなを学ぶ人など350人余りが訪れステージで行われる、実演を熱心にみていました。 池坊伊那支部では「生け花は敷居が高いと思われがち、若い人達にも興味を持ってもらえたら」と話していました。
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伊那市の中学生サミット 地域活性化について意見交換
伊那市内6つの中学校の生徒会役員が、伊那市の活性化について意見を交わす第3回中学生サミットが、8日、市役所議場で開かれました。 今回初めて、議場でサミットが開かれ、市内中学校の生徒会役員3役が参加したほか、各学校から5人ずつが傍聴に訪れました。 各学校が、それぞれに取り組みをプレゼンテーションした後、提案、質疑応答が行われました。 1つの学校が提案すると、他の中学校から、質問や関連の提案が出されていました。 このうち、長谷中学校は、長谷地域のパンフレットについて「もっと文章を短く、分かりやすい言葉を使った方がいい」と提案しました。 伊那中学校は、ローメンでギネス認定に挑戦したいと提案しました。 9月28日の文化祭で、100グラム以上盛り付けたローメンを何皿並べられるかという記録に挑戦するということです。 材料費は、アルミ缶回収などで賄うほか、ローメンズクラブが協力してくれることになったことを報告した上で、伊那市に助成を求めました。 伊那市によるとギネスの申請に30万円、認定に70万円かかるということです。 白鳥市長は、「がんばっている人は、応援したいと当初から言っている。ギネス挑戦をうれしく思うし、応援しなくてはいけないだろう」と答えていました。 サミットの講評で、白鳥市長は、「非常に楽しい一般質問だった。将来は伊那に帰ってきて、一緒に地域を作って欲しい」と呼びかけていました。
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山梨の親子が味噌づくり体験
山梨県の親子が7日伊那市西箕輪のハナマルキ株式会社伊那工場を訪れ味噌作りを体験しました。 7日は山梨県から小学生とその保護者35人ほどが訪れ、味噌の仕込みを体験しました。 大豆をつぶす道具を使い、ハンドルを回すと、ミンチ状の大豆が出てきました。 つぶした大豆は麹・塩と一緒に袋にいれてよくこねて混ぜます。 味噌作り体験は、食育や地域の観光振興に貢献しようとハナマルキ株式会社が毎年行っているものです。 今年は7月から8月にかけ県外を中心に13団体、600人が参加します。 酵母液を入れ、再び混ぜたら仕込みは完成です。 7日仕込んだ味噌は、3か月間熟成・発酵させ、11月には参加者に届けられるということです。
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七夕伝統「さんよりこより」
三峰川を挟んで、北側の伊那市美篶と南側の富県で7日、月遅れの七夕行事「さんよりこより」が行われました。 さんよりこよりは、洪水を起こす「疫病神」に扮した大人を地区の子どもたちが、七夕飾りでたたき、厄払いをする伝統行事です。 およそ590年前の洪水で高遠町藤沢にあった天伯社が当時の桜井村に流され、その後対岸の川手村に流れついた事が始まりとされていて、毎年8月7日に行われています。 集まった子どもたちは、七夕飾りを手に、鬼役の大人を囲み、「さー寄ってこいよ」という意味の、「さんよりこより」を唱えます。 3周回った後、手にしている七夕飾りで、鬼役の大人を一斉に叩き、これを3回繰り返しました。 美篶の川手天伯社で「さんよりこより」が終わると、御神体を対岸の桜井天伯社へと移します。 この時、ご神体を乗せた神輿を3回くぐると、今年1年、健康で過ごせ、妊婦は安産すると言い伝えられていて、集まった子供たちは、かがみながら境内に置かれた神輿の下をくぐっていました。
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台湾の小学生が高遠小で人形劇披露
台湾の小学生でつくる人形劇団が7日、伊那市高遠町の高遠小学校を訪れ、人形劇を披露しました。 高遠小学校を訪れたのは、台湾の平等国民小学校の児童でつくる人形劇団のメンバー15人です。 子供達は、飯田市で開かれている人形劇のイベントに参加する為に来日しています。 300年以上の歴史を持つ、台湾の伝統的な人形劇「布袋戯(プータイシー)」と呼びます。子供達は、木と布で出来た、大きさ30センチほどの人形を使い、劇を披露しました。 今回の伊那市での上演は、台湾の教育の礎を築いた、東京芸術大学の初代学長伊澤修二と、その弟伊澤多喜男の出身地である伊那市と、台湾の民間レベルでの交流を深めようと、伊那市の住民有志のグループが企画しました。 このグループでは、「小学生から大人まで幅広い年代を巻き込み、交流をおこなっていきたい」としています。 台湾の子どもたちは明日、伊澤修二ゆかりの地などを見学し、9日にいいだ人形劇フェスタに出演する予定です。
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酒井一さん木工作品制作
伊那市西春近の酒井一さんが、9月に開かれる井上井月の「千両千両井月さんまつり」に向けて、木工作品を制作しています。 大工をしている酒井さんは、30年ほど前に、新築の家を建てる時に余った木材で表札を作ったのがきっかけで木工作品を作るようになりました。 この日は、9月に行われる井月さん祭りで展示販売する作品を作りました。 作品は、ひょうたんや自転車をかたどったものなど、60点ほど出品する予定です。
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広島に原爆が投下されてから68年 平和を願う
1945年8月6日広島に原爆が投下されてから68年が経ちました。 伊那市山寺の丸山公園では市民らが平和への誓いをあらたにしました。 6日は、原爆が投下された時刻の午前8時15分に合わせ集まった人たちが黙とうを捧げました。 平和の日の集いは、非核平和都市宣言をさらに進める伊那市民の会が毎年8月6日に開いていて今年で27回目です。 原爆の火が灯されている丸山公園の平和の塔の前にはおよそ60人が集まりました。 非核平和都市宣言をさらに進める伊那市民の会代表の建石繁明さんは「戦争体験を語れる人が少なくなっている。歴史は語り継がなければ消えてしまう。平和の尊さと大切さを市民に発信していきたい」と話していました。
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六道地蔵尊で縁日
亡くなった霊を迎える六道地蔵尊縁日が6日、伊那市美篶の六道の杜で行われました。 毎年お盆前の8月6日に、この御堂にお地蔵様を祀り、早朝から先祖供養や新盆の家の人達が仏様を迎える六道地蔵尊縁日が行われています。 毎年、美篶上川手と下川手の老人クラブがこの行事を持ち回りで担当しています。 縁日は午前0時から夜通しで行われていて六道地蔵は年に一度だけ公開されます。 六道地蔵は平安時代に平清盛が全国に作らせた六つの地蔵のうちの一つという言い伝えがあります。 朝4時過ぎ、地元住民が訪れ、六道の杜の松の穂が入ったお札を購入し地蔵に手を合わせていました。 松の穂に亡くなった人の精霊を乗せ、仏壇に供え迎えるということです。 今年はおよそ1500人が六道の杜を訪れたということです。
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中南信の高校生が一日看護体験
中南信の高校生が7月29日、伊那市の伊那中央病院で一日看護体験をしました。 この日は、上伊那地域を中心とした6校から36人が伊那中央病院を訪れ、4人ずつ各病棟に分かれて看護体験を行いました。 これは、高校卒業後の進路を考える上で、参考にしてもらおうと行われたものです。 産婦人科病棟では、生まれて間もない新生児を抱いて、看護師からお産や出産後の話などを聞いていました。 脳卒中センターでは、看護師に教わりながら、患者の手を洗う体験をしました。 伊那中央病院では、「体験を通して将来医療の仕事に関わる生徒がいてくれれば嬉しい」と話していました。
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幼保小連携プロジェクト研修会
小学校と保育園が連携して魅力的な教育を推進する「幼保小連携プログラム」研修会が、5日伊那市の東春近中央保育園で開かれました。 この日は市内の小学校教諭と保育士およそ50人が東春近中央保育園で園児が外で遊ぶ様子を見学しました。 「幼保小連携プログラム」は、保育園児が学ぶ力を育み、入学後、スムーズに学校生活に移行できるように保育士と小学校教諭が協力して取り組んでいるものです。 見学のあとに行われた意見発表会で保育士は、「子どもが自分で考えて行動できるようになるには子ども同士の繋がりが大切。その手助けになるように積極的に声かけをしていきたい」と話していました。 教諭は「保育園での学びを土台にして小学校でもやる気を引き出せるように取り組みたい」と話していました。
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熱気溢れた伊那まつり
第41回伊那まつりが3日と4日に開かれました。 市民おどりには88団体およそ6,500人が参加しました。 今年の伊那まつりは、「翔(はばたけ)」をテーマに行われ、3日の市民おどりでは、88団体およそ6,500人が熱気あふれる踊りを披露しました。 「伊那節」と「勘太郎月夜唄」を後世に伝えていこうと、去年に引き続きコンテストも行われ、22団体が優秀賞に選ばれました。 4日は、伊那市役所周辺で花火大会が開かれました。 花火大会には、73番組、およそ4,000発の花火が、打ち上げられました。 フィナーレを飾った音楽花火では、音楽に合わせ、色とりどりの花火が打ち上げられ、今年の第41回伊那まつりを締めくくりました。
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富県小児童に自転車指導員証
伊那市の富県小学校の自転車クラブは、7月5日に長野市で開かれた県大会で団体6位入賞、個人では、6年の六波羅陽平君が4位と健闘しました。 7月26日には、全校児童の前でクラブ長で個人4位の六波羅君に賞状が伝達されました。 自転車クラブには、4年生から6年生までの13人がいます。 県大会に出場した4人には、県警本部長と県交通安全協会長連名の自転車指導員証が、ほかのクラブ員には、伊那警察署長と伊那交通安全協会長連名の指導員証が贈られました。 クラブ長の六波羅君は、「これから夏休みになるので、自転車に乗るときには注意をして事故にあわないようにしてほしい」と話していました。
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地蜂少なく愛好者から困惑の声
蜂追いの文化が伝わる伊那地域ですが今年はその数が少なく伊那市地蜂愛好会では、毎年恒例の蜂追い大会を中止しました。 会員からは減少傾向は数年続くのではないかという困惑の声が上がっています。 伊那市地蜂愛好会会員の小木曽大吉さん。 長年会長を務めていた小木曽さんは蜂追い文化の継承に尽力しています。 自宅の庭には巣箱が並びレバーなどエサを与え大事に育てています。 小木曽さんによりますと今年は蜂が少ないことから会員らは県外まで足を伸ばし採りに行くなど苦労しているということです。 蜂追いは目印となる綿をつけて飛び立たせその後を追いかけ巣を探すものです。 それにより見つけた巣を持ち帰りその蜂を食べるもので、伊那谷の食文化として継承されています。 小木曽さんによりますと3キロの巣を作るために、20キロから30キロのエサが必要になるということでエサ不足についても心配しています。 伊那市地蜂愛好会では、蜂追い文化を継承するためにもその数を増やすための取り組みを行いたいとしています。
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西春近南小学童クラブに被災地のひまわり咲く
伊那市の西春近南小学校の学童クラブの敷地に、東日本大震災の被災地のひまわりが咲きました。 敷地には、子ども達が種を蒔いたひまわりが咲いています。 種は、震災の被災地、宮城県石巻市の大川小学校と、岩手県大船渡市吉浜中学校の2箇所から届きました。 子どもたちは自分が種を蒔いたひまわりに毎日水やりをするなどして育ててきました。 学童クラブでは現在、夏休みを迎えた子供たちが、勉強するなどして日中を過ごしています。 1日は小雨が降っていたので建物の中から、ひまわりの絵を描きました。 種が届いたのは、学童クラブに通う3年生の赤羽 希さんが、一冊の本に出会ったことがきっかけです。 宮城県の大川小学校でわが子をなくしたお母さんたちが、ひまわりを育てる実話、「ひまわりのおか」。 希さんは、本を読んでから千羽鶴を折り始めました。 学童クラブのみんなも手伝って完成した千羽鶴は、岩手県の吉浜小学校に届けられました。 そのお礼に、学童クラブにひまわりの種が届けられました。 また、インターネットで、希さんの思いを知った「ひまわりのおか」のお母さんから、希さんの自宅に種が届きました。 希さんは、その種を自宅に蒔いたほか学童クラブに届けました。 担任に頼んで、学校の敷地にも蒔いてもらいました。 希さんは「被災地から種が届いたから、きれいに咲いて欲しいと思った。種が採れたら、友達にも配って、いろんなところできれいに咲いて欲しい」と話しています。
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伊那まつり パーク&ライド呼びかけ
第41回伊那まつりは、3日に市民おどり、4日花火大会の日程で行われます。 まつりを直前にひかえ、2日は、関係者が準備に追われていました。 3日は、午後5時30分から市民おどり、4日は、午後7時30分から花火大会が予定されています。 伊那ケーブルテレビでは、市民おどり、花火大会とも生中継でお伝えします。 なお、2日目の遊ingビレッジと花火大会では、今回会場周辺に駐車場を設けず郊外に駐車して公共交通機関により来場者を会場に誘導する「パークアンドライド」方式を初めて採用します。 会場となる市役所周辺の交通渋滞を緩和させる目的です。 市街地循環バスイーナちゃんバスやシャトルバスを10分から15分間隔で運行します。 郊外の駐車場は、上の原のNEC長野北側駐車場に1,200台、伊那勤労者福祉センター体育館駐車場に400台となっています。
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県自動車販売店協会 伊那市と辰野町に防犯グッズ寄贈
交通事故の防止対策に役立ててもらおうと、一般社団法人県自動車販売店協会が伊那市と辰野町に防犯ベストと懐中電灯を寄贈しました。 7月24日は、県自動車販売店協会の宇都宮保理事長が伊那警察署を訪れ、伊那防犯協会連合会会長の白鳥孝市長と辰野町防犯協会連合会会長の矢ヶ崎克彦町長に目録を手渡しました。 寄贈されたのは、LEDライト付き防犯ベスト100着と懐中電灯100個です。 防犯ベストはボタンを押すとLEDライトがつき、懐中電灯は警報音が鳴るように作られています。 伊那市に70セット、辰野町に30セットずつ寄贈されました。 県自動車販売店協会は、29社が加盟していて、寄贈は平成21年から県内の各市町村を対象に行っています。 白鳥会長は「朝晩の見守り隊やボランティア活動で、しっかりと活用し地域の安全に努めたい」と話していました。 ベストと懐中電灯は伊那市と辰野町のほか、佐久市にも寄贈されたということです。
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新宿区民が手良で農業体験
東京都新宿区民が、伊那まつりにあわせて、伊那市を訪れています。区民は手良野口で、農業体験や里山散策などを楽しんでいます。 新宿から訪れたのは、2歳から70代までの35人です。 伊那市と新宿区が友好都市として交流していることから、3年前から行われています。 2日は、手良野口に残る遺跡・八十八観音を見たり、ジャガイモ掘りを楽しみました。 ジャガイモ掘りでは、子ども達が、採れたイモを袋いっぱいに詰めていました。 この新宿区友好都市交流は、人気のプログラムで、定員の倍の70人の応募があり抽選が行われました。 リピーターの申込みも多いということです。 受け入れている手良野口地区では、将来的には、農家民泊の受け入れや、Iターンによる人口増加など地域活性化につなげていきたいとしています。 新宿区民は、3日、トマト狩りなどをし、伊那まつりにも参加するということです。
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島﨑洋路さんの講演会
「みどりの文化賞」を長野県内で初めて受賞した、伊那市の島崎洋路さんの講演会が1日、いなっせで開かれました。 講演は伊那市や上伊那地方事務所などが主催したもので、林業関係者や信州大学農学部の学生など、およそ80人が話を聞きました。 島崎さんは元信州大学教授で、長年森林整備について研究をしてきました。 今年5月には公益社団法人国土緑化推進機構が、顕著な功績があった人に送る、「みどりの文化賞」を長野県内で初めて受賞しました。 1日はこれまで取り組んできた森林の整備方法などの話をしました。 島崎さんは「森林整備は結果が出るまで長い年月が必要だが、素人でも細い木を斜面に沿って列状に間伐する「列状間伐法」や、残す木に最初から印をつけて間伐する「保残木マーク法」で整備した山は確実に元気になる」と話しました。
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せせらぎ子ども広場スタート
伊那市社会福祉協議会は伊那市西春近の上島せせらぎ館を開放して子供たちの遊び場にする「せせらぎ子ども広場」を24日スタートさせました。 初日の24日は伊那市西春近小出島の上島地区の小学6年生までの子供20人ほどが集まり、謬乳パックを使ったトンボを作りました。 伊那市社協では違う年齢の友達と外で遊ぶ機会が減った子ども達が地域の人たちの中で自由に遊ぶ場所を作ろうと「遊び場発掘プロジェクト」をこれから進めていきます。 今回、小出島社協が呼びかけに応じ、モデル事業としてせせらぎ子ども広場をスタートさせました。 地区社協や地域ボランティアが見守る中、子どもたちは遊んだり、勉強をするなど自由に過ごすことができます。 せせらぎ子ども広場は、毎週水曜日と毎月第2、第4土曜日に上島せせらぎ館で開かれます。
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サイバー犯罪で伊那の男 書類送致
伊那警察署と県警察本部サイバー犯罪対策室は1日、著作権法違反などの容疑で伊那市の男を長野地検伊那支部へ書類送致しました。 伊那警察署の発表によりますと書類送致された男は、伊那市の33歳の会社員で著作権法違反および私電磁的記録不正作出・同共用の疑いです。 ファイル共有ソフト「Share」を使ってテレビ番組をインターネット上に流し著作権を侵害したほかパソコンでB-CASカードを不正に改変し有料放送を視聴していたものです。 サイバー犯罪対策室がサイバーパトロール中に発見しました。 調べに対し男は容疑を認めているということです。
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伊那中央ロータリークラブ たかずやの里にテレビ寄贈
伊那市富県の児童養護施設たかずやの里の移転改築に伴い、新しい施設の備品として役立ててもらおうと、伊那中央ロータリークラブは、7月25日、液晶テレビを寄贈しました。 この日は、池田幸平会長ら6人がたかずやの里を訪れ、施設を運営するたかずや福祉会の埋橋良和理事長に目録を手渡しました。 贈られたのは、22万円相当の52インチの液晶テレビです。 テレビは、今の施設の食堂に設置され、新しい施設でも活用するということです。 池田会長は、「いろいろ活用してもらい、勉強にも役立ててください」と話していました。
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高遠城址公園で戦国時代の城攻めを体験
伊那市高遠町の高遠城址公園で、1日、子ども達が戦国時代の城攻めを体験しました。 「進徳館軍」を名乗る70人の小学生達は、高遠城を落とそうと、掛け声をあげて一斉に堀を登り始めました。 これは、城を敵の攻撃から守るために造られた堀の作りを学んでもらおうと高遠町公民館が初めて企画した体験学習です。 堀を登って攻め入る進徳館軍を阻止しようと、大人たち扮する高遠城の守備隊たちが応戦します。 しかし、抵抗の甲斐なく、二の丸が落とされました。 次は本丸を目指します。 本丸に続く門が閉ざされているため、再び堀を登ります。 高低差約11mの堀を登り切った進徳館軍は、ついに高遠城を落としました。 高遠町公民館では、来年以降も城攻めを体験する学習会を計画しているということです。
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桑名智絵さん彩画展
伊那市出身で長野市在住の桑名智絵さんの彩画展が1日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 今回の彩画展では1年間で描きためた近作、およそ30点が展示されています。 作品は全て現地へ行ってスケッチし、感動が冷めないうちに仕上げているということです。 桑名さんは色にこだわり、きれいな色を使いたいと「彩画」という独自の世界を作り出しました。 彩画は水彩絵の具で、額に使うマットに描くことで、水彩絵の具のにじみ具合や色合いが変化するということです。 桑名さんの彩画展は6日まで、かんてんぱぱホールで開かれています。