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桜シリーズ 六道の堤・北殿エドヒガンザクラ
桜シリーズ3日目は、伊那市美篶の六道の堤と、南箕輪村北殿のエドヒガンザクラです。
伊那市美篶の六道の堤の周りには、50本ほどのタカトオコヒガンザクラが植えられています。
堤の水面に写りこんだ桜を楽しむことができます。
また、晴れた日には中央アルプスも一望できます。
桜は現在7分咲き程度で、10日前後には満開になりそうです。 -
伯先桜・見通し桜 見ごろに
桜シリーズ。
5日は、伊那市西町の伯先桜と狐島の見通し桜を紹介します。
伯先桜は、江戸時代の中期に医師で俳諧の巨匠だった中村伯先が子どもの頃に植えたとされる枝垂れ桜です。
花は、ほぼ満開で今がちょうど見ごろです。
樹齢は200年余り、幹の太さは6メートル、高さは10メートルで、伊那市の天然記念物に指定されています。
伯先桜と天竜川をはさんで対岸に見通すことができる見通し桜とが測量の基点となっていました。
洪水の多かった当時の天竜川でこの見通し桜は、流されることがなかったといいます。
見通し桜も今が満開で、通りがかりの人たちが桜を見上げていました。
この見通し桜について、隣に住む宮下さんから面白い話を聞くことができました。
宮下さんは、86歳。
桜の周辺4軒は、大水が出ても流されることはなかったといいます。
この土地は、その昔高穂田という地名で、宮下さんの家の屋号も高穂田だったということです。 -
春日公園ぼんぼり設置
観桜期を前に、伊那市の春日公園で5日、ぼんぼりが取り付けられました。
公園開きを前に、ルネッサンス西町の会の会員などおよそ30人がぼんぼりの取り付け作業を行っていました。
ぼんぼりは2基3,000円からで、今年は西町区を中心に市内の飲食店などからおよそ500基の協賛がありました。
春日公園は、5日からライトアップが行われます。
13日土曜日には、今年で10回目となる新酒祭りが行われます。
伊那谷の9つの酒蔵の新酒が味わえる他、太鼓やジャズの演奏が披露されます。
公園内には、ソメイヨシノとコヒガンザクラがあわせて230本ほど植えられています。
日当たりのいい南側では、徐々に咲き始めています。
ルネッサンス西町の会では、20日頃までは楽しめるのではないかと話していました。 -
現金350万円だまし取られる
伊那市内に住む女性が現金350万円をだまし取られる「もうかります詐欺」事件が発生しました。
伊那警察署の発表によりますと詐欺にあったのは伊那市に住む50代の女性です。
3月下旬被害者宅に証券会社の社員を名乗る男から「青色の封筒が届いたら連絡ください」などと3回電話がありました。
その後被害者宅に医療器具販売会社名の証券購入パンフレットが郵送されてきたことから
被害者が4月に、証券会社の社員を名乗る男に電話をしました。
男に「証券を貴方名義で買って譲って欲しい」「名義を借りたお礼はします」などと言われ証券購入の予約をしました。
予約後、被害者宅に男から証券代を支払ったと電話がありましたが医療器具販売会社から「名義貸しは犯罪になります」「お金を送付してもらえれば取引委員会に通報しません」と言われ指定された口座に現金350万円を郵送しました。
被害者が男が名乗っていた証券会社について調べると実在しないことがわかり被害に気付いたということです。
伊那署では証券の代理購入などの儲け話にはすぐ乗ることなく警察に相談するよう注意を呼び掛けています。 -
富県安協 交通安全傘寄贈
伊那市の富県交通安全協会は5日、富県小学校の1年生全員に黄色い交通安全傘をプレゼントしました。
5日は富県安協の田中茂雄会長らが富県小学校を訪れ、1年生25人に傘を贈りました。
富県安協では、子どもの事故防止につなげようと3年前から新1年生に傘を贈っています。
傘は黄色の生地の一部が透明になっていて雨の日でも前が見えるようになっています。
また、傘のふちに夜光反射材が縫い付けられています。
田中会長は「登下校の際には車に十分注意して欲しい」と子どもたちに呼びかけていました。
富県小では「地域のみなさんに子ども達の安全を見守っていただきありがたい」と感謝していました。 -
信州高遠美術館で高崎昇平さん日本画展
花見シーズンに合わせ限定販売されているオリジナルフレーム切手「高遠の桜」の原画を描いた、東京都在住の日本画家、高崎昇平さんの作品展が、伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。
会場には、切手の原画となった作品4点のほか、高崎さんが書いた高遠の桜や、四季折々の風景など20点が展示されています。
高崎さんは、1968年に東京都で生まれ、東京芸術大学を卒業。2000年に開かれた、第1回信州高遠の四季展で大賞を受賞しています。
切手は、花見シーズンに合わせて3千部限定で販売されています。伊那市内の郵便局などで購入する事ができ、50円切手10枚一組900円、80円切手10枚一組1,200となっています。
切手の原画などを含む高崎さんの作品展は、5月19日まで伊那市高遠町の信州高遠美術館で開かれています。 -
伊那市、箕輪町、南箕輪村の全ての小中学校で一斉に入学式
伊那市、箕輪町、南箕輪村の全ての小中学校で、4日、一斉に入学式が行われ、新1年生が学校生活をスタートさせました。
このうち、箕輪町の箕輪南小学校には1クラス14人が入学しました。
新1年生は在校生の拍手で迎えられ入学式に臨みました。
宮下徳雄校長は、「我慢ができる人になる事、友達を大切にすることの2つの約束を守って、学校生活を送ってください」と呼びかけました。
この後6年生が太鼓の演奏で入学を祝い、1年生は、保育園で練習してきた歌を披露しました。
式が終わると学級指導の時間です。担任の教諭から名前が呼ばれると、元気に返事をして握手をしていました。
4日は、伊那市、箕輪町、南箕輪村の全ての小中学校で入学式が行われました。
教育委員会によりますと、この春小中学校に入学した新1年生は、伊那市の小学校で681人、中学校で673人、箕輪町の小学校で270人、中学校で241人、南箕輪村の小学校で147人、中学校で166人となっています。 -
柴 和彦さん木彫り渓流魚展
イワナやアマゴなどの渓流魚の木彫作品展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
求愛行動をするイワナたち。清流の主のようなカジカ。
本物と間違えそうなこれらの作品は、すべて木彫りで作られていて、会場には小さい作品もあわせると200点ほどが並んでいます。
制作したのは、箕輪町松島在住の柴 和彦さんです。
40年近く、渓流釣りを趣味としてきた柴さんは、魚好きが講じて4年半前に脱サラし、本格的に渓流魚の木彫りをはじめました。
山や湖などで拾い集めた流木などを台座に、まるで泳いでいるかのように魚たちが並べられています。
柴さんが手がけるのは5種類の渓流魚。会場はさながら渓流魚の水族館のようです。
会場では魚のストラップやブローチなどの小品も販売されていて、訪れた人が手にとって確かめていました。
この木彫渓流魚展は、8日(月)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
桜シリーズ 伊那公園
桜シリーズ初日は、伊那市中央の伊那公園の桜です。
伊那公園には、12種類、450本の桜が植えられています。
蒸気機関車D51との共演も見どころのひとつです。
現在は、園内のコヒガンザクラが満開となっていて、 4日は、親子連れが、桜の下で昼食を楽しむ姿が見られました。
伊那公園桜愛護会によりますと来週は、ソメイヨシノが見頃を迎えるということです。
伊那公園には、今年、桜の数と同じ450個のボンボリが設置され、5日、点灯式が行われます。
14日には、さくら祭も企画されていて、地域の食を盛り込んだD級七色弁当も限定150食で販売されます。 -
いな歌謡祭
上伊那などのカラオケ愛好家が歌を披露するいな歌謡祭が伊那市のいなっせで31日開かれました。
31日は上伊那などのカラオケ愛好家およそ50人が参加し、歌謡曲70曲ほどを披露しました。
いな歌謡祭は、伊那市などでカラオケ教室を開いている歌謡アカデミーが毎年開いているものです。
出演は65歳以上が中心で、80代の参加者もいます。
歌謡アカデミーの今井ひろし代表は、「高齢者の方も歌うと元気になる。趣味を楽しんで充実した人生を送ってほしい」と話していました。
ある参加者は、「曲を覚えるのに1か月間かかったけれど、練習の成果が出せた。できるかぎり歌を続けていきたい」と話していました。
いな歌謡祭の模様は、5月からご覧のチャンネルで放送します。 -
伊那山仲間と伊那山の会 伊那市に寄付
登山愛好家などでつくる伊那山仲間と伊那山の会は29日、西駒山荘と登山道の整備費として合わせて45万円を伊那市に寄付しました。
29日は伊那山仲間の北原功会長と伊那山の会の初代会長の唐木勉さんら5人が市役所を訪れました。
伊那山仲間は、会員やOBなどおよそ40人に呼びかけ25万円を寄付しました。
伊那山の会は、会費の中から遭難対策費として積み立てている中の一部20万円を寄付しました。
会員らは「登山者のニーズにあった小屋が建てられることを期待している」などと話していました。
白鳥孝市長は「ありがたく使わせていただきます」と感謝していました。 -
フェイスブック活用についての講演会
インターネットを使ったコミュニティサービス「フェイスブック」についての講演会が29日、伊那市のいなっせで開かれました。
講演会は、伊那市と駒ヶ根市、飯田市の商工会議所青年部が開いたものです。
「フェイスブックバカ」の著者、美崎栄一郎さんが講師を務めフェイスブックの活用について話しました。
美崎さんは、美容師の活用方法を例にあげ「シャンプーなど商品の宣伝ばかりしていたのでは駄目。お店の周りにある飲食店や観光施設のことなど、店に来てもらうための情報を載せるといい」と話していました。
伊那商工会議所青年部の小池真一部長は「フェイスブックの活用を学ぶことで人脈が広がり、仕事に活きるきっかけになればうれしい」と話していました。 -
伊那谷の珍味満載 伊那公園七色弁当
ザザムシや蜂の子、熊肉などといった、伊那谷特有の食を盛り込んだ季節限定の弁当が、14日(日)に伊那公園で販売されます。
3日は、その試食会が伊那市役所で開かれました。
テレビ局のカメラに囲まれた白鳥孝伊那市長。
伊那公園桜愛護会が花見シーズンにあわせて作った伊那谷D級弁当 伊那公園七色弁当は、多くの注目を集めました
D級のDはデラックスのD、七色は、食材を表しています。イナゴ、ハチの子、ザザムシ、獅子肉のすき焼き、鹿肉のカツ、熊肉の焼肉、ローメン、蜂の子ご飯、鹿肉の燻製がついて1,500円です。
弁当は、14日の午前11時30分から伊那公園で販売されます。
桜愛護会の特製弁当づくりは、今年で3年目で、これまでより、それぞれのおかずの量を多くし、弁当の数もこれまでの限定100食から50食多くし、150食としました。
弁当に使われている食材は、全て伊那谷で採れた物で、愛護会会員が調達し調理まで行いました。
試食をした白鳥市長は、「地産地消の原点。郷土の味として子どもたちに食べさせてあげたい」と話しながら箸を進めていました。
愛護会によりますと、今年は桜の開花が例年より早いが、14日には多く人に味わってもらいたいと話していました。
伊那公園七色弁当は、1個1,500円で、14日午前11時半から、限定150食で販売されます。 -
地域交通安全活動推進委員委嘱式
地域交通安全活動推進委員の委嘱式が3日伊那警察署で行われ、17人が委嘱されました。
地域交通安全活動推進委員は、長野県公安委員会が委嘱するもので、この日は青木辰夫署長が委嘱状を伝達しました。
今回委嘱されたのは新任が5人、再任が12人で、任期は2年間です。
委員は、交通安全週間や、学校の登下校時の呼びかけなど地域の中心となり啓発活動に取り組みます。
青木所長は、「地域のリーダーとしての活躍を期待します」と話していました。 -
伊那弥生ヶ丘高校吹奏楽部定期演奏会
伊那弥生ヶ丘高校吹奏楽部の第23回定期演奏会が、このほど、伊那市の伊那文化会館で開かれました。
演奏会では、1・2年生、33人が9曲を披露しました。
第1回から演奏されている定期演奏会の伝統曲「アルメニアンダンス・パート1」やパート紹介をかねたアンサンブルなどが演奏されました。
そのうち、ディズニーメドレーでは、工夫を凝らした衣装をそれぞれが身に付け、踊りや歌などの演出も加えて演奏しました。
会場には、250人が訪れ、生徒たちの演奏に聞き入っていました。 -
株式会社TBM新工場建設へ
伊那市西箕輪の伊那インター工業団地に工場があるタービンブレード加工メーカー株式会社ティービーエムは、敷地内に新たな工場を建設します。
2日は、現地で地鎮祭が行われ関係者およそ30人が出席しました。
ティービーエムは、発電所の発電機やジェット機のエンジンなどに使われるタービンブレードの製作を手掛けています。
平成18年に伊那インター工業団地内の土地およそ4万5千平方メートルを取得し、平成20年に伊那工場の稼働を開始しました。
今回は、事業の拡大と商品の大型化により本社の宮田工場が手狭となったため、伊那工場の北側に新たな工場を建設するものです。
建物は鉄骨2階建てで、延べ床面積はおよそ3,400平方メートル、総事業費はおよそ10億円を見込んでいます。
完成は、今年9月を予定しています。 -
上伊那医師会付属准看護学院 入学式
伊那市の上伊那医師会付属准看護学院で2日、入学式が行われ准看護師を目指す39人が入学しました。
今年度入学するのは、18歳から51歳までの39人で、男性9人女性30人となっています。
これまでは実習室が手狭で定員の半分ほどの募集に留まっていましたが、去年新たに実習室が完成したことから、定員の40人に対し39人の学生が入学することができました。
上伊那医師会会長で准看護学院の北原敏久学院長は「医師と看護師は車の両輪。先輩からチーム医療を確実に学び、知識と技術のレベルアップに努めて欲しい」と式辞を述べました。
新入生を代表して松・愛子さんは「学則を守り目標に向かって努力します」と誓いました。
新入生39人は、准看護師の資格取得を目指し2年間学びます。 -
メキシコ長野県人会伊那市を見学
先祖に長野県出身者がいる日系メキシコ人でつくるメキシコ長野県人会が30日伊那市高遠町の高遠城址公園を見学しました。
30日は長野県出身の親や祖父母などをもつ者日系メキシコ人40人ほどが訪れ、ボランティアガイドの案内で、高遠城址公園を見学しました。
メキシコ長野県人会は、2世3世が増え、時が経過する中で日本語を話せる人が少なくなっていて、故郷を知り、日本に興味を持ってもらおうと初めて長野県への旅行を企画しました。
旅行は、25日から30日までの5泊6日の日程で、長野市から飯田市まで県内各地をめぐります。
29日の夕方伊那市に到着し、高遠さくらホテルに宿泊しました。
会員らは、アルプスが見えると写真を撮るなどしていました。
最後は全員でメキシコの民謡を歌いました。
会員らは帰途につくため、夕方には東京に向けて出発しました。 -
ヤマブドウワイン 完成で試飲会
伊那市と信州大学農学部が共同開発を進めているヤマブドウワインの試作品が出来上がり、31日高遠サクラホテルで試飲会が開かれました。
試飲会には、伊那市や信大農学部、酒販店や観光関係団体の代表など35人がワインの出来栄えを吟味しました。
機能性成分のポリフェノールを多く含み栽培しやすいW竏・という品種のヤマブドウを平成22年度から栽培していて、24年度は、市内3か所40アールの圃場で前年度の6倍の300キロを収穫しました。
それにより360ミリリットル入りのハーフボトルで320本分のヤマブドウワインが完成しました。
31日は、関係者でその味を確かめました。
日本ソムリエ協会のワインエキスパートの資格を持つ伊那市西町の理容師大根田裕一さんも招かれました。
このように評価も上々のヤマブドウワイン。
酒販店の反応はどうでしょうか。
伊那市では、今後価格を決めて、今年度は、伊那市観光協会を通じて試験的に販売も始める計画です。 -
スポーツ少年団が座禅を体験
伊那市内のスポーツ少年団4団体が31日伊那市西町の長桂寺で座禅を体験しました。
31日は市内のスポーツ少年団4団体の子どもと保護者70人ほどが参加しました。
座禅体験は、伊那ライオンズクラブが子どもたちの健全な育成につなげようと毎年行っているもので、今年で25年目です。
内藤英昭住職から座禅の指導をうけました。
子どもたちは、指導を聞いて静かに座禅を組んでいました。
内藤住職は、「座禅することで、心を落ち着け、整えることができる。この体験をこれからの生活やスポーツに生かしてほしい」と話していました。
座禅の後、全員でおかゆを食べました。
ある子どもは、「足がしびれたけれど心が落ち着くかんじがしてよかった」と話していました。 -
長桂寺で枝垂桜が開花
伊那市西町の長桂寺では、枝垂桜が咲き始めています。
長桂寺の境内には、3本の桜の木があり、そのうち一本の枝垂桜が28日に開花しました。
長桂寺では、桜のライトアップを4月1日から行います。
時間は午後6時頃から午後10時頃までです。
長桂寺によりますと、桜は二週間ほどは楽しめそうだということです。 -
女王蜂を会員に配布
伊那谷伝統のハチ追いを楽しむ伊那市地蜂愛好会の総会が31日市内で開かれ、恒例となっている女王蜂の配布が行われました。
愛好会前会長の小木曽大吉さんが、去年西箕輪のハチの小屋で取り込み、土の中で自然に越冬させた女王蜂です。
総会には、会員50人が出席し、1人60匹ずつを受け取りました。
小木曾さんによりますと、今年の越冬は、湿度や温度管理がうまくいったため、元気な女王蜂が配布できたということです。
会員たちは、4月中旬にこの女王蜂を自分のテリトリーとしている山などにはなし、6月末ごろからのはち追いにつなげます。
愛好会によりますと、昨シーズンは暑さのためか、えさが少なくはちにとっては厳しい年で、自然界に生息する女王蜂も少なくなっていると見ています。
ただ、雪が多い年は、ハチも良いというはなしもあり、会員たちは、今シーズンに期待しています。
この日は、役員の改選もあり、新しい会長に南箕輪村の田中耕一さんが選ばれました。 -
カイコの繭を使ったクラフト展
カイコの繭を使ったクラフト展が27日から伊那市のかんてんぱぱホールで始まりました。
会場には繭を使ったクラフト作品32点が展示されています。
作品の花びらなどは一枚一枚繭をはがしてつくられていて、1つの繭から7層ほどとることができます。
この作品は、ひも状に切った繭を針金に巻きつけて作られています。
針金の長さは3,000メートルで、繭は300個ほどが使われているということです。
制作しているのは駒ヶ根市在住の西村良子さんです。
西村さんは6年前、駒ヶ根市にある駒ヶ根シルクミュージアムで繭クラフト指導員になったことをきっかけに、作品を作り始めました。
今回は、作品を発表しようと初めて個展を開きました。
このまゆを使ったクラフト作品展は4月2日火曜日までかんてんぱぱホールで開かれています。 -
各地で開花の知らせ 花見ムード高まる
このところの暖かい陽気で、各地で桜の開花が例年よりも早まっています。
伊那市の伊那公園では、コヒガンザクラが、30日に開花しました。
公園西側にはコヒガンザクラおよそ60本が植えられていて、そのうちの何本かが、今日開花しました。
伊那公園桜愛護会によりますと、公園内に植えられた400本以上の桜の中で、コヒガンザクラは毎年早く開花するということですが、3月中に咲くのは珍しいということです。
横森孝心会長は「早く咲くときはあるが、3月中の開花は記憶にない」と話していました。
この日は愛護会のメンバーが、4月5日から始まる桜まつりに向けてぼんぼりの設置作業を行っていました。
今年は、協賛のあった企業や個人の名前入りのぼんぼりおよそ400基を設置しました。
5日にあかりが灯され、8日には伊那節まつり、14日には観桜会が開かれる予定です。
横森会長は「いろんなイベントがあるので、ぜひ足を運んでもらいたい」と話していました。
伊那公園の桜は、8日頃から見頃を迎え、14日頃満開になりそうです。 -
映画パンフレットを無料配布
去年12月に、30年間続いた活動を休止した「伊那シネマクラブ」は、資料として使っていた映画のパンフレットを30日、無料で配布しました。
この日はいなっせで無料配布が行われ、1970年代から去年までの映画、およそ500作品のパンフレット、600冊が並びました。
伊那シネマクラブは、1982年に上伊那地域の愛好家で発足。会員が希望する映画を伊那旭座で上映し鑑賞してきました。
多い時には300人以上の会員がいましたが、昨年末には100人まで減少し、会の運営が難しくなってきたことから解散しました。
映画の好きな人達に持っていてもらおうと、今回、保管していたパンフレットを無料で配布したものです。
会場には、今回の無料配布の実施を知った映画ファンが朝から訪れ、古いパンフレットを手にとって懐かしんでいました。
ある男性は「見ていない映画のパンフレットがたくさんあって面白い。無料でもらえるのはとてもありがたい」と話していました。
シネマクラブの元会員は「地元の映画が好きな人達に持っていてもらうのが、パンフレットにとっても一番良い」と話していました。 -
耕作放棄地 大規模再生
伊那市東春近田原上段の耕作放棄地再生事業がこのほど完了し30日、竣工式が行われました。
この日は現地で記念碑の除幕式が行われ、関係者が竣工を祝いました。
田原上段の耕作放棄地は、養蚕が盛んだった頃、主に桑畑として活用されていました。
養蚕の衰退とともに桑の需要がなくなり、30年以上もの間荒れた状態のまま放置されていました。
農事組合法人田原では、地域の農業振興の課題となっていたこの土地の再生事業に、平成22年度から取り組み、2年間かけておよそ16ヘクタールの土地を畑として再生しました。
総事業費はおよそ6千900万円、そのうち3千500万円は国の耕作放棄地再生利用緊急対策交付金を使いました。
また、土地の造成や樹木の伐採、下草刈りなどのほとんどの作業を田原区民が行ってきました。
農地70区画を造成したほか、住宅地となっている下段への土砂流出を防ぐため、沈砂地と呼ばれる池も造られています。
伊東由和委員長は「耕作放棄地の再生が完了し感無量。後世にも残していける素晴らしい農地になった」と話していました。
伊那市内にはおよそ300ヘクタールの耕作放棄地があり、伊那市では、田原の取り組みをモデルとして再生事業を進めていきたいとしています。
伊那市の塚元重光農林部長は「この取り組みを見本に、地域でも耕作放棄地を再生していけるということを知ってもらい、伊那市の耕作放棄地をなくしていけたら」と話していました。
田原上段の農地では今後、白ネギを主力として、ブロッコリーやトウモロコシ、小麦の生産を行っていくということです。 -
飯田線シミュレータ運転会
去年まで飯田線で運行されていた119系の電車の運転体験ができる飯田線シミュレータの運転会が30日伊那市の創造館で開かれました。
30日の運転会では、抽選で当選した9人がJR飯田線の飯島駅から駒ケ根駅までの運転を疑似体験しました。
飯田線シミュレータは、去年3月まで走っていた119系電車の運転を疑似体験することができます。
画面には1995年頃の飯田線沿線の風景が3Dで再現されています。
シミュレータを制作したのは大阪府出身の岡村昭太郎さんです。
岡村さんは、飯田線の雰囲気を可能な限り再現しようと2008年から制作を始めました。
沿線の写真をもとに風景をひとつひとつ3Dにおこし、現在飯島町の七久保駅から駒ケ根駅までが完成しています。
飯田線シミュレータ運転会は今月末まで開かれている企画展「飯田線マニアックス」の一環として開かれたものです。
参加者は、岡村さんのアドバイスを聞きながら真剣な様子で運転していました。
運転会は明日も創造館で開かれます。
運転体験の応募は終了していますが、見学は可能です。 -
青野恭典さん春をテーマに写真展「春風花音」
山岳写真家、青野恭典さんの春をテーマにした写真展が、28日から、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで始まりました。
菜の花に、レンゲソウ、タンポポやモモの花に、サクラ-
「春風花音(しゅんぷうかのん)」と名付けられた今回の写真展は、春に咲く色とりどりの花のある風景などを写した写真55点が展示されています。
現在75歳の青野さんは、1年の3分の1は各地に撮影に出かけているということで、伊那谷の桜は特に素晴らしいと話します。
青野恭典さんの写真展「春風花音」は、6月30日まで、伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
思い様々 退職者辞令交付式
年度末を迎え、各市町村などでは、31日付で退職する職員に辞令が交付されました。
このうち伊那市では、辞令交付式が29日行われ、20年以上勤めた19人に人事通知書と感謝状の他、白鳥孝市長が撮りためた市内の風景の絵ハガキが1人ひとりに手渡されました。
退職者の内訳は、定年退職が13人、早期退職が6人となっています。
白鳥市長は「権兵衛トンネルの開通や市町村合併で新伊那市が誕生するなど時代が大きく変わる中活躍されてきた。地域に戻っても市民として応援してほしい」と感謝していました。
退職者を代表して市民生活部の守屋和俊部長は「今後は別の場所から伊那市を見つめ、地域の為に役立ちたい」と挨拶しました。
なお、箕輪町では12人が、南箕輪村では3人が退職となっています。 -
ミニバス全国大会 決勝T進出ならず
ミニバスケットボールの全国大会に出場している伊那市の伊那ダイヤモンドツインズの女子チームは、29日山梨代表に敗れ、決勝トーナメント進出はなりませんでした。
黒のユニホームの伊那は、予選2試合目、山梨代表と対戦しました。
伊那はゲーム序盤、連続ゴールを決め流れをつかみましたが、地力に勝る山梨が、シュートやフリースローなど着実に点を重ね、第1クォーターに逆転すると、その後は、山梨がゲームを支配しました。
試合の結果、伊那は27対53で敗れ、予選リーグ1勝1敗となり、決勝トーナメント進出はなりませんでした。