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JA上伊那 新組合長に御子柴茂樹さん
JA上伊那の、任期満了に伴う役員の改選で、新しい組合長に常務理事の御子柴茂樹さんが選ばれました。
26日に開かれた、理事会、監事会で役員が決まり、組合長には常務理事の御子柴茂樹さんが選ばれました。
組合長就任について御子柴さんは「上伊那地域の食と緑、組合員との絆を大切にしながら、JA上伊那の伝統を引き継いで、販売高180億円、組合員3万人を目指して心を新たにがんばりたい」と話していました。
御子柴さんは昭和25年生まれの62歳。昭和48年に亜細亜大学を卒業後、旧伊那農業協同組合に入組。伊那支店長や総務企画部長を歴任し、現在常務理事を務めています。
御子柴さんはTPP協定について「一害あって百利なし。農業を守り、地域を守り、国を守るという立場から、上伊那6万4千、国で1千万の署名を集め、徹底抗戦していきたい」とし断固阻止を掲げました。
また、抱負として「次世代へスムーズに資産を受け渡すための生産基盤の維持確保と生産振興」、「12支所を中心に役職員、組合員が一体となった農業振興」をあげていました。
御子柴さんは6月1日付で組合長に就任、任期は3年となっています。 -
進徳教育の精神を見つめ直す
旧高遠藩の藩校「進徳館」の教育精神を見つめ直し、受け継いでいこうと26日、進徳館の日の行事が行われました。
この日は、白鳥孝伊那市長や久保村清一教育長らが進徳館を訪れました。
当時、進徳館の生徒は授業の前に孔子や孟子などの五聖像に拝礼していた歴史があり、参加者はそれに習い拝礼をしていました。
進徳館は、1860年に藩士の養成を目的に創設された藩校です。
毎年、進徳館が創設された5月に、当時の教育精神を見つめ直そうと「進徳館の日」を設けて拝礼をしています。
白鳥市長は「日本を築いた原点の場所とも言える。伊那市の人だけでなく、いろんな人達に来てもらい進徳教育を見つめ直してほしい」と話していました。
進徳館の庭では高遠中の生徒による野点が行われ、訪れた人たちがお茶を味わっていました。
高遠中や高遠高校では、進徳館の歴史を受け継いで現在でも「実学の精神」を学習のテーマにしています。
中学生を引率した佐々木豊教頭は「進徳教育の行われた場所で実学の精神を養ってもらえれば」と話していました。 -
上伊那リハビリテーション研修会
上伊那地域の病院などでつくる上伊那リハビリテーション連絡協議会の、研修会が26日伊那市の伊那合同庁舎で開かれました。
上伊那リハビリテーション連絡協議会は上伊那地域のリハビリ関係者の技術向上や施設間の連携強化を図ろうと去年結成されました。
リハビリに関わる上伊那地域の医療機関や行政関係者で組織しています。
26日は研修会が開かれ、68人の医療関係者があつまりました。
研修会では、癌の治療やリハビリをテーマに、取り組みの発表や、講演が行われました。
駒ケ根市の昭和伊南総合病院は乳がんのリハビリの取り組みについて発表し、リハビリの内容をまとめた冊子を用いて指導することで、指導が統一され、患者の不安が軽減されたなどと報告をしていました。
協議会幹事で上伊那医師会代表の林篤さんは、「この研修を今後の糧とし、リハビリ技術の向上に努めていってほしい」とあいさつをしました。 -
五平餅と山菜を楽しむ会
伊那市の下小沢地区の高齢者クラブ、下小沢あかりの会のメンバーらが近くの小沢地域交流センターで五平餅と山菜を楽しむ会を26日に開き、持ち寄った食材で作った料理を味わいました。
メニューは山椒とくるみの味噌を使った五平餅、山菜の天ぷら、草餅、タケノコの煮物などです。
食材はすべて会員らが山で採ったり、自宅の畑から持ち寄ったものです。
下小沢あかりの会は去年結成され、会員は43人です。
五平餅と山菜を楽しむ会は一人暮らしのお年寄りが昔の料理を懐かしみながら仲間と話ができる場所を設けようと初めて開かれました。
メンバー達は楽しそうに会話をしながら料理を味わって いました。
会長の唐澤寿男さんは「これからも地域で交流できる活動をしていきたい」と話していました。 -
遠照寺 ぼたん見ごろに
ぼたん祭り開催中の伊那市高遠町山室の遠照寺でぼたんが25日見ごろを迎えています。
遠照寺の境内には、2,000株160種類のぼたんがあります。
先代の住職を弔うためにと昭和57年に3本のぼたんが植えられたのが始まりで、今ではぼたんの寺として多くの人たちが訪れるようになりました。
地域の人たちでつくる牡丹を守る会の協力で今年も見事な花を咲かせています。
中には、直径が30センチほどの大きなものもありました。
今年は、花の咲き始めがいつもの年より1週間ほど遅れましたが、このところの好天でペースが早まってきたということです。
遠照寺のボタンは、早咲きと遅咲きのものがあり現在は、600株ほどが見ごろとなつています。
25日は、小雨がふるあいにくの天候となりましたが、境内は多くの見物客でにぎわっていました。
花は、6月初旬まで見ごろということです。 -
廃校で天野惣平さんが個展
伊那市高遠町芝平の旧三義小学校芝平分校で、近くに住む美術家天野惣平さんの個展が始まりました。
廃校となっている旧三義小学校芝平分校2階の教室。
中央にマニラ麻の繊維で制作された作品が置かれています。
直径230センチの円形の繊維の中心部に直径140センチ、厚さ20センチの繊維が丸く置かれています。
麻の繊維は、一般的には、石膏作品の強度を高めるために使用されるということですが、天野さんは、それ自体を作品にしています。
現在59歳の天野惣平さん。
31歳の時から19年間東京で個展を開いてきました。
当初は、かんなくずや木を使った平面作品に取り組んでいましたが、10年ほど前から立体作品へと変化しました。
芝平分校での個展は、今回で6回目になります。
去年は、原発事故に対する抗議の意味をこめ中止し、今年は、2年ぶりとなります。
会場を訪れる人たちも何が表現されているのか考えこみます。
天野惣平展は、30日までで、26日は、午後3時から作者を囲んでのパーティーも予定されています。 -
北条岩夫さんが伊那市に絵画7点を寄付
伊那市西春近の北条岩夫さんは、市役所や春富中学校に絵画7点を寄付しました。
25日は、北条さんが市役所を訪れ、絵を寄付しました。
今回寄付されたのは、地元春富中学校に6点、市役所に1点です。
このうち市役所に寄付されたのは、旧長谷村出身で、新聞配達をしながら洋画家になった故中島覚雄の120号の作品です。
昭和56年に日展に入選した天竜川を題材にした油絵で、岡谷氏の川岸付近の風景が描かれています。
北条さんは、当事ニシザワデパートの外商部に勤務していて、中島の絵を10数年担当しました。
ある日、箕輪町の古美術店でこの作品を発見し、購入しました。
北条さんは、旧長谷村が伊那市と合併し、中島が伊那市に飾ってほしいと訴えているようだったと当事を振り返っていました。
そんな思いから今回の寄付を決めました。
伊那市からは、感謝状が贈られました。
白鳥市長は、「市民の皆さんに見てもらえるところに飾らせていただきたい」と今回の寄付に感謝していました。 -
中心市街地で初夏の呑みあるき
前売り1,000円の道中手形で辰野から飯田までの12蔵のお酒が楽しめる第9回初夏の呑みあるきが25日伊那市の中心市街地で行われました。
小雨のあいにくの天候となりましたが、午後4時を過ぎるといなっせ北側広場には、続々と参加者が集まってきました。
前売り1,000円、当日1,500円の道中手形を購入すると伊那谷12蔵のお酒やビールなどを味わうことができる恒例のイベントです。
参加者の中には、女性の姿も多く見られました。
きき酒のコーナーでは、参加者が銘柄当てに挑戦していました。
会場は、いなっせ北側広場とセントラルパーク周辺で、道中手形とおちょこを手に通り町を移動する姿が目立ち、賑わいを見せていました。 -
富県保育園 散歩で地域住民と交流
伊那市富県の富県保育園では、24日園児と地域の人たちがよもぎを摘むなどして交流しました。
24日は、富県区民でつくる地域運営委員20人と富県保育園の園児60人が地区内2キロほどの道のりを歩ながら交流しました。
道の途中では、住民が園児に草笛の吹き方を教えていました。
諏訪神社近くの広場では、花で冠を作ったりよもぎを摘んで遊びました。
24日に摘んだよもぎは30日に草もちにして食べるということです。 -
伊那市高遠町長藤の北原崇志さんがマラソンの国際大会で4位入賞
5月12日に東南アジアの東ティモール民主共和国で開催されたマラソンの国際大会で4位に入賞した伊那市高遠町長藤の北原崇志さんが25日、白鳥孝伊那市長を表敬訪問しました。
北原さんは24歳。駒ヶ根市の駒ヶ根東中学校で陸上部の副顧問を務めています。
北原さんは、高遠町出身で東ティモール前大使の北原巖さんの呼びかけで、大会の出場を志願しました。
大会は、距離別に4つの部門が開かれ、およそ7,000人が参加しました。
ハーフマラソンの部に出場した北原さんは、1時間18分の記録で4位入賞を果たしました。
北原さんによると、現地の気温は38度まであがり、完走した人は少なかったということです。
コースは、砂利道のところも多く、途中、膝までつかる川も渡ったということです。
北原さんは、白鳥市長らにレース中に犬に追いかけられたエピソードを紹介していました。
白鳥市長は「志願しなければ扉は開かなかった。この事を子ども達にも教えてあげて下さい」と話していました。 -
伊那市災害時応援協定関係者会議
伊那市と災害時における応援協定を結んでいる団体と市の職員との会議が20日、伊那市の伊那市役所で開かれました。
会議には、医療・物資・復旧などの分野で伊那市と災害時応援協定を結んでいる34団体が出席しました。
会議では伊那市の防災対策の方針・現状を説明しました。
防災対策では、水害予防、地震対策の強化、地域自主防災組織の育成、迅速な情報提供の4つに力を入れていく方針が示されました。
その後、団体と市の担当職員が、災害時にできる協力の内容や、連絡方法などを確認しました。
伊那市では48の団体と災害時の応援に関する協定を締結しています。 -
ルビコン(株)創業60年で地域貢献
伊那市西箕輪に本社を置く電子部品メーカー・ルビコン株式会社は、創業60年を記念して、伊那市に100万円を、地域の学校にはプロジェクターを贈りました。
25日は、ルビコンの創業者・登内 英夫会長と勝山修一社長が伊那市役所を訪れ、白鳥孝市長に、100万円と記念時計を寄贈しました。
ルビコンは1952年4月に、日本電解製作所として、8人の従業員でスタートしました。
主に、アルミ電解コンデンサの開発・製造などを行っています。
創業から、60年を経て、現在は、国内外を合わせると、工場は14か所、販売拠点は、22拠点、グループ全体の従業員数は、3000人と、地域を代表する企業となっています。
60年を記念して、地域に貢献したいと今回寄付を行いました。
白鳥市長は「大変ありがたい。大切に使いたい」と感謝していました。 -
伊那市 地域自治区長に辞令交付
伊那市高遠町と長谷の地域自治区長の辞令交付式が、23日、伊那市役所で行われました。
高遠町地域自治区長には、伊藤俊規さんが、長谷地域自治区長には中山晶計さんが再任され、この日、白鳥孝市長から辞令が交付されました。
白鳥市長は、「6年が経過した合併は順調に進んでいると思う。
高遠の歴史と文化、長谷の大自然を活かしながら、全国に確たる地域になるよう一緒に取り組んで欲しい」と話しました。
高遠町の伊藤地域自治区長は、「地域の振興と発展のため力を尽くしていきたい」、長谷の中山地域自治区長は、「地域力を高めていきたい」とそれぞれ挨拶しました。
地域自治区長の任期は、平成26年5月22日までの2年間となっています。 -
「青葉の会」写真展
伊那市を中心とした写真愛好家でつくる「青葉の会」の作品展が、伊那図書館で開かれています。
伊那図書館での展示会は、年に1回開いていて、今回は、初めて「春」をテーマにしました。
会場には、県内各地で撮影した桜や春にまつわる写真が並んでいます。
青葉の会は、毎週土曜日に教室を開いています。
伊那市や箕輪町の40代から80代の15人が所属していて、作品を持ち寄って色や構図を評価しあったり、撮影スポットの情報交換をしているという事です。
青葉の会では楽しく撮ることをモットーとしていて、「それぞれの作者の個性を見てほしい」と話していました。
青葉の会による写真展は、27日(日)まで伊那図書館で開かれています。 -
伊那中央ロータリークラブ 創立25周年記念例会
昭和62年に発足した、伊那中央ロータリークラブの創立25周年記念例会が、17日、伊那市内で開かれました。
伊那中央ロータリークラブは、昭和62年1987年の5月に発足し
今年で25年になります。
毎週1回例会を開いていて、今回で1,173回を数えました。
清水吉治会長は、「初心の気持ちを忘れず、知恵と工夫と努力を持ち寄り、よりよい環境づくりを進めたい」と挨拶しました。
記念例会では、記念奉仕事業として、信州大学農学部の留学生支援を行っている、財団法人信州農林科学振興会に支援金42万円が贈られました。
伊那中央ロータリークラブは、平成5年から毎年振興会の支援を行っていて、今回で20回目となりました。 -
シナノコザクラ見ごろ
伊那市長谷の南アルプス林道沿いでは、県の絶滅危惧種に指定されているシナノコザクラが見ごろを迎えています。
シナノコザクラは石灰岩地帯に生息する多年草で、長野県版のレットデーターブックで絶滅危惧種に指定されています。
シナノコザクラは南アルプス林道バスの歌宿から5キロほど下った標高1400メートル付近で、1キロ余りにわたって見られます。
22日は、東京の観光客がシナノコザクラを写真におさめたり、虫眼鏡を使って観察していました。
南アルプス林道バス営業所によると、例年なら連休中が見ごろということですが今年は4月の気温が低かったため1週間ほど遅れているということです。
花が一斉に咲くのも珍しく今年は色も濃いということです。
シナノコザクラの他にも林道沿いではピンク色のホテイランがひっそりと咲き始めています。
花は、どちらも今月いっぱいは楽しめるということです。 -
JTASを用いた院内トリアージ研修
日本の外来診療の為に作られた、患者の緊急度の判定を支援するシステム、JTASを用いた院内トリアージ研修が、20日伊那市の伊那中央病院で行われました。
研修は、院内トリアージを行う際に、人によって判断が異なることがあるため、JTASという基準を用いて判定できるようにしようと伊那中央病院が開きました。
県内外から62人の医師や看護師が参加し、伊那中央病院からは15人が参加しました。
院内トリアージは救急医療の際に患者の状態に合わせて診療の優先度をつけるものです。
JTASは救急外来において使う緊急度判断支援システムで、患者の症状をコンピューターに入力していくことで緊急度判断の目安が表示されます。
20日は、参加者が4人ずつのグループに分かれ、情報操作端末でJTASを使いながら患者の緊急度を判断し、発表していました。
JTASを使った院内トリアージの研修は県内では初めてだということです。 -
宮崎守旦 作陶展「象嵌の世界」
伊那市高遠町芝平の陶芸家宮崎守旦さんの作陶展「象嵌の世界」が伊那市西春近のかんてんぱぱホールで開かれています。
作陶展では、象嵌を施したものを中心に、花器や食器などおよそ100点の作品が展示されています。
象嵌は、柔らかい状態の陶器の表面を掘り込み、溝の部分に色のついた土を入れ、模様をつける手法です。
この作品は、七宝紋を掘り込んだのちに顔料を入れ、模様を浮かび上がらせた、宮崎さんの代表作の1つです。
東京生まれの宮崎さんは、26歳から本格的に陶芸を始め、友人の紹介で1999年に伊那市高遠町に窯を作り、活動を始めました。
かんてんぱぱホールでは2006年から毎年展示を行っていて、今年で7回目になります。
宮崎守旦 作陶展「象嵌の世界」は27日日曜日まで、かんてんぱぱホールで開かれています。 -
楽しみながら体を動かす
伊那市総合型地域スポーツクラブの、ダンスや体操などの教室を体験するイベントが20日、伊那市高遠町の高遠スポーツ公園文化体育館で開かれました。
伊那市総合型地域スポーツクラブでは、ダンスや体操など76教室があります。
今回、教室をPRしようと、楽々エンジョイ運動塾と題した体験イベントが開かれました。
参加者は、簡単に出来る体操やダンスなど12の教室のレッスンを15分ずつ体験しました。
このうち、楽しみながら運動をするコミュニケーション体操では、参加者たちが手をつないで体を動かしたり、ハイタッチをしたりして汗をながしていていました。
ある参加は、「たくさん教室があることがわかりました。とても良い運動になりました。」と話していました。
伊那市総合型地域スポーツクラブでは今後もこうしたイベントを開き、活動をPRしていきたいとしています。 -
出水期を前に河川の危険箇所巡視
梅雨や台風などの出水期を前に国や県などの関係機関は21日、河川の合同巡視を行いました。
合同巡視は、堤防の低い箇所や過去に漏水のあった場所の点検を行うもので、21日は消防や警察など関係者およそ30人が参加しました。
天竜川上流河川事務所の加藤博伊那出張所長が、現場を見ながら危険個所の説明をしました。
加藤さんは、「三峰川は100メートル進んで1メートル下る傾斜のきつい河川。水かさが増して堤防を超えるというよりも、水の勢いで堤防が削られる危険性のほうが高い」などと話しました。
上伊那地域での合同巡視は、24日木曜日まで行われるということです。
なお、関係団体でつくる天竜川上流水防連絡会では、平成13年以来となる大規模な水防演習を、来年5月を目処に行う計画です。 -
「小さな親切」運動 車椅子4台を寄贈
社団法人「小さな親切」運動上伊那支部は21日、伊那市社会福祉協議会に車椅子4台を寄贈しました。
21日は、上伊那支部の山田益支部長が伊那市福址まちづくりセンターを訪れ車椅子4台を伊那市社協に寄贈しました。
車椅子は自分で動かすことができるものが2台と介助者に押してもらうタイプのものが2台です。
アルミ製で軽量化が図られているほか、ヒジかけが上るようになっていることから、乗り降りがしやすくなっています。
小さな親切運動は、思いやりの心を育む運動を推進している全国的な組織です。
上伊那支部には75人の会員がいて車椅子の寄贈は平成11年から取り組んでいます。
伊那市社協では寄贈された車椅子をデイサービスセンターみその園と春富ふくじゅ園に2台づつ置き活用していくということです -
伊那市西春近諏訪形の住民 保育ブロックにケヤキなど植える
災害に強い山づくりを進めている伊那市西春近諏訪形の住民は21日、保育ブロックにケヤキなどの苗を植えました。
21日は、地元住民でつくる諏訪形区を災害から守る委員会のメンバー9人が、苗の植え付け作業を行いました。
委員会では、平成18年7月の土砂災害を受け、諏訪形区の貝付沢を災害に強い山にしようと活動しています。
倒れにくい木を育てるため、保育ブロックと呼ばれる太い根を真っすぐに育てる生育方法に取り組んでいて、今回は13日に作った保育ブロックにケヤキやクヌギなどおよそ150本の苗を植えました。
メンバーらは、土と肥料を混ぜ合わせた物をつめ、苗を1本1本丁寧に植えていきました。
苗は、10月頃貝付沢などに植樹されるということです。 -
わんぱくおやこ塾で農業体験
保育園入園前の子どもとその保護者が農業体験などをおこなう、わんぱくおやこ塾が21日開かれました。
わんぱくおやこ塾は、農業体験や野外学習を通して親子のふれあいを深めてもらおうと、西箕輪公民館が開いているものです。
21日は、およそ50人の親子が参加し、伊那市西箕輪の農業公園、みはらしファームにある畑でさつまいもの苗植えや、すいかの種まきなどを体験しました。
子どもたちは、母親に手伝ってもらいながら、苗を植えたり、種をまいたりしていました。
わんぱくおやこ塾は、月に1度開催され、みはらしファームにいる動物の見学や、水遊びなどをするほか、クリスマス会や、もちつき大会など季節の行事を行います。
畑は参加者が草取りや水やりをして管理することになっていて、8月にはスイカを収穫し、味わうほか10月には、やきいも大会を開くということです。 -
ジオパークガイド養成講座 開講
日本ジオパークに認定されている南アルプスのガイドを養成する講座が21日、伊那市の創造館で開かれました。
講座はガイドとして必要な知識と経験を積んでもらおうと南アルプスジオパーク協議会が開いたもので伊那市を中心に飯田市や大鹿村などからおよそ30人が参加しました。
講師は大鹿村、中央構造線博物館学芸員の河本和朗さんらが務めました。
河本さんは、「日本列島は、大陸プレートと海洋プレートがぶつかり合う場所で造られている。
その中でも南アルプスは内陸の火山帯と海溝の間で生じた過去から現在の様々な現象の跡がみられる場所だ」と説明しました。
ジオパークは地球活動の遺産を主な見どころとする自然の中の公園で南アルプスは平成20年に日本ジオパークに認定されています。
この講座は今年度7回開かれることになっていて、講座終了後、参加者には南アルプスジオパークガイドの認定を受けることになっています。 -
伊那市高齢者クラブ連合会 研修会
伊那市高齢者クラブ連合会は、新しい役員の顔合わせと研修会を18日伊那公民館で開きました。
連合会には、今年度、去年より4クラブ多い54クラブが加盟しています。
新しく高遠町地区の2団体と休会していた長谷地区と手良地区の2団体が加わりました。
今日は、54のクラブの役員120人が出席しました。
会員数は、2,500人余りとなります。
池上弘祥連合会会長は、「日本文化の伝統を古いシワの中に秘めているみなさんの力に期待したい」とあいさつしました。
役員会では、今年度の事業計画などを決めました。
伊那市高齢者クラブ連合会は、クラブ同士の横の連携で活性化を図ろうと年に2回こうした集まりを持っています。
秋には、活動発表や演芸、作品展などで親睦を深めています。 -
第2回伊那市民吹奏楽団スプリングコンサート
伊那市を中心に活動するアマチュア吹奏楽団、伊那市民吹奏楽団によるスプリングコンサートが20日伊那市のいなっせで開かれました。
コンサートでは、アニメソングや、地域の中高生との合同演奏などが披露されました。
会場にはおよそ250人が訪れ、演奏に聞き入っていました。 -
鈴木福くんに子ども大使委嘱状
テレビなどで活躍中の人気子どもタレント、鈴木福君が20日、伊那市役所を訪れ白鳥孝伊那市長から子ども大使の委嘱状を受け取りました。
福君は、今年2月に伊那市の子ども大使に任命されています。
福君が20日、伊那市を訪れる機会があったため市役所で委嘱式が行われました。
伊那市では、市にゆかりがあり、各界で活躍している著名な人たちに伊那市の魅力を積極的に発信してもらおうと伊那市特命大使を設置しています。
福君は、母方の祖母が伊那市に住んでいて、今でも年に3、4回祖母の家を訪れているということです。
伊那市の印象について福君は「山がきれいで、スキーもできていい所がたくさんあります」と話していました。
委嘱状の他に、白鳥市長から高遠城址公園の風景などが入った子ども大使の名刺や伊那市のイメージキャラクターのイーナちゃんのグッズが手渡されました。
福君は、多くの人たちに名刺を配りたいと話し、委嘱式の後、福君はさっそく報道陣に子ども大使の名刺を配っていました。
子ども大使の任期は2014年3月31日まででとなっています。 -
西春近 法正寺で晋山式
伊那市西春近諏訪形の曹洞宗法正寺の一之瀬謙光住職が正式な住職となるための儀式「晋山式」が20日行われました。
この日は法正寺で晋山式が行われ、檀家に見守られる中、一之瀬謙光さんが正式に住職になりました。
法正寺は、曹洞宗の寺として、永禄4年、1561年に開山しました。
武田信玄から寄進を受けたほか、高遠藩主保科正之に税金を免除された歴史があり、俳人・井上井月も寺に立ち寄り句を詠むなど、歴史的人物に愛された寺でもあります。
晋山式では謙光住職が、正式な住職として寺に認めてもらうよう仏前を、挨拶をしてまわりました。
一之瀬住職は「檀家や地域のみなさんのおかげで素晴らしい式になった。これからもしっかり壇務を務めていきたい」と話していました。
晋山式は先代の義法住職の時以来26年ぶりで、謙光住職は21代目の住職となりました。 -
伊那交通安全協会 交通安全を呼びかける看板設置
伊那交通安全協会などは、交通安全を呼びかける看板を16日、伊那市荒井に設置しました。
看板は、岐阜県に本社を置く東海西濃運輸から寄せられた寄付金で制作したものです。
東海西濃運輸労働組合では、毎年、地域の交通安全運動に役立ててもらおうと、従業員が中心となって募金活動をしています。
今年は28万円を伊那交通安全協会に贈り、伊那安協では、その寄付金を活用して交通安全を呼びかける看板を設置しました。
この場所は、2年前に横断中の歩行者が車にはねられ死亡する事故が起きています。
伊那交通安全協会の堀内四郎会長は、「これからも一層、交通安全に努めていきたい」と話していました。
看板は、全部で40枚制作され、伊那市、箕輪町、南箕輪村の交差点や横断歩道付近などの交通危険箇所に順次設置していくという事です。 -
金環日食を前に天文学習会
21日の金環日食を前に、観察方法を学ぶ天文学習会が19日、伊那市の手良公民館で開かれました。
この日は、地区住民など13人が会場を訪れ、元理科教諭の神林つとむ公民館長の説明を聞きました。
日食は、太陽と月が直線上に並び太陽が欠けて見えるものです。
神林館長によると、月と地球の距離で太陽の見え方が変わり、月が地球の遠くにあり小さく見える時は、太陽の中心が隠れる金環日食、月が近くにあり大きく見える時は、太陽が全て隠れる皆既日食になるということです。
この日は専用のサングラスで太陽がどのように見えるか、また当日どの方角に見えるかを神林館長から教わっていました。
参加したある男性は「リングが見えたらうれしい。あとは天気が良くなることを祈るだけ」と話していました。
また、この日は、6月6日の金星の日面通過についても説明がありました。
太陽の中に金星の影が見えるというもので、次に金環日食と日面通過が同じ年に観測できるのは、1万3千年後だということです。
神林館長は「今後生きているうちに見れるものではないので、安全に見て天文の素晴らしさに触れてもらいたい」と話していました。
神林館長によると、金環日食が見える時間は、伊那市では午前7時31分から、箕輪町と南箕輪村では午前7時32分から、それぞれ3分ほどだということです。