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秋原監督 高遠でロケ
祖父が伊那市高遠町出身で東京都在住の映画監督秋原正俊さんが、来年5月公開を予定している映画「一遍上人」のロケの下見に2日高遠を訪れました。
秋原監督は、2009年に太宰治原作の斜陽、2010年にルパンの奇厳城を制作していて、今月24日には芥川龍之介原作の蜘蛛の糸が公開予定です。
近作は、長野県内でロケを行っていて、21作品目となる一遍上人も高遠の他、長野市内などが予定されています。
伊那市に縁がある監督に、映画招致により地域活性化をしようと取り組んでいる伊那谷フィルムコミッションがアプローチして、高遠ロケが実現しました。
映画「一遍上人」は、おどり念仏が民衆に受け入れられるまでの一遍上人の半生を描くもので、お笑いタレントのウド鈴木さんが主演します。
2日秋原監督は、フィルムコミッションのメンバーと高遠町の建福寺を訪れました。
建福寺の西門を鎌倉の関所に見立て、ロケを行う予定です。
秋原監督は、「人におどり念仏を伝えようと各地を行脚した一遍上人と映画をどう伝えるかを考えている自分と重なる部分があった」と話しています。
建福寺のロケは、11月7日に行われる予定で、100人ほどのエキストラ出演を一般に呼び掛ける計画です。
映画は、来年5月公開予定です。 -
あさみちゆきコンサート実行委が義援金届ける
6日の伊那まつりに行われた、あさみちゆきコンサートの実行委員会が、コンサート会場で集めた東日本復興支援の義援金を30日、伊那市に届けました。
コンサート実行委員会代表の金澤幸宣さんが、伊那市の原武志保健福祉部長に義援金を渡しました。
義援金はコンサートの来場者に500円の寄付を募り、寄付した人には、あさみちゆきのオリジナル風鈴がプレゼントされました。
届けられた義援金は、風鈴の実費を除く全額、10万8089円です。
あさみちゆきコンサートは伊那まつりに合わせて行われ今年で5年目で、今回は伊那市に避難している東北の3家族を無料招待しました。
会場の伊那文化会館小ホールは、ほぼ満席の盛況だったということです。 -
中病に脳卒中センターが開所
伊那市の伊那中央病院に、地域の緊急的な脳卒中の医療を担うための脳卒中センターが1日、開所しました。
一般の公立病院としては県内で初の開所となります。
1日は、伊那中央病院を運営する伊那中央行政組合の白鳥孝組合長や、川合博院長、佐藤篤センター長らが、除幕式を行いました。
センターは、病院の3階西病棟に開所され、脳卒中患者のためのベッド6床が設置されています。
脳梗塞・脳出血などの脳卒中は発症後、速やかに専門的な診断、治療を受けることが必要となります。
伊那中央病院では、24時間体制で、上伊那地域の患者の受け入れを行い、最新の治療にも対応してきました。
それらの機能を更に充実させるため、センターが設置されました。
センターでは、神経内科、脳神経外科、看護師などの脳卒中に関係する専門チームが治療に当たります。
白鳥組合長は、「疾患に対する手当てやリハビリの支援も厚く、脳卒中の基幹病院として信頼・期待されている」と挨拶しました。
また、川合博院長は、「教育や研修にも活用したい。各診療部門の専門性を発展させ、中核総合病院として相応しい人材を揃えられるよう努力していきたい」と話しました。
伊那中央病院には、現在、年間350人ほどの脳卒中患者が入院しています。
センターでは、現在のベッド数6床を、来春には9床、将来的には、倍の12床に増やしていきたいとしています。 -
「防災の日」伊那市総合防災訓練
防災の日の1日、伊那市は、東海地震による大規模災害を想定し、市の職員を対象にした伊那市総合防災訓練を行いました。
訓練は、午前9時5分、東海地震が発生し、伊那市でも震度5強の地震が発生したとの想定で行なわれました。
今年は、平成20年以来の大規模な訓練で、職員100人ほどが参加しました。
訓練では、各担当部署に、「道路が寸断された」「家が土砂に埋まった」などの情報が寄せられました。各部署は、書面と地図システムを使って、市長ら幹部に情報を伝達していました。
地図システムは国土交通省天竜川上流河川事務所が開発し、上下伊那の市町村が活用している「天竜川流域GISシステム」が使用されました。
地図上に、避難所や公的機関が記されているほか、災害箇所が赤い枠で囲まれ、被災状況を書き込むことができます。
職員らは、次々と寄せられる情報をまとめていました。
訓練を終えて、白鳥孝市長は、「今日は、用意周到に訓練できたが、実際には夜間や早朝、あるいは冬かもしれない。災害時は市民の生命と財産を守るため、行政が機能しなければならない。」と話していました。 -
パンの花 ルナ・フローラ川北教室展
小麦粉などを原料とする粘土・パン粘土で作った花の作品展が、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。
会場には、バラやカーネーションなどパン粘土で作られた様々な花・150点が並んでいます。
作品展を開いているのは、伊那市のパン粘土教室 ルナ・フローラ伊那川北教室を主宰する赤羽 弘美さんと、教室の生徒20人です。
ルナ・フローラ川北教室は、23年前に始まり、作品展を開くのは今回がおよそ10回目、かんてんぱぱホールでは、3年ぶり3回目となります。
パン粘土は、年々新しい素材が開発され、現在では、完成しても欠けにくくなり、乾きも早くなりました。これにより、半永久的に保存できるという事です。
赤羽さんは、「色も形も自分好みの作品を作ることができる。作っても飾っても楽しいのが魅力」と話していました。
このパンの花「ルナ・フローラ」作品展は、4日(日)まで、伊那市のかんてんぱぱホールで開かれています。 -
大規模地震想定 園児引き渡し訓練
伊那市の保育園で1日、園児を保護者に引き渡す訓練が行われました。
高遠第1保育園では、大規模な東海地震が発生したとの想定で訓練が行われました。
園児は、防災ずきんをかぶって園の外に集まり、近くの高遠小学校グラウンドに歩いて避難しました。
防災無線と安心安全メールで園児を迎えに来るよう呼び掛け、園児はグラウンドで保護者を待ちました。
保護者が来ると、保育士が来た人の名前や到着時間などを確認し、園児を引き渡していました。
高遠第1保育園では、「訓練をすることで、万一のときに戸惑うことがないようにしたい」と話していました。 -
農業クラブ全国大会プレ大会
来年10月に長野県を会場に開かれる日本学校農業クラブ全国大会に向けたプレ大会が1日、伊那市のいなっせで開かれました。
農業クラブは、高校の農業課程を学ぶ生徒が加入している組織です。
全国大会は、県内7会場で競技会や意見発表会などが行われる予定で、上伊那農業高校が担当するクラブ員代表者会議は伊那市で開かれます。
1日は、全国大会に向けた準備のため、本番と同じ内容でプレ大会が開かれました。
上農高校など5つの高校からおよそ120人が参加し、3つのテーマについて話し合ったことを発表しました。
農業クラブを地域に知ってもらう活動をテーマに話し合った生徒は、学校開放や栽培した農産物などの巡回販売、ポスター制作などを提案していました。
全国大会のクラブ員代表者会議は来年10月、いなっせで開かれることになっています。
今後、上農高校では、プレ大会の反省を基に、大会運営の準備をしていくということです。 -
松沢勝治君が棒高跳びで全国優勝
伊那市の春富中学校3年の松沢勝治君が、先月21日に奈良県で開かれた全国中学校体育大会の陸上男子棒高跳びで全国優勝し、31日は、白鳥伊那市長に、結果を報告しました。
31日は、松沢勝治君と、父の治さん、春富中の村田正美校長らが、白鳥市長を表敬訪問しました。
松沢君は、先月21日に、奈良市で開かれた、全国中学校体育大会の陸上男子棒高跳びで、4メートル60センチの記録で優勝しました。
この記録は、自らが持つ県の中学校記録を10センチ更新したものです。
この大会での県勢の優勝は12年ぶりで、表彰台にたつのも、兄のジアン成治さんが3位入賞した2006年以来です。
勝治君は、兄のジアン成治さんのトレーニングを小学4年生の頃から間近で見て育ち、自身も中学に入ってから棒高跳びを始めました。
「飛べば飛ぶほど落ちる時間が長いのが気持ちいい」と話す勝治君。次は、2年後の世界ユース大会でのメダル獲得を目標にしています。 -
伊那市議会9月定例 開会
伊那市議会9月定例会が31日開会し、一般会計補正予算案など24議案が提出されました。
一般会計補正予算案は、3億7,180万円を追加するものです。
主な事業は、市内河川を利用した小水力発電の基礎調査に160万円、5月の梅雨前線による大雨で崩れた長谷地域の林道の災害復旧工事などに9,500万円、木造住宅の耐震補強補助など「住宅耐震化促進」に330万円などとなっています。
開会の挨拶で、白鳥孝市長はリニア中央新幹線の建設について、「伊那市としては、県のリーダーシップのもと他の期成同盟会と結束し、国の積極的な関与を求めながら、JR東海、JR東日本も加わる検討の場で、整備効果が県全体に波及するよう取り組んでいきたい」との考えを改めて示しました。
伊那市議会9月定例会は、9月7日、8日、9日に一般質問、16日に委員長報告・採決が行われ閉会する予定です。 -
伊那市東部中学校合唱部 関東甲信越大会に向け、練習に熱
伊那市の東部中学校合唱部は、県代表として出場する9月4日の関東甲信越大会に向け、練習に熱が入っています。
東部中学校合唱部は、今月20日に開かれたNHK全国学校音楽コンクール県大会で最高賞となる金賞を受賞し、関東甲信越ブロックコンクールの出場を決めました。
県大会には、各地区の予選を勝ち抜いた66校が出場しました。東部中学校が演奏した「海逝く魂と漁師のための盆唄」は、東日本大震災をテーマに作られた曲です。
部員らは、歌詞に思いをのせて、繰り返し練習をしていました。
東部中学校が出場する関東甲信越ブロックコンクールは、9月4日にさいたま市で開かれ、上位3校が10月の全国大会へ進みます -
B1グランプリに向けスープ検討会
全国各地のご当地B級グルメが一堂に集まる「B1グランプリ」に、伊那ローメンズクラブが今年初めて参加します。
31日の夜には伊那市の飲食店「萬楽」で、B1グランプリで提供するローメンのスープ検討会が開かれました。
萬楽の厨房には、市内でローメンを提供している飲食店の店主らが集まり、話し合いながらスープ作りをしていました。
ローメンズクラブでは、B1グランプリに向け、より食べやすいローメンを開発しています。
この日はローメンズクラブに加盟する飲食店の店主や、ローメンズクラブサポーターが集まり、全部で8種類の試作ローメンが出されました。
普段作っている味ににんにくを多めに入れたもの、みりんを多く入れたものなど、厨房では各飲食店の店主が立ち代り試行錯誤しながらローメンを作り、そのローメンの味を他のメンバーが食べ比べていました。
ローメンズクラブのサポーターとして食べ比べに参加したある男性は「それぞれ特徴があって、どれもおいしい。かなり悩むが、良い雰囲気の中で楽しみながらやっています」と話していました。
伊那ローメンズクラブの正木金内衛会長は「伊那で生まれたローメンを、全国の人たちが受け入れてくれるかとても気になるところ。誰が食べても美味しいと言ってくれるローメンを作りたい」と話していました。
ローメンズクラブが参加するB1グランプリは、11月12日から2日間、兵庫県姫路市で開かれることになっています。 -
伊那市の実質公債費比率は17.6%
平成22年度の伊那市の実質公債費比率は、17.6%で前の年度の19%と比べて1.4ポイント改善しました。
実質公債費比率は自治体の一般財源のうち公債費にあてる比率をいいます。
平成22年度は17.6%で早期健全化基準となる、25%を下回ったほか、起債に県知事の許可が必要となる18%も下回りました。
伊那市では23年度から5年計画の財政健全プログラムを策定していて平成27年度の実質公債費比率は16.5%を目標としています。
市では計画より財政健全化が進んでいるものの県内19市と比較すると高い水準にあるとして今後もプロクラムに沿って歳入の確保と歳出の削減に取り組んでいく必要があるとしています。 -
中央区防災訓練
伊那市の中央区は28日、震度6強の地震が発生したとの想定で、防災訓練を行いました。
訓練は、中央区が独自に実施したもので、情報収集や救助の訓練を行うことで災害時の被害を最小限にする事を目的にしています。
中央区公民館には、災害対策本部が設置され、各総代がけが人などを報告していました。
また、住民有志で作る中央区救助支援隊は、建物内に取り残された人を救助する訓練を行いました。
隊員らは、ホースを使い、建物内の人とコミュニケーションを取る方法や、建物に取り残された人を助け出し、搬送する手順を確認していました。
このほか、中央区の役員などおよそ20人が参加し、消防団から、消火栓の使い方や放水の方法などを教わりました。
指導した団員は、「冷静でいる事が大切。まずは自分の身を守る事をわすれないでほしい」と話していました。
中央区の春日英二区長は「東日本大震災があり危機感を持ち訓練に取り組めた。区民がいったいとなとなり、災害に強い地域づくりを目指したい。」と話していました。 -
朝食レシピコンクルール
伊那市食育推進会議による朝食レシピコンクールが28日、伊那市長谷の気の里ヘルスセンター「栃の木」で行われました。
この日は、応募47人の中から書類選考で選ばれた8人が実際に朝食を作りました。
今回のコンクールは、「お米を食べよう」をテーマに、30分以内に調理でき、4人分2,000円以内の朝食レシピを募集しました。
参加者は、ご飯の上に、炒めた野菜や肉、卵焼きなどを彩りよく乗せた物や、油揚げの中に、ヒジキを詰めて焼いたものなど、それぞれ工夫をこらした料理を作っていました。
全員の調理が終わると、食育推進会議の委員や参加者が、それぞれの料理を食べ比べていました。
コンクールの審査は、順位はつけず、「バランスがいいで賞」や「朝から元気いっぱいで賞」など、8人それぞれに、賞が贈られました。
食育推進会議の北原宏会長は、「どれも、栄養のバランスもよく、おいしかった。作る事を楽しみながら、朝食を食べることを心がけてください」と話していました。
今回応募のあった全員のレシピは、10月2日の健康まつりで紹介される予定です。 -
7月の上伊那の月間有効求人倍率は0.62倍
7月の上伊那の月間有効求人倍率は0.62倍となり、2か月連続で上昇し、ほぼ震災前の水準となりました。
ハローワーク伊那の発表によりますと、7月の上伊那の月間有効求人倍率は0.62倍で、6月の0.56倍を0.06ポイント上回りました。
企業の新規求人数は1,025人で、前の年の同じ時期に比べて1.3%下回りました。
新規求職者数は711人で、前の年の同じ時期に比べて10.5%減少し、3か月ぶりに前の年を下回りました。
産業別の新規求人数は、上伊那の主力の製造業で208人と前の年の同じ時期に比べて19.1%増加し、5か月ぶりに前の年を上回りました。
ハローワーク伊那では「製造業を中心に震災後の大きな落ち込みからの回復が見られた。ただ、新たな不安材料として、急激な円高で輸出関連企業から不安の声を聞くようになっている。今後の動向に注意していきたい」としています。 -
戦時中のポスター商店街に展示
伊那北駅周辺の環境整備などを行っている山寺活性化協議会は、9月1日から戦争当時のポスターを商店街に展示します。
これは、伊那北駅が来年1月4日に開業100周年を迎えることから、行事の一環で実施するものです。
協議会では、100周年を迎えるにあたり戦争を取り上げ振り返り後世に伝えていきたいとしています。
ポスターは阿智村から借りてきた63点で、当時のものを復元しています。
昭和16年頃のポスターを中心に、兵隊などを募集するものなど様々です。
30日はメンバーが、ポスターを展示する40の商店街を周りました。
中には、ポスターを見て当時の思い出を話す人もいました。
ポスターは来月28日まで八幡町商店街に展示されることになっています。
また、大正の終わりから昭和初期にかけて撮った駅の写真などもきたっせやタウンステーションで展示されることになっています。
23日には、伊那北駅前で100周年記念式典を行う計画です -
3保育園の統廃合計画署名を渡す
伊那市の竜東地区3保育園の統廃合計画に反対する住民グループは昨夜、計画見直しの署名を市長宛てに提出しました。
29日の夜は、伊那東保育園で住民グループと伊那市との懇談会が開かれ統廃合の反対署名1221人分を市の担当部長に手渡しました。
懇談会では、保護者や地域住民などおよそ40人が出席し市側からこれまでの経緯などの説明がありました。
市の計画では、伊那東保育園を廃園し竜東保育園と統合するとしています。
竜東保育園と伊那北保育園を建て替え耐震化する計画です。
しかし、保護者などからは「送迎時間が混雑し東小学校の通路でもあり危険」「少人数のよさがなくなる」「2階建ての保育園は危ない」など反対の声が出されていました。
これに対し伊那市保健福祉部の原武志部長は、「おもく受け止め、地域の意見を聞きながら課題の解決策を考えたい。行政改革大綱、保育園整備計画に基づいて市の方針を進めていきたい」と説明していました。
また、近いうちに市長と役員との懇談の場も設けたいと話していました。 -
伊那小学校伝統のPTAバザー
伊那小学校伝統のPTAバザーが27日、体育館で開かれ、会場は多くの人で賑わいました。
会場には、児童やPTAなどが28店を出店しました。
伊那小学校のPTAバザーは、家庭で使わなくなった雑貨や、児童の総合学習の発表の場として毎年開かれています。
総合学習の販売エリアでは、子どもたちが育てた野菜を使ったものや、手作りしたものなどが店頭に並び、多くの人が買い求めていました。
PTAの綿菓子の販売コーナーには東日本大震災の被災地支援の募金箱も設置されていました。
バザー実行委員会の城田実会長は「バザーを通して子ども同士、また地域と学校同士の交流が深まったらうれしい」と話していました。
バザーの収益は子どもたちの学習環境の整備に充てられることになっています。 -
漂泊の俳人井月偲び俳句大会
漂泊の俳人井上井月を偲ぶ信州伊那井月俳句大会が28日、伊那市高遠町総合福祉センターやますそで開かれました。
俳句大会には、一般1205句、小中学生、6511の句が寄せられ、優秀な作品の表彰式が行われました。
このうち一般の部の大賞には、阿南町の松澤杜夫さんの作品、「夏帽子 鷲掴みして 黙祷す」が選ばれました。
また11月に上映される映画「伊那の井月ほかいびと」を制作している井上井月顕彰会の賞には伊那市の小坂博子さんの「原爆忌ふり向く闇に火の匂」が選ばれています。
小中学校の部では特選の50人に表彰状が贈られました。
城取信平実行委員長は、「今年は震災を詠んだ句が多くあり俳句が心情を表現する一つであることを更に深く実感した。」と話していました。 -
震災の伊那谷への影響考える講演会
東日本大震災が伊那谷に与える影響について考える講演会が28日、伊那市創造館で開かれました。
講演会は、東日本大震災と伊那谷との関連を学んでもらおうと、市民グループ「いななき学舎」が開いたもので会場にはおよそ100人が集まりました。
講師は、高森町在住で伊那谷の地層に詳しい地質学者の松島信幸さんが務めました。
松島さんは地震による伊那谷への影響について「今回の地震による伊那谷断層帯への影響はないと思われる。 もしこの断層帯で地震が発生した場合、部分的ではあるがマグニチュード7クラスの地震になることも考えられる」と話していました。
また松島さんは、防災への意識の薄れについて指摘し「名刹や鎮守の森は、地震などの災害が起きやすい場所に造られ、昔の人たちは災害が起きないように祈るとともに状況の変化を確認してきた。現在では名刹が観光化し、変化を捉える目は衰えてきている」と話していました。 -
森の音楽祭in春近郷2011
地域で活動する音楽団体の発表会、森の音楽祭イン春近郷2011が28日、伊那市東春近の殿島城址公園で開かれました。
28日は14の団体が踊りやダンス、楽器演奏などを披露していました。
訪れた人たちは、森の中に響き渡る心地よい音色を楽しんでいました。 -
福祉の祭り「第5回ふれあい広場」
福祉の祭り「第5回ふれあい広場」が28日、伊那市福祉まちづくりセンターで開かれました。
ふれあい広場は、世代や障害のあるなしに関係なく、祭りを通して福祉に親しみを持ってもらおうと伊那市社会福祉協議会が毎年開いているものです。
会場には、上伊那地域と東北地方の障害者施設の自主製品を販売する屋台や、点字などの福祉体験コーナーが設けられ、多くの人で賑わいました。
他に、会場に設置されたステージでは、ダンスや歌が披露されました。
このうち、うちわを使って風車を回し発電する「ふれあい発電所」のイベントでは、およそ80人の参加者が息を合わせて一斉にうちわを扇いでいました。
ふれあい広場の収益の一部は、長野県北部地震の被災地に義援金として送られるということです。 -
夏にスキー・スノボ楽しむ
特設滑走路に人工芝をひいてスキーやスノーボードを楽しむイベントが27日、伊那スキーリゾートで開かれました。
これは雪のない夏でもスキーやスノーボードを楽しんでもらおうと、伊那市などでイベントを企画運営するグループが開いたものです。
イベントには20代を中心としたスキーヤーやスノーボーダーが集まり特設滑走路で滑りを楽しんでいました。
集まった若者らは、あいにくの雨にもかかわらず夏のスキー・スノーボードを満喫していました -
美篶保育園で親子クッキング
伊那市の美篶保育園の親子が27日、ジャガイモを使った料理作りを楽しみました。
年長の親子20組が参加しました。
メニューは、保育園で子ども達が育てたジャガイモを使ったドーナツやニョッキなどです。
JA上伊那の元生活指導員、酒井さつきさんに教わり、親子で協力して調理しました。
親子クッキングは食育の一環で、子ども達が育てた野菜を調理することで食に関心を持ってもらい、併せて親子のふれあいの機会にしようと毎年行われている恒例行事です。
子どもたちは、ジャガイモを切ったり、すりおろしたジャガイモと粉を混ぜるなどしていました。
料理が出来上がると、皆で味わっていました。
美篶保育園では、秋にもサツマイモを使った親子クッキングを計画しているということです。 -
美篶公民館陶芸クラブ作品展
伊那市美篶の美篶公民館のサークル「陶芸クラブ」の作品展が、美篶きらめき館で開かれています。
美篶きらめき館のロビーには、陶芸作品およそ50点が展示されています。
陶芸クラブは会員18人で、週1回、作品づくりに取り組んでいます。
窯入れを年2回行っていて、今回は、7月下旬から今月上旬にかけて窯入れした作品を展示しました。
花瓶や皿、マグカップなどがあり、1200度以上の高温で焼き、思った以上の色が出ているということです。
この陶芸クラブ作品展は9月7日まで、美篶きらめき館ロビーで開かれています。 -
高遠を本の町へ ブクブク交換
伊那市高遠町を本の町にしようと、住民有志らによる「高遠・本の町をつくる会」が、9月と10月に催しを計画しています。
催しのプレイベントとして27日、本を持ち寄って紹介・交換するイベント「ブクブク交換」が行われました。
高遠町の仙醸の旧酒蔵でブクブク交換が行われました。
ブクブク交換は、英語の「ブック」と「物々交換」をかけています。
本を持ち寄って紹介し、交換するイベントで、全国各地で行われています。
参加者は県内外から訪れた10人で、持ち寄った本の内容などを紹介していました。
今回イベントを企画した高遠・本の町をつくる会は、去年、一昨年と高遠ブックフェスティバルを開いた実行委員会の有志と地域住民で組織しています。
会では、高遠町をアピールして好きになってもらい、総合的に本の町として広がっていくことを願って催しを計画しました。
9月と10月には、高遠城下まつりなど地域のイベントに合わせ、街中に本棚を並べて古書を売る「週末本の町」などを計画していて、土、日、祝日に開催されるということです。 -
被災地派遣の市職員が活動報告
東日本大震災の被災地に派遣されていた伊那市の職員が、24日夜、市役所で活動報告会を開きました。
これは、伊那市の職員同士が業務上の知識を学びあう自己啓発ゼミナールの一環で開かれました。
会場には、110人ほどの市職員が集まり、活動報告を聞きました。
報告したのは、岩手県陸前高田市に保健支援活動で派遣された支援隊と、宮城県石巻市に行政事務支援活動で派遣された支援隊のメンバーです。
陸前高田市に派遣された、健康推進課の下平 節美係長は、「業務別に、色の違うゼッケンをつけて、誰が何をするために派遣されているかが一目瞭然だった。毎日夕方に支援隊同士のミーティング、毎週水曜日にフリートークが行われていて、課題や疑問などの情報交換ができ、有意義だと感じた」などと、発表していました。
ゼミを開いている総務部では、「伊那市でもいつ災害が発生するか分からないので、情報を共有しあい、伊那市の防災に役立てたい」と話していました。 -
平和を願う朗読の集い
戦争と平和をテーマにした朗読会が、27日、伊那市内で開かれました。
「平和を願う朗読の集い」は、伊那市の朗読愛好者でつくる伊那公民館サークル「伊那朗読の会」が、観客と共に戦争について考え、平和の心を伝えていこうと、毎年、開催しています。
今年は、戦争に関する詩集や、絵本などを朗読しました。
会場には、およそ30人の観客が集まり、「戦争と平和」をテーマとした朗読に耳を傾けていました。
伊那朗読の会の・ス島みよし会長は、「戦争を知らない世代が増えた今、作品をとおして、平和の大切さを伝えていきたい」と話していました。 -
親子でフィルムロケットづくりに挑戦!
科学の不思議や面白さを親子で体験するプログラム「宇宙の学校」が27日に伊那市で開かれ、子どもたちがフィルムケースを使ってロケットを作りました。
この日は、市内の小学生の親子およそ60組、120人が参加し、フィルムケースを使ったロケットを作りました。
宇宙の学校は、身の回りで起こる、子ども達が不思議に思う現象などを親子で観察、実験し解決方法を探るプログラムで、今回で2回目になります。
ロケットは、フィルムケースに厚紙を使って尾翼などを取り付け、ケースの中に発泡入浴剤と水を入れ、二酸化炭素の爆発的な発生を利用して飛ばすものです。
子どもたちはロケットを完成させると、早速飛ばす準備をしていました。
参加したある小学生は「興奮しました。とても楽しかった」と話していました。
子ども・宇宙・未来の会の松澤俊志さんは「みんな本当に充実した顔をしている。こういった機会をきっかけに親子の絆を深めてほしい」と話していました。
宇宙の学校は今年度内あと2回計画されています。 -
児童が高校生相撲部と交流
伊那東小学校の児童が24日、木曽青峰高校相撲部の部員と、相撲で交流しました。
24日は、伊那東小学校に木曽青峰高校相撲部の生徒7人が訪れ、児童と相撲をとりました。
伊那東小学校では、伝統行事で毎年全校児童による相撲大会が開かれています。
今年は、大会を前に相撲に関する技や、知識を学ぼうと、相撲部員を招待しました。
児童らは部員に四股のふみ方や技のかけ方などを楽しみながら教わっていました。
伊那東小学校では9月に全校児童による相撲大会が計画されていて、子どもたちは大会に向け足腰を鍛えていくということです。