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合併5周年高遠地区記念事業
旧伊那市、高遠町、長谷村の合併5周年を祝い、合併5周年高遠町地区記念事業が4日、伊那市高遠町の総合福祉センターで開かれました。
会場には高遠の地区住民を中心におよそ270人が集まりました。
これは、合併5周年を祝うとともに、これまでの5年間を振り返ろうと、住民でつくる記念事業実行委員会が開いたものです。
式典では意見発表が行われ、3人が日頃の活動について発表しました。
高遠で観光ボランティアガイドを務める小田中一男さんは、案内をしていて聞いた声などについて話ました。
小田中さんは「他の地域から来る人にとって魅力であることが、地元住民にとって当たり前ではいけない。地域の本当の魅力をきちんと後世に伝えていかなくてはならない」と話していました。
また、将来の夢の発表では、高遠小6年の堀川真央さんと高遠北小6年の古村奈津香さんが「看護師になりたい」「メイクアップアーティストを大好きな高遠でやりたい」と発表していました。
記念事業実行委員会の伊東義人委員長は「この5年間で高遠地区の住民の意識もだいぶ変わった。地域の特性を活かしてさらに良い地域にしてもらいたい」と話していました。
白鳥孝伊那市長は「地域に住みたいと言ってくれる子ども達がもっと増えるよう、良い地域づくりをこれからもしていきたい」と話していました。
実行委員会では「記念事業をきっかけにより良い地域にしていきたい」としています。 -
ローメンの日 ローメンズクラブ加盟店賑わう
6月4日はローメンの日です。
伊那市内の飲食店では、ローメンが1杯400円で提供され、多くの人で賑わいました。
伊那市前原の「萬楽」には、昼時になると多くの人が訪れローメンを注文していました。
市内を中心におよそ30の飲食店などで作る伊那ローメンズクラブでは、6月4日を「蒸し麺」の語呂合わせからローメンの日としています。
この日は、1杯600から700円のローメンが、1杯400円で提供され、100円値引きのサービス券もプレゼントされました。
萬楽では、店内に入りきれない客が、この日だけ特別に設置された屋外のテーブルでローメンを食べていました。
萬楽店主でローメンズクラブ会長の正木金内衛さんは「ローメンの日をきっかけに、知らない人にもローメンを知ってもらえたらうれしい」と話していました。
店を訪れたある男性は「ローメンの日だとは知らなかったが、いつも食べているローメンが安く食べられて良かった」と話していました。 -
上伊那母親コーラス交歓会
上伊那母親コーラス交歓会が伊那市の伊那文化会館で4日開かれ、18団体が歌声を響かせました。
上伊那母親コーラス交歓会は、各地で活動している団体が日頃の成果を発表し、親睦を深めようと年1回開かれていて今年で38回目です。
4日は上伊那の6市町村から18団体およそ320人が出演しました。
ステージでは、それぞれの団体が2曲から3曲を発表しました。
そろいのステージ衣装に身を包み、会場いっぱいに息の合った歌声を響かせていました。
実行委員長の池上英子さんは、「交歓会に出るために練習を積み重ねてきた団体もあり、このような場でお互いに向上していきたい」と話していました。 -
登内時計記念博物館 シャクナゲ見頃
伊那市西箕輪の登内時計記念博物館のシャクナゲが見頃を迎えています。
博物館周辺には、1500株のシャクナゲが植えられていますが、今見頃を迎えているのは、ヤクシマシャクナゲという品種800株です。
今年は、寒さの影響で、10日ほど遅れて開花しましたが、つぼみの数は、多く、見ごたえがあるということです。
シャクナゲは、6月中旬頃まで楽しめるということです。
登内時計記念博物館では、6月10日の時の記念日に併せ、10日から12日までの3日間、入館料は、無料になります。
他にも時計クイズや売店の1000円均一セールも予定されていて、博物館では、多くの来場を呼びかけています。 -
旧井澤家住宅で骨董市
伊那市西町の旧井澤家住宅で、骨董市が開かれています。
こちらは、戦争中に、発行されたぐんぴょう軍票といわれる紙幣です。
大日本帝国政府と印刷され、東南アジアなど当時占領下においた国で使用されました。
近年、人気が高まっているということで、未使用のものには、1枚2万5千円の値がつけられています。
上伊那地域で骨董や美術品を扱う2つの業者が出店していて、訪れた人たちは、古民家の雰囲気の中で古美術品を眺めています。
中村不折の書や池上秀畝が描いたとされる墨絵のほか、蔵出し品も多数あり、「お宝」が所せましと並べられています。
駒ヶ根市で骨董店を営む小林さんは、「骨董の基本は、昔のものを大切にしようという精神で、現代のフリーマーケットの基になるもの。購入したら眠らせておくのでなく、使って欲しい」
と、骨董の魅力について話しています。
骨董市は、5日までで、時間は、午前9時から午後5時。入館料は、大人が200円、子どもが100円となっています。 -
美和水路トンネル 安全祈願祭
老朽化にともない、新設される伊那市長谷の非持地区の灌漑用の水路トンネルの安全祈願祭が、2日、現地で行われました。
2日は、県の関係者や、地元非持の上伊那美和土地改良区等が参加し、安全祈願祭が行われました。
水路は黒川から、長谷の非持まで12キロにわたり引かれていて、非持地区の田畑に水を供給してきました
水路のトンネル部分が老朽化に伴い破損し、通水できなくなる不安があるため、新たに、367メートルの水路トンネルが建設されます。
水路の改修やトンネルの建設は、県営ため池整備事業として採択され、事業費は、水路橋やサイホンなどの整備を含めおよそ3億4500万円です。
安全祈願祭で、市川武二上伊那地方事務所長は、「災害に強い農業にむけ、農業振興・地域振興につながる水路の無事完成を祈る。」と挨拶しました。
土地改良区の北原幸彦理事長は、「水路は、地域農業の根幹であり、地元の農業経営の安定と生活の安全につながる」と話していました。
水路トンネルは、来年10月に完成する予定です。 -
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会 岩場で訓練
夏山シーズンを前に、南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会は3日、伊那市長谷の岩場で訓練をおこないました。
訓練には、対策協会の救助隊員26人が参加しました。
訓練は、隊員の技術向上を目的に年に3回行われています。
3日は、高さおよそ20メートルの岩場を難易度別に3か所に分かれ、救助用のロープを使って登っていました。
2日までの雨の影響で岩が滑りやすくなっていて、隊員らは足元を1歩1歩確認しながら登っていました。
南アルプスでは昨年度、遭難や滑落などが5件起きていて、そのうち救助隊は3回出動しました。
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会では、今後も訓練を積み重ね、緊急時に備えいつでも出動できる態勢をとっていきたいとしています。 -
高遠しんわの丘ローズガーデンのバラ祭り 開催
中央アルプスを一望しながら120種類以上のバラを見ることができる高遠しんわの丘ローズガーデンのバラ祭りが4日から始まりました。
バラ祭りは、通年観光や地域活性化を目的に毎年開かれていて、今年で4年目です。
広さ8040平方メートルの園内には、およそ120種類、2600本のバラが植えられています。
伊那市によると、今年は寒い日が続くなど天候が不安定だった為、1週間から10日ほど開花が遅れているということです。
梅雨の晴れ間となった4日は、県内各地から家族連れや観光客が訪れ、写真を撮ったりしていました。
4日はバラ祭りのオープンに合わせ、ユカイナとハープの演奏が行われ訪れた人を迎えていました。
バラ祭り期間中には、バラの苗木の販売が行われる他、週末にはさくらホテルと会場を結ぶ周遊バスが運行します。
バラ祭りは26日日曜日までを予定していて、見ごろは6月中旬ということです。 -
いのちの写真パネル展
戦没者の遺骨収集の写真から戦争の悲惨さを伝える「いのちの写真パネル展」が4日から、伊那市のいなっせ2階で開かれています。
会場には、海外での遺骨収集時の写真を掲載したパネル、60点が並んでいます。
パネル展は、静岡県在住の自営業鈴木基之さんが、戦争の悲惨さや現状を伝えようと全国各地で開いているものです。
写真は、1937年の日中戦争以降に海外で戦死した人の遺骨収集の時に、家族やボランティアが撮影したものです。
日本人戦死者はおよそ212万人を越え、今もなお収集できていない遺骨があると鈴木さんは話します。
「いのちの写真パネル展」は6日月曜日まで伊那市のいなっせ2階で開かれています。 -
伊那市荒井室町の市道が通行止め
伊那市荒井室町の市道が、横を流れる小沢川により護岸が洗掘されているおそれがあるため、通行止めとなっています。
伊那市は、荒井区室町の荒井橋下流の市道を、1日の午後6時過ぎから通行止めにしています。
護岸が洗掘されているおそれがあるためで、現在、土嚢などで一時的に対処してあります。
伊那市では、当分の間、通行止になるとして、市民の協力を呼びかけています。 -
マロニー(株) 伊那工場竣工
でんぷん麺を製造している食品メーカー・マロニー(株)の伊那工場が完成し、2日竣工式が行われました。
マロニー伊那工場は、小黒川パーキングの西側に建設されました。
工場の述べ床面積は5千平方メートルです。
2日は工場内で竣工式や見学会などが行われました。
マロニーは、大阪に本社を置く食品メーカーで、大阪のほか、浜松、福岡に工場があり、伊那工場は4番目となります。
ジャガイモのでんぷんを原料とするでんぷん麺を主に製造しています。
伊那工場は3つの工期に分け、拡充していく予定で今回の1期完成に伴い、地元から50人を雇用しました。
最終的には120人ほどを雇用する予定です。
竣工セレモニーで河内幸枝社長は、「伊那市や地元の皆さんにあたたかく迎えていただき、嫁入りしたような気分。末永く仲間として付き合って欲しい」と挨拶しました。
白鳥孝伊那市長は、「マロニーを毎日食べて販売促進に寄与したい」と歓迎しました。
伊那工場では、7月下旬から製品の生産を開始する予定です。 -
東ティモール訪日団表敬訪問
東南アジアの国、東ティモールの学生訪日団が2日、伊那市を訪れ、白鳥孝市長を表敬訪問しました。
訪れたのは東ティモールの16歳から23歳までの学生13人と引率者2人です。
東ティモールは2002年にインドネシアから独立した国で、訪日は、伊那市高遠町出身の東ティモール大使、北原巖男さんの縁で行われました。
白鳥市長は、「お互いを理解しながら交流を深めていきたい。東ティモールは若い国。若い皆さんがいい国をつくっていってほしい」と話しました。
訪日団引率者のアルファロさんは、「伊那市を訪れ、学校や企業などを見る機会が与えられたことに心から感謝します」とあいさつしました。
初めて日本を訪れた学生たちに茶道を体験してもらおうと和菓子と抹茶が振る舞われました。
訪日団からは、東ティモールの伝統的な装飾品の布が伊那市に贈られました。
訪日団は5日まで伊那市に滞在し、企業訪問のほか、高遠中学校や中尾歌舞伎保存会と交流する予定です。 -
伊那まつりTシャツ・うちわデザイン決定
8月に行われる伊那まつりのTシャツとうちわのデザインが2日、決まりました。
2日、伊那市役所で審査会が開かれました。
Tシャツは53人から57点、うちわは22人から24点の応募がありました。
審査の結果Tシャツは、美篶の山岸健さんのデザインに決まりました。「色がきれいで、祭りで皆が着ると映える」と評価されました。
うちわは、境の佐藤世紀さんのデザインに決まりました。「震災から立ちあがるエネルギーを感じ、縄を結ぶデザインがいい」と評価されました。
今後、Tシャツは注文販売し、うちわは踊り連や祭りの参加者に配られる予定です。 -
プロドライバー事故防止コンクール表彰伝達
交通安全に積極的に取り組んだ事業所などを表彰する「プロドライバー事故防止コンクール」で受賞した事業所に2日、表彰状が伝達されました。
伊那警察署で伝達式が行われ、関原敬泰伊那警察署長から表彰状が伝達されました。
優秀事業所に選ばれたのは伊那市の大谷総業運輸倉庫株式会社、有限会社白川タクシー、南箕輪村の株式会社丸登運送伊那営業所です。
優良事業所は、伊那市の高遠観光タクシー有限会社です。
標語部門では、優秀標語創作者に伊那タクシー株式会社の西澤松之さんが選ばれました。
佳作は3人が選ばれています。
長野県警察本部などが主催するプロドライバー事故防止コンクールは、運転業務を行う事業所で運転や接客マナーを高め、交通安全に取り組み、事故のない社会を目指そうと行われています。
コンクールは去年7月から12月までの6カ月間で、県内から658事業所が参加しました。
受賞者らは、「社員教育をさらに徹底し、安全運転をしていきたい」などと話していました。 -
おひさまクラブ油絵展
油絵を勉強している趣味の会「おひさまクラブ」の油絵展が2日、伊那市の伊那図書館で始まりました。
会場には会員の近作を中心に油絵24点が展示されています。
おひさまクラブは、伊那芸術文化協会主催の油絵講座で学んだ仲間の有志でつくる会で、今年で6年目になります。
伊那市在住の画家、碓井伍一さんの指導を受け、月に2回、いなっせで勉強しています。
展示しているのは、風景画、人物画、静物画などで、会員がそれぞれ自由なテーマで取り組んだ作品ということです。
おひさまクラブ油絵展は12日まで、伊那市の伊那図書館で開かれています。 -
松くい虫被害木 大型破砕機による処理を引き続き
伊那市松くい虫対策協議会が2日に開かれ、昨年度から実施した被害木の大型破砕機による処理を引き続き行っていく事などが確認されました。
伊那市の松くい虫被害は昨年度1,908立法メートルで、上伊那全体ではH20年度から減少傾向にあるものの伊那市は増加しています。
今後の対策として協議会では被害木の処理方法として、できるだけ大型破砕機による処理を行っていくとしています。
破砕処理は、被害木を15ミリ以下のチップにし松くい虫が寄生できない状態にする方法です。
従来のくん蒸処理は、きり倒した被害木をビニールで覆い現場に残すため景観上問題がありました。
今年度は、処理を予定している900立法メートルのうち7割を破砕、残り3割をくん蒸で処理する計画です。 -
10月に36災害シンポ 開催
三峰川みらい会議の総会が30日、伊那市役所で開かれました。
今年は36災害から50年の節目を迎えることから「三峰川と36災害」と題したシンポジウムを10月に開催します。
総会では、平成22年度の事業報告や今年度の事業計画が示されました。
天竜川水系の洪水を引き起こした36災害から50年の節目を迎えることから今年度は10月に「三峰川と36災害」と題したシンポジウムを予定しています。
三峰川みらい会議の織井秀夫代表は「36災害から50年を迎える。川と災害について改めて考える機会にしたい。」と話していました。
今年度はこの他、伊那市が行っている日本一の桜の里づくり事業についても引き続き協力して力を入れて行きたいとしています。 -
シニア大学OBグループ「栗ごはん」が桜植樹
今年春に、県シニア大学を卒業したメンバー有志が1日、伊那市西箕輪の老人憩いの家西箕輪荘で桜の苗木を植樹しました。
苗木を植樹したのは、今年春にシニア大学伊那学部を卒業したメンバーです。
13人が栗ごはんというグループの愛称で卒業後も活動を続けています。
この日は、西箕輪荘の他に、伊那市長谷の美和湖周辺にも桜を植樹し、合計13本を伊那市に贈りました。
栗ごはんでは、地域の緑化と卒業記念を兼ねて桜の寄贈を決めたという事です。
代表の大島一元さんは、「今後も地球の環境にやさしい活動をグループとして続けていきたい」と話していました。 -
第1回伊那バラまちフェスタ
伊那市の中心市街地をバラで飾り活性化につなげようと、第1回伊那バラまちフェスタが1日から始まりました。
伊那市山寺から西町までの約1キロに350本、70種類のバラが飾られていて、商店街にはバラの香りが漂います。
これは、伊那市中心市街地再生協議会が行っているもので、期間は今月30日までとなっています。
期間中には、4日(土)にセントラルパークでオープニングセレモニーとバラづくり入門講座、2日(木)と12日(日)にはフラワーアレンジメント教室などのイベントが企画されています。
協議会では、「色とりどりのバラが咲き誇る自慢の街にしていきたい」と話しています。 -
さくらの家 エゴマの種まき
伊那市長谷の障害者社会就労センターさくらの家の利用者は1日、施設近くの畑にエゴマの種をまきました。
さくらの家では、近くに住むボランティアや伊那ライオンズクラブの協力で長谷非持の畑で雑穀の栽培をしていて、今年で3年目になります。
この日は、利用者20人が、交代で種まき専用の機械を使ってエゴマの種をまきました。
エゴマは8月下旬から9月頃に収穫できるという事で、秋に収穫祭を行ってみんなで味わい、残りは販売する予定です。
小松幸子所長は「自分達で育てたものを販売する事で、利用者の自信につながれば」と話していました。 -
衣替え 夏服で登校
6月に入り、衣替えのシーズンとなりました。
1日から各地の学校でも衣替えとなり、夏服を着た生徒が登校する光景が見られました。
伊那市の伊那西高校でも1日から衣替えとなり、夏の制服を着た生徒が登校していました。
1日の伊那地域は、朝から小雨が降る肌寒い一日で、最高気温は17度と4月中旬なみの気温となりました。
生徒らは、半そでの制服の上に長そでのカーディガンをはおり登校していました。
ある3年生は、「夏服を着るのは最後になるので大事に着たい」と話していました。 -
韓国の大学関係者が来伊
東日本大震災と福島原発事故の影響で海外からの旅行客が減っている中、韓国の旅行会社は、地元の大学関係者を招いて、伊那市の寺や観光スポットを訪れました。
29日は、韓国の大学関係者や旅行会社など6人が伊那市を訪れました。
これは、震災後、日本への旅行客が減っていることから海外のメディアや旅行会社などに視察、取材してもらい正確な情報を発信してもらおうと現地の旅行会社と長野県が協力して行ったものです
伊那市では、高遠町にある弘妙寺を訪れました。
弘妙寺は、気が出る寺と言われていて韓国の関係者達は、手を広げて気を感じていていました。
また、高く遠くのゴロで多くのプロゴルファーが祈願に訪れているという話を興味深そうに聞いていました。 -
創造館会館一周年記念フォーラム
旧上伊那図書館を改修し、作られた、伊那市創造館の開館一周年記念フォーラムが28日に開かれました。
フォーラムでは、旧上伊那図書館の基本設計者、森山松之助について理解を深めようと、横浜市の職員で、近代建築を研究する古田智久さんが講演をしました。
森山松之助は大正から昭和初期にかけ活躍した建築家で、東京帝国大学を卒業後、昭和3年に建てられた諏訪市の片倉館などの設計などを行いました。
古田さんは、森山の設計について「左右対称にとらわれず変化を好み、自由な発想で設計を行っていた。
建物は親しめるデザインで、くつろげる空間を作り出している」と説明しました。
また、昭和5年に建てられた旧上伊那図書館については、「正面2階と3階にかかる出窓は、当時としては珍しい鋼鉄製の窓枠を使用し、ユニークなデザイン」と話し、「近代モダン建築の建物は、街並みを豊かにする。
これからも愛情を注ぎ、創造館を末長く守ってほしい」と呼びかけていました。 -
田中優さんが伊那で講演
反原発の立場で執筆などの活動を行なっている田中 優さんの講演会が、31日伊那市のいなっせで開かれました。
田中さんは、「原発に頼らない社会へ」といった著書を多数出版しているほか、ミュージシャンの坂本龍一さんが発起人のNPO法人「ap bank」で幹事を務めるなどの活動をしています。
講演会は、福島原発事故問題を受けて、伊那市の有志などが開いたものです。
田中さんは、チェルノブイリの事故の後、自分の子どもの体調が悪くなった事をきっかけに、原発問題に取り組んでいます。
田中さんは「現在は、パニックになるのではなく、適度に怖がることが必要な状態」と話しました。
田中さんは、「福島在住の人達が県外に避難しようとすると、『裏切り者』『神経質すぎる』などといわれ、避難できない状況にある。今、チェルノブイリを越えるレベルの汚染の中で、福島の子ども達が被ばくしている。」と話し、「本来、国が立ち入り禁止などの措置をとるべきだが、住居や職業を提供するなど汚染された地域から避難できる支援が必要。」と話しました。
また、「脱原発というと、すぐに自然エネルギーと考えがちだが、まず、電気消費量を減らしたあと、自然エネルギーの活用を考えるべき」と話していました。 -
伊那まつり花火 有料席設置
今年の伊那まつり花火大会では、初めて、有料席が設置されます。
30日、伊那まつり花火委員会が伊那商工会館で開かれ、有料席の設置や、去年と同規模の花火大会を実施する事が了承されました。
有料席は、伊那市役所南側にある駐車場の広さはおよそ、670平方メートルの敷地に400席設置される計画です。
料金は一席500円を予定していて、収益は東日本大震災の被災地へ義援金として送るという事です。
花火委員会の川上健夫委員長は、「初めての試みになるが、多くの人に利用してもらい、多くの義捐金を東北に届けたい」と話していました。 -
福島で被災地応援花火打ち上げ
伊那市は、8月の伊那まつりにあわせて、東日本大震災の被災地で、応援花火を打ち上げます。
応援花火は30日開かれた定例記者会見で白鳥孝市長が明らかにしました。
被災地応援花火は、東日本大震災の被災地復興への願いを込め行われます。
打ち上げ場所は、未定で、伊那市と友好関係にある福島県の会津若松市か猪苗代町での打ち上げを予定しているという事です。
花火の協賛金は、一口千円で受付は、6月13日までとなっています。 -
伊那市東日本大震災復興緊急支援資金 創設
伊那市は、「東日本大震災復興緊急支援資金」を創設し6月1日から運用を始めます。
東日本大震災復興緊急支援資金は、震災の影響により、経営に支障をきたしている、市内の中小企業を支援する制度です。
<貸付の対象>
●被災地域の事業者と取引関係にあり売り上げが減少した企業
●また、観光業者など震災の影響で、キャンセルなどが相次ぎ、売り上げが減少した企業です
資金は、運転や設備資金を目的に、限度額は2000万円で、貸付期間は、運転資金が8年以内、設備資金が10年以内となっています。
受付は、6月1日から平成24年3月31日までで、保証料は市が全額負担します。
市では、気軽に相談してほしいと話しています。 -
大雨の影響 各地で被害
先週金曜日からの雨により、伊那市や箕輪町で、土砂崩れや、倒木があり、道路が通行止めとなりました。
伊那市長谷の鹿嶺高原に続く林道では29日午後2時40分頃に土砂崩れが発生しました。
道をふさいでいた土砂の一部は、29日、撤去されたという事で、30日は、市の職員が、残りの土砂や、他に土砂崩れが発生していないか確認をしていました。
伊那市では、今回、崩落があった場所は、今後も土砂崩れが起きる危険がある為、当分の間、この林道を通行止めにするという事です。
また、箕輪町の南小河内では住宅付近の法面が崩れました
これによるけが人はありませんでした。
現場では、上伊那地方事務所の職員が、現地調査を行っていました。
長野地方気象台によりますと、27日金曜日の雨の降り始めから、今日、午後3時までに、伊那地域で降った雨の量は118・5ミリでした。
気象台では、雨のピークは越えたが、土砂災害が発生する恐れがあるので、引き続き注意してほしいと呼びかけています。 -
そろばんグランプリ・長野
「そろばんグランプリ・長野」が29日、伊那市の伊那商工会館で開かれ、全県から集まった小学生から一般まで175人が腕を競いました。
県商工会議所連合会や県珠算連盟連合会が毎年開いている県大会で、伊那で開かれるのはH6年以来17年ぶりです。
大会には、小学生から一般まで175人が出場しました。
競技は、掛け算や割り算それぞれ20題を3分間で解く問題などが出題され、合計点で順位を決めます。
そろばんは計算力を養うとともに、脳を活性化し集中力も養えるという事で、最近はそろばんの良さが見直され大会に出場する人数も年々増加の傾向にあるという事です。
珠算連盟では、「大会を通してそろばんの良さを多くの人に知ってもらいたい」と話していました。
なお、大会の結果、スクール部門団体戦で箕輪中学校が5団体中2位となっています。 -
30日にブレーカーの調査
28日の午後、伊那市西春近の一部の地域で断水となりました。
地区内にある配水地のブレーカーが落ちていたことによるもので、伊那市では30日、詳しい原因について調べることにしています。
伊那市によるりますと、28日の午後3時頃から3時間近く西春近のおよそ500世帯で断水となりました。
地区内にあるブレーカーが落ちていて水を送るポンプが止まっていたということです。
伊那市では30日、漏電などを含め調べることにしています。